JP3679698B2 - 平面パネル表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は平面パネル表示装置に関し、特に、特定のケース内に、液晶の表示パネルやバックライト、光拡散透過板等を組み込むように構成された平面パネル表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年における各種の電気・電子機器においては、液晶表示手段が多用されてきている。この液晶表示手段は、当然の事ながら、各種の画像を表示する液晶の表示パネルが、目視できるように固定されている。
【0003】
この表示パネルの固定構造には、種種の形態があるが、例えば、図8に示すような構造がある。
【0004】
図8に示す表示パネル62は、図示しない電極が形成され、対向配置される2枚のガラス基板64の間に液晶注入された構成である。この表示パネル62を保護する目的で金属ケース内に収納するが、図8(断面図)に示す形態では、開口68から液晶表示が見えるように構成されたフロントケース61と図示しないリアケースとの間に、表示パネル62や図示しないバックライト等をはさみ込んでフロントケース61とリアケース(図示せず)とを固定することで、適宜収納する構造である。
【0005】
この図8に示す構造においては、表示パネル62は、固着されず、フロントケース61の内側に突出した突起71や突片72によって位置決めして固定される。すなわち、突起71並びに突片72が表示パネル62の端面62a,62bと接触することにより、ケース内における動きが制限され(図中においては左右方向の動きが制限され)、位置決めが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示すように、表示パネル62の端面62a,62bと突起71並びに突片72とが接触する構造であると、位置決め精度が悪いという問題があった。
【0007】
これは、表示パネル62は、それを構成する基板、例えば、ガラス基板を、該表示パネル62のサイズに成形するとき、大判のガラス基板、すなわちマザーガラスの一表面にスクライブラインと呼ばれる溝を形成し、このスクライブラインに沿って外力を加えて割り、表示パネル62のサイズに応じたガラス基板64に成形する。そして、二枚のガラス基板を、スクライブライン側を外側にして貼り合わせ二枚のガラス基板の隙間に液晶が注入されることによって表示パネル62が形成される。
【0008】
このために、基板の端面62a,62bは、図8に示すように、スクライブラインが形成された基板縁部63付近の寸法精度が比較的高いのに比較して、それ以外の箇所は、不規則な凹凸が存在し、スクライブラインから遠くなるに従って寸法精度が低くなる。そして、表示パネル62は、基板の端面62a,62bに対して突起71並びに突片72等が対応して位置決めされるために、表示パネル62の位置精度が出ないという問題があった。また、突起71,突片72の頂部71a,72aの位置は表示パネル62の中央、すなわち基板の寸法精度が低い位置に配置されていた。
【0009】
また、突起71と突片72との間隔寸法と表示パネル62の寸法とは寸法差を少なくすることで、ガタ付きの少ない位置決めが可能になるが、寸法に余裕が無くなると、ケース61内への表示パネル62の組み込み性が悪くなり、パネル欠け等の問題もあった。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、液晶の表示パネルの製造時における組み込み位置精度を向上させることができると共にパネルのガタツキを最少にとどめることにより、組立性及び品質の優れた平面パネル表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る平面パネル表示装置は、フロントケースとリアケースとの間に、電極が形成された少なくとも1枚の基板を有する表示パネルを保持するように構成された平面パネル表示装置であって、前記フロントケースは前記表示パネルの外周に配置される側壁を有しており、該側壁の内面には、少なくとも前記表示パネルの配線導出側面に対面する側壁に隣接して相対する両側面に、ケース内方側に張り出した位置決め突起が設けられており、前記位置決め突起は前記表示パネルの挿入方向に沿って張り出し高さが徐々に大きくなるように形成された勾配面を備え、該勾配面の先端縁が前記表示パネルの基板のスクライブライン側に形成された縁部若しくはその近傍に接して該表示パネルの位置決めをするように構成されたことを特徴とし、これにより上記目的を達成することができる。
【0012】
すなわち、フロントケースの側壁の内面には、ケース内方側に張り出した位置決め突起が設けられ、この位置決め突起が表示パネルの基板縁部で寸法精度良く構成された部位(基板のスクライブライン側に形成された縁部若しくはその近傍)に接することで、正確な位置決めをすることができる。
【0013】
また、位置決め突起が、表示パネルの挿入方向に沿って、その張り出し高さが徐々に大きくなるような勾配面を備えていることで、表示パネルをケース内に挿入するときに、この勾配面が表示パネルの装着案内して所定の位置決めが極めて容易にできる。
【0014】
請求項2にかかる平面パネル表示装置は、配線導出側面の側壁を除くフロントケースの3つの側壁に、位置決め突起が設けられた構成である。
【0015】
このような構成によれば、配線部を避けるように左右に分かれて狭くなっている配線導出側面に対面する側壁部分に位置決め突起を設けずに済むため、この狭い側壁部分の構造を単純な構造にできる。
【0016】
請求項3にかかる平面パネル表示装置は、フロントケースの全ての側壁に、位置決め突起が設けられた構成である。
【0017】
このような構成によれば、表示パネルの前後左右何れの方向の位置決めも正確にすることができる。
【0018】
請求項4にかかる平面パネル表示装置おいては、フロントケースは、位置決め突起が表示パネルの1辺に対し2個以上対応する辺を少なくとも1つ有するように構成されたである。
【0019】
このような構成によれば、表示パネルを位置規制するときに、1つの辺に対して1点でなく2点以上の箇所で位置決めできるので、該表示パネルの傾きが発生しない位置決めを行うことができる。
【0020】
請求項5にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、側壁の略厚み方向に弾性変形可能に構成されている。
【0021】
このような構成によれば、表示パネルを装着するときに、位置決め突起が適宜変形できるので、該表示パネルの組み込み性を向上させるだけでなく、位置決め突起の対向対向間隔や表示パネルの寸法誤差があった場合にも適宜対応することができる。
【0022】
請求項6にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、一端部と他端部との両端によって支持された両端支持構造である。
【0023】
このように、位置決め突起はその両端が支持されてブリッジ状に突設した構成であることにより、位置決め突起中央から左右支持方向にむかって対称支持構造となり、表示パネルとの接触力が安定するだけでなく、フロントケースが比較的薄い素材にて構成されても、適当な弾性と強度を持たせることができる。
【0024】
請求項7にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、表示パネルの厚み方向の一端部にて支持された片支持構造である。
【0025】
このように一端側で支持された片支持構造であると、勾配面の傾斜角度設定の自由度があり、かつ弾性変形し易い構造とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる平面パネル表示装置の実施の形態を、添付図を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明にかかる平面パネル表示装置における第1の実施の形態の分解斜視図である。
【0028】
また、図2は図1に示したフロントケースの内部を示す平面図である。
【0029】
図3は、図2におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
【0030】
図4は、図1に示した位置決め突起の拡大斜視図である。
【0031】
図5は、フロントケースに表示パネルを装着するときの作用を示すための概略断面図である。
【0032】
図6は、本発明にかかる平面パネル表示装置における第2の実施の形態の要部斜視図および断面図である。
【0033】
図7は、本発明にかかる平面パネル表示装置における第3の実施の形態の要部斜視図および断面図である。
【0034】
なお、以下の実施の形態ではガラス基板を用いて説明をするが、基板はガラスに限定されることなく、例えば反射型表示装置などの場合は、金属基板あるいは表面に反射膜を形成してなる樹脂基板等を用いることができる。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態の平面パネル表示装置100は、その構成を大別すると、金属製のフロントケース1と金属製のリアケース3と、表示パネル2と、平面蛍光ランプなどからなるバックライト4および拡散シート5等から構成されている。すなわち、平面パネル表示装置100は、フロントケース1とリアケース3との間に、表示パネル2およびこの表示パネル2の背面側に拡散シート5ならびにバックライト4がはさまれて保持されるように構成されている。
【0035】
表示パネル2は、二枚のガラス基板をスクライブライン側を外側にして貼り合わせて該二枚のガラス基板の隙間に液晶が注入され、ガラス基板の外側に偏光板が貼付けられている構成である。
【0036】
フロントケース1は、図2にも示すように、表示パネル2の前面外周部分に対応する前面枠部18を有し、この前面枠部18から直角に延びて表示パネル2の辺(4辺)を囲むの側壁1a,1b,1cおよび1dを有している。
【0037】
そして、側壁1a,1b,1c、1dの内面には、ケース内方側に張り出した位置決め突起10がそれぞれ設けられている。
【0038】
この位置決め突起10は、勾配面11の先端縁11aが表示パネル2の基板縁部2aまたはその近傍(基板のスクライブライン側によって形成された縁部若しくはその近傍)に接して(図3および図5参照)、フロントケース1内における表示パネル2の位置決めができるように構成されている。
【0039】
なお、フロントケース1並びにリアケース3は、例えば厚み0.2mm〜0.4mm程度の鉄製の板材を打ち抜き加工並びに折り曲げ加工等により製造することができる。したがって、位置決め突起10は、この打ち抜き加工時に適宜形成することができる。
【0040】
また、フロントケース1の側壁1a,1b,1c,1dに設けられた各位置決め突起10の先端縁11aは、上述のように表示パネル2の基板縁部2aの近傍、すなわち、寸法精度が良く構成された部分(基板のスクライブライン側によって形成された縁部若しくはその近傍)に接するように構成されている。
【0041】
このような位置決め構造であることによって、正確な位置決めをすることができる。これは、スクライブラインが、表示パネル2を構成するガラス基板を形成する際の切断用寸法線であることから、スクライブライン自体は寸法精度の良い切断面にて構成されている。さらに、本明細書でいうスクライブラインの近傍(図3において、ガラス基板の基板縁部2aから特定の寸法h)とは、スクライブラインの切り込み深さやガラス基板の厚さやガラス素材などの諸条件によって若干変わるが、本発明に適用する液晶の表示パネルに使用されるガラス基板の場合、ガラス基板の厚みが0.5mm〜1.1mm程度のときに、ガラス基板の基板縁部2aからガラス基板の厚み方向に、0.2mm程度の範囲とすることができ、位置決め突起10が該近傍に接触して位置決めすることで、位置決め精度を良好にできる。
【0042】
本実施の形態における平面パネル表示装置100は、フロントケース1の全ての側壁1a,1b,1c,1dに、位置決め突起10が設けられた構成である。この構成によって、表示パネル2の前後左右何れの方向の位置決めも正確に配置できる。本実施の形態においては、特に、配線部6であるFPC(Flexible・Printed・Circuitの略)が導出された表示パネル2の配線導出側面に対面する左右に分かれた側壁1dに隣接して相対する両側面(図2における上下側面)に、比較的大きな位置決め突起10が設けられている。
【0043】
なお、配線部6が導出された表示パネル2の配線導出側面に対面する左右に分かれた側壁1dには位置決め突起10を設けずに、この配線導出側面の側壁1dを除く3つの側壁1a,1b,1cのみに、位置決め突起10が設けられた構成としても良く、配線部6であるFPCの配線数が多く幅広になってしまい位置決め突起10が形成しにくい場合などに適用することができる。
【0044】
また、本実施の形態のように、位置決め突起10が表示パネル2の各辺に2個対応するように設けられている(図2参照)。このように、表示パネル2の各辺に2個対応することで、表示パネル2を位置規制するとき、1つの辺に対して2箇所で位置決めでき、該表示パネル2の傾きを防止できる。
【0045】
更に、図3から図5に示すように、本実施の形態における平面パネル表示装置100は、位置決め突起10が、表示パネル2の挿入方向に沿って、その張り出し高さ(図3においてケース内方への張り出し量)が徐々に大きくなった勾配面11を備えている。そして、位置決め突起10の最も突出した部分、すなわち、勾配面11の先端縁11aは、表示パネル2の中央、基板の貼り合わせ面の位置ではなく、スクライブライン近傍の位置になるように、前面枠部18に接近した位置に配置されている。
【0046】
平面パネル表示装置100を組み立てるときは、先ず、フロントケース1の中に表示パネル2を挿入する。
【0047】
その後、表示パネル2の後方側(図1においては上側)に拡散シート5を挿入し、更に拡散シート5の後方側にバックライト4を位置させるようしてリアケース3を被せる。
【0048】
このような組み立て形態において、上述のような勾配面11の構成を備えていることによって、表示パネル2をフロントケース1内に挿入するときに、この勾配面11が表示パネル2の装着案内機能を発揮することができる。
【0049】
例えば、表示パネル2をフロントケース1に挿入するときに、比較的ラフな位置決めで挿入すると、図5の想像線にて示すように、表示パネル2の一端の縁部が勾配面11に当接する。
【0050】
このように表示パネル2の一端の縁部が勾配面11に当接すると、挿入方向の力Fによって、勾配面11に沿った分力fが生じ、表示パネル2は、図5において右方向への位置修正力が発生する。これによって表示パネル2は、所定の装着位置(図5において実線にて示す位置)に案内される。また、勾配面11の最終端が先端部11aであるので、勾配面11の案内が終わると同時に最終位置決めがなされることになる。しかも、先端部11aは前面枠部18に接近しているので、表示パネル2のガラス基板のスクライブライン近傍で寸法精度が高い位置で表示パネル2を固定でき、位置決めの精度をさらに高めることができる。
【0051】
また、本実施の形態においては、位置決め突起10は、図4に示すように、その両端が基部12,12に支持されるようにして突設されたブリッジ状の構成である。このような構成であることで、位置決め突起10が比較的大きく突出した構造とした場合であっても、該位置決め突起10は強度のあるだけでなく、適宜弾性も備えた構成である。さらにまた、位置決め突起10の中央から左右支持方向にむかって対称支持構造であることから、該位置決め突起10は表示パネル2との接触力が安定し、表示パネル2の確実な保持が可能である。
【0052】
なお、平面パネル表示装置100の組み立ての最終段においては、リアケース3とフロントケース1とを固定する。
【0053】
この固定構造は、例えば、位置決め突起10の突出構造によって形成された裏面側の凹みを構成する端面40と、リアケース3の係合突起38との嵌合によって行われる。また、リアケース3には、バックライト4をフロントケース1側に押圧することができるように、弾性を有する押圧片31(図1においては、4個の押圧片31)がリアケース3内方に向かって適宜突出している。
【0054】
したがって、リアケース3とフロントケース1とが固定された状態においては、表示パネル2は、フロントケース1の前面枠部18に適宜押圧力によって押し付けられて保持されている。
(第2の実施の形態)
本発明の実施の形態は、図1〜図5に示した形態に限るものではなく、必要に応じて適宜変更可能である。例えば、図6に示すような位置決め突起50を備えた平面パネル表示装置とすることもできる。
【0055】
図6は前記第1の実施の形態における図4に示す部分と同じ部分を示した部分斜視図である。
【0056】
なお、図6において図4と同じ構成部分については同符号を付して説明を省略する。
【0057】
本実施の形態においては、図6の(a)および(b)に示すように、位置決め突起50は、フロントケース1の側壁1aから前面枠部18にかけて形成されている。そして、位置決め突起50の先端部53が前面枠部18の付近に位置できるように構成されている。すなわち、位置決め突起50は、緩やかな傾斜側(側壁1a側)の基部52と前面枠部18側の基部54とによって支持された両端支持構造(表示パネルの厚み方向の両端支持構造)であって、基部52側から先端部53に向かってケース内方に高くなるような勾配面51が構成されている。
【0058】
したがって、位置決め突起51は、その先端部53が表示パネル2(図3参照)の基板縁部2a若しくはその近傍と接触できるように構成されている。
【0059】
なお、位置決め突起50において、基部54から先端部53に至る部分は適宜湾曲した構成とすることによって、図中の矢印G方向にて示す方向に弾性変形し易い構造とすることができる。
(第3の実施の形態)
図7に本発明にかかる第3の実施の形態における要部を示す。
【0060】
なお、図7は前記第1の実施の形態における図4に示す部分と同じ部分を示した部分斜視図である。また、図7において図4と同じ構成部分については同符号を付して説明を省略する。
【0061】
本実施の形態において、図7の(a)および(b)に示す位置決め突起70は、フロントケース1の側壁1aに形成されており、前面枠部18側に向かってケース内方に立ち上がるように且つ前面枠部18の付近まで延びる片支持構造となっている。
【0062】
すなわち、本実施の形態に示す位置決め突起70は、その基部72から先端部73に向かってケース内方に高くなるような勾配面71が構成されている。
【0063】
したがって、位置決め突起71は、その先端部73が表示パネル2(図3参照)の基板縁部2a若しくはその近傍と接触できるように構成されている。
【0064】
また、先端部73の突出高さ(図中の矢印G方向にて示す弾性変形方向と同じ方向)は、勾配面71の傾斜角を変えることで容易に変更できる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係る平面パネル表示装置は、フロントケースとリアケースとの間に、電極が形成された少なくとも1枚の基板を有する表示パネルを保持するように構成された平面パネル表示装置で、フロントケースの側壁の内面には、ケース内方側に張り出した位置決め突起が設けられ、この位置決め突起が表示パネルの基板縁部で寸法精度が良く構成されたスクライブライン若しくはその近傍に接することで、正確な位置決めをすることができる。また、位置決め突起が、表示パネルの挿入方向に沿って、その張り出し高さが徐々に大きくなるような勾配面を備えているので、表示パネルをケース内に挿入するときに、この勾配面によって該表示パネルを装着位置に誘導でき、表示パネルの装着位置決め並びに該表示パネルの組み込み性にも優れた平面パネル表示装置を提供することができる。
【0066】
請求項2にかかる平面パネル表示装置は、配線導出側面の側壁を除くフロントケースの3つの側壁に、位置決め突起が設けられた構成であるので、配線部を避けるように左右に分かれて狭くなっている配線導出側面の側壁部分に位置決め突起を設けずに済み、この狭い側壁部分の構造が単純になり、フロントケースの製造が容易で、歩留まりの良い平面パネル表示装置を提供することができる。
【0067】
請求項3にかかる平面パネル表示装置は、フロントケースの全ての側壁に、位置決め突起が設けられた構成であるので、平面パネル表示装置の製造時における表示パネルの前後左右何れの方向の組み込み位置精度を向上させることができると共に、組立性にも優れた平面パネル表示装置を提供することができる。
【0068】
請求項4にかかる平面パネル表示装置においては、フロントケースは、位置決め突起が表示パネルの1辺に対し2個以上対応するように構成された辺を少なくとも1つ有するので、表示パネルを位置規制するときに、1つの辺に対して1点でなく2点以上の箇所で位置決めでき、該表示パネルの傾きが発生しない位置決めを行うことができ、組立性に優れた平面パネル表示装置を提供することができる。
【0069】
請求項5にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、側壁の略厚み方向に弾性変形可能に構成されているので、表示パネルを装着するときに、位置決め突起が適宜変形でき、表示パネルの組み込み性を向上させるだけでなく、位置決め突起の対向対向間隔や表示パネルの寸法誤差があった場合にも適宜対応できる組立性に優れた平面パネル表示装置を提供することができる。
【0070】
請求項6にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、一端部と該一端部の反対側の他端部との両端によって支持された両端支持構造(位置決め突起はその両端が支持されてブリッジ状に突設した構成)であり、位置決め突起中央から左右支持方向にむかって対称支持構造とできるので、表示パネルとの接触力が安定して確実な保持が可能な位置決め突起を有する平面パネル表示装置を提供することができる。また、ケース自体が比較的薄い板材から構成された場合でも、弾性変形し易くかつ強度のある位置決め突起を備えた組立性のよい平面パネル表示装置を提供することができる。
【0071】
請求項7にかかる平面パネル表示装置は、位置決め突起が、表示パネルの厚み方向の一端部にて支持された片支持構造であるので、先端の突出量の設定が比較的容易であり、勾配面の傾斜角度設定の自由度があり組立性のよい平面パネル表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施の形態の平面パネル表示装置の分解斜視図である。
【図2】図1に示したフロントケースの内部を示す平面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
【図4】図1に示した位置決め突起の拡大斜視図である。
【図5】フロントケースに表示パネルを装着するときの作用を示すための概略断面図である。
【図6】本発明にかかる第2実施の形態における位置決め突起を示し、(a)は拡大斜視図であり、(b)は(a)におけるB−B線に沿った部分の断面図である。
【図7】本発明にかかる第3実施の形態における位置決め突起を示し、(a)は拡大斜視図であり、(b)は(a)におけるB−B線に沿った部分の断面図である。
【図8】表示パネルの従来の組立構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フロントケース
1a,1b,1c,1d 側壁
2 表示パネル
2a 基板縁部
3 リアケース
4 バックライト
5 拡散シート
6 配線部
10,50,70 位置決め突起
11 勾配面
11a 先端縁
100 平面パネル表示装置

Claims (7)

  1. フロントケースとリアケースとの間に、電極が形成された少なくとも1枚の基板を有する表示パネルを保持するように構成された平面パネル表示装置であって、
    前記フロントケースは前記表示パネルの外周に配置される側壁を有しており、該側壁の内面には、少なくとも前記表示パネルの配線導出側面に対面する側壁に隣接して相対する両側面に、ケース内方側に張り出した位置決め突起が設けられており、前記位置決め突起は前記表示パネルの挿入方向に沿って張り出し高さが徐々に大きくなるように形成された勾配面を備え、該勾配面の先端縁が前記表示パネルの基板のスクライブライン側に形成された縁部若しくはその近傍に接して該表示パネルの位置決めをするように構成されたことを特徴とする平面パネル表示装置。
  2. 前記配線導出側面の側壁を除く前記フロントケースの3つの側壁に、前記位置決め突起が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の平面パネル表示装置。
  3. 前記フロントケースの全ての側壁に、前記位置決め突起が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の平面パネル表示装置。
  4. 前記フロントケースは、前記位置決め突起が前記表示パネルの1辺に対し2個以上対応するように構成された辺を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項2または3に記載の平面パネル表示装置。
  5. 前記位置決め突起は、前記側壁の略厚み方向に弾性変形可能に構成されたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の平面パネル表示装置。
  6. 前記位置決め突起は、一端部と他端部との両端によって支持された両端支持構造であることを特徴する請求項1から5の何れかに記載の平面パネル表示装置。
  7. 前記位置決め突起は、前記表示パネルの厚み方向の一端部にて支持された片支持構造であることを特徴する請求項1から5の何れかに記載の平面パネル表示装置。
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