WO2015111093A1

WO2015111093A1 - 表示装置

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Publication number: WO2015111093A1
Application number: PCT/JP2014/000278
Authority: WO
Inventors: 剛規矢口
Original assignee: パナソニック液晶ディスプレイ株式会社
Priority date: 2014-01-21
Filing date: 2014-01-21
Publication date: 2015-07-30
Also published as: US20160033809A1; US9971178B2

Abstract

　下フレーム（Ｆ１）及び保持フレーム（Ｆ２）は、互いにネジ止めにより固定され、各フレーム（Ｆ１），（Ｆ２）には、フレーム（Ｆ１），（Ｆ２）を互いに固定するためのネジ穴部が、平面的に見て、各フレーム（Ｆ１），（Ｆ２）の中心に対して点対称となる位置に形成されており、下フレーム（Ｆ１）は切欠き部（１４）を有し、保持フレームは切欠き部（１４）と嵌まり合う突起部（２４）を有し、切欠き部（１４）は、下フレーム（Ｆ１）の中心に対して非点対称となる位置に形成されており、突起部（２４）は、保持フレーム（Ｆ２）の中心に対して非点対称となる位置に形成されている。

Description

表示装置

　本発明は、表示装置に関し、特に表示装置の構成部材であるフレームの構造に関する。

　表示装置は、表示パネルと、表示パネルの背面側に配置されるバックライトと、を含んで構成されている。また、表示装置は、バックライトを構成する光源及び光学シートを収容する下フレームと、表示パネルを保持して下フレームとネジ固定される枠状の保持フレームと、表示面側から表示パネルを覆って下フレーム又は保持フレームとネジ固定される枠状の上フレームとにより、一体構造を成している（例えば、特許文献１）。

　特許文献１には、上記表示装置において、各フレームを互いに固定するための技術が開示されている。

特開２００７－１４０５６０号公報

　ところで、各種表示装置の中には、駆動回路が表示パネルの上下左右それぞれに配置されたものがある。具体的には、２つのソースドライバが表示パネルの上下それぞれに配置され、２つのゲートドライバが表示パネルの左右それぞれに配置された表示装置である。このような表示装置は、一見すると、各構成部材の上下左右が略対称の構造を有しているため、例えば、表示装置の製造工程において、各フレームの上下の向きを逆に組み付けてしまうおそれがある。

　この問題を解決するためには、例えば、各フレームを固定するためのネジ止め用のネジ穴部を左右非対称となる位置に形成して、各フレームの上下左右の向きを見分け易くすることが考えられる。しかし、ネジ止め位置を左右非対称となる位置に形成すると、表示画像の品位が左右で異なり、表示品位の低下を招くおそれがある。

　本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各フレームの組み付けミスを防止するとともに、表示品位の低下を回避することができる表示装置を提供することにある。

　上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、表示パネルと、該表示パネルを収容するフレームと、を備え、前記フレームは、少なくとも、第１フレームと、第２フレームと、を含み、前記第１フレーム及び前記第２フレームは、互いにネジ止めにより固定され、前記第１フレーム及び前記第２フレームのそれぞれには、前記第１フレーム及び前記第２フレームを互いに固定するためのネジ穴部が、平面的に見て、それぞれのフレームの中心に対して点対称となる位置に形成されており、前記第１フレームは、少なくとも１つの第１嵌合部を有し、前記第２フレームは、前記第１嵌合部と嵌まり合う少なくとも１つの第２嵌合部を有し、前記第１嵌合部は、平面的に見て、前記第１フレームの中心に対して非点対称となる位置に形成されており、前記第２嵌合部は、平面的に見て、前記第２フレームの中心に対して非点対称となる位置に形成されている、ことを特徴とする。

　本発明に係る表示装置では、前記表示パネルの背面側に配置されたバックライトをさらに含み、前記フレームは、前記表示パネルを保持する枠状の保持フレームと、前記バックライトを収容する下フレームと、表示面側から前記表示パネルを覆う枠状の上フレームと、を含み、前記第１フレームは前記下フレームであり、前記第２フレームは前記保持フレームであってもよい。

　本発明に係る表示装置では、前記下フレームの４つの端部のうち、少なくとも１つの第１端部に、前記第１嵌合部が形成されている一方、該下フレームの中心に対して該第１端部と点対称となる位置の第２端部に、該第１嵌合部が形成されておらず、前記保持フレームの４つの端部のうち、前記第１端部に対応する端部に、前記第２嵌合部が形成されている一方、前記第２端部に対応する端部に、該第２嵌合部が形成されていない構成であってもよい。

　本発明に係る表示装置では、前記第１嵌合部は切欠き部であり、前記第２嵌合部は突起部であってもよい。

　本発明に係る表示装置では、前記下フレームの前記第１端部を含む上辺の長さは、前記第２端部を含む下辺の長さよりも短くなるように、前記切欠き部が形成されており、前記第１端部に対応する前記保持フレームの端部には、該保持フレームの側壁から背面側に延在して前記切欠き部に嵌まり合うように、前記突起部が形成されていてもよい。

　本発明に係る表示装置では、前記上フレームは、前記表示パネル及び前記保持フレームのそれぞれの側面を覆うとともに、前記下フレームの側壁にネジ止めにより固定されていてもよい。

　本発明に係る表示装置では、前記表示パネルには、平面的に見て、画像表示領域外において、該画像表示領域の上下左右のそれぞれに駆動回路が設けられていてもよい。

　本発明に係る表示装置の構成によれば、各フレームの組み付けミスを防止するとともに、表示品位の低下を回避することができる。

本実施形態に係る液晶表示装置の全体構成の概略を示す斜視図である。表示パネルの概略構成を示す平面図である。下フレームの全体構成を示す平面図である。下フレームの側面図である。下フレームの部分拡大図である。下フレームの部分拡大図である。保持フレームの全体構成を示す平面図である。保持フレームの側面図である。保持フレームの部分拡大図である。保持フレームの部分拡大図である。上フレームの全体構成を示す平面図である。上フレームの側面図である。上フレームの部分拡大図である。上フレームの部分拡大図である。各フレームの端部を示す斜視図である。

　本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。本発明の実施形態では、液晶表示装置を例に挙げるが、本発明に係る表示装置は液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば有機ＥＬ表示装置等であってもよい。

　図１は、本実施形態に係る液晶表示装置の全体構成の概略を示す斜視図である。液晶表示装置ＬＣＤは、表示パネルＬＰと、表示パネルＬＰの背面側に配置されるバックライトと、を含んで構成されている。また、液晶表示装置ＬＣＤは、バックライトを構成する光源ＬＥＤ、拡散板ＤＢ及び光学シートＯＳを収容する下フレームＦ１（第１フレーム）と、表示パネルＬＰを保持して下フレームＦ１とネジ止めにより固定される枠状の保持フレームＦ２（第２フレーム）と、表示面側から表示パネルＬＰを覆って下フレームＦ１とネジ止めにより固定される枠状の上フレームＦ３と、を備えている。なお、上フレームＦ３は、保持フレームＦ２にネジ止めにより固定されてもよい。

　図２は、表示パネルＬＰの概略構成を示す平面図である。表示パネルＬＰは、画像表示領域ＤＩＡと、画像表示領域ＤＩＡの周囲の額縁領域とからなる。図示はしないが、表示パネルＬＰは、背面側に配置される薄膜トランジスタ基板（ＴＦＴ基板）と、表示面側に配置され、ＴＦＴ基板に対向するカラーフィルタ基板（ＣＦ基板）と、ＴＦＴ基板及びＣＦ基板の間に挟持される液晶層と、を含んでいる。ＴＦＴ基板には、列方向に延在する複数のデータ線ＤＬと、行方向に延在する複数のゲート線ＧＬとが形成されている。

　画像表示領域ＤＩＡには、隣り合うデータ線ＤＬと隣り合うゲート線ＧＬとで囲まれた画素が、行方向及び列方向にマトリクス状に複数配列されている。各画素には、画素電極ＰＩＴと、画素電極ＰＩＴに対向配置される共通電極ＣＭＴと、データ線ＤＬとゲート線ＧＬとの交差部近傍に配置される薄膜トランジスタＴＦＴが形成されている。

　額縁領域には、画像表示領域ＤＩＡに画像を表示させるための駆動回路が設けられている。駆動回路は、平面的に見て、画像表示領域ＤＩＡの上下左右それぞれに配置されている。具体的には、平面的に見て、画像表示領域ＤＩＡの左右にゲートドライバＧＤ１，ＧＤ２が配置され、画像表示領域ＤＩＡの上下にソースドライバＳＤ１，ＳＤ２が配置されている。なお、ゲートドライバＧＤ１，ＧＤ２は、表示パネルＬＰ及び画像表示領域ＤＩＡの行方向の中心線ｐ０に対して線対称（左右対称）となる位置に配置されている。同様に、ソースドライバＳＤ１，ＳＤ２は、表示パネルＬＰ及び画像表示領域ＤＩＡの列方向の中心線ｑ０に対して線対称（上下対称）となる位置に配置されている。中心線ｐ０，ｑ０の交点を中心点ｓ０とする。

　図３は、下フレームＦ１の全体構成を示す平面図である。図３には、下フレームＦ１の行方向の中心線ｐ１と、列方向の中心線ｑ１と、中心線ｐ１，ｑ１の交点（中心点）ｓ１とを示している。なお、中心線ｐ１，ｑ１及び中心点ｓ１の位置は、平面的に見て、表示パネルＬＰの中心線ｐ０，ｑ０及び中心点ｓ０の位置と一致する。

　図４（ａ）は、図３のＸ方向から見た下フレームＦ１の横側面図であり、図４（ｂ）は、図３のＹ１方向から見た下フレームＦ１の上側面図であり、図４（ｃ）は、図３のＹ２方向から見た下フレームＦ１の下側面図である。図５（ａ）は、図３の端部ａ１１の拡大図であり、図５（ｂ）は、端部ａ１１を背面側から見た斜視図である。図６（ａ）は、図３の端部ｂ１１の拡大図であり、図６（ｂ）は、端部ｂ１１を背面側から見た斜視図である。なお、図４（ａ）では下フレームＦ１の右横側面を示しているが、左横側面は、右横側面と左右対称の構造である。

　下フレームＦ１は、光源ＬＥＤを収容する凹部状の収容部１１と、収容部１１の開口側の端部から平面状に延在する、拡散板ＤＢ及び光学シートＯＳが載置される載置部１２と、載置部１２の端部から背面側に延在する側壁１３とを含んで構成されている。下フレームＦ１は、４つの端部ａ１１，ａ１２，ｂ１１，ｂ１２を有している。

　載置部１２は、上側載置部１２ａと、下側載置部１２ｂと、右側載置部１２ｃと、左側載置部１２ｄとを含んでいる。側壁１３は、上側側壁１３ａと、下側側壁１３ｂと、右側側壁１３ｃと、左側側壁１３ｄとを含んでいる。上側載置部１２ａ及び上側側壁１３ａは、端部ａ１１，ａ１２を含む、下フレームＦ１の上側の長辺に対応し、下側載置部１２ｂ及び下側側壁１３ｂは、端部ｂ１１，ｂ１２を含む、下フレームＦ１の下側の長辺に対応している。また、右側載置部１２ｃ及び右側側壁１３ｃは、端部ａ１１，ｂ１１を含む、下フレームＦ１の右側の短辺に対応し、左側載置部１２ｄ及び左側側壁１３ｄは、端部ａ１２，ｂ１２を含む、下フレームＦ１の左側の短辺に対応している。

　下フレームＦ１の端部ａ１１，ａ１２には、それぞれ、切欠き部１４（第１嵌合部）が形成されている。具体的には、図５に示すように、上側載置部１２ａ及び上側側壁１３ａの端部ａ１１に切欠き部１４が形成されている。同様に、端部ａ１２に切欠き部１４が形成されている。これに対して、図６に示すように、下側載置部１２ｂ及び下側側壁１３ｂの端部（端部ｂ１１，ｂ１２）には、切欠き部１４は形成されていない。端部ａ１１及び端部ａ１２と、端部ｂ１１及び端部ｂ１２とは、それぞれ左右対称の構造となっている。

　また、切欠き部１４は、端部ａ１１に形成されているが、下フレームＦ１の中心点ｓ１に対して端部ａ１１と点対称となる位置の端部ｂ１２には形成されていない。同様に、切欠き部１４は、端部ａ１２に形成されているが、下フレームＦ１の中心点ｓ１に対して端部ａ１２と点対称となる位置の端部ｂ１１には形成されていない。このように、切欠き部１４は、平面的に見て、下フレームＦ１の中心点ｓ１に対して非点対称となる位置に形成されている。

　上記の構成により、図４～図６に示すように、端部ａ１１，ａ１２を含む、下フレームＦ１の長辺（上辺）の長さＬ１は、端部ｂ１１，ｂ１２を含む、下フレームＦ１の長辺（下辺）の長さＬ２よりも短くなっている（Ｌ１＜Ｌ２）。

　なお、切欠き部１４の形成位置は、端部ａ１１，ａ１２に限定されない。切欠き部１４は、４つの端部ａ１１，ａ１２，ｂ１１，ｂ１２のうち、少なくとも１つの端部に形成されていればよい。

　図３に示すように、載置部１２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部１５が形成されている。各ネジ穴部１５は、平面的に見て、下フレームＦ１の中心点ｓ１に対して点対称となる位置に形成されている。なお、図３では、１２個のネジ穴部１５を示しているが、ネジ穴部１５の数量は限定されない。また、載置部１２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いに固定するためのネジ穴部１５とは別の用途に用いられる穴部（開口部）が形成されていてもよい。

　図４（ａ）に示すように、側壁１３（右側側壁１３ｃ、左側側壁１３ｄ）には、下フレームＦ１及び上フレームＦ３を互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部１６が形成されている。各ネジ穴部１６は、平面的に見て、下フレームＦ１の中心点ｓ１に対して点対称となる位置に形成されている。なお、図４（ａ）では、１つの側壁に２個のネジ穴部１６を示しているが、ネジ穴部１６の数量は限定されない。また、側壁１３には、下フレームＦ１及び上フレームＦ３を互いに固定するためのネジ穴部１６とは別の用途に用いられる穴部（開口部）が形成されていてもよい。

　図７は、保持フレームＦ２の全体構成を示す平面図である。図７には、保持フレームＦ２の行方向の中心線ｐ２と、列方向の中心線ｑ２と、中心線ｐ２，ｑ２の交点（中心点）ｓ２とを示している。なお、中心線ｐ２，ｑ２及び中心点ｓ２の位置は、平面的に見て、表示パネルＬＰの中心線ｐ０，ｑ０及び中心点ｓ０の位置と一致する。

　図８（ａ）は、図７のＸ方向から見た保持フレームＦ２の横側面図であり、図８（ｂ）は、図７のＹ１方向から見た保持フレームＦ２の上側面図であり、図８（ｃ）は、図７のＹ２方向から見た保持フレームＦ２の下側面図である。図９（ａ）は、図７の端部ａ２１の拡大図であり、図９（ｂ）は、端部ａ２１を背面側から見た斜視図である。図１０（ａ）は、図７の端部ｂ２１の拡大図であり、図１０（ｂ）は、端部ｂ２１を背面側から見た斜視図である。なお、図８（ａ）では保持フレームＦ２の右横側面を示しているが、左横側面は、右横側面と左右対称の構造である。

　保持フレームＦ２は、下フレームＦ１の収容部１１の開口領域（図３参照）に対向する開口部２１と、平面状に延在する、表示パネルＬＰが載置される載置部２２と、載置部２２上に形成され、表示パネルＬＰを支持する支持部２７と、載置部２２の端部から背面側に延在する側壁２３とを含んで構成されている。保持フレームＦ２は、下フレームＦ１の４つの端部ａ１１，ａ１２，ｂ１１，ｂ１２に対応する、４つの端部ａ２１，ａ２２，ｂ２１，ｂ２２を有している。

　載置部２２は、上側載置部２２ａと、下側載置部２２ｂと、右側載置部２２ｃと、左側載置部２２ｄとを含んでいる。側壁２３は、上側側壁２３ａと、下側側壁２３ｂとを含んでいる。上側載置部２２ａ及び上側側壁２３ａは、端部ａ２１，ａ２２を含む、保持フレームＦ２の上側の長辺に対応し、下側載置部２２ｂ及び下側側壁２３ｂは、端部ｂ２１，ｂ２２を含む、保持フレームＦ２の下側の長辺に対応している。また、右側載置部２２ｃは、端部ａ２１，ｂ２１を含む、保持フレームＦ２の右側の短辺に対応し、左側載置部２２ｄは、端部ａ２２，ｂ２２を含む、保持フレームＦ２の左側の短辺に対応している。

　保持フレームＦ２の端部ａ２１，ａ２２には、それぞれ、突起部２４（第２嵌合部）が形成されている。具体的には、図９に示すように、突起部２４は、端部ａ２１において、右側載置部２２ｃから背面側に延在して形成されている。同様に、突起部２４は、端部ａ２２において、左側載置部２２ｄから背面側に延在して形成されている。これに対して、図１０に示すように、下側載置部２２ｂ及び下側側壁２３ｂの端部（端部ｂ２１，ｂ２２）には、突起部２４は形成されていない。端部ａ２１及び端部ａ２２と、端部ｂ２１及び端部ｂ２２とは、それぞれ左右対称の構造となっている。

　また、端部ａ２１の突起部２４は、下フレームＦ１の端部ａ１１の切欠き部１４（図３参照）と嵌まり合う位置に形成されており、端部ａ２２の突起部２４は、下フレームＦ１の端部ａ１２の切欠き部１４（図３参照）と嵌まり合う位置に形成されている。

　また、突起部２４は、端部ａ２１に形成されているが、保持フレームＦ２の中心点ｓ２に対して端部ａ２１と点対称となる位置の端部ｂ２２には形成されていない。同様に、突起部２４は、端部ａ２２に形成されているが、保持フレームＦ２の中心点ｓ２に対して端部ａ２２と点対称となる位置の端部ｂ２１には形成されていない。このように、突起部２４は、切欠き部１４と同様に、平面的に見て、保持フレームＦ２の中心点ｓ２に対して非点対称となる位置に形成されている。

　なお、突起部２４の形成位置は、端部ａ２１，ａ２２に限定されない。突起部２４は、切欠き部１４の形成位置に対応するように、４つの端部ａ２１，ａ２２，ｂ２１，ｂ２２のうち、少なくとも１つの端部に形成されていればよい。

　図７に示すように、載置部２２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部２５が形成されている。各ネジ穴部２５は、平面的に見て、保持フレームＦ２の中心点ｓ２に対して点対称となる位置に形成されている。また、各ネジ穴部２５は、下フレームＦ１のネジ穴部１５に対向する位置に形成されている。なお、図７では、１２個のネジ穴部２５を示しているが、ネジ穴部２５の数量は限定されない。また、載置部２２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いに固定するためのネジ穴部２５とは別の用途に用いられる穴部（開口部）が形成されていてもよい。

　図７及び図８に示すように、下側載置部２２ｂの上には支持部２７が形成されている。支持部２７は、突起状に形成されており、液晶表示装置ＬＣＤが自立した状態のときに、表示パネルＬＰを下から支持する機能を有する。支持部２７の形成位置及び数量は、限定されない。

　図１１は、上フレームＦ３の全体構成を示す平面図である。図１１には、上フレームＦ３の行方向の中心線ｐ３と、列方向の中心線ｑ３と、中心線ｐ３，ｑ３の交点（中心点）ｓ３とを示している。なお、中心線ｐ３，ｑ３及び中心点ｓ３の位置は、平面的に見て、表示パネルＬＰの中心線ｐ０，ｑ０及び中心点ｓ０の位置と一致する。

　図１２（ａ）は、図１１のＸ方向から見た上フレームＦ３の横側面図であり、図１２（ｂ）は、図１１のＹ１方向から見た上フレームＦ３の上側面図である。図１３（ａ）は、図１１の端部ａ３１の拡大図であり、図１３（ｂ）は、端部ａ３１を背面側から見た斜視図である。図１４（ａ）は、図１１の端部ｂ３１の拡大図であり、図１４（ｂ）は、端部ｂ３１を背面側から見た斜視図である。なお、図１２（ａ）では上フレームＦ３の右横側面を示しているが、左横側面は、右横側面と左右対称の構造である。また、図１２（ｂ）では上フレームＦ３の上横側面を示しているが、下横側面は、上横側面と上下対称の構造である。

　上フレームＦ３は、下フレームＦ１の収容部１１の開口領域（図３参照）と表示パネルＬＰの画像表示領域ＤＩＡ（図２参照）とに対向する開口部３１と、平面状に延在する、表示パネルＬＰの額縁領域に対向する前面部３２と、前面部３２の端部から背面側に延在する側壁３３とを含んで構成されている。上フレームＦ３は、下フレームＦ１の４つの端部ａ１１，ａ１２，ｂ１１，ｂ１２と、保持フレームＦ２の４つの端部ａ２１，ａ２２，ｂ２１，ｂ２２とに対応する、４つの端部ａ３１，ａ３２，ｂ３１，ｂ３２を有している。

　前面部３２は、上側前面部３２ａと、下側前面部３２ｂと、右側前面部３２ｃと、左側前面部３２ｄとを含んでいる。側壁３３は、上側側壁３３ａと、下側側壁３３ｂと、右側側壁３３ｃと、左側側壁３３ｄとを含んでいる。上側前面部３２ａ及び上側側壁３３ａは、端部ａ３１，ａ３２を含む、上フレームＦ３の上側の長辺に対応し、下側前面部３２ｂ及び下側側壁３３ｂは、端部ｂ３１，ｂ３２を含む、上フレームＦ３の下側の長辺に対応している。また、右側前面部３２ｃ及び右側側壁３３ｃは、端部ａ３１，ｂ３１を含む、上フレームＦ３の右側の短辺に対応し、左側前面部３２ｄ及び左側側壁３３ｄは、端部ａ３２，ｂ３２を含む、上フレームＦ３の左側の短辺に対応している。

　図１１に示すように、前面部３２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームとを互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部３５が形成されている。各ネジ穴部３５は、平面的に見て、上フレームＦ３の中心点ｓ３に対して点対称となる位置に形成されている。また、各ネジ穴部３５は、下フレームＦ１のネジ穴部１５及び保持フレームＦ２のネジ穴部２５に対向する位置に形成されている。なお、図１１では、１２個のネジ穴部３５を示しているが、ネジ穴部３５の数量は限定されない。また、前面部３２には、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いに固定するためのネジ穴部３５とは別の用途に用いられる穴部（開口部）が形成されていてもよい。

　図１２（ａ）に示すように、側壁３３（右側側壁３３ｃ、左側側壁３３ｄ）には、下フレームＦ１及び上フレームＦ３を互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部３６が形成されている。各ネジ穴部３６は、平面的に見て、上フレームＦ３の中心点ｓ３に対して点対称となる位置に形成されている。また、各ネジ穴部３６は、下フレームＦ１のネジ穴部１６に対向する位置に形成されている。なお、図１２（ａ）では、１つの側壁に２個のネジ穴部３６を示しているが、ネジ穴部３６の数量は限定されない。また、側壁３３には、下フレームＦ１及び上フレームＦ３を互いに固定するためのネジ穴部３６とは別の用途に用いられる穴部（開口部）が形成されていてもよい。

　また、上フレームＦ３の側壁３３は、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いに固定したときに、下フレームＦ１及び保持フレームＦ２のそれぞれの側壁を覆う長さを有している。

　図１５は、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とが互いに嵌まり合う状態を示す各端部の斜視図である。図１５では、各フレームＦ１，Ｆ２，Ｆ３の端部ａ１１，ａ２１，ａ３１を示している。なお、図１５では省略しているが、図１に示すように、下フレームＦ１と保持フレームＦ２との間に拡散板ＤＢ及び光学シートＯＳが挟持され、保持フレームＦ２と上フレームＦ３との間に表示パネルＬＰが挟持される。図１５を参照して、液晶表示装置ＬＣＤの製造工程（組み付け工程）の一例を以下に示す。

　先ず、作業者は、下フレームＦ１を作業台にセットした後、下フレームＦ１の収容部１１に光源ＬＥＤを配置する。次に、作業者は、下フレームＦ１に、拡散板ＤＢ及び光学シートＯＳを順に配置する。例えば、拡散板ＤＢを、該拡散板ＤＢの端部が下フレームＦ１の載置部１２に載置されるように、下フレームＦ１上に配置する。なお、下フレームＦ１には、作業者が上下の向きを識別するためのマークが付されていてもよい。

　次に、作業者は、バックライトが組み込まれた下フレームＦ１に、保持フレームＦ２を被せるようにしてセットする。ここで、作業者が保持フレームＦ２の上下の向きを正しくセットした場合は、保持フレームＦ２の突起部２４が下フレームＦ１の切欠き部１４に嵌まり込む。これにより、保持フレームＦ２は左右に位置ずれを起こすことなく、下フレームＦ１に組み付けられる。しかし、作業者が保持フレームＦ２の上下の向きを逆に（１８０度回転させて）セットした場合は、保持フレームＦ２の突起部２４が下フレームＦ１の載置部１２（例えば、図６に示す下側載置部１２ｂの端部）に接触し、接触した部分において、保持フレームＦ２が下フレームＦ１から浮いた（離間した）状態になる。この場合、作業者は、保持フレームＦ２の上下の向きが逆であることを認識するため、保持フレームＦ２の上下を正しい向きにセットし直す。

　次に、作業者は、保持フレームＦ２に表示パネルＬＰをセットする。例えば、作業者は、表示パネルＬＰの下側端部が、保持フレームＦ２の支持部２７（図７、図８参照）に当接するように位置合わせをして、表示パネルＬＰを保持フレームＦ２にセットする。次に、作業者は、表示パネルＬＰを覆うように、上フレームＦ３を被せるようにしてセットする。なお、上フレームＦ３には、作業者が上下の向きを識別するためのマークが付されていてもよい。最後に、作業者は、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いにネジ止めにより固定する。

　本実施形態に係る液晶表示装置ＬＣＤの構成によれば、液晶表示装置ＬＣＤの製造工程において、各フレームの上下を逆に組み付けるミスを防ぐことができる。また、上記構成では、下フレームＦ１と保持フレームＦ２と上フレームＦ３とを互いにネジ止めにより固定するためのネジ穴部が、平面的に見て、それぞれのフレームの中心に対して点対称となる位置に形成されているため、ネジ止め位置のばらつき（左右非対称）に起因する表示品位の低下を回避することができる。なお、上記表示品位の低下は、具体的には、ネジ止め位置が左右対称でない場合に、表示パネルと構造物（フレーム等）との隙間が不均一になり、例えば振動や衝撃により表示パネルに不均一な負荷がかかることにより生じ得る。ここで、ネジ穴部が、平面的に見て、フレームの中心に対して点対称とは、例えば、保持フレームＦ１と上フレームＦ２のいずれか一方を上下の向きを逆に（１８０度回転させて）セットした場合に、切欠き部１４や突起部２４がなければ、組み付けることができ、ネジ穴部の位置がネジ止めできる程度に一致していることを言う。

　本発明に係る表示装置は、上記構成に限定されない。例えば、下フレームＦ１の切欠き部１４及び保持フレームＦ２の突起部２４の形成位置は、各フレームの端部でなくてもよい。例えば、各フレームの長辺又は短辺における両端部の間の位置に形成されていてもよい。また、下フレームＦ１に突起部２４が形成され、保持フレームＦ２に切欠き部１４が形成されていてもよい。また、切欠き部１４及び突起部２４の形状は、特に限定されず、互いに嵌まり合う形状であればよい。

　また、保持フレームＦ２と上フレームＦ３とが、一体的に形成されていてもよい。あるいは、下フレームＦ１と保持フレームＦ２とが、一体的に形成されていてもよい。この場合は、一体型のフレームに、切欠き部１４又は突起部２４が形成されていればよい。すなわち、液晶表示装置ＬＣＤは、少なくとも２つのフレームを含んで構成されている。

　本発明は、画像表示領域ＤＩＡの左右にゲートドライバＧＤ１，ＧＤ２が配置され、画像表示領域ＤＩＡの上下にソースドライバＳＤ１，ＳＤ２が配置され、左右上下対称構造の表示パネルＬＰに好適である。但し、表示パネルＬＰの構成はこれに限定されない。本発明は、周知の表示パネルにも適用することができる。またバックライトについても、上記構成に限定されず、周知の構成を適用することができる。

　以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態から当業者が適宜変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。

Claims

　表示パネルと、該表示パネルを収容するフレームと、を備え、
　前記フレームは、少なくとも、第１フレームと、第２フレームと、を含み、
　前記第１フレーム及び前記第２フレームは、互いにネジ止めにより固定され、
　前記第１フレーム及び前記第２フレームのそれぞれには、前記第１フレーム及び前記第２フレームを互いに固定するためのネジ穴部が、平面的に見て、それぞれのフレームの中心に対して点対称となる位置に形成されており、
　前記第１フレームは、少なくとも１つの第１嵌合部を有し、
　前記第２フレームは、前記第１嵌合部と嵌まり合う少なくとも１つの第２嵌合部を有し、
　前記第１嵌合部は、平面的に見て、前記第１フレームの中心に対して非点対称となる位置に形成されており、
　前記第２嵌合部は、平面的に見て、前記第２フレームの中心に対して非点対称となる位置に形成されている、
　ことを特徴とする表示装置。
　前記表示パネルの背面側に配置されたバックライトをさらに含み、
　前記フレームは、前記表示パネルを保持する枠状の保持フレームと、前記バックライトを収容する下フレームと、表示面側から前記表示パネルを覆う枠状の上フレームと、を含み、
　前記第１フレームは前記下フレームであり、前記第２フレームは前記保持フレームである、
　ことを特徴とする請求項１に記載の表示装置。
　前記下フレームの４つの端部のうち、少なくとも１つの第１端部に、前記第１嵌合部が形成されている一方、該下フレームの中心に対して該第１端部と点対称となる位置の第２端部に、該第１嵌合部が形成されておらず、
　前記保持フレームの４つの端部のうち、前記第１端部に対応する端部に、前記第２嵌合部が形成されている一方、前記第２端部に対応する端部に、該第２嵌合部が形成されていない、
　ことを特徴とする請求項２に記載の表示装置。
　前記第１嵌合部は切欠き部であり、前記第２嵌合部は突起部である、
　ことを特徴とする請求項３に記載の表示装置。
　前記下フレームの前記第１端部を含む上辺の長さは、前記第２端部を含む下辺の長さよりも短くなるように、前記切欠き部が形成されており、
　前記第１端部に対応する前記保持フレームの端部には、該保持フレームの側壁から背面側に延在して前記切欠き部に嵌まり合うように、前記突起部が形成されている、
　ことを特徴とする請求項４に記載の表示装置。
　前記上フレームは、前記表示パネル及び前記保持フレームのそれぞれの側面を覆うとともに、前記下フレームの側壁にネジ止めにより固定されている、
　ことを特徴とする請求項２から５の何れか１項に記載の表示装置。
　前記表示パネルには、平面的に見て、画像表示領域外において、該画像表示領域の上下左右のそれぞれに駆動回路が設けられている、
　ことを特徴とする請求項１から６の何れか１項に記載の表示装置。