JP2008256831A - 表示装置 - Google Patents

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Koichi Shibata
行一 柴田
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Abstract

【課題】 表示装置において、外部から振動や衝撃を受けた場合でも、導光板等の表示装置構成部材の移動を抑制可能な、フロントフレームとミドルフレームとの耐衝撃性の固定構造を可能とする。
【解決手段】 画像を表示する表示パネル2と、表示パネル2が載置されたミドルフレーム8と、上面9eには表示パネル2の表示面2aを露出させる開口部が設けられ、側面9aには内側へ折れ曲り、ミドルフレーム8と嵌合する嵌合部9dを有するフロントフレーム9とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、耐衝撃性の固定構造を有するフレームを備えた表示装置に関する。
従来の表示装置は、例えば液晶を用いた表示装置において、表示パネルに光を導くため導光板を表示パネルの表示面とは反対側の面に配置し、導光板の側面には、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの光源を配置している。さらに、導光板を支持するミドルフレームを配置し、導光板の表示パネルを配置した面と反対側の面には、導光板の水平方向の移動を支持するリアフレームを配置し、表示パネルの表示面には、表示パネルとミドルフレームとを支持し開口部を有するフロントフレームを配置している。
ミドルフレームとフロントフレームとの固定方法には、ネジ締めによる固定方法が取られており、表示パネルや導光板等の表示装置構成部材の移動を抑制している。
また、下フレーム(本明細書中ではリアフレームに相当)の側面の一部に穴が形成され、該穴部に中フレーム(本明細書中ではミドルフレームに相当)の突起が嵌り、さらに中フレームは、該突起と同位置で反対側にも突起部を有し、該突起が上フレーム(本明細書中ではフロントフレームに相当)に設けられた穴に嵌ることで、上フレーム、中フレーム、下フレームの固定をおこなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−279934号公報
上記従来技術においては、部材共通化、狭額縁化および薄肉化に伴い、通常樹脂より形成されるミドルフレームと金属より形成されるフロントフレームとのネジ締めによる固定が困難となってしまう。
また、特許文献1においては、中フレームの突起部が両側に飛び出るため該部分が肉厚となり、表示装置の額縁領域が広くなってしまう。また、上フレームに設けられた穴と中フレームの突起が嵌合することで、上フレームの穴部分のエッジと中フレームの突起部分のエッジとの接触により異物が発生し表示品位が低下してしまうという問題もある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、表示装置において、表示品位の低下を防止することができ、外部から振動や衝撃を受けた場合でも、導光板等の表示装置構成部材の移動を抑制可能な、フロントフレームとミドルフレームとの耐衝撃性の固定構造を有する表示装置を提供することを目的としている。
本発明による表示装置は、画像を表示する表示パネルを載置したミドルフレームと、
上面に表示パネルの表示面を露出させる開口部が設けられ、側面に内側へ折れ曲りミドルフレームと嵌合する嵌合部を有するフロントフレームとを備えることを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、表示品位の低下を防止することができ、外部から振動や衝撃を受けた場合でも、導光板等の表示装置構成部材の移動を抑制可能な、フロントフレームとミドルフレームとの耐衝撃性の固定構造を有する表示装置を得ることが可能となる。
以下に、本発明の適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するためのものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない、説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能であろう。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における表示装置の分解斜視図、図2(a)は本発明の実施の形態1におけるフロントフレーム9の斜視図、図2(b)は本発明の実施の形態1におけるフロントフレーム9に形成された嵌合部9dを説明する図、図3(a)は本発明の実施の形態1におけるミドルフレーム8の斜視図、図3(b)は本発明実施の形態1におけるミドルフレーム8に形成された嵌合部8bを説明する図、図4は、図1分解図を全て結合して表示装置を完成させた場合のZ−Z方向の断面図、図5は本発明の実施の形態1における他のフロントフレーム9に形成された嵌合部9dを説明する図、図6は本発明の実施の形態1における他のミドルフレーム8に形成された嵌合部8bを説明する図である。
図1〜図6において、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)などの光源1を、該光源1からの光を表示パネル2の表示面2aへ導き拡散するために、導光板3の側面3a側に配置させる。導光板3の反出光面3b(ここで、反出光面とは導光板3における紙面下方の面を言う)には、光の伝播方向を乱して出光面3c(ここで、出光面とは導光板3における紙面上方の面を言う)に光を導くための光散乱部が形成されている(図示せず)。この光散乱部は、導光板内を伝播する光の全反射条件を乱すことで、導光板から光を取り出す手段として機能する。さらに具体的には、前記散乱する手段として、導光板3の反出光面3bにドットパターンを印刷する方法や、反出光面3bを粗面にする方法、微小な球面やプリズムなどの光の伝播方向を変化させる凹凸を反出光面3bに形成する方法等がある。
導光板3は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、もしくはシクロオレフィン系などの樹脂板またはガラス基板などの光を透過する機能を有するものである。特に、ポリカーボネートやシクロオレフィン系樹脂を使用することにより、温度変化による導光板3の寸法変化が少なくなり、より広い温度範囲で使用することができるので好ましい。
導光板3の反出光面3b側には、光を有効的に反射させるように反射シート4を設け、金属または樹脂等からなるリアフレーム5の内部に導光板3および反射シート4を配設している。反射シート4の材質としては、銀、アルミニウム、ステンレスなどの金属性のものや、蛍光剤を含有した発泡性PETフィルム(白色PETフィルム)などである。特に、白色PETフィルムは、反射面の傷が目立ち難く取り扱いが容易であるため好ましい。
また、導光板3の出光面3c側には、光を効果的に利用するための複数枚の光学シートからなる光学シート類6を配置する。
なお、光学シート類6はレンズシートを拡散シートで挟み込む構成である。また、輝度の向上が必要な場合には、複数枚のレンズシートをその表面に形成されるシートのプリズムの方向を考慮して組み合わせてもよい。また、拡散シートは、拡散性を向上させる場合に、2枚以上用いることが可能である。さらに、レンズシートの配光特性によってはレンズシートを1枚としてもよいし、または使用しなくてもよい。さらに、レンズシートと偏光反射シートとを組み合わせてもよい。また、いずれも使用しないこともでき、求める輝度や配光特性等を鑑みて最適化することが好ましい。
また、導光板3の側面3a側に、ランプリフレクタ7を導光板3の側面3a側に開口部を有し、光源1を覆うように配置する。
また、光源1、導光板3、反射シート4、光学シート類6およびランプリフレクタ7は、リアフレーム5の上面(ここで、上面とはリアフレーム5における紙面上方の面を言う)に配置され、リアフレーム5と樹脂からなるミドルフレーム8により挟持されている(この状態を以後、バックライトユニット10とする)。さらに、このバックライトユニット10上に、表示パネル2を配置し、リアフレーム5と上面9e(ここで、上面とはフロントフレーム9における紙面上方の面を言う)に開口部を有するフロントフレーム9とで挟持している。なお、図1では導光板3の1つの側面にのみ光源1を設けているが、本発明はこれに限らず導光板の2つの側面以上に光源及び光源基板を設けても良い。さらに、光源1としては、CCFL以外に、発光ダイオード(Light Emitting diode)やレーザーダイオード(Laser Diode)などの点光源でもよい。
なお、開口部を有するフロントフレーム9は、該フロントフレーム9の側面9aの複数部にプレス加工等で形成された固定爪9bを有し、リアフレーム5と、該リアフレーム5の側面5aの爪受け部5bに屈曲カシメを施すことで固定している。この固定により、バックライトユニット10の上下方向(ここで、上下方向とは図1記載バックライトユニット10における紙面上方向と紙面下方向を言う)の移動を抑制できる。
図1〜図5に示す通り、本実施の形態1において、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材からなるフロントフレーム9は、側面9aに内側へ折れ曲る折れ曲り部9cを有する嵌合部9dを設けており、ミドルフレーム8の側面8aに形成された嵌合部8bである切り欠き8cと嵌合することで、フロントフレーム9とミドルフレーム8が固定され、外部から振動や衝撃を受けた場合でもバックライトユニット10が移動するのを抑制することが可能である。
なお、フロントフレーム9の板厚をt、ミドルフレーム8に形成される切欠部8cの幅をwとすると、w≒t+0.5mmとすることで、フロントフレーム9の嵌合部9dとミドルフレーム8の嵌合部8bとの嵌合が容易となり好ましい。
また、フロントフレーム9の折れ曲り部9cを90度で内側へ折れ曲るよう形成することで、折れ曲り部9cがミドルフレーム8の切り欠き8cの側面8dと全面で接触し嵌合するため、フロントフレーム9とミドルフレーム8との固定が強固となり、バックライトユニット10が移動するのをより確実に抑制することが可能である。
また、図4に示す通り、ミドルフレーム8の嵌合部8bを上面8mと下面8nとの一部を貫通する切り欠き8cで形成することによって、フロントフレーム9のエッジ9hがミドルフレーム8と接触することがないため、異物等による不良の発生を抑制することもできる。
さらに、フロントフレーム9の嵌合部9dを、側面9aにおいて、フロントフレーム9の上面9eの1辺9fと対向する辺9gを切り欠いて形成することで、フロントフレーム9の組立性を向上させることが可能である。
また、図5に示す通り、フロントフレーム9の嵌合部9dに2箇所の折れ曲り部9iおよび9jを設け、ミドルフレーム8の切り欠き8cと嵌合させることで、フロントフレーム9とミドルフレーム8の固定をより強固にすることが可能である。なお、フロントフレーム9の2箇所の折れ曲り部9iおよび9jをミドルフレーム8の1箇所の切り欠き8cと嵌合させた場合を説明したが、フロントフレーム9の2箇所の折れ曲り部9iおよび9jをミドルフレーム8の側面8aに2箇所設けた切り欠き8cとそれぞれ嵌合させた場合でも同様の効果を得ることができる。
次に、図6に示す通り、ミドルフレーム8の嵌合部8bは凸部8eにて形成され、図5に示した2箇所の折れ曲り部9iおよび9jを有するフロントフレーム9と嵌合させる。このような構成とすることにより、フロントフレーム9の折れ曲り部9iはミドルフレーム8の凸部8eの側面8fと接触し、フロントフレーム9の折れ曲り部9jはミドルフレーム8の凸部8eの側面8gと接触し、フロントフレーム9の嵌合部9dとミドルフレーム8の嵌合部8bが嵌合するためフロントフレーム9とミドルフレーム8とが固定され、外部から振動や衝撃を受けた場合でもバックライトユニット10が移動するのを抑制することが可能である。
なお、本実施の形態において、ミドルフレーム8の嵌合部8bおよびフロントフレーム9の嵌合部9dが1側面9aおよび8aに形成されている場合を説明してきたが、隣接する2側面9a、9kおよび8a、8hにそれぞれ嵌合部を設けることで、表示パネルの表示面と平面方向からから振動や衝撃を受けた場合でもバックライトユニット10のX方向の移動およびY方向の移動共に抑制できより効果的である。
また、ミドルフレーム8の嵌合部8bおよびフロントフレーム9の嵌合部9dの位置、数は、フロントフレーム9とミドルフレーム8とが固定され、外部から振動や衝撃を受けた場合でもバックライトユニット10が移動するのを抑制できるよう、全体の構造を鑑みて任意に決定する事ができる。
実施の形態2.
発明の実施の形態2を図7〜図8により説明する。本実施の形態2においては、光源1、表示パネル2、導光板3、反射シート4、リアフレーム5、光学シート類6、ランプリフレクタ7の構成は、前記実施の形態1と同様であり、同一符号を付してここでは説明を省略する。以降の説明は特にミドルフレーム8およびフロントフレーム9の形状について図7〜図8を用いて説明する。ここで図1〜図6と同一構成部分については同一の符号を付している。
図7(a)は本発明の実施の形態2におけるフロントフレーム9の斜視図、図7(b)は本発明の実施の形態2におけるフロントフレーム9に形成された嵌合部9dを説明する図、図8は本発明の実施の形態2におけるミドルフレーム8に形成された嵌合部8bを説明する図である。
図7〜図8において、フロントフレーム9の折れ曲り部9iおよび9jを有する嵌合部9dは、フロントフレーム9の側面9aと側面9kとが隣接するコーナ部Aに形成されており、ミドルフレーム8の側面8aと側面8hが隣接するコーナ部Cに形成された嵌合部8bと嵌合している。
このような構成とすることにより、フロントフレーム9の折れ曲り部9iはミドルフレーム8の嵌合部8bの側面8iと接触し、フロントフレーム9の折れ曲り部9jはミドルフレーム8の嵌合部8bの側面8jと接触するため、フロントフレーム9とミドルフレーム8とが固定され、外部から振動や衝撃を受けた場合でもバックライトユニット10が移動するのを抑制することが可能である。
また、図7(a)に示す通り、フロントフレーム9の嵌合部9dをコーナ部Aと対向する対角線上のコーナ部Bにも設け、ミドルフレーム8の嵌合部8bと嵌合させることで、より効果的にバックライトユニット10のX方向の移動およびY方向の移動を抑制することが可能である。その他は実施の形態1と同様である。
本実施の形態1および2では、ミドルフレーム8が樹脂より形成される場合を説明したが、図9(a)〜図9(d)に示すと通り、ミドルフレーム8を金属により形成することで、嵌合部8bを様々な形状にて形成することができる。さらに、ミドルフレーム8の板厚を薄くすることもでき狭額縁化が可能となる。
以上、本発明を実施の形態1および2について説明したが、それぞれ実施の形態を適宜組み合わせて用いてもよい。
なお、本実施の形態1および2においては、導光板3として板状のものを用いているが、それに限定されることなく、例えば光源1から離れるに伴って導光板3の厚みが薄くなる楔形にすることで、入光した光を効率よく取り出すことができ、前記光を出光面3cに効率よく導くことができる。
図1は本発明の実施の形態1における表示装置の分解斜視図 本発明の実施の形態1におけるフロントフレームに形成された嵌合部を説明する図 本発明の実施の形態1におけるミドルフレームに形成された嵌合部を説明する図 図1におけるZ−Z断面図 本発明の実施の形態1における他のフロントフレームに形成された嵌合部を説明する図 本発明の実施の形態1における他のミドルフレームに形成された嵌合部を説明する図 本発明の実施の形態2におけるフロントフレームに形成された嵌合部を説明する図 本発明の実施の形態2におけるミドルフレームに形成された嵌合部を説明する図 本発明の実施の形態において、ミドルフレームも金属で形成した場合の嵌合部を説明する図
符号の説明
1 光源、2 表示パネル、2a 表示面、2b 反表示面、3 導光板、3a 導光板側面、3b 反出光面、3c 出光面、4 反射シート、5 リアフレーム、5a リアフレーム側面、5b 爪受け部、6 光学シート類、7 ランプリフレクタ、8 ミドルフレーム、8a ミドルフレームの側面、8b 嵌合部、8c 切り欠き、8d 切り欠きの側面、8e 凸部、8f 凸部側面、8g 凸部側面、8h ミドルフレームの側面、8i〜8j 切り欠きの側面、8m 上面、8n 下面、9 フロントフレーム、9a フロントフレーム側面、9b 固定爪、9c 折れ曲り部、9d 嵌合部、9e ミドルフレームの上面、9f ミドルフレーム上面の1辺、9g ミドルフレーム上面の1辺と対向する辺、9h エッジ、9i〜9j 折れ曲り部、9k フロントフレーム側面、10 バックライトユニット

Claims (10)

  1. 画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルが載置されたミドルフレームと、
    上面には前記表示パネルの表示面を露出させる開口部が設けられ、側面には内側へ折れ曲り、前記ミドルフレームと嵌合する嵌合部を有するフロントフレームと、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記フロントフレームの嵌合部は、90度で内側へ折れ曲り形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記フロントフレームの嵌合部は、側面において、上面の1辺と対向する辺を切り欠いて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記フロントフレームの嵌合部は、前記ミドルフレームの側面に形成された切り欠きと嵌合することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記フロントフレームの嵌合部は、2箇所の折れ曲り部を有し、前記ミドルフレームの側面に形成された切り欠きと嵌合することを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 前記フロントフレームの嵌合部は、2箇所の折れ曲り部を有し、前記ミドルフレームの側面に形成された凸部と嵌合することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  7. 前記フロントフレームの嵌合部は、隣接する2側面にそれぞれ形成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記フロントフレームの嵌合部は、隣接する2側面の接するコーナ部に形成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記フロントフレームの嵌合部は、対向する対角線上のコーナ部にも形成されたことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 前記ミドルフレームは、金属フレームであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の表示装置。
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