JP2002087880A - 誘電体磁器組成物及び磁器コンデンサ - Google Patents

誘電体磁器組成物及び磁器コンデンサ

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JP2002087880A
JP2002087880A JP2000280788A JP2000280788A JP2002087880A JP 2002087880 A JP2002087880 A JP 2002087880A JP 2000280788 A JP2000280788 A JP 2000280788A JP 2000280788 A JP2000280788 A JP 2000280788A JP 2002087880 A JP2002087880 A JP 2002087880A
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Yoichi Mizuno
洋一 水野
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寿光 静野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁器コンデンサの小型大容量化のために、グ
リーンシートを薄層化すると、単位厚み当りにかかる電
圧が増し、誘電体層の寿命時間が短くなり、積層磁器コ
ンデンサの信頼性が低下してしまうという問題があっ
た。 【解決手段】 本発明は、Ba及びTiがBaTiO
に換算して100mol%、Re(ReはSm,Eu,
Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Yから選
択された1種又は2種以上)がReに換算して
0.25〜1.5mol%、Mo及び/又はWが各々M
oO,WOに換算して0.025〜0.25mol
%の割合で含有され、更にSiO又はガラス成分が所
定の割合で含有されている焼結体を磁器コンデンサの誘
電体層の材料として使用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Niなどの卑金属
を内部電極とする磁器コンデンサの誘電体層の材料とし
て好適な耐還元性を有する誘電体磁器組成物とこの誘電
体磁器組成物を誘電体層とした磁器コンデンサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、積層磁器コンデンサの技術分野で
は、コストダウンのために内部電極の材料としてNiな
どの卑金属を用いることが主流となっている。内部電極
の材料としてNiなどの卑金属を用いた場合、内部電極
の酸化を防止するために、積層体チップの焼成を還元性
雰囲気中で行わなければならない。このため、誘電体磁
器組成物として耐還元性を有する誘電体磁器組成物が多
数開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電子
回路の小型化、高密度化にともない、磁器コンデンサも
小型大容量化が強く求められている。そして、磁器コン
デンサの小型大容量化のために、グリーンシートの薄層
化及び誘電体磁器層の積層数の増加が試みられている。
【0004】しかし、積層磁器コンデンサにおいて、そ
の誘電体磁器層を薄層化すると、単位厚み当りにかかる
電圧が増し、誘電体層の寿命時間が短くなり、積層磁器
コンデンサの信頼性が低下してしまうという問題があっ
た。
【0005】本発明は、3000以上の誘電率を有し、
静電容量の温度変化率が−55℃〜+125℃で−15
%〜+15%(25℃を基準)の範囲内を満足し、ta
nδ≦3.5%、加速寿命が200,000sec以上
の電気的諸特性を有する信頼性の高い誘電体磁器組成物
とそのような誘電体磁器組成物からなる誘電体層を備え
た磁器コンデンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る誘電体磁器
組成物は、Ba及びTiがBaTiOに換算して10
0mol%、Re(ReはSm,Eu,Gd,Tb,D
y,Ho,Er,Tm,Yb,Yから選択された1種又
は2種以上)がReに換算して0.25〜1.5
mol%、Mo及び/又はWが各々MoO,WO
換算して0.025〜0.25mol%の割合で含有さ
れ、更にSiO又はガラス成分が所定の割合で含有さ
れている焼結体からなることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明に係る磁器コンデンサは、上
記誘電体磁器組成物からなる1又は2以上の誘電体磁器
層と、この誘電体磁器層を挟持している少なくとも2以
上の内部電極とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0008】ここで、前記誘電体磁器組成物中のRe
(希土類元素)をReに換算して0.25〜1.
5mol%の範囲としたのは、ReがReに換算
して0.25mol%より少なくなると−55℃〜12
5℃における静電容量の温度変化率が−15%〜+15
%を超えてしまったり、所望の寿命時間が得られなくな
り、ReがReに換算して1.5mol%を超え
ると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られなくなる
からである。また、希土類元素Re(Sm,Eu,G
d,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Y)は単独
で用いてもよいし、2種以上の希土類元素(Re)を組
み合わせて用いてもよい。
【0009】また、前記誘電体磁器組成物中のMo及び
/又はWが各々MoO,WOに換算して0.025
〜0.25mol%の範囲としたのは、これらの元素が
MoO,WOに換算して0.025より少なくなる
と−55℃〜125℃における静電容量の温度変化率が
−15%〜+15%を超えてしまったり、所望の寿命時
間が得られなくなり、これらの元素がMoO,WO
に換算して0.25mol%を超えるとtanδが悪化
したり、−55℃〜125℃における静電容量の温度変
化率が−15%〜+15%を超えてしまうからである。
【0010】また、前記誘電体磁器組成物中にMgをM
gOに換算して1.5mol%以下の割合で含ませても
よい。MgをMgOに換算して1.5mol%以下とし
たのは、1.5mol%を超えると誘電率が3000以
下と小さくなったり、所望の寿命時間が得られなくなる
からである。
【0011】また、前記誘電体磁器組成物中にMn,
V,Crを各々Mn,V,Crに換
算して0.6mol%以下の割合で含ませてもよい。M
n,V,Crを各々Mn,V,Cr
に換算して0.6mol%以下としたのは、0.6mo
l%を超えると誘電率が3000より小さくなるからで
ある。
【0012】また、前記SiOの量は0.20〜4.
0mol%の範囲が好ましい。0.20mol%未満に
なると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られず、4
mol%を超えると所望の寿命時間が得られなくなるか
らである。
【0013】また、ガラス成分としては、例えば、B
−SiO−MO(但し、MOはBaO,SrO,
CaO,MgO及びZnOから選択された1種または2
種以上の酸化物)で現わされる組成物、LiO−Si
−MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,M
gO及びZnOから選択された1種または2種以上の酸
化物)で現わされる組成物を挙げることができるが、電
気的特性を悪化させないものであれば、これら以外のガ
ラス成分であってもよい。
【0014】ガラス成分としてB−SiO−M
O(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及び
ZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)で
現わされる組成物を使用する場合、BとSiO
とMOとの組成範囲は、これらの組成をモル%で示す三
角図における、前記Bが1モル%、前記SiO
が80モル%、前記MOが19モル%の組成を示す第一
の点Aと、前記B が1モル%、前記SiOが3
9モル%、前記MOが60モル%の組成を示す第二の点
Bと、前記Bが29モル%、前記SiOが1モ
ル%、前記MOが70モル%の組成を示す第三の点C
と、前記Bが90モル%、前記SiOが1モル
%、前記MOが9モル%の組成を示す第四の点Dと、前
記Bが90モル%、前記SiOが9モル%、前
記MOが1モル%の組成を示す第五の点Eと、前記B
が19モル%、前記SiOが80モル%、前記M
Oが1モル%の組成を示す第六の点Fとをこの順に結ぶ
6本の直線で囲まれた範囲内が好ましい。この範囲内に
あれば、所望の電気的諸特性、寿命時間が得られるが、
範囲外になると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得ら
れなくなるからである。
【0015】そして、この範囲内の組成物は0.05〜
5.0wt%の範囲が好ましい。0.05wt%未満に
なると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られなくな
り、5.0wt%を超えると誘電率が3000以下にな
ったり、所望の寿命時間が得られなくなるからである。
【0016】ガラス成分としてLiO−SiO−M
O(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及び
ZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)で
現わされる組成物を使用する場合、LiOとSiO
とMOとの組成範囲は、これらの組成をモル%で示す三
角図における、前記LiOが1モル%、前記SiO
が94モル%、前記MOが5モル%の組成を示す第七の
点Gと、前記LiOが1モル%、前記SiOが79
モル%、前記MOが20モル%の組成を示す第八の点H
と、前記LiOが19モル%、前記SiOが1モル
%、前記MOが80モル%の組成を示す第九の点Iと、
前記LiOが89モル%、前記SiO が1モル%、
前記MOが10モル%の組成を示す第十の点Jと、前記
LiOが90モル%、前記SiOが9モル%、前記
MOが1モル%の組成を示す第十一の点Kと、前記Li
Oが5モル%、前記SiOが94モル%、前記MO
が1モル%の組成を示す第十二の点Lとをこの順に結ぶ
6本の直線で囲まれた範囲内が好ましい。G,H,I,
J,K,Lの範囲内にあれば、所望の電気的諸特性、寿
命時間が得られるが、範囲外になると1300℃の焼成
で緻密な焼結体が得られなくなるからである。
【0017】そして、この範囲内の組成物は0.05〜
5.0wt%の範囲が好ましい。0.05wt%未満に
なると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られなくな
り、5.0wt%を超えると誘電率が3000以下にな
ったり、所望の寿命時間が得られなくなるからである。
【0018】また、前記誘電体磁器組成物中にFe,N
i及びCuから選択された1種又は2種以上を前記M
n,V,Crとの合計で、各々FeO,NiO,Cu
O,Mn ,V,Crに換算して1.
0mol%以下の割合で更に添加してもよい。これらの
元素を酸化物として1.0mol%以下としたのは、こ
れらが1.0mol%を超えると誘電率が3000より
小さくなるからである。
【0019】なお、本発明は積層磁器コンデンサ以外の
一般的な単層の磁器コンデンサにも勿論適用可能であ
る。
【0020】
【実施例】実施例A: まず、BaTiO,Re
,MoO,WO及びガラス成分(SiOを含
む)の各化合物の粉末を表1〜表1に示す割合で各
々秤量し、これらの化合物をPSZを入れたボールミル
に入れ、水を加え、湿式で約15時間混合した。そし
て、得られた泥漿を脱水し、150℃で15時間加熱
し、乾燥させた。
【0021】
【表1】
【0022】
【表1】
【0023】
【表1】
【0024】
【表1】
【0025】次に、乾燥させた前記泥漿を粉砕し、これ
を大気中において約800℃で2時間仮焼し、この仮焼
物をボールミルに入れ、エタノールを加え、湿式で約8
時間解砕した。そして、得られた泥漿を120℃で5時
間加熱し、乾燥させ、仮焼物の粉末を得た。
【0026】次に、この仮焼物の粉末1000g(10
0重量部)に、アクリル酸エステルポリマー、グリセリ
ン、縮合リン酸塩の水溶液からなる有機バインダーを1
5重量%添加し、更に、50重量%の水を加え、これら
をボールミルに入れ、粉砕及び混合してスラリーを作成
した。
【0027】次に、このスラリーを真空脱泡機に入れて
脱泡した後、リバースロールコータに入れ、ポリエステ
ルフィルム上にこのスラリーからなる薄膜を形成した。
そして、この薄膜をポリエステルフィルム上で100℃
に加熱して乾燥させ、打ち抜き、厚さ約5μmで、10
cm×10cmの正方形のグリーンシートを得た。
【0028】一方、平均粒径が0.5μmのニッケル粉
末10gと、エチルセルロース0.9gをブチルカルビ
トール9.1gに溶解させたものとを撹拌機に入れ、1
0時間撹拌して、内部電極用の導電性ペーストを得た。
そして、上記グリーンシートにこの導電性ペーストから
なる導電パターンを印刷し、乾燥させた。
【0029】次に、上記導電パターンの印刷面を上にし
てグリーンシートを10枚積層した。この際、隣接する
上下のシートにおいて、その印刷面がパターンの長手方
向に約半分程ずれるように配置した。更に、この積層物
の上下両面に導電パターンの印刷の施されていないグリ
ーンシートを積層した。
【0030】次に、この積層物を約50℃の温度で厚さ
方向に約40トンの圧力を加えて圧着させ、その後、こ
の積層物を格子状に裁断し、縦3.2mm×横1.6m
mの積層チップを得た。
【0031】次に、内部電極が露出する積層チップの端
面にNi外部電極をディップで形成し、この積層チップ
を雰囲気焼成が可能な炉に入れ、N雰囲気中で加熱し
て有機バインダを除去させ、続いて、酸素分圧が10
−5〜10−10atmの条件下、1300℃で焼成
し、その後、N雰囲気下、600〜1000℃で再酸
化処理を行ない、積層磁器コンデンサを得た。
【0032】次に、得られた積層磁器コンデンサの電気
的諸特性を測定したところ、表2〜表2に示す通り
であった。また、この積層磁器コンデンサの誘電体層の
1層当たりの厚みを測定したところ3μmであった。
【0033】なお、電気的諸特性は次の要領で測定し
た。
【0034】(A) 比誘電率ε は、温度20℃、周波
数1kHz、電圧(実効値)1.0Vの条件で静電容量
を測定し、この測定値と、一対の内部電極14の対向面
積と、一対の内部電極間の誘電体磁器層の厚さから計算
で求めた。
【0035】(B) 誘電損失tanδ(%)は、上記した
比誘電率の測定の場合と同一の条件で測定した。
【0036】(C) 比抵抗(Ωcm)は、温度20℃にお
いてDC25Vを60秒間印加した後に、一対の外部電
極間の抵抗値を測定して得た。なお、表2〜表2の
比抵抗の数値、例えば4.8E+12は4.8×10
12を意味する。
【0037】(D) 加速寿命(sec)は、150℃/2
0V/μmの直流電界下にて絶縁抵抗率(ρ)が1×1
10Ωcmになるまでの時間を測定して得た。
【0038】(E) 容量変化率(%)は、恒温槽の中に試
料を入れ、−55℃及び+125℃の各温度において、
周波数1kHz、電圧(実効値)1.0Vの条件で静電
容量を測定し、25℃の静電容量に対する静電容量の変
化率を求めることによって得た。
【0039】
【表2】
【0040】
【表2】
【0041】
【表2】
【0042】
【表2】
【0043】表1〜表1、表2〜表2から明ら
かなように、本発明に従う試料によれば、非酸化性雰囲
気中における1300℃以下の焼成により、誘電体磁器
層の誘電率εが3000以上、−55℃〜+125℃の
容量変化率が−15%〜+15%(25℃を基準)以
内、tanδ≦3.5%、加速寿命が200,000s
ec以上の電気的諸特性を有する信頼性の高い積層磁器
コンデンサを得ることができるものである。
【0044】一方、試料番号29A,34A,36A,
41A,42A、62A,66A,67A,71A,7
2A,75A,79A,82A,111A,115A,
116A,122A,123A,131A,137A,
138A,142A,143A,146A,150A,
153Aの試料では1300℃の焼成で緻密な焼結体が
得られないか、本発明で目標とした電気的諸特性が得ら
れない。従って、これらの試料は本発明の範囲外のもの
である。
【0045】次に、本発明に係る誘電体磁器組成物の組
成範囲の限定理由について述べる。
【0046】まず、希土類元素(Re)が、試料番号3
6Aに示すように、Reに換算して0mol%の
場合、−55℃〜+125℃の容量変化率が−15%〜
+15%から外れたり、所望の寿命時間が得られなくな
るが、試料番号37Aに示すように、Reに換算
して0.25mol%の場合、所望の電気的諸特性が得
られる。
【0047】また、希土類元素(Re)が、試料番号4
1Aに示すように、Reに換算して2.0mol
%の場合、1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られな
くなってしまうが、試料番号40Aに示すように、Re
に換算して1.5mol%の場合、所望の電気的
諸特性が得られる。
【0048】従って、希土類元素(Re)の含有割合の
最適範囲は、Reに換算して0.25〜1.5m
ol%となる。
【0049】また、希土類元素(Re)は、どの元素で
も同様の結果が得られ、試料番号43A〜53Aに示す
ように、単独で用いても、また、試料番号54A〜57
Aに示すように、複数種を混合して用いても同様の結果
が得られる。
【0050】また、Mo,Wが、試料番号29A,11
6A,123Aに示すように、MoO,WOに換算
して0mol%の場合は、所望の寿命時間が得られなく
なるが、試料番号30A,117A,124Aに示すよ
うに、MoO,WOに換算して0.025mol%
の場合、所望の電気的諸特性が得られる。
【0051】また、Mo,Wが、試料番号34A,12
2A,137Aに示すように、MoO,WOに換算
して0.25mol%の場合、所望の寿命時間が得られ
なくなったり、tanδが3.5を超えて悪化したり、
−55℃〜+125℃の容量変化率が−15%〜+15
%から外れてしまうが、試料番号33A,121A,1
36Aに示すように、MoO,WOに換算して0.
2mol%の場合、所望の電気的諸特性が得られる。
【0052】従って、Mo,Wの含有割合の最適範囲
は、MoO,WOに換算して0.025〜0.25
mol%となる。
【0053】また、Mo,Wは、試料番号30A〜33
A,117A〜121Aに示すように、各々単独で用い
ても、また、試料番号124A〜130A,132A〜
136Aに示すように、混合して用いても同様の効果が
ある。
【0054】また、SiOが、試料番号111Aに示
すように、0.00mol%の場合、1300℃の焼成
で緻密な焼結体が得られないが、試料番号112Aに示
すように、0.2mol%の場合、所望の電気的諸特性
が得られる。
【0055】また、SiOが、試料番号115Aに示
すように、5.0mol%の場合、誘電率が3000以
下となり、所望の寿命時間が得られないが、試料番号1
14Aに示すように、4.0mol%の場合、所望の電
気的諸特性が得られる。
【0056】従って、SiOの含有割合の最適範囲は
0.2〜4.0mol%となる。
【0057】従って、ガラス成分であるLiO−Ba
O−TiO−SiOの含有割合の最適範囲は、0.
05〜1.0wt%である。
【0058】また、ガラス成分がB−SiO
MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及
びZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)
で現わされる場合、これらの組成をモル%で示す図1の
三角図における、前記B が1モル%、前記SiO
が80モル%、前記MOが19モル%の組成を示す第
一の点Aと、前記Bが1モル%、前記SiO
39モル%、前記MOが60モル%の組成を示す第二の
点Bと、前記Bが29モル%、前記SiOが1
モル%、前記MOが70モル%の組成を示す第三の点C
と、前記B が90モル%、前記SiOが1モル
%、前記MOが9モル%の組成を示す第四の点Dと、前
記Bが90モル%、前記SiOが9モル%、前
記MOが1モル%の組成を示す第五の点Eと、前記B
が19モル%、前記SiOが80モル%、前記M
Oが1モル%の組成を示す第六の点Fとをこの順に結ぶ
6本の直線で囲まれた範囲内にあれば、試料番号73
A,74A,76A〜78A,80A,81A,83A
に示すように、所望の電気的諸特性が得られるが、試料
番号72A,75A,79A,82Aに示すように、範
囲外になると1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られ
なくなる。
【0059】また、B−SiO−MOが、試料
番号67Aに示すように、0wt%になると1300℃
の焼成で緻密な焼結体が得られなくなるが、試料番号6
8Aに示すように、0.05wt%になると所望の電気
的諸特性が得られる。
【0060】また、B−SiO−MOが、試料
番号71Aに示すように、10.00wt%になると誘
電率が3000以下になったり、所望の寿命時間が得ら
れなくなるが、試料番号70Aに示すように、5.00
wt%になると所望の電気的諸特性が得られる。
【0061】従って、この範囲内のB−SiO
−MOの含有割合の最適範囲は、0.05〜5.0wt
%である。
【0062】また、ガラス成分がLiO−SiO
MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及
びZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)
で現わされる場合、これらの組成をモル%で示す図2の
三角図における、前記LiOが1モル%、前記SiO
が94モル%、前記MOが5モル%の組成を示す第七
の点Gと、前記LiOが1モル%、前記SiOが7
9モル%、前記MOが20モル%の組成を示す第八の点
Hと、前記LiOが19モル%、前記SiOが1モ
ル%、前記MOが80モル%の組成を示す第九の点I
と、前記LiOが89モル%、前記SiOが1モル
%、前記MOが10モル%の組成を示す第十の点Jと、
前記LiOが90モル%、前記SiOが9モル%、
前記MOが1モル%の組成を示す第十一の点Kと、前記
LiOが5モル%、前記SiOが94モル%、前記
MOが1モル%の組成を示す第十二の点Lとをこの順に
結ぶ6本の直線で囲まれた範囲内にあれば、試料番号1
44A,145A,147A〜149A,151A,1
52A,154Aに示すように、所望の電気的諸特性が
得られるが、試料番号143A,146A,150A,
153Aに示すように、範囲外になると1300℃の焼
成で緻密な焼結体が得られなくなる。
【0063】また、LiO−SiO−MOが、試料
番号138Aに示すように、0wt%になると1300
℃の焼成で緻密な焼結体が得られなくなるが、試料番号
139Aに示すように、0.05wt%になると所望の
電気的諸特性が得られる。
【0064】また、LiO−SiO−MOが、試料
番号142Aに示すように、10.00wt%になると
1300℃の焼成で緻密な焼結体が得られなくなるが、
試料番号141Aに示すように、5.00wt%になる
と所望の電気的諸特性が得られる。
【0065】従って、この範囲内のLiO−SiO
−MOの含有割合の最適範囲は、0.05〜5.0wt
%である。
【0066】実施例B: 実施例Aで出発原料とした
各化合物粉末とMgOの粉末を表3〜表3に示す割
合で各々秤量し、これらを用いて実施例Aと同様にして
積層セラミックコンデンサを作成し、その焼結性及び電
気的特性を調べたところ、表4〜表4に示す通りの
結果が得られた。
【0067】
【表3】
【0068】
【表3】
【0069】
【表3】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【表4】
【0073】
【表4】
【0074】
【表2】
【0075】得られた結果は、基本的に実施例Aの結果
と同様である。Mgの量については、試料番号61Bに
示すように、MgOに換算して2.0mol%の場合、
誘電率が3000以下になったり、所望の寿命時間が得
られなくなるが、試料番号60Bに示すように、MgO
に換算して1.5mol%の場合、所望の電気的諸特性
が得られる。また、実施例Aの試料No.32A示すよ
うにMgの量が0でも所望の電気的特性が得られる。
【0076】従って、Mgの含有割合の最適範囲は、M
gOに換算して0〜1.5mol%となる。
【0077】実施例C: 実施例Aで出発原料とした各
化合物と遷移金属の酸化物(MnO ,V,Cr
,Fe,NiO,CuO)の各粉末を表5
〜表5に示す割合で各々秤量し、これらを用いて実
施例Aと同様にして積層セラミックコンデンサを作成
し、焼結性及び電気的特性を調べたところ、表6〜表
6に示す通りの結果が得られた。
【0078】
【表5】
【0079】
【表5】
【0080】
【表5】
【0081】
【表5】
【0082】
【表5】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表6】
【0086】
【表6】
【0087】
【表6】
【0088】
【表6】
【0089】
【表6】
【0090】得られた結果は、基本的に実施例Aの結果
と同様である。遷移金属のうち、Mn,V,Crの量に
ついては、試料番号22C〜24Cに示すように、各々
Mn ,V,Crに換算して0.6m
ol%の場合、所望の電気的諸特性が得られる。また、
実施例Aの試料No.32A示すように、Mn,V,C
rの量が0でも所望の電気的特性が得られる。
【0091】従って、Mn,V,Crの含有割合の最適
範囲は、各々Mn,V,Crに換算
して0.6mol%以下となる。
【0092】また、Mn,V,Crは、試料番号4C〜
6C,13C〜18Cに示すように、各々単独で用いて
も、また、試料番号7C〜12C,19C〜24Cに示
すように、複数種を混合して用いても同様の効果があ
る。
【0093】また、Fe,Ni及びCuとMn,V,C
rとの合計が、試料番号108C〜110Cに示すよう
に、1.3mol%の場合、誘電率が3000以下とな
ったり、所望の寿命時間が得られなくなるが、試料番号
105C〜107Cに示すように、1.00mol%の
場合、所望の電気的諸特性が得られる。
【0094】従って、Fe,Ni及びCuとMn,V,
Crとの合計の含有割合の最適範囲は、FeO,Ni
O,CuO,Mn,V,Crに換算
して1.00mol%以下となる。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、誘電体層の比誘電率ε
が3000以上、tanδが3.5%以下、−55
℃〜125℃における静電容量の温度変化率が−15%
〜+15%(25℃を基準)の範囲に収まり、所望の寿
命時間を有する信頼性の高い磁器コンデンサを得ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】B−SiO−MOで表わされるガラス
の組成をモル比(%)で示す三角図である。
【図2】LiO−SiO−MOで表わされるガラス
の組成をモル比(%)で示す三角図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 静野 寿光 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 4G031 AA01 AA03 AA04 AA05 AA06 AA07 AA08 AA11 AA13 AA16 AA17 AA18 AA19 AA21 AA23 AA25 AA26 AA28 AA30 BA09 CA08 GA02 5E001 AB01 AB03 AE02 AE03 AE04 5G303 AA01 AB06 AB07 AB11 AB14 AB20 CA01 CA03 CB02 CB03 CB06 CB10 CB11 CB13 CB16 CB17 CB18 CB23 CB30 CB32 CB35 CB36 CB37 CB38 CB40 CB41 CB43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ba及びTiがBaTiOに換算して
    100mol%、Re(ReはSm,Eu,Gd,T
    b,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Yから選択された
    1種又は2種以上)がReに換算して0.25〜
    1.5mol%、Mo及び/又はWが各々MoO,W
    に換算して0.025〜0.25mol%の割合で
    含有され、更にSiO又はガラス成分が所定の割合で
    含有されている焼結体からなることを特徴とする誘電体
    磁器組成物。
  2. 【請求項2】 MgがMgOに換算して1.5mol%
    以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項1
    に記載の誘電体磁器組成物。
  3. 【請求項3】 Mn,V及びCrから選択された1種又
    は2種以上が各々Mn,V,Cr
    換算して0.6mol%以下の割合で含有されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の誘電体磁器組成物。
  4. 【請求項4】 前記ガラス成分がB−SiO
    MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及
    びZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)
    で現わされ、BとSiOとMOとの組成範囲
    が、これらの組成をモル%で示す三角図における、前記
    が1モル%、前記SiOが80モル%、前記
    MOが19モル%の組成を示す第一の点Aと、前記B
    が1モル%、前記SiOが39モル%、前記MO
    が60モル%の組成を示す第二の点Bと、前記B
    が29モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが7
    0モル%の組成を示す第三の点Cと、前記Bが9
    0モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが9モル
    %の組成を示す第四の点Dと、前記Bが90モル
    %、前記SiOが9モル%、前記MOが1モル%の組
    成を示す第五の点Eと、前記Bが19モル%、前
    記SiOが80モル%、前記MOが1モル%の組成を
    示す第六の点Fとをこの順に結ぶ6本の直線で囲まれた
    範囲内にある組成物からなり、該組成物が0.05〜
    5.0wt%の割合で含有されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。
  5. 【請求項5】 前記SiOが0.20〜4.0mol
    %の割合で含有されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。
  6. 【請求項6】 前記ガラス成分がLiO−SiO
    MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO及
    びZnOから選択された1種または2種以上の酸化物)
    で現わされ、LiOとSiOとMOとの組成範囲
    が、これらの組成をモル%で示す三角図における、前記
    LiOが1モル%、前記SiOが94モル%、前記
    MOが5モル%の組成を示す第七の点Gと、前記Li
    Oが1モル%、前記SiOが79モル%、前記MOが
    20モル%の組成を示す第八の点Hと、前記LiOが
    19モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが80
    モル%の組成を示す第九の点Iと、前記LiOが89
    モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが10モル
    %の組成を示す第十の点Jと、前記LiOが90モル
    %、前記SiOが9モル%、前記MOが1モル%の組
    成を示す第十一の点Kと、前記LiOが5モル%、前
    記SiOが94モル%、前記MOが1モル%の組成を
    示す第十二の点Lとをこの順に結ぶ6本の直線で囲まれ
    た範囲内にある組成物からなり、該組成物が0.05〜
    5.0wt%の割合で含有されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。
  7. 【請求項7】 Fe,Ni及びCuから選択された1種
    又は2種以上が前記Mn,V,Crとの合計で、各々F
    eO,NiO,CuO,Mn,V ,Cr
    に換算して0〜1.0mol%の範囲で含有されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の誘電体磁器組成
    物。
  8. 【請求項8】 誘電体磁器組成物からなる1又は2以上
    の誘電体磁器層と、この誘電体磁器層を挟持している少
    なくとも2以上の内部電極とを備え、前記誘電体磁器組
    成物が、Ba及びTiがBaTiOに換算して100
    mol%、Re(ReはSm,Eu,Gd,Tb,D
    y,Ho,Er,Tm,Yb,Yから選択された1種又
    は2種以上)がReに換算して0.25〜1.5
    mol%、Mo及び/又はWが各々MoO,WO
    換算して0.025〜0.25mol%の割合で含有さ
    れ、更にSiO又はガラス成分が所定の割合で含有さ
    れている焼結体からなることを特徴とする磁器コンデン
    サ。
  9. 【請求項9】 MgがMgOに換算して1.5mol%
    以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項8
    に記載の磁器コンデンサ。
  10. 【請求項10】 Mn,V及びCrから選択された1種
    又は2種以上が各々Mn,V,Cr
    に換算して0.6mol%以下の割合で含有されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の磁器コンデンサ。
  11. 【請求項11】 前記ガラス成分がB−SiO
    −MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO
    及びZnOから選択された1種または2種以上の酸化
    物)で現わされ、BとSiOとMOとの組成範
    囲が、これらの組成をモル%で示す三角図における、B
    とSiOとMOとの組成範囲が、これらの組成
    をモル%で示す三角図における、前記Bが1モル
    %、前記SiOが80モル%、前記MOが19モル%
    の組成を示す第一の点Aと、前記Bが1モル%、
    前記SiOが39モル%、前記MOが60モル%の組
    成を示す第二の点Bと、前記Bが29モル%、前
    記SiOが1モル%、前記MOが70モル%の組成を
    示す第三の点Cと、前記Bが90モル%、前記S
    iOが1モル%、前記MOが9モル%の組成を示す第
    四の点Dと、前記B が90モル%、前記SiO
    が9モル%、前記MOが1モル%の組成を示す第五の点
    Eと、前記Bが19モル%、前記SiOが80
    モル%、前記MOが1モル%の組成を示す第六の点Fと
    をこの順に結ぶ6本の直線で囲まれた範囲内にある組成
    物からなり、該組成物が0.05〜5wt%の割合で含
    有されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれ
    かに記載の磁器コンデンサ。
  12. 【請求項12】 前記SiOが0.20〜4.0mo
    l%の割合で含有されていることを特徴とする請求項8
    〜10のいずれかに記載の磁器コンデンサ。
  13. 【請求項13】 前記ガラス成分がLiO−SiO
    −MO(但し、MOはBaO,SrO,CaO,MgO
    及びZnOから選択された1種または2種以上の酸化
    物)で現わされ、LiOとSiOとMOとの組成範
    囲が、これらの組成をモル%で示す三角図における、前
    記LiOが1モル%、前記SiOが94モル%、前
    記MOが5モル%の組成を示す第七の点Gと、前記Li
    Oが1モル%、前記SiOが79モル%、前記MO
    が20モル%の組成を示す第八の点Hと、前記Li
    が19モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが8
    0モル%の組成を示す第九の点Iと、前記LiOが8
    9モル%、前記SiOが1モル%、前記MOが10モ
    ル%の組成を示す第十の点Jと、前記LiOが90モ
    ル%、前記SiOが9モル%、前記MOが1モル%の
    組成を示す第十一の点Kと、前記LiOが5モル%、
    前記SiOが94モル%、前記MOが1モル%の組成
    を示す第十二の点Lとをこの順に結ぶ6本の直線で囲ま
    れた範囲内にある組成物からなり、該組成物が0.05
    〜5.0wt%の割合で含有されていることを特徴とす
    る請求項8〜10のいずれかに記載の磁器コンデンサ。
  14. 【請求項14】 前記誘電体磁器組成物中にFe,Ni
    及びCuから選択された1種又は2種以上が前記Mn,
    V,Crとの合計で、各々FeO,NiO,CuO,M
    ,V,Crに換算して0〜1.0
    mol%の範囲で含有されていることを特徴とする請求
    項10に記載の磁器コンデンサ。
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