JP2002086018A - 微細気泡発生装置のノズル - Google Patents

微細気泡発生装置のノズル

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JP2002086018A JP2000276005A JP2000276005A JP2002086018A JP 2002086018 A JP2002086018 A JP 2002086018A JP 2000276005 A JP2000276005 A JP 2000276005A JP 2000276005 A JP2000276005 A JP 2000276005A JP 2002086018 A JP2002086018 A JP 2002086018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の気泡発生装置では、ポンプに吸引した
空気と温水を高圧噴流ノズルで微細化し混合するため、
高圧で大型のポンプが必要であり、空気吸入部にシャト
ルバルブを用いていることで、安定した微細気泡の発生
ができない。 【解決手段】 ノズル本体10のノズルケーシング30
内に前記ノズルケーシング30とで流体の流路を形成す
る流路形成部材32、33、34を設け、前記流路の下
流側に衝突壁35を設け、前記流路形成部材32、3
3、34と前記衝突壁35の下流側に粒状体36を内包
した流路を形成した微細気泡発生装置のノズルであっ
て、前記ノズルケーシング30と流路形成部材32、3
3、34で形成された流路がリング形状である構成と
し、微細気泡を効率的に安定して発生させることがで
き、小型のポンプを用い性能が安定し信頼性の高い気泡
発生装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液中に気泡を発生
させる微細気泡発生装置のノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、浴槽内に空気や各種ガスを含んだ
浴水を噴出して微細気泡を発生させ、温熱効果やマッサ
ージ効果や洗浄効果が得られることにより、快適な入浴
を行うというニーズが高まりつつある。従来、この種の
微細気泡を発生させる気泡発生装置としては、特公平3
−14464号公報等により提案されている。
【0003】以下に、従来の技術として特公平3−14
464号公報に記載の技術について図6〜図9に従い説
明を行う。
【0004】図6は従来の噴流浴装置のシステム構成
図、図7は同噴流浴装置におけるシャトルバルブの断面
図、図8は同噴流浴装置におけるレリーフバルブの断面
図、図9は同噴流浴装置における低圧噴流ノズルの断面
図である。
【0005】先ず構成について説明する。この噴流浴装
置は、図6に示すように温水102をいれた浴槽101
と、温水102を循環させるポンプ103を備えたポン
プユニット104と、吸入器106と低圧噴流ノズル1
09および高圧噴流ノズル110を備えて浴槽101内
にセットされるノズルユニット111を主要構成部とし
て構成されている。
【0006】前記ポンプユニット104におけるポンプ
103の吸込み側にはジェット流路112を設けてあ
り、また、ポンプ103の吐出側に吐出側管路107を
接続するとともに、吐出側管路107から分岐流路11
4を介してジェット流路112の間にシャトルバルブ1
13を設けている。ポンプユニット104におけるポン
プ103の吸込み側は、吸込側管路105によりノズル
ユニット111における吸入器106に接続され、ポン
プユニット104におけるポンプ103の吐出側は、吐
出側管路107によりノズルユニット111における2
方弁108を介して低圧噴流ノズル109および高圧噴
流ノズル110に接続されている。
【0007】前記噴流浴装置におけるシャトルバルブ1
13は、図7に示すように構成され、すなわち、スプリ
ング115と、スプリング115により付勢された円錐
弁116と、円錐弁116に連結された弁棒117とで
構成され、このバルブの下流側には空気取り入れ流路1
18が設けられ、また、バルブの上流側は空気流路11
9を介してポンプ103の吸込み側のジェット流路11
2に連通している。
【0008】前記ノズルユニット111における高圧噴
流ノズル110は図8に示すように構成され、すなわ
ち、螺旋流路A120と螺旋流路B121とを交互に備
えた気液混合器122を有し、その下流側にスプリング
123により付勢された弁体124と噴流吐出口125
と噴流吐出口125を備えたレリーフバルブ126を接
続している。
【0009】また、前記ノズルユニット111における
低圧噴流ノズル109は図9に示すように構成され、す
なわち、低圧噴流ノズルに設けられた流動流路127
と、この流動流路127の外周に形成された空気流入流
路128と、流動流路127の下流に設けられた細い流
路129と、流動流路127の下流に設けられ細い流路
129と、空気流入流路128の下流に設けた細い流路
132と、細い流路129および132が接続された広
い流路130と、広い流路130の流路端に設けたノズ
ル131により構成されている。
【0010】次に上記構成の噴流浴装置の動作について
説明する。微細気泡の発生時にはポンプユニット104
におけるポンプ103を運転すると、浴槽101内の温
水102は、ノズルユニット111における吸入器10
6から吸入側管路105を介してポンプユニット104
におけるポンプ103に吸引される。その後ポンプ10
3から吐出側管路107を介してノズルユニット111
における高圧噴流ノズル110から微細気泡が噴出され
る。このときにはポンプ103の吐出圧は分岐流路11
4に作用し、吐出圧が大きくなり、シャトルバルブ11
3における弁棒117に連結した円錐弁116がスプリ
ング115の付勢に打ち勝って円錐弁116を開くこと
で、シャトルバルブ113における空気取り入れ流路1
18と円錐弁116と空気流路119を介してジェット
流路112に空気が吸引され、この空気がポンプ103
に吸引される。吸引された空気はポンプ103により吐
出側管路107および2方弁108を介してノズルユニ
ット111における高圧噴流ノズル110に圧送され、
高圧噴流ノズル110の気液混合器122で温水と空気
が微細に混合され、レリーフバルブ126を経て浴槽1
01に吐出される。
【0011】一方、大気泡発生動作時には2方弁108
が切り替わり、ポンプ103からの温水はノズルユニッ
ト111における低圧噴流ノズル109から大気泡が浴
槽101内に吐出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記噴
流浴装置の構成では、微細気泡発生の運転時において、
ポンプ103に吸込まれた空気と温水102を高圧噴流
ノズル110の螺旋流路120,121により微細化し
混合するため、高圧で大型のポンプが必要であった。ま
た、空気吸入部にシャトルバルブ113を用いているこ
とにより、ポンプ103の吐出圧変化により、シャトル
バルブ113に設けられたスプリング115の円錐弁1
16への付勢が変化し、これによりジェット流路112
を通じてのポンプ103への空気供給量が変化し、ポン
プ103の吐出圧も変化し、これらが繰り返されること
から、安定した微細気泡の発生ができなくなるという課
題があった。
【0013】本発明は前記従来の問題に留意し、小型の
ポンプを用い、簡単な構成で、かつ、性能が安定し、信
頼性の高い微細気泡発生装置のノズルを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すめるた
めに本発明は、ノズル本体と、前記ノズル本体の外郭と
流体の流路を形成するノズルケーシングと、前記ノズル
ケーシング内に設けられた流体の流路を形成する流路形
成部材と、前記流路形成部材の流路下流側に設けられた
衝突壁と、前記流路形成部材と前記衝突壁の流路下流側
に設けられ流体の流路を形成する粒状体内包流路とで形
成された微細気泡発生装置のノズルであって、前記流路
形成部材で形成された流路がリング形状である構成の微
細気泡発生装置のノズルとする。
【0015】本発明によれば、ノズル本体において流体
内に溶解していた気体が再気体化する場合、流体の流路
がリング形状と粒状内包流路で形成されていることによ
り、気体が再気体化する過程において、ノズル本体の流
体の流路内で短時間に拡散と衝突が行われ、近接する気
泡との距離が拡大していくため、再気体化した気泡が成
長し難く、微細気泡を効率的に発生させることができ、
小型のポンプを用い、簡単な構成で性能が安定し信頼性
の高い微細気泡発生装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ノズル本体のノズルケーシング内にノズルケーシン
グとで流体の流路を形成する流路形成部材を設け、流路
の下流側に衝突壁を設け、流路形成部材と衝突壁の流路
下流側に粒状体内包流路を形成した微細気泡発生装置の
ノズルであって、ノズルケーシングと流路形成部材で形
成された流路がリング形状である微細気泡発生装置のノ
ズルであり、ノズル本体において流体内に溶解していた
気体が再気体化するに場合、流体の流路がリング形状と
粒状内包流路で形成されていることにより、気体が再気
体化する過程において、ノズル本体の流体の流路内で短
時間に拡散と衝突が行われ、近接する気泡との距離が拡
大していくため、再気体化した気泡が成長し難く、微細
気泡を効率的に発生させることができ、小型のポンプを
用いて簡単に構成でき、しかも性能を安定させるという
作用を有する。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、ノズル
本体のノズルケーシング内にノズルケーシングとで流体
の流路を形成する流路形成部材を設け、流路の下流側に
ノズルケーシングとで拡散衝突流路を形成する拡散衝突
部材を設けた微細気泡発生装置のノズルであって、ノズ
ルケーシングと流路形成部材で形成された流体の流路
と、ノズルケーシングと拡散衝突部材とで形成される拡
散衝突流路がリング形状である微細気泡発生装置のノズ
ルであり、ノズル本体において流体内に溶解していた気
体が再気体化するに場合、流体の流路がリング形状に形
成されていることにより、気体が再気体化する過程にお
いて、ノズル本体の流体の流路内で短時間に均一な拡散
と衝突が行われ、近接する気泡との距離が拡大していく
ためく、再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を効
率的に発生させることができ、拡散衝突流路には係止部
がなく詰まりが発生しないためメンテナンス性がよく、
小型のポンプを用いて簡単に構成でき、しかも性能を安
定させるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、ノズル
本体のノズルケーシング内にノズルケーシングとで流体
の流路を形成する流路形成部材を設け、流路の下流側に
衝突壁を設け、流路形成部材と衝突壁の流路下流側にメ
ッシュ内包流路を形成した微細気泡発生装置のノズルで
あって、ノズルケーシングと流路形成部材で形成された
流路がリング形状である微細気泡発生装置のノズルであ
り、ノズル本体において流体内に溶解していた気体が再
気体化するに場合、流体の流路がリング形状とメッシュ
内包流路で形成されていることにより、気体が再気体化
する過程において、ノズル本体の流体の流路内で短時間
に均一な拡散と衝突が行われ、近接する気泡との距離が
拡大していくため、再気体化した気泡が成長し難く、微
細気泡を効率的に発生させることができ、小型のポンプ
を用いて簡単に構成でき、しかも性能を安定させるとい
う作用を有する。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3のいずれかに記載の微細気泡発生装置のノズルに
おいて、流路形成部材の流路側表面に複数の凹凸部を設
けたものであり、流路形成部材の流体の流路内において
も拡散と衝突が促進されるため、微細気泡を効率的に発
生させることができ、小型のポンプを用いて簡単に構成
でき、しかも性能を安定させるという作用を有する。
【0020】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態1の微細気泡
発生装置のシステム構成図、図2は、同微細気泡発生装
置におけるノズルの断面図、図3は、同微細気泡発生装
置における微細気泡の気泡径の分布図である。
【0022】図1に示すように、この実施の形態1の微
細気泡発生装置15は、水槽1と、循環ポンプ2と、水
槽1と循環ポンプ2の吸込み側を連通する供給管3と、
水槽1と循環ポンプ2を連通する吐出管4と、吐出管4
に設けられた気体供給部5と、吐出管4の水槽1内に位
置する端部に設けられたノズル本体10と、吐出管4に
設けられた気液溶解タンク11と、微細気泡発生装置1
5を制御する制御部16を主要な構成部として構成され
ている。
【0023】前記気体供給部5は、エジェクタ6と、気
体供給管7と、気体供給管7に設けられた弁8と,気体
供給管7に設けられた逆止弁9を備えて構成されてい
る。
【0024】前記気液溶解タンク11は、粒状体の集合
体である未溶解気泡流出防止手段11aと、上限水位検
知用の水位センサ12aおよび下限水位検知用の水位セ
ンサ12bよりなる水位センサ12と、気体13と、流
体14を内蔵して構成されている。
【0025】前記微細気泡発生装置15を制御する制御
部16は、循環ポンプ2に対しケーブル17で、また、
気体供給部5の弁8に対しケーブル18で、また、気液
溶解タンク11の水位センサ12に対しケーブル19で
接続されている。
【0026】図中の20は流体の流れ、21は水槽1内
の液体、22は水槽1に吐出された微細気泡である。
【0027】前記ノズル本体10は図2に示すように構
成されている。すなわち、キャップ状で外郭を形成する
ノズルケーシング30は、吐出管4と連通された吐出流
路31を有し、内部には上流側より下流側に向かって第
1の流路形成部材32と第2の流路形成部材33を配置
している。前記第1の流路形成部材32と第2の流路形
成部材33は座板状に形成され、前記第1の流路形成部
材32には、その中央部に流通用の孔32aを形成して
いる。前記第1の流路形成部材32と第2の流路形成部
材33間には、小片状の第3の流路形成部材34を介在
させてあり、さらに、第2の流路形成部材33の流路下
流側に衝突壁35を設け、前記ノズルケーシング30と
第1の流路形成部材32と第2の流路形成部材33と第
3の流路形成部材34と衝突壁35によってリング形状
の流路を形成している。また、前記ノズルケーシング3
0の下流側には、上流側と下流側に網38a,38bを
もち、粒状体36を内包したノズルケーシング下部を配
置して、粒状体内包流路を形成している。図中の39は
流体の流れである。
【0028】次に、前記構成の微細気泡発生装置15の
動作について説明を行う。循環ポンプ2が運転をスター
トすると、供給管3を通じて水槽1の液体21が吸引さ
れ、循環ポンプ2から吐出管4へ液体21が吐出され、
気体供給部5に液体21が供給される。この液体21が
供給されると、気体供給部5ではエジェクタ効果により
気体供給管7と弁8と逆止弁9とを通じて気体がエジェ
クタ6へ吸引され、エジェクタ6で液体21と気体が混
合溶解されながら気液溶解タンク11内に噴出される。
【0029】前記エジェクタ6の吐出側から気液溶解タ
ンク11へ供給された流体は、気液溶解タンク11の上
部から気液溶解タンク11の流体14の水面に衝突し、
気液溶解タンク11内の気体13を巻き込みながら流体
14の中に吐出されて混合溶解され、気体の溶解した流
体14は気液溶解タンク11の吐出側の吐出管4を通じ
てノズル本体10に供給され、水槽1内の液体21の中
に吐出されて微細気泡22を発生させる。
【0030】前記気液溶解タンク11に気体が供給され
て水位センサ12b(例:電極間抵抗測定タイプ、マイ
クロ波タイプ、光電スイッチタイプ、静電容量タイプ)
が水位の低下を検知すると、制御部16へ検知信号が送
られ、制御部16は気体供給管7に設けられた弁8を閉
じることにより、エジェクタ6からの気体の吸引が停止
し、気液溶解タンク11からの未溶解気泡の流出を防止
することがでる。弁8を閉じられていることにより気液
溶解タンク11内の気体13が流体14に混合溶解され
て徐々に減少し、水位センサ12aが水位の上昇を検知
すると制御部16は弁8を開放し、エジェクタ6からの
気体の吸引が開始されるため、気液溶解タンク11から
の未溶解気泡の流出の防止効果があり、気液溶解タンク
11内の気体13の量も確保されるため、安定して混合
溶解を行うことができる。また、気液溶解タンク11に
は未溶解気泡流出防止手段11aが設けられているた
め、気液溶解タンク11内の大部分の気泡は未溶解気泡
流出防止手段11aの表面で捕集後気泡が成長浮上し、
未溶解気泡流出防止手段11aの粒状体の隙間を通過し
た気泡も流体の流速が減速されるため、未溶解気泡流出
防止手段11aの下部で気泡が成長し浮上するため、未
溶解気泡が気液溶解タンク11から気泡が流出すること
が殆どなくなる。このため、ノズル本体10での微細気
泡の発生が安定して行うことができる。
【0031】次に、本発明の特徴である微細気泡発生装
置15のノズル本体10について説明を行う。
【0032】微細気泡発生装置15の運転がスタート
し、気液溶解タンク11から気体の溶解した流体が吐出
管4を通じて図2に示すノズル本体10の吐出流路31
に供給され、吐出流路31に供給された気体の溶解した
流体は、第1の流路形成部材32の孔32aを通過し、
この第1の流路形成部材32と第2の流路形成部材33
と第3の流路形成部材34と衝突壁35で形成されるリ
ング形状流路で拡散し衝突することにより、流体中に溶
解した気体の一部が再気体化し、つぎに粒状体36中を
一部が再気体化した気泡を含む流体が通過し、さらに拡
散と衝突が繰り返されることにより、流体中に溶解した
気体の再気体化が促進される。この気体が再気体化する
拡散と衝突の過程において、再気体化した気泡は短時間
に拡散衝突し近接する気泡との距離が概ね拡大していく
ため、再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を効率
的に発生させることができる。
【0033】ここで、図3にノズル本体10の吐出流路
31の圧力が約0.2MPaで、第1の流路形成部材3
2と孔32aと第2の流路形成部材33と第3の流路形
成部材34と衝突壁35で形成されるリング形状流路の
流体初速が約10m/secにおいて、粒状体33の径
を変化させた場合の気泡径の分布図を示しているが、粒
状体36の径がφ2とφ4では平均粒径が約30μmで
良好な気泡の分布を示しているが、粒状体36の径がφ
0.5とφ8の場合分布が良好とはいえない。これは、
粒状体36の径がφ0.5と小さい場合、粒状体保持具
の網38a,38bに保持される粒状体36の個数が多
くなり、それにより粒状体33の個々の隣あう距離が短
くなり、リング形状流路から吐出される流体は拡散衝突
を繰り返すが、粒状体33の個々の隙間が狭いため再気
体化した気泡間の距離が短くなり衝突回数も増加するた
め、近接する再気体化した気泡が成長し易くなるためで
ある。粒状体36の径がφ5と大きい場合、粒状体保持
具の網38a,38bに保持される粒状体36の個数が
少なくなり、それにより粒状体33の個々の隣あう距離
が長くなり、リング形状流路から吐出される流体は拡散
衝突を繰り返すが、粒状体33の個々の隙間が広いため
再気体化した気泡間の距離が長くなり衝突回数が減少す
るが、流速が遅くなるため周囲の溶解していた気体が再
気体化した気泡に集まり易くなり、結果として再気体化
する気泡が成長し易くなっているためである。
【0034】さらに、第1の流路形成部材32と第2の
流路形成部材33と第3の流路形成部材34と衝突壁3
5で形成されるリング形状流路内においても、流路側表
面に複数の凹凸部を設けることにより、リング形状流路
内においても流体の拡散と衝突が促進されるため、微細
気泡を効率的に発生させることができる。
【0035】また、粒状体33の代りににメッシュを用
いた場合、メッシュ内包流路の中を一部が再気体化した
気泡を含む流体が通過することにより、さらに拡散と衝
突が繰り返され、流体中に溶解した気体の再気体化が促
進される。この気体が再気体化する拡散と衝突の過程に
おいて、再気体化した気泡は短時間に拡散衝突し、近接
する気泡との距離が概ね拡大していくため、再気体化し
た気泡が成長し難く、微細気泡を効率的に発生させるこ
とができる。
【0036】以上のような構成とすることで、ノズル本
体10において流体内に溶解していた気体が再気体化す
るに場合、流体の流路がリング形状と粒状内包流路で形
成されていることにより、ノズル本体10の流体の流路
内で短時間に拡散と衝突が行われるため、気体が再気体
化する過程において、近接する気泡との距離が拡大して
いくため、再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を
効率的に発生させることができ、小型のポンプを用い、
簡単な構成で性能が安定し信頼性の高い微細気泡発生装
置を提供することができる。
【0037】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の微細気泡発生装置におけるノズルの断面図、図
5は、同微細気泡発生装置における微細気泡の気泡径の
分布図である。
【0038】以下、この実施の形態2の微細気泡発生装
置におけるノズル本体について図面を用いて説明する。
【0039】前記ノズル本体10は図4に示すように構
成されている。すなわち、キャップ状で外郭を形成する
ノズルケーシング40は、吐出管4と連通された吐出流
路41を有し、内部には上流側より下流側に向かって第
1の流路形成部材42と第2の流路形成部材43を配置
している。前記第1の流路形成部材42と第2の流路形
成部材43は座板状に形成され、前記第1の流路形成部
材42には、その中央部に流通用の孔42aを形成して
いる。前記第1の流路形成部材42と第2の流路形成部
材43間には、小片状の第3の流路形成部材44を介在
させてあり、さらに、第2の流路形成部材43の流路下
流側に衝突壁45を設け、前記ノズルケーシング40と
第1の流路形成部材42と第2の流路形成部材43と第
3の流路形成部材44と衝突壁45によってリング形状
の流路を形成している。また、前記ノズルケーシング4
0の下流側には、拡散衝突流路形成部材46を配置して
いる。
【0040】この拡散衝突流路形成部材46は、外郭を
なすノズルケーシング下部46aとその内部に配置した
内部体46bよりなり、かつ、ノズルケーシング下部4
6aの内周面を下流側に次第に外径が大きくなる階段状
内周部とし、内部体46bの外周面を同じく下流側に次
第に外径が大きくなる階段状外周部とし、ノズルケーシ
ング下部46aの内周面と内部体46bの外周面間に拡
散衝突流路を形成している。図中の47は流体の流れで
ある。
【0041】次に、本発明の実施の形態2の微細気泡発
生装置の動作について説明を行う。なお、ノズル本体1
0の動作以外の動作は先に述べた実施の形態1とおなじ
動作であり、したがって、ノズル本体10の動作以外の
動作の説明は省略する。
【0042】次に本発明の実施の形態2の微細気泡発生
装置におけるノズル本体の動作について説明を行う。
【0043】気泡発生装置15の運転がスタートし、気
液溶解タンク11から気体の溶解した流体が吐出管4を
通じて吐出流路41に供給され、吐出流路41に供給さ
れた気体の溶解した流体は第1の流路形成部材42の孔
42aを通過し、第1の流路形成部材42と第2の流路
形成部材43と第3の流路形成部材44と衝突壁45で
形成されるリング形状流路で拡散し衝突することによ
り、流体中に溶解した気体の一部が再気体化し、次に拡
散衝突流路形成部材46で形成される拡散衝突流路中を
一部が再気体化した気泡を含む流体が通過し、さらに拡
散と衝突が繰り返されることにより、流体中に溶解した
気体の再気体化が促進される。この気体が再気体化する
拡散と衝突の過程において、再気体化した気泡は短時間
に拡散衝突し、近接する気泡との距離が概ね拡大してい
くため、再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を効
率的に発生させることができる。
【0044】ここで、図5に拡散衝突流路形成部材46
で形成される拡散衝突流路の隙間を変化させた場合の気
泡径の分布図を示しているが、拡散衝突流路形成部材4
6で形成される拡散衝突流路の隙間が1mmでは平均粒
径が約30μmで良好な気泡の分布を示しているが、拡
散衝突流路形成部材46で形成される拡散衝突流路の隙
間が0.5mmと1.5mmの場合、分布が良好でな
い。これは、拡散衝突流路形成部材46で形成される拡
散衝突流路の隙間が0.5mmと小さい場合、流路が狭
いためリング形状より吐出された一部が再気体化した流
体は拡散衝突流路内では拡散衝突が促進されず、ノズル
本体10から吐出された後に一気に再気体化し気泡化か
するため、近接する気泡が結合し易くなり再気体化した
気泡が成長し易くなるためである。拡散衝突流路形成部
材46で形成される拡散衝突流路の隙間が1.5mmと
大きい場合、流路が広いためリング形状より吐出された
一部が再気体化した流体は拡散衝突流路内では拡散衝突
が促進されず、隙間が広いため再気体化した気泡間の距
離が長くなり衝突回数が減少するが、流速が遅くなるた
め周囲の溶解した気体が再気体化した気泡に集まり易く
なり、結果として再気体化する気泡が成長し易くなって
いるためである。
【0045】以上のような構成とすることで、ノズル本
体10において流体内に溶解していた気体が再気体化す
るに場合、流体の流路がリング形状と拡散衝突流路で形
成されていることにより、気体が再気体化する過程にお
いて、ノズル本体の流体の流路内で短時間に拡散と衝突
が行われ、近接する気泡との距離が拡大していくため、
再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を効率的に発
生させることができ、小型のポンプを用い、簡単な構成
で性能が安定し、信頼性の高い気泡発生装置を提供する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は前記の説明より明らかなよう
に、ノズル本体において流体内に溶解していた気体が再
気体化するに場合、流体の流路がリング形状と粒状内包
流路で形成されていることにより、気体が再気体化する
過程において、ノズル本体の流体の流路内で短時間に拡
散と衝突が行われ、近接する気泡との距離が拡大してい
くため、再気体化した気泡が成長し難く、微細気泡を効
率的に発生させることができ、小型のポンプを用い簡単
な構成で性能が安定し信頼性の高い微細気泡発生装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の微細気泡発生装置のシ
ステム構成図
【図2】同微細気泡発生装置におけるノズル本体の断面
【図3】同微細気泡発生装置における微細気泡の気泡径
の分布図
【図4】本発明の実施の形態2の気泡発生装置における
ノズルの断面図
【図5】同微細気泡発生装置における微細気泡の気泡径
の分布図
【図6】従来の噴流浴装置のシステム構成図
【図7】同噴流浴装置におけるシャトルバルブの断面図
【図8】同噴流浴装置におけるレリーフバルブの断面図
【図9】同噴流浴装置における低圧噴流ノズルの断面図
【符号の説明】
1 水槽 2 循環ポンプ 3 供給管 4 吐出管 5 気体供給部 6 エジェクタ 7 気体供給管 8 弁 9 逆止弁 10 ノズル本体 11 気液溶解タンク 11a 未溶解気泡流出防止手段 12 水位センサ 12a 水位センサ 12b 水位センサ 13 気体 14 流体 15 微細気泡発生装置 16 制御部 17 ケーブル 18 ケーブル 19 ケーブル 20 流体の流れ 21 液体 22 微細気泡 30 ノズルケーシング 31 吐出流路 32 第1の流路形成部材 32a 孔 33 第2の流路形成部材 34 第3の流路形成部材 35 衝突壁 36 粒状体 38a 粒状体保持具の網 38b 粒状体保持具の網 39 流体の流れ 40 ノズルケーシング 41 吐出流路 42 第1の流路形成部材 42a 孔 43 第2の流路形成部材 44 第3の流路形成部材 45 衝突壁 46 拡散衝突流路形成部材 46a ノズルケーシング下部 46b 内部体 47 流体の流れ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル本体のノズルケーシング内に前記ノ
    ズルケーシングとで流体の流路を形成する流路形成部材
    を設け、前記流路の下流側に衝突壁を設け、前記流路形
    成部材と前記衝突壁の流路下流側に粒状体内包流路を形
    成した微細気泡発生装置のノズルであって、前記ノズル
    ケーシングと流路形成部材で形成された流路がリング形
    状であることを特徴とする微細気泡発生装置のノズル。
  2. 【請求項2】ノズル本体のノズルケーシング内に前記ノ
    ズルケーシングとで流体の流路を形成する流路形成部材
    を設け、前記流路の下流側に前記ノズルケーシングとで
    拡散衝突流路を形成する拡散衝突部材を設けた微細気泡
    発生装置のノズルであって、前記ノズルケーシングと流
    路形成部材で形成された流体の流路と、前記ノズルケー
    シングと拡散衝突部材とで形成される拡散衝突流路がリ
    ング形状であることを特徴とする微細気泡発生装置のノ
    ズル。
  3. 【請求項3】ノズル本体のノズルケーシング内に前記ノ
    ズルケーシングとで流体の流路を形成する流路形成部材
    を設け、前記流路の下流側に衝突壁を設け、前記流路形
    成部材と前記衝突壁の流路下流側にメッシュ内包流路を
    形成した微細気泡発生装置のノズルであって、前記ノズ
    ルケーシングと流路形成部材で形成された流路がリング
    形状であることを特徴とする微細気泡発生装置のノズ
    ル。
  4. 【請求項4】流路形成部材の流路側表面に複数の凹凸部
    を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の微細気泡発生装置のノズル。
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