JP2002084115A - アンテナ方位角調整方法および装置 - Google Patents

アンテナ方位角調整方法および装置

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JP2002084115A
JP2002084115A JP2000271972A JP2000271972A JP2002084115A JP 2002084115 A JP2002084115 A JP 2002084115A JP 2000271972 A JP2000271972 A JP 2000271972A JP 2000271972 A JP2000271972 A JP 2000271972A JP 2002084115 A JP2002084115 A JP 2002084115A
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antenna
angle
azimuth
scope
map
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Hiroki Kamimura
裕樹 上村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境条件等に左右されることなく高精度でか
つ簡易にアンテナの絶対方位角を基準にした方位角調整
を行うことができるようにしたアンテナ方位角調整方法
および装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ10の設置位置を含む地図上
で、アンテナ本体10の所望の方位角方向と上記地図上
で選択した所定の目標物との間の角度を求め、次に、目
盛板11、指示板12を用いてアンテナ本体10のアン
テナ方位角方向Aとスコープ13との間の角度を上記地
図上で求めた角度に固定し、その後、スコープ13で上
記目標物が見える位置まで上記アンテナ本体10を回転
することによりアンテナ本体10の方位角を所望の方位
角に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナ方位角
調整方法および装置に関し、特に、加入者無線システム
における基地局のアンテナの方位角を絶対方位角を基準
として簡易かつ高精度に調整することができるようにし
たアンテナ方位角調整方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加入者無線システムの基地局の
アンテナは他基地局との干渉回避などのために絶対方位
角を基準に方位角調整を行う必要がある。
【0003】この加入者無線システムにおける基地局の
アンテナの絶対方位角を基準にした方位角調整は、従
来、コンパスや太陽光を基準とした真北速測量法を用い
て行われてきた。
【0004】しかしながら、コンパスを用いた方位角調
整は、アンテナの近傍の磁性体の影響等によって正確な
絶対方位角を基準にした方位角調整ができないという問
題がある。
【0005】また、太陽光を基準とした真北速測量法を
用いる方位角調整は、快晴の気象条件下でしか方位角調
整ができず、環境条件に左右されるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く、従来の
加入者無線システムにおける基地局のアンテナの絶対方
位角を基準にした方位角調整は、コンパスを用いた方位
角調整にあっては、アンテナの近傍の磁性体の影響等に
よって正確な絶対方位角を基準にした方位角調整ができ
ないという問題があり、また、太陽光を基準とした真北
速測量法を用いる方位角調整にあっては、快晴の気象条
件下でしか方位角調整ができず、環境条件に左右される
という問題があった。
【0007】そこで、この発明は、環境条件等に左右さ
れることなく高精度でかつ簡易にアンテナの絶対方位角
を基準にした方位角調整を行うことができるようにした
アンテナ方位角調整方法および装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のアンテナ方位
角調整方法は、アンテナの設置位置を含む地図上で前記
アンテナの所望の方向と前記地図上の目標物との間の角
度を求め、該求めた角度で固定して前記スコープを前記
アンテナに取り付け、前記スコープで前記目標物が見え
る位置に前記アンテナを回転することにより前記アンテ
ナの方位角を所望の方位角に調整することを特徴とす
る。
【0009】ここで、前記アンテナに角度表示版を取り
付けるとともに、前記角度表示板に回転可能に前記スコ
ープを取り付け、前記角度表示板の表示角度に基づき前
記スコープを前記アンテナに対して前記求めた角度に取
り付けることを特徴とする。
【0010】また、この発明のアンテナ方位角調整装置
は、アンテナに対して固定して取り付けられる角度表示
板と、前記角度表示板を介して前記アンテナに回転可能
に取り付けられるスコープとを具備し、前記アンテナの
設置位置を含む地図上で求めた前記アンテナの所望の方
向と前記地図上の目標物との間の角度に一致するように
前記角度表示板の表示角度に基づき前記スコープを前記
アンテナに対して固定し、その後前記スコープで前記目
標物が見える位置に前記アンテナを回転することにより
前記アンテナの方位角を所望の方位角に調整することを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるアンテナ
方位角調整方法および装置の実施の形態を添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明に係わるアンテナ方位角
調整装置の一実施の形態の概略構成を示す斜視図であ
る。
【0013】図1において、このアンテナ方位角調整装
置は、アンテナ本体10と、このアンテナ本体に固定的
に取り付けられた目盛板11と、目盛板11に対して回
転軸12aで回転可能に取り付けられ目盛板11に対す
る回転位置を指示する指示板12と、この指示板12に
固定的に取り付けられたスコープ13とを具備して構成
される。
【0014】ここで、目盛板11と指示板12は、アン
テナ本体10のアンテナ方位角方向Aに対するスコープ
13の回転位置を設定するための角度表示板を構成して
おり、目盛板11、指示板12、スコープ13でこの発
明に係わるアンテナ方位角調整装置を構成している。
【0015】目盛板11、指示板12、スコープ13は
一体としてアンテナ本体10に着脱自在に装着できるよ
うに構成されている。
【0016】なお、上記構成において、目盛板11のみ
予めアンテナ本体10に取り付けられているように構成
し、指示板12、スコープ13を上記目盛板11に回転
可能に取り付けるように構成してもよい。
【0017】さて、この実地の形態のアンテナ方位角調
整装置は、目盛板11、指示板12、スコープ13を用
いてアンテナ本体10のアンテナ方位角方向Aの絶対方
位角を基準にした方位角調整を簡易かつ高精度に行うこ
とを可能にするものである。
【0018】具体的には、アンテナ10の設置位置を含
む地図上で、アンテナ本体10の所望の方位角方向と上
記地図上で選択した所定の目標物との間の角度を求め、
次に、目盛板11、指示板12を用いてアンテナ本体1
0のアンテナ方位角方向Aとスコープ13との間の角度
を上記地図上で求めた角度に固定し、その後、スコープ
13で上記目標物が見える位置まで上記アンテナ本体1
0を回転することによりアンテナ本体10の方位角を所
望の方位角に調整するものである。
【0019】図2は、アンテナ本体10の設置位置を含
む地図の一例を示す図である。
【0020】ここでは、アンテナ本体10の方位角方向
を絶対方位角を基準にした方位角である真北に調整する
場合を示している。
【0021】この場合、まず、図2に示したアンテナ本
体10の設置位置を含む地図上で、アンテナ本体10の
設置位置100から真北方向の目視可能な建造物等の目
標物を選択する。図2においては、アンテナ本体10の
設置位置100から真北方向に位置する目標物200が
選択された場合を示している。ここで、目標物200
は、例えば、ビル等の建造物であり、ここでは、この目
標物200の左端の点を目標位置として設定して、アン
テナ本体10の所望の方位角方向、すなわち真北方向B
と目標物200の左端の点の方向Cとの間の角度θを上
記地図上で求める。
【0022】次に、スコープ13をアンテナ本体10の
アンテナ方位角方向Aに対して軸12Aaを中心に回転
し、目盛板11、指示板12を用いてアンテナ本体10
のアンテナ方位角方向Aとスコープ13との間の角度を
上記地図上で求めた角度θに設定して固定する。
【0023】図3は、上記アンテナ本体10のアンテナ
方位角方向Aとスコープ13との間の角度を図2に示し
た地図上で求めた角度θに設定する動作を説明する図で
ある。
【0024】今、図3に点線で示すように、スコープ1
3の方向がアンテナ本体10のアンテナ方位角方向Aを
向いており、この状態で、スコープ13とアンテナ本体
10のアンテナ方位角方向Aとの間の角度を図2に示し
た地図上で求めた角度θに設定する場合を考える。この
場合、スコープ13を目盛板11を見ながら矢印P方向
へ回転し、指示板12が目盛板11上で角度θに対応す
る位置を示すまで図3で実線で示すように回転する。
【0025】これにより、アンテナ本体10のアンテナ
方位角方向Aとスコープ13との間の角度を図2に示し
た地図上で求めた角度θに設定、固定することができ
る。
【0026】図4は、図3に示したようにして設定した
スコープ13を用いてアンテナ本体10のアンテナ方位
角方向Aを真北方向Bに設定する動作を示す図である。
【0027】図4においては、図3に示したようにアン
テナ本体10のアンテナ方位角方向Aとスコープ13と
の間の角度が図2に示した地図上で求めた角度θに設
定、固定されているとする。
【0028】今、このように決定されたアンテナ本体1
0のアンテナ方位角方向Aが、点線で示すように東方法
を向いているとする。
【0029】この状態で、スコープ13を覗きながらア
ンテナ本体10を矢印Q方向へ回転する。そして、スコ
ープ13の視野の中心に目標物200の左端の点が位置
した時点でアンテナ本体10の回転を停止して、その位
置で、アンテナ本体10の回転位置を固定する。
【0030】これにより、アンテナ本体10のアンテナ
方位角方向Aを真北方向Bに一致させるように設置する
ことができる。
【0031】図5は、上記アンテナ方位角調整装置によ
るアンテナ方位角調整方法を示すフローチャートであ
る。
【0032】まず、図2に示したようにアンテナ(アン
テナ本体10)の設置位置100を含む地図上で目標物
200を選択する(ステップ501)。
【0033】そして、この選択した目標物200(目標
物200の左端の点の方向C)とアンテナの所望の方位
角(真北方向B)との間の角度θを求める(ステップ5
02)。
【0034】次に、図3に示すたように、アンテナ本体
10のアンテナ方位角方向Aとスコープ13との間の角
度を図2に示した地図上で求めた角度θに設定する(ス
テップ503)。
【0035】そして、この状態でアンテナを回転し(ス
テップ504)、スコープ13で目標物200(目標物
200の左端の点)が見えると(ステップ505でYE
S)、この状態でアンテナの方位角を固定して(ステッ
プ506)、このアンテナ方位角調整作業を終了する。
【0036】なお、ステップ505で、目標物200
(目標物200の左端の点)が見えない場合は(ステッ
プ505でNO)、ステップ504に戻り、スコープ1
3で目標物200(目標物200の左端の点)が見える
までアンテナの回転を続ける。
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
アンテナの設置位置を含む地図上で前記アンテナの所望
の方向と前記地図上の目標物との間の角度を求め、該求
めた角度で固定して前記スコープを前記アンテナに取り
付け、前記スコープで前記目標物が見える位置に前記ア
ンテナを回転することにより前記アンテナの方位角を所
望の方位角に調整するように構成したので、環境条件等
に左右されることなく高精度でかつ簡易にアンテナの絶
対方位角を基準にした方位角調整を行うことができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるアンテナ方位角調整装置の一
実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】アンテナ本体の設置位置を含む地図の一例を示
す図である。
【図3】アンテナ本体のアンテナ方位角方向とスコープ
との間の角度を図2に示した地図上で求めた角度に設定
する動作を説明する図である。
【図4】図3に示したようにして設定したスコープを用
いてアンテナ本体のアンテナ方位角方向を真北方向に設
定する動作を示す図である。
【図5】この発明によるアンテナ方位角調整装置による
アンテナ方位角調整方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 アンテナ本体 11 目盛板 12 指示板 13 スコープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの設置位置を含む地図上で前記
    アンテナの所望の方向と前記地図上の目標物との間の角
    度を求め、 該求めた角度で固定して前記スコープを前記アンテナに
    取り付け、 前記スコープで前記目標物が見える位置に前記アンテナ
    を回転することにより前記アンテナの方位角を所望の方
    位角に調整することを特徴とするアンテナ方位角調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記アンテナに角度表示版を取り付ける
    とともに、 前記角度表示板に回転可能に前記スコープを取り付け、 前記角度表示板の表示角度に基づき前記スコープを前記
    アンテナに対して前記求めた角度に取り付けることを特
    徴とする請求項1記載のアンテナ方位角調整方法。
  3. 【請求項3】 アンテナに対して固定して取り付けられ
    る角度表示板と、 前記角度表示板を介して前記アンテナに回転可能に取り
    付けられるスコープとを具備し、 前記アンテナの設置位置を含む地図上で求めた前記アン
    テナの所望の方向と前記地図上の目標物との間の角度に
    一致するように前記角度表示板の表示角度に基づき前記
    スコープを前記アンテナに対して固定し、その後前記ス
    コープで前記目標物が見える位置に前記アンテナを回転
    することにより前記アンテナの方位角を所望の方位角に
    調整することを特徴とするアンテナ方位角調整装置。
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