JP2568932Y2 - アンテナの方位角指示機構 - Google Patents

アンテナの方位角指示機構

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JP2568932Y2
JP2568932Y2 JP1992006922U JP692292U JP2568932Y2 JP 2568932 Y2 JP2568932 Y2 JP 2568932Y2 JP 1992006922 U JP1992006922 U JP 1992006922U JP 692292 U JP692292 U JP 692292U JP 2568932 Y2 JP2568932 Y2 JP 2568932Y2
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antenna
azimuth angle
compass
azimuth
map
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JPH0559911U (ja
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逸男 中山
征行 森野
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Yokowo Co Ltd
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Yokowo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アンテナを使用する地
点における所定衛星に対する所定の方位角に、アンテナ
を容易に設定できるようにしたアンテナの方位角指示機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星通信および衛星放送の受信等に用い
るアンテナにあっては、高い感度を得るために、アンテ
ナの指向方向を所定の衛星に正確に向けなければならな
い。従来この種のアンテナは、比較的に大型の固定式で
あり、設置の際に専門的知識を有する技術者が適宜な測
定機器を用いて指向方向の調整が1度行なわれるに過ぎ
ない。このため、アンテナの指向方向を容易に調整する
ための格別な工夫を必要としていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、近年、衛星
通信および衛星放送の受信等に用いるアンテナの研究開
発が著しく進歩発展し、小型で軽量な室内用のアンテナ
も提供されるようになってきた。この小型で軽量なアン
テナにあっては、頻繁に設置場所が変更され、また一時
的に収納等される可能性が高い。このため、専門的知識
を有していない一般需要者が簡単な調整操作によって、
アンテナの指向方向を所定の衛星に正確に向け得ること
が望ましい。
【0004】本考案は、上述のごとき事情に鑑みてなさ
れたもので、羅針儀によりアンテナ指向方向の方位角を
測定して、アンテナの方位角の調整を容易にできるよう
にしたアンテナの方位角指示機構を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案のアンテナの方位角指示機構は、アンテナ
の裏側後方にアンテナ指向方向の方位を測定するように
羅針儀を固定配設し、この羅針儀に磁針と連動するマー
クを設け、前記羅針儀に対応させて前記アンテナの裏
側面に地図およびこの地図上の各地点で前記アンテナを
設定すべき方位角を示す方位角指示線を描き、これらの
方位角指示線に前記マークが対応するように調整する
と、前記アンテナが前記方位角指示線の通過する各地点
における所定の方位角に設定されるように構成されてい
る。
【0006】
【作 用】請求項1記載のものにあっては、アンテナ
を、使用する場所の地図上の地点を通る方位角指示線に
羅針儀に設けたマークを対応させることによって、当該
地点における所定の方位角にアンテナの指向方向が容易
に調整される。しかも、アンテナの裏側後方に設けた羅
針儀に対応させてアンテナの裏外側面に地図と方位角指
示線を描いているので、少ない部品点数で構成し得ると
ともにアンテナ指向方向を精度良く設定し得る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図1ないし図3を
参照して説明する。図1は、本考案のアンテナの方位角
指示機構の一実施例が応用された平面アンテナの側面図
であり、図2は、図1の背面図であり、図3は、図1に
おける羅針儀と地図との対応を示す図である。
【0008】図1および図2において、平面アンテナ1
0は直径が略40cm程度の室内用の小型で軽量な衛星
放送受信用のアンテナである。この平面アンテナ10の
裏側に、2本の固定脚12,12と1本の可動脚14と
からなる3脚で構成された3点支持のアンテナ支持部材
が配設される。この可動脚14は、平面アンテナ10の
裏側に中心軸16を中心として突出固定された半円状の
固定部材18に、中心軸16を中心として揺動ならびに
固定自在に構成されている。この可動脚14は、摘み部
20を軸回りに回転させることでねじの螺合を締め付け
または緩めて揺動自在と固定状態とに切り換えられる。
また、固定部材18には、中心軸16と略直交する外側
面を有し、この外側面に地図22が描かれる。また、可
動脚14に連動する指針24が設けられる。そして、地
図22上のある地点と、この地点における所定の仰角に
可動脚14を適宜な位置として平面アンテナ10を設定
したときに指針24が示す位置とを結ぶように、複数本
の仰角指示線26が地図22上に描かれている。
【0009】さらに、固定部材18の上端面で平面アン
テナ10の裏側後方には、半球状の羅針儀30が固定さ
れる。そして、この羅針儀30には、一般的な磁針の方
位(北、東、南、西)および方位角を適宜に示す符号お
よび目盛が付されるとともに、例えば磁針と連動して南
西を示す1ケ所にマーク32が設けられている。また、
平面アンテナ10の裏外側面には、羅針儀30と対応さ
せて第2の地図34が描かれている。この第2の地図3
4上のある地点で平面アンテナ10の指向方向を設定す
べき方位角を示す方位角指示線36とその角度が、当該
地点を通過して第2の地図34上に描かれる。さらに、
方位角指示線36は、図3に示すごとく、羅針儀30の
外周部まで導びかれている。
【0010】ここで、第2の地図34と方位角指示線3
6および羅針儀30の磁針に連動するマーク32につい
て、図3を参照して説明する。例えば、東京近辺におい
て、放送衛星の方位角はほぼ225度で、南西の方向で
ある。そこで、平面アンテナ10の指向方向の方位角を
225度に設定した状態で、南西の位置に設けた磁針と
連動するマーク32が、方位角指示線36のなかの22
5度に合致するよう第2の地図34と方位角指示線36
とを羅針儀30に対応させて配置する。そして、例えば
大阪近辺で平面アンテナ10の方位角を例えば南側に5
度変更して220度とすれば、羅針儀30のマーク32
は平面アンテナ10に対して垂直方向に上から下に見て
相対的に右回りで5度変化する。そこで、右に5度の目
盛に220度の方位角指示線36が連なるように、図3
では225度の方位角指示線36より右側となるように
描かれている。また、例えば小笠原諸島では方位角を2
35度に設定しなければならず、225度に対して西側
に10度変更すれば、羅針儀30のマーク32は左回り
で10度変化する。そこで、図3では、235度の方位
角指示線36が225度に対して左側となるように描か
れている。なお、マーク32を設定する位置は、南西の
225度に限られず、羅針儀30と第2の地図34との
対応により適宜に設定すれば良い。
【0011】かかる構成により、この平面アンテナ10
を用いる場所の地図22上の地点を通過する仰角指示線
34に指針24が一致するように、可動脚14の位置を
設定することで、平行アンテナ10は、所定の仰角に設
定される。また、同様に第2の地図34上の地点を通過
する方位角指示線36に羅針儀30のマーク32を一致
するように平面アンテナ10の左右の向きを調整するこ
とで、平面アンテナ10は、所定の方位角に設定され
る。もって、平面アンテナ10の指向方向が所定の放送
衛星に正確に向けられる。
【0012】なお、地図22と第2の地図34は、平面
アンテナ10が使用される地域の地図であれば良く、日
本地図に限られるものでない。そして、本考案は、平面
アンテナ10以外のパラボラアンテナ等に応用しても良
いことは勿論である。また、本考案は、衛星通信用のア
ンテナに応用することもできることは容易に理解し得る
であろう。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のアンテナ
の方位角指示機構は構成されているので、以下のごとき
格別な効果を奏する。
【0014】請求項1記載のアンテナの方位角指示機構
にあっては、アンテナを使用する場所の地図上の地点を
通る方位角指示線に羅針儀に設けたマークが対応するよ
うにアンテナの向きを調整することで、所定の方位角に
アンテナを自動的に調整でき、何んら技術的知識のない
者であっても簡単にアンテナの指向方向を所定の衛星に
正確に向けることができる。しかも、アンテナの裏外側
面に地図と方位角指示線を描いているので、部品点数が
少なくて足り、小型化が容易であるとともに、部品点数
が少ない分だけ組み付けにともなうガタを生ずることが
なく、それだけアンテナ指向方向を精度良く設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアンテナの方位角指示機構の一実施例
が応用された平面アンテナの側面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1における羅針儀と地図との対応を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 平面アンテナ 30 羅針儀 32 マーク 34 第2の地図 36 方位角指示線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの裏側後方にアンテナ指向方向
    の方位を測定するように羅針儀を固定配設し、この羅針
    儀に磁針と連動するマークを設け、前記羅針儀に対応さ
    せて前記アンテナの裏側面に地図およびこの地図上の
    各地点で前記アンテナを設定すべき方位角を示す方位角
    指示線を描き、これらの方位角指示線に前記マークが対
    応するように調整すると、前記アンテナが前記方位角指
    示線の通過する各地点における所定の方位角に設定され
    るように構成したことを特徴とするアンテナの方位角指
    示機構。
JP1992006922U 1992-01-23 1992-01-23 アンテナの方位角指示機構 Expired - Lifetime JP2568932Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992006922U JP2568932Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 アンテナの方位角指示機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992006922U JP2568932Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 アンテナの方位角指示機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0559911U JPH0559911U (ja) 1993-08-06
JP2568932Y2 true JP2568932Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=11651742

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992006922U Expired - Lifetime JP2568932Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 アンテナの方位角指示機構

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139317U (ja) * 1984-02-23 1985-09-14 松下電工株式会社 パラボラアンテナの取付構造
JPH0264218U (ja) * 1988-10-31 1990-05-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0559911U (ja) 1993-08-06

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