JPH062804U - 衛星放送用アンテナ - Google Patents

衛星放送用アンテナ

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JPH062804U
JPH062804U JP3808592U JP3808592U JPH062804U JP H062804 U JPH062804 U JP H062804U JP 3808592 U JP3808592 U JP 3808592U JP 3808592 U JP3808592 U JP 3808592U JP H062804 U JPH062804 U JP H062804U
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JP
Japan
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scale
elevation angle
azimuth
angle
adjusting
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JP3808592U
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English (en)
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曠 奥津
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仰角または、方位角の設置時における調整を
容易化する。 【構成】 支持具20と仰角固定用ツマミ28の近接部
分に、支持具20の側面には、仰角調整用主尺30が表
記され、25°〜55°までの1°毎の目盛線と数字表
示を成し、仰角固定用ツマミ28には仰角調整用副尺3
1が表記され、仰角調整用主尺30の目盛の9°を10
等分した目盛線と数字表示を成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衛星放送用アンテナの設置時における調整を容易化する技術に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の衛星放送用アンテナの調整は、図9に示すように、反射鏡1が反射鏡固 定用ボルト2により取付本体3に取付けられ、また、取付本体3がアンテナポー ル4に方位角固定用ボルト5により取付けられている。このような状態において 、アンテナの仰角と方位角を調整するには、それぞれ、仰角調整用ツマミ6と方 位角固定用ボルト5によりまず粗調整し、しかる後、受信状態を見ながら仰角調 整用ツマミ6と方位角固定用ボルト5により調整するが、一方を調整すると他方 の調整がくるうため、他方を調整して補正するなど繰り返し調整して固定してお り、目分量で合わせるには、例えば、目盛り表記が1度ずつの表記であると、衛 星放送用アンテナを設置する地区の最適な角度、即ち、少数点以下のレベルを合 わせて一つのBS衛星の存在する方向に固定させるには多くの時間を要した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の衛星放送用アンテナの仰角、または、方位角の調整用構成部の回動部と 固定部において、例えば、図3に示すように、横浜地区では、一方に50°等の 方位角、他方に38°等の仰角を表示していたが、38.3°の仰角、または、 50.6°の方位角が最適であり、この場合目分量で合わせた上で、仰角、また は、方位角を粗調整し、受信状況を見つつ両角の再調整を繰り返していた。
【0004】 このように、厳密に調整する理由として、衛星放送の場合衛星から受信アンテ ナまでの距離が約38000キロメートルと遠く、自由空間損失が非常に大きい こと、搭載されている送信機の送信出力が制限されており、受信する電波は非常 に弱いものとなっていることにより衛星放送用アンテナの指向特性を鋭敏にする 必要があり、従って僅か数度アンテナの方向が異なるだけで、得られるゲインが 極端に悪化すること等により、正確に受信アンテナを放送衛星に向けなければな らない。
【0005】 このために、厳密に調整せざるを得ず、衛星放送用アンテナの設置に時間がか かる他、最適な状況に調整されなかった場合、衛星放送受信機の故障と誤認され る恐れもあった。従って、誰でも設置できるものとは言えなかった。よって、本 考案では、設置の専門家による設置でなくとも、調整を容易化して設置できる構 成を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
仰角または、方位角の調整用構成部の回動部と固定部において、一方に所定の 主尺を、他方に副尺を表記することにより、0.1°のレベルの正確な調整を行 うようにしたものである。前記主尺と副尺の関係は、ノギスの原理により、主尺 目盛りN、副尺目盛り(N−1)としたものである。ノギスの目盛り方の例を図 4及び、図5に示す。図4において、主尺11の目盛り12の一つ分を1mmとし 、主尺11の9mmを10等分したものを副尺13の目盛り12とすると、副尺1 3は、0.1mmのレベルで読取ることができる。読取り方は、まず始めに、主尺 11で読取れるところまで読取り(この場合、11mm)、副尺13の目盛り14 と主尺11の目盛り12の合致するところを副尺13で読取る(この場合、0. 4mm)。それぞれ読取った値を足した値が求める長さである。図5においては、 主尺15の目盛16の一つ分を1mmとし、主尺15の19mmを20等分したもの を副尺17の目盛り18とすると、副尺17は、0.05mmのレベルで読取るこ とができる。読取り方は、前記図4の説明の要領で行えば、36.45mmが求め る値となる。但し、主尺の目盛りと副尺の目盛りを、例えば、各目盛線の太さの 最大値と最小値との差を30μm以下とする。
【0007】 このように、仰角または、方位角の調整用構成部の回動部と固定部においても 、ノギスの原理を用いて、一方に所定の1°毎の目盛線である主尺を、他方に主 尺の9°を10等分した目盛線である副尺を表記することにより、小数点以下1 桁の0.1°のレベルまで正確な調整を行うことができるが、主尺と副尺の目盛 り方は、仰角または、方位角の調整用構成部の回動部と固定部の表記部が円弧状 であるため、円弧に対して直角に目盛線を表記する。例えば、分度器の目盛り方 と同様な表記とする必要がある。
【0008】
【作用】
仰角または、方位角の調整用構成部の回動部と固定部において、一方に所定の 1°毎に表記した目盛線を主尺とし、この主尺により、アンテナの設置地区の所 要角度の合わせられるレベルまで合わせ、その所要角度が大きく外れないように 、他方に主尺の9°を10等分した目盛線を副尺とし、主尺と副尺の原理により 、所要角度の小数点以下1桁の0.1°のレベルまで、副尺として表記した目盛 線と主尺として表記した目盛線とを合致させる。このように、仰角、または、方 位角の調整用構成部の回動部と固定部において、仰角または、方位角を調整すれ ば、0.1°のレベルの正確な調整を可能にし、例えば、図3により、横浜地区 では、38.3°の仰角、50.6°の方位角を前記方法で調整し、その後この 角度状態を固定する。 以上で仰角または、方位角の調整が終了し、衛星放送用受信機で、受信にノイ ズ等のゲイン低下が見られないかを最終的に確認すれば一連の作業は完了できる 。
【0009】
【実施例】
本考案は、衛星放送受信用アンテナの仰角または、方位角の調整の構造に関す るものであり、以下、その実施例を図1、図2と、図6から図8に基づいて、図 3の横浜地区の38.3°の仰角、50.6°の方位角を例にとって詳しく説明 する。 図1は、本考案の衛星放送用アンテナ構成図で、図2は、図1のX方向からみ た取付架台側面図、図6は、図1の仰角調整用構成部の拡大図、図7は、図2の 方位角調整用構成部の拡大図、図8は、もう一つの本考案で、ポータブルタイプ の衛星放送用アンテナ構成図を示す。
【0010】 図1において、衛星放送用アンテナ本体を固定する支柱19は、ビルの屋上や 家屋の屋根及び、壁等から立設させられたものであり、その下部は前記屋上や屋 根及び、壁に固定的に取付けられているものとし、支柱19の上部に、取付架台 21によって、あらかじめ方位角固定用ボルト22により支持具20が、固定さ れている。この支持具20に反射鏡23が反射鏡固定用ボルト24により固定さ れていて、支持具20から支持する支持腕25でフィードホーン26と反射鏡2 3の取付け関係を保持している。また、フィードホーン26は、衛星放送用コン バーター27に直結され、衛星放送用コンバーター27からはケーブルにより、 衛星放送用受信機等に接続されているものとする。 なお、図2は、取付架台21をX方向からみた図であり、取付架台21には方 位角調整用構成部と、4つの方位角固定用ボルト22がある。このような構成の もとで、仰角または、方位角の調整用構成部の回動部と固定部を詳しく説明する 。
【0011】 先ず、図1および、図6において、仰角調整用構成部の回動部が支持具20、 固定部が仰角固定用ツマミ28に相当し、この仰角固定用ツマミ28は、反対側 でボルト等により、固定されるものとする。支持具20と仰角固定用ツマミ28 の近接部分に、支持具20には仰角調整用主尺30が表記され、25°〜55° までの1°毎の目盛線と数字表示を成し、仰角固定用ツマミ28には仰角調整用 副尺31が表記され、仰角調整用主尺30の目盛の9°を10等分した目盛線と 数字表示を成している。この表記を使用し、仰角調整用主尺30の38°の目盛 線を仰角調整用副尺31の0の目盛線までスライドし、その後、更に、仰角調整 用副尺31の3の目盛線と仰角調整用副尺31の目盛線とが合致するようにスラ イドする。ここで、仰角固定用ツマミ28を反対側のボルト等で固定する。
【0012】 次に、図2および、図7において、方位角調整用構成部の回動部が取付架台2 1、非回動部分が支柱19に相当し、方位角固定用ボルト22により、固定され るものとし、取付架台21には、方位角調整用窓34があけられ、この方位角調 整用窓34と支柱19の近接部分に、方位角調整用窓34の内面下部平面上に方 位角調整用主尺32が表記され、35°〜55°までの1°毎の目盛線と数字表 示を成し、支柱19には方位角調整用副尺33が表記され、方位角調整用主尺3 2の目盛の9°を10等分した目盛線と数字表示を成している。この表記により 、まず、支柱19をそれに付記されている磁南(磁石の南を示す)の矢印を磁南 の方角に向けて固定し、反射鏡23を磁南の矢印の方角に合わせる。そこから西 (図7の矢印の方向)へ回動していき、方位角調整用窓34に方位角調整用副尺 33が見えてきたなら、方位角調整用主尺32の50°の目盛線を方位角調整用 副尺33の0の目盛線まで回動し、その後、更に方位角調整用副尺33の6の目 盛線と方位角調整用副尺33の目盛線とが合致するように回動する。そして、方 位角固定用ボルト22で固定し、電界強度計で測定したレベルが、最大レベルに なるか、または、衛星放送用受信機で、受信にノイズ(スノーノイズ)等が消滅 するようにして最終的に確認すれば一連の作業を終了する。
【0013】 次に、図8において、ポータブルタイプの衛星放送用アンテナの場合について 説明する。この衛星放送用アンテナは、家屋の外部または、内部の水平面上に設 置されている。台座35と本体および、本体カバー36により支持具37を構成 し、支持具37に支持具37から支持するマウント38により、反射鏡39が反 射鏡固定用ネジ40で固定されていて、フィードホーン付衛星放送用コンバータ ー41が、フィードホーン付衛星放送用コンバーター固定用ナット42により固 定されている。また、同様に、フィードホーン付衛星放送用コンバーター41か らはケーブルにより、衛星放送用受信機等に接続されているものとする。
【0014】 このような構成のもとで、仰角調整用構成部の回動部分が本体カバー36、非 回動部分が本体主軸44に相当し、仰角調整用ツマミ45により、固定されるも のとし、本体カバー36と本体主軸44の近接部分に、本体カバー36には仰角 調整用主尺46が表記され、25°〜55° までの1°毎の目盛線と数字表示 を成し、本体主軸44には仰角調整用副尺47が表記され、仰角調整用主尺46 の目盛の9°を10等分した目盛線と数字表示を成しているものとする。また、 方位角調整用構成部の回動部が上部台座35、固定部が下部台座35に相当し、 方位角固定用ツマミ48により、固定されるものとし、この上部台座35と下部 台座35の近接部分に、下部台座35には、方位角調整用主尺49が表記され、 35°〜55°までの1°毎の目盛線と数字表示を成し、磁南(磁石の南を示す )の方向矢印50が付記され、上部台座35には方位角調整用副尺51が表記さ れ、方位角調整用主尺49の目盛の9°を10等分した目盛線と数字表示を成し ている。この表示により、仰角または、方位角を調整する方法は、前記実施例の 説明とほぼ同じであるので、ここでは省略する。 なお、本考案では、仰角または、方位角の調整方法として、どちらの角度から 調整してもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にあっては、衛星放送用アンテナの仰角または、方 位角の調整用構成の回動部と固定部において、一方に所定の1°毎の目盛線であ る主尺を表記し、他方に主尺の9°を10等分した目盛線である副尺を表記した ことにより、各地域の所要角度の少数点以下1桁の0.1°のレベルの正確な調 整を可能とし、両角の精密且つ、精細な調整が実現できる。また、コスト面でも 従来の衛星放送用アンテナの構成をほとんど変えずに、仰角または、方位角調整 用主尺および、副尺の表記をすればよいので、比較的安価に提供することが可能 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衛星放送用アンテナの構成図である。
【図2】図1のX方向からみた取付架台の側面図であ
る。
【図3】日本各地の仰角・方位角の関係図である。
【図4】本考案の仰角または、方位角調整部の原理の説
明図である。
【図5】本考案の仰角または、方位角調整部の原理の説
明図である。
【図6】図1の仰角調整用構成部の拡大図である。
【図7】図2の方位角調整用構成部の拡大図である。
【図8】本考案のポータブルタイプの衛星放送用アンテ
ナの構成図である。
【図9】従来の衛星放送用アンテナの構成図である。
【符号の説明】 19…支柱 20…支持具 21…取付架台 22…方位角固定用ボルト 23…反射鏡 26…フィードホーン 27…衛星放送用コンバーター 28…仰角固定用ツマミ 30…仰角調整用主尺 31…仰角調整用副尺 32…方位角調整用主尺 33…方位角調整用副尺 34…方位角調整用窓 35…台座 36…本体カバー 37…支持具 39…反射鏡 41…フィードホーン付衛星放送用コンバーター 44…本体主軸 45…仰角調整用ツマミ 46…仰角調整用主尺 47…仰角調整用副尺 48…方位角固定用ツマミ 49…方位角調整用主尺 50…磁南方向矢印 51…方位角調整用副尺

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの仰角を設定するための回動部
    と固定部とで構成されたものにおいて、一方に仰角を表
    示する目盛Nの主尺を配設すると共に、他方に前記主尺
    に近接させ、目盛(N−1)の副尺を配設したことを特
    徴とする衛星放送用アンテナ。
  2. 【請求項2】 アンテナの方位角を設定するための回動
    部と固定部とで構成されたものにおいて、一方に仰角を
    表示する目盛Nの主尺を配設すると共に、他方に前記主
    尺に近接させ、目盛(N−1)の副尺を配設したことを
    特徴とする衛星放送用アンテナ。
JP3808592U 1992-06-05 1992-06-05 衛星放送用アンテナ Pending JPH062804U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3808592U JPH062804U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 衛星放送用アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3808592U JPH062804U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 衛星放送用アンテナ

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JPH062804U true JPH062804U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12515639

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JP3808592U Pending JPH062804U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 衛星放送用アンテナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10107524A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Dx Antenna Co Ltd 衛星放送受信アンテナ取付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10107524A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Dx Antenna Co Ltd 衛星放送受信アンテナ取付装置

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