JP2002083464A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JP2002083464A
JP2002083464A JP2000269169A JP2000269169A JP2002083464A JP 2002083464 A JP2002083464 A JP 2002083464A JP 2000269169 A JP2000269169 A JP 2000269169A JP 2000269169 A JP2000269169 A JP 2000269169A JP 2002083464 A JP2002083464 A JP 2002083464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD総演奏時間がMD録音可能時間よりも長
い場合に、CDのどの曲をどの程度の圧縮率でMDに録
音するかを迅速に判断することにより、録音時間の限ら
れたMDに対してCD全曲を効率よく録音できるように
編集可能な編集装置を提供する。 【解決手段】 CDを再生するCD再生部3と、CDを
再生して曲をMDに録音するMD録音部5とを備える。
CDの総演奏時間がMDの録音可能時間よりも長い場
合、CDの各曲の少なくとも1曲を圧縮してMDに記録
したときの実際の記録に必要な実記録時間を求め、求め
た実記録時間がMDの録音可能時間と同じか小さいとき
に、この実記録時間を実現する圧縮条件でCDの全曲を
MDに録音するように、上記CD再生部3を制御するC
D制御部2および上記MD録音部5を制御するMD制御
部4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた情報を再生する再生部と、記録媒体に情報を記録す
る記録部とが独立して設けられた情報記録再生装置に備
えられ、再生部で再生された情報を記録部で記録媒体に
記録する際に、該記録媒体に記録すべき情報を自動的に
編集する編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、再生部と記録部とを別々に設
けた情報記録再生装置は、再生部で記録媒体に記録され
た情報を再生し、この再生した情報を記録部で別の記録
媒体に記録する場合、記録情報を自動的に編集して記録
媒体に記録するために、一般的にマイクロコンピュータ
を用いた編集装置を有している。
【0003】ここで、編集装置について、図9を参照し
ながら以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記再生
部はCD(compact disc)を再生し、上記記録部はMD
(mini disc)に情報(曲)を記録(録音)するものと
する。
【0004】上記編集装置は、図9に示すように、操作
部101、再生部としてCD制御部102とCD再生部
103、記録部としてMD制御部104とMD録音部1
05を備えた構成となっている。
【0005】上記構成の編集装置において、CDからM
Dに録音する曲を決定するための処理の流れについて、
図9に示すブロック図および図10に示すフローチャー
トを参照しながら以下に説明する。
【0006】まず、前準備として、情報記録再生装置の
再生部にCDを装填すると共に、記録部にMDを装填す
る。
【0007】次に、再生部に装填されたCDに基づい
て、CD制御部102内のCDデータ記憶部106に、
該CD総演奏時間TCDおよびCD各曲演奏時間T1 〜T
N (N曲入りのCD)が入力される。一方、記録部に装
填されたMDに基づいて、CD制御部102内の録音可
能時間記憶部107に、MD制御部104内のMD録音
時間演算部110にて得られたMD録音可能時間TMD
入力される。
【0008】続いて、機器の操作者が操作部101の編
集キー112を押すと、上記録音可能時間記憶部107
より得られるTMD、及びCDデータ記憶部106より得
られるTCDとT1 〜TN が、CD制御部102内の実録
音時間演算部108に入力され、CD制御部102内の
録音曲設定部109においてMDに録音される録音曲が
設定される。
【0009】上記録音曲設定部109では、図10に示
すフローチャートに従って録音曲を設定するようになっ
ている。
【0010】まず、録音曲設定部109に、CD総演奏
時間TCD、CD各曲演奏時間T1 〜TN が入力される
(ステップS101)。
【0011】続いて、録音曲設定部109に、MD録音
可能時間TMDが入力される(ステップS102)。
【0012】次に、CD総演奏時間TCDとMD録音可能
時間TMDとが比較され、TCD>TMDの判定が行なわれる
(ステップS103)。ここで、TCD>TMDでない、す
なわちCD総演奏時間TCDがMD録音可能時間TMDと同
じか小さいと判定されれば、MD制御部104のMD録
音制御部111に対して、全てのCDの曲をMDにその
まま録音するように指示する信号を出力する。
【0013】そして、操作者が操作部101のSTART キ
ー113を押すと、CD再生部103によりCDが再生
されると共に、MD制御部104内のMD録音制御部1
11からの制御信号に基づいてMD録音部105がMD
の録音を開始する。このとき、CDの全ての曲がMDに
そのまま録音される(ステップS104)。
【0014】一方、ステップS103において、TCD
MDである、すなわちCD総演奏時間TCDがMD録音可
能時間TMDよりも大きいと判定されれば、ステップS1
05において、以下の判定式(1)に基づいて、録音曲
を決定するためのmを求める。
【0015】
【数1】
【0016】最後に、ステップS105で求めたmに基
づいて、ステップS106により、CDのm曲目までを
録音し、m+1〜N(CDの収録曲数N)曲目までは録
音しないように制御する制御信号をMD録音制御部11
1に出力する。
【0017】例えば、CD総演奏時間TCDが32分で、
MD録音可能時間TMDが28分であり、CDの各曲の演
奏時間が以下の表1に示す場合について説明する。
【0018】
【表1】
【0019】判定式(1)において、m=1の場合、以
下の式(2)となる。
【0020】
【数2】
【0021】判定式(1)において、m=2の場合、以
下の式(3)となる。
【0022】
【数3】
【0023】判定式(1)において、m=3の場合、以
下の式(4)となる。
【0024】
【数4】
【0025】判定式(1)において、m=4の場合、以
下の式(5)となる。
【0026】
【数5】
【0027】よって、m=3が最大曲数となる。
【0028】そこで、録音曲設定部109によって、C
Dの1〜3曲目を録音することが決定され、このときの
制御信号がMD録音制御部111に出力される。
【0029】そして、操作者が操作部101ののSTART
キー113を押すと、CD再生部103によりCDが再
生されると共に、MD制御部104内のMD録音制御部
111からの制御信号に基づいてMD録音部105がM
Dの録音を開始する。このとき、CD再生部103で
は、CDの全曲演奏を行なうが、MD録音部105で
は、MD録音制御部111からの制御信号に基づいてC
Dの1〜3曲目までの録音を行なうようになっている。
【0030】上述のように、従来の編集装置では、CD
総演奏時間TCDがMD録音可能時間TMDよりも大きい場
合、CDの全ての曲がMDに録音することができないと
いう問題が生じる。上述の例では、CD全5曲のうちの
1〜3曲までしかMDに録音できず、4曲目と5曲目は
未録音のままとなっている。
【0031】ところで、MDは、通常、ATRAC(Ad
aptive Transform Acoustic Coding)方式により、CD
に記録された曲(オーディオ信号)を約1/5に圧縮し
て録音するようになっている。そこで、CDに記録され
た曲を、通常MDに録音する場合の圧縮率より大きな圧
縮率で該MDに録音することで、未録音の曲のないよう
にCDの全曲をMDに録音することが考えられる。
【0032】例えば、日本ビクター株式会社製のCD−
MDポータブルシステム(RC−M330)では、MD
の2倍長/4倍長時間録音する方式が採用されている。
ここでは、2倍長でMDに録音する場合には、CDに記
載された曲を約1/5×1/2=1/10に圧縮して録
音し、4倍長でMDに録音する場合には、CDに記載さ
れた曲を約1/5×1/4=1/20に圧縮して録音す
ることになる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
のように、圧縮率を1/2(2倍長時間録音)や1/4
(4倍長時間録音)に変更してCDの曲を圧縮してMD
に録音するようにすれば、CD総演奏時間TCDがMD録
音可能時間TMDよりも大きい場合であっても、CDの全
曲をMDに録音することが可能となる。
【0034】例えば、MDの録音可能時間が28分であ
り、CDの総演奏時間が32分の場合に、CDの全曲を
1/2に圧縮すれば、MDへの実録音時間は32分×1
/2=16分となる。この場合には、録音可能時間が2
8分のMDに、CDの全ての曲が録音できる。
【0035】ところが、MDの録音可能時間が15分で
あれば、CDの総演奏時間が32分のものを全曲1/2
で圧縮しても全曲録音することができない。すなわち、
単純に圧縮率を変更しても必ずしもCDの全曲をMDに
録音できるとは限らない。
【0036】しかも、CDに記録されたどの曲の圧縮率
をどの程度に設定すれば、限られた録音時間のMDに対
してCDの全曲を録音できるか否かの判断を、機器の操
作者の『勘』に頼る部分が大きかった。例えば、操作者
が電卓を片手に計算して、圧縮率を高める曲を判断する
ようになっていた。
【0037】したがって、CDに記録された全曲に対し
て、MDに録音するために繁雑な処理が必要となり、C
Dに記録されたどの曲の圧縮率をどの程度大きくすれ
ば、CD全曲をMDに録音できるか否かを判断するため
の時間(演算時間)が長くなるという問題が生じる。
【0038】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、再生側の記録媒体に記録
された情報の総再生時間、例えばCD総演奏時間が、記
録側の記録媒体に記録可能な時間、例えばMD録音可能
時間よりも長い場合に、CDのどの曲をどの程度の圧縮
率でMDに録音するかを迅速に判断することにより、録
音時間の限られたMDに対してCD全曲を効率よく録音
できるように編集可能な編集装置を提供することにあ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明の編集装置は、上
記の課題を解決するために、任意の時間で構成された情
報が複数記録された第1記録媒体を再生すると共に、こ
の再生された情報を、上記第1記録媒体とは別の第2記
録媒体に記録する情報記録再生手段と、上記第1記録媒
体の情報の総再生時間が、上記第2記録媒体の記録可能
時間よりも長い場合、上記第1記録媒体の各情報の少な
くとも1つを圧縮して上記第2記録媒体に記録したとき
の実際の記録に必要な実記録時間が上記第2記録媒体の
記録可能時間と同じか小さくなるような該第1記録媒体
の情報の圧縮条件を求め、この圧縮条件で上記第1記録
媒体の各情報を上記第2記録媒体に記録するように上記
情報記録再生手段を制御する記録再生制御手段とを有す
ることを特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、第1記録媒体の情報
の総再生時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い
場合に、記録再生制御手段によって、第1記録媒体の各
情報の少なくとも1つを圧縮して上記第2記録媒体に記
録したときの実際の記録に必要な実記録時間が求めら
れ、この実記録時間が上記第2記録媒体の記録可能時間
と同じか小さいときに、この実記録時間を実現する圧縮
条件で上記第1記録媒体に記録された情報を上記第2記
録媒体に記録するように上記情報記録再生手段が制御さ
れる。
【0041】ここで、圧縮条件は、例えば、第1記録媒
体に記録されたどの情報を、どの程度の圧縮率で圧縮す
るかの条件を示している。
【0042】これにより、第1記録媒体の情報の総再生
時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合で
も、第1記録媒体の情報を全て第2記録媒体に記録する
ことができる。
【0043】しかも、第1記録媒体に記録されている情
報のうち、圧縮対象となる情報が上記記録再生制御手段
により自動的に求まるので、従来のように、機器の操作
者の『勘』によりどの情報を圧縮するかを決定する必要
がなくなる。
【0044】したがって、第1記録媒体の情報の総再生
時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合に、
機器の操作者の『勘』に頼ることなく、誰が操作をして
も簡単に第1記録媒体の情報を全て第2記録媒体に記録
することができる。
【0045】上記編集動作を具体的にすれば、例えば、
上記記録再生制御手段は、任意の圧縮率で上記第1記録
媒体の各情報を一つずつ圧縮したときの実記録時間をそ
れぞれ求めて、求めた実記録時間が上記第2記録媒体の
記録可能時間と同じか小さくなったとき、このときの実
記録時間を実現する圧縮条件で上記第1記録媒体に記録
された情報を上記第2記録媒体に記録するように上記情
報記録再生手段を制御してもよい。
【0046】この場合、任意の圧縮率で第1記録媒体に
記録された情報を一つずつ圧縮した場合の実記録時間を
順に求めて、その実記録時間が上記第2記録媒体の記録
可能時間と同じか小さくなったときに、上記第1記録媒
体に記録された情報を上記第2記録媒体に記録するよう
になるので、第1記録媒体に記録された全ての情報に対
して圧縮して実記録時間を求める必要がなくなる。
【0047】これにより、第1記録媒体の情報の総再生
時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合の、
第1記録媒体から第2記録媒体への情報の記録を迅速に
行なうことができる。
【0048】また、第1記録媒体の各情報の全てに対し
て圧縮してそれぞれ実記録時間を求めても、何れの実記
録時間も第2記録媒体の記録可能時間よりも大きい場合
がある。このような場合は、以下のような方法で対処す
ればよい。
【0049】例えば、記録再生制御手段は、任意の圧縮
率で上記第1記録媒体の各情報を一つずつ圧縮したとき
の実記録時間をそれぞれ求め、これらの実記録時間の何
れも上記第2記録媒体の記録可能時間よりも大きいと
き、実記録時間が第2記録媒体の記録可能時間と同じか
小さくなるように上記圧縮率を変更するようにすればよ
い。
【0050】さらに、本発明の編集装置は、第1記録媒
体に記録された情報のうち、圧縮記録を行なわない情報
を指定する非圧縮情報指定手段を備え、記録再生制御手
段は、上記非圧縮情報指定手段により指定された情報以
外の情報の何れかを圧縮して、第1記録媒体の各情報を
第2記録媒体に記録するように上記情報記録再生手段を
制御する構成としてもよい。
【0051】この場合、例えば、第1記録媒体に記録さ
れた情報のうち、機器の操作者が圧縮を望まない情報が
ある場合には、非圧縮情報指定手段によりその情報を予
め指定し、この指定した情報以外の情報の何れかを圧縮
して第2記録媒体に情報の記録を行なうことができる。
【0052】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施の形態では、第1記録媒体としてCDを採用し、
任意の時間で構成された再生情報としてオーディオ情報
(曲)とし、第2記録媒体として、第1記録媒体と記録
方式が異なるMDを採用する。また、本実施の形態で
は、CDに記録されたオーディオ情報(曲)をMDに録
音可能な情報記録再生装置に備えられた編集装置につい
て説明する。
【0053】さらに、本実施の形態および以下の他の実
施の形態では、MDへの曲の録音について説明している
ので、説明の便宜上、特許請求の範囲で記載した記録を
録音に置き換えて説明する。
【0054】本実施の形態に係る編集装置は、図1に示
すように、情報記録再生装置における操作部1、CDを
再生するするために必要なCD制御部2およびCD再生
部3、MDにオーディオ情報を録音するために必要なM
D制御部4およびMD録音部5を備えた構成となってい
る。つまり、上記CD再生部3とMD録音部5とで、情
報記録再生手段を構成し、上記CD制御部2とMD制御
部4とで、上記情報記録再生手段を制御するための記録
再生制御手段を構成している。
【0055】操作部1には、編集キー11、START キー
12、モード切替キー13、非選曲指定キー(非圧縮情
報指定手段)14、FWDキー15、REVキー16が
設けられている。
【0056】上記操作部1において、機器の操作者が上
記編集キー11は、編集装置における編集処理を実行さ
せるためのキーであり、START キー12は、CDを再生
すると共にMDに曲の録音を開始させるためのキーであ
り、モード切替キー13は、後述する編集モードを切り
換えるためのキーであり、非選曲指定キー14は、MD
に録音しないCDの曲を選択するためのキーであり、F
WDキー15は、CDの再生時に曲を順送りするための
キーであり、REVキー16は、CDの再生時に曲を逆
送りするためのキーである。
【0057】上記操作部1からは、操作されたキーに基
づいた制御信号がCD制御部2に入力される。CD制御
部2では、入力された制御信号に基づいて各種の制御を
行なう。
【0058】上記CD制御部2は、CDデータ記憶部2
1、録音可能時間記憶部22、圧縮率指定部23、実録
音時間演算部24、録音曲設定部25、圧縮録音曲決定
部26で構成されている。
【0059】上記CDデータ記憶部21では、CDの総
時間情報(総演奏時間)とCDに収録されている各曲の
演奏時間情報とが記憶される。
【0060】上記録音可能時間記憶部22では、MD録
音部5に装填されているMDの録音可能時間情報が記憶
される。
【0061】上記圧縮率指定部23では、CDの曲の圧
縮率が指定される。
【0062】上記実録音時間演算部24では、CDデー
タ記憶部21に記憶されたCDの総時間情報および各曲
の演奏時間情報と、録音可能時間記憶部21に記憶され
たMDの録音可能時間情報と、圧縮率指定部23により
指定された圧縮率情報とが入力されると、MDに対する
実録音時間が演算され、CDの録音曲を設定するために
必要な情報と、圧縮録音する曲を決定するために必要な
情報とを生成する。
【0063】上記録音曲設定部25では、実録音時間演
算部24により生成された情報に基づいて、CDの録音
曲を設定し、録音曲設定情報を生成する。
【0064】上記圧縮録音曲決定部26では、実録音時
間演算部24により生成された情報に基づいて、CDに
収録された曲の圧縮録音する曲を決定し、圧縮録音曲決
定情報を生成する。
【0065】上記CD制御部2において生成された各種
の制御信号は、CD再生部3に出力されると共に、MD
制御部4に出力される。
【0066】上記CD再生部3では、CD制御部2から
の制御信号(再生開始を示す信号等)に基づいてCDを
再生する。
【0067】また、上記MD制御部4は、MD録音時間
演算部41、MD録音制御部42、録音モード設定部4
3とで構成されている。
【0068】上記MD録音時間演算部41は、録音に使
用するMDの録音時間(録音可能な時間)を演算し、こ
の演算結果をCD制御部2の録音可能時間記憶部21に
出力するようになっている。
【0069】上記MD録音制御部42は、CD制御部2
の録音曲設定部25から録音曲設定情報が入力され、こ
の録音曲設定情報に基づいてMD録音部5におけるMD
の録音制御を行なうための録音制御信号を生成するよう
になっている。
【0070】上記録音モード設定部43は、CD制御部
2の圧縮録音曲決定部26から圧縮録音曲決定情報が入
力され、この圧縮録音曲決定情報に基づいてMD録音部
5における録音モード設定を行なう録音モード設定信号
を生成するようになっている。この録音モードについて
は、後述する。
【0071】従って、MD制御部4のMD録音制御部4
2で生成される録音制御信号、MD制御部4の録音モー
ド設定部43で生成される録音モード設定信号がそれぞ
れMD録音部5に出力される。
【0072】上記MD録音部5では、MD録音制御部4
2からの録音制御信号および録音モード設定部43から
の録音モード設定信号に基づいて、CD再生部3により
再生されている曲を、MDに録音するようになってい
る。
【0073】ここで、上記構成の編集装置の編集動作に
ついて、以下に説明するが、その前に、上述した録音モ
ードについて説明する。
【0074】一般に、MDは、直径が64mmの光磁気
ディスク上にオーディオ信号を記録するようになってい
るので、直径が120mmのCDのように16ビットの
PCM (Pulse Code Modulation)データをそのまま記録
すると、15分足らずのオーディオ信号しか録音するこ
とができない。
【0075】そこで、通常、直径120mmのCD並の
録音時間を確保するために、オーディオ信号を元の約1
/5に圧縮して記録する必要がある。そして、圧縮して
記録したオーディオ信号は、再生時に、伸張する必要が
ある。これらの圧縮記録・伸張再生の処理は、ATRA
C(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式により行
なわれる。
【0076】上記ATRAC方式による録音モードを、
標準録音モードと称する。この標準録音モードは、主
に、CDの総演奏時間に比べてMDの録音可能時間が等
しいか小さい場合に使用される。
【0077】また、本実施の形態では、上記の標準録音
モードよりも圧縮率の高い、つまり、ATRAC方式よ
りも圧縮率の高い、ATRAC3方式を採用している。
このATRAC3方式では、上記標準録音モードの2倍
の圧縮率でオーディオ信号を圧縮録音する第1圧縮録音
モード(ATRAC3LP2)と、上記標準録音モード
の4倍の圧縮率でオーディオ信号を圧縮録音する第2圧
縮録音モード(ATRAC3LP4)とが実行できるよ
うになっている。
【0078】以上のことから、本編集装置を備えた情報
記録再生装置では、MDにオーディオ信号を録音するた
めに、標準録音モード、第1圧縮録音モード、第2圧縮
録音モードの3つの録音モードを手動あるいは自動で切
替え可能となっている。
【0079】次いで、上記構成の編集装置による編集動
作について、図1のブロック図、図2ないし図8に示す
フローチャートを参照しながら、以下に説明する。
【0080】上記編集装置では、MD制御部4内のMD
録音時間演算部41で得られたMDの録音可能時間TMD
がCD制御部2の内部の録音可能時間記憶部22に入力
される。一方、CDの総演奏時間TCDおよび各曲演奏時
間T1 〜TN がCD制御部2の内部のCDデータ記憶部
21に入力される。
【0081】機器の操作者が操作部1の編集キー11を
押すと、録音可能時間記憶部22より得られるTMD、C
Dデータ記憶部21より得られるTCD、およびT1 〜T
N はCD制御部2の内部の実録音時間演算部24に入力
される。さらに、圧縮率指定部23で指定された圧縮率
cが実録音時間演算部24に入力される。
【0082】実録音時間演算部24では、図2〜図4に
示すフローチャートに従ってt<T MDになるtが求めら
れる。なお、図2〜図4に示すフローチャートについて
は後述する。
【0083】実録音時間演算部24の演算結果は、圧縮
録音曲決定部26を経てMD制御部4の内部の録音モー
ド設定部43に出力され、どの曲を圧縮録音するかは録
音曲設定部25を経てMD制御部4の内部のMD録音制
御部42に出力される。
【0084】また、いかなるtでもt<TMDとならない
場合に録音不可のCDの曲は実録音時間演算部24から
録音曲設定部25に出力され、録音曲設定部25からM
D制御部4の内部のMD録音制御部42へ出力される。
【0085】機器の操作者がSTART キー12を押すと、
CD再生部3は演奏を開始し、MD録音部5はMD制御
部4の内部のMD録音制御部42により録音動作制御を
行い、曲の録音モード(圧縮/非圧縮)は録音モード設
定部43によりコントロールされる。
【0086】ここで、録音モードの圧縮は、上述したA
TRAC3LP2方式の第1圧縮録音モードおよびAT
RAC3LP4方式の第2圧縮録音モードを示し、録音
モードの非圧縮は、ATRAC方式の標準録音モードを
示している。なお、厳密には、標準録音モードにおいて
も、元のオーディオ信号を約1/5に圧縮して録音する
ようになっているが、説明の便宜上、非圧縮と表現して
いる。
【0087】以下、図2〜図4に示すフローチャートに
基づいて編集装置の編集動作について説明する。なお、
本編集動作の説明では、主に実録音時間演算部24の動
作の説明を行なっている。
【0088】ステップS1では、CD総演奏時間:
CD、CD各曲演奏時間:T1 〜TN (N曲入りディス
ク)がCDから読み取られ、入力される。
【0089】ステップS2では、MD録音可能時間:T
MDが入力される。
【0090】ステップS3では、録音時の圧縮率cが入
力される。
【0091】前述したように、通常、MDの録音はAT
RACの場合で約1/5、ATRAC3LP2の場合で
約1/10、ATRAC3LP4の場合で約1/20で
あるが、ここではATRACの場合でc=1、ATRA
C3LP2の場合で圧縮率c=1/2、ATRAC3L
P4の場合で圧縮率c=1/4としている。
【0092】次に、ステップS4でTMD>TCDの判定が
行われる。ここで、YESであれば、ステップS5に移
行し、全曲録音を行なう。この場合、CDのどの曲も圧
縮しなくてもMDに全曲録音することができる。
【0093】一方、ステップS4において、NOであれ
ば、次に、ステップS6でTMD>c・TCDの判定が行わ
れる。ここで、NOであれば、圧縮率cで全曲圧縮して
もMDに全曲録音できないことがわかる(ステップS
7)。よって、従来技術で説明した図10のフローチャ
ートのステップS105と同様に、式(1)を満足する
mを求める(ステップS8)。
【0094】そして、機器の操作者によってSTART キー
12が押されたならば、CDの1〜m曲目までを録音
し、m+1〜N曲目は録音しない(ステップS9)。
【0095】一方、ステップS6において、YESであ
れば、ステップS10に移行し、変数iにN(CD最終
曲TNo.)が設定された後、ステップS11でi=0の判
定が行われる。
【0096】ステップS11でYESと判定された場合
は、後述のtをCDの1曲目まで計算してもt<TMD
ならなかった場合であり、図3に示すステップS15に
移行し、以降のフローチャートでCD2曲の組み合わせ
でt<TMDとならないか計算を行う(ステップ15以
降)。
【0097】一方、ステップS11でNOと判定された
場合は、まだ後述のtをCDの1曲目まで計算していな
い場合であり、ステップS12で、以下に示す判定式 t=TCD−Ti +c・Ti <TMD の計算を行う。
【0098】ここで、ステップS12の判定でYESの
場合、すなわち、ステップS12で上記判定式を満足す
る場合は、i曲目を圧縮率cとし、その他の曲は圧縮し
ないで録音する(ステップS13)。つまり、CDのi
曲目を圧縮録音すればCDの全曲がMDに録音可能であ
ることがわかる。
【0099】一方、ステップS12の判定でNOの場合
は、変数iを1減じて(ステップS14)、再度ステッ
プS11に移行する。
【0100】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながら、上述したステップS15以降の処理の流れにつ
いて説明する。
【0101】ステップS15で変数iにN(CD最終曲
No.)が設定されると、ステップS16でi=1の判定
が行われる。
【0102】ステップS16でYESの場合は、後述の
tをCDの2曲目まで(すなわち、1曲目+2曲目)計
算してもt<TMDとならなかった場合であり、図4に示
すステップS23に移行し、以降のフローチャートでC
Dの3曲目までの組み合わせでt<TMDとならないか計
算を行う(ステップS23以降)。
【0103】一方、ステップS16でNOの場合は、ま
だ後述のtをCDの2曲目まで計算していない場合であ
り、ステップS17で第2変数であるjにi−1を代入
する。
【0104】次に、ステップS18で、以下に示す判定
式 t=TCD−(Ti +Tj )+c(Ti +Tj )<TMD の計算を行う。
【0105】ステップS18の判定でYESの場合、ス
テップS22に移行し、i,j曲目を圧縮率cとし、そ
の他の曲は圧縮しないで録音する。すなわち、上記判定
式を満足する場合は、CDのi曲目およびj曲目を圧縮
録音すればCD全曲がMDに録音可能であることがわか
る。
【0106】一方、ステップS18の判定でNOの場
合、ステップS19で変数jを1減じ、j=0の判定を
行う(ステップS20)。
【0107】ステップS20の判定でNOの場合、再度
ステップS18に移行する。YESの場合は、ステップ
S21で変数iを1減じて、再度ステップS18に移行
する。
【0108】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、上述したステップS23以降の処理の流れにつ
いて説明する。
【0109】ステップS23で変数iにN(CD最終曲
No.)が設定されると、ステップS24でi=2の判定
が行われる。
【0110】ステップS24でYESの場合は、後述の
tをCDの3曲目まで(すなわち、1曲目+2曲目+3
曲目)計算してもt<TMDとならなかった場合である。
この場合は、TMD>c・TCDの関係は図2に示すステッ
プS6で判定済みであるため、CDの全曲を圧縮率cで
MDへ録音することとする(ステップS25)。
【0111】ここで、本実施の形態では、3曲までのC
D曲の組み合わせを求める仕様とし、ステップS25で
CD全曲を圧縮率cでMDへ録音することとしたが、C
Dの組み合わせ曲数を、5曲、6曲と増やしていっても
もちろん構わない。
【0112】また、ステップS24の判定がNOの場
合、まだ後述のtをCDの3曲目まで計算していない場
合であり、ステップS26で第2変数であるjにi−1
を代入し、ステップS27で第3変数であるkにj−1
を代入する。
【0113】次に、ステップS28で、以下に示す判定
式 t=TCD−(Ti +Tj +Tk )+c(Ti +Tj +T
k )<TMD の計算を行う。
【0114】ステップS28でYESの場合、ステップ
S29でi,j,k曲目を圧縮率cとし、その他の曲は
圧縮しないで録音する。すなわち、ステップS28で上
記の判定式を満足する場合は、CDのi曲目、j曲目、
およびk曲目を圧縮録音すればCD全曲がMDに録音可
能であることがわかる。
【0115】一方、ステップS28の判定でNOの場合
は、ステップS30で変数kを1減じて、k=0の判定
を行う(ステップS31)。
【0116】ステップS31の判定でNOの場合は、再
度ステップS28に移行する。YESの場合は、ステッ
プS32で変数jを1減じて、j=0の判定を行う(ス
テップS33)。
【0117】ステップS33でNOの場合は、ステップ
S27に戻る。YESの場合は、ステップS34で変数
iを1減じてステップS28に戻る。
【0118】以上の動作によりCD3曲までの圧縮録音
する曲の組み合わせを求めることで、TCD>TMDの場合
であってもCD全曲をMD内に録音することができる。
【0119】以下に、上記編集装置を用いた編集動作の
一例を示す。
【0120】まず、CDの演奏時間は、表2に示した通
りであり、MDの録音可能時間(T MD)は28分とし、
圧縮率(c)は1/2とする場合について説明する。こ
のCDの演奏時間とMDの録音可能時間(TMD)は、従
来の技術で説明した編集動作の場合と同じである。
【0121】
【表2】
【0122】ここで、i=5の場合、すなわち、CDの
5曲目を1/2に圧縮する場合、 t=TCD−T5 +1/2T5 =32分−3分+1分30秒 =30分30秒>TMD=28分 であり、 i=4の場合、すなわち、CDの4曲目を1/2に圧縮
する場合、 t=TCD−T4 +1/2T4 =32分−5分+2分30秒 =29分30秒>TMD=28分 であり、 i=3の場合、すなわち、CDの3曲目を1/2に圧縮
する場合、 t=TCD−T3 +1/2T3 =32分−8分+4分 =28分=TTMD=28分 となり、3曲目を1/2圧縮すればCD全曲がMD内に
録音されることになる。
【0123】次に、MDの録音可能時間(TMD)を27
分とした場合について説明する。なお、本説明では、T
MDを28分から27分に変更した以外、前記説明と同様
の条件とする。すなわち、CDの演奏時間は表3に示し
た通りであり、圧縮率(c)は1/2である。
【0124】
【表3】
【0125】ここで、i=5の場合、すなわち、CDの
5曲目を1/2に圧縮する場合、 t=TCD−T5 +1/2T5 =32分−3分+1分30秒 =30分30秒>TMD=27分 であり、同様に、i=4、…、i=1を求めると、 i=1の場合、すなわち、CDの1曲目を1/2に圧縮
する場合、 t=TCD−T1 +1/2T1 =32分−8分+4分 =28分>TMD=27分 となる。
【0126】したがって、MDの録音可能時間(TMD
が27分の場合、表3に示すCDのどの曲を1/2に圧
縮してもMDに録音しきれないことが分かる。
【0127】そこで、2曲を組み合わせてそれぞれ1/
2に圧縮する場合について考える。すなわち、図3に示
すフローチャートのステップS15からの2曲の組み合
わせを求めていく。
【0128】i=5、j=4の場合、すなわち、CDの
5曲目と4曲目とをそれぞれ1/2に圧縮する場合、 t=TCD−(T5 +T4 )+1/2(T5 +T4 ) =32分−8分+4分 =28分>TMD=27分 であり、i=5、j=3の場合、すなわち、CDの5曲
目と3曲目とをそれぞれ1/2に圧縮する場合、 t=TCD−(T5 +T3 )+1/2(T5 +T3 ) =32分−11分+5分30秒 =26分30秒<TMD=27分 となる。
【0129】したがって、3曲目および5曲目を1/2
圧縮すればCD全曲がMD内に録音されることになる。
【0130】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について説明すれば、以下の通りである。本実施の形態
において、前記実施の形態1で用いた構成要素と同一の
機能を有する構成要素には同一の部材番号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0131】前記実施の形態1では、圧縮率cは単一で
固定(1/2)であったが、本実施の形態では、複数と
する。また、本実施の形態では、CDの圧縮する曲の組
み合わせを求める際に、圧縮曲数を増やすよりも圧縮率
を上げることを優先する。
【0132】なお、以下の説明では、前記実施の形態1
にて示した機器の動作、すなわち固定の圧縮率を使用し
て編集動作を行なうモードを「モード1」とし、モード
1においてCDの全ての曲がMDに録音できない場合
に、複数の圧縮率を使用してCDの全ての曲がMDに録
音できるように編集動作を行なうモードを「モード2」
として説明する。
【0133】図1において、機器の操作者がモード切替
キー13を押したならば、「モード1」、「モード2」
が切り替わる。ここでのモード1,2は、前記実施の形
態1で説明した、3つの録音モード(標準録音モード、
第1圧縮録音モード、第2圧縮録音モード)とは独立し
たモードとなっている。
【0134】ここで、本実施の形態に係る編集装置にお
ける編集動作について、図5および図6に示すフローチ
ャートを参照しながら以下に説明する。なお、本説明で
は、図5および図6において破線で囲まれた部分が、前
記実施の形態1の図2に示すフローチャートに加えられ
たものであり、他の部分の説明については前記実施の形
態1と同様である。
【0135】ステップS41では、CD総演奏時間:T
CD、CD各曲演奏時間:T1 〜TN(N曲入りディス
ク)がCDから読み取られ、入力される。
【0136】ステップS42では、MD録音可能時間:
MDが入力される。
【0137】ステップS43では、録音時の圧縮率c
1,c2が入力される。ここで、MDの場合は、ATR
AC3LP2で圧縮率c1=1/2、ATRAC3LP
4で圧縮率c2=1/4である。
【0138】次に、ステップ44では、圧縮率cをc1
に設定し、続いて、ステップS45でTMD>TCDの判定
が行われる。ここで、YESであれば、ステップS46
に移行し、全曲録音を行なう。この場合、CDのどの曲
も圧縮しなくてもMDに全曲録音することができる。
【0139】一方、ステップS45において、NOであ
れば、次に、ステップS47でTMD>c2・TCDの判定
が行われる。ここで、NOであれば、全曲を圧縮率c2
で圧縮してもMDに全曲録音できないことがわかる(ス
テップS48)。よって、従来技術で説明した図10の
フローチャートのステップS105と同様に、式(1)
を満足するmを求める(ステップS49)。
【0140】そして、機器の操作者によってSTART キー
12が押されたならば、CDの1〜m曲目までを録音
し、m+1〜N曲目は録音しない(ステップS50)。
【0141】一方、ステップS47において、YESで
あれば、図6に示すステップS51に移行し、変数iに
N(CD最終曲TNo.)が設定された後、ステップS52
でi=0の判定が行われる。
【0142】ステップS52でYESと判定された場合
は、続いて、ステップS56において、圧縮率cがc2
にセットされているか否かが判定され、NOであれば、
ステップS57において圧縮率cをc2にセットし、再
びステップS47に移行する。
【0143】一方、ステップS56でYESの場合は、
圧縮率c2でCD1曲の場合の実録音時間(t)の計算
を終了したことになるので、前記実施の形態1で説明し
た図3に示すフローチャートのステップS15に移行す
る。
【0144】また、ステップS52でNOと判定された
場合は、まだ後述のtをCDの1曲目まで計算していな
い場合であり、ステップS53で、以下に示す判定式 t=TCD−Ti +c1・Ti <TMD の計算を行う。
【0145】ここで、ステップS53の判定でYESの
場合、すなわち、ステップS53で上記判定式を満足す
る場合は、i曲目を圧縮率c1とし、その他の曲は圧縮
しないで録音する(ステップS54)。つまり、CDの
i曲目を圧縮率c1で圧縮録音すればCDの全曲がMD
に録音可能であることがわかる。
【0146】一方、ステップS53の判定でNOの場合
は、変数iを1減じて(ステップS55)、再度ステッ
プS52に移行する。
【0147】また、前記実施の形態1の図2ないし図4
においても、本実施の形態における図5および図6で追
加された内容と同じ処理を追加することにより、まず圧
縮率c1で実録音時間(t)を計算し、t<TMDとなら
なければ次に圧縮率c2で実録音時間計算を行い、圧縮
率を上げてでもCD全曲をMD内へ録音することのでき
る編集装置を実現することができる。
【0148】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について説明すれば、以下の通りである。本実施
の形態においても、前記実施の形態1で用いた構成要素
と同一の機能を有する構成要素には同一の部材番号を付
記し、その説明を省略する。
【0149】本実施の形態にかかる編集装置は、機器の
操作者が特定のCDの曲については圧縮録音しないこと
を望んだ場合において、その曲を指定する手段を有し、
指定された曲については、圧縮する曲の選曲から省く機
能を有している。
【0150】図1において、機器の操作者がFWDキー
15、REVキー16を押すと、CDの曲番号が順方
向、逆方向に1ずつ変わる。該操作者の所望する曲とな
った時に非選曲指定キー14を押せば、その曲(TZ )
は圧縮録音対象曲から外すこととする。さらに、他の曲
の指定があるならば、同様の操作を繰り返す。
【0151】ここで、本実施の形態に係る編集装置の編
集動作について、図7および図8に示すフローチャート
を参照しながら以下に説明する。なお、本説明では、図
7および図8において破線で囲まれた部分が、前記実施
の形態1の図2に示すフローチャートに加えられたもの
であり、他の部分の説明については前記実施の形態1と
同様である。
【0152】ステップS61では、CD総演奏時間:T
CD、CD各曲演奏時間:T1 〜TN(N曲入りディス
ク)がCDから読み取られ、入力される。
【0153】ステップS62では、MD録音可能時間:
MDが入力される。
【0154】ステップS63では、CDの非圧縮曲:T
zが入力され、続いて、ステップS64でTMD>TCD
判定が行われる。ここで、YESであれば、ステップS
65に移行し、全曲録音を行なう。この場合、CDのど
の曲も圧縮しなくてもMDに全曲録音することができ
る。
【0155】一方、ステップS64において、NOであ
れば、次に、ステップS66でTMD>c・TCDの判定が
行われる。ここで、NOであれば、全曲を圧縮率cで圧
縮してもMDに全曲録音できないことがわかる(ステッ
プS67)。よって、従来技術で説明した図10のフロ
ーチャートのステップS105と同様に、式(1)を満
足するmを求める(ステップS68)。
【0156】そして、機器の操作者によってSTART キー
12が押されたならば、CDの1〜m曲目までを録音
し、m+1〜N曲目は録音しない(ステップS69)。
【0157】一方、ステップS66において、YESで
あれば、図8に示すステップS70に移行し、変数iに
N(CD最終曲TNo.)が設定された後、ステップS71
でi=zの判定が行われる。
【0158】ステップS71でYESと判定された場合
は、続いて、ステップS72において、iの値を減じて
ステップS73に移行する。また、NOであれば、その
ままステップS73に移行する。
【0159】ステップS73では、i=0の判定が行な
われる。ここで、YESと判定された場合は、後述のt
をCDの1曲目まで計算してもt<TMDとならなかった
場合であり、前記実施の形態1の図3に示すステップS
15に移行し、以降のフローチャートでCD2曲の組み
合わせでt<TMDとならないか計算を行う(ステップ1
5以降)。
【0160】一方、ステップS73でNOと判定された
場合は、まだ後述のtをCDの1曲目まで計算していな
い場合であり、ステップS74で、以下に示す判定式 t=TCD−Ti +c・Ti <TMD の計算を行う。
【0161】ここで、ステップS74の判定でYESの
場合、すなわち、ステップS74で上記判定式を満足す
る場合は、i曲目を圧縮率cとし、その他の曲は圧縮し
ないで録音する(ステップS75)。つまり、CDのi
曲目を圧縮率cで圧縮録音すればCDの全曲がMDに録
音可能であることがわかる。
【0162】一方、ステップS74の判定でNOの場合
は、変数iを1減じて(ステップS76)、再度ステッ
プS73に移行する。
【0163】このような編集動作により、指定された曲
については、圧縮する曲の選曲から省くことができる編
集装置が構成される。
【0164】以上の結果から、本発明の編集装置は、図
1に示すように、再生(例えばCD)しようとする曲の
情報を記憶するCDデータ記憶部21と、記録側(例え
ばMD)の録音時間を求めるMD録音時間演算部41
と、情報を記録するために記録媒体の録音可能時間を記
憶する録音可能時間記憶部22と、録音の圧縮率を指定
する圧縮率指定部23と、以上のデータよりCDの任意
の曲を圧縮して録音した場合の実際の録音に必要な時間
を求める実録音時間演算部24と、前記指定の圧縮率で
録音するか否かを計算で求める圧縮録音曲決定部26
と、前記圧縮録音曲決定部26に従い録音モードの設定
を行う録音モード設定部43と、再生側全曲が記録出来
ない場合に、録音する曲を決定する録音曲設定部25
と、その情報によりMD録音を制御するMD制御部4
と、CD再生部3と、MD録音部5とを有し、再生曲総
時間をTCD、録音可能時間をTMDとしたときに、TCD
MDであれば前述の図2〜8までのフローチャートに記
載の不等式を用いて必要最小限の曲数の録音圧縮率を上
げることにより再生曲全てを記録媒体(MD)に録音可
能としている。
【0165】したがって、前記実施の形態1〜3によれ
ば、CDの総演奏時間が、MDの非圧縮時の録音可能時
間よりも長い場合でも、CDの各曲を最終曲から順に圧
縮したと仮定した実記録時間を求めていくことにより、
CDの曲を余すことなく、全曲MDに録音することが可
能となる。
【0166】また、CDの総演奏時間がMDの録音可能
時間よりも長い場合に、CDの少なくとも1曲を圧縮し
てMDに記録したときの実際の記録に必要な実記録時間
を求め、この実記録時間が上記第2記録媒体の記録可能
時間と同じか小さいときに、この実記録時間を実現する
圧縮条件でCDの全曲をMDに記録するようになってい
るので、CDの総演奏時間がMDの録音可能時間よりも
長い場合でも、CDの全曲をMDに簡単に記録すること
ができる。
【0167】しかも、CDの曲のうち、圧縮対象となる
曲が自動的に求まるようになっているので、従来のよう
に、機器の操作者の『勘』によりどの情報を圧縮するか
を決定する必要がなくなる。
【0168】したがって、CDの総演奏時間がMDの録
音可能時間よりも長い場合に、機器の操作者の『勘』に
頼ることなく、誰が操作をしても簡単にCDの全曲をM
Dに録音することができる。
【0169】
【発明の効果】本発明の編集装置は、上記の課題を解決
するために、任意の時間で構成された情報が複数記録さ
れた第1記録媒体を再生すると共に、この再生された情
報を、上記第1記録媒体とは別の第2記録媒体に記録す
る情報記録再生手段と、上記第1記録媒体の情報の総再
生時間が、上記第2記録媒体の記録可能時間よりも長い
場合、上記第1記録媒体の各情報の少なくとも1つを圧
縮して上記第2記録媒体に記録したときの実際の記録に
必要な実記録時間が上記第2記録媒体の記録可能時間と
同じか小さくなるような該第1記録媒体の情報の圧縮条
件を求め、この圧縮条件で上記第1記録媒体の各情報を
上記第2記録媒体に記録するように上記情報記録再生手
段を制御する記録再生制御手段とを有する構成である。
【0170】それゆえ、第1記録媒体の情報の総再生時
間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合に、記
録再生制御手段によって、第1記録媒体の各情報の少な
くとも1つを圧縮して上記第2記録媒体に記録したとき
の実際の記録に必要な実記録時間が求められ、この実記
録時間が上記第2記録媒体の記録可能時間と同じか小さ
いときに、この実記録時間を実現する圧縮条件で上記第
1記録媒体に記録された情報を上記第2記録媒体に記録
するように上記情報記録再生手段が制御される。
【0171】これにより、第1記録媒体の情報の総再生
時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合で
も、第1記録媒体の情報を全て第2記録媒体に記録する
ことができる。
【0172】しかも、第1記録媒体に記録されている情
報のうち、圧縮対象となる情報が上記記録再生制御手段
により自動的に求まるので、従来のように、機器の操作
者の『勘』によりどの情報を圧縮するかを決定する必要
がなくなる。
【0173】したがって、第1記録媒体の情報の総再生
時間が第2記録媒体の記録可能時間よりも長い場合に、
機器の操作者の『勘』に頼ることなく、誰が操作をして
も簡単に第1記録媒体の情報を全て第2記録媒体に記録
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編集装置の概略ブロック図である。
【図2】図1に示す編集装置の編集動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示す編集装置の編集動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図4】図1に示す編集装置の編集動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】図1に示す編集装置における他の編集動作の流
れを示すフローチャートである。
【図6】図1に示す編集装置における他の編集動作の流
れを示すフローチャートである。
【図7】図1に示す編集装置におけるさらに他の編集動
作の流れを示すフローチャートである。
【図8】図1に示す編集装置におけるさらに他の編集動
作の流れを示すフローチャートである。
【図9】従来の編集装置の概略ブロック図である。
【図10】図9に示す編集装置の編集動作の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 CD制御部(記録再生制御手段) 3 CD再生部(情報記録再生手段) 4 MD制御部(記録再生制御手段) 5 MD録音部(情報記録再生手段) 14 非選曲指定キー(非圧縮情報指定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の再生時間で構成された情報が複数記
    録された第1記録媒体を再生すると共に、この再生され
    た情報を、上記第1記録媒体とは別の第2記録媒体に記
    録する情報記録再生手段と、 上記第1記録媒体の情報の総再生時間が、上記第2記録
    媒体の記録可能時間よりも長い場合、上記第1記録媒体
    の各情報の少なくとも1つを圧縮して上記第2記録媒体
    に記録したときの実際の記録に必要な実記録時間が上記
    第2記録媒体の記録可能時間と同じか小さくなるような
    該第1記録媒体の情報の圧縮条件を求め、この圧縮条件
    で上記第1記録媒体の各情報を上記第2記録媒体に記録
    するように上記情報記録再生手段を制御する記録再生制
    御手段とを有することを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】上記記録再生制御手段は、任意の圧縮率で
    上記第1記録媒体の各情報を一つずつ圧縮したときの実
    記録時間をそれぞれ求めて、求めた実記録時間が上記第
    2記録媒体の記録可能時間と同じか小さくなったとき、
    このときの実記録時間を実現する圧縮条件で上記第1記
    録媒体に記録された情報を上記第2記録媒体に記録する
    ように上記情報記録再生手段を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】上記記録再生制御手段は、任意の圧縮率で
    上記第1記録媒体の各情報を一つずつ圧縮したときの実
    記録時間をそれぞれ求め、これらの実記録時間の何れも
    上記第2記録媒体の記録可能時間よりも大きいとき、実
    記録時間が第2記録媒体の記録可能時間と同じか小さく
    なるように上記圧縮率を変更することを特徴とする請求
    項1記載の編集装置。
  4. 【請求項4】第1記録媒体に記録された情報のうち、圧
    縮記録を行なわない情報を指定する非圧縮情報指定手段
    を備え、 上記記録再生制御手段は、上記非圧縮情報指定手段によ
    り指定された情報以外の情報の何れかを圧縮して、第1
    記録媒体の各情報を第2記録媒体に記録するように上記
    情報記録再生手段を制御することを特徴とする請求項1
    ないし3の何れかに記載の編集装置。
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