JP2002075813A - プロセス制御方法及びプロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御方法及びプロセス制御装置

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JP2002075813A
JP2002075813A JP2000254317A JP2000254317A JP2002075813A JP 2002075813 A JP2002075813 A JP 2002075813A JP 2000254317 A JP2000254317 A JP 2000254317A JP 2000254317 A JP2000254317 A JP 2000254317A JP 2002075813 A JP2002075813 A JP 2002075813A
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Masataka Okabe
正隆 岡部
Hirofumi Otsuka
浩文 大塚
Taichi Yanaru
太一 矢鳴
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67276Production flow monitoring, e.g. for increasing throughput
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B15/00Systems controlled by a computer
    • G05B15/02Systems controlled by a computer electric

Abstract

(57)【要約】 【課題】 WET処理されたロットが成膜装置へ投入開
始されるまでに所定の規格時間が設定された工程で、成
膜装置に空きを生じさせることなく規格時間内にロット
処理できる効率的なプロセス制御方法を実現し生産性を
向上する。 【解決手段】 ホールドストッカからウエイトストッカ
までの搬送時間及び待ち時間をT1 、WET装置の処理
時間をTw、WET装置での処理完了から成膜装置へ投
入開始までの搬送時間を含む保管時間をT2 、成膜装置
の処理時間をTdとし、T1 +Tw+T2 <Tdの場
合、ロット1の成膜装置の処理開始時点TR 1 をトリガ
とし、ロット1の成膜装置の処理時間Tdの終点とロッ
ト2の成膜装置の処理時間Tdの開始点とを一致させる
ような待機時間Ta1 後にロット2を投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエハの洗浄処
理後に成膜処理等を施すまでの時間が制限されている場
合に、次ロットのウエハ洗浄処理工程への投入開始時期
を成膜処理装置等の処理開始時点を基に制御して順次行
うようにし、制限時間を超過する余剰仕掛かりの発生を
なくして効率的なプロセスフローを実現し生産性の向上
を図ったプロセス制御方法及びプロセス制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一つのステーションの作業が終了すると
それを次のステーションのバッファに渡して新たな作業
を行う生産システムの受け渡し進捗制御を行う生産制御
装置として、例えば、特開平8−179808号公報
に、作業着手要求のあったステーションの前工程ステー
ションの作業着手リストを得て前工程ステーションに作
業着手待ちロットが存在する場合に、選択した前工程ス
テーションの作業着手優先ルール順に作業着手要求を選
択し、作業着手要求のあったステーションの前工程ステ
ーションに空き作業資源の問い合わせを行い、作業資源
の割り当てが可能な場合に新規作業の着手要求を前工程
ステーションに伝え、前工程ステーションからのロット
の引っ張りを要求する生産制御装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
のウエハプロセスにおいては、10枚から20数枚また
はそれ以上の枚数に及ぶマスク毎に、WET処理工程
(保管期間開始工程ともいう)と成膜処理工程(保管期
間監視工程ともいう)とが繰り返し施行される。特に厳
しい成膜精度の管理を必要とする成膜処理工程において
は、WET処理工程開始から成膜処理工程開始までの製
品の保管時間を厳しく管理する必要がある。保管時間が
長引いて、せっかくWET装置(保管期間開始工程装置
ともいう)で除去した表面のゴミ、金属汚染、有機物汚
染、表面のダメージ層や自然酸化膜が保管期間中にウエ
ハの表面に再生してしまい、その上に成膜処理を施した
のでは所定の品質を持つICの製造ができないからであ
る。
【0004】以上の点から、保管期間開始工程が完了し
た後、保管期間監視工程開始までの製品の保管時間は4
時間以内に完了することを規定している時には、4時間
以内に保管期間監視工程での処理開始が必要である。と
ころが、保管期間監視工程における成膜装置(保管期間
監視工程装置ともいう)の処理能力は一般に時間と共に
変動するので、装置の処理時間が長くなると、上記従来
技術の生産制御装置では保管期間監視工程に余剰仕掛か
りを持たなければ運用できない。そして、この余剰仕掛
かり数が保管期間監視工程装置の処理能力を上回った場
合には、保管期間監視制限時間(以下、規格時間とい
う)Tl内(例えば、4時間以内)に製品処理を開始す
ることができない。したがって、規格時間Tlを超過し
て滞留するものが続出することとなり、保管期間開始工
程からのロット(製品ともいう)の再処理が必要とな
る。また、仕掛かりを持たなければ、次ロットは、保管
期間監視工程の開始と共に前 工程ステーションの処理
可能な状態にあるロットのロット引っ張りをして保管期
間監視工程へ投入されるので、保管期間監視工程装置の
処理能力が低くボトルネックである場合には、保管期間
監視工程に来るまでの間、保管期間監視工程は開始され
ず停止状態が続き、益々システム全体での処理時間が長
くなり生産性が低下するという問題がある。
【0005】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたもので、保管期間監視工程装置の処理
能力のバランスを考慮して、規格時間Tlの超過をさせ
ない仕掛かり数を決定し再処理が必要となるような余剰
仕掛かりの発生がなく、ボトルネックである保管期間監
視工程装置の最も効率的なプロセスフローを実現し生産
性の向上を図ったプロセス制御方法及びプロセス制御装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプロセス
制御方法は、ホールドストッカで処理保留されたロッ
ト、処理保留が解除されたロットを清浄化処理する保管
期間開始工程装置及び清浄化処理されたロットを処理す
る保管期間監視工程装置を備え、保管期間開始工程装置
での清浄化処理完了から保管期間監視工程装置による処
理開始までの間に所定の規格時間が設定されて処理保留
されたロットが付与されたロット番号順にシーケンス投
入され処理保留が解除されるシステムのプロセス制御方
法であって、先行ロットの保管期間監視工程装置による
処理完了時点と次行ロットの保管期間監視工程装置によ
る処理開始時点とをほぼ一致させるように先行ロットの
保管期間監視工程装置による処理開始時点を基準とした
次行以降のロットの投入時までの待機時間を設定するス
テップと、先行ロットの保管期間監視工程装置による処
理開始をトリガとして待機時間経過後に処理保留された
次行以降のロットの処理保留を解除するステップを含む
ようにしたものである。また、ホールドストッカから保
管期間開始工程装置までの搬送時間及び待ち時間を
1 、保管期間開始工程装置の処理時間をTw、保管期
間開始工程装置での処理完了時点から保管期間監視工程
装置へ投入開始までの搬送時間を含む保管時間をT2
保管期間監視工程装置の処理時間をTd、次行以降のロ
ットの保管期間開始工程への投入までの待機時間Ta1
として、T1 +Tw+T2 <Tdである場合、Ta1
Td−T1 −Tw−T2 としたものである。また、次行
以降のロットを、この次行以降のロットの投入時の待機
時間設定の基準を生成した先行ロットのロット番号の次
のロット番号を有するものとしたものである。また、ホ
ールドストッカから保管期間開始工程装置までの搬送時
間及び待ち時間をT1 、保管期間開始工程装置の処理時
間Tw、保管期間開始工程装置から保管期間監視工程装
置へ投入開始までの搬送時間を含む保管時間をT2 、保
管期間監視工程装置の処理時間をTd、次々行以降のロ
ットの保管期間開始工程への投入までの待機時間をTa
2 として、T1 +Tw+T2 >Tdである場合、Ta2
=2*Td−T1 −Tw−T2 としたものである。ま
た、次行以降のロットを、この次行以降のロットの投入
時の待機時間設定の基準を生成した先行ロ ットのロッ
ト番号の隔番ロット番号を有するものとしたものであ
る。
【0007】この発明に係るプロセス装置は、処理保留
されたロット、処理保留解除されたロットを清浄化処理
する保管期間開始工程装置及び清浄化処理されたロット
を処理する保管期間監視工程装置を備え、保管期間開始
工程装置での清浄化処理完了から保管期間監視工程装置
による処理開始までの間に所定の規格時間が設定されて
上記処理保留されたロットが付与されたロット番号順に
シーケンス投入されるシステムのプロセス制御装置であ
って、先行ロットの上記保管期間監視工程装置による処
理完了時点と次ロット番号を有するロットの保管期間監
視工程装置による処理開始時点とをほぼ一致させるよう
に先行ロットの保管期間監視工程装置による処理開始時
点を基準とした次行以降のロットの投入時の待機時間情
報と先行ロットの保管期間監視工程装置による処理開始
時間情報及び次に投入すべき次行以降のロットの製品情
報を格納する情報格納部、自動プログラムに従い待機時
間情報と処理開始時間情報及び製品情報を用いて投入さ
れる次行以降のロットの投入時間を演算し、その投入時
間に次行以降のロットを投入して処理保留を解除する処
理保留解除情報を発信する演算制御部を有するFA計算
機と、処理保留解除情報を受けて処理保留された次行以
降のロットの処理保留解除情報を保管期間開始工程装置
に伝達する装置制御端末を備えたものである。また、ホ
ールドストッカから保管期間開始工程装置までの搬送時
間及び待ち時間をT1 、保管期間開始工程装置の処理時
間をTw、保管期間開始工程装置から保管期間監視工程
装置へ投入開始までの搬送時間を含む保管時間をT2
保管期間監視工程装置の処理時間をTd、次行以降のロ
ットの保管期間開始工程への投入までの待機時間Ta1
として、T1 +Tw+T2 <Tdである場合、Ta1
Td−T1 −Tw−T2 としたものである。また、次行
以降のロットを、この次行以降のロットの投入時の待機
時間設定の基準を生成した先行ロットのロット番号の次
のロット番号を有するものとしたものである。また、ホ
ールドストッカから保管期間開始工程装置までの搬送時
間及び待ち時間をT1 、保管期間開始工程装置の処理時
間をTw、保管期間開始工程装置での処理完了時点から
保管期間監視工程装置へ投入開始までの搬送時間を含む
保管時間をT2 、保管期間監視工程装置の処理時間をT
d、次々行以降のロットの保管期間開始工程への投入ま
での待機時間をTa2 として、T1 +Tw+T2 >Td
である場合、Ta2 =2*Td−T1 −Tw−T2 とし
たものである。また、次行以降のロットを、この次行以
降のロットの投入時の待機時間設定の基準を生成した先
行ロットのロット番号の隔番ロット番号を有するものと
したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態につき、図面に基づいて説明する。図1
は、この発明の実施の形態1である保管期間監視区間に
おける装置構成と処理フローを示す模式図、図2は、図
1の処理フローにおける各ロットの処理タイムスケジュ
ール図である。図1に示すように、WET前工程が完了
したロットは、搬走路を搬送されて、先ず保管期間開始
工程に仕掛かったロットが処理保留されるストレージコ
ントロール待ちストッカ(以下、ホールドストッカとい
う)30に収納されて処理が保留される。そうして、前
のロットAが成膜装置33に投入されて保管期間監視工
程が開始された時点に製品要求が作成され、この製品要
求が登録された時刻から所要の待機時間Ta1 を経た後
に処理解除すべき処理保留ロットの情報が登録されてお
り、その時間に達していると、処理保留されている該当
ロットの処理保留が解除される。そうして、WET処理
待ちストッカ(以下、ウエイトストッカという)31の
空きが確認され、ロットBはホールドストッカ30から
取り出されてウエイトストッカ31に移され、WET装
置32のロット要求待ちとなる。図中、T1 は、ロット
がホールドストッカ30からウエイトストッカ31まで
搬送される時間及びウエイトストッカ31での待ち時間
を含む時間である。WET装置32から製品要求が出さ
れると、ロットBはWET装置32に搬入されて保管期
間開始工程(WET処理)が開始される。そうして、W
ET処理完了(WET処理時間はTw)と共に保管期間
監視時間がカウント開始される。
【0009】先にWET装置32での処理が完了したロ
ットAは、搬走路を成膜処理待ちストッカ33に向けて
搬送されるが、成膜処理待ちストッカ33に到着すると
間もなく、先に成膜処理が完了(成膜処理時間はTd)
したロットと入れ替えにロットAが成膜装置34に搬入
されて成膜処理を開始できるように上記待機時間Ta 1
は予め設定される。以上の関係は、搬送されて到着直後
の成膜処理待ちストッカ33から成膜装置34に搬入さ
れようとしている(ロットB)と成膜装置34で成膜処
理が完了して搬出されようとしている(ロットA)とを
一点鎖線で示したとおりである。
【0010】なお、各処理工程での1ロットの処理時間
は、例えば、WET処理には約45分、WET装置32
から成膜処理待ちストッカ33までの搬送時間に約15
分、成膜処理には約3時間を要する。このとき、WET
処理工程(保管期間開始工程)完了から成膜装置32へ
搬入開始までの工程に要する保管時間T2 は4時間(保
管期間監視制限時間)以内である必要があり、この制限
時間は規格時間Tlとして予め設定される。成膜処理が
開始されると、保管期間監視時間のカウントが停止され
監視時間が演算されて、設定された規格時間Tl(4時
間)を超過していれば、そのロットは再処理フローに従
ってホールドストッカ30へ搬送され上記と同様にして
再処理される。本再処理フローを設けているのは、保管
期間監視区間における処理装置等で不測のトラブルが発
生した場合に規格時間Tlを超過することも起こり得る
からである。
【0011】成膜処理の開始と共に次ロットの製品要求
が作成され、前述のように、この要求が作成された時点
から所要の待機時間Ta1 を経た後に次のロットがホー
ルドストッカ30から搬出されウエイトストッカ31を
経てWET装置32に搬入され、順次、同様の処理が自
動的に繰り返される。成膜処理が完了したロットは、搬
送路を経て次工程へ搬出される。図2は、以上の処理フ
ローにおける各ロットの処理タイムスケジュールを示し
たものであり、次ロットは、それぞれ前のロットの保管
期間監視工程の開始時をトリガ(ロット2はロット1の
TR1 時点、ロット3はロット2のTR2 時点)として
時間カウントされ、設定された待機時間Ta1 を経た後
にホールドストッカ30で処理保留されていたロットB
が搬出され保管期間開始工程に仕掛かることになる。し
かし、WET処理時間Tw及び成膜処理待ちストッカ3
3までの搬送時間は一般に成膜処理時間Tdに比べて短
いので、次ロットが成膜処理待ちストッカ33に到達し
たときと前ロットの成膜処理が完了した時点がほぼ同じ
となり、図示のように成膜装置34での処理が切れ目無
く連続的に次々と行われることとなる。ただし、この運
用が適用できるには、成膜装置34の処理時間Tdが、
ホールドストッカ30からWET装置32までの搬送時
間及び待ち時間T1 、WET処理時間Tw、WET処理
完了から成膜装置34へ投入開始までの搬送時間を含む
保管時間T2 の総和に比べて長い、即ち、T1 +Tw+
2 <Tdの関係が成り立つ場合である。
【0012】以上のように、仕掛かりロットはウエイト
ストッカ31以前に置いて成膜処理待ちストッカ33に
は置かないようにすることにより、成膜装置34を、空
きを生じさせることなく連続的に効率よく稼動すること
ができ、更に、WET装置32で清浄に処理されたロッ
トが汚染され易い保管期間監視区間に置かれる時間が短
いので、規格時間Tlの超過による余剰仕掛かりの発生
に伴う再処理もなく、品質の良い製品を生産性よく製造
できる。
【0013】上記保管期間監視区間工程に係る一連の処
理は、プロセス制御装置により自動制御プログラムに従
って実行される。図3は、上記保管期間監視区間工程に
係る一連の処理を実行するプロセス制御装置の構成を示
すブロック図、図4は、図3におけるプロセス制御装置
の装置制御端末と処理装置及びロットとが情報交換を行
う構成を説明するブロック図である。
【0014】プロセス制御装置1は、例えば、製品完成
に至るまでのロットに付随する処理工程の情報であるロ
ットの処理フロー情報,保管期間監視工程において使用
される装置名(登録装置一覧DB3),次製品要求待ち
時間,次製品要求組み合わせ見切り時間,製品組み合わ
せ数,処理待ちストッカ,処理保留製品用ストッカ等の
情報である定義情報,処理工程での処理条件等を含む基
準情報が格納された基準情報格納部13、処理保留製品
一覧DB1,仕掛製品一覧DB2,製品要求一覧DB
4,保管期間対象製品情報,処理待ちQUE,処理保留
QUE,装置仕掛情報などロットの存在する場所や状態
を表す仕掛情報、工程へのロットの投入、工程の開始、
ロットの搬送開始及びロットの搬送終了などの進捗情報
の生成によって生成される制御情報を格納する仕掛情報
格納部14、装置の処理実績数等を格納する収集データ
格納部及びこれら各情報格納部13,14,15の各種
情報を参照し、生成し、更新しながらロットの処理工程
における演算、制御を行う演算制御部12を備えたFA
計算機(工場管理ホストコンピュータ)11と、装置制
御端末16とを備えている。なお、進捗情報は、工程へ
のロットの投入時,工程の開始時,ロットの搬送開始時
及びロットの搬送終了時に自動的に更新され、作業者が
端末入力装置2により直接更新することもできる。制御
情報は、処理装置3や搬送機器4の制御状態の変化によ
って随時更新される。
【0015】次に、装置制御端末16と処理装置3との
間の構成について説明する。図4は図3のプロセス制御
装置の装置制御端末と処理装置及びロットとが情報交換
を行う機構を説明する図である。なお、本図では、スト
ッカ等は省略している。半導体装置の製造に際しては、
ウエハは専用のカセット10aに25枚入れられてお
り、これを1ロットと呼んでおり、各ロット10には、
そのロット10の製品番号(キーNo)が与えられ、そ
のキーNoで管理される。それぞれのカセット10aに
は、このキーNoや次処理予定工程などを記憶している
FAカード(市販品)19が付けられている。また、各
処理装置3には、FAカード19と光通信で情報のやり
取りをするために、FAカードヘッダ(市販品)18が
付けられている。そうして、相互間で次のような情報の
授受をしながらロット10毎の処理が進められる。
【0016】(1).処理開始に際して、ロット10が
処理装置3に搭載された後に、FAカード19の投入ボ
タンが押される。FAカード19は、FAカードヘッダ
18及びFAカードリードライトコントローラ17にロ
ット10が処理装置3に搭載されたことを伝える。FA
カードリードライトコントローラ17は、受け取った光
信号を電機信号に変換し、装置制御端末16に伝える。 (2).装置制御端末16では、処理装置3の状態が処
理可能かどうか判断して、処理可能な場合はFA計算機
11に処理開始要求を行う。処理装置3の状態は作業者
によって登録される。 (3).FA計算機11は、そのキーNoから、その処
理装置3で処理が可能かどうか、また処理工程が正しい
かどうか、基準情報を検索して判断する。処理開始可能
な場合は、基準情報に設定してある制御条件を装置制御
端末16に伝える。 (4).装置制御端末16は、FA計算機11からの上
記情報を受けて、処理装置3に処理開始の要求を発す
る。なお、装置制御端末16と処理装置3との間の連絡
は、SECS(半導体標準通信プロトコル)やMSEC
(三菱電機(株)独自の半導体通信プロトコル)によっ
て通信を行う。 (5).処理装置3は、装置制御端末16からの処理開
始要求を受けて、処理装置3に搭載されているロット1
0に対して処理を開始する。 (6).処理が完了したとき、処理装置3は装置制御端
末16に対して処理完了報告を行う。処理完了報告を受
けた装置制御端末16は、FA計算機11に完了報告を
行う。 (7).装置制御端末16からの処理完了報告を受けた
FA計算機11は、ロット10の完了データを保管し、
次処理工程へのロット10の移動を行う。FA計算機1
1での情報処理が完了したら、その完了した事実及び次
処理工程などの情報を装置制御端末16に伝える。 (8).上記報告を受けた装置制御端末16は、FAカ
ードリードライトコントローラ17に次処理工程等の情
報を伝える。この情報を受けたFAカードリードライト
コントローラ17は、FAカード19の書き換えを行
う。 (9).FAカード19の書き換えが終わった時点で一
連の処理は完了し、処理装置3に搭載されているロット
10は次処理工程へ運ばれる。
【0017】次に、上記プロセス制御装置を用いて行
う、先に図1.2を基に説明した保管期間監視区間にお
ける製品仕掛かり制御方法につき詳しく説明する。図5
は、図3のプロセス制御装置による保管期間監視区間の
仕掛かり制御における処理概要フロー図、図6は、図5
の仕掛かり制御におけるデータベース間の関連図、図7
は、図5及び図6に基づく仕掛かり制御における処理詳
細フロー図である。
【0018】先ず、この仕掛かり制御における基本的な
流れについて説明する。保管期間監視区間工程に仕掛か
ったロットは処理保留製品一覧データベースDB1(以
下、処理保留製品一覧DB1と記載する。他も同じ)、
に登録されるが、図5に示すように、自動制御プログラ
ムは、製品要求一覧DB4を基に処理保留製品一覧DB
1から処理優先度の高い製品を選び出し、その製品の処
理保留を解除する(SEQ1)。そうして、処理保留解
除された製品は、仕掛かり製品一覧DB2に登録され、
保管期間監視区間工程での製品処理(SEQ2)、保管
期間監視工程での処理開始(SEQ3)がなされる。な
お、保管期間監視工程は登録装置一覧DB3で定義した
装置で処理される。保管期間監視工程の処理開始時に次
製品要求が作成され製品要求一覧DB4への追加が実行
される。この要求は、登録装置一覧DB3に登録されて
いる少なくとも装置名、次製品要求待ち時間、次製品要
求組み合わせ見切り時間、製品組み合わせ数等の情報で
構成されている。以上のようにして一連の処理は自動的
に繰り返される。
【0019】即ち、この仕掛かり制御で使用されるデー
タベースとしては、保管期間監視工程で使用される装置
の登録装置一覧DB3があり、その処理開始に際し次ロ
ットに対する登録装置一覧DB3で定義された装置での
処理を含む製品要求を内容とする製品要求一覧DB4が
作成・追加登録され、その製品要求によって処理保留製
品一覧DB1にある次ロットの処理保留を解除し、処理
保留解除したロットを保管期間監視区間工程に仕掛かる
対象として登録する仕掛かり製品一覧DB2の各データ
ベースがあり、相互関係は図6のとおりであることを示
し、このような相互関係の下に図5の仕掛かり制御の流
れが進行することを示している。
【0020】次に、図7の処理詳細フロー図を基に、保
管期間監視区間における仕掛かり制御方法を説明する。
WET前工程が完了する(S1)と、WET前装置から
完了報告EDがされ、それを受けて基準情報(処理フロ
ー情報)が検索され、保管期間監視開始工程であるかが
判断される。そうして、そうでなければ仕掛情報(処理
保留QUE)に登録され、そうであれば仕掛情報(処理
保留製品一覧DB1)に登録される。引き続き基準情報
(ホールドストッカ)が検索され、該当するロットはホ
ールドストッカに搬送される(S2)。ホールドストッ
カに到着すると、到着の完了報告EDがされ、仕掛情報
(処理保留製品一覧DB1)のホールドストッカ到着フ
ラグを立てて、ホールドストッカにて保留解除の指示を
待つ。
【0021】一方、処理保留解除プログラムが起動(定
期的に起動)して仕掛情報(処理保留製品一覧DB1)
に情報があると判断されると、仕掛情報(処理保留製品
一覧DB1)を検索し、仕掛情報(処理保留製品一覧D
B1)にある製品にホールドストッカ到着のフラグある
ことを確認する。次いで、仕掛情報(製品要求一覧DB
4)を検索し仕掛情報(製品要求一覧DB4)の情報が
予め設定した待ち時間を過ぎていると、保留解除(自動
リリース)の指示が出される(S3)。そして、仕掛情
報(WET処理待ちQUE)登録、仕掛情報(仕掛かり
製品一覧DB2)登録がなされ、仕掛情報(処理保留製
品一覧DB1)削除、仕掛情報(処理保留QUE)削除
がされる。次いで、基準情報(ウエイトストッカ)を検
索し、空きを確認してウエイトストッカに搬送される
(S4)。ここで、「製品要求一覧DB4検索・削除」
から後述の「製品要求一覧DB4登録」に点線の矢印が
出ているのは、処理保留中の対象ロットが「製品要求一
覧DB4登録」で決められた手順に従って保留解除され
所定のシーケンスに従って保管期間監視区間工程に仕掛
かることを示している。次いで、ウエイトストッカ到着
報告EDされ、仕掛情報(WET処理待ちQUE)のウ
エイトストッカ到着フラグを立ててウエイトストッカに
てWET装置の製品要求を待つ。
【0022】WET装置が処理可能(待ち状態)になる
と、仕掛情報(WET処理待ちQUE)が検索され、W
ET処理待ちQUEに情報があり、処理待ちQUEの情
報にウエイトストッカ到着フラグが立っていることが確
認されると、WET装置から製品要求が行われて該当す
るロットが選択され(S5)、WET装置に搬入されて
WET工程が開始される(S6)。そうして、仕掛情報
(WET装置仕掛情報)に登録、仕掛情報(WET装置
処理待ちQUE)の削除がなされる。WET装置での処
理が完了する(S7)と、WET装置からのED(処理
完了報告)がされ、仕掛情報(WET装置仕掛情報)の
削除、仕掛情報(成膜処理待ちQUE)への登録がされ
る。
【0023】WET装置からのED(処理完了報告)が
されWET装置が処理可能(待ち状態)になると、改め
て上記と同様に仕掛情報(WET処理待ちQUE)が検
索され、WET処理待ちQUEに情報がること及び処理
待ちQUEの情報にウエイトストッカ到着フラグが立っ
ていることが確認されると、WET装置からの次なる製
品要求が行われる。以後、この製品要求は同様にして自
動プログラムにより繰り返される。
【0024】WET装置からのED(処理完了報告)が
されると、基準情報(処理フロー情報)が検索され、保
管期間(開始)が設定されているかどうかが判断され、
設定されていれば仕掛情報(保管期間対象製品情報)に
登録、設定されていない場合は基準情報(成膜処理待ち
ストッカ)が検索され成膜処理待ちストッカへ搬送され
(S8)、成膜処理待ちストッカに到着したら到着の完
了報告EDを行い、仕掛情報(成膜処理待ちQUE)の
成膜処理待ちストッカ到着フラグを立てて成膜処理待ち
ストッカにて成膜装置の製品要求を待つ。
【0025】成膜装置が処理可能(待ち状態)になる
と、仕掛情報(成膜処理待ちQUE)が検索され、成膜
処理待ちQUEに情報があり成膜処理待ちQUEの情報
に成膜処理待ちストッカ到着フラグが立っていると、成
膜装置から製品要求が行われ、成膜処理待ちストッカで
処理待ち中の製品はロット選択されて成膜装置内に搬送
され成膜工程(保管期間監視工程)が開始される(S
9)。そうして、仕掛情報(成膜装置仕掛かり情報)に
登録、仕掛情報(成膜処理待ちQUE)の削除がされ
る。次いで、基準情報(処理フロー情報)を検索して保
管時間(終了)が設定されているかどうかを判断し、設
定されていれば仕掛情報(保管期間対象製品情報)を削
除し、設定されていない場合も共に保管期間監視開始工
程であるかどうかを判断し、保管期間監視開始工程であ
れば基準情報(登録装置一覧DB3)を検索して基準情
報(登録装置一覧DB3)に処理開始した装置名でデー
タが存在する場合は、基準情報(登録装置一覧DB3)
に処理開始した装置名で登録されているデータで仕掛情
報(製品要求一覧DB4)を登録する。そうして、成膜
処理が完了すると、成膜装置からのED(処理完了報
告)、仕掛情報(仕掛かり製品一覧DB2)の削除がさ
れて、そのロットの一連の処理は終了する(S10)。
一方、保管期間監視プログラムが起動(定期的に起動)
して仕掛情報(保管期間対象製品情報)が検索され、仕
掛情報(保管期間対象製品情報)で規格時間Tlを超え
たものがあると、その製品に対し製品再処理指示の割り
込みが行われ(S11)、対象ロットはホールドストッ
カに収納され上記と同様にして再処理される。
【0026】成膜装置からのED(処理完了報告)がさ
れ成膜装置が処理可能(待ち状態)になると、改めて上
記と同様に仕掛情報(成膜処理待ちQUE)が検索され
て、成膜処理待ちQUEに情報があり成膜処理待ちQU
Eの情報に成膜処理待ちストッカ到着フラグが立ってい
ると、成膜装置から製品要求が行われて成膜処理待ちス
トッカで処理待ち中の製品はロットが選択される。以
後、この製品要求は同様にして自動プログラムにより繰
り返される。
【0027】図8は、本実施の形態1も含む保管期間監
視区間における仕掛かり制御方法のフローチャートであ
る。本実施の形態1における仕掛かり制御方法は、図2
を基に説明したように、WET装置の処理時間や搬送時
間等に比べて圧倒的に成膜装置の処理時間が長い通常の
場合を想定している。即ち、図8のフローチャートにお
けるケース1の場合である。したがって、この場合は次
の手順により実行される。先ず、ケース1の条件を満た
す待機時間Ta1 を、図3の端末入力装置2により予め
入力して仕掛かり情報格納部14に登録する(S2
0)。そうすると、演算制御部12の自動プログラムに
よるケースNoの判断(S21)でケース1が選択され
る。そうして、各ロットの保管期間監視工程が開始され
次ロットの製品要求が作成されて仕掛情報(製品要求一
覧DB4)を登録したとき(S22)は、次ロットは自
動制御プログラムにより前ロットの保管期間監視工程開
始時点から待機時間Ta1 経過した後に処理保留中の次
ロットの処理保留を解除する(S22)。そうして、処
理保留中のロットの有無がチェックされ(S26)、処
理対象ロットが無くなるまで上記S21〜S26のフロ
ーが繰り返される。
【0028】実施の形態2.図9は、この発明の実施の
形態2である保管期間監視区間の処理フローにおける各
ロットの処理タイムスケジュール図である。図示のよう
に、本実施の形態2は、前工程の搬送時間とWET装置
での処理時間の総和に比べて成膜装置の処理時間が短
く、T1 +Tw+T2 >Tdで、T1 +Tw+T2 +T
2 =2*Tdの条件を満たす場合に適用される点が実
施の形態1の場合と異なる。ここで、Ta2 は、保留解
除されるロットが前の前ロットの保管期間監視工程の開
始時点(トリガ時点)から投入されるまでの待機時間で
あり、待機時間Ta1 と同様、前ロットの保管期間監視
工程の完了時点と自ロットの保管期間監視工程の開始時
点とがほぼ合致するように設定される。また、運用上
は、ロット1が投入された後、ロット2を投入するの
は、ロット1の保管期間監視工程の完了時点とロット2
の保管期間監視工程の開始時点が合致するようなタイミ
ングを考慮して、ロット2のT1 の開始、つまり、ホー
ルドストッカで処理保留されている次ロットの保留解除
を手動操作により行う点が異なる。ただし、ロット3以
降の各ロットは、自動プログラムによりシーケンス投入
される。この場合、各ロットの保管期間監視工程の開始
が次の次ロットの処理保留解除のトリガとなる。
【0029】つまり、ロット1の保管期間監視工程の開
始時点TR1 はロット3の、ロット2の保管期間監視工
程の開始時点TR2 はロット4の、ロット3の保管期間
監視工程の開始時点TR3 はロット5のそれぞれ処理保
留解除のトリガとなって、各トリガ時点から待機時間T
2 経過した後に、次々と自動投入されて該当ロットの
処理保留解除がされることとなる。これにより、実施の
形態1におけると同様の効果を奏する運転ができる。図
8は、本実施の形態2も含む保管期間監視区間における
仕掛かり制御方法のフローチャートであり、上記仕掛か
り制御方法の実現方法を示している。
【0030】即ち、本実施の形態2に対応するのは、図
8のフローチャートにおけるケース2の場合であり、次
の手順により実行される。先ず、ケース2の条件を満た
す待機時間Ta2 を、図3の端末入力装置2により予め
入力して仕掛かり情報格納部14に登録する(S2
0)。そうすると、演算制御部12の自動プログラムに
よるケースNoの判断(S21)でケース2が選択され
る。そうして、各ロットの保管期間監視工程が開始され
次の次ロットの製品要求を作成されて仕掛情報(製品要
求一覧DB4)に登録したとき(S24)は、次の次ロ
ットは自動制御プログラムにより前の前ロットの保管期
間監視工程開始時点から待機時間Ta2 経過した後に投
入されて処理保留が解除される(S25)。そうして、
処理保留中のロットの有無がチェックされ(S26)、
保留対象ロットが無くなるまで上記S24〜S26のフ
ローが繰り返される。
【0031】なお、上記実施の形態1,2においては、
保管期間監視工程として成膜装置の例を示したが、これ
に限定されず、イオン注入装置や拡散装置などであって
もよく、また、WET装置と成膜装置との間は搬送機器
のみがある例を示したが、例えば、検査装置他、複数の
工程が介在してもよく、本発明は同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
以下に示す効果を奏する。先行ロットの保管期間監視工
程装置による処理完了時点と次行ロットの保管期間監視
工程装置による処理開始時点とをほぼ一致させるような
先行ロットの保管期間監視工程装置による処理開始時点
を基準とした次行以降のロットの投入時までの待機時間
を設定し、先行ロットの保管期間監視工程装置による処
理開始をトリガとして待機時間経過後に処理保留されて
いる次行以降のロットの処理保留を解除するようにした
ので、保管期間監視工程装置の前に仕掛かりロットが滞
留して規格時間を超過し余剰仕掛かりの発生による再処
理の事態が回避できる。また、保管期間監視工程装置
を、空きを生じさせることなく連続的に効率よく稼動す
ることができ、更に、保管期間開始工程装置で清浄化さ
れたロットが汚染され易い保管期間監視区間内に置かれ
る時間が短いので、品質の良い製品を生産性よく製造で
きる。
【0033】また、次行以降のロットを、この次行以降
のロットの投入時の待機時間設定の基準を生成した先行
ロットのロット番号の次のロット番号を有するものとし
たので、保管期間監視工程装置の処理時間が処理保留解
除から保管期間監視工程装置へ投入開始までに要する時
間よりも長い場合に適用して上記効果を奏する。また、
次行以降のロットを、この次行以降のロットの投入時の
待機時間設定の基準を生成した先行ロットのロット番号
の隔番ロット番号を有するものとしたので、保管期間監
視工程装置の処理時間に比べて処理保留解除から保管期
間監視工程装置へ投入開始までに要する時間が長い場合
に適用して上記効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である保管期間監視
区間における装置構成と処理フローを示す模式図であ
る。
【図2】 図1の処理フローにおける各ロットの処理タ
イムスケジュール図である。
【図3】 この発明の実施の形態1,2のプロセス制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3におけるプロセス制御装置の装置制御端
末と処理装置及びロットとが情報交換を行う構成を説明
するブロック図である。
【図5】 図3のプロセス制御装置による仕掛かり制御
における処理概要フロー図である。
【図6】 図5の仕掛かり制御におけるデータベース間
の関連図である。
【図7】 図5及び図6に基づく仕掛かり制御における
処理詳細フロー図である。
【図8】 本実施の形態1,2の保管期間監視区間にお
ける仕掛かり制御方法のフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2である保管期間監視
区間の処理フローにおける各ロットの処理タイムスケジ
ュール図である。
【符号の説明】
1 ;ホールドストッカからウエイトストッカまでの搬
送時間及び待ち時間 Tw;WET装置の処理時間 T2 ;WET装置での処理完了時点から成膜装置へ投入
開始までの搬送時間を含む保管時間 Td;成膜装置の処理時間 TR1 ,TR2 ,TR3 ;成膜装置の処理開始時点 Ta1 ,Ta2 ;待機時間 Tl;規格時間 1;プロ
セス制御装置 11;FA計算機 12;演算制御部 13;基準情報
格納部 14;仕掛情報格納部 15;収集データ格納部 1
6;装置制御端末 30;ホールドストッカ 32;WET装置 34;成
膜装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 浩文 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 矢鳴 太一 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホールドストッカで処理保留されたロッ
    ト、処理保留が解除されたロットを清浄化処理する保管
    期間開始工程装置及び清浄化処理されたロットを処理す
    る保管期間監視工程装置を備え、上記保管期間開始工程
    装置での清浄化処理完了から上記保管期間監視工程装置
    による処理開始までの間に所定の規格時間が設定されて
    上記処理保留されたロットが付与されたロット番号順に
    シーケンス投入され処理保留が解除されるシステムのプ
    ロセス制御方法であって、先行ロットの上記保管期間監
    視工程装置による処理完了時点と次行ロットの上記保管
    期間監視工程装置による処理開始時点とをほぼ一致させ
    るように上記先行ロットの上記保管期間監視工程装置に
    よる処理開始時点を基準とした次行以降のロットの投入
    時までの待機時間を設定するステップ、先行ロットの上
    記保管期間監視工程装置による処理開始をトリガとして
    上記待機時間経過後に上記処理保留された次行以降のロ
    ットの処理保留を解除するステップを含むことを特徴と
    するプロセス制御方法。
  2. 【請求項2】 ホールドストッカから保管期間開始工程
    装置までの搬送時間及び待ち時間をT1 、保管期間開始
    工程装置の処理時間をTw、保管期間開始工程装置での
    処理完了時点から保管期間監視工程装置へ投入開始まで
    の搬送時間を含む保管時間をT2 、保管期間監視工程装
    置の処理時間をTd、次行以降のロットの保管期間開始
    工程への投入までの待機時間をTa1 として、T1 +T
    w+T 2 <Tdであり、Ta1 =Td−T1 −Tw−T
    2 であることを特徴とする請求項1記載のプロセス制御
    方法。
  3. 【請求項3】 次行以降のロットは、当該次行以降のロ
    ットの投入時の待機時間設定の基準を生成した先行ロッ
    トのロット番号の次のロット番号を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセス制
    御方法。
  4. 【請求項4】 ホールドストッカから保管期間開始工程
    装置までの搬送時間及び待ち時間をT1 、保管期間開始
    工程装置の処理時間をTw、保管期間開始工程装置での
    処理完了時点から保管期間監視工程装置へ投入開始まで
    の搬送時間を含む保管時間をT2 、保管期間監視工程装
    置の処理時間をTd、次々行以降のロットの保管期間開
    始工程への投入までの待機時間をTa2 として、T1
    Tw+T2 >Tdであり、Ta2 =2*Td−T1 −T
    w−T2 であることを特徴とする請求項1記載のプロセ
    ス制御方法。
  5. 【請求項5】 次行以降のロットは、当該次行以降のロ
    ットの投入時の待機時間設定の基準を生成した先行ロッ
    トのロット番号の隔番ロット番号を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項4記載のプロセス制
    御方法。
  6. 【請求項6】 ホールドストッカで処理保留されたロッ
    ト、処理保留が解除されたロットを清浄化処理する保管
    期間開始工程装置及び清浄化処理されたロットを処理す
    る保管期間監視工程装置を備え、上記保管期間開始工程
    装置での清浄化処理完了から上記保管期間監視工程装置
    による処理開始までの間に所定の規格時間が設定されて
    上記処理保留されたロットが付与されたロット番号順に
    シーケンス投入され処理保留が解除されるシステムのプ
    ロセス制御装置であって、先行ロットの上記保管期間監
    視工程装置による処理完了時点と次行ロットの上記保管
    期間監視工程装置による処理開始時点とをほぼ一致させ
    るように上記先行ロットの上記保管期間監視工程装置に
    よる処理開始時点を基準とした次行以降のロットの投入
    時までの待機時間情報と上記先行ロットの上記保管期間
    監視工程装置による処理開始時間情報及び次に投入すべ
    き次行以降のロットに関する製品要求情報を格納する情
    報格納部、自動プログラムに従い上記待機時間情報と上
    記処理開始時間情報及び製品要求情報とを用いて投入さ
    れる次行以降のロットの投入時間を演算し、その投入時
    間に当該次行以降のロットを投入して処理保留を解除す
    る処理保留解除情報を発信する演算制御部を有するFA
    計算機、上記処理保留解除情報を受けて上記処理保留さ
    れた次行以降のロットの処理保留解除情報を上記保管期
    間開始工程装置に伝達する装置制御端末を備えたことを
    特徴とするプロセス制御装置。
  7. 【請求項7】 ホールドストッカから保管期間開始工程
    装置までの搬送時間及び待ち時間をT1 、保管期間開始
    工程装置の処理時間をTw、保管期間開始工程装置での
    処理完了時点から保管期間監視工程装置へ投入開始まで
    の搬送時間を含む保管時間をT2 、保管期間監視工程装
    置の処理時間をTd、次行以降のロットの保管期間開始
    工程への投入までの待機時間をTa1 として、T1 +T
    w+T 2 <Tdであり、Ta1 =Td−T1 −Tw−T
    2 であることを特徴とする請求項6記載のプロセス制御
    装置。
  8. 【請求項8】 次行以降のロットは、当該次行以降のロ
    ットの保管期間開始工程への投入までの待機時間設定の
    基準を生成した先行ロットのロット番号の次のロット番
    号を有するものであることを特徴とする請求項6又は請
    求項7記載のプロセス制御装置。
  9. 【請求項9】 ホールドストッカから保管期間開始工程
    装置までの搬送時間及び待ち時間をT1 、保管期間開始
    工程装置の処理時間をTw、保管期間開始工程装置での
    処理完了時点から保管期間監視工程装置へ投入開始まで
    の搬送時間を含む保管時間をT2 、保管期間監視工程装
    置の処理時間をTd、次々行以降のロットの保管期間開
    始工程への投入までの待機時間をTa2 として、T1
    Tw+T2 >Tdであり、Ta2 =2*Td−T1 −T
    w−T2 であることを特徴とする請求項6記載のプロセ
    ス制御装置。
  10. 【請求項10】 次行以降のロットは、当該次行以降の
    ロットの投入時の待機時間設定の基準を生成した先行ロ
    ットの隔番ロット番号を有するものであることを特徴と
    する請求項6又は請求項9記載のプロセス制御装置。
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