JP2002072599A - 画像形成装置のカバー開閉機構 - Google Patents

画像形成装置のカバー開閉機構

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像形成装置のカバーを開放する際に、カバ
ーとハウジング本体との係合のために使用されているフ
ックの回転軸にねじれ力が作用せず、且つ、通紙方向に
余分なスペースを設ける必要がないカバーの開閉機構を
提供する。 【解決手段】 第1のフック25aは、カバー2に保持
されている第1の弾性部材42によって、その旋回が賦
勢されており、カバーを閉じた時、第1の係合用開口と
係合し、第2のフック25bは、第1のフック側の位置
においてスライダ20上面に保持されている第2の弾性
部材52によって、その旋回が賦勢されており、カバー
を閉じた時、第2の係合用開口と係合することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラム等の
画像形成機構が収容された画像形成装置のハウジング本
体に開閉自在にヒンジ連結して設けられるカバーの開閉
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法により画像形成を行う装置で
は、例えば、感光体ドラム等の画像形成ユニットが箱型
形状のハウジング本体内部に収容され、このハウジング
本体の上部には、上部カバーがヒンジにより開閉自在に
設けられているものが知られている。特に、タンデム式
フルカラー画像形成装置のように、複数の感光体ドラム
が並置された構造の画像形成装置では、内部の画像形成
ユニットの交換等を容易にするために、このような開閉
機構が採用されているものが多い。
【0003】ところで、このような開閉機構において
は、上部カバーは、ヒンジ連結部(支点)とは反対側の
先端部で、ハウジング本体にロックされる。即ち、ハウ
ジング本体には、上部カバーの先端部の両側と係合する
一対のフックが設けられており、上部カバーを閉じた時
に、上部カバーと一対のフックとの係合により、上部カ
バーは閉じた状態に保持される。ハウジング本体に設け
られている一対のフックは、金属製の軸に連結されてお
り、この金属製の軸と一体に回転し得るようになってい
る。また、金属製の軸の一方側の端部には、この軸を回
転させるためのレバーが設けられており、更に、ハウジ
ング本体には、バネ賦勢された突き出しピンが設けられ
ており、ハウジング本体を閉じている上部カバーは、こ
の突き出しピンによって、常時、上方に賦勢されてい
る。即ち、上部カバーが閉じられている状態において、
前記レバーを旋回させることにより、フックと上部カバ
ーとの係合が解除され、上部カバーは突き出しピンによ
って上方に持ち上げられる。このようにして、上部カバ
ーの手動による開放が容易に行われるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したカバーの開閉
機構においては、未だ改善すべき問題点がある。即ち、
ハウジング本体に設けられている一対のフックの回転軸
は、該軸の一方側端部に設けられているレバーによって
回転させるようになっているため、レバーの回動によ
り、この回転軸にはねじれ力が作用する。このため、こ
の回転軸は、レバーの回動によるねじれ力よりも高強度
の材料、即ち金属製のものでなければならず、この結
果、コスト高を免れない。また、タンデム式フルカラー
画像形成装置では、複数の感光体ドラムが通紙方向(転
写紙の搬送方向)に沿ってサイドバイサイドに並置され
るため、通紙方向の機械寸法が大きなものとなってい
る。このため、通紙方向の機械寸法をできるだけ小さく
することが望まれている。しかしながら、上述した上部
カバーは、この通紙方向に沿って旋回するように配置さ
れるものであり、上部カバーの先端の両端部に対応する
位置に配置されている一対のフックの回転により、上部
カバーのロック解除を行う構造となっている。従って、
フックの回転のためのレバーの回転スペースを設けてい
る分、通紙方向の機械寸法が大きくなるという問題があ
る。
【0005】従って本発明の目的は、カバーを開放する
際に、カバーとハウジング本体との係合のために使用さ
れているフックの回転軸にねじれ力が作用せず、従っ
て、このような回転軸として、安価な樹脂製のものを使
用することができ、且つ、通紙方向に余分なスペースを
設ける必要がないカバーの開閉機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像形
成機構が内部に収容され且つ少なくとも一面が開放され
た箱型形状の本体ハウジングと、該本体ハウジングの開
放部が閉じられるように、本体ハウジングに開閉可能に
ヒンジ連結されたカバーとから成る画像形成装置のカバ
ー開閉機構において、前記カバーの開放側先端部分に
は、カバーの旋回方向と直交する方向に沿って、第1の
開口と第2の開口とが適当な間隔をおいて形成されてお
り、前記本体ハウジングには、前記カバーを閉じたとき
に、カバーの前記第1の開口及び第2の開口と対面する
位置に、それぞれ、第1の係合用開口と第2の係合用開
口とが形成されており、前記カバーの開放側先端部に
は、該カバーの上面に密着して、上部カバーの旋回方向
と直交する方向にスライド可能な実質上板状のスライダ
が保持されており、前記スライダは、前記本体ハウジン
グの第1の係合用開口と係合し得る第1のフック、前記
本体ハウジングの第2の係合用開口と係合し得る第2の
フック、及び、前記第1の開口及び第2の開口と対応す
るようにして設けられている第1のフック貫通孔と第2
のフック貫通孔とを備えていると共に、前記第1のフッ
クは、前記スライダの上面に設けられた第1のフック軸
受部に回転自在に保持され、且つ第1のフック貫通孔及
び第1の開口を通って下方に延びていると共に、前記第
1の開口と第2の開口との間の位置においてカバーに保
持されている第1の弾性部材によって、その旋回が賦勢
されており、前記第2のフックは、前記スライダの上面
に設けられた第2のフック軸受部に回転自在に保持さ
れ、第2のフック貫通孔及び第2の開口を通って下方に
延びていると共に、第1のフック側の位置においてスラ
イダ上面に保持されている第2の弾性部材によって、そ
の旋回が賦勢されており、前記カバーを閉じた状態にお
いて、第1のフックは、ハウジング本体に設けられてい
る第1の係合用開口と係合し、第2のフックは、ハウジ
ング本体に設けられている第2の係合用開口と係合し、
前記スライダをスライドさせることにより、第1のフッ
クと第1の係合用開口との係合及び第2のフックと第2
の係合用開口との係合が解除され、カバーの開放が行わ
れることを特徴とするカバー開閉機構が提供される。
【0007】本発明のカバー開閉機構では、カバーの旋
回方向先端部に、カバーの旋回方向と直交する方向にス
ライド可能なスライダが設けられており、このスライダ
のスライド移動によって、カバーと本体ハウジングとを
係合させる第1及び第2のフックが回転するように構成
されている。即ち、これらフックの回転軸は、それぞれ
カバーの旋回方向とは直交する方向に延びており、これ
らフックを回転させるために必要な空間(上記スライダ
をスライド移動させるための空間)は、カバーの旋回方
向と直交する方向に必要となるものである。従って、カ
バーを、通紙方向に沿って旋回するように設けたとして
も、通紙方向の機械寸法を大きくする必要はなく、この
ような開閉機構は、特にタンデム式フルカラー画像形成
装置に極めて有用である。また、カバーと本体ハウジン
グとを係合させる第1及び第2のフックは、上記スライ
ダに設けられているものであるが、これらのフックは回
転軸を共有しておらず、互いに独立して回転し得るよう
に設けられており、上記スライダをスライドさせること
により、第1及び第2のフックのそれぞれが回転するよ
うな構造となっている。従って、第1及び第2のフック
を回転させる際に、ねじれ力は実質上発生せず、このた
め、回転軸として金属製のものを使用する必要はなく、
例えば樹脂製の回転軸を使用することができ、コストを
安価なものとすることができる。更に、第1及び第2の
フックが本体ハウジングに設けられている第1及び第2
の係合用開口とそれぞれ係合することにより、カバーは
閉じられた状態にロックされるが、この係合は、カバー
を閉じることによって自動的に行われ、係合解除は、ス
ライダをカバーの旋回方向と直交する方向にスライドさ
せることによって容易に行うことができる。本発明にお
いて、ハウジング本体は、通常、上面が開放されてお
り、この上面開放部にカバー(上部カバー)が設けられ
るが、勿論、側面が開放されたハウジング本体に、上述
したカバーを取りつけることもできる。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、ハウジング本体の上面が開
放され、この側面に上部カバーが設けられた画像形成装
置を例にとって、本発明のカバー開閉機構を説明する。
図1は、本発明のカバー開閉機構を備えた画像形成装置
の全体構造の概略を示す側面図であり、図2は、図1の
画像形成装置の正面図であり、図3乃至図7は、本発明
のカバー開閉機構の開閉プロセスを示す正面断面図であ
る。
【0009】図1及び図2において、この画像形成装置
は、本体ハウジング1と、本体ハウジング1の上面開口
部を閉じるように設けられている上部カバー2とからな
っている。即ち、本体ハウジング1の内部には、感光体
ドラム等を備えた画像形成ユニット(図示せず)が収容
されており、上部カバー2は、本体ハウジング1の上部
の一方側端部にヒンジ3により旋回可能に保持されてい
る。図1から明らかな様に、この例では、上部カバー2
は、矢線Aに示す方向に旋回可能となっており、矢線B
に示す通紙方向に沿って旋回するように保持されてい
る。図1及び図2の斜線部で示す上部カバー2の開放側
先端部(旋回の支点となるヒンジ3とは反対側部分)
に、本発明の開閉機構が設けられるものである。
【0010】本発明の開閉機構により、上部カバー2が
本体ハウジング1に閉じられた状態にロックされている
状態を示す図3の正面断面図において、この開閉機構で
は、上部カバー2の開放側先端部10に、上部カバー2
の旋回方向(通紙方向)と直交する方向に間隔を置い
て、第1の開口11aと第2の開口11bとが設けられ
ている。また、この開放側先端部10の上面には、第1
の開口11aと第2の開口11bとの間であって、第1
の開口11aの近傍に、バネ係止用の突起13が設けら
れている。更に、開放側先端部10の下面には、第1の
開口11aの右側縁部に、第2の開口11b側に延びて
いる突起14が形成されている。
【0011】本体ハウジング1の上端のフランジ部15
には、上部カバー2を閉じた状態において、前記第1及
び第2の開口11a,11bとそれぞれ対面する位置
に、第1の係合用開口17a及び第2の係合用開口17
bが設けられている。更に、フランジ部15の両端部分
には、バネ18によって上方に賦勢されている突き出し
ピン19,19が設けられている。図3から明らかな通
り、閉じられた上部カバー2の開放側先端部10の下面
両端部には、突き出しピン19,19が当接しており、
これにより、閉じられた上部カバー2の開放側先端部
は、常時、上方に賦勢されたものとなっている。
【0012】本発明において、上部カバー2の開放側先
端部10の上面には、上部カバー2の旋回方向(通紙方
向)と直交する方向(図3において、矢線Cで示す)に
スライドし得るように、板状のスライダ20が設けられ
ている。このスライダ20の一方側端部には、その上面
に取手21が形成されており、例えば、その右側へのス
ライド移動を容易に行い得るようになっている。また、
このスライダ20には、上部カバー2の開放側先端部を
本体ハウジング1に係合させてロックするための第1の
フック25a,第2のフック25bを備えている。
【0013】スライダ20の下面には、先端が鍵形のガ
イド突起27が、一定間隔で設けられており、このガイ
ド突起27の先端とスライダ20の下面との間に上部カ
バー2の開放側先端部10が嵌め込まれており、これに
より、スライダ20は、上部カバー2の開放側先端部1
0の上面に密着してスライド移動し得るようになってい
る。
【0014】また、スライダ20の上面には、第1及び
第2のフック25a,25bの軸受け30a,30bが
設けられており、第1のフック25aの回転軸31a及
び第2のフック25bの回転軸31bは、それぞれ軸受
30a、30bにそれぞれ回転可能に保持されている。
更に、スライダ20には、第1のフック貫通孔33a,
第2のフック貫通孔33bが設けられており、第1のフ
ック25aは、第1のフック貫通孔33aを通って下方
に延び、更に上部カバー2に形成されている第1の開口
11aを通って下方に延びており、その先端部は、本体
ハウジング1のフランジ部15に形成されている第1の
係合用開口17a内にまで延びている。一方、第2のフ
ック25bは、第2のフック貫通孔33bを通って下方
に延び、更に上部カバー2に形成されている第2の開口
11bを通って下方に延びており、その先端部は、本体
ハウジング1のフランジ部15に形成されている第2の
係合用開口17b内にまで延びている。
【0015】図3から明らかな通り、スライダ20の第
1のフック貫通孔33aと第2のフック貫通孔33bと
の間の位置において、第1のフック貫通孔33aの近傍
には、長孔40が形成されており、前述した上部カバー
2の上面に形成されているバネ係止用の突起13が、こ
の長孔40を通って突出しており、その上端には、第1
のバネ42の一端が保持されている。一方、第1のフッ
ク25aの回転軸31aには、これと一体に旋回するア
ーム45aが設けられており、このアーム45aには、
上記第1のバネ42の他端が保持されている。更に、第
1のフック25aの下端には、右側に延びている爪47
aが形成されている。即ち、図3の状態において、第1
のフック25aは、図3中、矢線X1で示す方向に回転
するように賦勢されており、従って、この爪47aは、
本体ハウジング1の第1の係合用開口17aの右側縁部
にしっかりと係合した状態に保持される。
【0016】一方、スライダ20の第1のフック貫通孔
33aと第2のフック貫通孔33bとの間の位置におい
て、第2のフック貫通孔33bの近傍上面には、バネ係
止用の突起50が設けられており、その上端には、第2
のバネ52の一端が保持されている。また、第2のフッ
ク25bの回転軸31bには、これと一体に旋回するア
ーム45bが設けられており、このアーム45bには、
上記第2のバネ52の他端が保持されている。更に、第
2のフック25bの下端には、左側に延びている爪47
bが形成されていると共に、スライダ20の第2のフッ
ク貫通孔33bの左側縁部には、直立面を備えたガイド
54が設けられている。即ち、図3の状態において、第
2のフック25bは、図3中、矢線X2で示す方向に回
転するように賦勢されており、従って、第2のフック2
5bは、ガイド54に沿って直立状態に保持されてお
り、この爪47bは、本体ハウジング1の第2の係合用
開口17bの右側縁部にしっかりと係合した状態に保持
される。
【0017】上記のような開閉機構において、上部カバ
ー2のロック解除による開放及びサイドのロックは、以
下の手順で行われる。
【0018】先ず閉じられた上部カバー2のロック解除
を行った状態を示す図4において、図3の状態のスライ
ダ20を、取手21を持って、図4中、矢線Y1で示す
方向(右側)にスライドさせると、上部カバー2に設け
られているバネ係止用の突起13が長孔40の左側縁部
に当接するまで、スライダ20が移動する。このスライ
ド移動により、第1のフック25aは、突起14との当
接により、矢線Z1に示す様に、左側方向に回転し、こ
の結果、第1のフック25aの下端に形成されている爪
47aと、本体ハウジング1の第1の係合用開口17a
との係合が解除される。一方、第2のフック25bは、
第2のバネ52によって、ガイド54に沿って直立状態
に保持されたままの状態で、矢線Z2に示す方向(右方
向)に移動し、この結果、第2のフック25bの下端に
形成されている爪47bと、本体ハウジング1の第2の
係合用開口17bとの係合が解除される。このようにし
て、上部カバー2のロック解除が行われる。
【0019】ロック解除により、上部カバー2が上方に
持ち上げられた状態を示す図5において、図4のよう
に、第1のフック25a(爪47a)と本体ハウジング
1の第1の係合用開口17aとの係合、及び第2のフッ
ク25b(爪47b)と本体ハウジング1の第2の係合
用開口17bとの係合が解除されると、上部カバー2
は、突き出しピン19によって上方に賦勢されているた
め、容易に上方に持ち上げられ、第1及び第2のフック
25a,25bは、それぞれ、第1及び第2の係合用開
口17a,17bをすり抜ける。また、スライダ20
は、上部カバー2のバネ係止用突起13に保持されてい
る第1のバネ42の弾性力によって、図中、左側方向に
引っ張られてスライドし、同時に、第1のフック25a
は、右方向に旋回し、結局、図3と同様の直立状態に保
持される。更に、第2のフック25bは、第2のバネ5
2によって、ガイド54に沿って直立状態に保持された
ままの状態でスライダ20は、左側方向にスライドする
から、結局、第2のフック25bも、図3と同様、直立
状態に保持されている。このようにして、第1及び第2
のフック25a,25bは、それぞれ、第1及び第2の
係合用開口17a,17bをすり抜けて、本体ハウジン
グ1の上方に位置した状態で直立に保持され、この状態
で、上部カバー1を旋回させることにより、本体ハウジ
ング1の上部を開放することができ、本体ハウジング1
内に収容されている画像形成ユニットの交換等を行うこ
とができる。
【0020】上記のようにして開放された上部カバー2
を閉じて、再びロックするには、このカバー2を閉じた
状態で上方から押圧するのみでよい。即ち、この上部カ
バー2を閉じた状態で上方から押圧すると、第1のフッ
ク25aの下端の爪47a及び第2のフック25bの下
端の爪47bは、図6に示す様に、その傾斜面が、それ
ぞれ、本体ハウジング1の第1の係合用開口17aの右
側縁部及び第2の係合用開口17bの左側縁部に当接す
る。この結果、第1のフック25aは、図6中、左側に
押圧され、第2のフック25bは、図6中、右側に押圧
される。従って、この上部カバー2を押圧し続けると、
図7に示す様に、スライダ20はスライドしないが、突
き出しピン19を上部カバー2が押し込みながら、第1
のフック25aは左方向に回転し、第2のフック25b
は右方向に回転する。このようにして、第1のフック2
5aの爪47aは、第1の係合用開口17aの右側縁部
を乗り越え、また第2のフック25bは、第2の係合用
開口17bの左側縁部を乗り越え、結局、図3に示す様
に、直立した状態で、各開口17a,17bと係合し、
上部カバー2は閉じた状態にロックされる。
【0021】
【発明の効果】このように、本発明によれば、スライダ
のスライド移動によって、第1のフック25a及び第1
のフック25bを回転させて、上部カバー25のロック
解除を行うことができる。即ち、第1のフック25a,
25bは、回転軸を共有しておらず、ロック解除に際し
て、これらフックの回転軸31a,31bにはねじれ力
が作用しないため、これら回転軸31a,31bは樹脂
製のものでよく、金属製とする必要がなく、コストの低
減を図ることができる。また、ロック解除のためのスラ
イダのスライド移動は、上部カバー2の旋回方向と直交
する方向で行われる。このため、この旋回を、図1に示
した様に、通紙方向に沿って行うように上部カバー2を
取りつけたものでは、通紙方向の機械寸法を大きくする
必要はない。したがって、本発明の開閉機構は、タンデ
ム型フルカラー画像形成装置のように、通紙方向の機械
寸法のコンパクト化が望まれる装置に極めて有用であ
る。上述した例においては、本体ハウジング1の上面が
開放されており、この上面を閉じるようにカバー(上部
カバー2)が設けられているが、本体ハウジング1の側
面を開放し、この側面を閉じるように、カバーを設ける
場合にも、本発明のカバー開閉機構を適用し得ることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバー開閉機構を備えた画像形成装置
の全体構造の概略を示す側面図。
【図2】図1の画像形成装置の概略正面図。
【図3】本発明のカバー開閉機構において、上部カバー
が閉じられてロックされた状態を示す正面断面図。
【図4】閉じられた上部カバーのロック解除を行った状
態を示す正面断面図。
【図5】ロック解除された上部カバーを上方に持ち上げ
た状態を示す正面断面図。
【図6】開放された上部カバーを閉じて、第1及び第2
のフックが本体ハウジングの開口と当接した状態を示す
正面断面図。
【図7】図6の上部カバーを押圧して、第1及び第2の
フックを本体ハウジングの開口内の押し込んだ状態を示
す正面断面図。
【符号の説明】
1:本体ハウジング 2:上部カバー 3:ヒンジ 20:スライダ 25a:第1のフック 25b:第2のフック 42:第1のバネ 52:第2のバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/03 B41J 29/12 A Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 BB02 CD07 2H071 AA14 AA18 EA18 4E360 AB02 AB12 BA04 BA08 BB02 BB12 BB16 BC03 BC06 BC07 BD03 EA16 EA18 EC11 ED04 ED13 ED14 ED17 ED23 ED27 GA02 GA06 GA47 GA52 GB48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成機構が内部に収容され且つ少な
    くとも一面が開放された箱型形状の本体ハウジングと、
    該本体ハウジングの開放部が閉じられるように、本体ハ
    ウジングに開閉可能にヒンジ連結されたカバーとから成
    る画像形成装置のカバー開閉機構において、 前記カバーの開放側先端部分には、カバーの旋回方向と
    直交する方向に沿って、第1の開口と第2の開口とが適
    当な間隔をおいて形成されており、 前記本体ハウジングには、前記カバーを閉じたときに、
    カバーの前記第1の開口及び第2の開口と対面する位置
    に、それぞれ、第1の係合用開口と第2の係合用開口と
    が形成されており、 前記カバーの開放側先端部には、該カバーの上面に密着
    して、上部カバーの旋回方向と直交する方向にスライド
    可能な実質上板状のスライダが保持されており、 前記スライダは、前記本体ハウジングの第1の係合用開
    口と係合し得る第1のフック、前記本体ハウジングの第
    2の係合用開口と係合し得る第2のフック、及び、前記
    第1の開口及び第2の開口と対応するようにして設けら
    れている第1のフック貫通孔と第2のフック貫通孔とを
    備えていると共に、 前記第1のフックは、前記スライダの上面に設けられた
    第1のフック軸受部に回転自在に保持され、且つ第1の
    フック貫通孔及び第1の開口を通って下方に延びている
    と共に、前記第1の開口と第2の開口との間の位置にお
    いてカバーに保持されている第1の弾性部材によって、
    その旋回が賦勢されており、 前記第2のフックは、前記スライダの上面に設けられた
    第2のフック軸受部に回転自在に保持され、第2のフッ
    ク貫通孔及び第2の開口を通って下方に延びていると共
    に、第1のフック側の位置においてスライダ上面に保持
    されている第2の弾性部材によって、その旋回が賦勢さ
    れており、 前記カバーを閉じた状態において、第1のフックは、ハ
    ウジング本体に設けられている第1の係合用開口と係合
    し、第2のフックは、ハウジング本体に設けられている
    第2の係合用開口と係合し、前記スライダをスライドさ
    せることにより、第1のフックと第1の係合用開口との
    係合及び第2のフックと第2の係合用開口との係合が解
    除され、カバーの開放が行われることを特徴とするカバ
    ー開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記本体ハウジングは、上面が開放され
    ており、この上面開放部が前記カバーによって閉じられ
    る請求項1に記載のカバー開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記第1のフック及び第2のフックの回
    転軸には、それぞれ、これらと一体に旋回するアームが
    設けられており、これらのアームが、前記第1の弾性部
    材又は第2の弾性部材によって賦勢されている請求項1
    又は2に記載のカバー開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記カバーの開放側先端部の上面には、
    前記第1の開口と第2の開口との間であって、且つ第1
    の開口の近傍に、直立した係止用突起が設けられてお
    り、前記スライダには、前記第1のフックの支持部と第
    2のフックの支持部との間に位置する小孔が形成されて
    おり、該小孔を通って、前記係止用突起が延びており、
    該係止用突起の上端に、第1の弾性部材が支持されてい
    る請求項1乃至3の何れかに記載のカバー開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング本体には、バネ賦勢され
    た突出ピンが設けられており、閉じられたカバーは、前
    記突出ピンによって開放される方向に賦勢されている請
    求項1乃至4の何れかに記載のカバー開閉機構。
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