JP2002072327A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2002072327A
JP2002072327A JP2000252347A JP2000252347A JP2002072327A JP 2002072327 A JP2002072327 A JP 2002072327A JP 2000252347 A JP2000252347 A JP 2000252347A JP 2000252347 A JP2000252347 A JP 2000252347A JP 2002072327 A JP2002072327 A JP 2002072327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
aperture
lens
drive
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000252347A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Konishi
義人 小西
Atsutaka Ito
篤孝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000252347A priority Critical patent/JP2002072327A/ja
Priority to US09/933,127 priority patent/US6640056B2/en
Publication of JP2002072327A publication Critical patent/JP2002072327A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ内の被駆動部材を精度良く駆動、停止
することができるカメラを提供する。 【解決手段】 レンズ装着部に装着されたレンズ内の被
駆動部材を駆動するための駆動部の作動特性値を検出す
る検出部を備える。制御部は、予め決められた所定のタ
イミングで、駆動部を作動させ、レンズ内の被駆動部材
を所定量だけ予備駆動し、該予備駆動中に、駆動部の作
動特性値を検出部に検出させる予備駆動制御部を含む。
制御部は、検出された予備駆動中の駆動部の作動特性値
に基づいて、駆動部の本番の駆動の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラからレンズの絞りを駆動す
るカメラシステムが提供されている。
【0003】例えば特開昭58−224336号公報に
は、モータを内蔵するカメラにおいて、チャージ動作に
よって絞り装置の復帰動作を行うことにより、復帰用の
付勢手段を不要にする技術が開示されている。この公報
には、カメラ側のモータで絞りを駆動し、マグネットメ
カで絞りを停止すること、ボディとレンズの間の接合部
は、絞り駆動リングの片押し機構とすることが開示され
ている。
【0004】特開昭59−229531号公報には、交
換レンズの絞り込みを、カメラに内蔵した専用モータで
行うことにより、小型で小出力のモータを用い得るよう
にする技術が開示されている。この公報には、ボディと
レンズの間の接合部は直進レバーとレンズ側絞りレバー
とすること、停止位置出しは交換レンズ側であることが
開示されている。
【0005】特開平8−95145号公報には、レンズ
交換式カメラの絞り駆動機構とフォーカス駆動機構を、
レンズマウント部の所定位置にある2組のカプラー(先
端にキーをもつ軸)で結合する技術が開示されている。
連結部での係合の際は、カプラーを少なくとも1回転さ
せればよいので、交換レンズ側メカの位置合わせが不要
で、ばね付勢のない絞り駆動系に適している。しかし、
連結部を切り離した非係合状態を作るために退避機構な
どが必要となる。モータにより駆動/停止される駆動機
構は、ブレーキをかけた時点から完全に停止する時点ま
でに、必ずオーバランを生じる。その主な原因は、駆動
源であるモータの停止特性、駆動機構の構成(例えばギ
ヤ比、伝達特性)、被駆動部材の負荷あるいは慣性など
である。
【0006】制御に関しては、制御系の遅れを考慮して
早めに動作させる技術が知られている。
【0007】例えば特開昭57−29035号公報に、
可動絞り部材の運動距離を算定し,この距離だけ絞り値
位置より前の位置に絞り部材が達した時に絞り停止を開
始させることにより,高精度の絞り量制御を行うことが
開示されている。
【0008】また、特公平8−27475号公報(特願
昭57−93401の分割出願)には、絞り口径を変え
る駆動機構を絞り連動部材を介して電動駆動し、絞り連
動部材の変位量を検出し変位信号と速度信号を発生し、
速度検出手段からの速度信号に基づいて、変位検出手段
からの変位信号に補正を加え、絞り連動部材を所定位置
で停止するように制御する技術が開示されている。
【0009】ブレーキ前の速度を検出してモータのブレ
ーキオーバーラン量を予測する一般的方法としては、例
えば特開平6−67269号公報に、フィルム給送の速
度を減速する減速制御手段と、モータを逆駆動させるこ
とによりフィルム給送を停止させる逆駆動ブレーキ手段
と、フィルム給送の速度を検知する速度検知手段と、速
度検知手段の出力に基づいて減速制御手段と逆駆動ブレ
ーキ制御手段とを制御するブレーキ制御手段とをもつフ
ィルム給送装置が開示されている。しかし、ブレーキに
よる減速度合い(負の加速度)が条件によって変動する
と誤差が生じる。
【0010】また、特開平6−18764号公報には、
焦点検出手段の検出信号に基づいて、自動焦点調節が行
われる撮影光学系をもつレンズ鏡筒において、自動焦点
調節時に撮影光学系の駆動制御状態を変更するために、
撮影光学系の負荷トルクに関する情報(負荷、慣性に関
するデータ)を記憶する記憶手段を備えることが開示さ
れている。しかし、データを持っていないレンズへの対
応や、経時変化を含むレンズ個体差への対応が困難であ
る。
【0011】特開平7−181573号公報には、回転
量に対応した信号を出力するエンコーダに基づいてモー
タを制御するカメラにおけるモータ制御方法において、
モータを停止する際に予め設定した動作位置と速度の関
数で表されるブレーキ線に沿うようにモータ速度を変化
させてフィルムを目標位置に停止させる技術が開示され
ている。しかし、制御が大変忙しく、制御装置への負担
がかかり、他の制御を同時に行うことができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】交換レンズ側にモータ
を内蔵しない安価なシステムで、必要時に必要なだけ絞
りを駆動するため、カメラ本体側のモータで駆動する
と、モータから被駆動部材が遠いのでメカ連動系が長く
なる。長い連動系のメカ的ガタをガタ寄せして、絞り停
止性能を安定させようとすると、絞り制御部材に対する
ばね付勢が必要となる。また、交換レンズ内にばね付勢
機構がないと、ボディとレンズと境界部の交換レンズ側
部材の位置が不定となるので、カメラ本体側の係合部材
に退避機構などが必要になる。逆に交換レンズ内にばね
付勢機構があれば、片押しメカが採用でき、ボディとレ
ンズの境界のメカ連結部が簡素になる。
【0013】カメラ本体側のDCモータでばね付勢機構
をもつ交換レンズ側メカを駆動すると、DCモータの通
電時は正逆任意の方向に駆動できるが、DCモータヘの
通電を断つとばね力に対抗して停止状態を維持するのが
困難になる。これはDCモータの出力軸のもつ静止力が
磁気的コキングと摩擦だけであるためで、この静止力の
みでばね力に対抗して停止状態を維持するにはメカ伝達
系の減速比を大きくする必要がでてくる。
【0014】絞り駆動時間を短縮するためにロータの慣
性モーメントが小さい小型DCモータを採用するとコキ
ングトルクも小さくなるので、なおさら高減速比が必要
となる。
【0015】カメラ本体側にステップモータを採用する
と、同じ磁極に通電し続けることでばね力に対抗して停
止状態を維持することができるが、ステップモータの発
生トルクは一般的に小さいので駆動トルクを稼ぐために
やはり減速比を大きくする必要が生じる。
【0016】モータのみでばね力に対抗して停止状態を
維持できるくらい高減速比にすると、所定量絞り込むの
に必要なモータ軸回転量が増えるので、絞り込み動作時
間が長くなってしまうという問題が生じる。紋込み時間
は、撮影者がシャッタ釦を押してから実際に露光するま
でのタイムラグを左右する一要因であるので、短時間で
済むことが望ましい。
【0017】また、交換レンズ内にモータを必要としな
い構成で、しかも絞りの連続駆動のためにカメラ本体側
モータの正逆回転で絞り駆動しようとすると、動作時間
と止まり位置精度の相反する問題が生じる。
【0018】つまり、動作時間が長くならないように考
慮して、カメラ本体側モータからレンズ内の絞りまでの
減速比をできる限り小さくすると、各種バラツキの影響
が大きくなる。そこで各種バラツキの影響を補正してモ
ータ停止制御を行うには、絞り駆動用モータメカ全体の
加減速特性の把握が必要となる。
【0019】しかし、不特定多数の交換レンズを含む駆
動メカの特性を事前予測するのは難しく、さらに、交換
レンズの機種や個体差による負荷条件のバラツキや、モ
ータ駆動用の電源条件バラツキも考慮しようとすると、
ほとんど不可能である。
【0020】したがって、本発明が解決しようとする技
術的課題は、レンズ内の被駆動部材を精度良く駆動、停
止することができるカメラを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のカ
メラを提供する。
【0022】カメラは、レンズが装着されるレンズ装着
部と、該レンズ装着部に装着された上記レンズ内の被駆
動部材を駆動するための駆動部と、該駆動部の制御を行
う制御部とを備えたタイプのものである。カメラは、上
記駆動部の作動特性値を検出する検出部を備える。上記
制御部は、予備駆動制御部を含む。該予備駆動制御部
は、予め決められた所定のタイミングで、上記駆動部を
作動させ、上記レンズ内の上記被駆動部材を所定量だけ
予備駆動し、該予備駆動中に、上記駆動部の上記作動特
性値を上記検出部に検出させる。上記制御部は、該検出
された上記予備駆動中の上記駆動部の上記作動特性値に
基づいて、上記駆動部の本番の駆動の制御を行う。
【0023】上記構成によれば、本番の駆動の前に、駆
動部を予備的に駆動し(これを「予備駆動」ともい
う)、予備駆動中に駆動部の特性値を検出することによ
り、レンズ側を含む駆動系の負荷条件のバラツキ(交換
レンズの機種や個体差による負荷条件のバラツキも含
む)や、電源条件のバラツキ等が駆動部の作動状態に与
える影響を把握することができる。これにより、本番の
駆動は、事前に検出した予備駆動中の特性値を考慮し
て、高精度な制御を行うことが可能となる。
【0024】したがって、レンズ内の被駆動部材を精度
良く駆動、停止することができるカメラを提供すること
ができる。
【0025】好ましくは、上記制御部は、上記駆動部の
本番の駆動中に、上記駆動部の上記作動特性値の少なく
とも一部を上記検出部に検出させ、該検出結果をも考慮
して、その後の上記駆動部の制御を行う。
【0026】上記構成によれば、予備駆動後本番の駆動
時までに、時間の経過や周囲温度の変化等により駆動系
の負荷特性や電源条件等が変化し、駆動部の作動特性値
が変動しても、本番の駆動中に駆動部の作動特性値の少
なくとも一部(例えば、加速時の特性値)を検出するの
で、その検出結果を考慮し、より適切な駆動部の作動特
性値(例えば、減速時の特性値)を想定して、その後の
駆動部の制御を行うことができる。したがって、駆動精
度をより高めることができる。
【0027】具体的には、以下のように構成する。
【0028】好ましくは、上記被駆動部材は、上記レン
ズ装着部に装着された上記レンズ内の絞り口径を変化さ
せる機構の部材である。レンズの絞りは、止まり精度が
要求されるので、本発明の適用は特に好適である。
【0029】好ましくは、上記予備駆動制御部が上記駆
動部を作動させる上記所定のタイミングは、上記レンズ
装着部に上記レンズが装着されたことを検知した時、又
はカメラ本体に電源が供給された時、又はカメラ本体の
電源スイッチがオンになった時である。この場合、カメ
ラに既存の検出スイッチ等を用いることができ、特別な
部材を必要としない。また、予備駆動をレンズのリセッ
ト動作に含めることができる。
【0030】好ましくは、上記検出部は、上記駆動部の
作動量と作動時間とを検出する。上記作動特性値は、機
構偏差量(メカ的なガタ・ずれ、メカのばね性など)を
含む上記駆動部の加速特性および減速特性に関わる特性
値である。例えば、作動量と作動時間とにより速度を求
め、これをパラメータとする加速時および減速時の特性
値を求めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
カメラについて、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、カメラ本体側の絞り機構の概略構
成を示す。
【0033】カメラ本体10には、交換レンズを装着す
るためのマウント20と、装着された交換レンズの絞り
をカメラ側から駆動するための絞り駆動レバー32を有
する絞り駆動リング30が配置されている。絞り駆動リ
ング30の内側には、信号端子22が設けられ、交換レ
ンズ側の信号端子と電気的に接続するようになってい
る。また、マウント20の近傍には、交換レンズの着脱
操作を検知するレンズ着脱操作検知スイッチ26が設け
られている。
【0034】絞りリング30は、絞りモータ110によ
り、絞り駆動機構100を介して回転駆動されるように
なっている。絞り駆動機構100は、詳しくは後述する
が、減速機構、摩擦ブレーキ機構、エンコーダを含む。
絞り駆動リング30は、開放端Aと絞り込み端Cとの間
を作動範囲Bとして回転するようになっている。絞り込
み端C側には、絞り駆動リング30の回転を阻止するス
トッパ38が設けられている。開放端A側には、絞り駆
動リング30が開放端Aに達したことを検知する開放検
知スイッチ24が設けられている。絞りリング30は、
付勢ばね108(図1では、概念的に示している)によ
り開放端A側に付勢されるようになっている。
【0035】図2は、交換レンズ側の絞り機構の要部斜
視図である。
【0036】カメラ本体10側の絞りリング30に設け
られた絞り駆動レバー32は、交換レンズ200側の絞
り駆動リング210に突設された絞り駆動レバー212
に係合するようになっている。絞り駆動レバー212
は、交換レンズ200内の付勢ばね202により、絞り
を閉じる方向(以下、「絞り込み方向」という)に付勢
され、カメラ本体10側の絞り駆動レバー32がこれに
抗して、絞りを開く方向(以下、「絞り開放方向」とい
う)に回転駆動するようになっている。
【0037】交換レンズ200側の絞り駆動リング21
0には、光軸方向に延在する連動ホーク214が設けら
れている。連動ホーク214の先端は、羽根駆動操作板
220に突設さた連動ピン224と係合し、絞り駆動リ
ング210と一体的に羽根駆動操作板220が回転する
ようになっている。羽根駆動操作板220の係合222
に係合する羽根駆動ピン223は、不図示の絞り羽根支
持板によりその支持軸232が回転自在に支持された絞
り羽根230に係合し、羽根駆動操作板220の回転に
連動して絞り羽根230が支持軸232を中心に回転し
て角度が変わり、複数の絞り羽根230(図2では、一
つだけ図示している)によって形成される開孔すなわち
絞りの大きさが変わるようになっている。
【0038】図3は、カメラ本体10側に配置される絞
り駆動機構100の詳細構成図である。
【0039】絞りモータの回転110は、その出力軸に
固定された出力歯車112、第1歯車120、第2歯車
130、第3歯車160、伝達歯車170を介して、絞
り駆動リング30に伝達される。
【0040】詳しくは、絞りモータ110に隣接し、固
定部材150により回転自在に支持された回転軸140
が配置され、その回転軸140に第2歯車130が回転
自在に外嵌し、さらに、第2歯車130の上部に第1歯
車120が回転自在に外嵌するようになっている。
【0041】固定部材150と回転軸140とは絞り込
み方向摩擦ブレーキばね106が配置され、回転軸14
0と第2歯車130の間には開放方向摩擦ブレーキばね
104が配置され、第2歯車130と第1歯車120と
の間には過負荷防止ばね102が配置されている。摩擦
ブレーキばね104,106は、詳しくは後述するよう
に、駆動方向によって摩擦ブレーキのブレーキトルクが
異なるように設定されている。
【0042】第1歯車120は、出力歯車112に噛合
する歯車部122を有し、過負荷防止ばね102を介し
て、第2歯車130と結合され、所定以下のトルクのと
きには、第1歯車120と第2歯車130とは一体的に
回転するようになっている。
【0043】第2歯車130は、第3歯車160に噛合
する歯車部132と、エンコーダスリット板134とを
有する。エンコーダスリット板134には、複数のスリ
ット136が放射状に形成されている。エンコーダスリ
ット板134を挟むように、2相エンコーダ用のセンサ
であるフォト・インタラプタ180の受光部と発光部と
が配置されている。フォト・インタラプタ180は、一
つの発光部と、2つの受光部を有し、エンコーダスリッ
ト板134のスリット136を、位相をずらして検知で
き、これにより、エンコーダスリット板134の回転方
向の検知もできるようになっている。
【0044】第3歯車160は、第2歯車130の歯車
部132と噛合する第1歯車部162と、伝達歯車17
0に噛合する第2歯車部164を有する。第3歯車16
0は、開放方向付勢ばね108(図1では、概念的に示
している)により、開放方向に付勢されるようになって
いる。
【0045】伝達歯車170は、その一端に、第3歯車
160の第2歯車部164と噛合する第1歯車部172
を有し、他端には、絞り駆動リング30に形成された歯
車部31に噛合する第2歯車部174を有する。
【0046】摩擦ブレーキばね104,106は、軸に
巻きつくコイル部と、コイル部から径方向に延在する腕
とを有し、軸に対して腕を、コイル部の巻き方向に動か
すとコイル部が締まり、逆方向に動かすとコイル部が緩
む、いわゆるばねクラッチである。
【0047】後述の開放方向の摩擦ブレーキの滑りトル
ク設定値TFO、絞り込み方向の摩擦ブレーキの滑りトル
ク設定値TFCは、ばねの緩みトルクで決まる値である。
開放方向駆動時は、開放方向摩擦ブレーキばね104が
緩み、絞り込み方向摩擦ブレーキばね106は締まるの
で、トルクはTFOとなる。このとき、回転軸140は回
転せず、止まっている。絞り込み方向駆動時は、開放方
向摩擦ブレーキばね104が締まり、絞り込み方向摩擦
ブレーキばね106は緩むので、トルクはTFCとなる。
このとき、回転軸140は第2歯車130と一体的に回
転する。
【0048】図4は、絞り駆動機構の静的力量バランス
の説明図である。
【0049】3本ラインの示すトルク値は、いずれも摩
擦ブレーキ機構が設けられている回転軸140上に作用
するトルクに換算した値である。TFOは、開放方向摩擦
ブレーキの滑りトルク設定値である。TBは、カメラ本
体10内の開放方向付勢ばね108によるトルクであ
る。TLは、絞り込みに付勢するレンズ200側の付勢
ばね202によるトルクである。絞りモータ110が非
作動時に、静止可能な条件はTFO>TB−TLである。
【0050】絞りモータ110で開放方向に駆動すると
きには、トルク(TFO−TB+αL L)を駆動すること
になる。ここで、αLは、回転軸140からレンズ20
0までの間の伝達効率により決まる値で、チャージ/レ
リーズの方向により力量にヒステリシスが生じることと
関係している。なお、αL>1である。
【0051】逆に、絞りモータ110で絞り込み方向に
駆動するときには、トルク(TFC+αBB−TL)を駆
動することになる。αBは、先と同じく、回転軸140
から開放方向付勢ばね108を設けた第3歯車160ま
での間の伝達効率によって決まる値である。なお、αB
>1である。
【0052】ここで、開放方向の負荷トルクは、静的力
量バランスから自動的に決まる必要トルクであるが、絞
り込み方向の場合、TFCには静的条件制約がないので、
極端な場合には、TFC=0でもかまわない。
【0053】実際には、機構上の制約で、簡単な構成で
一方向回転のみに摩擦をかけるのは困難なので、滑りト
ルクの異なる2つのばねクラッチ104,106を用い
て、TFO≫TFCとなるようにしている。これによって、
絞り込み時間を長くすることなく、モータ駆動できる
【0054】図5は、制御系のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【0055】カメラ全体の制御を統括する制御回路50
には、プログラムやデータを記憶する記憶回路51と、
測光のための測光回路52と、シャッタを駆動するため
のシャッタ駆動回路53と、絞り値を設定するための絞
り設定入力装置54と、絞りモータ110を駆動するた
めの絞りモータ駆動回路55とが接続されている。ま
た、制御回路50には、シャッタ釦の半押し(途中まで
の押し込み)等でオンになる起動スイッチS1と、シャ
ッタ釦の全押し(完全な押し込み)等でオンになるレリ
ーズスイッチS2と、図1の開放検知スイッチ24に対
応する絞り開放検知スイッチSAと、メインスイッチS
0と、プレビュー釦の操作によりオンになるプレビュー
スイッチSPと、図1のレンズ着脱操作検知スイッチに
対応するレンズ着脱操作検知スイッチSLと、絞り駆動
機構100の回転を検出する2相エンコーダ180とが
接続されている。制御回路50は、CPU、タイマー、
カウンタ等を含む。
【0056】さらに、カメラ本体に交換レンズが装着さ
れると、制御回路50は、交換レンズ内のレンズ側回路
250と接続される。また、本体側絞り駆動リング30
の絞り駆動レバー32は、レンズ側絞り駆動リング21
0の絞り駆動レバー212に係合する。
【0057】図6は、一駒撮影時のカメラの動作シーケ
ンスを示すフローチャートである。
【0058】起動スイッチS1がオンになるのを待ち
(#10)、オンになると(#10でYES)、測光を
行い(#12)、その結果に基づいて露光条件を決定す
る(#14)。これと並行して、測距を行い(#1
6)、合焦動作を行う(#18)。
【0059】そして、レリーズスイッチS2がオンにな
るのを待つ(#20)。
【0060】レリーズスイッチS2がオンになると(#
20でYES)、露光前のメカ・レリーズ動作を行う。
すなわち、シャッタのマグネット吸着を行い(#2
2)、シャッタの係止を抜くとともにミラーアップを行
い(#24)、ミラーの振動がおさまるまで所定時間待
つ(#26)。これと並行して、絞り込み量PAを決定
し(#28)、詳しくは後述する絞り込み制御を行う
(#30)。
【0061】次に、フィルムへの露光動作を行う。すな
わち、シャッタのマグネットを離反し(吸着を解除
し)、シャッタを走行させる(#32)。
【0062】次に、露光後のメカ復帰動作を行う。すな
わち、ミラーおよびシャッタのチャージを行い、フィル
ムを1駒巻き上げる(#34)。これと並行して、絞り
モータ110を逆方向に回転させ(#36)、絞り復帰
終了を検知したら(#38)、絞りモータ11を停止す
る(#40)。#38において、絞り開放検知スイッチ
SAがオンしてから所定時間T2待って、復帰終了と検
知する。
【0063】図10は、ブレーキオーバーラン量予測の
原理の説明図である。
【0064】図において、縦軸は絞りモータ110の回
転速度n、横軸はモータの回転量(2相エンコーダ18
0で検知したパルス数)Pであり、絞りモータ110に
通電して加速した後、逆通電ブレーキをかけて停止する
までの経過を示している。×印は、逆通電ブレーキの開
始点である。絞り駆動の加速、減速特性は、電源の状態
や、カメラに装着するレンズの種類により異なるが、こ
れを係数k、rにより表すことができる。
【0065】すなわち、通電による加速中の回転量Pac
は、通電開始からの経過時間tと、係数kとの関数f
(k,t)により、 Pac=f(k,t) (1) と近似することができる。
【0066】また、逆通電ブレーキ中の回転量Pbkは、
逆通電ブレーキ開始時のモータ回転速度nと、係数rと
の関数g(r,n)として、 Pbk=g(r,n) (2) と近似することができる。
【0067】係数k,rは、図10の曲線を特定するパ
ラメータであり、駆動部の加速特性および減速特性に関
わる特性値である。これを求めるfの逆関数をi、gの
逆関数をjとすると、 k=i(Pac,t) (3) r=j(Pbk,n) (4)
【0068】そこで、時間tとモータ回転量Pとをモニ
ターすれば、(3)式により係数kを求めることができ
る。また、逆通電ブレーキ開始時のモータの回転速度n
とモータ回転量とから、(4)式により係数rを求める
ことができる。
【0069】(1)式〜(4)式は具体的には、多項式
により表現することが可能である。(1)式を例にとる
と次のように表現される。 Pac=k・(a0+a1・t+a2・t2+ … +an
n) ここで、a0〜anは予め設定された定数である。
【0070】絞りを所定量だけ予め駆動して求めた係数
をk0、r0とし、本番では、逆通電ブレーキ開始前の点
線で示したモニター位置で、パルス数とタイマー値、す
なわち駆動部の作動量と作動時間とを検出し、(3)式
により係数kを求める。そして、本番の逆通電ブレーキ
中の係数rは、ブレーキに逆通電ブレーキを使うことを
前提にしているので、加速および減速の強さが相関す
る、すなわち、 r/k=r0/k0 (5) と仮定し、rを次式により求める。 r=(r0/k0)×k (6)
【0071】この係数rを用いて、本番の逆通電ブレー
キオーバーラン量を予測する。
【0072】図7は、絞りリセットの動作シーケンスを
示すフローチャートである。
【0073】メインスイッチS0がオン状態で新たに交
換レンズの装着操作が行われたとき(#50でYES、
かつ#52でYES)、又は、交換レンズが装着された
状態でメインスイッチS0がオフからオンにされたとき
(#50でNO、かつ#54でYES、かつ#56でY
ES)、予備駆動して特性を事前にモニターする。
【0074】すなわち、絞りモータ110を正転させ、
絞りを所定量、すなわち2相エンコーダ180で検知す
るパルス数がP0に達するまで絞り込み(#58)、パ
ルス数がP0に達するまでに要した絞り込み所要時間t
F0と、パルス数がP0に達する直前のパルス幅時間tW0
とを検知する(#60)。次に、2相エンコーダ180
で2相パルスの反転を検知するまで、絞りモータ110
に逆位相の電圧(逆転させる電圧)を通電してブレーキ
をかけ(#62、#64)、2相パルスの反転を検知後
(#64でYES)、逆通電中のパルス数P1を検出し
(#66)、絞りモータ110の端子間を所定時間T1
短絡する短絡ブレーキをかけ(#68)、短絡中のパル
ス数P2(符号付パルス数)を検出する(#70)。
【0075】特性のモニターが終了すると、絞りを初期
位置(開放端)に復帰させる。
【0076】すなわち、絞りモータ110を逆転し(#
72)、絞り復帰終了を検知したら(#74)、絞りモ
ータ110を停止する(#76)。#74において、絞
り開放検知スイッチSAがオンしてから所定時間T2
って、復帰終了と検知する。
【0077】図8および図9は、絞り込み駆動直前の演
算シーケンスを示すフローチャートである。
【0078】まず、設定値P0、PAと、モニター値
F0、tW0、P1、P2を読み出し(#80)、モニター
値tF0、tW0、P1、P2に異常がないか、すなわち所定
範囲内の値であるか否かを判定する(#82)。
【0079】モニター値tF0、tW0、P1、P2が所定範
囲内であり、異常がなければ(#82でYES)、速度
0を計算し(#84)、特性値k0、r0を計算する
(#86)。モニター値tF0、tW0、P1、P2に異常が
あれば(#82でNO)、k0、r0、P2については、
デフォルト値を用いる(#88)。
【0080】次に、絞り駆動量PFを補正し(#9
0)、モニター位置Pmを設定する(#92)。そし
て、アップ/ダウン・パルスカウンタpと、タイマーt
をリセットし、スタートする。
【0081】次に、絞り込み駆動を行う。すなわち絞り
モータ110を正転して絞り込みを開始し(#10
2)、パルスカウンタpがPmに達するのを待つ(#1
04)。
【0082】パルスカウンタpがPmに達すれば(#1
04でYES)、本制御時の特性をモニターする。すな
わち、加速特性をモニターするため、タイマー値より、
通電開始からPmパルス到達までの所要時間をtF、P
mパルス到達直前のパルス幅時間tWのデータ取りを行
い(#106)、回転速度nの計算と(#108)、加
減速特性値k,rの計算を行い(#110)、予想オー
バーランパルスPBを計算し(#112)、補正目標位
置PFより予測オーバーランパルスPBの分だけ手前ま
で、絞り込みを継続する(#114)。
【0083】絞り込み駆動の次に、ブレーキ制御を行
う。すなわち、補正目標位置PFより予測オーバーラン
パルスPBの分だけ手前まで絞り込むと(#114でY
ES)、逆通電ブレーキを開始し(#116)、2相パ
ルスの反転を待つ(#118)。2相パルスの反転を検
知したら(#118でYES)、タイマーtのみを
“0”にリセットする(#120)。これは、後述する
2相反転検知後の所定時間T 4待ちのためである。
【0084】パルスカウンタpが、PFに対して許容範
囲±δ内であるか否かを判定し(#122)、許容範囲
内でなければ(#122でNO)、補正のための追加駆
動を行う(#124)。δは、止まり位置ずれの許容幅
の半値であり、PA±δが目標停止位置である。
【0085】次に、絞りが安定するのを待つ。すなわ
ち、短絡ブレーキを開始し(#126)、タイマーtが
所定時間(絞り安定待ち時間)T4を経過するのを待ち
(#128)、タイマーtが所定時間T4を経過すれば
(#128でYES)、カウンタとタイマーを停止する
(#130)。
【0086】図11は、正常時のリセット動作シーケン
スのタイミングチャートである。電源オン、レンズ装着
時に、絞り走行特性のモニターを兼ねて、絞りリセット
動作を行う。測定されたモニター値は、絞り制御に用い
る。初期状態では、開放検知スイッチがオンである。初
期状態で開放検知スイッチがオフとなる異常時には、上
記シーケンスに先立って、開放復帰動作を行う。絞りモ
ータについて、“F”は正転、“R”は逆転、“B”は
ショートブレーキ、“RB”は逆通電ブレーキを、それ
ぞれ示す。
【0087】図12は、一駒撮影の絞り駆動シーケンス
を示すタイミングチャートである。図中、T2は、開放
端へのメカ当たりを確実にするための通電持続時間であ
り、T4は、絞りバウンド安定待ち時間であり、ミラー
レリーズ安定時間と比較して遅い方を採用する。絞りモ
ータについて、“F”は正転、“R”は逆転、“B”は
ショートブレーキ、“RB”は逆通電ブレーキを、それ
ぞれ示す。
【0088】図13は、プレビュー動作シーケンスを示
すフローチャートである。
【0089】プレビュースイッチがオン状態のとき(#
200でNO、かつ#208でYES)、カメラ側の絞
り設定入力装置54で設定した絞り値をパルス値PT
変換し(#210)、そのパルス値PTが、絞りの現在
位置のパルス値PSと一致するか否かを判定し、一致す
ればスタートに戻る(#212でNO)。
【0090】パルス値PTがパルス値PSと一致しないと
き(#212でYES)、パルス値PTがパルス値PS
り小さい場合には(#214でNO)、カメラ側で設定
した絞りよりも開放方向に絞りを一旦設定し、そこから
絞り込み方向に駆動し、カメラ側で設定した絞りとなる
ようにする。すなわち、絞りモータ110を逆転し、開
放方向にPS−PT+PRパルス駆動した後(#21
6)、2相パルスが反転するまで逆通電ブレーキをかけ
(#218、#220)、2相パルスの反転を検知した
ら(#220でYES)、絞り位置パルス(2相パルス
反転検知時の絞り位置相当パルス値)PVを検出し(#
222)、PT−PVを駆動量PAとして設定し(#22
4)、図8および図9と同様の絞り込み制御を行い(#
226)、スタートに戻る。ここで、PRは、開放方向
駆動時のオーバーラン設定パルス値である。PAは、絞
り込み制御駆動量相当パルス値である。
【0091】パルス値PTがパルス値PSと一致しないと
き(#212でYES)、パルス値PTがパルス値PS
り大きい場合には(#214でYES)、PT−PSを駆
動量PAとして設定し(#228)、図8および図9と
同様の絞り込み制御を行い(#230)、スタートに戻
る。
【0092】プレビュースイッチがオンからオフになる
と(#200でYES)、絞りモータ110を逆転し、
絞りを開放に復帰させ(#202)、絞りの復帰終了を
検知したら(#204)、絞りモータ110を停止する
(#206)。
【0093】以上説明したように、一方向にばね付勢さ
れた絞り羽根駆動機構をもつ交換式レンズを用いるカメ
ラで、カメラ本体に、このレンズ側機構と係合しその機
構の付勢力と対抗する付勢ばねと摩擦ブレーキ機構を備
えたメカ連動系をもち、これらを正逆両方向にモータ駆
動することによってレンズの絞り駆動を行っている。こ
れにより絞り込み動作ごとに毎回リセット動作をするこ
となく連続動作可能で、安価な絞り駆動機構を実現して
いる。
【0094】交換レンズ内にばね付勢された絞り羽根駆
動機構をもつので、交換レンズ単体の絞り機構は決まっ
た初期位置を保持できる。そのためカメラ本体との機構
接続部に位置合わせ機構や誤結合防止のための緩衝機構
などが不要で片押し機構など簡素なものが使用できる。
カメラ本体に、交換レンズ側のばね付勢機構と対抗する
付勢ばねを持っているので、モータ駆動の正逆回転(絞
り込み/開放復帰)での負荷トルクの差を小さくするこ
とができる。そのため負荷トルクが大きい方向の駆動条
件制約によって、これとは逆方向の駆動が極端に遅くな
ってしまうことがなくなる。絞り駆動系にばね付勢機構
をもっため、絞り停止後にその位置を保っための静止力
が必要となるが、静止力発生手段として摩擦ブレーキを
用いるので、係止メカのように係止のかけ外しをせず
に、モータ駆動によって正逆方向の任意の位置まで駆動
できる。このため連続駆動できるというモータ駆動機構
のメリットを絞り駆動機構にも適用できる。
【0095】また、「ばね走行するカメラ本体内の絞り
込み駆動部材に係止部材を飛び込ませて停止させるシス
テム」に対応した交換レンズに対して、カメラ側の簡単
な機構の変更によって絞りの連続駆動という仕様を絞り
基本性能を損なうことなく実現できる。
【0096】また、以上説明したように、交換式レンズ
内の絞りを、連動メカを介してカメラ本体側からモータ
駆動するカメラにおいて、レンズ装着又は電源ONを検
知してレンズ内絞りを初期位置にリセットすると同時
に、実際に所定量駆動させて駆動および制動に関するモ
ニターをする。実際の絞り込み制御では、目標停止位置
より手前の予め決められた所定位置までモータ通電駆動
しながらその加速特性をモニターした後、その加速特性
とリセット時のモニター特性値を用いてブレーキ開始点
を決定し、目標位置に停止させる。
【0097】これにより、止まり精度が要求される実際
の絞り込み動作に先駆け、リセット動作時に予め交換レ
ンズを含む駆動メカの特性をデータ取りするので、交換
レンズ側を含む負荷条件のバラツキや、さらにモータ駆
動用の電源条件バラツキの影響を把握することができ
る。実際の絞り込み動作では、目標停止位置より手前の
予め決められた所定位置までモータ通電駆動しながらそ
の加速特性をモニターするので、リセット時との電源条
件の違いを加味した上で使用している交換レンズ条件に
応じてブレーキ開始点を補正することができ、絞り停止
位置バラツキを抑えることができる。
【0098】この制御方法を用いることで、負荷の影響
が無視できるくらいに絞り駆動メカ系の減速比を高減速
比にする必要がなくなるので、所定量絞り込むのに必要
なモータ軸回転量が減り、紋込み動作時間を短くするこ
とができる。すなわち、モータ駆動では動作時間が長く
なるという欠点を解消し、連続駆動できることなどの利
点を享受することができる。
【0099】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0100】例えば、交換レンズ内の絞り駆動に限ら
ず、例えば、交換レンズ内のフォーカスレンズの駆動
や、カメラ内のフィルム給送に本発明を適用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカメラ本体の概略構成図である。
【図2】 交換レンズの要部斜視図である。
【図3】 図1の絞り駆動機構の詳細構成図である。
【図4】 絞り駆動機構の静的力量バランスの説明図で
ある。
【図5】 制御系のブロック図である。
【図6】 一駒撮影のフローチャートである。
【図7】 絞りリセットのフローチャートである。
【図8】 絞り込み駆動直前のフローチャートである。
【図9】 絞り込み駆動(図8の続き)のフローチャー
トである。
【図10】 ブレーキオーバーランの説明図である。
【図11】 リセット動作のタイミングチャートであ
る。
【図12】 一駒撮影のタイミングチャートである。
【図13】 プレビュー動作のフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ本体 20 マウント(レンズ装着部) 50 制御回路(制御部、予備駆動制御部、検出部) 100 絞り駆動機構(駆動部) 180 2相エンコーダ(検出部) 200 交換レンズ(レンズ) 212 レンズ側絞り駆動レバー(被駆動部材) S0 メインスイッチ(電源スイッチ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 CC21 FB36 JA02 2H080 AA75 AA83 2H101 EE08 EE25 EE28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズが装着されるレンズ装着部と、該
    レンズ装着部に装着された上記レンズ内の被駆動部材を
    駆動するための駆動部と、該駆動部の制御を行う制御部
    とを備えたカメラにおいて、 上記駆動部の作動特性値を検出する検出部を備え、 上記制御部は、予め決められた所定のタイミングで、上
    記駆動部を作動させ、上記レンズ内の上記被駆動部材を
    所定量だけ予備駆動し、該予備駆動中に、上記駆動部の
    上記作動特性値を上記検出部に検出させる予備駆動制御
    部を含み、該検出された上記予備駆動中の上記駆動部の
    上記作動特性値に基づいて、上記駆動部本番の駆動の制
    御を行うことを特徴とする、カメラ。
  2. 【請求項2】 上記制御部は、上記駆動部の本番の駆動
    中に、上記駆動部の上記作動特性値の少なくとも一部を
    上記検出部に検出させ、該検出結果をも考慮して、その
    後の上記駆動部の制御を行うことを特徴とする、請求項
    1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記被駆動部材は、上記レンズ装着部に
    装着された上記レンズ内の絞り口径を変化させる機構の
    部材であることを特徴とする、請求項1又は2記載のカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 上記予備駆動制御部が上記駆動部を作動
    させる上記所定のタイミングは、上記レンズ装着部に上
    記レンズが装着されたことを検知した時、又はカメラ本
    体に電源が供給された時、又はカメラ本体の電源スイッ
    チがオンになった時であることを特徴とする、請求項1
    又は2記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 上記検出部は、上記駆動部の作動量と作
    動時間とを検出し、 上記作動特性値は、機構偏差量を含む上記駆動部の加速
    特性および減速特性に関わる特性値であることを特徴と
    する、請求項1又は2記載のカメラ。
JP2000252347A 2000-08-23 2000-08-23 カメラ Pending JP2002072327A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000252347A JP2002072327A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 カメラ
US09/933,127 US6640056B2 (en) 2000-08-23 2001-08-21 Camera for driving lens unit removably attached thereto and method for controlling drive therebetween

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000252347A JP2002072327A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002072327A true JP2002072327A (ja) 2002-03-12

Family

ID=18741602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000252347A Pending JP2002072327A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 カメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6640056B2 (ja)
JP (1) JP2002072327A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275177A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Seiko Precision Inc 絞り装置およびこれを用いたデジタルカメラ
JP2009258399A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Hoya Corp レンズ交換式カメラの絞り駆動装置
JP2010145969A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Sony Corp 撮像装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4160920B2 (ja) * 2004-03-29 2008-10-08 富士フイルム株式会社 カメラシステムおよびカメラ本体
JP2007189481A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Olympus Imaging Corp デジタル一眼レフカメラ
JP5129489B2 (ja) * 2007-02-15 2013-01-30 ペンタックスリコーイメージング株式会社 レンズ交換式デジタルカメラの絞り駆動装置
WO2014034699A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 富士フイルム株式会社 レンズ・システムならびにレンズ鏡胴および駆動ユニット
JP7005397B2 (ja) * 2018-03-14 2022-01-21 キヤノン株式会社 回転操作ユニットおよび電子機器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5729035A (en) 1980-07-28 1982-02-16 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Stop control method for camera
JPH0750293B2 (ja) 1982-06-01 1995-05-31 株式会社ニコン モータ・ドライブ・カメラ
JPS58224336A (ja) 1982-06-23 1983-12-26 Konishiroku Photo Ind Co Ltd カメラの絞り制御装置
JPS59229531A (ja) 1983-06-13 1984-12-24 Canon Inc カメラの電動絞り装置
JPH0823617B2 (ja) 1985-10-08 1996-03-06 株式会社ニコン 自動焦点調節装置
US4959728A (en) * 1988-08-31 1990-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Interchangeable lens and interchangeable lens system
JPH0667269A (ja) 1992-08-21 1994-03-11 Nikon Corp フィルム給送装置
JPH07181573A (ja) 1993-12-24 1995-07-21 Minolta Co Ltd カメラにおけるモータの制御方式
JPH0895145A (ja) 1994-09-22 1996-04-12 Minolta Co Ltd カメラの電動絞り駆動機構およびオートフォーカス駆動機構におけるレンズ交換マウント部連結機構
JPH11352385A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Minolta Co Ltd カメラのレンズ駆動制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275177A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Seiko Precision Inc 絞り装置およびこれを用いたデジタルカメラ
JP2009258399A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Hoya Corp レンズ交換式カメラの絞り駆動装置
JP2010145969A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Sony Corp 撮像装置
US8052340B2 (en) 2008-12-22 2011-11-08 Sony Corporation Imaging apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20020025147A1 (en) 2002-02-28
US6640056B2 (en) 2003-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4933049B2 (ja) レンズシステムおよびカメラシステム
JP3962658B2 (ja) カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
JP2002072327A (ja) カメラ
US8744260B2 (en) Aperture control device and camera
JP4040406B2 (ja) カメラシステム、カメラおよびレンズ装置
US10009548B2 (en) Lens apparatus, image pickup apparatus, and image pickup system
US4441800A (en) Driving system in camera
JPH0823617B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP2807728B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP2012042825A (ja) 撮像装置
JPH0815599A (ja) バックフォーカス駆動式オートフォーカス一眼レフカメラの制御方式
JP5016797B2 (ja) レンズ装置及びカメラシステム
JP3342251B2 (ja) 交換レンズ及びそれを用いたカメラシステム
JPH0749455Y2 (ja) 自動焦点調節装置付カメラ
JPH0815748A (ja) 検出制御系の給電制御装置
JPS6385527A (ja) 自動焦点調節カメラ
JP2007315862A (ja) 計数装置、絞り制御装置およびカメラ
JPH0996846A (ja) ブレ補正カメラ
JP2723503B2 (ja) 自動焦点調節カメラ
JPS6398637A (ja) 自動焦点調節カメラ
JP3236029B2 (ja) カメラの焦点調節装置
JPS632013A (ja) 自動焦点調節装置
JP2000089322A (ja) カメラ
JPH08669Y2 (ja) カメラのデート写し込み装置
JPH0618764A (ja) 自動焦点調節可能なレンズ鏡筒及びカメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050615