JP2002068630A - エレベーターの異常振動検出装置 - Google Patents

エレベーターの異常振動検出装置

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JP2002068630A
JP2002068630A JP2000253286A JP2000253286A JP2002068630A JP 2002068630 A JP2002068630 A JP 2002068630A JP 2000253286 A JP2000253286 A JP 2000253286A JP 2000253286 A JP2000253286 A JP 2000253286A JP 2002068630 A JP2002068630 A JP 2002068630A
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JP
Japan
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car
abnormal
vibration
detected
abnormal vibration
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JP2000253286A
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English (en)
Inventor
Masaki Furukawa
雅基 古川
Masahide Okumura
雅英 奥村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の振動検出器を付加することなく、安価
にかごの異常振動を検出できるようにする。 【解決手段】 かごの停止時かご負荷検出器1で検出し
たかご内負荷値を記憶装置3に記憶する。かごの走行時
かご負荷検出器1で検出したかご内負荷値と上記記憶し
た停止時のかご内負荷値を比較し、その偏差が第1所定
値以上であれば、かご異常振動検出手段4は停止指令発
生手段5を介して緊急停止指令を発生する。また、上記
偏差が第1所定値未満で第2所定値以上の範囲にあり、
かつその状態が規定時間以上継続すれば、停止指令発生
手段5を介して最寄り階停止指令を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
かご内で発生する異常振動を検出する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は例えば特開平5−270
763号公報に示された従来のエレベーターの異常振動
検出装置を示す図で、図5は昇降路縦断側面図、図6は
図5のVI−VI線断面図である。昇降路11に配置さ
れたかご12はかご外枠13に支持されている。14は
巻上機(図示しない)により駆動される主索で、その端
末はシンブルロッド15に固定され、圧縮コイルばね1
6を介してかご外枠13に結合されている。
【0003】17はかご外枠13に固定され、かご12
の上下方向への振動を検出するかご内異常振動検出器、
18はシンブルロッド15に固定され、かご内異常振動
検出器17を動作させるスイッチ作動金具である。
【0004】従来のエレベーターの異常振動検出装置は
上記のように構成され、かご12内の乗客がかご12を
揺すると、その上下振動によって、圧縮コイルばね16
が伸縮する。かご12の上下振動が所定値以上になる
と、スイッチ作動金具18がかご内異常振動検出器17
に接触してかごの異常振動が検出される。これで、かご
12内照明を点滅させてかご12内の乗客に注意を促
し、調速機(図示しない)の誤動作による乗客の閉込め
事故を防ぐようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの異常振動検出装置では、専用のかご内異常
振動検出器17を用いてかご12の異常振動を検出する
ようにしているため、コストがかかるという問題点があ
る。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、専用の機器を付加することなく、かごの
異常振動を安価に検出できるようにしたエレベーターの
異常振動検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るエレベーターの異常振動検出装置は、かごの走行時に
検出されたかご内負荷値と、かごの停止時に検出して記
憶されたかご内負荷値との偏差が第1所定値以上のと
き、第1かご異常振動を検出し、上記偏差が第1所定値
未満で第2所定値以上の範囲にあり、かつその状態が規
定時間以上継続したとき、第2かご異常振動を検出する
ようにしたものである。
【0008】また、第2発明に係るエレベーターの異常
振動検出装置は、第1発明のものにおいて、第1かご異
常振動が検出されるとかごを緊急停止させ、第2かご異
常振動が検出されるとかごを最寄り階に停止させるよう
にしたものである。
【0009】また、第3発明に係るエレベーターの異常
振動検出装置は、第1発明のものにおいて、第2かご異
常振動が検出されるとこれを監視所へ発報するようにし
たものである。
【0010】また、第4発明に係るエレベーターの異常
振動検出装置は、第1発明のものにおいて、第2かご異
常振動が検出されるとこれをかご内にアナウンスするよ
うにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1及び図2はこ
の発明の第1発明の一実施の形態を示す図で、図1はブ
ロック線図、図2は動作フローチャートである。図1に
おいて、1はエレベーターのかごに設置され、かご内の
負荷値を検出するかご負荷検出器、2はエレベーターを
運転制御するマイクロコンピュータ、3はかご負荷検出
器1に接続され、かごの停止中にかご内負荷値を記憶
し、かごが起動する直前までのかご内負荷値を記憶する
記憶装置である。
【0012】4はかごの走行時に、かご負荷検出器1か
ら入力されたかご内負荷値と、記憶装置3から入力され
た停止時のかご内負荷値との偏差に基づいて、かごが異
常振動しているかを検出するかご異常振動検出手段で、
第1かご異常振動検出手段及び第2かご異常振動検出手
段を有している。5はかご異常振動検出手段4がかごの
異常振動を検出すると、かごを急停止させるか、又は最
寄り階に停止させる指令を発する停止指令発生手段であ
る。
【0013】6はかご異常振動検出手段4がかごの異常
振動を検出すると、これを監視所へ発報する監視所発報
手段、7はかご異常振動検出手段4がかごの異常振動を
検出すると、かごに設置されたアナウンス装置にアナウ
ンス指令を出力するアナウンス指令手段である。
【0014】次に、この実施の形態の動作を図2を参照
して説明する。ステップS1でかご異常振動検出手段4
は、かご負荷検出器1の出力である現在のかご内負荷値
Aと、記憶装置3によって記憶された走行直前のかご内
負荷値Bとの偏差の絶対値が第1所定値α以上かを判定
する。第1所定値α以上であればステップS2へ進み、
停止指令発生手段5はかごに緊急停止指令を出力する。
第1所定値α未満であればステップS3へ進む。
【0015】ステップS3では、現在のかご内負荷値A
と、記憶装置3によって記憶された走行直前のかご内負
荷値Bとの偏差の絶対値が第2所定値β(α>β)以上
かを判定する。第2所定値β未満であればステップS4
へ進み、タイマ値WCをクリアする。第2所定値β以上
であれば、調速機が誤動作するほどのかご異常振動では
ないが、この状態が継続するようであれば、やがて調速
機が誤動作してしまうほどにかごの異常振動が大きくな
る可能性があると判定してステップS5へ進む。
【0016】ステップS5でタイマ値WCをカウントア
ップしてステップS6へ進む。ステップS6では、ステ
ップS3で判定した|A−B|≧βの状態がどの程度継
続しているかを判定する。すなわち、タイマ値WCが規
定値に達したかを判定する。まだ規定値に達していなけ
れば、処理は終了する。規定値に達していれば、ステッ
プS7へ進み、停止指令発生手段5はかごに最寄り階に
停止することを指令する。
【0017】ここで、ステップS1は第1かご異常振動
検出手段を、ステップS1,S3,S5,S6は第2か
ご異常振動検出手段を、ステップS2は停止指令発生手
段5を構成し、専用のかご内異常振動検出器17を必要
とせず、コストを低減してかご異常振動を検出すること
が可能となる。
【0018】実施の形態2.図3はこの発明の第3発明
の一実施の形態を示す動作フローチャートである。な
お、図1は実施の形態2にも共用する。図3は図2のス
テップS7をステップS8に置換したものであり、これ
以外は図2と同様である。
【0019】この実施の形態では、ステップS6でタイ
マ値WCが規定値に達したと判定されると、ステップS
8で監視所へ発報する。ここで、ステップS8は監視所
発報指令手段6を構成し、かご異常振動の継続を検出す
ると監視所に発報し、事前に監視員に対してエレベータ
ーの状態を知らせ、故障原因の特定を容易にすることが
可能となる。
【0020】実施の形態3.図4はこの発明の第4発明
の一実施の形態を示す動作フローチャートである。な
お、図1は実施の形態3にも共用する。図4は図2のス
テップS7をステップS9に置換したものであり、これ
以外は図2と同様である。
【0021】この実施の形態では、ステップS6でタイ
マ値WCが規定値に達したと判定すると、ステップS9
で乗客に対してかごを揺すらないようにアナウンスす
る。ここで、ステップS9はアナウンス指令手段7を構
成し、かご異常振動の継続を検出するとかご内にアナウ
ンスをすることにより、緊急停止又は最寄り階停止をな
るべく行わないようにして、乗客に無用な不安感を与え
ないようにすることが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の第1発
明では、かごの走行時に検出されたかご内負荷値と、か
ごの停止時に検出して記憶されたかご内負荷値との偏差
が第1所定値以上のとき第1かご異常振動を検出し、上
記偏差が第1所定値未満で第2所定値以上の範囲にあ
り、かつその状態が規定時間以上継続したとき第2かご
異常振動を検出するようにしたので、専用の振動検出器
を必要とせず、コストを低減してかご異常振動を確実な
状態で検出することができる。
【0023】また、第2発明では、第1かご異常振動が
検出されるとかごを緊急停止させ、第2かご異常振動が
検出されるとかごを最寄り階に停止させるようにしたの
で、振動が大きいときは早くかごを停止させ、振動が小
さいときはゆっくりとかごを停止させることができる。
【0024】また、第3発明では、第2かご異常振動が
検出されるとこれを監視所へ発報するようにしたので、
事前に監視員に対してエレベーターの状態を知らせ、故
障原因の特定を容易にすることができる。
【0025】また、第4発明では、第2かご異常振動が
検出されると、これをかご内にアナウンスするようにし
たので、緊急停止又は最寄り階停止をなるべく行わない
ようにして、乗客に無用な不安感を与えないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック線
図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチ
ャート。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す動作フローチ
ャート。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す動作フローチ
ャート。
【図5】 従来のエレベーターの異常振動検出装置を示
す昇降路縦断面図。
【図6】 図5のVI−VI線断面図。
【符号の説明】
1 かご負荷検出器、3 記憶装置、4 かご異常振動
検出手段、5 停止指令発生手段、6 監視所発報指令
手段、7 アナウンス指令手段。 S1 第1かご異常検出手段、S1,S3,S5,S6
第2かご異常検出手段、S2,S7 停止指令発生手
段、S8 発報指令手段、S9 アナウンス指令手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F304 CA04 EA03 EA12 EA21 EA35 EB03 EB05 ED18 3F306 AA04 AA11 CB05 CB35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご内負荷値を検出するかご負荷検出器
    と、上記かごの停止時上記検出されたかご内負荷値を記
    憶する記憶装置とを設け、上記かごの走行時上記検出さ
    れたかご内負荷値と上記記憶されたかご内負荷値との偏
    差が第1所定値以上のとき、第1かご異常振動を検出す
    る第1かご異常振動検出手段と、上記かごの走行時上記
    偏差が上記第1所定値未満で第2所定値以上の範囲にあ
    り、かつその状態が規定時間以上継続したとき、第2か
    ご異常振動を検出する第2かご異常振動検出手段とを備
    えてなるエレベーターの異常振動検出装置。
  2. 【請求項2】 第1かご異常振動が検出されるとかごを
    緊急停止させる指令を発し、第2かご異常振動が検出さ
    れると上記かごを最寄り階に停止させる指令を発する停
    止指令発生手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベーターの異常振動検出装置。
  3. 【請求項3】 第2かご異常振動が検出されるとこれを
    監視所へ発報する発報指令手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のエレベーターの異常振動検出装置。
  4. 【請求項4】 第2かご異常振動が検出されるとこれを
    かご内にアナウンスするアナウンス指令手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレベーターの異常振動
    検出装置。
JP2000253286A 2000-08-24 2000-08-24 エレベーターの異常振動検出装置 Pending JP2002068630A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012041100A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータ制御装置
CN104444655A (zh) * 2014-11-14 2015-03-25 广州日滨科技发展有限公司 电梯减振方法及装置
JP2016074508A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 株式会社日立製作所 エレベータ装置およびエレベータ装置の振動検出方法

Cited By (3)

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JP2016074508A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 株式会社日立製作所 エレベータ装置およびエレベータ装置の振動検出方法
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