JP2002066027A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002066027A JP2000257645A JP2000257645A JP2002066027A JP 2002066027 A JP2002066027 A JP 2002066027A JP 2000257645 A JP2000257645 A JP 2000257645A JP 2000257645 A JP2000257645 A JP 2000257645A JP 2002066027 A JP2002066027 A JP 2002066027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面に図柄を変動させて表示する遊技機
において、画面表示による演出効果を高めることができ
る技術を提供する。 【解決手段】 パチンコ機等の遊技機に関し、所定のタ
イミングで、初期画面としての表示画面21が上段の分
割画面22と下段の分割画面23とに分割される。そし
て、その後分割画面22にキャラクタ70が表示され、
このキャラクタ70は、分割画面22の上流側端部22
aから下流側端部22b方向(白抜き矢印方向)へ移動
し、分割画面23の上流側端部23aから連続的に出現
するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に遊技機の表示画面に図柄を変動させて表示する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一つであるパチンコ機では、所
定領域(例えば、第1種始動口)にパチンコ球(遊技
球)が入球または通過した際に各種の乱数を読み込むこ
とで抽選を行い、この抽選結果に基づいて大当たりかは
ずれかを判別する。また、前記乱数に基づいて遊技盤面
上に設けられた図柄表示装置(例えば、特別図柄表示
器)の図柄の変動を開始する。そして、図柄表示装置に
所定の図柄配列、例えば3つの同じ図柄が1つのライン
上に揃った大当たり図柄配列が形成されることで、大当
たり遊技(特典)が遊技者に付与されたことを報知す
る。大当たり遊技は、具体的には、大入賞口を一定期間
だけ開放する等の処理を行い、ほぼ一定数の出球が払い
出される。大当たり図柄配列以外の図柄配列(はずれ図
柄配列)を形成した場合には、大当たり遊技は付与され
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このようなパチ
ンコ機において、特別図柄表示器の表示画面を複数の分
割画面に分割し、分割後の表示画面において、各分割画
面毎に各種の図柄を変動させるものが知られている。し
かしながら、このように単に表示画面を複数に分割する
のみでは、例えば各分割画面の図柄は他の分割画面とは
関連性がなく、したがって画面表示の面白さを今一歩増
加させることができなかった。
【0004】そこで本発明はこのような点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、表示画面に
図柄を変動させて表示する遊技機において、画面表示に
よる演出効果を高めることができる技術を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明における遊技機は請求項1〜6に記載し
た通りに構成されている。ここで、各請求項及び発明の
詳細な説明に記載した用語については特に限定的要件を
加えない限り以下のように解釈する。 (1)「図柄」には、特別図柄や普通図柄等のように抽
選に関与する抽選表示用図柄のみならず、遊技に関係し
て表示画面に表示する全ての図柄(英数字、漢字、仮名
等の文字、記号、絵柄、図形、静止画、動画等の画像な
ど)が含まれる。従って、例えばキャラクタや背景図柄
等も本発明でいう図柄に含まれるものとする。また、図
柄の個数は一つのみならず、複数の場合も含む。 (2)「表示画面」は、1つの表示器の画面のみなら
ず、複数の表示器の画面をも含む。従って、複数の図柄
を表示画面に表示する場合には、1つの表示器で全ての
図柄を表示する態様と、複数の表示器に複数の図柄を振
り分けてそれぞれ表示する態様とがある。 (3)「遊技者に有利な遊技状態」には、例えば、大当
たり図柄配列を形成する一歩手前の状態である「リーチ
状態」、大当たり図柄配列が形成された後に遊技者に付
与される「大当たり遊技」等が含まれる。
【0006】請求項1に記載した遊技機において、表示
画面に複数の分割画面が形成され、所定の分割画面に表
示されている図柄が、別の分割画面へ移動することとな
る。この表示画面は、最初から分割画面に分割されてい
る場合であってもよいし、あるいは所定のタイミングで
複数の分割画面に分割される場合であってよい。これに
より、分割画面間を移動する図柄の作用によって、分割
画面間に相関を生じさせることができ、画面表示に面白
さをもたらすことができる。例えば、パチンコ機におい
て、通常のリーチ状態よりも更に大当たり図柄配列が形
成される可能性が高い特別リーチ状態の場合、予め読み
込まれた乱数に基づいた所定のタイミングで表示画面は
複数の分割画面に分割され、更に、分割後の所定の分割
画面に表示されている図柄が、別の分割画面へ移動する
ように構成することができる。このように構成すれば、
分割画面間を移動する図柄の作用によって、画面表示に
面白さをもたらすことができ、しかも所定のタイミング
で表示画面を分割したり、分割画面間に図柄を移動させ
ることによって、遊技者に有利な特別リーチ状態である
ことを遊技者に認識させることができるため、より効果
的である。従って、請求項1に記載した遊技機によれ
ば、画面表示による演出効果を高めることができる。
【0007】ここで、分割画面間を移動する図柄は、請
求項2に記載のように、両分割画面に跨って表示される
ことが好ましい。すなわち、請求項2に記載した遊技機
において、上流側の分割画面の下流側端部と、下流側の
分割画面の上流側とは実質的に連結された状態で表示さ
れている。なお、ここでいう「実質的に連結された状態
で表示される」とは、分割画面同士が見かけ上連結され
ているように配置される表示態様はもとより、上流側の
分割画面の下流側端部から下流側の分割画面の上流側端
部へ移動する図柄を、その移動過程において上流側の分
割画面と下流側の分割画面とに跨って表示させること
で、上流側の分割画面と下流側の分割画面とがあたかも
連結しているように遊技者に意識させる表示態様であっ
てもよい。そして、上流側の分割画面内を下流側端部方
向へ移動した図柄は、この下流側端部から表示領域外へ
移動していく。この際、表示領域外に移動した部分は、
下流側の分割画面の上流側端部から出現する。この結果
として、上流側の分割画面の下流側端部から下流側の分
割画面へ移動する図柄は、移動過程において上流側の分
割画面と下流側の分割画面とに跨って表示される。な
お、ここでいう「上流側端部」とは、所定の分割画面内
を図柄が移動する際に、この図柄の移動方向に対する画
面の上流側を示し、「下流側端部」とは、図柄の移動方
向に対する画面の下流側を示すものである。従って、請
求項2に記載した遊技機によれば、分割画面同士が実質
的に連結された状態であるということを遊技者に強く意
識させることができるため、更に、画面表示による演出
効果を高めることができる。
【0008】また、請求項3に記載した遊技機におい
て、画面分割後に、上流側の分割画面の下流側端部と、
下流側の分割画面の上流側端部とが対向する位置に配置
される。すなわち、上流側の分割画面と下流側の分割画
面とが見かけ上連結して配置されている。従って、請求
項3に記載した遊技機によれば、上流側の分割画面と下
流側の分割画面とが連結されていることを遊技者に認識
させ易く、しかも上流側の分割画面から下流側の分割画
面へ移動する図柄の動作が自然である。また、実質的な
連結箇所数を増やすことにより、上記分割画面の連結効
果を更に増幅することができる。
【0009】また、請求項4に記載した遊技機におい
て、上流側および下流側の分割画面における図柄の移動
方向が同一である。例えば、表示画面が上下2つに分割
された場合、上段の分割画面(上流側)、次いで下段の
分割画面(下流側)を移動する図柄は、いずれの分割画
面でも例えば右方向へ移動することとなる。従って、請
求項4に記載した遊技機によれば、遊技者は、上流側の
分割画面から下流側の分割画面に移動する図柄を目で追
い易い。
【0010】また、請求項5に記載した遊技機におい
て、分割画面間を移動する図柄は、特別図柄である。す
なわち、遊技者に有利な遊技状態を付与するのに関与す
る特別図柄が分割画面間を移動することとなる。これに
より、分割画面内の特別図柄の配列を種々変更させた表
示態様を実現することができる。例えば、パチンコ機に
おいて、所定の分割画面の特別図柄が別の分割画面に移
動することで、この別の分割画面に例えばリーチ状態や
大当たり図柄配列が形成される。これにより、リーチや
大当たりに対する遊技者の期待感を増幅させることがで
きる。従って、請求項5に記載した遊技機によれば、分
割画面間を移動する特別図柄によって画面表示に更なる
面白さを付加することができる。
【0011】請求項6に記載した遊技機において、表示
画面に複数の分割画面が形成され、所定の分割画面に表
示されている図柄が、別の分割画面へ移動することとな
る。そして、上流側の分割画面の下流側端部から移動し
た抽選表示用図柄が、下流側の分割画面の上流側端部か
ら出現し、下流側の分割画面の下流側端部から移動した
抽選表示用図柄が、前記上流側の分割画面の上流側端部
から出現する。この際、上流側および下流側の両分割画
面において、抽選表示用図柄の図柄配列が変更される可
能性がある。例えば、パチンコ機において、抽選表示用
図柄、例えば特別図柄によって、一旦はずれ図柄配列を
形成しても、分割画面の図柄配列が変更されることで、
分割画面に、例えばリーチ状態や大当たり図柄配列が形
成される可能性がある。従って、請求項6に記載した遊
技機によれば、遊技者の期待感を持続させ、高めること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1および
第2実施の形態のパチンコ機を図面に基づいて説明す
る。なお、本実施の形態では、パチンコ機の特別図柄表
示器の表示画面に表示される図柄の表示態様について説
明する。 〔第1実施の形態〕まず、第1実施の形態は、本発明を
いわゆる第1種パチンコ機に適用したものであって、図
1〜図12を参照しながら説明する。ここで、図1は第
1種パチンコ機の外観を示す正面図である。図2は拡大
して表した複合装置の正面図である。また、図3〜図1
2は、いずれも画面に表示される表示態様を示してい
る。
【0013】図1において、本発明の遊技機としてのパ
チンコ機10の遊技盤面12上には、複合装置14、第
1種始動口30、中ゲート32、大入賞口34、下部始
動口62、一般の入賞口等が適宜に配置されている。第
1種始動口30は始動口センサ56を有し、パチンコ球
が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球(賞品球)を払
い出す。中ゲート32はゲートセンサ54を有し、パチ
ンコ球が通過しても賞球を払い出さない。大入賞口34
は蓋66を有し、当該蓋66はソレノイド50によって
開閉される。また、大入賞口34はVゾーン52を有
し、そのVゾーン52はVゾーンセンサ48を有する。
大入賞口開放期間内にパチンコ球がVゾーン52に入賞
すると、大当たり遊技を所要回数(例えば16回)内で
継続することができる。上記大入賞口開放期間として
は、例えば大入賞口34にパチンコ球が10個入賞する
か、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早
いほうが該当する。さらに蓋66の下部には、第1種始
動口30と同等の機能を備えた下部始動口62を配置し
ている。下部始動口62は始動口センサ56と同様の機
能を備えた始動口センサ60を有する。
【0014】ここで、始動口センサ56,60は、それ
ぞれの始動口に入賞したパチンコ球を検出する。Vゾー
ンセンサ48はVゾーン52に入賞したパチンコ球を検
出する。ゲートセンサ54は中ゲート32を通過したパ
チンコ球を検出する。なお上記ゲートセンサ54、始動
口センサ56,60、Vゾーンセンサ48には、例えば
近接センサやマイクロスイッチ、光センサ(発光体と受
光体)等を用いる。
【0015】また、遊技盤面12には1個または複数個
の装飾ゲートを有し、この例では左ゲート26、右ゲー
ト27を有する。右ゲート27は普通図柄表示器27a
を有するが、左ゲート26は普通図柄表示器を有しな
い。普通図柄表示器27aは1個または複数個の発光体
(この例では2個のLED)を有し、当該発光体の点灯
・消灯が普通図柄となる。普通図柄は、例えば中ゲート
32にパチンコ球が通過したときに点滅が始まり、その
後に各発光体についてそれぞれ点灯または消灯する。そ
して、各発光体の点灯または消灯の態様に応じて(例え
ば2個のLEDのうち右側のLEDが点灯すると)、下
部始動口62の蓋を一定期間(例えば4秒間)だけ開放
する。
【0016】次に、図2を参照しながら複合装置14の
構成について説明する。図2に示すように、複合装置1
4には、天入賞口14a、特別図柄表示器20等が設け
られている。天入賞口14aは一般の入賞口の一つであ
る。特別図柄表示器20には、例えば液晶表示器を用い
る。特別図柄表示器20の表示画面21には特別図柄等
を表示する。なお、特別図柄として用いる図柄は、文字
(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等がある。ま
た、背景図柄には、例えば動画(映像、アニメーション
等)や静止画等がある。また、特別図柄表示器20は液
晶表示器以外に、CRT、LED表示器、プラズマ表示
器等のように特別図柄等が表示可能な表示器を用いても
よい。また、表示画面21の下方位置には、特別図柄用
の保留球ランプ28が表示されている。保留球ランプ2
8は、ほぼ水平状に並べて複数(例えば4個)設けら
れ、特別図柄の図柄変動中に第1種始動口30に入賞し
たパチンコ球の個数を表示する。
【0017】表示画面21は方形に形成され、後述する
所定のタイミングで表示画面21が2つの分割画面22
および23に分割されて表示されるように構成されてい
る。なお、分割前の表示画面21には3つの図柄表示列
(左図柄表示列110、中図柄表示列130、右図柄表
示列150)が形成されるように構成されている。ま
た、表示画面21の分割後において、分割画面22には
3つの図柄表示列(左図柄表示列110a、中図柄表示
列130a、右図柄表示列150a)が形成され、分割
画面23には3つの図柄表示列(左図柄表示列110
b、中図柄表示列130b、右図柄表示列150b)が
形成されるように構成されている。
【0018】そして、分割前の表示画面21においては
図柄表示列110,130,150に表示された特別図
柄の配列によって、また分割後の分割画面22,23に
おいては図柄表示列110a,130a,150aや図
柄表示列110b,130b,150bに表示された特
別図柄の配列によって、遊技者に大当たり遊技を付与す
る大当たりか否かを報知する。具体的には、表示画面2
1の分割前は、図柄表示列110,130,150に表
示された特別図柄によって大当たり図柄配列を形成した
場合が「大当たり」である。また、表示画面21の分割
後は、図柄表示列110a,130a,150aと図柄
表示列110b,130b,150bのうち、少なくと
も一方に表示された特別図柄によって大当たり図柄配列
を形成した場合が「大当たり」である。なお、図柄表示
列110,130,150,110a,130a,15
0a,110b,130b,150bに表示される特別
図柄は、例えばいずれも「0」〜「9」の計10種類で
ある。
【0019】次に、第1実施の形態の特別図柄表示器2
0の表示画面21に表示される態様について、図3〜図
12を参照しながら詳細に説明する。なお、これらの図
において、変動している図柄表示列を図中下向きの矢印
で示している。第1種始動口30にパチンコ球が入賞す
ると、特別図柄表示器20の表示画面21の3つの図柄
表示列110,130,150は、順変動方向(図2中
の矢印40方向)にほぼ一斉に変動(例えば、図柄が認
識できない程度の高速で)を開始する。そして、左図柄
表示列110、右図柄表示列150、中図柄表示列13
0の順で図柄の変動を停止する。なお、第1種始動口3
0にパチンコ球が入賞した際には、表示画面21の表示
態様を決定する各種の乱数が読み込まれる。そして、こ
の予め読み込まれた各種の乱数に基づいて、表示画面2
1の表示態様、例えば各図柄表示列の特別図柄の変動態
様や、表示画面21が分割画面22,23に分割される
か否か等が決定されるように構成されている。
【0020】そして、左図柄表示列110および右図柄
表示列150が変動を停止して、例えば、図3に示すよ
うにリーチ状態であることを示すリーチ図柄配列「7,
↓,7」が表示された後、中図柄表示列130に図柄
「7」が停止すると大当たり図柄配列となり、図柄
「7」以外が停止するとはずれ図柄配列となる。また、
このリーチ図柄配列「7,↓,7」が表示された後、通
常のリーチ状態よりも更に大当たり図柄配列を形成する
確率が高いこととなる第1の特別リーチ状態、いわゆる
スーパーリーチに発展する場合がある。この場合は、例
えば所定のキャラクタ等を表示させることによって、ス
ーパーリーチに発展することを報知する。そして、この
スーパーリーチになると、大当たり図柄配列が形成され
る期待度がスーパーリーチに発展する前よりもアップす
る。
【0021】本実施の形態では、通常のリーチ状態から
スーパーリーチ状態になると、予め読み込まれた乱数に
基づいた所定のタイミングで、図4に示すように初期画
面としての表示画面21が上段の分割画面22と下段の
分割画面23とに分割される。そして、分割画面22に
おける図柄表示列110a,130a,150aと、分
割画面23における図柄表示列110b,130b,1
50bには、いずれもリーチ図柄配列「7,↓,7」が
表示される。ここで、分割画面22と分割画面23のう
ち、少なくとも一方に大当たり図柄配列「7,7,7」
が形成されると、遊技者は大当たりが付与されたことを
認識することができる。
【0022】また、表示画面21が分割画面22と分割
画面23とに分割された後、例えば図5に示すように分
割画面22にキャラクタ70が表示されると、スーパー
リーチ(第1の特別リーチ状態)よりも更に大当たり図
柄配列を形成する確率が高いこととなる第2の特別リー
チ状態に発展する。この第2の特別リーチ状態におい
て、キャラクタ70は、例えば分割画面22の上流側端
部22aから下流側端部22b方向(白抜き矢印方向)
へ移動する。そして、図6に示すように、キャラクタ7
0は、分割画面22内の移動過程において下流側端部2
2bにさしかかると、分割画面22の下流側端部22b
から消えた部分が、今度は分割画面23の上流側端部2
3aから連続的に出現し、分割画面23内を分割画面2
2と同一方向(下流側端部23b側)へ移動する。すな
わち、このキャラクタ70は、分割画面22から分割画
面23へ移動する過程において、分割画面22の下流側
端部22bと分割画面23の上流側端部23aとに跨っ
て表示され、分割画面22の下流側端部22bと分割画
面23の上流側端部23aとが実質的に連結されている
かの如く動作する。この場合、実質的な連結箇所は1箇
所となる。この際、分割画面22および分割画面23に
おけるキャラクタ70の移動方向が同一であるため、遊
技者は移動するキャラクタ70を目で追い易い。なお、
分割画面22が本発明における上流側の分割画面に対応
しており、分割画面23が本発明における下流側の分割
画面に対応している。
【0023】そして、分割画面23の上流側端部23a
から下流側端部23b方向(白抜き矢印方向)へ移動す
るキャラクタ70が、例えば図7に示すように中図柄表
示列130bの変動を停止させ、捕まえた図柄が「7」
である場合は、分割画面23に大当たり図柄配列「7,
7,7」が表示される。そしてその後、図8に示すよう
に、初期画面としての表示画面21の表示に切り替り、
改めて表示画面21に大当たり図柄配列「7,7,7」
が表示される。これにより、遊技者は大当たりが付与さ
れたことを認識することができ、その後、遊技者は大当
たり遊技(遊技者に有利な遊技)を行うこととなる。
【0024】従って、第1の特別リーチ状態では表示画
面21を分割画面22と分割画面23とに分割させ、第
2の特別リーチ状態ではキャラクタ70を分割画面22
と分割画面23との間で移動させるため、分割画面同士
が実質的に連結されているように表現することができ、
分割前よりも横方向で2倍の画面広さを表現することが
できる。しかも遊技者に有利な特別リーチ状態であるこ
とを遊技者に認識させることができる。なお、このキャ
ラクタ70の移動方向、移動径路等は必要に応じて種々
変更可能であり、キャラクタ70が例えば分割画面23
に最初に出現した後、分割画面22へ移動する態様であ
ってもよい。
【0025】上記のように図3〜図8に示す図柄の変動
態様では、分割画面22と分割画面23との間でキャラ
クタ70が移動する場合について記載したが、キャラク
タ70のみならず各図柄表示列の特別図柄が分割画面2
2と分割画面23との間を移動するように構成すること
もできる。ここで、各図柄表示列の特別図柄が分割画面
22と分割画面23との間で移動する2つの態様につい
て、図9〜図12を参照しながら説明する。
【0026】まず1つ目の態様において、表示画面21
が分割画面22と分割画面23とに分割された状態か
ら、図柄表示列110a,130a,150aおよび図
柄表示列110b,130b,150bがそれぞれ変動
を開始し、各分割画面において各図柄表示列は特別図柄
の変動を一旦停止する。そして、図9に示すように、分
割画面22にはずれ図柄配列「6,3,7」を形成し、
分割画面23にはずれ図柄配列「5,2,7」を形成す
る。その後、キャラクタ72等の出現によって特別図柄
が移動することが報知されるとともに、キャラクタ72
は図柄「7」を下流側端部22bから分割画面22の表
示領域外へ押し出し、押し出された図柄「7」は分割画
面23の上流側端部23aから分割画面23の表示領域
内へ移動する。なお、元々図柄「7」が表示されていた
右図柄表示列150aには、「7」以外の図柄、例えば
図柄「8」が表示される。そして、図10に示すよう
に、分割画面23の左図柄表示列110bには、元々表
示されていた図柄「5」に替えて分割画面22の右図柄
表示列150aから移動してきた図柄「7」が表示され
る。
【0027】また、特別図柄(図柄「7」)およびキャ
ラクタ72は、分割画面22と分割画面23との間を移
動する過程において、分割画面22と分割画面23とに
跨って表示され、分割画面22の下流側端部22bと分
割画面23の上流側端部23aとが実質的に連結されて
いるかの如く動作する。この場合、実質的な連結箇所は
1箇所となる。この際、分割画面22および分割画面2
3におけるキャラクタ72と図柄「7」の移動方向が同
一であるため、遊技者は移動するキャラクタ72と図柄
「7」を目で追い易い。また、これに同期して、中図柄
表示列130bが変動を再開する。これにより、分割画
面23にリーチ図柄配列「7,↓,7」が表示される。
そして、最後に中図柄表示列130bが変動を停止して
図柄「7」が表示されると大当たり図柄配列となり、そ
うでない場合はずれ図柄配列となる。従って、本態様に
よれば、分割画面間を移動する図柄として特別図柄を用
いたため、分割画面22,23にはずれ図柄配列が形成
された場合でも、分割画面間において特別図柄が移動す
ることでリーチ図柄配列を形成することができ、大当た
り図柄配列に対する遊技者の期待感が高まる。
【0028】次に2つ目の態様において、1つ目の態様
と同様に、表示画面21が分割画面22と分割画面23
とに分割された状態から、図柄表示列110a,130
a,150aおよび図柄表示列110b,130b,1
50bがそれぞれ変動を開始し、各分割画面において各
図柄表示列は特別図柄の変動を一旦停止する。そして、
図11に示すように、分割画面22にはずれ図柄配列
「6,3,7」を形成し、分割画面23にはずれ図柄配
列「7,2,6」を形成する。その後、キャラクタ7
4,76等の出現によって特別図柄が移動することが報
知されるとともに、キャラクタ74は分割画面22のは
ずれ図柄配列「6,3,7」を下流側端部22b方向へ
移動させ、キャラクタ76は分割画面23のはずれ図柄
配列「7,2,6」を下流側端部23b方向へ移動させ
る。これにより、分割画面22の右図柄表示列150a
に表示されていた図柄「7」は、分割画面22の下流側
端部22bから押し出され、分割画面23の左図柄表示
列110bへ移動する。
【0029】また、分割画面23の右図柄表示列150
bに表示されていた図柄「6」は、分割画面23の下流
側端部23bから押し出され、分割画面22の左図柄表
示列110aへ移動する。また、特別図柄(図柄「6」
および「7」)は、分割画面22と分割画面23との間
を移動する過程において、分割画面22と分割画面23
とに跨って表示され、分割画面22の下流側端部22b
と分割画面23の上流側端部23a、および分割画面2
3の下流側端部23bと分割画面22の上流側端部22
aとが実質的に連結されているかの如く動作する。この
場合、実質的な連結箇所は2箇所となる。これにより、
分割画面22と分割画面23とが360°繋がっている
ように表現することができる。また、この際、分割画面
22および分割画面23におけるキャラクタ74,76
と特別図柄の移動方向が同一であるため、遊技者は移動
するキャラクタ74,76と特別図柄を目で追い易い。
そして、特別図柄の移動の終了に同期して、右図柄表示
列150aおよび右図柄表示列150bは変動を再開す
る。
【0030】而して、図12に示すように、分割画面2
2にはリーチ図柄配列「6,6,↓」が表示され、また
分割画面23にはリーチ図柄配列「7,7,↓」が表示
される。これにより、いわゆる、ダブルリーチが形成さ
れる。そして、最後に、右図柄表示列150aが変動を
停止して図柄「6」が表示されるか、あるいは右図柄表
示列150bが変動を停止して図柄「7」が表示される
と、大当たり図柄配列となり、そうでない場合はずれ図
柄配列となる。従って、本態様によれば、1つ目の態様
と同様の効果を奏するとともに、分割画面22と分割画
面23とが360°繋がっているように表現すること
で、画面表示の更なる面白さを実現することができる。
また、本態様によれば、分割画面22および23にダブ
ルリーチを形成するため、遊技者の期待感を持続させ、
高めることができる。なお、本態様では、分割画面間を
特別図柄が移動することでリーチ状態(ダブルリーチ)
が形成される場合について記載したが、分割画面間を特
別図柄が移動した後に、例えば、直接大当たり図柄配列
が形成される場合であってもよい。
【0031】以上のように、第1実施の形態のパチンコ
機によれば、予め読み込まれた乱数に基づいた所定のタ
イミングで表示画面21を分割画面22と分割画面23
とに分割し、キャラクタ70や特別図柄を分割画面22
と分割画面23との間で跨って移動させるため、分割画
面同士が実質的に連結された状態であるということを遊
技者に強く意識させることができ、画面表示に面白さを
もたらすことができる。また、第1実施の形態のパチン
コ機によれば、分割画面22および分割画面23におけ
るキャラクタ74と特別図柄の移動方向が同一であるた
め、遊技者は移動するキャラクタと特別図柄を目で追い
易い。また、第1実施の形態のパチンコ機によれば、特
別図柄を、分割画面22の下流側端部22bと分割画面
23の上流側端部23a、および分割画面23の下流側
端部23bと分割画面22の上流側端部22aとが実質
的に連結されているかの如く動作させることで、分割画
面22と分割画面23とが360°繋がっているように
表現することができる。また、第1実施の形態のパチン
コ機によれば、分割画面間を移動する図柄として、リー
チ状態や大当たり図柄配列の形成に関与する特別図柄を
用いたため、リーチや大当たりに対する遊技者の期待感
を増幅させることができる。また、表示画面21を分割
したり、分割画面間においてキャラクタ70や特別図柄
を移動させることによって、遊技者に有利な特別リーチ
状態(第1の特別リーチ状態や第2の特別リーチ状態)
であることを遊技者に認識させることができる。また、
第1実施の形態のパチンコ機によれば、一旦はずれ図柄
配列を形成しても、分割画面22および23にリーチ状
態(いわゆるダブルリーチ)を形成するため、遊技者の
期待感を持続させ、高めることができる。
【0032】〔第2実施の形態〕次に、第2実施の形態
は、第1実施の形態と同様に本発明を第1種パチンコ機
に適用したものであって、図13〜図20を参照しなが
ら説明する。ここで、図13〜図20は、いずれも画面
に表示される表示態様を示している。また、図13〜図
20において、図4〜図12に示す要素と同一の要素に
は同一の符号を付している。なお、パチンコ機10の主
な構成や処理手順等は第1実施の形態と同様であるの
で、第2実施の形態では第1実施の形態と異なる画面の
表示態様についてのみ説明する。
【0033】第1実施の形態と同様に第1種始動口30
にパチンコ球が入賞すると、表示画面21の表示態様を
決定する各種の乱数が読み込まれ、この乱数に基づいて
表示画面21の3つの図柄表示列110,130,15
0は、順変動方向(図2中の矢印40方向)にほぼ一斉
に変動(例えば、図柄が認識できない程度の高速で)を
開始する。そして、左図柄表示列110および右図柄表
示列150が変動を停止して、例えば、図3に示すよう
なリーチ図柄配列「7,↓,7」が表示された後、通常
のリーチ状態よりも更に大当たり図柄配列を形成する確
率が高いこととなる第1の特別リーチ状態、いわゆるス
ーパーリーチに発展する場合は、予め読み込まれた乱数
に基づいた所定のタイミングで初期画面としての表示画
面21が4つの分割画面22〜25に分割される。そし
て、図13に示すように、分割画面22における図柄表
示列110a,130a,150a、分割画面23にお
ける図柄表示列110b,130b,150b、分割画
面24における図柄表示列110c,130c,150
c、分割画面25における図柄表示列110d,130
d,150dには、いずれもリーチ図柄配列「7,↓,
7」が表示される。ここで、分割画面22〜25のう
ち、少なくとも1つに大当たり図柄配列「7,7,7」
を形成すると、遊技者は大当たりが付与されたことを認
識することができ、その後、遊技者は大当たり遊技(遊
技者に有利な遊技)を行うこととなる。
【0034】また、中図柄表示列130a〜130dが
変動を停止して、分割画面22〜25のいずれにもはず
れ図柄配列が形成された場合でも、一旦停止した中図柄
表示列130a〜130dの特別図柄が後述するような
移動を開始することで、スーパーリーチ状態(第1の特
別リーチ状態)よりも更に大当たり図柄配列を形成する
確率が高いこととなる第2の特別リーチ状態に発展す
る。本実施の形態では、まず図14に示すように、分割
画面22の中図柄表示列130aに図柄「1」が、分割
画面23の中図柄表示列130bに図柄「2」が、分割
画面24の中図柄表示列130cに図柄「3」が、分割
画面25の中図柄表示列130dに図柄「4」が、例え
ば他の左図柄表示列や右図柄表示列の図柄よりも大きく
表示される。
【0035】そして、この第2の特別リーチ状態におい
て、中図柄表示列130a〜130dに表示された図柄
は、図15中の矢印で示すような径路(図中の右まわり
方向)で移動を開始する。例えば、分割画面22におい
て、中図柄表示列130aの図柄は上流側端部22aか
ら出現し、中図柄表示列130aを矢印方向へ移動し、
下流側端部22bから消えていく。また、分割画面23
において、中図柄表示列130bの図柄は上流側端部2
3aから出現し、中図柄表示列130bを矢印方向へ移
動し、下流側端部23bから分割画面22方向へ移動し
ていく。また、分割画面24において、中図柄表示列1
30cの図柄は上流側端部24aから出現し、中図柄表
示列130cを矢印方向へ移動し、下流側端部24bか
ら分割画面23方向へ移動していく。また、分割画面2
5において、中図柄表示列130dの図柄は上流側端部
25aから出現し、中図柄表示列130dを矢印方向へ
移動し、下流側端部25bから分割画面24方向へ移動
していく。すなわち、分割画面22の上流側端部22a
は分割画面23の下流側端部23bと対向しており、分
割画面23の上流側端部23aは分割画面24の下流側
端部24bと対向しており、分割画面24の上流側端部
24aは分割画面25の下流側端部25bと対向してい
る。
【0036】なお、中図柄表示列130a〜130dを
移動する特別図柄は、分割画面22〜25の間を移動す
る過程において、隣接する分割画面に跨って表示され、
分割画面22の上流側端部22aと分割画面23の下流
側端部23b、分割画面23の上流側端部23aと分割
画面22の下流側端部22b、および分割画面24の上
流側端部24aと分割画面25の下流側端部25bとが
実質的に連結されているかの如く動作する。この場合、
実質的な連結箇所は3箇所となる。これにより、分割画
面25⇔分割画面24⇔分割画面23⇔分割画面22が
連続して繋がっているように表現することができる。こ
の際、中図柄表示列130a〜130dを移動する図柄
は、例えば「0」〜「9」の計10種類であって、
「1」→「2」→「3」→…→「9」→「0」→「1」
の順で移動していく。
【0037】また、本実施の形態では、表示画面21を
4つの分割画面22〜25に分割したうえで、中図柄表
示列130a〜130dに表示される特別図柄を分割画
面22〜25間において移動させることで、分割画面2
2〜25を1つに組み合わせた組合せ画面(表示画面2
1に対応している)が形成されたかの如く表示すること
ができる。すなわち、一旦分割されて小さくなった分割
画面22〜25を初期画面に相当する形に組み合わせる
ことで、組合せ画面を大きく見せることができる(疑似
的効果)。従って、表示画面21の分割や、分割後の分
割画面の組合せにより、画面表示に更なる面白さを付加
することができる。
【0038】その後、中図柄表示列130a〜130d
が変動を停止して、その結果中図柄表示列130a〜1
30dのいずれかに図柄「7」が表示されると、大当た
り図柄配列「7,7,7」となり、遊技者は大当たりが
付与されたことを認識することができる。本実施の形態
では、図16に示すように、分割画面22の中図柄表示
列130aに図柄「7」が表示され、分割画面22に大
当たり図柄配列「7,7,7」が表示されている。この
ように、全ての各分割画面にリーチ図柄配列「7,↓,
7」が表示されるように構成したため、1つの図柄
「7」が中図柄表示列130a〜130dを1回移動す
る過程において、大当たり図柄配列を形成するチャンス
が計4回生じることとなる。なお、この中図柄表示列1
30a〜130dの特別図柄の移動方向、移動径路等は
必要に応じて種々変更可能である。
【0039】上記のように図13,14に示す図柄の変
動態様では、表示画面21が分割画面22〜25に分割
された際に、図3に示すリーチ図柄配列「7,↓,7」
が全ての分割画面22〜25に表示される場合について
記載したが、分割画面22〜25に表示される態様は、
必要に応じて種々変更可能である。ここで、他の2つの
態様について、図17〜図20を参照しながら説明す
る。
【0040】まず1つ目の態様において、表示画面21
に図3に示すリーチ図柄配列「7,↓,7」が表示され
た後、スーパーリーチ(第1の特別リーチ状態)に発展
すると、分割画面22〜25に全て異なるリーチ図柄配
列が表示される。例えば、分割画面22にリーチ図柄配
列「7,↓,7」が表示され、分割画面23にリーチ図
柄配列「5,↓,5」が表示され、分割画面24にリー
チ図柄配列「3,↓,3」が表示され、分割画面25に
リーチ図柄配列「1,↓,1」が表示される。そして、
分割画面22〜24のいずれにも大当たり図柄配列を形
成せず、更に第2の特別リーチ状態に発展すると、一旦
停止した中図柄表示列130a〜130dの特別図柄
は、図17中の矢印で示すような径路(図中の右まわり
方向)の移動を開始する。
【0041】その後、中図柄表示列130a〜130d
が変動を停止して、その結果分割画面22〜25のいず
れかに大当たり図柄配列が表示されると、遊技者は大当
たりが付与されたことを認識することができる。なお、
この態様では、図18に示すように、分割画面23の中
図柄表示列130bに図柄「5」が表示され、分割画面
23に大当たり図柄配列「5,5,5」が表示されてい
る。このように、本態様では、中図柄表示列130a〜
130dに奇数のみのリーチ図柄配列が表示されるよう
に構成したため、例えば、奇数図柄が3つ揃って大当た
り図柄配列を形成すると、大当たり遊技に加え更なる付
加特典である確率変動遊技が付与されるように設定され
ている場合は、確率変動に対する遊技者の期待感が高ま
る。
【0042】次に2つ目の態様において、表示画面21
に図3に示すリーチ図柄配列「7,↓,7」が表示され
た後、スーパーリーチ(第1の特別リーチ状態)に発展
すると、分割画面22〜25に全て異なるリーチ図柄配
列が表示される。例えば、分割画面22にリーチ図柄配
列「5,↓,5」が表示され、分割画面23にリーチ図
柄配列「6,↓,6」が表示され、分割画面24にリー
チ図柄配列「7,↓,7」が表示され、分割画面25に
リーチ図柄配列「8,↓,8」が表示される。そして、
分割画面22〜24のいずれにも大当たり図柄配列を形
成せず、更に第2の特別リーチ状態に発展すると、一旦
停止した中図柄表示列130a〜130dの特別図柄
は、図19中の矢印で示すような径路(図中の右まわり
方向)の移動を開始する。
【0043】その後、中図柄表示列130a〜130d
が変動を停止して、その結果分割画面22〜25のいず
れかに大当たり図柄配列が表示されると、遊技者は大当
たりが付与されたことを認識することができる。なお、
この態様では、例えば、分割画面22〜25に形成され
たリーチ図柄配列を構成する図柄と、中図柄表示列13
0a〜130dを移動する図柄の配列との関係によっ
て、分割画面のいずれか1つに同じ図柄が3つ揃うと、
全ての分割画面22〜25に同じ図柄が揃うように構成
されている。例えば、図20に示すように、分割画面2
2に大当たり図柄配列「5,5,5」が形成され、分割
画面23に大当たり図柄配列「6,6,6」が形成さ
れ、分割画面24に大当たり図柄配列「7,7,7」が
形成され、分割画面25に大当たり図柄配列「8,8,
8」が形成される。そして、このような場合に、大当た
り遊技に加え更なる付加特典である確率変動遊技が付与
されるように設定されている場合は、確率変動に対する
遊技者の期待感が高まる。
【0044】以上のように、第2実施の形態のパチンコ
機によれば、第1実施の形態と同様に、予め読み込まれ
た乱数に基づいた所定のタイミングで表示画面21を分
割し、特別図柄を分割画面間で跨って移動させるため、
分割画面同士が実質的に連結された状態であるというこ
とを遊技者に強く意識させることができ、画面表示に面
白さをもたらすことができるという効果を奏する。ま
た、第2実施の形態のパチンコ機によれば、画面分割後
に、上流側の分割画面の下流側端部と、下流側の分割画
面の上流側端部とが対向する位置に配置されるため、上
流側の分割画面と下流側の分割画面とが連結されている
ことを遊技者に認識させ易く、しかも上流側の分割画面
から下流側の分割画面へ移動する図柄の動作が自然であ
る。そのうえ、特別図柄を、分割画面22の上流側端部
22aと分割画面23の下流側端部23b、分割画面2
3の上流側端部23aと分割画面22の下流側端部22
b、および分割画面24の上流側端部24aと分割画面
25の下流側端部25bとが実質的に連結されているか
の如く動作させることで、分割画面25⇔分割画面24
⇔分割画面23⇔分割画面22が連続して繋がっている
ように表現することができる。また、第2実施の形態の
パチンコ機によれば、分割画面間を移動する図柄とし
て、リーチ状態や大当たり図柄配列の形成に関与する特
別図柄を用いたため、リーチや大当たりに対する遊技者
の期待感を増幅させることができる。また、表示画面2
1を分割したり、中図柄表示列130a〜130dにお
いて特別図柄を移動させることによって、遊技者に有利
な特別リーチ状態(第1の特別リーチ状態や第2の特別
リーチ状態)であることを遊技者に認識させることがで
きる。また、第2実施の形態のパチンコ機によれば、一
旦分割されて小さくなった分割画面22〜25を初期画
面に相当する形に組み合わせることで、組合せ画面を大
きく見せることができるため、画面表示に更なる面白さ
を付加することができる。
【0045】なお、本実施の形態では、分割画面は共に
通常の抽選表示用画面と同等の画面(表示画面21)と
したが、分割画面は通常の抽選表示用画面とは異なる画
面、例えば演出用の画面であってもよい。このような演
出用の画面を設けて、通常の抽選表示用画面に用いる抽
選表示用図柄(例えば、特別図柄)とは異なる図柄を用
いて表示を行い、その表示結果に応じて、遊技者に有利
な遊技状態が付与されるものであっても、本発明の効果
は十分に発揮されるものである。
【0046】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機
(遊技機)において、他の部分の構造、形状、材質、個
数、配置及び動作条件等については、上記実施の形態に
限定されるものでなく、必要に応じて種々変更可能であ
る。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実
施することもできる。
【0047】(A)上記実施の形態では、キャラクタや
特別図柄が分割画面間を移動する過程において、キャラ
クタや特別図柄が分割画面に跨って表示される場合につ
いて記載したが、キャラクタや特別図柄等が分割画面間
を移動する態様はこれに限定されず、例えば、キャラク
タや特別図柄が分割画面間を瞬間的に移動する態様であ
ってもよい。
【0048】(B)また、表示画面21は、第1実施の
形態では2つの分割画面22,23に分割され、第2実
施の形態では4つの分割画面22〜25に分割される場
合について記載したが、表示画面21の分割数、分割パ
ターン等はこれに限定されず必要に応じて種々変更可能
である。例えば、表示画面21が図21や図22に示す
ような分割画面22,23に分割される場合であっても
よい。すなわち、分割画面の配置は、上下方向や左右方
向に限らず、斜め方向等であってもよい。
【0049】(C)また、上記実施の形態では、分割画
面間をキャラクタや特別図柄が移動する場合について記
載したが、分割画面間を移動する図柄はこれらに限定さ
れず、必要に応じて選択可能である。例えば、分割画面
間を背景図柄が移動する場合であってもよい。
【0050】(D)また、上記実施の形態では、所定の
タイミングで表示画面21が複数の分割画面に分割され
る場合について記載したが、表示画面21が最初から複
数の分割画面に分割されている場合であってもよい。ま
た、最初から複数に分割されている分割画面が、所定の
タイミングで更に多数の分割画面に分割される態様であ
ってもよい。
【0051】(E)また、上記実施の形態では、例えば
図柄「7」がライン上に3つ揃った場合を大当たり図柄
配列としたが、大当たり図柄配列はこれに限定されず、
異なる図柄が揃った場合であってもよい。例えば、図柄
「1」,「2」,「3」がライン上に揃った場合を大当
たり図柄配列としてもよい。
【0052】(F)また、上記実施の形態では、第1種
のパチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代え
て、第1種パチンコ機以外の遊技機(例えば第3種パチ
ンコ機、スロットマシン、アレンジボール機、テレビゲ
ーム機等)であって図柄を変動して表示する表示画面を
有するものについても同様に本発明を適用することがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画面に図柄を変動させて表示する遊技機において、
画面表示による演出効果を高めることができる技術を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】複合装置を拡大して表した正面図である。
【図3】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図4】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図5】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図6】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図7】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図8】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図9】第1実施の形態の画面に表示される表示態様を
示す図である。
【図10】第1実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図11】第1実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図12】第1実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図13】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図14】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図15】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図16】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図17】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図18】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図19】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図20】第2実施の形態の画面に表示される表示態様
を示す図である。
【図21】表示画面の他の分割パターンを示す図であ
る。
【図22】表示画面の他の分割パターンを示す図であ
る。
【図23】表示画面の他の分割パターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
10…パチンコ機(遊技機) 14…複合装置 20…特別図柄表示器 21…表示画面 22〜25…分割画面 22a〜25a…上流側端部 22b〜25b…下流側端部 30…第1種始動口 34…大入賞口 70,72,74,76…キャラクタ 110,110a〜110d…左図柄表示列 130,130a〜130d…中図柄表示列 150,150a〜150d…右図柄表示列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面に抽選表示用図柄を変動表示さ
    せ、前記抽選表示用図柄によって前記表示画面に予め定
    められた停止態様が表示されると遊技者に有利な遊技状
    態が付与される遊技機において、 前記表示画面を複数の分割画面に分割し、前記分割画面
    において、図柄を分割画面間を移動させて表示するよう
    に構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機であって、 前記図柄が移動する方向に対して上流側の分割画面の下
    流側端部から、下流側の分割画面の上流側端部へ移動す
    る図柄は、これら両分割画面に跨って表示されるように
    構成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機であ
    って、 前記上流側の分割画面の下流側端部と、前記下流側の分
    割画面の上流側端部とが対向する位置に配置されるよう
    に構成されていることを特徴する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載した遊技
    機であって、 前記上流側および下流側の分割画面において、前記図柄
    の移動方向が同一となるように構成されていることを特
    徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載した遊技
    機であって、 分割画面間を移動する図柄は、特別図柄であることを特
    徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 表示画面に抽選表示用図柄を変動表示さ
    せ、前記抽選表示用図柄の配列によって前記表示画面に
    予め定められた停止態様が表示されると遊技者に有利な
    遊技状態が付与される遊技機において、 前記表示画面を複数の分割画面に分割し、前記分割画面
    において、前記抽選表示用図柄を分割画面間を移動させ
    て表示するように構成されており、 しかも、前記抽選表示用図柄が移動する方向に対して上
    流側の分割画面の下流側端部から移動した抽選表示用図
    柄が、下流側の分割画面の上流側端部から出現し、該下
    流側の分割画面の下流側端部から移動した抽選表示用図
    柄が、前記上流側の分割画面の上流側端部から出現し
    て、前記上流側および下流側の両分割画面において、抽
    選表示用図柄の図柄配列を変更可能に構成されているこ
    とを特徴とする遊技機。
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