JP2002061737A - 駆動装置用油の加熱手段 - Google Patents

駆動装置用油の加熱手段

Info

Publication number
JP2002061737A
JP2002061737A JP2000251904A JP2000251904A JP2002061737A JP 2002061737 A JP2002061737 A JP 2002061737A JP 2000251904 A JP2000251904 A JP 2000251904A JP 2000251904 A JP2000251904 A JP 2000251904A JP 2002061737 A JP2002061737 A JP 2002061737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
temperature
driving device
coolant
atf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000251904A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000251904A priority Critical patent/JP2002061737A/ja
Publication of JP2002061737A publication Critical patent/JP2002061737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でかつ暖機効率の高い駆動装置用油の加
熱手段を提供する。 【解決手段】 変速機18を備える車両用駆動装置10
において、冷却液配管34には、冷却液と変速機用流体
(ATF)との熱交換を行うための熱交換器44が設け
られ、ATFの温度が所定温度より低く、かつ冷却液温
度がATFの温度より所定値以上高い場合に、熱交換器
44を介して冷却液によりATFを加熱する。また、第
2蓄熱タンク46の温度が所定値より高い場合には、2
蓄熱タンク46によりATFを加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用駆動装置の
変速機に使用される変速機用流体等の駆動装置用油の加
熱手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの車両用駆動装置は、原動機の回転
速度を適切な回転速度に変換し、車両を駆動するのに適
した回転速度とする変速機を含んでいる。変速機は歯車
などの動力伝達機構を含み、これらの潤滑を行うための
流体が変速機内部に入っている。この潤滑用の流体は、
冬季等でその温度が低い時に粘度が高くなるために、変
速機内の運動部分の抵抗となり、車両用駆動装置の摩擦
損失を増加させる。したがって、早期に変速機の暖機を
行うことにより駆動装置の伝達効率を改善することがで
きる。
【0003】また、前記変速機の一つとして、トルクコ
ンバータと歯車変速機を組み合わせた自動変速機が知ら
れている。この自動変速機においては、トルクコンバー
タ内で動力伝達を行う作動流体、歯車変速機において変
速段を選択するためのクラッチやブレーキの動作の制御
を行う作動流体、さらに前記潤滑用の流体は、共用され
ている。前記クラッチ、ブレーキなどの動作の応答性、
これらに用いられる摩擦材などの特性なども流体が低温
時においては、所定の特性を得ることができないという
問題があった。
【0004】このように、変速機を早期に暖機を行うこ
とが効率上、望ましい。特に、自動変速機においては、
トルクコンバータの作動流体、クラッチ等の作動流体、
潤滑用流体が共用されており、この多量の流体を早期に
常用温度へと暖めることが望まれていた。
【0005】このような自動変速機の作動流体を加熱す
る例としては、例えば特開平8−246873号公報
に、前回内燃機関を運転したときに、その暖まった冷却
水を貯蓄しておき、始動時にこの冷却水によって作動流
体を暖める装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の作
動流体を暖める装置においては、予め内燃機関の冷却水
を貯蓄しておくので、十分な温度調整を行うためには、
多量の冷却水が必要となり、装置が大型化し、高コスト
になるという問題があった。
【0007】また、作動流体を早期に加熱するために、
暖機効率を向上させる必要もあった。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、小型でかつ暖機効率の高い駆
動装置用油の加熱手段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両用駆動装置に使用される駆動装置用
油の加熱手段であって、駆動装置用油と原動機の冷却液
との熱交換を行うための熱交換器を備え、駆動装置用油
と冷却液との温度差に基づき、熱交換器への駆動装置用
油と冷却液の流れを切り換え、駆動装置用油を加熱する
ことを特徴とする。
【0010】また、車両用駆動装置に使用される駆動装
置用油の加熱手段であって、駆動装置用油と原動機の冷
却液との熱交換を行うための熱交換器と、駆動装置用油
の温度を上昇させるための蓄熱手段と、を備え、蓄熱手
段の温度が所定値より低い場合に、熱交換器を介して冷
却液により駆動装置用油を加熱することを特徴とする。
【0011】また、車両用駆動装置に使用される駆動装
置用油の加熱手段であって、駆動装置用油と原動機の冷
却液との熱交換を行うための熱交換器を備え、駆動装置
用油の加熱が必要な場合は、原動機の冷却液の循環時設
定温度範囲の上限を所定値上げることを特徴とする。
【0012】また、車両用駆動装置に使用される駆動装
置用油の加熱手段であって、駆動装置用油と原動機の冷
却液との熱交換を行うための熱交換器を備え、駆動装置
用油の加熱が必要な場合は、冷却液温度を上昇させるた
め、原動機の暖機状態を変更することを特徴とする。
【0013】また、上記駆動装置用油の加熱手段におい
て、原動機の暖機状態の変更は、ファーストアイドル回
転数を上げることであることを特徴とする。
【0014】また、車両用駆動装置に使用される駆動装
置用油の加熱手段であって、駆動装置用油と原動機の冷
却液との熱交換を行うための熱交換器を備え、駆動装置
用油の加熱が必要な場合は、原動機の冷却液の温度を上
昇させるための蓄熱手段により冷却液を加熱することを
特徴とする。
【0015】また、上記駆動装置用油の加熱手段におい
て、原動機の冷却液の温度を上昇させるための蓄熱手段
の温度が所定値以上の場合のみ熱交換器に駆動装置用油
を流すことを特徴とする。
【0016】また、上記いずれかの駆動装置用油の加熱
手段は、車両が走行を開始した時のみ動作することを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0018】図1には、本実施形態にかかる車両用駆動
装置10の概略構成が示されている。本車両用駆動装置
10は、原動機として液冷の内燃機関12と回転電機1
4とを有している。内燃機関12と回転電機14の動力
軸は、クラッチ16により接続、切断可能となってい
る。回転電機14は、運転者の要求する出力が低いと
き、すなわちアクセルの操作量が少ないときや、内燃機
関の効率が悪い低速走行時など、不図示のバッテリから
電力が供給されて、電動機として機能し、車両を駆動す
る。また、回転電機14は、車両制動時やバッテリの蓄
電量が低下したとき、車両の慣性または内燃機関12に
よって駆動され、発電機として機能し、バッテリへの充
電を行う。クラッチ16は、例えば、回転電機14のみ
で車両を駆動している際に切断状態とされ、内燃機関1
2のポンプ損失、摩擦損失などの発生を抑える。
【0019】内燃機関12または回転電機14の出力
は、自動変速機18に送られる。自動変速機18は、流
体伝動機構、変速機構、制御機構を含む。本実施形態に
おいて、流体伝動機構はトルクコンバータ20であり、
好適には直結機能を有するものである。また、変速機構
は、複数の遊星歯車機構を含む歯車変速機部22であ
り、この歯車変速機部22は、また各遊星歯車機構の各
要素の動きを拘束するクラッチ、ブレーキを含む。これ
らのクラッチおよびブレーキは、制御機構としての流体
圧制御部24からの作動流体の選択的供給によって制御
される。歯車変速機部22の出力は、推進軸26により
駆動輪に向けて伝達される。前述のトルクコンバータ2
0の直結機能は、トルクコンバータの入出力を、流体を
介さずに機械的に結合する直結クラッチを設けることに
より達成される。
【0020】なお、本発明にかかる駆動装置用油の加熱
手段は、自動変速機に限らず、手動切り換え式の変速機
にも適用可能である。
【0021】内燃機関12の動力軸には、さらに伝動機
構28を介して補機回転電機30が結合されている。伝
動機構28は、ベルト、チェーンなどの無端可撓部材ま
たは歯車列などとすることができる。補機回転電機30
は、内燃機関12の運転時は発電機と機能し、内燃機関
補機や車両の電装品などに電力を供給する補機バッテリ
(不図示)に充電を行い、また前記電装品などに直接電
力を供給する。また、補機回転電機30は、内燃機関1
2の始動の際には、補機バッテリからの電力を受け電動
機として機能する。
【0022】内燃機関12の冷却液は、内燃機関12と
第1蓄熱タンク42、熱交換器44、ラジエータ32お
よびこれらを結ぶ冷却液配管34により形成された冷却
回路内を流れる。通常運転時において内燃機関12で発
生する熱は、冷却液によりラジエータ32へ運ばれ、こ
こから大気中に放散される。また、通常運転時には、冷
却液の温度が、ほぼ80℃に管理されているので、この
熱を第1蓄熱タンク42に蓄えておき、後述するよう
に、変速機用流体の加熱に使用する。第1蓄熱タンク4
2は、内部に潜熱材あるいは熱容量材を収容した構成で
もよいし、高温の冷却液を蓄える構成でもよい。潜熱材
あるいは熱容量材を使用した場合には、高温の冷却液を
蓄える場合に比べて、装置を小型化することができる。
【0023】自動変速機18においては、この自動変速
機18全体の潤滑流体、トルクコンバータ20の動力伝
達を媒介する作動流体および歯車変速機部22内のクラ
ッチ、ブレーキを動作させる作動流体は、共通の流体が
用いられている。以下、この変速機用流体をATF(Au
tomatic Transmission Fluid)と記す。ATFは、歯車
変速機部22に内蔵された油圧ポンプ36により、流体
圧制御部24を介して自動変速機18の各部に供給され
る。また、ATFの一部は、油圧配管38により、第2
蓄熱タンク46を介して上記熱交換器44に送られ、こ
こで冷却液との間で熱交換が行われ、再び自動変速機1
8のオイルパン内に戻ってくる。
【0024】通常運転時においては、ATFは高温とな
っているので、この熱を第2蓄熱タンク46に蓄えてお
き、後述するように、ATFの加熱に使用することがで
きる。また、高温のATFは、熱交換器44にて冷却液
と熱交換し、所定温度に冷却される。なお、ATFの温
度が低く、第2蓄熱タンク46への熱の蓄積ができない
ときは、ATFの流路を切り換え弁68、70により第
2蓄熱タンクバイパス回路48に切り換え、第2蓄熱タ
ンク46をバイパスすることもできる。これにより、第
2蓄熱タンク46内の温度が低下することを防止でき
る。
【0025】油圧ポンプ36は、トルクコンバータ20
のポンプ側、すなわち内燃機関12または回転電機14
により駆動されている。したがって、車両用駆動装置1
0が停止しているとき、または回転電機14のみで走行
中であって車両が極低速または停止しているときなど、
油圧ポンプ36の吐出量が十分確保できない場合があ
る。このような場合のために、本車両用駆動装置10に
おいては、電動式の補助ポンプ40を備えている。補助
ポンプ40の動作は、後述する制御部が車両の走行状態
に応じて制御を行う。
【0026】以上のような構成において、車両の走行開
始直後等ATFの温度が低い場合には、ATFと冷却液
との温度差に基づいて、熱交換器44へのATFと冷却
液の流れを切り換え、ATFの加熱を行うことができ
る。すなわち、冷却液の温度がATFの温度より所定値
以上高い時に、熱交換器44を介して冷却液によりAT
Fを加熱する。この場合、熱交換器44からラジエータ
32への流れを止め、ラジエータバイパス回路50によ
り、第1蓄熱タンク42及び熱交換器44と内燃機関1
2との間で冷却液を循環させるのが好適である。これに
より、ラジエータ32による冷却液の温度低下を防止で
きる。
【0027】冷却液の温度は、通常80℃程度に管理さ
れているが、上記の場合には、この冷却液の循環時設定
温度範囲の上限を所定値だけ、例えば10℃程度上げて
おく。このように制御することにより、冷却液の温度が
ATFの温度より所定値以上高い状態に早期に到達させ
ることができる。
【0028】なお、第2蓄熱タンク46に十分な熱があ
れば、熱交換器44にて冷却液と熱交換する必要はな
く、第2蓄熱タンク46の熱でATFを加熱すればよ
い。この場合、ATFの加熱は、ATFを第2蓄熱タン
ク46に通過させることによって行う。従って、熱交換
器44を介して冷却液によりATFを加熱するのは、第
2蓄熱タンク46の温度が所定値より低い場合である。
さらに、熱交換器44及び第2蓄熱タンク46を併用す
れば、より早くATF温度を上昇させることができる。
【0029】また、冷却液の温度を早期に上昇させる方
法としては、上記の他、内燃機関12の暖機状態を変更
することも好適である。具体的には、例えば、内燃機関
12のファーストアイドル回転数を上げること等が考え
られる。
【0030】さらに、上述したように通常運転時に第1
蓄熱タンク42に蓄えられた熱あるいは高温の冷却液で
内燃機関12を循環する冷却液を加熱することもでき
る。この場合、第1蓄熱タンク42の温度が低いとAT
Fを加熱することはできないので、第1蓄熱タンク42
の温度が所定値以上の場合のみ熱交換器44にATFを
流すようにするのが好適である。ATFを熱交換器44
に流さない場合には、切り換え弁72、74によりAT
F流路を熱交換器バイパス回路76に切り換え、熱交換
器44をバイパスすればよい。
【0031】なお、ATFの温度を上昇させる目的は、
車両走行時の変速機効率を向上させるためである。従っ
て、ATFの加熱は、車両が走行を開始した時に行えば
よい。このため、本発明にかかる変速機用流体の加熱手
段は、車両が走行を開始した時のみ動作する構成となっ
ている。この動作制御は、後述の制御部52により実効
される。これにより、第1蓄熱タンク42及び第2蓄熱
タンク46に蓄えられた熱を無駄に消費しないで済むと
いう効果も得られる。
【0032】以上に述べた方法は、いずれも内燃機関1
2の冷却液または第2蓄熱タンク46によりATFを加
熱するものであったが、これ以外に、変速機18の動作
特性を暖機促進運転とすることによりATFの温度を上
昇させることもできる。暖機促進運転とは、自動変速機
18の動作特性を、ロックアップまたはロックアップス
リップを禁止する、あるいはロックアップまたはロック
アップスリップ領域を変更する、あるいはニュートラル
制御を禁止する、あるいは潤滑圧を上げる、あるいはト
ルクコンバータの圧力を上げるように設定し、ATFの
温度を早期に上昇させる運転モードである。暖機促進運
転は、トルクコンバータ内において強制的にスリップを
生じさせ、ATFの温度を上昇させるものであり、AT
Fの温度が内燃機関12の暖機を行うために必要な所定
温度より低い場合に行われる。この暖機促進運転の設定
は、後述する制御部52により行われる。
【0033】なお、ATFの温度が高い場合には、油圧
配管38から切り換え弁78、80により分岐したヒー
タコア82に導入し、ATFの熱で室内暖房を行うこと
もできる。
【0034】図2には、上記第2蓄熱タンク46の構造
図が示される。図2において、第2蓄熱タンク46は断
熱材84で覆われており、この中に潜熱材または熱容量
材で構成された蓄熱材86が収容されている。また、蓄
熱材86の中には熱交換パイプ88が形成されている。
ATFは、油圧配管38から入口90を介して熱交換パ
イプ88中を流れ、蓄熱材86と熱交換した後に出口9
2から油圧配管38に出て行く。
【0035】上記蓄熱材86として使用される潜熱材
は、例えば炭化水素、包接化合物、無機塩水和物、無機
塩共融混合物等がある。また、熱容量材としては、例え
ば水等のATFより熱容量が大きい材料が使用される。
このように、第2蓄熱タンク46に潜熱材または熱容量
材を使用することにより、高温のATFを蓄える場合に
比べて、装置を小型化することができる。
【0036】第2蓄熱タンク46に蓄熱するには、通常
運転時等でATFの温度が高い時にATFを第2蓄熱タ
ンク46に通し、蓄熱材86に熱を溜めておく。その
後、次回車両を最初に発進する時等、ATFを加熱する
必要がある場合に、ATFを第2蓄熱タンク46に通
し、上記蓄熱材86に溜められた熱によりATFの温度
を上昇させる。なお、上述のように蓄熱材86に熱を溜
めておく間、すなわち内燃機関12が停止されて車両が
長期停車されている間等には、第2蓄熱タンク46の入
口90、出口92を閉としておくことが好適である。蓄
熱材86に溜められた熱が逃げにくくなるからである。
【0037】次に図1に戻って、車両用駆動装置10の
運転状態を含む車両の走行状態は、車両各部に設けられ
た各種センサの出力信号および制御部52の演算により
検出される。車両の走行速度は、推進軸26や車輪など
に設けられた車速センサ54の出力信号に基づき制御部
52により算出される。自動変速機18内の温度を代表
するATFの温度は、流体圧制御部24に設けられた変
速機温度センサ56の出力信号に基づき制御部52によ
り算出される。また、第1蓄熱タンク44内の冷却液及
び第2蓄熱タンク46内のATFの温度は、これらに設
けられた第1蓄熱タンク温度センサ58及び第2蓄熱タ
ンク温度センサ59の出力信号に基づき制御部52によ
り算出される。
【0038】また、シフトレバーなどにより選択された
自動変速機18の制御ポジションおよび制御モードを検
出するシフト位置センサ60からの出力信号も制御部5
2に入力する。自動変速機18の制御ポジションは、例
えば、前進の各変速段から適切な段が自動的に選択され
るDポジション、限定された変速段から適切なものが選
択される2ポジション、Lポジションなどがある。ま
た、歯車変速機部22を動力を伝達しない中立状態とす
るNポジション、後退を選択するRポジション、歯車変
速機部22の出力側を機械的にロックし、車両が動かな
いようにするPポジションがある。さらに、本装置にお
いては、運転者が変速段を選択できる手動変速モードを
備えている。このモードは、例えばステアリングに設け
られたシフトアップスイッチ、シフトダウンスイッチを
運転者が操作することにより、変速段を各々高い側、低
い側に1段変えて、シフト操作を行うものである。
【0039】また、車両が置かれた環境の温度、いわゆ
る外気温度を測定する外気温度センサ62が車両の所定
部位に設けられている。この外気温度センサ62の出力
信号に基づき制御部52が外気温度を算出する。
【0040】また、車両用駆動装置10が運転を停止し
た後、所定時間経過した時の自動変速機18内の温度が
記憶部64に記憶される。この記憶された温度は、次回
始動時の温度の推定に用いられる。また、車両用駆動装
置10の始動、停止を制御するイグニッションスイッチ
66からの信号が制御部52に入力される。
【0041】以上述べたように、制御部52が受け取っ
た情報に基づき、制御部52により、変速機18の動作
特性の設定、切り換え弁68、70、72、74、7
8、80の開閉、内燃機関12の冷却液が熱交換器44
からラジエータ32へ流れるか内燃機関12へ直接戻る
かの流路が制御され、本発明の変速機用流体の加熱手段
の動作が行われる。なお、図1に示された油圧配管3
8、第1蓄熱タンク42、熱交換器44、第2蓄熱タン
ク46、切り換え弁68、70、72、74、78、8
0、制御部52及び各種センサ54、56、58、5
9、60、62、66、記憶部64等により本発明にか
かる変速機用流体の加熱手段が構成される。
【0042】図3には、内燃機関12の冷却液温度とA
TF温度とに基づき、各々の循環路が切り換えられる場
合の例が示される。この切り換えは、上述した制御部5
2により制御される。なお、図3は例示であって、本発
明にかかる変速機用流体の加熱手段の動作はこれに限ら
れるものではない。例えば、冷却液温度とATF温度と
に基づいて、循環経路のみならず、循環流量を制御する
構成としてもよい。
【0043】図3において、冷却液温度が所定値より低
い場合は、冷却液はラジエータ32をバイパスされ、第
1蓄熱タンク42、熱交換器44と内燃機関12との間
で循環されて内燃機関12の暖機が促進される。この場
合、ATF温度も所定値より低いときは、ATFは熱交
換器44をバイパスされる。冷却液温度が低いので、A
TFを加熱することができないからである。これに対
し、ATF温度が所定値より高いときは、ATFは熱交
換器44に流される。これによりATFを冷却すること
ができるからである。
【0044】次に、冷却液温度が所定値より高い場合
は、冷却液はラジエータ32に流される。この場合に
は、内燃機関12の暖機は不要であり、冷却液の温度を
下げる必要があるからである。この場合、ATF温度が
所定値より低いときは、ATFも熱交換器44に流され
る。冷却液により、ATFを加熱するためである。ま
た、ATF温度が所定値より高いときにもATFは熱交
換器44に流される。冷却液によりATFを冷却するた
めである。
【0045】図4には、図1に示された本発明にかかる
変速機用流体の加熱手段の動作のフロー図が示される。
図4において、まずATFの加熱が必要か否かが判断さ
れる。この判断は、ATFの温度等から制御部52によ
り行われる(S1)。
【0046】車両の通常運転時等でATFの加熱が不要
な場合には、冷却液の循環設定温度をノーマル(通常運
転)とする。この場合の設定温度は80℃程度である
(S2)。また、冷却液はラジエータ32に流される
(S3)。この場合、第2蓄熱タンク46中の高温のA
TFを油圧配管38に排出(ドレーン)しない構成とす
るのも好適である。この時は、ATFを第2蓄熱タンク
バイパス回路48に流す(S4)。
【0047】また、冷却液は熱交換器44に流され、A
TFの冷却に使用される(S5)。これが、通常時の動
作状態である。
【0048】次に、車両の運転開始時等でATFの加熱
が必要な場合には(S1)、車両の走行速度Vが所定値
V1以上か否かを制御部52が判断する(S6)。前述
したように、ATFの加熱は車両が走行を開始してから
必要になるものだからである。
【0049】車両の走行速度Vが所定値V1より小さい
時は、S2からの動作を実施する。一方、車両の走行速
度VがV1以上となると、第2蓄熱タンク46の温度が
所定値Tc2以上か否かを制御部52が判断する(S
7)。第2蓄熱タンク46の温度がTc2以上の場合に
は、熱交換器44にて冷却液によりATFを加熱しなく
ても、第2蓄熱タンク46に蓄えられた熱により十分A
TFの加熱を行えるからである。
【0050】従って、この場合には、冷却液の循環設定
温度がノーマルとされ(S8)、冷却液はラジエータ3
2に流される(S9)。また、第2蓄熱タンク46中の
高温のATFは油圧配管38に放出され(S10)、A
TFの流路は、熱交換器44をバイパスされる(S1
1)。
【0051】上記S7において、第2蓄熱タンク46の
温度がTc2より低いと判断された場合には、冷却液に
よるATFの加熱が可能か否かを制御部52が判断する
(S12)。この判断は、冷却液とATFとの温度差に
より、すなわち冷却液温度がATF温度より所定値例え
ば20℃以上高いか否かによって行う。
【0052】冷却液によるATFの加熱が可能と判断さ
れた場合には、冷却液の循環設定温度を上げ、早期にA
TFの加熱を行えるようにする(S13)。この時、冷
却液の流路をラジエータ32に切り換わることを禁止
し、ラジエータ32をバイパスすることにより、冷却液
温度を早期に目標温度まで上昇させることができる(S
14)。また、ラジエータ32を完全にバイパスしなく
ても、冷却液がラジエータ32をバイパスする量を増加
させれば、冷却液温度を上昇させることができる。
【0053】この場合、第2蓄熱タンク46の温度は低
いので、ATFの流路は第2蓄熱タンク46をバイパス
し、第2蓄熱タンクバイパス回路48を使用する(S1
5)。
【0054】また、ATFを冷却液で加熱するため、A
TFと冷却液とは熱交換器44に流される(S16)。
【0055】一方、S12において、冷却液によるAT
Fの加熱が不可能と判断された場合には、ATFの流路
は熱交換器44をバイパスする(S17)。これによ
り、ATFが冷却液で冷やされることを防止できる。
【0056】以上のようにして、本発明にかかる変速機
用流体の加熱手段の一連の動作が行われる。
【0057】なお、以上説明した実施形態においては、
ATF(変速機用流体)を冷却液により加熱する例を示
したが、本発明は、ATF以外にも、デファレンシャル
ギアあるいはトランスファー用の油等の駆動装置用油に
適用することができる。
【0058】図5には、図1に示された本発明にかかる
変速機用流体の加熱手段の動作の他の例のフロー図が示
される。図5において、ATFの加熱が必要か否かを制
御部52が判断するS101から、ATFの加熱が不要
で、冷却液を熱交換器44に流し、ATFの冷却を行う
S105までは図4のS1からS5までの動作と同じで
ある。
【0059】また、ATFの加熱が必要な場合には、図
4のS6、S7と同様に、車両の走行速度Vが所定値V
1以上か否かを制御部52が判断し(S106)、V1
以上の場合に第2蓄熱タンク46の温度が所定値Tc2
以上か否かを制御部52が判断する(S107)。
【0060】第2蓄熱タンク46の温度が所定値Tc2
より低い場合には、冷却液の循環設定温度を上げ、早期
にATFの加熱を行えるようにする(S108)。この
時、冷却液の流路をラジエータ32に切り換わることを
禁止し、ラジエータ32をバイパスすることにより、冷
却液温度を早期に目標温度まで上昇させることができる
(S109)。
【0061】この場合、第2蓄熱タンク46の温度は低
いので、ATFの流路は第2蓄熱タンク46をバイパス
し、第2蓄熱タンクバイパス回路48を使用する(S1
10)。
【0062】また、ATFを冷却液で加熱するため、A
TFと冷却液とは熱交換器44に流される(S11
1)。
【0063】次に、第2蓄熱タンク46の温度がTc2
以上の場合には、冷却液の循環設定温度がノーマルとさ
れ(S112)、冷却液はラジエータ32に流される
(S113)。また、第2蓄熱タンク46中の高温のA
TFは油圧配管38に放出され(S114)、ATFの
流路は、熱交換器44をバイパスされる(S115)。
この動作は、図4のS8からS11と同じである。
【0064】以上のようにして、本例の変速機用流体の
加熱手段の一連の動作が行われる。
【0065】図6には、図5のS102、S108、S
112に示された、冷却液の循環設定温度を制御する場
合の具体的な動作の例が示される。図6において、冷却
液の温度は、エンジン(内燃機関12)のファーストア
イドル回転数の設定値により制御している。すなわち、
冷却液の循環設定温度をノーマルとする場合は、エンジ
ンのファーストアイドル回転数を500〜700rpm
とする(S202、S212)。一方、冷却液の循環設
定温度を上げる場合は、エンジンのファーストアイドル
回転数を900rpmに上昇させる(S208)。ま
た、これ以外の動作は、図5のフローと同じである。
【0066】以上のようにして、冷却液の循環設定温度
を制御する一連の動作が行われる。
【0067】図7には、図1に示された本発明にかかる
変速機用流体の加熱手段の動作のさらに他の例のフロー
図が示される。図7において、ATFの温度等から制御
部52によりATFの加熱が必要か否かが判断される
(S301)。ATFの加熱が不要な場合には、図4の
S2からS5までと同じ動作が行われる(S302〜S
305)。
【0068】また、ATFの加熱が必要な場合には、図
4のS6、S7と同様に、車両の走行速度Vが所定値V
1以上か否かを制御部52が判断し(S306)、V1
以上の場合に第2蓄熱タンク46の温度が所定値Tc2
以上か否かを制御部52が判断する(S307)。
【0069】第2蓄熱タンク46の温度が所定値Tc2
以上の場合には、自動変速機18の動作特性をノーマル
(通常運転)とする(S308)。次に、第2蓄熱タン
ク46から高温のATFが油圧配管38に放出される
(S309)。また、この時、ATFの流路は熱交換器
44をバイパスしてもよい(S310)。ただし、必要
に応じて、ATFの流路を熱交換器44に接続し、冷却
液を加熱してもよい。
【0070】上記S307において、第2蓄熱タンク4
6の温度が所定値Tc2より低い場合には、第1蓄熱タ
ンク42の温度が所定値Tc1以上か否かを制御部52
が判断する(S311)。第1蓄熱タンク42の温度が
Tc1より低いと判断された場合には、自動変速機18
の動作特性の設定を前述した暖機促進運転とする(S3
12)。これにより、ATFの温度が上昇する。
【0071】このとき、冷却液は温度が低いのでラジエ
ータ32をバイパスされる(S313)。また、第2蓄
熱タンク46の温度は低いので、ATFの流路は第2蓄
熱タンク46をバイパスし、第2蓄熱タンクバイパス回
路48を使用する(S313)。また、S310と同様
に、ATFの流路は熱交換器44をバイパスしてもよい
(S315)。ただし、必要に応じて、ATFの流路を
熱交換器44に接続し、冷却液を加熱してもよい。
【0072】上記S311において、第1蓄熱タンク4
2の温度がTc1以上と判断された場合には、変速機1
8の動作特性の設定をノーマルとし(S316)、冷却
液はラジエータ32をバイパスされる(S317)。こ
の場合、第1蓄熱タンク42により高温にされた冷却液
が冷却液配管34に放出され(S318)。この高温の
冷却液によりATFを加熱するため、冷却液とATFと
を熱交換器44に接続する(S319)。
【0073】以上のようにして、本例の変速機用流体の
加熱手段の一連の動作が行われる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型でかつ暖機効率の高い変速機用流体の加熱手段を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる車両用駆動装置の概略構成図
である。
【図2】 図1に示された第2蓄熱タンクの構造図であ
る。
【図3】 冷却液及びATF温度に応じて各々の循環路
が切り換えられる場合の例を示す図である。
【図4】 図1に示された本発明にかかる変速機用流体
の加熱手段の動作のフロー図である。
【図5】 図1に示された本発明にかかる変速機用流体
の加熱手段の動作の他の例のフロー図である。
【図6】 図5のS102、S108、S112に示さ
れた、冷却液の循環設定温度を制御する場合の具体的な
動作の例を示す図である。
【図7】 図1に示された本発明にかかる変速機用流体
の加熱手段の動作のさらに他の例のフロー図である。
【符号の説明】
10 車両用駆動装置、12 内燃機関、14 回転電
機、18 変速機、20 トルクコンバータ、22 歯
車変速機部、24 流体圧制御部、32 ラジエータ、
34 冷却液配管、36 油圧ポンプ、38 油圧配
管、40 補助ポンプ、42 第1蓄熱タンク、44
熱交換器、46 第2蓄熱タンク、48第2蓄熱タンク
バイパス回路、50 ラジエータバイパス回路、52
制御部、54 車速センサ、56 変速機温度センサ、
58 第1蓄熱タンク温度センサ、59 第2蓄熱タン
ク温度センサ、60 シフト位置センサ、62 外気温
度センサ、64 記憶部、68,70,72,74,7
8,80 切り換え弁、76 熱交換器バイパス回路、
82 ヒータコア、84 断熱材、86 蓄熱材、88
熱交換パイプ、90 入口、92 出口。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用駆動装置に使用される駆動装置用
    油の加熱手段であって、 前記駆動装置用油と原動機の冷却液との熱交換を行うた
    めの熱交換器を備え、 前記駆動装置用油と冷却液との温度差に基づき、前記熱
    交換器への駆動装置用油と冷却液の流れを切り換え、前
    記駆動装置用油を加熱することを特徴とする駆動装置用
    油の加熱手段。
  2. 【請求項2】 車両用駆動装置に使用される駆動装置用
    油の加熱手段であって、 前記駆動装置用油と原動機の冷却液との熱交換を行うた
    めの熱交換器と、 前記駆動装置用油の温度を上昇させるための蓄熱手段
    と、を備え、 前記蓄熱手段の温度が所定値より低い場合に、前記熱交
    換器を介して前記冷却液により前記駆動装置用油を加熱
    することを特徴とする駆動装置用油の加熱手段。
  3. 【請求項3】 車両用駆動装置に使用される駆動装置用
    油の加熱手段であって、 前記駆動装置用油と原動機の冷却液との熱交換を行うた
    めの熱交換器を備え、 前記駆動装置用油の加熱が必要な場合は、前記原動機の
    冷却液の循環時設定温度範囲の上限を所定値上げること
    を特徴とする駆動装置用油の加熱手段。
  4. 【請求項4】 車両用駆動装置に使用される駆動装置用
    油の加熱手段であって、 前記駆動装置用油と原動機の冷却液との熱交換を行うた
    めの熱交換器を備え、 前記駆動装置用油の加熱が必要な場合は、前記冷却液温
    度を上昇させるため、前記原動機の暖機状態を変更する
    ことを特徴とする駆動装置用油の加熱手段。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動装置用油の加熱手段
    において、前記原動機の暖機状態の変更は、ファースト
    アイドル回転数を上げることであることを特徴とする駆
    動装置用油の加熱手段。
  6. 【請求項6】 車両用駆動装置に使用される駆動装置用
    油の加熱手段であって、 前記駆動装置用油と原動機の冷却液との熱交換を行うた
    めの熱交換器を備え、 前記駆動装置用油の加熱が必要な場合は、前記原動機の
    冷却液の温度を上昇させるための蓄熱手段により前記冷
    却液を加熱することを特徴とする駆動装置用油の加熱手
    段。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の駆動装置用油の加熱手段
    において、前記原動機の冷却液の温度を上昇させるため
    の蓄熱手段の温度が所定値以上の場合のみ前記熱交換器
    に前記駆動装置用油を流すことを特徴とする駆動装置用
    油の加熱手段。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか一項記
    載の駆動装置用油の加熱手段は、車両が走行を開始した
    時のみ動作することを特徴とする駆動装置用油の加熱手
    段。
JP2000251904A 2000-08-23 2000-08-23 駆動装置用油の加熱手段 Pending JP2002061737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251904A JP2002061737A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 駆動装置用油の加熱手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251904A JP2002061737A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 駆動装置用油の加熱手段

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002061737A true JP2002061737A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18741241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251904A Pending JP2002061737A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 駆動装置用油の加熱手段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002061737A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038798A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Jtekt Corp 駆動力配分装置
JP2010012939A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Calsonic Kansei Corp 蓄熱装置
DE102014220491A1 (de) 2013-10-22 2015-04-23 Ford Global Technologies, Llc Temperieranordnung für Getriebeöl und Verfahren zum Temperieren von Getriebeöl
US9796244B2 (en) 2014-01-17 2017-10-24 Honda Motor Co., Ltd. Thermal management system for a vehicle and method
CN110388445A (zh) * 2018-04-17 2019-10-29 舍弗勒技术股份两合公司 用于变速器的自加热系统和变速器
CN115217939A (zh) * 2022-01-04 2022-10-21 广州汽车集团股份有限公司 变速器的温控系统及控制方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038798A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Jtekt Corp 駆動力配分装置
JP4542964B2 (ja) * 2005-08-02 2010-09-15 株式会社ジェイテクト 駆動力配分装置
JP2010012939A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Calsonic Kansei Corp 蓄熱装置
DE102014220491A1 (de) 2013-10-22 2015-04-23 Ford Global Technologies, Llc Temperieranordnung für Getriebeöl und Verfahren zum Temperieren von Getriebeöl
US9796244B2 (en) 2014-01-17 2017-10-24 Honda Motor Co., Ltd. Thermal management system for a vehicle and method
CN110388445A (zh) * 2018-04-17 2019-10-29 舍弗勒技术股份两合公司 用于变速器的自加热系统和变速器
CN115217939A (zh) * 2022-01-04 2022-10-21 广州汽车集团股份有限公司 变速器的温控系统及控制方法
CN115217939B (zh) * 2022-01-04 2024-01-23 广州汽车集团股份有限公司 变速器的温控系统及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8205709B2 (en) Transmission fluid warming and cooling system
JP4794898B2 (ja) 変速機用オイルポンプの駆動制御装置
JPS59155697A (ja) 変速機の潤滑液温制御装置
JP3602599B2 (ja) 車両用油圧作動式変速機の制御装置
JP2007303624A (ja) 自動変速機
JP2002039339A (ja) 変速機用流体の温度調整手段
JP2002061737A (ja) 駆動装置用油の加熱手段
JP2002038946A (ja) 原動機の早期暖機装置
JP2002137624A (ja) 車両の温度制御装置
JP3818007B2 (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却システム
US6511396B1 (en) Oil temperature adjusting apparatus in hydraulically operated transmission
JP2002149244A (ja) 流体の温度調整装置
JP2002161966A (ja) 駆動装置用流体の制御装置
JP2009287676A (ja) 作動油温制御装置
JP2002059749A (ja) 車両用駆動装置の温度制御装置
JP2002039336A (ja) 変速機の冷却装置
JP2005299767A (ja) 温度調整装置およびそれを用いたレベル調整方法
JP2003314673A (ja) 車両用自動変速機のオイル加温装置
JP2002156031A (ja) 駆動系油の早期暖機装置
JP2002070995A (ja) 変速機用流体の制御装置
JP4158600B2 (ja) オイル冷却装置
JP2002052922A (ja) 車両の温度制御装置
JP2002039335A (ja) 変速機の温度調整装置
JP2002357265A (ja) 車両用変速機の油温制御装置
JP2002039338A (ja) 変速機の早期暖機装置