JP2002039335A - 変速機の温度調整装置 - Google Patents

変速機の温度調整装置

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JP2002039335A
JP2002039335A JP2000219207A JP2000219207A JP2002039335A JP 2002039335 A JP2002039335 A JP 2002039335A JP 2000219207 A JP2000219207 A JP 2000219207A JP 2000219207 A JP2000219207 A JP 2000219207A JP 2002039335 A JP2002039335 A JP 2002039335A
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transmission
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atf
fluid
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Atsushi Tabata
淳 田端
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機用流体(ATF)の温度調整を行
う装置を小型化し効率を向上する。 【解決手段】 ATF配管38から分岐するバイパス配
管42に専用の蓄熱器44を設ける。蓄熱器44は複数
の分岐路44aの外側を高熱容量材層46で被覆した構
造であり、その外側は断熱材44bで被覆されている。
冷却水を使用する場合に比して熱容量の大きい高熱容量
材を任意に使用でき、これにより装置を小型化できると
共に効率よく適切な熱交換を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用駆動装置の
変速機の温度を調整する装置に関し、特に車両の状態に
応じた暖機・蓄熱または冷却動作を行うための制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】多くの車両用駆動装置は、原動機の回転
速度を適切な回転速度に変換し、車両を駆動するのに適
した回転速度とする変速機を含んでいる。変速機は歯車
などの動力伝達機構を含み、これらの潤滑を行うための
流体が変速機内部に入っている。この潤滑用の流体は、
低温時には、その粘度が高いために、変速機内の運動部
分の抵抗となり、変速機の摩擦損失を増加させる。した
がって、早期に変速機の暖機を行うことにより伝達効率
を改善することができる。
【0003】また、前記変速機の一つとして、トルクコ
ンバータと歯車変速機を組み合わせた自動変速機が知ら
れている。この自動変速機においては、トルクコンバー
タ内で動力伝達を行う作動流体、歯車変速機において変
速段を選択するためのクラッチやブレーキの動作の制御
を行う作動流体、さらに前記潤滑用の流体は、共用され
ている。前記クラッチ、ブレーキなどの動作の応答性、
これらに用いられる摩擦材などの特性なども流体が低温
である場合には、所定の特性を得ることができないとい
う問題があった。
【0004】このように、変速機を早期に暖機すること
が効率上、望ましい。特に、自動変速機においては、ト
ルクコンバータの作動流体、クラッチ等の作動流体、潤
滑用流体が共用されており、この多量の流体を早期に常
用温度へと暖めることが望まれていた。このために、例
えば特開平10−71837号公報や、特開平10−7
7834号公報においては、前回内燃機関を運転したと
きに、その暖まった冷却水を貯蓄しておき、始動時にこ
の冷却水によって、自動変速機の作動流体を暖める装置
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷却水を用い
る構成では、水の熱容量が小さいため暖機効果に限界が
あり、充分な熱容量が得られるようにするには、装置を
大型化する必要があって、設置スペースと製造コストの
増大を招いてしまうという問題点があった。
【0006】そこで本発明の目的は、装置を小型化でき
ると共に効率よく適切な暖機を行うことのできる装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、車両の
変速機の温度を調整する装置であって、高熱容量材から
なり変速機用流体と熱交換可能に設置され、相対的に高
温の変速機用流体の熱量を蓄え、相対的に低温の変速機
用流体に前記蓄えられた熱量を供給する熱容量手段と、
前記変速機用流体の経路において前記熱容量手段と熱交
換可能な箇所における前記変速機用流体を制御する制御
手段と、を備え、前記制御手段の作動により、前記変速
機用流体と前記熱容量手段との熱交換が選択的に行われ
ることを特徴とする変速機の温度調整装置である。
【0008】第1の本発明では、変速機用流体の経路と
熱容量手段との間で熱交換が可能であり、かつ、この熱
交換が行われる箇所における変速機用流体を制御手段に
より制御することにより、熱交換が選択的に行われる。
ここで第1の本発明では、熱容量手段を高熱容量材より
構成し、かつ変速機用流体の熱量を蓄えまた熱量を供給
するものとしたので、冷却水を使用する場合に比して熱
容量の大きい高熱容量材を任意に使用でき、これにより
装置を小型化できると共に効率よく適切な暖機を行うこ
とができる。この高熱容量材としては、セラミックや酸
化マグネシウムなど、従来公知の種々の蓄熱材料を使用
できる。
【0009】この制御手段は、第2の本発明のように前
記変速機用流体の経路において前記熱容量手段と熱交換
可能な箇所における前記変速機用流体の流量を制御する
こととするのが好適である。
【0010】第3の本発明は、第1または第2の本発明
の変速機の温度調整装置であって、前記熱容量手段は、
その外周を断熱材に覆われている、変速機の温度調整装
置である。
【0011】第3の本発明では、前記熱容量手段の外周
が断熱材に覆われていることとしたので、蓄えた熱量を
長時間保持することができる。
【0012】第4の本発明は、第1ないし第3のいずれ
かの本発明の変速機の温度調整装置であって、前記制御
手段は、前記変速機用流体の経路において前記熱容量手
段と熱交換可能な箇所の入口側および出口側にそれぞれ
設けられた弁である、変速機の温度調整装置である。
【0013】第4の本発明では、熱容量手段の作動状態
の選択を簡易な構成によって実現できる。
【0014】また本発明における制御手段は、第5の本
発明のように開口量が連続的に変化する可変オリフィス
を含み、前記開口量を制御することとしてもよく、また
第6の本発明のように、全開と全閉の二状態に動作する
弁を含み、弁の開閉動作を間欠的に実施することにより
流量の操作を行うこととしても好適である。
【0015】第7の本発明は、第1ないし第6のいずれ
かの本発明の変速機の温度調整装置であって、前記車両
の状態を示す所定の物理量を検出する検出手段と、前記
物理量の検出値に応じて、前記制御手段の動作を変更す
る手段と、を有する、変速機の温度調整装置である。
【0016】第7の本発明では、車両の状態を示す所定
の物理量を検出手段が検出すると、この検出値に応じ
て、制御手段の動作が変更され、これにより熱容量手段
を車両の状態に応じて適切に動作させることができる。
【0017】この物理量としては、熱容量手段の温度、
変速機用流体の温度、熱容量手段の温度と前記変速機用
流体の温度との温度差、外気温度、車両内外の温度差、
変速機の温度を採用するのが特に好適である。物理量を
熱容量手段の温度と前記変速機用流体の温度との温度差
とするときは、この温度差が大きいときほど変速機用流
体の流量を少なくすることとすれば、温度差の大きい変
速機用流体が大量に変速機に供給される事態が避けら
れ、変速機用流体および変速機の劣化を防ぎ耐久性を高
めることができる。
【0018】第14の本発明は、第1ないし第13のい
ずれかの本発明の変速機の温度調整装置であって、前記
変速機用流体の経路に備えられ前記車両の内燃機関と機
械的に接続され前記内燃機関により駆動される機械式ポ
ンプと、前記機械式ポンプによる通常動作時の供給量に
対し前記変速機用流体の供給量を追加する追加供給手段
を備えた、変速機の温度調整装置である。
【0019】第14の本発明では、追加供給手段によっ
て、機械式ポンプによる通常動作時の供給量に対し変速
機用流体の供給量が追加されるので、熱交換を効率よく
実行できる。
【0020】この追加供給手段は、内燃機関の回転数の
増加であることとしたり、内燃機関に対する補助の駆動
源として作動する回転電機の作動であることとしてもよ
く、また、第15の本発明のように、前記内燃機関の停
止中に動作可能な第2のポンプの作動であってもよく、
さらに、これらの組み合わせであってもよい。
【0021】第16の本発明は、請求項1ないし15の
いずれかに記載の変速機の温度調整装置であって、前記
変速機用流体の経路において前記熱容量手段と熱交換可
能な箇所における前記変速機用流体を排出する排出手段
を有する、変速機の温度調整装置である。
【0022】第16の本発明では、排出手段を作動させ
て変速機用流体を排出することにより、熱容量手段の温
度を迅速に下げることができ、特に変速機用流体を冷却
する場合に冷却効率を向上できる。
【0023】第17の本発明は、第1ないし第16のい
ずれかの本発明の変速機の温度調整装置であって、前記
制御手段の制御条件を可変とする、変速機の温度調整装
置である。
【0024】第17の本発明では、制御手段の制御条件
を可変としたので、必要に応じて適切な制御を実行でき
る。
【0025】第18の本発明は、第17の本発明の変速
機の温度調整装置であって、前記制御手段は、前記変速
機用流体の温度が前記熱容量手段の温度を上回り、か
つ、所定の基準温度を上回るときに、前記制御手段を動
作させ、変速機用流体の経路において前記熱容量手段と
熱交換可能な箇所に前記変速機用流体を供給する、変速
機の温度調整装置である。
【0026】変速機用流体の温度が熱容量手段の温度を
上回る場合であっても、両者の差が小さい場合には熱容
量手段への蓄熱効果が殆ど得られず、また熱容量手段ま
での経路における熱損失などから逆に熱容量手段が冷却
されてしまうおそれがある。この点、第18の本発明で
は、変速機用流体の温度が所定の基準温度を上回ること
をも条件としたので、熱容量手段への安定した蓄熱効果
を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、第1実施形態に係る車両用駆動装置10の概略構成
が示されている。本車両用駆動装置10は、原動機とし
て液冷の内燃機関12と回転電機14とを有している。
内燃機関12と回転電機14の動力軸は、クラッチ16
により接続、切断可能となっている。回転電機14は、
運転者の要求する出力が低いとき、すなわちアクセルの
操作量が少ないときや、内燃機関の効率が悪い低速走行
時など、不図示のバッテリから電力が供給されて、電動
機として機能し、車両を駆動する。また、回転電機14
は、車両制動時やバッテリの蓄電量が低下したとき、車
両の慣性または内燃機関12によって駆動され、発電機
として機能し、バッテリへの充電を行う。クラッチ16
は、例えば、回転電機14のみで車両を駆動している際
に切断状態とされ、内燃機関12のポンプ損失、摩擦損
失などの発生を抑える。
【0028】内燃機関12または回転電機14の出力
は、自動変速機18に送られる。自動変速機18は、流
体伝動機構、変速機構、制御機構を含む。本実施形態に
おいて、流体伝動機構はトルクコンバータ20であり、
好適には直結機能を有するものである。また、変速機構
は、複数の遊星歯車機構を含む歯車変速機部22であ
り、この歯車変速機部22は、また各遊星歯車機構の各
要素の動きを拘束するクラッチ、ブレーキを含む。これ
らのクラッチおよびブレーキは、制御機構としての流体
圧制御部24からの作動流体の選択的供給によって制御
される。歯車変速機部22の出力は、推進軸26により
駆動輪に向けて伝達される。前述のトルクコンバータ2
0の直結機能は、トルクコンバータ20の入出力を、流
体を介さずに機械的に結合する直結クラッチを設けるこ
とにより達成される。
【0029】内燃機関12の動力軸には、さらに伝動機
構28を介して補機回転電機30が結合されている。伝
動機構28は、ベルト、チェーンなどの無端可撓部材ま
たは歯車列などとすることができる。補機回転電機30
は、内燃機関12の運転時は発電機と機能し、内燃機関
補機や車両の電装品などに電力を供給する補機バッテリ
(不図示)に充電を行い、また前記電装品などに直接電
力を供給する。また、補機回転電機30は、内燃機関1
2の始動の際には、補機バッテリからの電力を受け電動
機として機能する。
【0030】内燃機関12の冷却液は、内燃機関12と
ラジエータ32およびこれらを結ぶ冷却液配管34によ
り形成された冷却回路内を流れる。内燃機関12で発生
する熱は、冷却液によりラジエータ32へ運ばれ、ここ
から大気中に放散される。
【0031】自動変速機18においては、この自動変速
機18全体の潤滑流体、トルクコンバータ20の動力伝
達を媒介する作動流体および歯車変速機部22内のクラ
ッチ、ブレーキを動作させる作動流体は、共通の流体が
用いられている。以下、この流体をATF(Automatic
Transmission Fluid)と記す。ATFは、歯車変速機部
22に内蔵されたオイルポンプ36により、流体圧制御
部24を介して自動変速機18の各部に供給される。ま
た、ATFの一部は、ATF配管38により、ラジエー
タ32に送られ、ここで冷却液との間で熱交換が行わ
れ、再び自動変速機18のオイルパン内に戻ってくる。
この回路を、以下主回路と記す。冷却液はほぼ90℃に
管理されており、この温度をATFの温度が超えた場合
は、ラジエータ32内でATFが冷却される。また、内
燃機関12が先に暖機され、冷却液の温度がATFの温
度を上回った場合には、冷却液によりラジエータ32内
でATFの加熱が行われる。
【0032】オイルポンプ36は、トルクコンバータ2
0に対して従動側に設置されている。したがって、車両
用駆動装置10が停止しているとき、または回転電機1
4のみで走行中であって車両が極低速または停止してい
るときなど、オイルポンプ36の吐出量が十分確保でき
ない場合がある。このような場合のために、本車両用駆
動装置10においては、電動式の補助ポンプ40を備え
ている。補助ポンプ40の動作は、後述する制御部52
が車両の走行状態に応じて制御を行う。オイルポンプ3
6と補助ポンプ40の供給源の切り換えは、図示しない
切り換え用チェックボール機構にて達成される。すなわ
ち、オイルポンプ36と補助ポンプ40の吐出側が、切
り換え用チェックボール機構に接続されており、一方の
ポンプからATFの供給があると、その圧力によりチェ
ックボールが他方の供給孔をふさぐように動作し、これ
によって供給源が切り換わる。切り換え用チェックボー
ル機構を通過したATFは、前述の流体圧制御部24に
送られる。
【0033】ATF配管38の途中に、ラジエータ32
を迂回するようにバイパス配管42が設けられ、このバ
イパス配管42には、蓄熱器44が設けられている。蓄
熱器44は、バイパス配管42と連通する複数の分岐路
44aを、その外側に密接する高熱容量材層46で被覆
した構造であり、その外側は断熱材44bで被覆されて
いる。蓄熱器44の入口側および出口側には、入口弁4
5aおよび出口弁45bが設けられており、これら入口
弁45aおよび出口弁45bは、バイパス配管42と連
通する開状態、バイパス配管42との間を閉鎖する閉状
態のほか、外気と連通する解放状態をとりうるものとす
る。
【0034】高熱容量材層46の材質としては、セラミ
ックや酸化マグネシウムなどの従来公知の種々の蓄熱材
料を使用できる。
【0035】バイパス配管42と蓄熱器44から構成さ
れるATFの回路を、以下バイパス回路と記す。ATF
の主回路とバイパス回路の切換は、切り換え弁48,5
0により行われる。蓄熱器44には、車両用駆動装置1
0が運転している際に、高温になったATFが分岐路4
4aを通過し、その際にこれを被覆する高熱容量材層4
6との間で熱交換が行われ、ATFの熱が、高熱容量材
層46に熱量として蓄えられる。そして、次回の車両用
駆動装置10の始動時に、蓄熱器44の分岐路44aを
ATFが通過すると、熱容量材料層46からATFに熱
量が放出され、これによりATFが暖められて、自動変
速機18の暖機を早める。
【0036】車両用駆動装置10の運転状態を含む車両
の走行状態は、車両各部に設けられた各種センサの出力
信号および制御部52の演算により検出される。車両の
走行速度は、推進軸26や車輪などに設けられた車速セ
ンサ54の出力信号に基づき制御部52により算出され
る。自動変速機18内の温度を代表するATFの温度
は、流体圧制御部24に設けられた変速機温度センサ5
6の出力信号に基づき制御部52により算出される。ま
た、蓄熱器44の温度は、ここに設けられた蓄熱器温度
センサ58の出力信号に基づき制御部52により算出さ
れる。
【0037】また、シフトレバーなどにより選択された
自動変速機18の制御ポジションおよび制御モードを検
出するシフト位置センサ60からの出力信号も制御部5
2に入力する。自動変速機18の制御ポジションは、例
えば、前進の各変速段から適切な段が自動的に選択され
るDポジション、限定された変速段から適切なものが選
択される2ポジション、Lポジションなどがある。ま
た、歯車変速機部22を動力を伝達しない中立状態とす
るNポジション、後退を選択するRポジション、歯車変
速機部22の出力側を機械的にロックし、車両が動かな
いようにするPポジションがある。さらに、本装置にお
いては、運転者が変速段を選択できる手動変速モードを
備えている。このモードは、例えばステアリングに設け
られたシフトアップスイッチ、シフトダウンスイッチを
運転者が操作することにより、変速段を各々高い側、低
い側に1段変えて、シフト操作を行うものである。
【0038】また、車両が置かれた環境の温度、いわゆ
る外気温度を測定する外気温センサ62が車両の所定部
位に設けられている。この外気温センサ62の出力信号
に基づき制御部52が外気温度を算出する。
【0039】また、車両用駆動装置10が運転を停止し
た後、所定時間経過した時の自動変速機18内の温度が
記憶部64に記憶される。この記憶された温度は、次回
始動時の温度の推定に用いられる。また、車両用駆動装
置10の始動、停止を制御するイグニッションスイッチ
66からの信号が制御部52に入力される。
【0040】図2は、自動変速機18の温度調整制御に
関するフローチャートである。車両駆動装置10が始動
許可状態となると、具体的には運転者がイグニッション
スイッチ66をオンにすると、制御部52において、切
り換え弁48,50や変速機温度センサ56、蓄熱器温
度センサ58等からの入力信号に基づき、制御システム
が正常かが判断される(S100)。
【0041】正常と判断されると、次に、現在夏季であ
るか(S101)、および冬季であるか(S102)が
判断される。これらの判断は、外気温センサ62の検出
履歴(例えば直前1週間分の平均気温)と所定の基準値
との比較に基づいて行うのが好適である。夏季であると
判断された場合には蓄熱器44が冷却装置として使用さ
れ(S108)、また冬季であると判断された場合には
蓄熱器44が暖機装置として使用される(S104)。
また、夏季でも冬季でもないと判断された場合には、蓄
熱器44を使用してもさほど効果がない時期であるとし
て、蓄熱器44の使用は行われない(S103)。
【0042】冬季である、あるいは夏季であると判断さ
れた場合には、図3(a)に実線(暖機使用の場合)お
よび破線(冷却使用の場合)で示すように、蓄熱器44
内のATFの流量が設定される(S105,S10
9)。この例では、暖機使用の場合には変速機温度セン
サ56の検出値が大きいときほど、蓄熱器44内のAT
Fの流量を小さく設定しており、冷却使用の場合には、
変速機温度センサ56の検出値が小さいときほど、蓄熱
器44内のATFの流量を小さく設定している。これに
より、自動変速機18の温度が適正値から離れている場
合に重点的に暖機・冷却を行うことができる一方、自動
変速機18の温度が適正値からさほど離れておらず暖機
・冷却の必要性が大きくない場合にはATFが無駄に循
環されるのを防ぐことができる。
【0043】また、このATFの流量は、図3(b)に
実線(暖機使用の場合)および破線(冷却使用の場合)
で示すように、変速機温度センサ56の検出値に加え、
蓄熱器温度センサ58の検出値を併用し、蓄熱器温度セ
ンサ58の検出値が小さいとき(すなわち、蓄熱器44
の温度が低いとき)ほどATFの流量を小さく設定して
もよい。このような設定としたときには、低温の自動変
速機18に高温のATFが供給されたり、逆に高温の自
動変速機18に低温のATFが供給されるというよう
に、温度差の大きいATFが自動変速機18に大量に供
給されることによるATFの劣化や自動変速機の各部
(とくにシール材)の劣化を防ぎ、耐久性を高めること
ができる。また、暖機使用の場合には蓄熱器44の温度
がさほど高くないときにも流量が少ないため充分な暖機
効果を得ることができ、また冷却使用の場合には蓄熱器
44の温度が低いためATFの流量が小さくても充分な
冷却効果を得ることができる。
【0044】また、蓄熱器44におけるATFの供給タ
イミングは図4に示すとおりに設定される。この例は、
蓄熱器44内にATFが循環し終わると考えられる時点
の経過後であっても、所定時間だけ補助ポンプ40を作
動させ続けるという設定を示す。これは、機械式オイル
ポンプであるオイルポンプ36の吐出量に補助ポンプ4
0の吐出量を加えることで、暖かいATFがより早く循
環することを狙ったものである。この例は蓄熱器44を
暖機装置として使用する場合の作動例であり、運転者が
イグニッションスイッチ66をオンにした時点を起点と
しているが、冷却の場合の作動も、起点が任意の時点と
なることを除いて同様である。
【0045】このようにしてATFの流量および供給タ
イミングが設定されると、この設定に基づいて切り換え
弁48,50が開かれ、ATFが蓄熱器44に供給され
(S106,S110)、これにより、ATFと蓄熱器
44との間の熱交換、すなわちATFから蓄熱器44へ
の蓄熱、または蓄熱器44からATFへの熱量の供給が
行われる。また、上述の図4の設定に従い、補助ポンプ
40が作動する(S107,S111)。
【0046】以上のとおり、本実施形態では、蓄熱器4
4を高熱容量材より構成し、かつATFの熱量を蓄えま
た熱量を供給する専用のものとしたので、冷却水を使用
する場合に比して熱容量の大きい高熱容量材を任意に使
用でき、これにより装置を小型化できると共に効率よく
適切な熱交換を行うことができる。
【0047】また本実施形態では、蓄熱器44の外周が
断熱材44bに覆われていることとしたので、蓄えた熱
量を長時間保持することができる。
【0048】また本実施形態では、バイパス配管42に
おいて蓄熱器44の入口側および出口側にそれぞれ設け
られた切り換え弁48,50により、ATFの流量ひい
ては蓄熱器44の作動状態を選択する構成としたので、
蓄熱器44の作動状態の選択を簡易な構成によって実現
できる。
【0049】また本実施形態では、車両の状態を示す外
気温センサ62、変速機温度センサ56および蓄熱器温
度センサ58の検出値に応じて、制御部52が切り換え
弁48,50の動作を変更することとしたので、蓄熱器
44を車両の状態に応じて適切に動作させることができ
る。
【0050】なお、本実施形態におけるATFの流量の
設定例(図3(a))では、流体圧制御部24に設けら
れた変速機温度センサ56の検出値に応じてATFの流
量を変更することとしたが、このように変速機温度セン
サ56の検出値を用いる構成に代えて、ATFの経路中
に適宜にATF温度センサを設置してATFの温度を直
接検出し、その検出値を図3(a)の横軸として用いる
設定としてもよい。さらに、外気温センサ62により検
出される外気温度や、これと車室内に適宜に設置した車
室温度センサの検出値とから算出される内外温度差を図
3(a)の横軸として用いる設定としてもよい。また、
変速機温度センサ56の検出値、切り換え弁48,50
の開度およびバイパス配管42内の圧力などに基づいて
ATFの熱量を算出し、この熱量を制御パラメータとし
て用いることとしてもよい。これらの場合はいずれも、
上述の変速機温度センサ56の検出値に基づく場合と同
様の効果を得ることができる。
【0051】また、これらのATFの温度、外気温度ま
たは内外温度差を用いる場合についても、図3(b)の
ように蓄熱器温度センサ58の検出値に応じて流量を変
更する構成とすることができ、いずれも上述の変速機温
度センサ56の検出値に基づく場合と同様の効果を得る
ことができる。なお、これらの各物理量のうち複数を他
の任意の組み合わせでATFの流量の設定に用いること
も可能であり、いずれも本発明の範疇に属するものであ
る。
【0052】また本実施形態では、原動機である内燃機
関12の停止中であっても補助ポンプ40を動作させる
ことにより、ATFを循環させることができ、これによ
り自動変速機18における熱量を無駄なく回収し蓄熱器
44に蓄えることができる。
【0053】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態は、上記第1実施形態と同様の機械的構成に
おける制御についての変形例であり、外気温学習の成立
の有無に応じて制御を切り換えるものである。
【0054】この外気温学習は、別途の外気温学習処理
ルーチンにおいて予め継続して実行するものとし、具体
的には、外気温センサ62の検出値に基づいて、例えば
数時間おきに検出した外気温の1日分の平均値が、所定
の夏季基準値を超える状態が1週間連続した場合に夏季
であるとの判断を行い、また所定の冬季基準値を下回る
状態が1週間連続した場合に冬季であるとの判断を行
い、これらを学習結果として、前記基準値から外れるま
での間だけ保持するものである。
【0055】図5において、まず上記外気温学習処理ル
ーチンにおける学習結果に基づき、上記外気温学習が成
立しているかの判断が行われる(S201)。学習成立
の場合には、それが冬季であるかが判断され(S20
2)、夏季である場合には蓄熱器44が冷却装置として
使用され(S203)、また冬季である場合には蓄熱器
44が暖機装置として使用される(S206)。そし
て、上記第1実施形態の場合と同様に蓄熱器44内のA
TFの流量が設定され(S204,S207、図3
(a)または同(b))、この設定に基づいて切り換え
弁48,50が開かれ、ATFが蓄熱器44に供給され
(S205,S208)、これにより、ATFと蓄熱器
44との間の熱交換、すなわちATFから蓄熱器44へ
の蓄熱、または蓄熱器44からATFへの熱量の供給が
行われる。
【0056】他方、ステップS201において、学習が
成立していないと判断された場合には、現在の外気温に
基づく処理が行われる。すなわち、外気温センサ62の
検出値に基づいて現在の外気温が検出され(S20
9)、外気温が所定の高温基準値より高いかが判断され
(S210)、高い場合にはステップS203に移行し
て、蓄熱器44が冷却装置として使用される。また、外
気温が所定の低温基準値より低いかが判断され(S21
1)、低い場合にはステップS206に移行して、蓄熱
器44が暖機装置として使用される。また、外気温が高
温基準値と低温基準値との間である場合、および何らか
の故障により外気温が検出できない場合には、蓄熱器4
4を使用してもさほど効果がない場合であるとして、蓄
熱器44の使用は行われない(S212)。
【0057】以上の処理により、外気温学習の結果に基
づいて制御を切り換えるうえ、外気温学習が成立してい
ない場合についても、現在の外気温に基づいて適切な自
動変速機18の温度調整制御を実行できる。
【0058】この図5のルーチンに一部変形を加えるこ
とにより、蓄熱時の処理を行うことができる。すなわ
ち、図6において、上記外気温学習処理ルーチンにおけ
る学習結果に基づき、上記外気温学習が成立しているか
の判断が行われる(S301)。学習成立の場合には、
それが冬季であるかが判断され(S302)、夏季であ
る場合には蓄熱器44が冷却装置として使用され(S3
03)、また冬季である場合には蓄熱器44が暖機装置
として使用される(S306)。
【0059】そして、夏季であって蓄熱器44が冷却装
置として使用される場合には、ATFの循環を禁止し、
切り換え弁48,50を開放状態とする(S304)。
これは、蓄熱器44を冷却装置として使用する場合には
蓄熱器44を早期に冷却することが必要なためであり、
このATFの排出と切り換え弁48,50の開放とによ
り、蓄熱器44の内部が外部と連通し、外気により空冷
される。したがって、その後蓄熱器44を冷却装置とし
て使用するときに冷却を効率よく実行できる。
【0060】他方、冬季であって蓄熱器44が暖機装置
として使用される場合には、変速機温度センサ56の検
出値に基づくATFの温度と、蓄熱器温度センサ58の
検出値に基づく高熱容量材層46の温度とが比較される
(S307)。そしてATFの温度が高熱容量材層46
の温度より高いと判断された場合には、切り換え弁4
8,50が開状態となり、ATFが蓄熱器44に供給さ
れ(S308)、これにより、ATFから蓄熱器44へ
の蓄熱(ウォームアップ)が行われる。
【0061】また、他方、ステップS301において、
学習が成立していないと判断された場合には、現在の外
気温に基づく処理が行われる。すなわち、外気温センサ
62の検出値に基づいて現在の外気温が検出され(S3
09)、外気温が所定の高温基準値より高いかが判断さ
れ(S310)、高い場合にはステップS303に移行
して、蓄熱器44が冷却装置として使用される場合の処
理に移る。また、外気温が所定の低温基準値より低いか
が判断され(S311)、低い場合にはステップS30
6に移行して、蓄熱器44が暖機装置として使用される
場合の処理に移る。また、外気温が高温基準値と低温基
準値との間である場合、および何らかの故障により外気
温が検出できない場合には、蓄熱器44を使用しないこ
ととして(S312)、処理を終了する。
【0062】以上の処理により、外気温学習が成立して
いる場合と成立していない場合の双方について、蓄熱器
44による冷却・暖機への移行を適切に実行できる。
【0063】なお、図7には、蓄熱器44を経由したA
TFの循環総量の時間変化の例が示されている。流量の
制限が必要ないと判断された場合には、折れ線aのとお
り、切り換え弁48,50の操作によりATFが全てバ
イパス回路を通り蓄熱器44を経由して流れるように制
御される。流量を少なくするように判断された場合に
は、切り換え弁48,50は、ATFの流れをバイパス
回路と主回路とに交互に切り換えて、平均的なATF流
量を少なくするようにしている。すなわち、折れ線b,
cにおいて、斜めの線で表されている区間では、切り換
え弁48,50は、ATFがバイパス回路を流れるよう
に制御されている。一方、平坦な線で表されている区間
では、切り換え弁48,50は、ATFが主回路を流れ
るように制御されている。
【0064】切り換え弁48,50は、連続的に開口量
を変化させることができる可変オリフィスとすることも
でき、あるいは、図17に示すように、切り換え弁48
と入口弁45bとの間のバイパス配管42に可変オリフ
ィス42aを介装することもできる。この場合は、図7
のように階段状にではなく図8に示すように一定の傾き
で増加するように、循環総量を変化させることができ
る。図8において、折れ線aは、図7のそれと同一であ
り、流量の制限が行われない場合である。折れ線d,e
は、流量の制限が行われた場合であり、折れ線eがより
流量を制限された場合を示している。
【0065】次に、第3実施形態について説明する。第
3実施形態も、上記第1実施形態と同様の機械的構成に
おける制御についての変形例であり、蓄熱器44を冷却
装置として使用する場合の制御を示すものである。
【0066】図9において、まず、現在冷却モードであ
るか否かが判断される(S401)。この判断は、例え
ば冷却装置として使用する際にセットされる冷却モード
フラグの参照に基づいて行われる。冷却モードである場
合には、次にATFの温度が所定の基準値以上であるか
が、変速機温度センサ56の検出値に基づいて判断され
る(S402)。基準値以上の場合には、次にATFの
温度が高熱容量材層46の温度より大であるかが、変速
機温度センサ56および蓄熱器温度センサ58の各検出
値に基づいて判断される(S403)。これらステップ
S401,S402,S403において否定の場合に
は、蓄熱器44の使用は行われない。
【0067】ステップS401,S402,S403に
おいて肯定の場合には、切り換え弁48,50が開状態
に操作され、蓄熱器44内にATFが循環されて、AT
Fが冷却される(S404)。そして、補助ポンプ40
が作動し、ATFの循環を促進するように作用する(S
405)。
【0068】以上の第3実施形態では、蓄熱器44を冷
却装置として使用する際に、補助ポンプ40が作動して
ATFの循環を促進する。このため、機械式オイルポン
プであるオイルポンプ36が停止してしまう内燃機関1
2の停止中であっても、蓄熱器44にATFを循環させ
ることができ、これにより自動変速機18と蓄熱器44
との熱交換を効率よく行うことができる。
【0069】なお、第3実施形態においてはATFの冷
却を実施する際に、補助ポンプ40を作動させることと
したが、このような構成に代えて、あるいはこのような
構成に加えて、回転電機14によりオイルポンプ36を
駆動する構成としてもよく、また必要に応じて内燃機関
12や回転電機14の回転数を上昇させる構成としても
よい。また、ATFの冷却を実行する際に、ATFをA
TF配管38を経てラジエータ32に送り、ここで冷却
液との間での熱交換を行う構成とすれば、ATFの冷却
をいっそう効率よく実行できる。
【0070】なお、バイパス回路からの蓄熱器44への
ATFの供給の終了、すなわち、切り換え弁48,50
の閉操作は、図10に示すように、イグニッションスイ
ッチ66がオフされた時点から直ちに実行する構成とす
れば、その後の蓄熱器44からのATFの流出による熱
量の損失を防止でき、次に始動する際に暖機を迅速に行
うことができる。また、切り換え弁48,50の閉操作
に代えて、イグニッションスイッチ66がオフされた時
点から直ちに入口弁45aおよび出口弁45bを閉操作
する構成とすれば、バイパス回路からの熱損失をも防止
でき好適である。
【0071】また、ステップS403における肯定判断
の場合に、蓄熱器44の冷却装置としての運転(S40
4)が開始されるのであるが、その際の切り換え弁4
8,50の開操作は、図11に示すように、ステップS
403における肯定判定があった時点から直ちに実行す
るのが好適である。なお、この切り換え弁48,50の
開操作は、ATFの温度が所定の基準値を下回った時点
で終了される。
【0072】次に、第4実施形態について説明する。第
4実施形態も、上記第1実施形態と同様の機械的構成に
おける制御についての変形例であり、蓄熱器44を冷却
装置として使用する場合の制御を示すものである。
【0073】図12において、まず、現在冷却モードで
あるか否かが判断される(S501)。この判断は、例
えば冷却装置として使用する際にセットされる冷却モー
ドフラグの参照に基づいて行われる。冷却モードでない
場合には、切り換え弁48,50が閉操作され、ATF
の蓄熱器44内への循環は行われない。
【0074】冷却モードである場合には、次に蓄熱器4
4が冷却装置として作動中かが判断される(S50
2)。冷却装置として作動中の場合には、蓄熱器44内
にATFが循環されて冷却が実施され(S503)、ま
た補助ポンプ40が作動してATFの循環を促進する
(S504)。これが通常の冷却装置としての作動であ
る。
【0075】冷却モード中に冷却作動の条件が満足され
なくなった場合、例えばATFの温度が所定の基準値を
下回った場合には、別途のルーチンにより切り換え弁4
8,50が閉操作され、冷却装置としての作動が中止す
る。この場合に、ステップS502において否定判断さ
れ、次回に冷却装置として作動するための初期設定処理
として、蓄熱器44内のATFの排出が行われる(S5
06)。
【0076】この排出動作は切り換え弁48,50、入
口弁45aおよび出口弁45bの開閉操作により行われ
るが、これらの動作のタイミングは図13に示すとおり
であり、まず冷却作動の終了検出後、所定時間TLON
Gが経過した時点で、出口弁45bと出口側の切り換え
弁50とを開操作し、これにより蓄熱器44内のATF
が排出される。TLONGはATFの温度がある程度低
下すると考えられる待機時間である。そしてATFが充
分に排出されると考えられる所定時間の経過後、出口側
の切り換え弁50を閉操作し、最後に入口弁45aを開
く。
【0077】このようにしてATFの排出が終了する
と、次に切り換え弁48,50の閉操作(S507)
と、入口弁45a・出口弁45bの開放操作(S50
8)とが行われる。このATFの排出と切り換え弁4
8,50の開放とにより、蓄熱器44の内部が外部と連
通し、外気により良く空冷される。したがって、その後
蓄熱器44を冷却装置として使用するときに冷却を効率
よく実行できる。
【0078】なお、長時間の停車後にイグニッションス
イッチ66がオンされた場合には、そのまま切り換え弁
48,50を閉状態に保持してATFを蓄熱器44に循
環させないようにし、ATFの温度が高温となったとき
に初めてATFを蓄熱器44に循環させることとすれ
ば、特に効率よく冷却を実行できる。
【0079】次に、第5実施形態について説明する。第
5実施形態も、上記第1実施形態と同様の機械的構成に
おける制御についての変形例であり、特に、このように
構成された蓄熱器44からのATFの排出に関する制御
を示すものである。
【0080】図14において、まず車速センサ54やシ
フト位置センサ60などからの各種入力信号の処理を行
い(S601)、次に蓄熱器44内にATFが残ってい
るかを判断する(S602)。この判断は例えばフロー
トを備えたオイルレベルセンサを蓄熱器44内に設けそ
の検出値を用いて行ってもよいし、また切り換え弁4
8,50や入口弁45a・出口弁45bによるATFの
排出動作開始から所定の基準時間が経過したかに基づい
て行ってもよい。ATFが残っていない場合には否定判
断され、本ルーチンを終了する。
【0081】ATFが残っている場合には、マニュアル
排出指令の有無を判断する(S603)。このマニュア
ル排出指令は、整備作業において作業者による所定の整
備操作(例えば、エンジンルーム内の所定のチェック端
子間の短絡操作や、車室内のスイッチの特殊な入力操
作)によって制御部52に入力される信号であって、蓄
熱器44からのATFの排出を指示するものである。
【0082】マニュアル排出指令がない場合には、次に
制御部52による排出指令の有無を判断する(S60
4)。この制御部52による排出指令は、整備作業にお
いて所定のATF排出条件が整った場合に、作業者によ
る操作なしに制御部52から出力されるものである。
【0083】制御部52による排出指令があった場合に
は、切り換え弁48,50、入口弁45aおよび出口弁
45bの開閉操作によりATFの排出が、例えば図13
に示すものと同様のタイミングにより行われる(S60
5)。なお、ATFは自動変速機18のオイルパンに排
出される。制御部52による排出指令がない場合には現
状が維持され(S606)、ATFの排出は行われな
い。
【0084】ステップS603においてマニュアル排出
指令があった場合には、次に排出許可条件が満たされて
いるかを判断する(S607)。この排出許可条件は、
このような動作を整備時に限定する目的で設けられたも
のであり、例えば、車速が0であること、シフトレバー
などにより選択された自動変速機18の制御ポジション
がPポジションであることを条件とするのが好適であ
る。排出許可条件が満たされている場合にはステップS
605と同様にATFの排出が行われ(S608)、ま
た、満たされていない場合にはステップS606と同様
に現状が維持され、ATFの排出が行われない(S60
9)。
【0085】以上のとおり、第5実施形態では、整備の
際のATFの排出を、制御部52の排出指令に基づく場
合のほか作業者のマニュアル排出指令に基づいて行うこ
とができ、サービス性がよい。また、マニュアル排出指
令があった場合にも排出許可条件が満たされていない場
合にはATFの排出を行わないこととしたので、誤入力
によるATFの排出を避けることができる。
【0086】なお、第5実施形態における各処理ステッ
プの実行内容や、蓄熱器44内のATFの現在の残量
を、車室内のGPS表示画面などのインジケータに逐次
に表示することとすれば、現状を確認しながらATFの
排出を行うことができ好適である。
【0087】次に、第6実施形態について説明する。第
6実施形態も、上記第1実施形態と同様の機械的構成に
おける制御についての変形例であり、蓄熱器44を暖機
装置として使用する場合において、蓄熱器44をウォー
ムアップ、すなわち予め蓄熱しておく際の制御を示すも
のである。
【0088】図15において、まず、制御部52におい
て、切り換え弁48,50や変速機温度センサ56、蓄
熱器温度センサ58等からの入力信号に基づき、制御シ
ステムが正常かが判断される(S701)。正常の場合
には、次にイグニッションスイッチ66がオンされてい
るかが判断される(S702)。これは、イグニッショ
ンスイッチ66がオンされていない場合には、内燃機関
12が停止しており、その後ATFが自動変速機18に
よって暖められることが期待できないため、かかる場合
に蓄熱動作を行わないようにするためである。
【0089】イグニッションスイッチ66がオンされて
いる場合には、次にATFの温度が高熱容量材層46の
温度より大であるかが、変速機温度センサ56および蓄
熱器温度センサ58の各検出値に基づいて判断される
(S703)。肯定の場合には、次にATFの温度が、
基準値TEMP1より大であるかが判断される(S70
4)。
【0090】これらステップS701ないしS704で
いずれも肯定判定された場合には、切り換え弁48,5
0、入口弁45aおよび出口弁45bが開操作され、蓄
熱器44にATFが循環され、蓄熱が行われる(S70
5)。他方、ステップS701ないしS704のいずれ
かで否定判定された場合には、切り換え弁48,50、
入口弁45aおよび出口弁45bに対する操作出力が行
われず、したがって蓄熱器44による蓄熱は行われない
(S706)。
【0091】ATFの温度が蓄熱器44の温度を上回る
場合であっても、両者の差が小さい場合には蓄熱器44
への蓄熱効果が殆ど得られず、また蓄熱器44までの経
路であるバイパス回路などにおける熱損失から逆に蓄熱
器44が冷却されてしまうおそれがある。この点、第6
実施形態ではATFの温度が基準値TEMP1を上回る
ことを条件として蓄熱動作を行うこととしたので、蓄熱
器44への安定した蓄熱効果を得ることができる。な
お、基準値TEMP1は、例えば70℃とするのが好適
である。
【0092】また、同様の着想に基づいて、上記第2実
施形態における外気温学習が成立しているかに応じて制
御を切り換える構成とすることも可能である。すなわ
ち、図16において、まず、別途の外気温学習処理ルー
チンにおける学習結果に基づき、外気温学習が成立して
いるかの判断が行われる(S801)。学習成立の場合
には、それが冬季であるかが判断され(S802)、夏
季である場合には蓄熱器44が冷却装置として使用され
(S803)、また冬季である場合には蓄熱器44が暖
機装置として使用される(S806)。
【0093】そして、夏季であって蓄熱器44が冷却装
置として使用される場合には、ATFの循環を禁止し、
切り換え弁48,50を開放状態とする(S804)。
これは、蓄熱器44を冷却装置として使用する場合には
蓄熱器44を早期に冷却することが必要なためであり、
このATFの排出と切り換え弁48,50の開放とによ
り、蓄熱器44の内部が外部と連通し、外気により空冷
される。したがって、その後蓄熱器44を冷却装置とし
て使用するときに冷却を効率よく実行できる。
【0094】他方、冬季であって蓄熱器44が暖機装置
として使用される場合には、イグニッションスイッチ6
6がオンされているかが判断され(S807)、オンさ
れている場合には、次に変速機温度センサ56の検出値
に基づくATFの温度と、蓄熱器温度センサ58の検出
値に基づく高熱容量材層46の温度とが比較される(S
809)。そしてATFの温度が高熱容量材層46の温
度より高いと判断された場合には、切り換え弁48,5
0が開状態となり、ATFが蓄熱器44に供給され(S
810)、これにより、ATFから蓄熱器44への蓄熱
が行われる。ステップS807またはS809において
否定判断された場合には、切り換え弁48,50による
蓄熱器44へのATFの循環は行われない(S80
8)。
【0095】また、他方、ステップS801において、
学習が成立していないと判断された場合には、現在の外
気温に基づく処理が行われる。すなわち、外気温センサ
62の検出値に基づいて現在の外気温が検出され(S8
11)、外気温が所定の高温基準値より高いかが判断さ
れ(S812)、高い場合にはステップS803に移行
して、蓄熱器44が冷却装置として使用される場合の処
理に移る。また、外気温が所定の低温基準値より低いか
が判断され(S813)、低い場合にはステップS80
6に移行して、蓄熱器44が暖機装置として使用される
場合の処理に移る。また、外気温が高温基準値と低温基
準値との間である場合、および何らかの故障により外気
温が検出できない場合には、蓄熱器44を使用しないこ
ととして(S814)、処理を終了する。
【0096】以上の処理により、外気温学習が成立して
いる場合と成立していない場合の双方について、図15
のルーチンによる場合と同様に蓄熱器44への安定した
蓄熱効果を得ることができる。
【0097】なお、上記各実施形態においては、複数種
類の原動機を有するハイブリッド駆動装置に関して説明
したが、本発明は内燃機関のみが原動機となる駆動装置
の変速機にも適用できる。さらに、本発明は、トルクコ
ンバータと遊星歯車機構を有する歯車変速機を組み合わ
せた変速機以外の変速機、例えば、プーリと無端可撓部
材を組み合わせた連続的に変速比を変更することができ
る変速機に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両用駆動装置の概
略構成図である。
【図2】 第1実施形態の温度調整制御を示すフローチ
ャートである。
【図3】 (a)および(b)はATFの流量の設定を
示す図である。
【図4】 蓄熱器におけるATFの供給タイミングを示
す図である。
【図5】 第2実施形態の温度調整制御を示すフローチ
ャートである。
【図6】 第2実施形態における蓄熱時の処理の一例を
示すフローチャートである。
【図7】 ATFの循環総量の時間変化を示す図であ
り、特に間欠的にATFを循環させる場合を示す図であ
る。
【図8】 ATFの循環総量の時間変化を示す図であ
り、特に流量を連続的に変化させる場合を示す図であ
る。
【図9】 第3実施形態の温度調整制御を示すフローチ
ャートである。
【図10】 第3実施形態における蓄熱器の動作タイミ
ングを示す図である。
【図11】 第3実施形態における蓄熱器の冷却使用の
際の動作タイミングを示す図である。
【図12】 第4実施形態の温度調整制御を示すフロー
チャートである。
【図13】 第4実施形態における切り換え弁、入口弁
および出口弁の動作タイミングを示す図である。
【図14】 第5実施形態の温度調整制御を示すフロー
チャートである。
【図15】 第6実施形態の温度調整制御を示すフロー
チャートである。
【図16】 第6実施形態において外気温学習の成立の
有無に応じて制御を切り換える場合の温度調整制御を示
すフローチャートである。
【図17】 バイパス回路の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 車両用駆動装置、12 内燃機関、14 回転電
機、18 自動変速機、20 トルクコンバータ、22
歯車変速機部、24 流体圧制御部、32ラジエー
タ、36 オイルポンプ、38 ATF配管、40 補
助ポンプ、42バイパス配管、44 蓄熱器、48,5
0 切り換え弁、52 制御部、54車速センサ、56
変速機温度センサ、58 蓄熱器温度センサ、60
シフト位置センサ、62 外気温センサ、64 記憶
部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月23日(2000.10.
23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の変速機の温度を調整する装置であ
    って、 高熱容量材からなり変速機用流体と熱交換可能に設置さ
    れ、相対的に高温の変速機用流体の熱量を蓄え、相対的
    に低温の変速機用流体に前記蓄えられた熱量を供給する
    熱容量手段と、 前記変速機用流体の経路において前記熱容量手段と熱交
    換可能な箇所における前記変速機用流体を制御する制御
    手段と、を備え、 前記制御手段の作動により、前記変速機用流体と前記熱
    容量手段との熱交換が選択的に行われることを特徴とす
    る変速機の温度調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速機の温度調整装置
    であって、 前記制御手段は、前記変速機用流体の経路において前記
    熱容量手段と熱交換可能な箇所における前記変速機用流
    体の流量を制御することを特徴とする変速機の温度調整
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の変速機の温度
    調整装置であって、 前記熱容量手段は、その外周を断熱材に覆われている、
    変速機の温度調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の変
    速機の温度調整装置であって、 前記制御手段は、前記変速機用流体の経路において前記
    熱容量手段と熱交換可能な箇所の入口側および出口側に
    それぞれ設けられた弁である、変速機の温度調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の変
    速機の温度調整装置であって、 前記制御手段は、開口量が連続的に変化する可変オリフ
    ィスを含み、前記開口量を制御することにより流量の操
    作を行うものである、変速機の温度調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の変
    速機の温度調整装置であって、 前記制御手段は、全開と全閉の二状態に動作する弁を含
    み、弁の開閉動作を間欠的に実施することにより流量の
    操作を行うものである、変速機の温度調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の変
    速機の温度調整装置であって、 前記車両の状態を示す所定の物理量を検出する検出手段
    と、 前記物理量の検出値に応じて、前記制御手段の動作を変
    更する手段と、を有する、変速機の温度調整装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の変速機の温度調整装置
    であって、 前記物理量は、前記熱容量手段の温度である、変速機の
    温度調整装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の変速機の温度
    調整装置であって、 前記物理量は、前記変速機用流体の温度である、変速機
    の温度調整装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
    変速機の温度調整装置であって、 前記物理量は前記熱容量手段の温度と前記変速機用流体
    の温度との温度差であり、 前記制御手段は、前記温度差が大きいときほど、前記変
    速機用流体の流量を少なくすることを特徴とする、変速
    機の温度調整装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記物理量は、外気温度である、変速機の温度調整装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記物理量は、車両内外の温度差である、変速機の温度
    調整装置。
  13. 【請求項13】 請求項7ないし12のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記物理量は、変速機の温度である、変速機の温度調整
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記変速機用流体の経路に備えられ前記車両の内燃機関
    と機械的に接続され前記内燃機関により駆動される機械
    式ポンプと、 前記機械式ポンプによる通常動作時の供給量に対し前記
    変速機用流体の供給量を追加する追加供給手段を備え
    た、変速機の温度調整装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の変速機の温度調整
    装置であって、 前記追加供給手段は、前記内燃機関の停止中に動作可能
    な第2のポンプである、変速機の温度調整装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記変速機用流体の経路において前記熱容量手段と熱交
    換可能な箇所における前記変速機用流体を排出する排出
    手段を有する、変速機の温度調整装置。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれかに記載
    の変速機の温度調整装置であって、 前記制御手段の制御条件を可変とする、変速機の温度調
    整装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の変速機の温度調整
    装置であって、 前記制御手段は、前記変速機用流体の温度が前記熱容量
    手段の温度を上回り、かつ、所定の基準温度を上回ると
    きに、前記制御手段を動作させ、変速機用流体の経路に
    おいて前記熱容量手段と熱交換可能な箇所に前記変速機
    用流体を供給する、変速機の温度調整装置。
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