JP2002039336A - 変速機の冷却装置 - Google Patents

変速機の冷却装置

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JP2002039336A
JP2002039336A JP2000219238A JP2000219238A JP2002039336A JP 2002039336 A JP2002039336 A JP 2002039336A JP 2000219238 A JP2000219238 A JP 2000219238A JP 2000219238 A JP2000219238 A JP 2000219238A JP 2002039336 A JP2002039336 A JP 2002039336A
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Atsushi Tabata
淳 田端
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の作動流体(ATF)の温度上昇
を抑制する。 【解決手段】 変速機内のATFの温度Taを変速機温
度センサ56により検出する。貯蓄タンク44内の温度
Tbのタンク温度センサ58により検出する。変速機内
の温度Taが所定値Th以上であり、かつ変速機内の温
度Taと貯蓄タンク44内の温度Tbの差ΔT(=Ta
−Tb)が所定位置Td以上であれば、貯蓄タンク44
内のATFを放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用駆動装置の
変速機の温度を適切な値に制御する変速機の温度制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの車両用駆動装置は、原動機の回転
速度を適切な回転速度に変換し、車両を駆動するのに適
した回転速度とする変速機を含んでいる。変速機は歯車
などの動力伝達機構を含み、これらの潤滑を行うための
流体が変速機内部に入っている。この潤滑用の流体は、
低温時には、その粘度が高いために、変速機内の運動部
分の抵抗となり、車両用駆動装置の摩擦損失を増加させ
る。したがって、早期に変速機の暖機を行うことにより
駆動装置の効率を改善することができる。また、潤滑用
の流体は、常用温度範囲を超えるような場合、冷却する
必要がある。この場合には、大気に熱を放出したり、原
動機の冷却液により冷却を行っている。
【0003】また、前記変速機の一つとして、トルクコ
ンバータと歯車変速機を組み合わせた自動変速機が知ら
れている。この自動変速機においては、トルクコンバー
タ内で動力伝達を行う作動流体、歯車変速機において変
速段を選択するためのクラッチやブレーキの動作の制御
を行う作動流体、さらに前記潤滑用の流体は、共用され
ている。前記クラッチ、ブレーキなどの動作の応答性、
これらに用いられる摩擦材などの特性なども流体が低温
時においては、所定の特性を得ることができないという
問題があった。
【0004】このように、変速機を早期に暖機を行うこ
とが効率上、望ましい。特に、自動変速機においては、
トルクコンバータの作動流体、クラッチ等の作動流体、
潤滑用流体が共用されており、この多量の流体を早期に
常用温度へと暖めることが望まれていた。このために、
例えば特開平8−246873号公報においては、前回
内燃機関を運転したときに、その暖まった冷却水を貯蓄
しておき、始動時にこの冷却水によって、自動変速機の
作動流体を暖める装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、変速機
においては、潤滑用の流体が常用温度範囲を超えるよう
な場合に冷却を行う手段が設けられている場合がある。
前述の自動変速機においては、潤滑量流体がトルクコン
バータなどの作動流体と共用されているために、この流
体が過熱する場合が多く、前述のような大気あるいは原
動機の冷却液によって作動流体の熱を奪う冷却が行われ
ている。しかし、作動流体の温度は、これの耐久性を考
慮すると、常用温度範囲であれば、より低い温度の方が
好ましい。
【0006】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたものであり、変速機の潤滑用流体あるいは作動流
体の温度を、常用温度範囲内でできるだけ低温に維持す
ることのできる変速機の冷却装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明にかかる変速機の冷却装置は、変速機が高温
となったときに、蓄えておいた比較的低温の、変速機の
潤滑などを行う流体を変速機に供給するものである。こ
のために、変速機量流体を蓄える貯蓄手段と、流体を供
給すべき状況を判断するための二つの温度検出手段と、
温度検出手段の検出値に基づき貯蓄手段に蓄えている流
体を変速機に供給する供給手段と、を有している。前記
二つの温度検出手段は、変速機内の流体の温度である変
速機温度を検出する変速機温度検出手段と、貯蓄手段に
蓄えられた流体の温度である貯蓄流体温度を検出する貯
蓄流体温度検出手段とである。変速機温度が第1の所定
値より高く、かつ貯蓄流体温度より第2の所定値以上高
い場合、蓄えられている流体が放出される。変速機温度
より低温の流体が供給されることにより、変速機の冷却
を行うことができる。
【0008】また、貯蓄手段より放出して変速機に供給
する流体の量は、変速機温度に応じて変化させることが
できる。例えば、変速機温度が高い場合は、より多くの
低温の流体を供給することが好ましい。
【0009】また、貯蓄手段より放出して変速機に供給
する流体の量は、貯蓄流体温度に応じて変化させること
ができる。例えば、貯蓄流体温度が高い場合は、冷却の
効果が小さくなるので、より多くの低温の流体を供給す
ることが好ましい。
【0010】また、貯蓄手段より放出した流体の量に応
じて、変速機からの流体を蓄えることができる。変速機
の高温の流体を貯蓄手段に引き込み保持することによ
り、変速機の冷却効率が高まる。そして、このとき蓄え
た高温の流体を、次回の始動時に放出して変速機の早期
暖機を行うことができる。
【0011】また、貯蓄手段は、単に変速機用流体を蓄
えておくだけでなく、この流体と熱の授受を行う熱容量
部材を含むことができる。熱容量部材として、流体より
比熱の大きい材料を用いれば、貯蓄手段の小型化が可能
となる。また、貯蓄する流体の量を少なくできるので、
流体の総量を少なくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、本実施形態にかかる車両用駆動装置10の概略構成
が示されている。本車両用駆動装置は、原動機として液
冷の内燃機関12と回転電機14とを有している。内燃
機関12と回転電機14の動力軸は、クラッチ16によ
り接続、切断可能となっている。回転電機14は、運転
者の要求する出力が低いとき、すなわちアクセルの操作
量が少ないときや、内燃機関の効率が悪い低速走行時な
ど、不図示のバッテリから電力が供給されて、電動機と
して機能し、車両を駆動する。また、回転電機14は、
車両制動時やバッテリの蓄電量が低下したとき、車両の
慣性または内燃機関12によって駆動され、発電機とし
て機能し、バッテリへの充電を行う。クラッチ16は、
例えば、回転電機14のみで車両を駆動している際に切
断状態とされ、内燃機関12のポンプ損失、摩擦損失な
どの発生を抑える。
【0013】内燃機関12または回転電機14の出力
は、自動変速機18に送られる。自動変速機18は、流
体伝動機構、変速機構、制御機構を含む。本実施形態に
おいて、流体伝動機構はトルクコンバータ20であり、
好適には直結機能を有するものである。また、変速機構
は、複数の遊星歯車機構を含む歯車変速機部22であ
り、この歯車変速機部22は、また各遊星歯車機構の各
要素の動きを拘束するクラッチ、ブレーキを含む。これ
らのクラッチおよびブレーキは、制御機構としての流体
圧制御部24からの作動流体の選択的供給によって制御
される。歯車変速機部22の出力は、推進軸26により
駆動輪に向けて伝達される。前述のトルクコンバータ2
0の直結機能は、トルクコンバータの入出力を、流体を
介さずに機械的に結合する直結クラッチを設けることに
より達成される。
【0014】内燃機関12の動力軸には、さらに伝動機
構28を介して補機回転電機30が結合されている。伝
動機構28は、ベルト、チェーンなどの無端可撓部材ま
たは歯車列などとすることができる。補機回転電機30
は、内燃機関12の運転時は発電機と機能し、内燃機関
補機や車両の電装品などに電力を供給する補機バッテリ
(不図示)に充電を行い、また前記電装品などに直接電
力を供給する。また、補機回転電機30は、内燃機関1
2の始動の際には、補機バッテリからの電力を受け電動
機として機能する。
【0015】内燃機関12の冷却液は、内燃機関12と
ラジエータ32およびこれらを結ぶ冷却液配管34によ
り形成され冷却回路内を流れる。内燃機関12で発生す
る熱は、冷却液によりラジエータ32へ運ばれ、ここか
ら大気中に放散される。
【0016】自動変速機18においては、この変速機1
8全体の潤滑流体、トルクコンバータ20の動力伝達を
媒介する作動流体および歯車変速機部22内のクラッ
チ、ブレーキを動作させる作動流体は、共通の流体が用
いられている。以下、この流体をATF(Automatic Tr
ansmission Fluid)と記す。ATFは、歯車変速機部2
2に内蔵された油圧ポンプ36により、流体圧制御部2
4を介して自動変速機18の各部に供給される。また、
ATFの一部は、ATF配管38により、ラジエータ3
2に送られ、ここで冷却液との間で熱交換が行われ、再
び自動変速機18のオイルパン内に戻ってくる。この回
路を、以下主回路と記す。冷却液はほぼ90℃に管理さ
れており、ATFが加熱した場合は、ラジエータ32内
でATFが冷却される。また、内燃機関12が先に暖機
された場合には、冷却液によりラジエータ32内でAT
Fの加熱が行われる。
【0017】油圧ポンプ36は、トルクコンバータ20
のポンプ側、すなわち内燃機関12または回転電機14
により駆動されている。したがって、車両用駆動装置1
0が停止しているとき、または回転電機14のみで走行
中であって車両が極低速または停止しているときなど、
油圧ポンプ36の吐出量が十分確保できない場合があ
る。このような場合のために、本車両用駆動装置10に
おいては、電動式の補助ポンプ40を備えている。補助
ポンプ40の動作は、後述する制御部が車両の走行状態
に応じて制御を行う。油圧ポンプ36と補助ポンプ40
の供給源の切り換えは、切り換え用チェックボール機構
41にて達成される。図2に示すように油圧ポンプ36
と補助ポンプ40の吐出側は、切り換え用チェックボー
ル機構41に接続されている。一方のポンプからATF
の供給があると、その圧力によりチェックボールが他方
の供給孔をふさぐように動作し、これによって供給源が
切り換わる。切り換え用チェックボール機構41を通過
したATFは、前述の流体圧制御部24に送られる。
【0018】ATF配管38の途中に、ラジエータ32
を迂回するようにバイパス配管42が設けられ、このバ
イパス配管42には、貯蓄タンク44が設けられてい
る。また、貯蓄タンク44にはヒータ46が併設されて
おり、必要な場合には、バッテリからの電力によってA
TFを加熱することができる。このバイパス配管42と
貯蓄タンク44から構成されるATFの回路を、以下バ
イパス回路と記す。ATFの主回路とバイパス回路の切
換は、切り換え弁48,50により行われる。貯蓄タン
ク44には、車両用駆動装置10が運転している際に、
高温になったATFが蓄えられる。そして、次回の車両
用駆動装置10の始動時に、高温に維持されたATFを
放出して、自動変速機18の暖機を早める。また、蓄え
られた熱量が不足する場合は、ヒータ46により加熱す
ることができる。また、車両走行中に変速機内のATF
が高温となったとき、貯蓄タンク44のATFが前記変
速機内のATFより低い温度である場合には、この蓄え
られた低温のATFを放出し、変速機内のATFの温度
を低下させる。したがって、貯蓄タンク44は、ATF
を蓄える貯蓄手段として機能する。
【0019】車両用駆動装置10の運転状態を含む車両
の走行状態は、車両各部に設けられた各種センサの出力
信号および制御部52の演算により検出される。車両の
走行速度は、推進軸26や車輪などに設けられた車速セ
ンサ54の出力信号に基づき制御部52により算出され
る。自動変速機18内温度を代表するATFの温度は、
流体圧制御部24に設けられた変速機温度センサ56の
出力信号に基づき制御部52により算出される。また、
貯蓄タンク44内のATFの温度は、ここに設けられた
タンク温度センサ58の出力信号に基づき制御部52に
より算出される。変速機内の温度、貯蓄タンク内の温度
は、センサにより直接検出するものに代えて、他の部分
の温度など、他の物理量から推定して検出するものにす
ることもできる。
【0020】また、シフトレバーなどにより選択された
自動変速機18の制御レンジおよび制御モードを検出す
るシフト位置センサ60からの出力信号も制御部52に
入力する。自動変速機18の制御レンジは、例えば、前
進の各変速段から適切な段が自動的に選択されるDポジ
ション、限定された変速段から適切なものが選択される
2ポジション、Lポジションなどがある。また、歯車変
速機部22を動力を伝達しない中立状態とするNポジシ
ョン、後退を選択するRポジション、歯車変速機部22
の出力側を機械的にロックし、車両が動かないようにす
るPポジションがある。さらに、本装置においては、運
転者が変速段を選択できる手動変速モードを備えてい
る。このモードは、例えばステアリングに設けられたシ
フトアップスイッチ、シフトダウンスイッチを運転者が
操作することにより、変速段を各々高い側、低い側に1
段変えて、シフト操作を行うものである。
【0021】また、車両が置かれた環境の温度、いわゆ
る外気温度を測定する外気温センサ62が車両の所定部
位に設けられている。この外気温センサ62の出力信号
に基づき制御部52が外気温度を算出する。
【0022】図3には、自動変速機の冷却制御に関する
フローチャートが示されている。変速機温度センサ56
で検出された変速機温度Taが所定値Th以上であるか
が判断される(S100)。所定値Thは、ATFの耐
久性から定められた上限の常用温度より、やや低い値に
設定される。常用温度範囲を維持するために、ATFの
冷却はATF冷却器33により行われ、ATF冷却器3
3はそのために十分な能力を有している。しかし、常用
温度範囲の上限近くで使用するよりは、この範囲内でな
るべく低い温度で使用する方が、ATFの耐久性上好ま
しい。そこで、ATF放出の条件となる所定値Thを上
限温度よりやや低く設定し、できる限り低い条件で使用
されるようにしている。変速機温度Taが所定値Th以
上であると判断されると、変速機温度Taと、タンク温
度センサ58により検出されたタンク温度Tbとの温度
差ΔT(=Ta−Tb)が算出される(S102)。
【0023】この温度差ΔTが所定値Td以上であれば
(S104)、貯蓄タンク44内のATFの放出量の算
出を行う。温度差ΔTが、ATF放出による冷却効果が
得られる程度(Td以上)となったときにATFを放出
する。このときの放出量の算出は、例えば図4に示すグ
ラフに基づき算出される(S106)。図4に示される
ように、変速機温度Taが所定値Th以上となった場合
にATFの放出が行われる。また、温度差ΔTが小さい
ほど、多量のATFを放出する。温度差ΔTが小さい
と、ATFを放出したときの冷却効果が少ないので、そ
の分多くのATFを放出する。逆に、温度差ΔTが大き
いと、放出量が少量でも比較的大きな冷却効果を期待で
きるので、放出量を抑える。算出された放出量に基づき
蓄えられた比較的低温のATFの放出が行われる(S1
08)。具体的には、切り換え弁48,50を制御し
て、油圧ポンプ36が吐出したATFがバイパス回路へ
と流れるようにする。変速機内の高温のATFが貯蓄タ
ンク44に送られ、これに押し出されるようにして低温
のATFが変速機へと供給される。これにより、高温の
ATFが貯蓄タンク44に回収され、次回駆動装置始動
時の早期暖機に用いることが可能となる。算出された量
が放出されたら、切り換え弁48,50が切り換えら
れ、ATFが主回路を流れるように制御される。また、
放出量の制御は、バイパス回路を開いている時間を制御
することによって達成可能である。ステップS104に
て、温度差ΔTが所定値Td以上でないと判断された
ら、ATFの保持を継続する(S110)。
【0024】以上の制御フローは、制御部52にあらか
じめ記憶されたプログラムに従って実行される。以上の
ように切り換え弁48,50とこれを制御する制御部5
2が、蓄えられたATFの供給制御する手段として機能
する。
【0025】前述の実施形態においては、低温のATF
を蓄えるタンクと早期暖機用の高温のATFを蓄えるタ
ンクとを兼用したが、これらのタンクは別個に設けるこ
とができる。また、放出量の算出に際して、前記の温度
差ΔTに代えて、蓄えられたATFの温度Tbを用いる
ことも可能である。この場合、温度Tbが高いほど、放
出量を多くする。
【0026】また、貯蓄タンク44内にATFと熱の授
受を行い蓄熱する熱容量部材を設けることができる。熱
容量部材としてATFより比熱の大きな材料を用いれ
ば、貯蓄タンク44を小型化する、またはより大きな熱
量を蓄えることができる。
【0027】本実施形態においては、前述したとおりA
TFの冷却は、主に内燃機関12の冷却液によって行わ
れる。これにより、ATFの高温による劣化が抑えら
れ、所定の耐久性が保証されている。しかし、ATFの
温度上昇は、避けた方が耐久性能上有利であり、貯蓄タ
ンク44内に、変速機温度を低下させる効果が期待でき
る温度のATFが蓄えられているのであれば、これを放
出して温度上昇を抑制する。また、低温のATFの放出
に併せて、変速機内の高温のATFを回収すれば、冷却
の効果が高まる。
【0028】また、本実施形態においては、複数種類の
原動機を有するハイブリッド駆動装置に関して説明した
が、内燃機関のみが原動機となる駆動装置の変速機にも
適用できる。さらに、トルクコンバータと遊星歯車機構
を有する歯車変速機を組み合わせた変速機以外の変速
機、例えば、プーリと無端可撓部材を組み合わせた連続
的に変速比を変更することができる変速機に適用するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる車両用駆動装置の概略構
成図である。
【図2】 ATFを供給するポンプの切り換えについて
の説明図である。
【図3】 低温のATFの放出に関する制御フローチャ
ートである。
【図4】 ATFの放出量についての説明図である。
【符号の説明】
10 車両用駆動装置、12 内燃機関、14 回転電
機、18 自動変速機、20 トルクコンバータ、22
歯車変速機部、24 流体圧制御部、32ラジエー
タ、36 油圧ポンプ、38 ATF配管、42 バイ
パス配管、44貯蓄タンク、48,50 切り換え弁、
52 制御部、56 変速機温度センサ、58 タンク
温度センサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用駆動装置の変速機を冷却する装置
    であって、 変速機用流体を蓄える貯蓄手段と、 前記変速機内の変速機用流体の温度である変速機温度を
    検出する変速機温度検出手段と、 前記貯蓄手段に蓄えられた変速機用流体の温度である貯
    蓄流体温度を検出する貯蓄流体温度検出手段と、 前記変速機温度が第1の所定値より高く、かつ前記貯蓄
    流体温度より高い場合、前記貯蓄手段に蓄えられている
    変速機用流体を変速機に供給する制御を行う供給制御手
    段と、を有する変速機の冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速機の冷却装置であ
    って、前記供給制御手段は、前記貯蓄手段より放出する
    変速機用流体の量を、前記変速機温度に応じて変更す
    る、変速機の冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の変速機の冷却
    装置において、前記供給制御手段は、前記貯蓄手段より
    放出する変速機用流体の量を、前記貯蓄流体温度に応じ
    て変更する、変速機の冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の変速
    機の冷却装置であって、前記貯蓄手段は、前記変速機用
    流体を放出した量に対応して、変速機からの変速機用流
    体を蓄える、変速機の冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の変速
    機の冷却装置において、前記貯蓄手段は、変速機の暖機
    運転のときに供給する高温の変速機用流体を蓄える蓄熱
    手段を兼用する、変速機の冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の変速
    機の冷却装置であって、前記貯蓄手段は、変速機用流体
    と熱の授受を行い蓄熱する、熱容量部材を含む、変速機
    の冷却装置。
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