JP2001263061A - 車両用水冷式内燃機関の冷却システム - Google Patents

車両用水冷式内燃機関の冷却システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の冷却水システムの冷却水経路上に
変速機用の作動油を加熱する熱交換器を設けるにあたっ
ては、その最適な配置が考慮されていなかったという問
題点を解消する。 【解決手段】 本発明の車両用水冷式内燃機関の冷却シ
ステムは、水冷式内燃機関3と、前記水冷式内燃機関3
の冷却水水路に設けられる車室内暖房用の第1熱交換器
11と、前記水冷式内燃機関3の停止時に前記第1熱交
換器11に冷却水を流通させるウォータポンプ16とを
備える車両用水冷式内燃機関の冷却システムにおいて、
前記ウォータポンプ16を迂回して設けられるバイパス
水路18と、前記バイパス水路18に設置される変速機
の作動油加熱用の第2熱交換器20と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用水冷式内燃
機関の冷却システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水冷式内燃機関を搭載した車両に
おいて、内燃機関が停止中で、かつ内燃機関の冷却水温
が十分に高いときに室内の暖房を行う場合には、特開平
11−245657号公報に記載のように、内燃機関を
駆動させることなく、内燃機関によって駆動されるウォ
ータポンプと別に設置された電動ウォータポンプによっ
て冷却水を循環させて暖房を行うことが知られている。
【0003】また特開平8−247263号公報には電
動モータによって駆動されるウォータポンプによって内
燃機関冷却用の高温冷却水をトランスミッション作動油
の油槽内に循環させて、作動油を加温する構成が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電動ウ
ォータポンプを備えた内燃機関の冷却水システムの冷却
水経路上にトランスミッション用の作動油を加熱するオ
イルウォーマを設けるにあたっては、その最適な配置が
考慮されていなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決する車両用
水冷式内燃機関の冷却システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、水冷式内
燃機関と、前記水冷式内燃機関の冷却水水路に設けられ
る車室内暖房用の第1熱交換器と、前記水冷式内燃機関
の停止時に前記第1熱交換器に冷却水を流通させるウォ
ータポンプとを備える車両用水冷式内燃機関の冷却シス
テムにおいて、前記ウォータポンプを迂回して設けられ
るバイパス水路と、前記バイパス水路に設置される変速
機の作動油加熱用の第2熱交換器と、を備えた。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
バイパス水路に冷却水の逆流を防止する逆止弁を設置し
た。
【0008】第3の発明は、水冷式内燃機関と、前記水
冷式内燃機関の冷却水水路に設けられる車室内暖房用の
第1熱交換器と、前記水冷式内燃機関の停止時に前記第
1熱交換器に冷却水を流通させるウォータポンプとを備
える車両用水冷式内燃機関の冷却システムにおいて、前
記第1熱交換器の前後の冷却水水路から分岐して設けら
れるバイパス水路と、前記バイパス水路に設置され、変
速機の作動油加熱用の第2熱交換器と、前記冷却水水路
と前記バイパス水路の分岐点に設けられ、水路の切換え
を行う切換弁と、を備えた。
【0009】第4の発明は、第1から3のいずれか一つ
の発明において、前記ウォータポンプは水冷式内燃機関
の回転と独立して回転する電動式ウォータポンプであ
る。
【0010】第5の発明は、第1から4のいずれか一つ
の発明において、前記ウォータポンプは水冷式内燃機関
が運転中である時には、前記水冷式内燃機関の放熱量が
少ない領域で運転中で、かつ車室内を急速に暖房するこ
とが要求されており、かつ前記変速機の作動油が前記第
2熱交換器による加熱を必要としていない条件で起動す
る。
【0011】第6の発明は、第5の発明において、前記
ウォータポンプは水冷式内燃機関が運転中である時に
は、その回転数が所定回転数以下で、かつ外気温が所定
温度以下で、かつ変速機の作動油の代表温度が所定値を
越え、かつ車両の車室内暖房のスイッチがオンの条件で
起動することとした。
【0012】
【発明の作用および効果】第1、3の発明では、水冷式
内燃機関の冷却水水路にバイパス水路を設けて、このバ
イパス水路に第2熱交換器を設け、さらに所定条件下で
制御されるウォータポンプを第2熱交換器に並列もしく
は直列に配置したので、冷却水の熱によって変速機の作
動油を優先的に加熱する場合と、車室内の暖房を優先的
に行う場合とを選択できる。例えば変速機暖機後のよう
に変速機の作動油を加熱する必要がない場合には、内燃
機関運転中であっても、ウォータポンプを駆動し、第2
熱交換器を迂回して冷却水を循環させることにより、第
1熱交換器への循環水量の低下を防ぎ、車室内の暖房性
能を向上させることができる。
【0013】なお第1の発明ではウォータポンプそれ自
体が水路の開閉を制御する機構として機能するが、第3
の発明の場合には、バイパス水路と冷却水水路との分岐
点に水路の切換えを行う切換弁を設けており、ウォータ
ポンプの稼動効率を向上させて、効率よく作動油の加熱
と車室内の暖房を制御できる。
【0014】第2の発明では、バイパス水路に冷却水の
逆流を防止する逆止弁を設置したのでウォータポンプ駆
動時に第2熱交換器内を冷却水が逆流することを防止で
きる。
【0015】第4の発明では、前記ウォータポンプは水
冷式内燃機関の回転と独立して回転する電動式ウォータ
ポンプとしたので、ウォータポンプの制御性に優れる。
【0016】第5、6の発明では、前記ウォータポンプ
は水冷式内燃機関が運転中である時には、前記水冷式内
燃機関の放熱量が少ない領域で運転中で、かつ車室内を
急速に暖房することが要求されており、かつ前記変速機
の作動油が前記第2熱交換器による加熱を必要としてい
ない条件で起動する、すなわち機関回転数が所定回転数
以下で、かつ外気温が所定温度以下で、かつ変速機の作
動油の代表温度が所定値を越え、かつ車両の車室内暖房
のスイッチがオンの条件で起動するようにしたので、十
分な暖房効果を維持しつつ、変速機の作動油温の低下も
防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0018】図1には本発明をハイブリッド駆動システ
ムに適用した構成が示されており、車両の駆動用および
エネルギ回生用のモータ1と、クラッチ2を介してモー
タ1に接続するエンジン3と、モータ1の出力が伝達さ
れるベルト式無段自動変速機(以下、CVTと略す。)
5から構成される。
【0019】エンジン3の冷却システム4ではエンジン
3によって直接的に駆動されるウォータポンプ6から排
出される冷却水が水路10を通ってヒータコア11に導
入される。ヒータコア11は冷却水を熱源として空気を
暖める熱交換器であって、暖められた空気が車室内に導
入されることで、暖房装置として機能する。
【0020】また冷却システム4には冷却水温が所定温
度以上になった場合に冷却水を冷却するラジエータ12
が備えられており、ラジエータ12は水路10をバイパ
スする水路13に設けられる。ラジエータ12の下流側
の水路13に冷却水温を検出して水路13の開閉を制御
するサーモスタット14が配置されており、冷却水温が
所定値以上のときにサーモスタット14が作動して水路
13を開放して、ラジエータ12によって冷却された冷
却水を水路10に導入することで冷却システム4全体の
冷却水温を低下させる。
【0021】ヒータコア11を流出した冷却水は水路1
5によって電動ウォータポンプ16に供給される。電動
ウォータポンプ16は後述するような作動条件が設定さ
れており、電動ウォータポンプ16が作動している場合
には、冷却水の大部分が水路15に流入し、後述するバ
イパス水路18に流入する冷却水は極めて少なくなる。
作動していない場合にはバイパス水路18にも充分な量
の冷却水が流入する。電動ウォータポンプ16から排出
された冷却水は水路17を通って、エンジン3内に導入
される。
【0022】さらに電動ウォータポンプ16をバイパス
するようにバイパス水路18が設けられており、バイパ
ス水路18に逆止弁19と作動油加熱装置20が配置さ
れる。逆止弁19は作動油加熱装置20を冷却水が逆流
するのを防止するために設けられており、作動油加熱装
置20はCVT5の作動油を高温の冷却水によって昇温
するために設けられる。作動油加熱装置20はヒータコ
ア11の1/10程度の容量が有れば足りるものであ
る。
【0023】CVT5の作動油を作動油加熱装置20に
供給するために、CVT5と作動油加熱装置20との間
に油路21と22が設けられる。
【0024】また電動ウォータポンプ16の作動を制御
するコントローラ30が設けられており、図示しないが
ヒータスイッチのオンオフを検出する検出センサ、エン
ジンの作動状態を検出する回転数センサ、外気温度を検
出する温度センサ、CVT5の作動油の油温を検出する
温度センサおよびエンジン冷却水温を検出する温度セン
サが設けられ、これらの出力信号に基づいてコントロー
ラ30により電動ウォータポンプ16の作動が制御され
る。
【0025】次にコントローラ30による電動ウォータ
ポンプ16の作動条件について図2のフローチャートを
用いて説明する。
【0026】まずステップS1では車両の運転者等が車
室内の暖房を要求しているかどうかをヒータスイッチ位
置で検出する。要求している時にはステップS2に進
み、要求していない時にはステップS3に進むが、電動
ウォータポンプ16の作動の必要性なしとして制御を終
了する。
【0027】運転者等が暖房を要望してないということ
は十分に車室内が暖かいということを意味しており、も
しくは自動空調装置の場合には設定温度、車室内温度、
日射量等から空調装置は車室内が適温であることを判定
しており、電動ウォータポンプ16を作動させる必要が
ない。
【0028】ステップS2ではエンジンが作動している
かどうかを回転数センサで検出して、作動している場合
にはステップS4に進み、アイドルストップの状態の場
合やモータ1のみを駆動して走行している場合などエン
ジン3が停止している場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では冷却水温が所定値以下であるかどうか
を温度センサの測定値によって判定し、所定値以下の時
にはステップ9に進み、電動ウォータポンプ16の作動
を停止して制御を終了する。所定値以上の場合にはステ
ップS8に進む。
【0029】冷却水温の所定値は、空調装置の制御の方
法によって変化する(つまり運転者等が所望する温度お
よび風量等によって変化する)が目安としては67〜7
7℃である。
【0030】ステップS4では回転数センサによって検
出したエンジンの回転数が2500rpm以下の場合に
はステップS6に進み、2500rpm以上の場合には
ステップS3に進む。
【0031】なお判定基準のエンジン回転数2500r
pmはエンジンに依存する(例えば排気量等)基準値で
あって、この値に固定されるものではない。
【0032】ステップS4でエンジン回転数が2500
rpm以上の場合エンジンが十分な発熱量を生じてお
り、暖房に必要な熱量は作動油加熱装置20が放熱して
もヒータコア11から十分な放熱が得られると考えら
れ、暖房を行うことができる。よってステップS3で電
動ウォータポンプ16を停止して、図示しないバッテリ
の負荷を低減する制御を行う。
【0033】ステップS6では温度センサによって測定
した外気温度が氷点下5℃以下の場合にはステップS7
に進み、氷点下5℃以上の場合にはステップS3に進
む。なお外気温度の設定値(本実施例では氷点下5℃)
はヒータコア11の性能や車室内の容積によって変動す
る。
【0034】エンジン回転数が低くても、外気温度が氷
点下5℃以上の場合には作動油加熱装置20が放熱して
もヒータコア11から十分な放熱が得られ、暖房を行う
ことができる。よってステップS3で電動ウォータポン
プ16を停止して、図示しないバッテリの負荷を低減す
る制御を行う。
【0035】ステップS7では温度センサによって検出
したCVT6の作動油温が氷点下20℃より高い時には
ステップS8に進み、氷点下20℃以下の時にはステッ
プS3に進む。
【0036】ステップS7でCVT6の作動油温が氷点
下20℃より高い時には、エンジンの回転数が低く、ま
た外気温が低いので、この状態から作動油加熱装置20
を作動させると作動油に熱を奪われることになり、ヒー
タコア11からの発熱量が減少し、暖房性能が低下する
ことになる。よって作動油の受熱量を少なくするために
ステップS8で電動ウォータポンプ16を作動し、暖房
性能の低下を防止する。
【0037】一方、CVT6の作動油温が氷点下20℃
以下の時には極めて作動油温が低い状態であり、作動油
の油圧が確保できない状態である。よってCVT6の変
速制御に支障が生じる(始動直後になかなか加速しない
状態となる)恐れがある。そのためにステップS3で電
動ウォータポンプ16を停止して、作動油加熱装置20
に冷却水を導入し、速やかな作動油の昇温に寄与する。
【0038】CVT6の作動油温の設定値はCVT6の
使用作動油の性能(例えば粘性)や油量によって変動す
るものであることはいうまでもない。
【0039】ステップS8では電動ウォータポンプ16
を作動させ、制御を終了する。
【0040】以上の制御を一定時間毎(例えば10ms
毎)に実施する。
【0041】このようにヒータコア11とエンジン3と
を接続する水路15、17をバイパスするバイパス水路
18を設け、バイパス水路18に作動油加熱装置20を
設置し、水路15とバイパス水路18への冷却水の切換
を行う電動ウォータポンプ16を水路15と17の間に
設けたので、CVT6の作動油の加熱が不要なときには
電動ウォータポンプ16を作動して作動油加熱装置20
への冷却水の導入を中止し、不要な放熱を防止すること
ができる。よってヒータコア11へ十分な熱量を供給し
て、ヒータ性能を向上することができる。またCVT6
の作動油の加熱が必要なときには、電動ウォータポンプ
16を停止して、水路18を通して作動油加熱装置20
に冷却水を供給して作動油に冷却水の熱を伝えて、速や
かな作動油の昇温を行うことができる。
【0042】なお第1実施形態ではヒータコア11の下
流に作動油加熱装置20を設けたが、ヒータコア11の
上流に設けることももちろん可能である。
【0043】また図3に示す第2実施形態は、水路15
とバイパス水路18との上流側分岐点に水路切換弁24
を設け、水路切換弁24とヒータコア11との間に電動
ウォータポンプ16を配置し、コントローラ30によっ
て電動ウォータポンプ16と水路切換弁24を用いて水
路の切換制御をするようにしたものである。このように
電動ウォータポンプ16と作動油加熱装置20を直列に
配置することによって電動ウォータポンプ16の稼動効
率を向上し、作動油加熱装置20での熱変換効率が向上
する。
【0044】さらに本発明の実施形態ではベルト式CV
Tを用いて説明してきたが、トロイダル式CVTに用い
ることも当然可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成を示す構成図
である。
【図2】同じく本発明の制御内容を示すフローチャート
図である。
【図3】本発明の第2実施形態の全体構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 モータ 2 クラッチ 3 エンジン 4 冷却システム 5 CVT変速機 6 ウォータポンプ 10 水路 11 ヒータコア 12 ラジエータ 13 水路 14 サーモスタット 15 水路 16 電動ウォータポンプ 17 水路 18 水路 19 逆止弁 20 作動油加熱装置 21 油路 22 油路 30 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 直也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA01 BA03 BA17 CB38 XH25 XH32 XJ03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水冷式内燃機関と、 前記水冷式内燃機関の冷却水水路に設けられる車室内暖
    房用の第1熱交換器と、 前記水冷式内燃機関の停止時に前記第1熱交換器に冷却
    水を流通させるウォータポンプとを備える車両用水冷式
    内燃機関の冷却システムにおいて、 前記ウォータポンプを迂回して設けられるバイパス水路
    と、 前記バイパス水路に設置される変速機の作動油加熱用の
    第2熱交換器と、を備えたことを特徴とする車両用水冷
    式内燃機関の冷却システム。
  2. 【請求項2】前記バイパス水路に冷却水の逆流を防止す
    る逆止弁を設置したことを特徴とする請求項1に記載の
    車両用水冷式内燃機関の冷却システム。
  3. 【請求項3】水冷式内燃機関と、 前記水冷式内燃機関の冷却水水路に設けられる車室内暖
    房用の第1熱交換器と、 前記水冷式内燃機関の停止時に前記第1熱交換器に冷却
    水を流通させるウォータポンプとを備える車両用水冷式
    内燃機関の冷却システムにおいて、 前記第1熱交換器の前後の冷却水水路から分岐して設け
    られるバイパス水路と、 前記バイパス水路に設置される変速機の作動油加熱用の
    第2熱交換器と、 前記冷却水水路と前記バイパス水路の分岐点に設けら
    れ、水路の切換えを行う切換弁と、を備えたことを特徴
    とする車両用水冷式内燃機関の冷却システム。
  4. 【請求項4】前記ウォータポンプは水冷式内燃機関の回
    転と独立して回転する電動式ウォータポンプであること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の車
    両用水冷式内燃機関の冷却システム。
  5. 【請求項5】前記ウォータポンプは水冷式内燃機関が運
    転中である時には、前記水冷式内燃機関の放熱量が少な
    い領域で運転中で、かつ車室内を急速に暖房することが
    要求されており、かつ前記変速機の作動油が前記第2熱
    交換器による加熱を必要としていない条件で起動するこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の
    車両用水冷式内燃機関の冷却システム。
  6. 【請求項6】前記ウォータポンプは水冷式内燃機関が運
    転中である時には、その回転数が所定回転数以下で、か
    つ外気温が所定温度以下で、かつ変速機の作動油の代表
    温度が所定値を越え、かつ車両の車室内暖房のスイッチ
    がオンの条件で起動することを特徴とする請求項5に記
    載の車両用水冷式内燃機関の冷却システム。
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