JP2002061153A - 除塵機 - Google Patents

除塵機

Info

Publication number
JP2002061153A
JP2002061153A JP2000247880A JP2000247880A JP2002061153A JP 2002061153 A JP2002061153 A JP 2002061153A JP 2000247880 A JP2000247880 A JP 2000247880A JP 2000247880 A JP2000247880 A JP 2000247880A JP 2002061153 A JP2002061153 A JP 2002061153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
endless
dust
net
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000247880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4398575B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tajima
博司 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
Original Assignee
NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISHIDA MARINE BOILER, Nishida Marine Boiler Co Ltd filed Critical NISHIDA MARINE BOILER
Priority to JP2000247880A priority Critical patent/JP4398575B2/ja
Publication of JP2002061153A publication Critical patent/JP2002061153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4398575B2 publication Critical patent/JP4398575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無端状通水体の内部の上部に駆動軸及びテー
クアップ軸を取付けない構造にすることにより、駆動軸
及びテークアップ軸に塵芥が巻きつくのを防ぎ、また、
循環移動する無端リンクチェーンのリンクローラー部分
や無端リンクチェーンのガイドレール内に塵芥が混入す
るのを簡単な構造で防ぐ。 【解決手段】 塵芥を捕捉する通水性の無端状ネット3
を、上下方向回りに循環動自在に且つ水路上流側2bの
水をネット内面を通過させて水路下流側2aに流れるよ
うに水路2に配置し、ネット外面上方に横設された駆動
軸5bの駆動力を左右のスプロケット軸5aに伝達する
動力伝達機構8を設け、左右のテークアップガイド6a
をテークアップガイド軸6bの先端にそれぞれ回転自在
に軸設し、ネット内面に捕捉した塵芥を噴射水によって
下方に落とす洗浄装置13をネット外面上方に設け、塵
芥を回収するトラフ14を無端状ネット3の内面側の上
部に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上下方向に循環
動自在に設けられた通水性の無端状通水体の表面側で塵
芥を捕捉して塵芥が下流側に流出するのを防ぐようにし
た除塵機に係り、特に、無端状通水体の内部の上部に駆
動軸及びテークアップ軸を取付けない構造にすることに
よって、駆動軸及びテークアップ軸に塵芥の一部が巻き
つくのを防ぎ、又循環移動する無端リンクチェーンのリ
ンクローラー部分や無端リンクチェーンをガイドするガ
イドレール内に塵芥が混入するのを簡単な構造で防ぐよ
うにした除塵機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、揚水機場のポンプの故障原因とな
り又送水端末に設けられる各種弁、ノズル等の作動不良
となる塵芥を除去するために、主に揚水機場のポンプ吸
水槽に流れ込む水路には除塵機が設置されている。ま
た、除塵機の中には、上下方向に循環動自在に設けられ
た通水性の無端状ネットの内面側で塵芥を捕捉して塵芥
が下流側に流出するのを防ぐようにした機構のものがあ
る。このような除塵機として、例えば、特開平10−3
17355が出願されている。この特開平10−317
355の除塵機には、無端状ネットを張設した状態で循
環駆動させるために、無端状ネットの内部の上部には駆
動軸やテンション軸(特開平10−317355の図2
の駆動軸6やテンション軸8を参照)が取付けられてい
る。また、特開平10−317355の除塵機には、循
環移動する無端リンクチェーンのリンクローラー部分や
無端リンクチェーンをガイドするガイドレール内に塵芥
が混入するのを防ぐために、循環移動する無端リンクチ
ェーン側には防塵プレート(特開平10−317355
の図3、図5の防塵プレート12を参照)が全長にわた
って取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特開平10−317355の除塵機にあっては、無端状
ネットの内部の上部に取付けられた駆動軸やテンション
軸に、無端状ネットの内面に付着して掻き上げられた塵
芥の一部或いは無端状ネットの内面に取付けられたレー
キによって掻き上げられた塵芥の一部、特に藻類が巻き
つくという不都合があった。また、前記の特開平10−
317355の除塵機にあっては、無端リンクチェーン
は循環移動する過程で直線状及び円弧状に変形するため
に、無端リンクチェーンの全長にわたって取付けられる
防塵プレートは、これに対応して防塵できるように複雑
な形状にならざるを得ないという不都合があった。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、無端状通水体の内部の上部に駆動軸及
びテークアップ軸を取付けない構造にすることによっ
て、駆動軸及びテークアップ軸に塵芥の一部が巻きつく
のを防ぎ、また、循環移動する無端リンクチェーンのリ
ンクローラー部分や無端リンクチェーンをガイドするガ
イドレール内に塵芥が混入するのを簡単な構造で防ぐこ
とのできる除塵機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、塵芥を捕捉する通水性の無端
状通水体を、上下方向回りに循環動自在に且つ水路上流
側の水を通水体内面を通過させて水路下流側に流れるよ
うに水路に配置し、無端状通水体の両端が取付けられる
左右の無端リンクチェーンと噛み合って循環移動させる
左右の各駆動スプロケットを、除塵機の上部側の左右の
上部側板に内側に向けて突出してそれぞれ独立して軸支
された左右のスプロケット軸の先端にそれぞれ軸設し、
無端状通水体の通水体外面上方に通水体駆動装置に連動
連結される駆動軸を通水体の幅方向に横設し、駆動軸の
駆動力を左右のスプロケット軸に伝達する動力伝達機構
をそれぞれ設け、左右の無端リンクチェーンの緩み、緊
張具合を調整する左右の各テークアップ装置を構成する
テークアップガイドを、除塵機の上部側の左右の上部側
板に内側に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された
左右のテークアップガイド軸の先端にそれぞれ回転自在
に軸設し、通水体内面に捕捉した塵芥を噴射水によって
下方に落とす洗浄装置を無端状通水体の通水体外面上方
に設け、噴射水によって通水体内面から落ちる塵芥を回
収するトラフを無端状通水体の内面側の上部に配置した
手段よりなるものである。
【0006】また、請求項2の発明は、塵芥を捕捉する
通水性の無端状通水体を、上下方向回りに循環動自在に
水路に配置し、無端状通水体の両端が取付けられる左右
の無端リンクチェーンの通水体取付け側の外面を同一平
面にし、左右の無端リンクチェーンをガイドするガイド
レールを断面溝型から構成すると共に、断面溝型からな
る左右のガイドレールを、無端状通水体の通水体上流側
に臨む側に位置する内側ガイドレール片と無端状通水体
の通水体下流側に臨む側に位置する外側ガイドレール片
から構成し、無端リンクチェーンの通水体取付け側の同
一平面からなる外面と僅かな隙間をあけて、無端状通水
体の通水体上流側に臨む側の無端リンクチェーンの上記
同一平面からなる外面を覆うように、防塵板を内側ガイ
ドレール片の全長さにわたって取付け、無端状通水体に
捕捉した塵芥を噴射水によって下方に落とす洗浄装置を
無端状通水体の上方に設け、噴射水によって通水体から
落ちる塵芥を回収するトラフを無端状通水体の上部に配
置した手段よりなるものである。
【0007】また、請求項3の発明は、塵芥を捕捉する
通水性の無端状通水体を、上下方向回りに循環動自在に
且つ水路上流側の水を通水体内面を通過させて水路下流
側に流れるように水路に配置し、無端状通水体の両端が
取付けられる左右の無端リンクチェーンと噛み合って循
環移動させる左右の各駆動スプロケットを、除塵機の上
部側の左右の上部側板に内側に向けて突出してそれぞれ
独立して軸支された左右のスプロケット軸の先端にそれ
ぞれ軸設し、無端状通水体の通水体外面上方に通水体駆
動装置に連動連結される駆動軸を通水体の幅方向に横設
し、駆動軸の駆動力を左右のスプロケット軸に伝達する
動力伝達機構をそれぞれ設け、左右の無端リンクチェー
ンの緩み、緊張具合を調整する左右の各テークアップ装
置を構成するテークアップガイドを、除塵機の上部側の
左右の上部側板に内側に向けて突出してそれぞれ独立し
て軸支された左右のテークアップガイド軸の先端にそれ
ぞれ回転自在に軸設し、無端状通水体の両端が取付けら
れる左右の無端リンクチェーンの通水体取付け側の外面
を同一平面にし、左右の無端リンクチェーンをガイドす
るガイドレールを断面溝型から構成すると共に、断面溝
型からなる左右のガイドレールを、無端状通水体の通水
体内面側に臨む側に位置する内側ガイドレール片と無端
状通水体の通水体外面側に臨む側に位置する外側ガイド
レール片から構成し、無端リンクチェーンの通水体取付
け側の同一平面からなる外面と僅かな隙間をあけて、無
端状通水体の通水体内面側に臨む側の無端リンクチェー
ンの上記同一平面からなる外面を覆うように、防塵板を
内側ガイドレール片の全長さにわたって取付け、通水体
内面に捕捉した塵芥を噴射水によって下方に落とす洗浄
装置を無端状通水体の通水体外面上方に設け、噴射水に
よって通水体内面から落ちる塵芥を回収するトラフを無
端状通水体の内面側の上部に配置した手段よりなるもの
である。
【0008】ここで、請求項1、請求項3の発明には、
左右の無端リンクチェーンがそれぞれ回装された左右の
各駆動スプロケット及びテークアップガイドの無端状通
水体の通水体内面側に臨む表面側には、駆動スプロケッ
ト及びテークアップガイドの表面側を覆うように上部防
塵板がそれぞれ設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0010】ここで、図1は除塵機の側断面図で、中心
線より左側はテークアップ装置側の側断面図であり、中
心線より右側は駆動スプロケット側の側断面図、図2は
除塵機の水路上流側から見たときの正断面図で、中心線
より左側は正面図であり、中心線より右側は断面図、図
3は除塵機の上部側の平断面図、図4は除塵機の下部側
の平断面図、図5は除塵機の上部側の拡大側断面図で、
中心線より左側はテークアップ装置側の拡大側断面図で
あり、中心線より右側は駆動スプロケット側の拡大側断
面図、図6は除塵機のガイドレール側の部分拡大平断面
図、図7(A)は除塵機の無端リンクチェーンの部分側
面図、図7(B)は除塵機の無端リンクチェーンの内側
リンク板と外側リンク板の部分側面図、図7(C)は図
7(B)の正面図である。
【0011】図において、除塵機1は、主に揚水機場の
ポンプ吸水槽に流れ込む水路2に設置され、ポンプの故
障原因となり又送水端末に設けられる各種弁、ノズル等
の作動不良となる塵芥を除去する装置で、無端状通水体
としての例えば無端状ネット3、無端リンクチェーン
4、駆動スプロケット5、テークアップ装置6、ガイド
レール7、通水体駆動装置としての例えばネット駆動装
置9、洗浄装置13、トラフ14などから構成されてい
る。
【0012】塵芥を捕捉する通水性の無端状通水体とし
ての例えば無端状ネット3は、水路2の中央部位に上下
方向回りに循環動自在に配置されている。所定の幅面つ
まりネット面を有する無端状ネット3は、その幅方向と
なるネット面が水路2の水流に対して略平行に配置され
ている。つまり、無端状ネット3のネット面は水路2の
左右の側壁に平行になるように水路2に配置されてい
る。
【0013】水路2の中央部位に配置された無端状ネッ
ト3はその一側面が水路上流側2bに向けて開放されて
おり、開放された両側には水路2を横断する方向に上流
側止水板1aがそれぞれ設置されていて、この上流側止
水板1aによって水路上流側2bの水が無端状ネット3
を通過せずに水路下流側2aに流出するのを阻止してい
る。
【0014】また、無端状ネット3のネット内面3a側
の他側面には下流側止水板1bが水路2を横断する方向
に設置されていて、ネット内面3a側に流入した水及び
塵芥はこの下流側止水板1bによってネット内面3aを
通過せずに水路下流側2aに流れるのが阻止されると共
に、左右両側のネット内面3aに向けて流れを変えられ
るようになっている。
【0015】無端状ネット3は、水路上流側2bから見
て、その下部は半円弧状に形成され、その左右両側は垂
直上下向きに平行に形成され、その上部側は左右両側が
中央に向けて90度の円弧状に曲がって水平状態になっ
ていて、下部長円形状で上部略長方形状の形状に形成さ
れている。そして、無端状ネット3はこの形状で循環移
動して、ネット内面3aで捕捉した塵芥を上部側の水平
状態の部分から下方に落下させて排出する構造になって
いる。
【0016】無端状ネット3はその幅面つまりネット面
の両端がそれぞれ左右の無端状の無端リンクチェーン4
に連結されている。左右の無端リンクチェーン4は水路
2の正面側から見て、無端状ネット3と全く同一な形状
に配置されている。
【0017】つまり、左右の無端リンクチェーン4は、
水路上流側2bから見て、その下部は半円弧状に形成さ
れ、その左右両側は垂直上下向きに平行に形成され、そ
の上部側は左右両側が中央に向けて90度の円弧状に曲
がって水平状態になっていて、下部長円形状で上部略長
方形状の形状に形成されている。そして、左右の無端リ
ンクチェーン4はこの形状で循環移動する構造になって
いる。
【0018】左右の無端リンクチェーン4は、厚みを有
する長円形状の内側リンク板4aと外側リンク板4bを
長さ方向に交互にその両端側同士を一部板厚側に重ねて
連結軸4cによって屈曲自在に連結され、又この両者を
重ねて連結する内側部分に挟まれたリンクローラー4d
が連結軸4cに回転自在に取付けられた構造から構成さ
れている。
【0019】リンクローラー4dの外側寄りの円周に
は、リンクローラー4dの直径より大きい直径のフラン
ジ4eが形成されている。フランジ4eはリンクローラ
ー4dが断面溝型のガイドレール7内に嵌まり込んで、
リンクローラー4dがガイドレール7に沿ってスムーズ
に転動しなくなるのを防ぐと共に、無端状ネット3が左
右のガイドレール7側に横移動するのを防いでいる。
【0020】左右無端リンクチェーン4の無端状ネット
3の端部が取付けられる側の各内側リンク板4aの外面
には、外側リンク板4bの外面と同一平面になるよう
に、例えば、外側リンク板4bと同じ板厚の補助板4f
がそれぞれ取付けられている。各補助板4fの長さ方向
の両端は、外側リンク板4bの長さ方向の両端の凸型円
弧に係合するように、凹状円弧に形成されている。
【0021】この補助板4fにより、左右無端リンクチ
ェーン4の無端状ネット3の端部が取付けられる側の外
面は、凹凸がなく同一平面となる。この左右無端リンク
チェーン4の無端状ネット3の端部が取付けられる側の
同一平面にある補助板4fの外面及び外側リンク板4b
の外面には、無端状ネット3の端部を取付けるためのネ
ット取付板4gが垂直に取付けられている。
【0022】左右の無端リンクチェーン4は、無端状ネ
ット3はその幅面つまりネット面の両端側にそれぞれ配
置された、上部側の左右の駆動スプロケット5、上部側
の左右のテークアップ装置6の円形のテークアップガイ
ド6a、及び左右の垂直上下方向及び下部の半円弧状に
形成されたガイドレール7によって、下部長円形状で上
部略長方形状の形状に保持されて循環動するようになっ
ている。
【0023】このうち、左右の無端リンクチェーン4の
上端部両側の円弧状に曲がる部分の内側には駆動スプロ
ケット5とテークアップ装置6の円形のテークアップガ
イド6aがそれぞれ取付けられている。また、下端部に
は半円弧状に形成されたガイドレール7が取付けられて
いる。
【0024】左右の駆動スプロケット5は、左右の無端
リンクチェーン4と噛み合って無端リンクチェーン4を
循環動させるもので、水路2の上方の除塵機1の左右の
上部側板1cにそれぞれ取付けられている。除塵機1の
左右の上部側板1cは、水路2の水流方向の前後側に配
置されている。この左右の駆動スプロケット5によって
左右の無端リンクチェーン4は、例えば垂直上向きから
水平向きに90度反転する。
【0025】左右の駆動スプロケット5は、除塵機1の
上部側の左右の上部側板1cに内側に向けて突出してそ
れぞれ独立して軸支された左右のスプロケット軸5aの
先端にそれぞれ軸設されている。左右の各スプロケット
軸5aは独立していて非連結状態あり、左右のスプロケ
ット軸5aの間には両者を連動連結するような連結軸は
横設されていない。
【0026】また、左右の各スプロケット軸5aは左右
の各上部側板1cを貫通して軸支されていて、貫通する
スプロケット軸5aの後端には動力伝達機構8の一部を
構成する伝達スプロケット8aがそれぞれ軸設されてい
る。
【0027】水路2の上方の水平な無端状ネット3のネ
ット外面3b上方には、無端状ネット3の幅方向に駆動
スプロケット5の駆動軸5bが横設されている。駆動軸
5bの横設方向は水路2の水流方向に平行になってい
る。
【0028】駆動軸5bは、特開平10−317355
と異なり、無端状ネット3の上部側の内面側に横設され
ていないため、無端状ネット3の上部側で捕捉した塵芥
を下方のトラフ14内に落下させる際に、塵芥の一部が
付着したり巻きついたりすることがなく、又塵芥の落下
させる際の妨げになることもない。
【0029】駆動軸5bの両端側は除塵機1の上部側の
左右の上部側板1cにそれぞれ軸支されると共に、駆動
軸5bの一端側は一方の上部側板1cを貫通してその外
側に設けられた外部側板1dに取付けられた減速機及び
電動モーターから構成されるネット駆動装置9に連動連
結されている。
【0030】左右の上部側板1cの内側の駆動軸5bの
両端側には動力伝達機構8の一部を構成する伝達スプロ
ケット8bがそれぞれ軸設されており、各伝達スプロケ
ット8bには動力伝達機構8の一部を構成する無端のチ
ェーン8cがそれぞれ回装張設されている。
【0031】ネット駆動装置9の駆動力は、駆動軸5
b、動力伝達機構8を構成する両側の伝達スプロケット
8b、チェーン8c、伝達スプロケット8a及びスプロ
ケット軸5aを介して両側の駆動スプロケット5にそれ
ぞれ伝達されて、両側の駆動スプロケット5は同一速度
で回転する。
【0032】左右のテークアップ装置6は、左右の無端
リンクチェーン4の緩み、緊張具合を調整する装置で、
円形のテークアップガイド6a、テークアップガイド軸
6b、テークアップガイド軸スライド調節具6cなどか
ら構成され、除塵機1の上部側の左右の上部側板1cに
それぞれ独立して設けられている。
【0033】左右の各テークアップ装置6の円形の各テ
ークアップガイド6aは、左右の各駆動スプロケット5
の近くに設けられている。また、左右の各円形のテーク
アップガイド6aには円板又は駆動スプロケット5と同
じように歯付きのものが使用され、約4分の1の円周の
長さ分程度、無端リンクチェーン4が回装されている。
【0034】左右の円形のテークアップガイド6aは、
除塵機1の上部側の左右の上部側板1cに内側に向けて
突出してそれぞれ独立して軸支された左右のテークアッ
プガイド軸6bの先端にそれぞれ回転自在に軸支されて
いる。左右の各テークアップガイド軸6bは独立してい
て非連結状態あり、左右のテークアップガイド6aの間
には両者を連動連結する連結軸は横設されていない。
【0035】左右の各テークアップガイド軸6bは、そ
の基端が左右の各上部側板1cの内側に取付けられたテ
ークアップガイド軸スライド調節具6cにスライド調節
自在に軸設されている。このテークアップガイド軸スラ
イド調節具6cを調節してテークアップガイド軸6bを
スライドさせることによって、円形のテークアップガイ
ド6aを介して無端リンクチェーン4の緩み、緊張具合
を調整する機構になっている。
【0036】上部防塵板10は、無端状ネット3のネッ
ト内面3aで捕捉された塵芥の一部が駆動スプロケット
5やテークアップガイド6aに付着又は巻きつくのを防
ぐもので、左右の無端リンクチェーン4がそれぞれ回装
された左右の各駆動スプロケット5及びテークアップガ
イド6aの表面側、つまり、無端状ネット3の内面側に
臨む側にそれぞれ設けられている。
【0037】左右の上部防塵板10は、左右の上部側板
1cから内側に水平に突出して取付けられた支持杆10
aの先端に連結支持されている。左右の各上部防塵板1
0は駆動スプロケット5及びテークアップガイド6aの
表面側を覆うように設けられている。
【0038】左右のガイドレール7は、左右の無端リン
クチェーン4を格納しながらガイドするもので、断面溝
型の形状からなっている。左右のガイドレール7は、水
路上流側2bから見て、下端側が半円弧状に形成され、
その両側が平行に上下方向に形成され、上部が開放され
た、U字型の形状に形成されている。
【0039】このうち、平面図で、左側のガイドレール
7はその上部側を除く大半部分が上流側止水板1aにそ
れぞれ取付けられ、右側のガイドレール7はその上部側
を除く大半部分が下流側止水板1bにそれぞれ取付けら
れている。
【0040】断面溝型からなる左右のガイドレール7
は、水の流れ方向から見て通水体上流側となる無端状ネ
ット3のネット内面3a側に臨む側に位置する内側ガイ
ドレール片7aと、水の流れ方向から見て通水体下流側
となる無端状ネット3のネット外面3b側に臨む側に位
置する外側ガイドレール片7bから構成されている。
【0041】断面溝型からなるガイドレール7を構成す
る内側ガイドレール片7aと外側ガイドレール片7bと
は、無端リンクチェーン4のリンクローラー4dの直径
より少し広く且つリンクローラー4dのフランジ4eの
直径より少し狭い間隔で平行に、上流側止水板1a及び
下流側止水板1bに取付けられている。
【0042】左右のガイドレール7の水の流れ方向から
見て通水体上流側となる無端状ネット3のネット内面3
aに臨む側に位置する内側ガイドレール片7aは、その
U字型の上端の両側が駆動スプロケット5及びテークア
ップガイド6aの接触しない程度の直近まで延設されて
いる。
【0043】この内側ガイドレール片7aには、防塵板
11が全長さにわたって取付けられている。防塵板11
は、塵芥の一部が循環移動する無端リンクチェーン4の
リンクローラー4d部分や無端リンクチェーン4をガイ
ドするガイドレール7内に混入するのを防ぐものであ
る。
【0044】防塵板11は、その基端側が内側ガイドレ
ール片7aの外側面に取付けられ、その先端側が内側ガ
イドレール片7aの先端から無端状ネット3の内面側に
少し突出すると共に、無端リンクチェーン4の無端状ネ
ット3の取付け側の同一平面となる外側リンク板4b及
び補助板4fの外面より僅かに突出する位置で、無端リ
ンクチェーン4側に略90度折れ曲がって、その先端が
外側リンク板4b及び補助板4fの外面と接触しない僅
かな隙間をあけて、無端状ネット3のネット内面3a側
の無端リンクチェーン4の無端状ネット3の取付け側の
同一平面となる外側リンク板4b及び補助板4fの外面
を覆うように取付けられている。この防塵板11は例え
ば断面L字型に形成されている。防塵板11には例えば
鋼板又はゴムシールで製作されたものが使用される。
【0045】また、左右のガイドレール7の水の流れ方
向から見て通水体下流側となる無端状ネット3のネット
外面3bに臨む側に位置する外側ガイドレール片7b
は、そのU字型の両側の上端が無端状ネット3の上端面
より少し上方に突出する程度まで延設されている。
【0046】無端状ネット3のネット内面3aには塵芥
を掻き上げ且つ無端状ネット3の取付部材を兼ねる複数
のレーキ12が、必要に応じて無端状ネット3の循環方
向に一定間隔で取り付けられている。各レーキ12の両
端は左右の無端リンクチェーン4にそれぞれ連結されて
いる。各レーキ12は無端状ネット3の保持強度を高め
る機能を果たす。
【0047】洗浄装置13は無端状ネット3のネット内
面3aに捕捉した塵芥を噴射水によって下方に落とす装
置で、水路2の上方の水平な無端状ネット3のネット外
面3b上方にノズル付洗浄管13aが下向きに設けられ
ている。ノズル付洗浄管13aに向けて水を供給する水
中ポンプ13bが無端状ネット3の水路下流側2aの水
路底面側に配置されており、また、水中ポンプ13bか
ら送られる噴射水をノズル付洗浄管13aまで供給する
洗浄用配管13cが配設されている。
【0048】トラフ14は、ノズル付洗浄管13aから
の噴射水によって無端状ネット3のネット内面3aから
落ちる塵芥を回収するもので、無端状ネット3のネット
内面3a側の上部に無端状ネット3の幅方向に配置さ
れ、その一端側は無端状ネット3の外側まで延設されて
いる。トラフ14は上向きに拡開していて、噴射水及び
ネット内面3aから落ちる塵芥がその内部に入り易いよ
うに形成されている。
【0049】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。水路2の中央部位に上下
方向回りに循環動自在に無端状ネット3が配置されてお
り、無端状ネット3の一側面は水路上流側2bに向けて
開放されている。また、中央部位で開放される無端状ネ
ット3の一側面の両側には上流側止水板1aがそれぞれ
設置されている。
【0050】このため、水路上流側2bから水路下流側
2aに向かって流れる水と塵芥は、左右の上流側止水板
1aによって水路2の中央側に誘導され、無端状ネット
3の水路上流側2bに向けて開放された側面からネット
上流側となるネット内面3a側に流入する。
【0051】側面から流入した水と塵芥はネット内面3
a側で左右に分かれて両側の上昇側ネット内面3a及び
下降側ネット内面3aをそれぞれ通過して水路下流側2
aに向かって流れる。水はその両側のネット内面3aを
通過するが塵芥はネット内面3aで捕捉される。
【0052】水路2の中央部位に上下方向回りに循環動
自在に配置された無端状ネット3は、そのネット面の両
端が左右の無端リンクチェーン4にそれぞれ連結されて
いる。左右の無端リンクチェーン4は、独立して設けら
れた左右の駆動スプロケット5、左右のスプロケット軸
5a、左右の動力伝達機構8を構成する伝達スプロケッ
ト8aチェーン8c、伝達スプロケット8b、及び無端
状ネット3のネット外面3b上方に幅方向に横設された
駆動軸5bを介して連動連結されたネット駆動装置9に
よって、ガイドレール7に沿って循環動する。
【0053】すなわち、ネット駆動装置9の駆動によっ
て左右の駆動スプロケット5は同一速度で回転し、この
左右駆動スプロケット5と噛み合う無端リンクチェーン
4は上下方向回りに循環動し、この無端リンクチェーン
4と一体となって無端状ネット3も上下方向回りに循環
動する。
【0054】ネット内面3aで捕捉された塵芥は垂直上
向きに移動している無端状ネット3によって上方に運ば
れ、駆動スプロケット5の箇所で水平向きに反転してテ
ークアップ装置6のテークアップガイド6aに向けて水
平に移動する無端状ネット3によって、トラフ14の上
方に運ばれる。
【0055】無端状ネット3のネット内面3a側にレー
キ12が取り付けられている場合には、一部の塵芥はレ
ーキ12によって掻き上げられ、トラフ14の上方側で
レーキ12から落下してトラフ14内に回収される。
【0056】トラフ14の上方の無端状ネット3のネッ
ト外面3b上方には洗浄装置13のノズル付洗浄管13
aが下向きに設けられていて、そのノズル付洗浄管13
aから下向きに噴射水が噴射される。この噴射水によっ
て水平部分の無端状ネット3のネット内面3aに付着し
ている塵芥は下方に水と共に落下してトラフ14内に回
収される。トラフ14内に回収された水及び塵芥は端部
から外部に排出される。
【0057】噴射水によってネット内面3aに付着して
いた塵芥が落とされた無端状ネット3は円形のテークア
ップガイド6aの箇所で垂直下向きに反転して、真っ直
ぐに下方に移動して水面に突入し、半円弧状の下端側で
反転して垂直上向きになり、水面上に出るときにネット
内面3aで再び塵芥を捕捉しつつ垂直上向きに循環移動
する。
【0058】このとき、トラフ14の上方で無端状ネッ
ト3のネット内面3aの上部側には駆動軸5bやテーク
アップ軸が取付けられていないため、落下する塵芥の一
部が駆動軸5bやテークアップ軸に巻きつくこともな
く、スムーズにトラフ14内に回収される。
【0059】また、トラフ14の上方で無端状ネット3
のネット内面3aの上部側のネット内面3aに臨む位置
に取付けられている駆動スプロケット5及びテークアッ
プ装置6のテークアップガイド6aには、その表面側に
これを覆うように上部防塵板10が取付けられているた
め、捕捉された塵芥の一部が駆動スプロケット5やテー
クアップガイド6aに付着したり巻きついたりすること
もない。
【0060】また、無端リンクチェーン4をガイドする
ガイドレール7は、無端状ネット3のネット内面3aに
臨む側に位置する内側ガイドレール片7aに防塵板11
が全長さにわたって取付けられており、しかも、ガイド
レール7にガイドされる無端リンクチェーン4の防塵板
11によって覆われる側は同一平面になっていて、凹凸
がないため、その隙間から無端リンクチェーン4又はガ
イドレール7内への塵芥の混入を防ぐことができる。
【0061】このように、塵芥は無端状ネット3のネッ
ト内面3aに捕捉され、塵芥を捕捉する側を内側にして
無端状ネット3は循環動するため、塵芥を水路下流側2
aの外部に流下させることを極力減少させることができ
る。
【0062】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、前記実施の形態では、無端状通水体の内面側で塵芥
を捕捉する場合で説明したが、請求項2の発明の場合に
はこれに限定されるものではなく、水の流れが無端状通
水体の外面より入り内側に抜けて行くタイプの除塵機
や、略長円形状に循環動する無端状通水体の外面側で塵
芥を捕捉するタイプの除塵機にも適用できる。また、前
記実施の形態では無端状通水体として無端状ネット3の
場合で説明したが、これに限定されるものではなく、例
えば複数の通水板を無端状に連結したものでもよい。さ
らに、動力伝達機構8は、上記した伝達スプロケット8
a,8b及び無端のチェーン8cから構成されている場
合で説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば歯車機構から構成されてもよく、要は駆動軸5bから
の駆動力を駆動スプロケット5のスプロケット軸5aに
伝達できる機構であれば、どのような機構でもよい。
【0063】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る除塵機によれば、無端状通水体の両端が
取付けられる左右の無端リンクチェーンと噛み合って循
環移動させる左右の各駆動スプロケットを、除塵機の上
部側の左右の上部側板に内側に向けて突出してそれぞれ
独立して軸支された左右のスプロケット軸の先端にそれ
ぞれ軸設し、無端状通水体の通水体外面上方に通水体駆
動装置に連動連結される駆動軸を通水体の幅方向に横設
し、駆動軸の駆動力を左右のスプロケット軸に伝達する
動力伝達機構をそれぞれ設け、左右の無端リンクチェー
ンの緩み、緊張具合を調整する左右の各テークアップ装
置を構成するテークアップガイドを、除塵機の上部側の
左右の上部側板に内側に向けて突出してそれぞれ独立し
て軸支された左右のテークアップガイド軸の先端にそれ
ぞれ回転自在に軸設したことにより、無端状通水体の内
部の上部に駆動軸及びテークアップ軸を取付けない構造
にすることができ、駆動軸及びテークアップ軸に塵芥の
一部が巻きつくのを防ぐことができる。
【0064】また、請求項2の発明に係る除塵機によれ
ば、無端状通水体の両端が取付けられる左右の無端リン
クチェーンの通水体取付け側の外面を同一平面にし、左
右の無端リンクチェーンをガイドするガイドレールを断
面溝型から構成すると共に、断面溝型からなる左右のガ
イドレールを、無端状通水体の通水体上流側に臨む側に
位置する内側ガイドレール片と無端状通水体の通水体下
流側に臨む側に位置する外側ガイドレール片から構成
し、無端リンクチェーンの通水体取付け側の同一平面か
らなる外面と僅かな隙間をあけて、無端状通水体の通水
体上流側に臨む側の無端リンクチェーンの上記同一平面
からなる外面を覆うように、防塵板を内側ガイドレール
片の全長さにわたって取付けたことにより、循環移動す
る無端リンクチェーンのリンクローラー部分や無端リン
クチェーンをガイドするガイドレール内に塵芥が混入す
るのを簡単な構造で防ぐことができる。
【0065】また、請求項3の発明に係る除塵機によれ
ば、無端状通水体の両端が取付けられる左右の無端リン
クチェーンと噛み合って循環移動させる左右の各駆動ス
プロケットを、除塵機の上部側の左右の上部側板に内側
に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された左右のス
プロケット軸の先端にそれぞれ軸設し、無端状通水体の
通水体外面上方に通水体駆動装置に連動連結される駆動
軸を通水体の幅方向に横設し、駆動軸の駆動力を左右の
スプロケット軸に伝達する動力伝達機構をそれぞれ設
け、左右の無端リンクチェーンの緩み、緊張具合を調整
する左右の各テークアップ装置を構成するテークアップ
ガイドを、除塵機の上部側の左右の上部側板に内側に向
けて突出してそれぞれ独立して軸支された左右のテーク
アップガイド軸の先端にそれぞれ回転自在に軸設したこ
とにより、無端状通水体の内部の上部に駆動軸及びテー
クアップ軸を取付けない構造にすることができ、駆動軸
及びテークアップ軸に塵芥の一部が巻きつくのを防ぐこ
とができると共に、無端状通水体の両端が取付けられる
左右の無端リンクチェーンの通水体取付け側の外面を同
一平面にし、左右の無端リンクチェーンをガイドするガ
イドレールを断面溝型から構成すると共に、断面溝型か
らなる左右のガイドレールを、無端状通水体の通水体内
面側に臨む側に位置する内側ガイドレール片と無端状通
水体の通水体外面側に臨む側に位置する外側ガイドレー
ル片から構成し、無端リンクチェーンの通水体取付け側
の同一平面からなる外面と僅かな隙間をあけて、無端状
通水体の通水体内面側に臨む側の無端リンクチェーンの
上記同一平面からなる外面を覆うように、防塵板を内側
ガイドレール片の全長さにわたって取付けたことによ
り、循環移動する無端リンクチェーンのリンクローラー
部分や無端リンクチェーンをガイドするガイドレール内
に塵芥が混入するのを簡単な構造で防ぐことができる。
【0066】また、請求項4のように、左右の無端リン
クチェーンがそれぞれ回装された左右の各駆動スプロケ
ット及びテークアップガイドの無端状通水体の通水体内
面側に臨む表面側に、駆動スプロケット及びテークアッ
プガイドの表面側を覆うように上部防塵板がそれぞれ設
けられている場合には、無端状通水体の通水体内面で捕
捉された塵芥の一部が駆動スプロケットやテークアップ
ガイドに付着又は巻きつくのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す除塵機の側断面図
で、中心線より左側はテークアップ装置側の側断面図で
あり、中心線より右側は駆動スプロケット側の側断面図
である。
【図2】この発明の実施の形態を示す除塵機の水路上流
側から見たときの正断面図で、中心線より左側は正面図
であり、中心線より右側は断面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す除塵機の上部側の
平断面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す除塵機の下部側の
平断面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す除塵機の上部側の
拡大側断面図で、中心線より左側はテークアップ装置側
の拡大側断面図であり、中心線より右側は駆動スプロケ
ット側の拡大側断面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す除塵機のガイドレ
ール側の部分拡大平断面図である。
【図7】(A)はこの発明の実施の形態を示す除塵機の
無端リンクチェーンの部分側面図である。(B)はこの
発明の実施の形態を示す除塵機の無端リンクチェーンの
内側リンク板と外側リンク板の部分側面図である。
(C)は図7(B)の正面図である。
【符号の説明】
1 除塵機 1a 上流側止水板 1b 下流側止水板 1c 上部側板 1d 外部側板 2 水路 2a 水路下流側 2b 水路上流側 3 無端状ネット 3a ネット内面 3b ネット外面 4 無端リンクチェーン 4a 内側リンク板 4b 外側リンク板 4c 連結軸 4d リンクローラー 4e フランジ 4f 補助板 4g ネット取付板 5 駆動スプロケット 5a スプロケット軸 5b 駆動軸 6 テークアップ装置 6a テークアップガイド 6b テークアップガイド軸 6c テークアップガイド軸スライド調節具 7 ガイドレール 7a 内側ガイドレール片 7b 外側ガイドレール片 8 動力伝達機構 8a 伝達スプロケット 8b 伝達スプロケット 8c チェーン 9 ネット駆動装置 10 上部防塵板 10a 支持杆 11 防塵板 12 レーキ 13 洗浄装置 13a ノズル付洗浄管 13b 水中ポンプ 13c 洗浄用配管 14 トラフ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥を捕捉する通水性の無端状通水体
    を、上下方向回りに循環動自在に且つ水路上流側の水を
    通水体内面を通過させて水路下流側に流れるように水路
    に配置し、無端状通水体の両端が取付けられる左右の無
    端リンクチェーンと噛み合って循環移動させる左右の各
    駆動スプロケットを、除塵機の上部側の左右の上部側板
    に内側に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された左
    右のスプロケット軸の先端にそれぞれ軸設し、無端状通
    水体の通水体外面上方に通水体駆動装置に連動連結され
    る駆動軸を通水体の幅方向に横設し、駆動軸の駆動力を
    左右のスプロケット軸に伝達する動力伝達機構をそれぞ
    れ設け、左右の無端リンクチェーンの緩み、緊張具合を
    調整する左右の各テークアップ装置を構成するテークア
    ップガイドを、除塵機の上部側の左右の上部側板に内側
    に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された左右のテ
    ークアップガイド軸の先端にそれぞれ回転自在に軸設
    し、通水体内面に捕捉した塵芥を噴射水によって下方に
    落とす洗浄装置を無端状通水体の通水体外面上方に設
    け、噴射水によって通水体内面から落ちる塵芥を回収す
    るトラフを無端状通水体の内面側の上部に配置したこと
    を特徴とする除塵機。
  2. 【請求項2】 塵芥を捕捉する通水性の無端状通水体
    を、上下方向回りに循環動自在に水路に配置し、無端状
    通水体の両端が取付けられる左右の無端リンクチェーン
    の通水体取付け側の外面を同一平面にし、左右の無端リ
    ンクチェーンをガイドするガイドレールを断面溝型から
    構成すると共に、断面溝型からなる左右のガイドレール
    を、無端状通水体の通水体上流側に臨む側に位置する内
    側ガイドレール片と無端状通水体の通水体下流側に臨む
    側に位置する外側ガイドレール片から構成し、無端リン
    クチェーンの通水体取付け側の同一平面からなる外面と
    僅かな隙間をあけて、無端状通水体の通水体上流側に臨
    む側の無端リンクチェーンの上記同一平面からなる外面
    を覆うように、防塵板を内側ガイドレール片の全長さに
    わたって取付け、無端状通水体に捕捉した塵芥を噴射水
    によって下方に落とす洗浄装置を無端状通水体の上方に
    設け、噴射水によって通水体から落ちる塵芥を回収する
    トラフを無端状通水体の上部に配置したことを特徴とす
    る除塵機。
  3. 【請求項3】 塵芥を捕捉する通水性の無端状通水体
    を、上下方向回りに循環動自在に且つ水路上流側の水を
    通水体内面を通過させて水路下流側に流れるように水路
    に配置し、無端状通水体の両端が取付けられる左右の無
    端リンクチェーンと噛み合って循環移動させる左右の各
    駆動スプロケットを、除塵機の上部側の左右の上部側板
    に内側に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された左
    右のスプロケット軸の先端にそれぞれ軸設し、無端状通
    水体の通水体外面上方に通水体駆動装置に連動連結され
    る駆動軸を通水体の幅方向に横設し、駆動軸の駆動力を
    左右のスプロケット軸に伝達する動力伝達機構をそれぞ
    れ設け、左右の無端リンクチェーンの緩み、緊張具合を
    調整する左右の各テークアップ装置を構成するテークア
    ップガイドを、除塵機の上部側の左右の上部側板に内側
    に向けて突出してそれぞれ独立して軸支された左右のテ
    ークアップガイド軸の先端にそれぞれ回転自在に軸設
    し、無端状通水体の両端が取付けられる左右の無端リン
    クチェーンの通水体取付け側の外面を同一平面にし、左
    右の無端リンクチェーンをガイドするガイドレールを断
    面溝型から構成すると共に、断面溝型からなる左右のガ
    イドレールを、無端状通水体の通水体内面側に臨む側に
    位置する内側ガイドレール片と無端状通水体の通水体外
    面側に臨む側に位置する外側ガイドレール片から構成
    し、無端リンクチェーンの通水体取付け側の同一平面か
    らなる外面と僅かな隙間をあけて、無端状通水体の通水
    体内面側に臨む側の無端リンクチェーンの上記同一平面
    からなる外面を覆うように、防塵板を内側ガイドレール
    片の全長さにわたって取付け、通水体内面に捕捉した塵
    芥を噴射水によって下方に落とす洗浄装置を無端状通水
    体の通水体外面上方に設け、噴射水によって通水体内面
    から落ちる塵芥を回収するトラフを無端状通水体の内面
    側の上部に配置したことを特徴とする除塵機。
  4. 【請求項4】 左右の無端リンクチェーンがそれぞれ
    回装された左右の各駆動スプロケット及びテークアップ
    ガイドの無端状通水体の通水体内面側に臨む表面側に
    は、駆動スプロケット及びテークアップガイドの表面側
    を覆うように上部防塵板がそれぞれ設けられている請求
    項1又は請求項3に記載の除塵機。
JP2000247880A 2000-08-17 2000-08-17 除塵機 Expired - Lifetime JP4398575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247880A JP4398575B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 除塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247880A JP4398575B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 除塵機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002061153A true JP2002061153A (ja) 2002-02-28
JP4398575B2 JP4398575B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=18737882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000247880A Expired - Lifetime JP4398575B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 除塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4398575B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816046B1 (ko) 2007-08-07 2008-03-26 중앙종합기계 주식회사 외측구동형 이동식 스크린 장치
CN106400747A (zh) * 2016-10-14 2017-02-15 成都绿迪科技有限公司 新型河道截污装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5468434U (ja) * 1977-10-22 1979-05-15
JPH0169609U (ja) * 1987-10-30 1989-05-09
JPH10317355A (ja) * 1997-03-19 1998-12-02 Ohara Tekkosho:Kk 水路などのネットスクリーン装置
JPH11207109A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Satomi Seisakusho:Kk スクリーン装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5468434U (ja) * 1977-10-22 1979-05-15
JPH0169609U (ja) * 1987-10-30 1989-05-09
JPH10317355A (ja) * 1997-03-19 1998-12-02 Ohara Tekkosho:Kk 水路などのネットスクリーン装置
JPH11207109A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Satomi Seisakusho:Kk スクリーン装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816046B1 (ko) 2007-08-07 2008-03-26 중앙종합기계 주식회사 외측구동형 이동식 스크린 장치
CN106400747A (zh) * 2016-10-14 2017-02-15 成都绿迪科技有限公司 新型河道截污装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4398575B2 (ja) 2010-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7722762B2 (en) Horizontally traveling water screen
JP2002061153A (ja) 除塵機
JP2006342544A (ja) 除塵装置の掻塵具
JP3911481B2 (ja) 夾雑物処理装置
US4138334A (en) Trash collector
JP2002069974A (ja) 除塵装置
US4157251A (en) Self-cleaning filter device
JP2021031852A (ja) スクリーン回転式除塵機
JP2005036438A (ja) 除塵機
JP4509071B2 (ja) スクリーン循環式除塵機
JP2000265449A (ja) 除塵装置
JP2001159119A (ja) 除塵機
JP3872737B2 (ja) 除塵装置
RU2002113558A (ru) Путевая машина для приема балластного материала
JP2004308174A (ja) 除塵機
JP4406385B2 (ja) 除塵機
JP2002206228A (ja) 除塵装置
JPH0513772Y2 (ja)
JP3098519U (ja) 除塵装置
JPS5851220Y2 (ja) スクリ−ン自動除塵機
JP2015016432A (ja) チェーン及び汚泥掻寄機
JP2003003446A (ja) 除塵装置
JPH11107250A (ja) 補助スクリーン付きレーキ循環式除塵機
JP2002069973A (ja) 除塵装置
JPH11137923A (ja) トラベリングスクリーン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4398575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151030

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term