JP3098519U - 除塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵芥を良好に確保できる一方で、流水を堰き止めることなくよりスムーズに流下させ得るようにする。
【解決手段】スクリーン12を回転駆動しながら該スクリーン12によって塵芥を捕捉する除塵装置に関する。スクリーン12は、複数の多孔質パネル32が周方向に連結されることにより構成されている。各多孔質パネル32には、透水孔として断面正六角形の複数の透水孔36が縦横整列して形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】スクリーン12を回転駆動しながら該スクリーン12によって塵芥を捕捉する除塵装置に関する。スクリーン12は、複数の多孔質パネル32が周方向に連結されることにより構成されている。各多孔質パネル32には、透水孔として断面正六角形の複数の透水孔36が縦横整列して形成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水路内等に設けられた無端状のスクリーンを回転駆動しながら、このスクリーンにより水路を流下する藻類や草の塊等の塵芥を捕捉して除去する除塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除塵装置として、従来から無端状に構成された多孔質のベルト状部材(スクリーン)を水路内に回動可能に設置するとともにこのスクリーンを流水が透過するように流路を形成し、水路を流下する塵芥をスクリーンにより捕捉する一方で、このスクリーンを回転駆動して捕捉した塵芥を水面上に引き上げて水路外に除去するように構成された除塵装置が一般に知られている。
【0003】
この種の装置において、前記スクリーンとしては、流水の透過性、および塵芥の捕捉性が良好なことから一般に金網製のものが主流であった。しかし、金網製のスクリーンでは、毛髪等、繊維状の塵芥が絡み付き易く、また一旦、絡み付くとその除去が困難になるという問題があった。
【0004】
そこで、近年では、流水の透過方向にある程度厚みのある多孔質パネルを無端状に連結することにより、塵芥の絡み付きを生じ難くしたスクリーンが用いられるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
多孔質パネルを使ったスクリーンは、上記のように繊維状の塵芥が絡み付き易くなるという利点がある一方で、構造上、強度との関係で透水面積(開口率)を確保するのが難しく、また、粘性のある塵芥が孔内部に付着し易く透水孔を塞ぐ虞れがある。従って、多孔質パネルを使ったスクリーンについては、塵芥を良好に捕捉する一方で、透水性を確保することが求められる。
【0006】
この点について、近年、パネル連結型のスクリーンとして矩形断面、又は円形断面の複数の透水孔を並べて穿設したものが周知であるが、いずれのものもスクリーンの透水性を確保する上では充分とは言えない。
【0007】
すなわち、矩形断面の透水孔の場合には、透水孔を縦横に並べることでパネルの開口率を大きくとることが可能であり、スクリーンの透水性を確保する上では理論的には有利と考えられる。しかし、孔内にエッジ部分(角部)が存在するため、使用中、粘性のある塵芥が付着し易く透水孔が塞がれ易い。一方、円形断面の透水孔の場合には、孔内にエッジ部分が存在しないため塵芥の付着により透水孔が閉塞されるという現象は起き難い。しかし、パネルに対して矩形断面の透水孔ほど効率的に(無駄なく)透水孔を設けることは不可能であり開口面積自体を確保し難い。
【0008】
従って、いずれの孔形の場合も透水性を確保するという観点からは未だ不十分であり、ここに改良の余地がある。
【0009】
本考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、パネル連結型のスクリーンをもつ除塵装置において、塵芥を良好に確保できる一方で、流水を堰き止めることなくよりスムーズに流下させ得るようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、複数の多孔質パネルを無端状に連結してなるスクリーンを有し、流下する塵芥を前記スクリーンにより捕捉しつつ、該スクリーンの回転移動に伴い塵芥を流水中から引き上げる除塵装置において、前記多孔質パネルの複数の透水孔として六角形断面をもつ透水孔を形成したものである。
【0011】
このように多孔質パネルの透水孔として六形断面の透水孔を適用すれば、透水孔を縦横に並べて設けることによってパネルの開口率を矩形断面の透水孔に比べて大きくとることが可能となる。また、透水孔内にエッジ部は在るものの、その角度が鈍角となるため、エッジ部の角度が直角となる矩形断面の透水孔に比べて粘性塵芥が付着し難くなり、その結果、塵芥の付着による透水孔の閉塞も抑えることができるようになる。
【0012】
この除塵装置において、前記多孔質パネルはスクリーン回転方向と直交する方向に細長の矩形に形成され、各透水孔は、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向に向き、かつこの回転方向およびこれと直交する方向に一定ピッチで整列して並び、さらに前記回転方向に隣接する透水孔同士が前記直交する方向に半ピッチずれた配列で前記多孔質パネルに形成されているのが、より好ましい。
【0013】
この構成によると、パネルに無駄なく多数の透水孔を設けて開口面積を稼ぐことができ、しかもパネル中央(長手方向中央)での曲げ応力を小さくすることが可能となる。従って、多孔質パネル(スクリーン)の耐久性を高めることが可能となる。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0015】
図1及び図2は、本考案に係る除塵装置を概略的に示している。なお、図1は、除塵装置の全体構成を分かり易くするために、装置を部分的に破断して図示し、またその一部を省略した状態で図示している。
【0016】
同図に示すように、除塵装置10は、水路1を流れる塵芥を捕捉するためのスクリーン12と、このスクリーン12を駆動する駆動機構と、捕捉した塵芥をスクリーン12から脱落させて捕集するための除去装置14とを備えている。
【0017】
上記スクリーン12は、水路1の長手方向に貫通する無端ベルト状の多孔質の部材で、水路1内に突設される隔壁2とこの隔壁2の下流側において水路1の中央に立設される中間支柱壁3との間に、上部が水面上に露出するように縦長に配置された状態で回転駆動されるようになっている。
【0018】
具体的に説明すると、上記隔壁2および中間支柱壁3にそれぞれスクリーン12を案内するガイド20が配置される一方、これらガイド20の上方に一対のスプロケット23を備えた回転体22が回転可能に支持され、これら回転体22およびガイド20に亘ってスクリーン12が掛け渡されるとともに、スクリーン12の後記ローラチェーン30がスクリーン12の前記スプロケット23に噛合している。そして、前記回転体22の側方にモータ25が配設され、このモータ25の出力軸に装着されるプーリ26と回転体22の回転軸に装着されたプーリ27とに亘って駆動ベルト28が掛け渡されている。この構成によりモータ25が作動するとその回転駆動力が上記回転体22に伝達され、その結果、回転体22の回転に伴いスクリーン12が周回移動(回動)するようになっている。なお、図1中、符号24はテンションローラであって、このテンションローラ24がスクリーン12に対してその外周側からローラチェーン30に圧接されることによってスクリーン12が前記回転体22等に掛け渡された状態で張設されている。
【0019】
図3に示すように、前記スクリーン12は、互い平行な一対の無端状ローラチェーン30(同図では片側のみ示している)と、これらローラチェーン30の間に一列に並べられた状態で両チェーン30にそれぞれ連結される複数の多孔質パネル32とから構成されている。
【0020】
各多孔質パネル32は、15mm〜20mm程度の板厚を有する合成樹脂製の矩形パネルで、図3,図4(a)に示すように、スクリーン12の回転方向と直交する方向(幅方向という;図3,図4(a)では左右方向)に細長に形成されている。多孔質パネル32には、同図に示すようにその全面に亘って正六角形断面の複数の透水孔36が縦横に規則的に形成されている。具体的には、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向(図3,図4(a)の上下方向)に向き、かつこの回転方向および幅方向(同図の左右方向)にそれぞれ一定ピッチで複数の透水孔36が整列して並び、さらに回転方向に隣接する透水孔36同士が前記幅方向に半ピッチずれた配列で透水孔36が形成されている。
【0021】
多孔質パネル32は、中央開口を有する専用フレーム34にボルトナットで脱着可能に組付けられており、このフレーム34を介して前記両ローラチェーン30にボルトで固定されている。
【0022】
ローラチェーン30に連結される多孔質パネル32(フレーム34)のうち、周方向に隣接するフレーム34同士は例えばゴム製の連結部材(図示省略)を介して互いに連結されている。この構成により多孔質パネル32同士が自在性を保持した状態で隙間なく無端状に連結されている。
【0023】
除去装置14は、図1に示すように、スクリーン12の外側であって上記回転体22の直上方に配置されるスプレー装置40と、このスプレー装置40に対向してスクリーン12の内側に配置されるトラフ42とを有している。
【0024】
スプレー装置40は、例えば水路底に設置されるポンプにより流水を汲み上げつつスクリーン12に向かって高圧で水を噴射するもので、スクリーン12によって捕捉された塵芥を脱落させるように構成されている。一方、トラフ42は、前記スプレー装置40を挟んでスクリーン12の下方に配置されており、水圧によってスクリーン12から脱落する塵芥を捕集しながらスクリーン12の上流側に配置される捕集箱44に案内するように構成されている。
【0025】
以上のような除塵装置10において、水路1の流水は、図1及び図2中に白抜き矢印で示すように隔壁2の開口部2aを介してスクリーン12の内側に案内され、スクリーン12の周面、すなわち多孔質パネル32の透水孔36を通じて下流側へと流下する。従って、水中に塵芥が含まれていると、流水がスクリーン12の周面を透過する際に捕捉されることとなる。
【0026】
そして、このように塵芥が捕捉される一方で、上記モータ25の作動によりスクリーン12が回転駆動される。このようにスクリーン12が駆動されることにより、捕捉された塵芥がスクリーン12の回転に伴い水中から引き上げられてスクリーン上端部(回転体22の位置)まで運ばれ、ここでスプレー装置40によって高圧の水が吹き付けられることによりスクリーン12から塵芥が除去されてトラフ71内に捕集されることとなる。この際、スクリーン12は、上述したように15〜20mm程度の板厚を有する多孔質パネル32を連結した構成となっていて透水孔36がある程度深さを有しているので、毛髪等の繊維状の塵芥がスクリーン12に絡み付き難く、従って、捕捉された塵芥がスプレー装置40の水圧だけで良好に除去されることとなる。
【0027】
こうしてトラフ42内に捕集された塵芥は、その自重によりトラフ42に沿って移動し、これにより捕集箱44へと案内される。そして、この捕集箱44がある程度満杯になると、作業者により水路外に搬出されることとなる。
【0028】
以上のような除塵装置10によると、スクリーン12が多孔質パネル32によって形成されて毛髪等、繊維状の塵芥がスクリーン12に絡み付き難くなっているので、捕捉した塵芥をスプレー装置40の水圧だけで容易にスクリーン12から脱落させることができる。従って、捕捉した塵芥を確実、かつ速やかに水路外に運び出すことができる。
【0029】
しかも、スクリーン12を構成する多孔質パネルとして、上記のように正六角形断面の透水孔36を有する多孔質パネル32を適用しているので、透水孔が円形断面、又は矩形断面の多孔質パネルによってスクリーンが構成される従来のこの種のパネル連結型の除塵装置に比べると透水性を高めることができるという効果がある。すなわち、正六形断面の透水孔36によると、パネルに対して透水孔36を効率的に形成することが可能であり、同じ断面積であっても他の断面形状の透水孔に比べて単位面積当りの開口率を大きくとることができるのがその第1の理由である。
【0030】
以下の表1は、図4(a)に示す上記多孔質パネル32、およびこれと同面積のパネルに、図5(a)〜図8(a)に示すように、上記透水孔36と略同一断面積の断面円形、正方形、正五角形および正八角形の各透水孔37a〜37dを縦横に規則的に設けた多孔質パネル33a〜33dの開口率等を比較した例である。
【0031】
【表1】
【0032】
この表からも、正六角形断面の透水孔36を有する多孔質パネル32によると他の断面形状の透水孔37a〜37dを有する多孔質パネル33a〜33dに比べて開口率を大きく確保することができることが分かる。なお、図4(b)〜図8(b)に示すように、多孔質パネル32,33a〜33dの各透水孔36,37a〜37dは、いずれも隣接する透水孔同士が一定間隔(符号h)を隔てて縦横に規則的に並ぶことを条件として形成されている。
【0033】
また、第2の理由として、正六角形断面の透水孔36によると、粘性のある塵芥が透水孔内に付着し難く、透水孔36が閉塞され難い点がある。すなわち、円形断面以外の透水孔ではその内部にエッジ部(角部)が在り、粘性のある塵芥が透水孔に入り込むと表面張力によってエッジ部に塵芥が付着、堆積して透水孔を塞ぐこととなる。そして、その付着はエッジ部の角度が小さいほど発生し易い傾向にあるところ、上記のような正六角形断面の透水孔36によると、その内角(エッジ部分の角度)が鈍角(θ=120°)となるため、従来のようなエッジ部分が直角である矩形断面の透水孔に比べて塵芥が付着し難くなる。
【0034】
つまり、正六角形断面の透水孔36を採用した多孔質パネル32によると、上記のようにパネル自体の開口率を物理的に大きく設けることができる一方で、粘性塵芥の付着による透水孔36の閉塞も有効に防止することができ、その結果、スクリーン12の透水性が高められることとなる。
【0035】
従って、このような多孔質パネル32からスクリーン12が構成される上記除塵装置10によると、塵芥を良好に捕捉する一方で、流水を堰き止めることなく、よりスムーズに流下させることができるようになるという効果を得ることができる。
【0036】
なお、上述した除塵装置10は、本考案に係る除塵装置の一例であって、その具体的な構造等は、本考案の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0037】
例えば、実施形態の多孔質パネル32は、図4(a)に示すように、スクリーン12の幅方向に細長の矩形とされ、各透水孔36は、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向に向き、かつこの回転方向および幅方向に一定ピッチで整列して並び、さらに前記回転方向に隣接する透水孔同士が前記幅方向に半ピッチずれた配列で形成されているが、例えば、多孔質パネル32の配列は、必ずしもこの配列である必要はなく、塵芥の捕捉性と透水性とが良好に確保できるように水路1の水量等に応じて適宜選定すればよい。
【0038】
また、透水孔36の向きは、図9に示すように、六角断面の頂部をスクリーン12の幅方向(多孔質パネル32の長手方向)に向けたものであっても構わない。但し、図4(a)と同配列の場合、多孔質パネル32の長手方向略中心(図4(a),図9中の線分L−L)での曲げ応力を考えると、断面係数が若干大きく(開口面積が小さく)なる図4(a)の向きの方が曲げ応力は小さくなる。従って、多孔質パネル32(スクリーン12)の耐久性等を考慮すると、図4(a)に示すような向きで透水孔36を設ける方が有利である。
【0039】
また、上記実施形態では、スクリーン12の内側に水流を招き入れながら塵芥をスクリーン12の内側で捕捉するタイプの除塵装置10に本考案を適用しているが、本考案は、例えばスクリーンの外周面を水路の上流側に向けた状態でスクリーンを水路1内に配置し、流下する塵芥をスクリーンの外周面で捕捉するタイプの除塵装置についても適用可能である。本考案は、要するに、無端状のスクリーンにより塵芥を捕捉しつつ、該スクリーンの回転移動に伴い塵芥を水路等から引き上げる装置であって、かつ複数の多孔質パネルが連結されることによりスクリーンが構成されている除塵装置であれば何れのタイプの除塵装置であっても適用可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、スクリーンの回転移動に伴い塵芥を流水中から引き上げる除塵装置において、六角形断面をもつ複数の透水孔を形成した多孔質パネルを連結して前記スクリーンを構成し、この構成によって、スクリーン自体の開口率を物理的に高めるとともに粘性塵芥の付着による透水孔の閉塞を有効に防止することができるようにしたので、塵芥を良好に捕捉する一方で、流水をスムーズに流下させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る除塵装置の一実施形態を示す斜視概略図である。
【図2】除塵装置の構成を示す平断面図である。
【図3】スクリーンの構成を示す部分的な平面図である。
【図4】断面円形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図5】断面矩形(正方形)の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図6】断面正五角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図7】断面正六角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図8】断面正八角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図9】断面正六角形の透水孔を形成した別の多孔質パネルを示す平面図である。
【符号の説明】
1 水路
10 除塵装置
12 スクリーン
32 多孔質パネル
36 透水孔
【考案の属する技術分野】
本考案は、水路内等に設けられた無端状のスクリーンを回転駆動しながら、このスクリーンにより水路を流下する藻類や草の塊等の塵芥を捕捉して除去する除塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除塵装置として、従来から無端状に構成された多孔質のベルト状部材(スクリーン)を水路内に回動可能に設置するとともにこのスクリーンを流水が透過するように流路を形成し、水路を流下する塵芥をスクリーンにより捕捉する一方で、このスクリーンを回転駆動して捕捉した塵芥を水面上に引き上げて水路外に除去するように構成された除塵装置が一般に知られている。
【0003】
この種の装置において、前記スクリーンとしては、流水の透過性、および塵芥の捕捉性が良好なことから一般に金網製のものが主流であった。しかし、金網製のスクリーンでは、毛髪等、繊維状の塵芥が絡み付き易く、また一旦、絡み付くとその除去が困難になるという問題があった。
【0004】
そこで、近年では、流水の透過方向にある程度厚みのある多孔質パネルを無端状に連結することにより、塵芥の絡み付きを生じ難くしたスクリーンが用いられるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
多孔質パネルを使ったスクリーンは、上記のように繊維状の塵芥が絡み付き易くなるという利点がある一方で、構造上、強度との関係で透水面積(開口率)を確保するのが難しく、また、粘性のある塵芥が孔内部に付着し易く透水孔を塞ぐ虞れがある。従って、多孔質パネルを使ったスクリーンについては、塵芥を良好に捕捉する一方で、透水性を確保することが求められる。
【0006】
この点について、近年、パネル連結型のスクリーンとして矩形断面、又は円形断面の複数の透水孔を並べて穿設したものが周知であるが、いずれのものもスクリーンの透水性を確保する上では充分とは言えない。
【0007】
すなわち、矩形断面の透水孔の場合には、透水孔を縦横に並べることでパネルの開口率を大きくとることが可能であり、スクリーンの透水性を確保する上では理論的には有利と考えられる。しかし、孔内にエッジ部分(角部)が存在するため、使用中、粘性のある塵芥が付着し易く透水孔が塞がれ易い。一方、円形断面の透水孔の場合には、孔内にエッジ部分が存在しないため塵芥の付着により透水孔が閉塞されるという現象は起き難い。しかし、パネルに対して矩形断面の透水孔ほど効率的に(無駄なく)透水孔を設けることは不可能であり開口面積自体を確保し難い。
【0008】
従って、いずれの孔形の場合も透水性を確保するという観点からは未だ不十分であり、ここに改良の余地がある。
【0009】
本考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、パネル連結型のスクリーンをもつ除塵装置において、塵芥を良好に確保できる一方で、流水を堰き止めることなくよりスムーズに流下させ得るようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、複数の多孔質パネルを無端状に連結してなるスクリーンを有し、流下する塵芥を前記スクリーンにより捕捉しつつ、該スクリーンの回転移動に伴い塵芥を流水中から引き上げる除塵装置において、前記多孔質パネルの複数の透水孔として六角形断面をもつ透水孔を形成したものである。
【0011】
このように多孔質パネルの透水孔として六形断面の透水孔を適用すれば、透水孔を縦横に並べて設けることによってパネルの開口率を矩形断面の透水孔に比べて大きくとることが可能となる。また、透水孔内にエッジ部は在るものの、その角度が鈍角となるため、エッジ部の角度が直角となる矩形断面の透水孔に比べて粘性塵芥が付着し難くなり、その結果、塵芥の付着による透水孔の閉塞も抑えることができるようになる。
【0012】
この除塵装置において、前記多孔質パネルはスクリーン回転方向と直交する方向に細長の矩形に形成され、各透水孔は、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向に向き、かつこの回転方向およびこれと直交する方向に一定ピッチで整列して並び、さらに前記回転方向に隣接する透水孔同士が前記直交する方向に半ピッチずれた配列で前記多孔質パネルに形成されているのが、より好ましい。
【0013】
この構成によると、パネルに無駄なく多数の透水孔を設けて開口面積を稼ぐことができ、しかもパネル中央(長手方向中央)での曲げ応力を小さくすることが可能となる。従って、多孔質パネル(スクリーン)の耐久性を高めることが可能となる。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0015】
図1及び図2は、本考案に係る除塵装置を概略的に示している。なお、図1は、除塵装置の全体構成を分かり易くするために、装置を部分的に破断して図示し、またその一部を省略した状態で図示している。
【0016】
同図に示すように、除塵装置10は、水路1を流れる塵芥を捕捉するためのスクリーン12と、このスクリーン12を駆動する駆動機構と、捕捉した塵芥をスクリーン12から脱落させて捕集するための除去装置14とを備えている。
【0017】
上記スクリーン12は、水路1の長手方向に貫通する無端ベルト状の多孔質の部材で、水路1内に突設される隔壁2とこの隔壁2の下流側において水路1の中央に立設される中間支柱壁3との間に、上部が水面上に露出するように縦長に配置された状態で回転駆動されるようになっている。
【0018】
具体的に説明すると、上記隔壁2および中間支柱壁3にそれぞれスクリーン12を案内するガイド20が配置される一方、これらガイド20の上方に一対のスプロケット23を備えた回転体22が回転可能に支持され、これら回転体22およびガイド20に亘ってスクリーン12が掛け渡されるとともに、スクリーン12の後記ローラチェーン30がスクリーン12の前記スプロケット23に噛合している。そして、前記回転体22の側方にモータ25が配設され、このモータ25の出力軸に装着されるプーリ26と回転体22の回転軸に装着されたプーリ27とに亘って駆動ベルト28が掛け渡されている。この構成によりモータ25が作動するとその回転駆動力が上記回転体22に伝達され、その結果、回転体22の回転に伴いスクリーン12が周回移動(回動)するようになっている。なお、図1中、符号24はテンションローラであって、このテンションローラ24がスクリーン12に対してその外周側からローラチェーン30に圧接されることによってスクリーン12が前記回転体22等に掛け渡された状態で張設されている。
【0019】
図3に示すように、前記スクリーン12は、互い平行な一対の無端状ローラチェーン30(同図では片側のみ示している)と、これらローラチェーン30の間に一列に並べられた状態で両チェーン30にそれぞれ連結される複数の多孔質パネル32とから構成されている。
【0020】
各多孔質パネル32は、15mm〜20mm程度の板厚を有する合成樹脂製の矩形パネルで、図3,図4(a)に示すように、スクリーン12の回転方向と直交する方向(幅方向という;図3,図4(a)では左右方向)に細長に形成されている。多孔質パネル32には、同図に示すようにその全面に亘って正六角形断面の複数の透水孔36が縦横に規則的に形成されている。具体的には、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向(図3,図4(a)の上下方向)に向き、かつこの回転方向および幅方向(同図の左右方向)にそれぞれ一定ピッチで複数の透水孔36が整列して並び、さらに回転方向に隣接する透水孔36同士が前記幅方向に半ピッチずれた配列で透水孔36が形成されている。
【0021】
多孔質パネル32は、中央開口を有する専用フレーム34にボルトナットで脱着可能に組付けられており、このフレーム34を介して前記両ローラチェーン30にボルトで固定されている。
【0022】
ローラチェーン30に連結される多孔質パネル32(フレーム34)のうち、周方向に隣接するフレーム34同士は例えばゴム製の連結部材(図示省略)を介して互いに連結されている。この構成により多孔質パネル32同士が自在性を保持した状態で隙間なく無端状に連結されている。
【0023】
除去装置14は、図1に示すように、スクリーン12の外側であって上記回転体22の直上方に配置されるスプレー装置40と、このスプレー装置40に対向してスクリーン12の内側に配置されるトラフ42とを有している。
【0024】
スプレー装置40は、例えば水路底に設置されるポンプにより流水を汲み上げつつスクリーン12に向かって高圧で水を噴射するもので、スクリーン12によって捕捉された塵芥を脱落させるように構成されている。一方、トラフ42は、前記スプレー装置40を挟んでスクリーン12の下方に配置されており、水圧によってスクリーン12から脱落する塵芥を捕集しながらスクリーン12の上流側に配置される捕集箱44に案内するように構成されている。
【0025】
以上のような除塵装置10において、水路1の流水は、図1及び図2中に白抜き矢印で示すように隔壁2の開口部2aを介してスクリーン12の内側に案内され、スクリーン12の周面、すなわち多孔質パネル32の透水孔36を通じて下流側へと流下する。従って、水中に塵芥が含まれていると、流水がスクリーン12の周面を透過する際に捕捉されることとなる。
【0026】
そして、このように塵芥が捕捉される一方で、上記モータ25の作動によりスクリーン12が回転駆動される。このようにスクリーン12が駆動されることにより、捕捉された塵芥がスクリーン12の回転に伴い水中から引き上げられてスクリーン上端部(回転体22の位置)まで運ばれ、ここでスプレー装置40によって高圧の水が吹き付けられることによりスクリーン12から塵芥が除去されてトラフ71内に捕集されることとなる。この際、スクリーン12は、上述したように15〜20mm程度の板厚を有する多孔質パネル32を連結した構成となっていて透水孔36がある程度深さを有しているので、毛髪等の繊維状の塵芥がスクリーン12に絡み付き難く、従って、捕捉された塵芥がスプレー装置40の水圧だけで良好に除去されることとなる。
【0027】
こうしてトラフ42内に捕集された塵芥は、その自重によりトラフ42に沿って移動し、これにより捕集箱44へと案内される。そして、この捕集箱44がある程度満杯になると、作業者により水路外に搬出されることとなる。
【0028】
以上のような除塵装置10によると、スクリーン12が多孔質パネル32によって形成されて毛髪等、繊維状の塵芥がスクリーン12に絡み付き難くなっているので、捕捉した塵芥をスプレー装置40の水圧だけで容易にスクリーン12から脱落させることができる。従って、捕捉した塵芥を確実、かつ速やかに水路外に運び出すことができる。
【0029】
しかも、スクリーン12を構成する多孔質パネルとして、上記のように正六角形断面の透水孔36を有する多孔質パネル32を適用しているので、透水孔が円形断面、又は矩形断面の多孔質パネルによってスクリーンが構成される従来のこの種のパネル連結型の除塵装置に比べると透水性を高めることができるという効果がある。すなわち、正六形断面の透水孔36によると、パネルに対して透水孔36を効率的に形成することが可能であり、同じ断面積であっても他の断面形状の透水孔に比べて単位面積当りの開口率を大きくとることができるのがその第1の理由である。
【0030】
以下の表1は、図4(a)に示す上記多孔質パネル32、およびこれと同面積のパネルに、図5(a)〜図8(a)に示すように、上記透水孔36と略同一断面積の断面円形、正方形、正五角形および正八角形の各透水孔37a〜37dを縦横に規則的に設けた多孔質パネル33a〜33dの開口率等を比較した例である。
【0031】
【表1】
【0032】
この表からも、正六角形断面の透水孔36を有する多孔質パネル32によると他の断面形状の透水孔37a〜37dを有する多孔質パネル33a〜33dに比べて開口率を大きく確保することができることが分かる。なお、図4(b)〜図8(b)に示すように、多孔質パネル32,33a〜33dの各透水孔36,37a〜37dは、いずれも隣接する透水孔同士が一定間隔(符号h)を隔てて縦横に規則的に並ぶことを条件として形成されている。
【0033】
また、第2の理由として、正六角形断面の透水孔36によると、粘性のある塵芥が透水孔内に付着し難く、透水孔36が閉塞され難い点がある。すなわち、円形断面以外の透水孔ではその内部にエッジ部(角部)が在り、粘性のある塵芥が透水孔に入り込むと表面張力によってエッジ部に塵芥が付着、堆積して透水孔を塞ぐこととなる。そして、その付着はエッジ部の角度が小さいほど発生し易い傾向にあるところ、上記のような正六角形断面の透水孔36によると、その内角(エッジ部分の角度)が鈍角(θ=120°)となるため、従来のようなエッジ部分が直角である矩形断面の透水孔に比べて塵芥が付着し難くなる。
【0034】
つまり、正六角形断面の透水孔36を採用した多孔質パネル32によると、上記のようにパネル自体の開口率を物理的に大きく設けることができる一方で、粘性塵芥の付着による透水孔36の閉塞も有効に防止することができ、その結果、スクリーン12の透水性が高められることとなる。
【0035】
従って、このような多孔質パネル32からスクリーン12が構成される上記除塵装置10によると、塵芥を良好に捕捉する一方で、流水を堰き止めることなく、よりスムーズに流下させることができるようになるという効果を得ることができる。
【0036】
なお、上述した除塵装置10は、本考案に係る除塵装置の一例であって、その具体的な構造等は、本考案の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0037】
例えば、実施形態の多孔質パネル32は、図4(a)に示すように、スクリーン12の幅方向に細長の矩形とされ、各透水孔36は、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向に向き、かつこの回転方向および幅方向に一定ピッチで整列して並び、さらに前記回転方向に隣接する透水孔同士が前記幅方向に半ピッチずれた配列で形成されているが、例えば、多孔質パネル32の配列は、必ずしもこの配列である必要はなく、塵芥の捕捉性と透水性とが良好に確保できるように水路1の水量等に応じて適宜選定すればよい。
【0038】
また、透水孔36の向きは、図9に示すように、六角断面の頂部をスクリーン12の幅方向(多孔質パネル32の長手方向)に向けたものであっても構わない。但し、図4(a)と同配列の場合、多孔質パネル32の長手方向略中心(図4(a),図9中の線分L−L)での曲げ応力を考えると、断面係数が若干大きく(開口面積が小さく)なる図4(a)の向きの方が曲げ応力は小さくなる。従って、多孔質パネル32(スクリーン12)の耐久性等を考慮すると、図4(a)に示すような向きで透水孔36を設ける方が有利である。
【0039】
また、上記実施形態では、スクリーン12の内側に水流を招き入れながら塵芥をスクリーン12の内側で捕捉するタイプの除塵装置10に本考案を適用しているが、本考案は、例えばスクリーンの外周面を水路の上流側に向けた状態でスクリーンを水路1内に配置し、流下する塵芥をスクリーンの外周面で捕捉するタイプの除塵装置についても適用可能である。本考案は、要するに、無端状のスクリーンにより塵芥を捕捉しつつ、該スクリーンの回転移動に伴い塵芥を水路等から引き上げる装置であって、かつ複数の多孔質パネルが連結されることによりスクリーンが構成されている除塵装置であれば何れのタイプの除塵装置であっても適用可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、スクリーンの回転移動に伴い塵芥を流水中から引き上げる除塵装置において、六角形断面をもつ複数の透水孔を形成した多孔質パネルを連結して前記スクリーンを構成し、この構成によって、スクリーン自体の開口率を物理的に高めるとともに粘性塵芥の付着による透水孔の閉塞を有効に防止することができるようにしたので、塵芥を良好に捕捉する一方で、流水をスムーズに流下させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る除塵装置の一実施形態を示す斜視概略図である。
【図2】除塵装置の構成を示す平断面図である。
【図3】スクリーンの構成を示す部分的な平面図である。
【図4】断面円形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図5】断面矩形(正方形)の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図6】断面正五角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図7】断面正六角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図8】断面正八角形の透水孔を形成した多孔質パネルを示す平面図である((a)は全体図、(b)は要部拡大図を示す)。
【図9】断面正六角形の透水孔を形成した別の多孔質パネルを示す平面図である。
【符号の説明】
1 水路
10 除塵装置
12 スクリーン
32 多孔質パネル
36 透水孔
Claims (2)
- 複数の多孔質パネルを無端状に連結してなるスクリーンを有し、流下する塵芥を前記スクリーンにより捕捉しつつ、該スクリーンの回転移動に伴い塵芥を流水中から引き上げる除塵装置において、前記多孔質パネルの複数の透水孔として六角形断面をもつ透水孔を形成したことを特徴とする除塵装置。
- 請求項1に記載の除塵装置において、
前記多孔質パネルはスクリーン回転方向と直交する方向に細長の矩形に形成され、前記各透水孔は、六角形断面の頂部がスクリーン回転方向に向き、かつこの回転方向およびこれと直交する方向に一定ピッチで整列して並び、さらに前記回転方向に隣接する透水孔同士が前記直交する方向に半ピッチずれた配列で前記多孔質パネルに形成されていることを特徴とする除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003449U JP3098519U (ja) | 2003-06-12 | 2003-06-12 | 除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003449U JP3098519U (ja) | 2003-06-12 | 2003-06-12 | 除塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098519U true JP3098519U (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=43252276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003449U Expired - Lifetime JP3098519U (ja) | 2003-06-12 | 2003-06-12 | 除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098519U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100806920B1 (ko) * | 2007-08-07 | 2008-02-22 | 중앙종합기계 주식회사 | 평면 수직형 스크린 장치와 이의 구동방법 |
-
2003
- 2003-06-12 JP JP2003003449U patent/JP3098519U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100806920B1 (ko) * | 2007-08-07 | 2008-02-22 | 중앙종합기계 주식회사 | 평면 수직형 스크린 장치와 이의 구동방법 |
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