JP2001049642A - 河川水の除塵装置 - Google Patents

河川水の除塵装置

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JP2001049642A
JP2001049642A JP11224937A JP22493799A JP2001049642A JP 2001049642 A JP2001049642 A JP 2001049642A JP 11224937 A JP11224937 A JP 11224937A JP 22493799 A JP22493799 A JP 22493799A JP 2001049642 A JP2001049642 A JP 2001049642A
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dust
endless chain
water
net
catching net
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JP11224937A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tomikawa
勉 冨川
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Nitto Kasen Industries Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kasen Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】損失水頭の小さい簡易な構成の除塵装置を提供
する。 【解決手段】取水口の水路を遮るように昇降する捕捉ネ
ットを取付けた無端チェーンを傾斜して配置すると共に
この無端チェーンの両側に導水ガイド板を配置し、前記
無端チェーンをこの水路内から上昇し、上部で方向転換
して下方に移動するように回動せしめ、前記無端チェー
ンの捕捉ネットを通過した流水が両側開口部に分流して
流れるように下流側捕捉ネットに近接して防塵板を配置
するとともにこの無端チェーンの上部の駆動スプロケッ
トによる方向転換部分において捕捉ネット上に捕捉した
ゴミ類を落下させて集積するゴミ集積部を配置した構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川等の水路の
流水内に混在するゴミ類を捕獲排除する除塵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】河川等の水路に流れる流水には種々のゴ
ミ類、例えば、刈り草、落ち葉、木材類、ジュース缶、
ポリ容器等が混在する。この種のゴミ類が混在する流水
を利用するための農業用水等の取入口にはゴミ類を除去
するための種々の除塵装置が設置され、一個の除塵装置
(スクリーン)は不充分で、粗大ゴミ用と落ち葉等の小
さいゴミ用との除塵機を二か所に設置していた。このよ
うな除塵機として図6に示されるものが多く利用されて
いる。
【0003】しかし、このような除塵装置は流水の流れ
に対して抵抗を生じ、流水が除塵装置の手前で溜まりを
生じたり、除去した塵埃の処理が円滑に行われていなか
った。例えば、図6aでは、塵芥補足用のネット(スク
リーン)を備えた無端状チェーンを所定間隔をあけて対
向して2条配置し、この間に流水を流し、両側のネット
を通過させ塵芥を収集するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6aに示す除塵機で
はネットの内側で塵芥を捕捉するので、袋状に形成した
中に水路を形成するからネットの損失水頭が小さい。し
かしこれでは粗大ゴミの収集には適さなかった。また、
図6bのように上端に駆動スプロケットを配置し、ネッ
トを張り巡らした無端状チェーンをこの駆動スプロケッ
トに巻回して水路に傾斜して配置したものでは前側ネッ
トの外側で塵芥を捕捉し、駆動スプロケット通過後この
捕捉した塵芥を下方に落下させているが、落下しなかっ
た下流側において後側ネットに残留する塵芥が流れ、充
分な回収ができない欠点があった。また、流水が前面側
スクリーンと後面側スクリーンと2度通過することにな
るので損失水頭が大きくなる。
【0005】この発明は、前記のような問題点を同時に
解決するもので、ネットの外側で確実に捕捉することが
でき損失水頭の小さい除塵装置を提供する。この発明
は、簡易な装置で、粗大ゴミも捕捉でき、別途粗大ゴミ
用の除塵機を必要としない河川水の除塵装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
達成するために以下の構成としたものである。取水口の
水路を遮るように昇降する捕捉ネットを取付けた無端チ
ェーンを傾斜して配置すると共にこの無端チェーンの両
側に導水ガイド板を配置し、前記無端チェーンをこの水
路内から上昇し、上部で方向転換して下方に移動するよ
うに回動せしめ、前記無端チェーンの捕捉ネットを通過
した流水が両側開口部に分流して流れるように下流側捕
捉ネットに近接して防塵板を配置するとともにこの無端
チェーンの上部の駆動スプロケットによる方向転換部分
において捕捉ネット上に捕捉したゴミ類を落下させて集
積するゴミ集積部を配置したことを特徴とする河川水の
除塵装置の構成である。
【0007】また、水路底側スプロケットと前記駆動ス
プロケットとの間に張架した無端チェーンの前記駆動ス
プロケットに近接して無端チェーンの緊張調節部材を配
置して前記課題は達成できる。更に、前記駆動スプロケ
ットによる方向転換した捕捉ネットの内側からゴミ集積
部に向けて散水する洗浄ノズルを配置して、捕捉ネット
の内側から外側に付着したゴミ類を洗い落とし、前記捕
捉ネットの下流側に防塵板を配置し、捕捉ネットに付着
したまま浸水するゴミを収集することができる河川水の
除塵装置によっても前記課題は達成する。
【0008】この発明の河川水の除塵装置は、捕捉ネッ
ト上に昇降方向に直交する位置に複数のレーキを配設し
てなり、粗大ゴミ等の落下を防止して上部に移送してゴ
ミ集積部に搬送することが可能である。
【0009】この発明は、捕捉ネット外側から流水は通
過して両側開口部から水路に戻るようになっているから
水がスムースに流れ滞留せずに確実に塵芥ゴミを収集す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の河川水の除塵装置
を図面に示す実施の形態において説明する。図1はこの
発明の河川水の除塵装置の実施の形態を示す概略説明図
である。図2はこの発明の河川水の除塵装置の1実施の
形態の概略側面図である。図3は図2の水路を表す一部
省略したB−B線横断面図である。図4はこの発明の河
川水の除塵装置に使用する捕捉ネットを説明する説明図
である。図5はこの発明の河川水の除塵装置の無端チェ
ーンのガイドフレームの説明図である。図6は従来の河
川水の除塵装置の説明図である。
【0011】図1において、取水口1の両側に導水板
2、2が配置され、この導水板2、2の間に昇降する捕
捉ネット3を取付けた無端チェーン4が底側スプロケッ
ト5と上側の駆動スプロケット6に傾斜させて巻回して
あり、この駆動スプロケット6に近接して無端チェーン
4の張力を調節する緊張調節部材であるテークアップロ
ーラ7が配設してある。この駆動スプロケット6の回動
軸によって方向転換された捕捉ネット3は湾曲して下降
し、この湾曲部8の下方に対向してゴミ集積部である集
塵ダクト9を配置してある。この集塵ダクト9に集積し
た塵芥はコンベアベルトにより外部に排出する。無端チ
ェーン4によって誘導され下降する捕捉ネット3の下流
側には防塵板10が配置してあり、この防塵板10は無
端チェーン4の両側のフレーム11に密接して設けてあ
る。
【0012】捕捉ネット3の上流の取水口1側と下流側
との間においてフレーム両側に開口部12、12が設け
てあり、この開口部12,12は底側が広く上部は狭く
台形に形成し、取水口1側から捕捉ネット3を通過した
流水は開口部12、12に分流して下流に流れる。13
は捕捉ネット3の湾曲部8において内側から散水する洗
浄ノズルである。14はこの捕捉ネット3に平行に配列
したレーキであり、捕捉ネット3面から突設してある。
15はストレーナ、16は水中ポンプである。17はチ
ェーンガイド、19は取水口1における導水板2と捕捉
ネット3の両側端との間に設けたシールで、下流側(後
側)の捕捉ネット3の両側端と防塵板10との間には密
着シール20を配置してあり、防塵板10によって遮ら
れた流水や残留ゴミ類は底に設けた逆水路18に沿って
取水口1側に送られる。
【0013】このように構成されるこの発明の除塵装置
について動作を説明する。この発明の除塵装置を水路に
設置すると、ゴミ等が混在した流水は取水口1から導入
板2、2により案内されて流入し、捕捉ネット3を通過
した後、防塵板10により進路が遮断されてフレーム1
1の両側の開口部12,12に分流する。この流水は捕
捉ネット3を通過する際に塵芥が捕捉される。この捕捉
ネット3は無端チェーン4とともに回転速度2.0m/
minの駆動スプロケット5により回動している。従っ
て、捕捉された塵芥は、捕捉ネット3のレーキ14やネ
ットによって捕捉され、捕捉ネット3に付着して移送さ
れ、無端チェーン4の湾曲部8において捕捉ネット3上
の木材や落ち葉等のゴミ類は自重により集塵ダクト9内
に落下する。落下しないゴミは洗浄ノズル13からの圧
力水により集塵ダクト9内に落下させる。集塵ダクト9
内に落下したゴミ類はコンベアベルトなどにより外部に
集積される。
【0014】捕捉ネット3は湾曲部8を通過した後、下
降しスプロッケト5により方向転換して上昇する。この
捕捉ネット3の表面に付着残留し、洗浄ノズル13によ
っても落下しなかったゴミ類は、防塵板10との間で移
動することになり、底に設けた逆水路18を通り取水口
1に戻り、捕捉ネット3により再度捕捉されて収集され
る。従って、流水中の塵芥を完全に除去することができ
る。
【0015】この発明の除塵装置は、捕捉ネット3の外
側にゴミ類を付着させることができ、粗大ゴミもレーキ
14により回収することができる。しかもフレーム11
が下方を広く、上側を狭く、台形に形成してあるから損
失水頭を減少することができる。また、上部の駆動スプ
ロケット6を小さいな径にしてあるから全体をコンパク
トに形成することができるばかりでなく、駆動モータか
らの減速数を小さくでき、従来の除塵装置に比較して全
体を小型に構成することができる。更に、無端チェーン
4のテークアップローラ7を上側に設置したから無端チ
ェーン4の調整距離を小さくすることができる。このよ
うに全体をコンパクトに形成するから設置水路断面は少
なく、水路幅1.5〜3.5m,水路高1.5〜5.0
mと幅広く対応が可能である。
【0016】
【発明の効果】この発明の除塵装置は、捕捉ネットを傾
斜して形成し、外側に多数のレーキを取付ることができ
るから、大きな塵芥も掻き揚げ可能である。そのため複
数のスクリーンネットを配設する必要がない。その上、
小型の駆動スプロケットとを配設可能で、全体を小型に
構成でき、水路上の全体の高さを低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の河川水の除塵装置の実施の形態を示
す概略説明図である。
【図2】この発明の河川水の除塵装置の1実施の形態の
概略側面図である。
【図3】図2の水路を表す一部省略したB−B線横断面
図である。
【図4】この発明の河川水の除塵装置に使用する捕捉ネ
ットを説明する説明図である。
【図5】この発明の河川水の除塵装置の無端チェーンの
ガイドフレームの説明図である。
【図6】従来の河川水の除塵装置の説明図である。
【符号の説明】
1 取水口 2 導水板 3 捕捉ネット 4 無端チェーン 5 底側スプロケット 6 駆動スプロケット 7 テークアップローラ 8 湾曲部 9 集塵ダクト 10 防塵板 11 フレーム 12 開口部 13 洗浄ノズル 14 レーキ 15 ストレーナ 16 水中ポンプ 17 チェーンガイド 18 逆流路 19 シール 20 密着シール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取水口の水路を遮るように昇降する捕捉ネ
    ットを取付けた無端チェーンを傾斜して配置すると共に
    この無端チェーンの両側に導水ガイド板を配置し、前記
    無端チェーンをこの水路内から上昇し、上部で方向転換
    して下方に移動するように回動せしめ、前記無端チェー
    ンの捕捉ネットを通過した流水が両側開口部に分流して
    流れるように下流側捕捉ネットに近接して防塵板を配置
    するとともにこの無端チェーンの上部の駆動スプロケッ
    トによる方向転換部分において捕捉ネット上に捕捉した
    ゴミ類を落下集積するゴミ集積部を配置したことを特徴
    とする河川水の除塵装置。
  2. 【請求項2】水路底側スプロケットと前記駆動スプロケ
    ットとの間に張架した無端チェーンの前記駆動スプロケ
    ットに近接して無端チェーンの緊張調節部材を配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の河川水の除塵装置。
  3. 【請求項3】前記駆動スプロケットによる方向転換した
    捕捉ネットの内側からゴミ集積部に向けて散水する洗浄
    ノズルを配置したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の河川水の除塵装置。
  4. 【請求項4】前記捕捉ネットの下流側に防塵板を配置
    し、捕捉ネットに付着したまま浸水するゴミを収集する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の河川水
    の除塵装置。
  5. 【請求項5】前記捕捉ネット上に平行に複数のレーキを
    突設し、昇降する捕捉ネットに捕捉された塵芥を移送す
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に
    記載の河川水の除塵装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190176A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Hitachi Plant Technologies Ltd スクリーン循環式除塵機
KR20160001187A (ko) * 2014-06-26 2016-01-06 도림이엔지 주식회사 로터리식 제진기
KR20220062979A (ko) * 2020-11-09 2022-05-17 한국수력원자력 주식회사 취수구의 이물질 제거 시스템

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