JP2000265445A - 除塵装置 - Google Patents
除塵装置Info
- Publication number
- JP2000265445A JP2000265445A JP11072595A JP7259599A JP2000265445A JP 2000265445 A JP2000265445 A JP 2000265445A JP 11072595 A JP11072595 A JP 11072595A JP 7259599 A JP7259599 A JP 7259599A JP 2000265445 A JP2000265445 A JP 2000265445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- screen
- dust
- rotary screen
- immersed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塵芥回収効率を低下させることなく小型化を
実現することのできる除塵装置を提供する。 【解決手段】 水路幅Wよりも幅の狭いスクリーン幅wか
らなる無端帯状の濾過スクリーン3aに塵芥捕捉部3bを有
し、濾過スクリーン3aの一方端部を水中に浸漬させた状
態で周回させるロータリースクリーン3と、浸漬された
ロータリースクリーン3の周囲を流れる水流をロータリ
ースクリーン3に導く導水ガイド4と、その導水ガイド4
によりロータリースクリーン3に導かれた水流に随伴さ
れる浮遊塵芥を、浸漬されたロータリースクリーン3近
傍に滞留させる水路堰5と、塵芥を捕捉して水中から出
た濾過スクリーン3aに高圧水を噴射して濾過スクリーン
に付着した塵芥を除去する洗浄ノズル6とを備えてなる
ことを特徴とする。
実現することのできる除塵装置を提供する。 【解決手段】 水路幅Wよりも幅の狭いスクリーン幅wか
らなる無端帯状の濾過スクリーン3aに塵芥捕捉部3bを有
し、濾過スクリーン3aの一方端部を水中に浸漬させた状
態で周回させるロータリースクリーン3と、浸漬された
ロータリースクリーン3の周囲を流れる水流をロータリ
ースクリーン3に導く導水ガイド4と、その導水ガイド4
によりロータリースクリーン3に導かれた水流に随伴さ
れる浮遊塵芥を、浸漬されたロータリースクリーン3近
傍に滞留させる水路堰5と、塵芥を捕捉して水中から出
た濾過スクリーン3aに高圧水を噴射して濾過スクリーン
に付着した塵芥を除去する洗浄ノズル6とを備えてなる
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、用水路、排
水路等の水路に設置され、水流表面または水流中に浮遊
する塵芥等を捕捉する除塵装置に関するものである。
水路等の水路に設置され、水流表面または水流中に浮遊
する塵芥等を捕捉する除塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の除塵装置としては、例え
ば図2に示すような除塵装置が知られている。同図に示
す除塵装置はロータリースクリーン40を有し、このロ
ータリースクリーン40は、水路方向に平行に配置され
た一対のエンドレスチェーン41,41に、エンドレス
の帯状濾過スクリーン42を架設し、さらにその濾過ス
クリーン42の外周面にごみ上げ棚43を備えたもので
ある。ロータリースクリーン40は通常、傾斜姿勢で水
路に配置されその一方端部(従動側スプロケットホイー
ル側)44が水中に浸漬される。
ば図2に示すような除塵装置が知られている。同図に示
す除塵装置はロータリースクリーン40を有し、このロ
ータリースクリーン40は、水路方向に平行に配置され
た一対のエンドレスチェーン41,41に、エンドレス
の帯状濾過スクリーン42を架設し、さらにその濾過ス
クリーン42の外周面にごみ上げ棚43を備えたもので
ある。ロータリースクリーン40は通常、傾斜姿勢で水
路に配置されその一方端部(従動側スプロケットホイー
ル側)44が水中に浸漬される。
【0003】駆動モータから動力が伝達され駆動側スプ
ロケットホイール45が回転すると、エンドレスチェー
ン41,41を介して濾過スクリーン42が周回し、水
流Fに随伴される粗大浮遊物である塵芥Dがごみ上げ棚
43によって捕捉され水切りされつつ水上に引き揚げら
れる。引き揚げられた塵芥Dは、駆動側スプロケットホ
イール45を周回して折り返す際に高圧水の噴射を受け
て濾過スクリーン42から除去され、トレイ46に回収
される。上記構成を有するロータリースクリーン式除塵
装置によれば、水流に浮遊する塵芥Dを連続的に除去す
ることができる。
ロケットホイール45が回転すると、エンドレスチェー
ン41,41を介して濾過スクリーン42が周回し、水
流Fに随伴される粗大浮遊物である塵芥Dがごみ上げ棚
43によって捕捉され水切りされつつ水上に引き揚げら
れる。引き揚げられた塵芥Dは、駆動側スプロケットホ
イール45を周回して折り返す際に高圧水の噴射を受け
て濾過スクリーン42から除去され、トレイ46に回収
される。上記構成を有するロータリースクリーン式除塵
装置によれば、水流に浮遊する塵芥Dを連続的に除去す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たロータリースクリーン式除塵装置40は、除塵効率を
高めるために、通常、濾過スクリーン42の幅を水路幅
に略一致させて水路を遮断するようにして設置される。
従って、濾過スクリーン42サイズが大きくなることが
避けられず、除塵装置の小型化が図れないという問題が
ある。なお、濾過スクリーン42幅を縮小すると、水路
側壁との間に生じた流路から、浮遊塵芥が捕捉されずに
水路の下流に排出されてしまい、塵芥回収効率が低下す
ることになる。
たロータリースクリーン式除塵装置40は、除塵効率を
高めるために、通常、濾過スクリーン42の幅を水路幅
に略一致させて水路を遮断するようにして設置される。
従って、濾過スクリーン42サイズが大きくなることが
避けられず、除塵装置の小型化が図れないという問題が
ある。なお、濾過スクリーン42幅を縮小すると、水路
側壁との間に生じた流路から、浮遊塵芥が捕捉されずに
水路の下流に排出されてしまい、塵芥回収効率が低下す
ることになる。
【0005】本発明は以上のような従来の除塵装置にお
ける課題を考慮してなされたものであり、塵芥回収効率
を低下させることなく小型化を実現することのできる除
塵装置を提供するものである。
ける課題を考慮してなされたものであり、塵芥回収効率
を低下させることなく小型化を実現することのできる除
塵装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水路幅よりも
幅の狭いスクリーン幅からなる無端帯状の濾過スクリー
ンに塵芥捕捉部を有し、濾過スクリーンの一方端部を水
中に浸漬させた状態で周回させるロータリースクリーン
と、浸漬されたロータリースクリーンの周囲を流れる水
流をロータリースクリーンに導く導水ガイドと、その導
水ガイドによりロータリースクリーンに導かれた水流に
随伴される浮遊塵芥を浸漬されたロータリースクリーン
近傍に滞留させる水路堰と、塵芥を捕捉し水中から出た
濾過スクリーンに高圧水を噴射して濾過スクリーンに付
着した塵芥を除去する洗浄手段と、を備えてなる除塵装
置である。
幅の狭いスクリーン幅からなる無端帯状の濾過スクリー
ンに塵芥捕捉部を有し、濾過スクリーンの一方端部を水
中に浸漬させた状態で周回させるロータリースクリーン
と、浸漬されたロータリースクリーンの周囲を流れる水
流をロータリースクリーンに導く導水ガイドと、その導
水ガイドによりロータリースクリーンに導かれた水流に
随伴される浮遊塵芥を浸漬されたロータリースクリーン
近傍に滞留させる水路堰と、塵芥を捕捉し水中から出た
濾過スクリーンに高圧水を噴射して濾過スクリーンに付
着した塵芥を除去する洗浄手段と、を備えてなる除塵装
置である。
【0007】本発明において導水ガイドは、浸漬された
ロータリースクリーンの上流側で水流を堰止める縦板か
ら構成することが好ましい。
ロータリースクリーンの上流側で水流を堰止める縦板か
ら構成することが好ましい。
【0008】本発明において、縦板は所定深さ水中に浸
漬されており、その下部から、浸漬されたロータリース
クリーンの下方まで略水平方向に横板を延設することが
好ましい。
漬されており、その下部から、浸漬されたロータリース
クリーンの下方まで略水平方向に横板を延設することが
好ましい。
【0009】本発明において、縦板における水流衝突部
分には、浮遊塵芥の滞留を防止する整流部を形成するこ
とが好ましい。
分には、浮遊塵芥の滞留を防止する整流部を形成するこ
とが好ましい。
【0010】本発明において、水路堰は浸漬されたロー
タリースクリーンの下流側に配置し、且つ導水ガイドに
よる導水を支援する方向に配置することが好ましい。
タリースクリーンの下流側に配置し、且つ導水ガイドに
よる導水を支援する方向に配置することが好ましい。
【0011】本発明において、濾過スクリーンは、2〜
8メッシュの金網から構成することが好ましい。また、
本発明によって捕捉される塵芥とは、水流に随伴される
粗大浮遊物を示し、具体的には草、木片、ビニール、発
泡スチロール、ゴム片等が示される。
8メッシュの金網から構成することが好ましい。また、
本発明によって捕捉される塵芥とは、水流に随伴される
粗大浮遊物を示し、具体的には草、木片、ビニール、発
泡スチロール、ゴム片等が示される。
【0012】本発明に従えば、水路幅よりも幅の狭いス
クリーン幅からなるロータリースクリーンを水路に設置
した場合であっても、ロータリースクリーンの周囲を流
れる水流は導水ガイドによってロータリースクリーンに
導かれ、その導水に随伴される浮遊塵芥は水路堰によっ
てそのロータリースクリーン近傍に集合した状態で滞留
する。濾過スクリーンとともに塵芥捕捉部が周回する
と、浮遊塵芥は水切りされつつ順次水上に引き揚げら
れ、高圧水の噴射によって濾過スクリーンから除去され
る。洗浄された濾過スクリーンは水路堰内に滞留してい
る別の浮遊塵芥を捕捉し、それにより水路全幅に渡って
連続的に除塵を行うことができる。
クリーン幅からなるロータリースクリーンを水路に設置
した場合であっても、ロータリースクリーンの周囲を流
れる水流は導水ガイドによってロータリースクリーンに
導かれ、その導水に随伴される浮遊塵芥は水路堰によっ
てそのロータリースクリーン近傍に集合した状態で滞留
する。濾過スクリーンとともに塵芥捕捉部が周回する
と、浮遊塵芥は水切りされつつ順次水上に引き揚げら
れ、高圧水の噴射によって濾過スクリーンから除去され
る。洗浄された濾過スクリーンは水路堰内に滞留してい
る別の浮遊塵芥を捕捉し、それにより水路全幅に渡って
連続的に除塵を行うことができる。
【0013】浸漬されたロータリースクリーンの上流側
に縦板を配置した本発明に従えば、縦板の縁部下流側に
渦流が発生し、ロータリースクリーンの周囲を流れる水
流がロータリースクリーン側に巻き込まれ、巻き込まれ
た水流に随伴される浮遊塵芥が浸漬されたロータリース
クリーン近傍に集合する。
に縦板を配置した本発明に従えば、縦板の縁部下流側に
渦流が発生し、ロータリースクリーンの周囲を流れる水
流がロータリースクリーン側に巻き込まれ、巻き込まれ
た水流に随伴される浮遊塵芥が浸漬されたロータリース
クリーン近傍に集合する。
【0014】縦板下部から略水平方向に横板を延設した
本発明に従えば、横板の縁部内側に渦流が発生し、比較
的深い層を流れる水流についてもロータリースクリーン
側に巻き込まれ、巻き込まれた水流に随伴される浮遊塵
芥が、浸漬されたロータリースクリーン近傍に集合す
る。
本発明に従えば、横板の縁部内側に渦流が発生し、比較
的深い層を流れる水流についてもロータリースクリーン
側に巻き込まれ、巻き込まれた水流に随伴される浮遊塵
芥が、浸漬されたロータリースクリーン近傍に集合す
る。
【0015】上記縦板に整流部を形成した本発明に従え
ば、縦板の上流側に浮遊塵芥の滞留することが防止され
る。
ば、縦板の上流側に浮遊塵芥の滞留することが防止され
る。
【0016】導水ガイドによる導水を支援する方向に水
路堰を配置した本発明に従えば、水路堰が導水ガイドに
よる導水を支援するように働くため、浸漬されたロータ
リースクリーンの周囲を流れる水流を効果的にロータリ
ースクリーンに案内することができる。
路堰を配置した本発明に従えば、水路堰が導水ガイドに
よる導水を支援するように働くため、浸漬されたロータ
リースクリーンの周囲を流れる水流を効果的にロータリ
ースクリーンに案内することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した一実施形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る除塵装置の構成を示
したものであり、同図(a)は平面図、同図(b)は正
面図をそれぞれ示している。
したものであり、同図(a)は平面図、同図(b)は正
面図をそれぞれ示している。
【0019】図1において水路1に設置される除塵装置
2は、無端帯状のロータリースクリーン3と、導水ガイ
ド4と、水路堰5と、洗浄手段としての洗浄ノズル6と
から主として構成されている。
2は、無端帯状のロータリースクリーン3と、導水ガイ
ド4と、水路堰5と、洗浄手段としての洗浄ノズル6と
から主として構成されている。
【0020】以下、各部の構成について詳しく説明す
る。ロータリースクリーン3は、水路幅Wよりも幅の狭
い幅wからなる濾過スクリーン3aを有し、その外周面
には棚板状の塵芥捕捉部3bが濾過スクリーン3a幅方
向に多数備えられている。
る。ロータリースクリーン3は、水路幅Wよりも幅の狭
い幅wからなる濾過スクリーン3aを有し、その外周面
には棚板状の塵芥捕捉部3bが濾過スクリーン3a幅方
向に多数備えられている。
【0021】上記濾過スクリーン3aはステンレス鋼線
で編まれたネットで構成されており、ネットの網目は2
〜8メッシュのものを使用することが好ましい。この濾
過スクリーン3aは、水上に配置された一対の駆動側ス
プロケットホイール3c,3cと水中に配置された一対
の従動側スプロケットホイール3d,3dとに張架され
た平行チェーンに貼着されており、駆動側スプロケット
ホイール3cは図示しないモータ付き減速機によって所
定の速度で回転するようになっている。
で編まれたネットで構成されており、ネットの網目は2
〜8メッシュのものを使用することが好ましい。この濾
過スクリーン3aは、水上に配置された一対の駆動側ス
プロケットホイール3c,3cと水中に配置された一対
の従動側スプロケットホイール3d,3dとに張架され
た平行チェーンに貼着されており、駆動側スプロケット
ホイール3cは図示しないモータ付き減速機によって所
定の速度で回転するようになっている。
【0022】ロータリースクリーン3は上記したように
従動側スプロケットホイール3d,3d側端部を水中に
浸漬させるべく傾斜配置され、この状態で濾過スクリー
ン3aを周回させるように構成されている。従って、ロ
ータリースクリーン3が周回する際に塵芥捕捉部3bが
水中に進入して(矢印A方向)浮遊塵芥Dを捕捉し、従
動スプロケットホイール3d,3dを折り返すと(矢印
B方向)濾過スクリーン3aによって水切りが行われ、
塵芥Dのみ水上に引き揚げられる。
従動側スプロケットホイール3d,3d側端部を水中に
浸漬させるべく傾斜配置され、この状態で濾過スクリー
ン3aを周回させるように構成されている。従って、ロ
ータリースクリーン3が周回する際に塵芥捕捉部3bが
水中に進入して(矢印A方向)浮遊塵芥Dを捕捉し、従
動スプロケットホイール3d,3dを折り返すと(矢印
B方向)濾過スクリーン3aによって水切りが行われ、
塵芥Dのみ水上に引き揚げられる。
【0023】浸漬されたロータリースクリーン3の上流
側には導水ガイド4が配置されている。この導水ガイド
4は、略垂直方向に所定深さ水中に浸漬される縦板4a
と、その縦板4a下部からロータリースクリーン3の下
方まで略水平方向に延設される横板4bとを有してい
る。ロータリースクリーン3上流側でこの導水ガイド4
によって水流Fの一部が堰止められることにより、分岐
された水流F1,F2の流速が速められ、その結果、縦
板4aの縁部4a′下流側に渦流F1′,F2′が発生
する。また、横板4bの縁部4b′下流側についても同
様に渦流F3′が発生する。
側には導水ガイド4が配置されている。この導水ガイド
4は、略垂直方向に所定深さ水中に浸漬される縦板4a
と、その縦板4a下部からロータリースクリーン3の下
方まで略水平方向に延設される横板4bとを有してい
る。ロータリースクリーン3上流側でこの導水ガイド4
によって水流Fの一部が堰止められることにより、分岐
された水流F1,F2の流速が速められ、その結果、縦
板4aの縁部4a′下流側に渦流F1′,F2′が発生
する。また、横板4bの縁部4b′下流側についても同
様に渦流F3′が発生する。
【0024】なお、本実施形態に示す除塵装置2は、比
較的水深の浅い水路に適用されるものであり、上記縦板
4aの浸漬深さは、水深の略1/2とすることが好まし
い。また、横板4bの延設長さは、水流の巻き込みが円
滑に行われ且つ巻き込んだ水流が従動側スプロケットホ
イール3dに直接衝突しない長さ、すなわち、捕捉した
塵芥を濾過スクリーン3a及び塵芥捕捉部3bから流出
させることがない長さに設定される。
較的水深の浅い水路に適用されるものであり、上記縦板
4aの浸漬深さは、水深の略1/2とすることが好まし
い。また、横板4bの延設長さは、水流の巻き込みが円
滑に行われ且つ巻き込んだ水流が従動側スプロケットホ
イール3dに直接衝突しない長さ、すなわち、捕捉した
塵芥を濾過スクリーン3a及び塵芥捕捉部3bから流出
させることがない長さに設定される。
【0025】上記渦流F1′,F2′は、水路1におい
て上層側を流れる水流をロータリースクリーン3側に巻
き込むように働き、一方、渦流F3′は水路1において
下層側を流れる水流の一部をロータリースクリーン3側
に巻き上げるように働き、それにより、水路1全幅に渡
って水流を、また、水路1において下層側を流れる水流
をロータリースクリーン3に案内することができる。
て上層側を流れる水流をロータリースクリーン3側に巻
き込むように働き、一方、渦流F3′は水路1において
下層側を流れる水流の一部をロータリースクリーン3側
に巻き上げるように働き、それにより、水路1全幅に渡
って水流を、また、水路1において下層側を流れる水流
をロータリースクリーン3に案内することができる。
【0026】なお、導水ガイド4における水流衝突部分
には三角柱状の整流板4cが備えられており、水流の分
岐を円滑にして導水ガイド4の上流側に浮遊塵芥Dが滞
留しないようになっている。
には三角柱状の整流板4cが備えられており、水流の分
岐を円滑にして導水ガイド4の上流側に浮遊塵芥Dが滞
留しないようになっている。
【0027】また、浸漬されたロータリースクリーン3
の下流側には、略垂直方向に所定深さ水中に浸漬された
水路堰5が配置されており、導水ガイド4によってロー
タリースクリーン3に導かれた導水に随伴される浮遊塵
芥Dを、ロータリースクリーン3近傍に滞留させておく
ようになっている。この水路堰5は図1(a)に示すよ
うに、導水ガイド4による水流F1,F2の巻き込みを
支援するように、水路下流に向けてV字状に形成されて
いる。なお、水路堰5の浸漬深さは上記導水ガイド4の
浸漬深さと対応させ、浸漬されたロータリースクリーン
3の周囲に囲いを形成することが好ましい。
の下流側には、略垂直方向に所定深さ水中に浸漬された
水路堰5が配置されており、導水ガイド4によってロー
タリースクリーン3に導かれた導水に随伴される浮遊塵
芥Dを、ロータリースクリーン3近傍に滞留させておく
ようになっている。この水路堰5は図1(a)に示すよ
うに、導水ガイド4による水流F1,F2の巻き込みを
支援するように、水路下流に向けてV字状に形成されて
いる。なお、水路堰5の浸漬深さは上記導水ガイド4の
浸漬深さと対応させ、浸漬されたロータリースクリーン
3の周囲に囲いを形成することが好ましい。
【0028】上記ロータリースクリーン3の駆動側スプ
ロケットホイール3c,3dの間には洗浄手段としての
洗浄ノズル6が配置され、図示しないポンプによって加
圧された高圧水が濾過スクリーン3aに噴射され、ロー
タリースクリーン3に付着した塵芥を除去するようにな
っている。その高圧水の噴射先には塵芥Dを回収するた
めのトレイ7が勾配を設けて配置されており、そのトレ
イ7先端部には図示しない塵芥回収ピットが備えられて
いる。
ロケットホイール3c,3dの間には洗浄手段としての
洗浄ノズル6が配置され、図示しないポンプによって加
圧された高圧水が濾過スクリーン3aに噴射され、ロー
タリースクリーン3に付着した塵芥を除去するようにな
っている。その高圧水の噴射先には塵芥Dを回収するた
めのトレイ7が勾配を設けて配置されており、そのトレ
イ7先端部には図示しない塵芥回収ピットが備えられて
いる。
【0029】次に、上記構成を有する除塵装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0030】図1において、モータ付き減速機を駆動す
るとロータリースクリーン3の濾過スクリーン3aが所
定速度で周回する。
るとロータリースクリーン3の濾過スクリーン3aが所
定速度で周回する。
【0031】水流Fは、整流部4aを備えた導水ガイド
4と衝突することにより、主として導水ガイド4の両側
を流れる水流F1,F2と、導水ガイド4の横板4b下
方を流れる水流F3とに分流される。
4と衝突することにより、主として導水ガイド4の両側
を流れる水流F1,F2と、導水ガイド4の横板4b下
方を流れる水流F3とに分流される。
【0032】次いで、水流F1,F2は、縦板4aの縁
部4a′,4b下流側に発生する渦流によってそれぞれ
内側に巻き込まれ、水流F1′,F2′に随伴される浮
遊塵芥Dがロータリースクリーン3に導かれる。
部4a′,4b下流側に発生する渦流によってそれぞれ
内側に巻き込まれ、水流F1′,F2′に随伴される浮
遊塵芥Dがロータリースクリーン3に導かれる。
【0033】一方、横板4bの縁部4b′下流側に発生
する渦流は、横板4b下方を流れる水流F3を横板4b
内側に巻き上げ、水流F3′に随伴される浮遊塵芥D
を、浸漬されたロータリースクリーン3に向けて浮上さ
せる。
する渦流は、横板4b下方を流れる水流F3を横板4b
内側に巻き上げ、水流F3′に随伴される浮遊塵芥D
を、浸漬されたロータリースクリーン3に向けて浮上さ
せる。
【0034】ロータリースクリーン3に案内された浮遊
塵芥Dは、水路堰5が形成されていることによって下流
側に流れることがなく、ロータリースクリーン3近傍に
滞留する。また、水路堰5は下流側に向けてV字状に形
成されているため、水流F1′及びF2′の巻き込みを
容易にする。すなわち、導水を支援する。
塵芥Dは、水路堰5が形成されていることによって下流
側に流れることがなく、ロータリースクリーン3近傍に
滞留する。また、水路堰5は下流側に向けてV字状に形
成されているため、水流F1′及びF2′の巻き込みを
容易にする。すなわち、導水を支援する。
【0035】周回する濾過スクリーン3aに備えられた
塵芥捕捉部3bは、水中を移動する際に浮遊塵芥Dを掬
って従動スプロケットホイール3d,3dを折り返し、
塵芥Dを水上に引き揚げる際に、濾過スクリーン3aの
ネットから水切りが行われる。そして、水流に浮遊する
塵芥Dのうち、サイズが比較的微細なものは濾過スクリ
ーン3aに付着し、サイズが比較的大きなものは塵芥捕
捉部3b上に捕捉される。
塵芥捕捉部3bは、水中を移動する際に浮遊塵芥Dを掬
って従動スプロケットホイール3d,3dを折り返し、
塵芥Dを水上に引き揚げる際に、濾過スクリーン3aの
ネットから水切りが行われる。そして、水流に浮遊する
塵芥Dのうち、サイズが比較的微細なものは濾過スクリ
ーン3aに付着し、サイズが比較的大きなものは塵芥捕
捉部3b上に捕捉される。
【0036】捕捉された塵芥Dは、駆動側スプロケット
ホイール3c,3cを折り返す際に、洗浄ノズル6から
噴射される高圧水を受けて濾過スクリーン3a及び塵芥
捕捉部3bから除去される。
ホイール3c,3cを折り返す際に、洗浄ノズル6から
噴射される高圧水を受けて濾過スクリーン3a及び塵芥
捕捉部3bから除去される。
【0037】高圧水の噴射によって除去された塵芥Dは
トレイ7上に受け止められ、トレイ7の傾斜面に沿って
移動し塵芥回収ピット内に回収されるこうして洗浄され
た濾過スクリーン3aは再度水中に浸漬され、水路堰5
によって滞留している別の浮遊塵芥Dを捕捉し、それに
より連続的に除塵が行われる。
トレイ7上に受け止められ、トレイ7の傾斜面に沿って
移動し塵芥回収ピット内に回収されるこうして洗浄され
た濾過スクリーン3aは再度水中に浸漬され、水路堰5
によって滞留している別の浮遊塵芥Dを捕捉し、それに
より連続的に除塵が行われる。
【0038】なお、本発明における除塵装置は、上記実
施形態では水路に適用する構成を示したが、水路に限ら
ず河川や排水路等にも適用することができる。
施形態では水路に適用する構成を示したが、水路に限ら
ず河川や排水路等にも適用することができる。
【0039】また、濾過スクリーンは上記実施形態では
ネットを貼着したもので構成したが、濾過抵抗が小さく
且つ粗大浮遊物を捕捉することができるものであれば、
ネット以外に例えばエキスパンドメタル等の任意の濾過
部材を使用することができる。
ネットを貼着したもので構成したが、濾過抵抗が小さく
且つ粗大浮遊物を捕捉することができるものであれば、
ネット以外に例えばエキスパンドメタル等の任意の濾過
部材を使用することができる。
【0040】本発明において塵芥捕捉手段は、上記実施
形態では棚板のもので構成したが、これに限らず、流体
抵抗が小さく且つ粗大浮遊物を捕捉することができるも
のであれば例えばスタッドピンを濾過スクリーンの直径
方向に植設したもの等から構成することもできる。
形態では棚板のもので構成したが、これに限らず、流体
抵抗が小さく且つ粗大浮遊物を捕捉することができるも
のであれば例えばスタッドピンを濾過スクリーンの直径
方向に植設したもの等から構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の除塵装置によれば、塵芥回収効率を低下させる
ことなく小型化を実現することのできるという長所を有
する。
本発明の除塵装置によれば、塵芥回収効率を低下させる
ことなく小型化を実現することのできるという長所を有
する。
【0042】浸漬されたロータリースクリーンの上流側
に縦板を配置した本発明によれば、縦板の縁部下流側に
渦流を発生させてロータリースクリーン周囲を流れる水
流をロータリースクリーンに案内することができ、案内
された水流に随伴される浮遊塵芥を、浸漬させたロータ
リースクリーン近傍に集めることができる。
に縦板を配置した本発明によれば、縦板の縁部下流側に
渦流を発生させてロータリースクリーン周囲を流れる水
流をロータリースクリーンに案内することができ、案内
された水流に随伴される浮遊塵芥を、浸漬させたロータ
リースクリーン近傍に集めることができる。
【0043】縦板下部に横板を延設した本発明によれ
ば、比較的深い層を流れる水流についてもロータリース
クリーン側に案内することができ、案内された水流に随
伴される浮遊塵芥を、浸漬させたロータリースクリーン
近傍に集めることができる。
ば、比較的深い層を流れる水流についてもロータリース
クリーン側に案内することができ、案内された水流に随
伴される浮遊塵芥を、浸漬させたロータリースクリーン
近傍に集めることができる。
【0044】縦板に整流部を形成した本発明によれば、
縦板の上流側に浮遊塵芥の滞留することが防止される。
縦板の上流側に浮遊塵芥の滞留することが防止される。
【0045】水路堰が、導水ガイドによる導水を支援す
る方向に配置されている本発明によれば、ロータリース
クリーンに効果的に浮遊塵芥を案内することができる。
る方向に配置されている本発明によれば、ロータリース
クリーンに効果的に浮遊塵芥を案内することができる。
【図1】本発明に係る除塵装置の構成を示したものであ
り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図である。
り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図である。
【図2】従来の除塵装置の構成を示す正面図である。
1 水路 2 除塵装置 3 ロータリースクリーン 4 導水ガイド 5 水路堰 6 洗浄ノズル 7 トレイ
Claims (5)
- 【請求項1】 水路幅よりも幅の狭いスクリーン幅から
なる無端帯状の濾過スクリーンに塵芥捕捉部を有し、前
記濾過スクリーンの一方端部を水中に浸漬させた状態で
周回させるロータリースクリーンと、浸漬された前記ロ
ータリースクリーンの周囲を流れる水流を前記ロータリ
ースクリーンに導く導水ガイドと、その導水ガイドによ
り前記ロータリースクリーンに導かれた水流に随伴され
る浮遊塵芥を前記浸漬されたロータリースクリーン近傍
に滞留させる水路堰と、塵芥を捕捉して水中から出た前
記濾過スクリーンに高圧水を噴射して前記濾過スクリー
ンに付着した塵芥を除去する洗浄手段と、を備えてなる
ことを特徴とする除塵装置。 - 【請求項2】 前記導水ガイドが、前記浸漬されたロー
タリースクリーンの上流側で水流を堰止める縦板から構
成される請求項1記載の除塵装置。 - 【請求項3】 前記縦板が所定深さ水中に浸漬されてお
り、その下部から、前記浸漬されたロータリースクリー
ンの下方まで略水平方向に横板が延設されている請求項
2記載の除塵装置。 - 【請求項4】 前記縦板における水流衝突部分に、浮遊
塵芥の滞留を防止する整流部が形成されている請求項2
または3に記載の除塵装置。 - 【請求項5】 前記水路堰が前記浸漬されたロータリー
スクリーンの下流側に配置され、且つ前記導水ガイドに
よる導水を支援する方向に配置されている請求項1〜4
のいずれかに記載の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072595A JP2000265445A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072595A JP2000265445A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 除塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265445A true JP2000265445A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13493924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11072595A Withdrawn JP2000265445A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000265445A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003096742A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 海水交流防波堤ケーソン |
WO2014147644A2 (en) * | 2013-03-19 | 2014-09-25 | Ramachandran Puddukarai Srinivasan | Ripbac back washable strainer for separating solids from low-viscosity liquids |
CN112359788A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-02-12 | 中交烟台环保疏浚有限公司 | 一种水利水电大坝进水口漂浮物清理装置 |
-
1999
- 1999-03-17 JP JP11072595A patent/JP2000265445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003096742A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 海水交流防波堤ケーソン |
WO2014147644A2 (en) * | 2013-03-19 | 2014-09-25 | Ramachandran Puddukarai Srinivasan | Ripbac back washable strainer for separating solids from low-viscosity liquids |
WO2014147644A3 (en) * | 2013-03-19 | 2014-12-24 | Ramachandran Puddukarai Srinivasan | Ripbac back washable strainer for separating solids from low-viscosity liquids |
CN112359788A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-02-12 | 中交烟台环保疏浚有限公司 | 一种水利水电大坝进水口漂浮物清理装置 |
CN112359788B (zh) * | 2020-11-02 | 2022-03-15 | 中交烟台环保疏浚有限公司 | 一种水利水电大坝进水口漂浮物清理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000265445A (ja) | 除塵装置 | |
KR20190119750A (ko) | 수로 분리형 제진기 | |
KR101056817B1 (ko) | 해파리 및 부유물 제거용 트랙 제진기 | |
CN215137581U (zh) | 一种具有清砂功能的格栅除污机 | |
JP2003080243A (ja) | 浮遊物の除去方法および装置 | |
JP3239019B2 (ja) | スクリーン移動式除塵機 | |
JP2001329522A (ja) | 取水装置 | |
KR200406021Y1 (ko) | 개폐식 전위스크린이 구비된 제진기 | |
JP7103072B2 (ja) | 除塵装置 | |
JPH0771019A (ja) | 処理水中のし渣及び/又は油分の除去方法、これを使用した前処理施設及び汚水処理施設 | |
JPH07108108A (ja) | 濾体移動式細塵除塵機における付着ごみ除去装置 | |
JPH07108107A (ja) | 濾体移動式除塵機 | |
JP2838009B2 (ja) | 細塵除塵機 | |
JP2764691B2 (ja) | 濾体循環式除塵機 | |
JPH0833812A (ja) | スクリーン移動式除塵機 | |
JP2001049642A (ja) | 河川水の除塵装置 | |
JPH08177029A (ja) | スクリーン移動式除塵機の運転方法 | |
JPH0475964B2 (ja) | ||
JP3239020B2 (ja) | スクリーン移動式除塵機 | |
JP2779710B2 (ja) | ごみ取り器 | |
JP2001279647A (ja) | 除塵装置 | |
JP2002285527A (ja) | 除塵設備 | |
JP2602134B2 (ja) | 除塵装置 | |
JP3316323B2 (ja) | 取水路内の貝類除去装置 | |
JP2022024596A (ja) | 除塵装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |