JP2002363950A - 取水口塵芥除去装置 - Google Patents

取水口塵芥除去装置

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JP2002363950A
JP2002363950A JP2001170181A JP2001170181A JP2002363950A JP 2002363950 A JP2002363950 A JP 2002363950A JP 2001170181 A JP2001170181 A JP 2001170181A JP 2001170181 A JP2001170181 A JP 2001170181A JP 2002363950 A JP2002363950 A JP 2002363950A
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intake
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water
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JP2001170181A
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Takayoshi Iwato
任善 岩藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目詰まりが生じにくく、人手を要することな
く塵芥を除去できる取水口塵芥除去装置の提供を課題と
する。 【解決手段】 海水Wを取り込む取水口の流路Pに立設
されたバースクリーン10と、該バースクリーン10で
堰き止められた塵芥Jを流路Pの外部に排出する塵芥排
出機構11とを備え、塵芥排出機構11が、流路Pの側
壁面に開口された塵芥取り入れ口12と、該塵芥取り入
れ口12を開閉する開閉蓋13と、流路Pから塵芥取り
入れ口12内に取り込んだ海水W中から塵芥Jを漉し取
る漉し取り器14とを備え、バースクリーン10が、海
水Wの流れを塵芥取り入れ口12に向かって導くように
傾斜配置されている構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川水や海水など
の取水を取り込む取水口に設けられ、取水中に混在する
塵芥(一般的なゴミの他、クラゲ等の生物の残骸や容器
の破片等を含み、これらを総称して塵芥と呼ぶ。以下同
様。)を除去する取水口塵芥除去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の取水口塵芥除去装置を備
えたスクリーン設備の一例を、図10及び図11に示
す。ここで、図10は、発電所の循環水ポンプCWPに
海水Wを取り入れる取水口に設けられたスクリーン設備
の側面図であり、図11は、その平面図を示している。
【0003】同図に示すスクリーン設備には、鉛直方向
に起立する複数本の縦バー1aを、海水Wの流れに対し
て垂直をなす平面状に構成したバースクリーン1と、該
バースクリーン1で捕捉された塵芥をレーキ2aにより
掻き上げるトラッシュレーキカー2と、バースクリーン
1で捉えきれなかった細かい塵芥を細かい網目に引っか
けて捕捉するトラベリングバンドスクリーン3と、該ト
ラベリングバンドスクリーン3上の塵芥に水を吹き付け
て洗い流すスクリーンウォッシュ4とを備えて概略構成
されている。なお、このスクリーン設備では、バースク
リーン1とトラッシュレーキカー2で、トラベリングス
クリーン3に至る前に海水W中より塵芥を除去する従来
の取水口塵芥除去装置5を構成している。
【0004】そして、このスクリーン設備によれば、取
水口に取り込まれた海水Wは、まず取水口塵芥除去装置
5を通過する際に、混在している比較的大きな塵芥の除
去が行われる。すなわち、バースクリーン1に至った海
水W中に含まれる塵芥のうち、各縦バー1a間のピッチ
間隔よりも大きなものは、このバースクリーン1に堰き
止められてその下流側への流出が阻止される。このよう
にしてバースクリーン1で捕捉された比較的大きな塵芥
は、トラッシュレーキカー2のレーキ2aにより海水W
上に掻き上げられ、排出されていく。
【0005】一方、取水口塵芥除去装置5を通過した海
水W中には、まだ細かい塵芥が混在しているが、この細
かい塵芥は、回転動作するトラベリングスクリーン3の
網目が海水Wが通過する際に捕捉され、トラベリングス
クリーン3の回転と共に海水W上に取り出されていく。
そして、海水W上に出た塵芥は、スクリーンウォッシュ
4から吹き付けられる水圧によってトラベリングスクリ
ーン3の網目から洗い落とされ、排出されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来の取水口塵芥除去装置5では、前記塵芥として例え
ばクラゲの捕捉を行う場合、季節によってはクラゲが大
量発生することがあり、このような場合、レーキ2aに
よる掻き出しでは間に合わずにバースクリーン1の目詰
まりを起こし、やむを得ず循環水ポンプCWPを停止さ
せる問題を生じることがあった。このような問題を避け
る手段としては、従来では、例えばネットスクリーン
(図示せず)を人力でバースクリーン1の上流側に設置
し、このネットスクリーンでクラゲを捕捉することがな
されていた。しかしながら、このネットスクリーンの設
置には人手を要するという別の問題を引き起こすものと
なっていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、目詰まりが生じにくく、人手を要することなく
塵芥を除去できる取水口塵芥除去装置の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1に記載の取水口塵芥除去装置は、取水を取り込む取水
口の流路に立設されたバースクリーンと、該バースクリ
ーンで堰き止められた塵芥を前記流路の外部に排出する
塵芥排出機構とを備え、前記取水中より前記塵芥を除去
する装置であり、前記塵芥排出機構が、前記流路の側壁
面に開口された塵芥取り入れ口と、該塵芥取り入れ口を
開閉する開閉蓋と、前記流路から前記塵芥取り入れ口内
に取り込んだ前記取水中より前記塵芥を漉し取る漉し取
り器とを備え、前記バースクリーンが、前記取水の流れ
を前記塵芥取り入れ口に向かって導くように傾斜配置さ
れていることを特徴とする。上記請求項1記載の取水口
塵芥除去装置によれば、バースクリーンに到達した取水
の大部分は、バースクリーンの目幅を通ってその下流側
へと流れていく。このとき、バースクリーンの目幅より
も大きな塵芥は、バースクリーンで堰き止められ、その
下流側への流出が阻止される。このようにして堰き止め
られた塵芥は、バースクリーンの傾斜に沿って塵芥取り
入れ口に向かう取水の流れにのり、ついには塵芥取り入
れ口を通って流路外部の塵芥排出機構へと自動的に排出
されていく。
【0009】請求項2記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1記載の取水口塵芥除去装置において、前記バース
クリーンが、平面視した場合に、前記塵芥取り入れ口が
設けられた前記側壁面に対する交差角度が上流側で鋭角
をなし、かつ、側面視した場合に、前記流路の底面に対
する交差角度が下流側で鋭角をなすように傾斜配置され
ていることを特徴とする。上記請求項2記載の取水口塵
芥除去装置によれば、バースクリーンに到達した取水及
びこれに含まれる塵芥は、バースクリーンを側面視した
場合に、バースクリーンの上下方向の傾斜に沿って上方
に向かう流れが形成されている。なおかつ、この流れ
を、バースクリーンを平面視する視線で見た場合には、
バースクリーンの水平方向の傾斜に沿って塵芥取り入れ
口に向かう流れを形成する。したがって、バースクリー
ンで堰き止められた塵芥は、バースクリーンの傾斜に沿
って塵芥取り入れ口へと自然に向かうようになる。
【0010】請求項3記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1または2記載の取水口塵芥除去装置において、前
記バースクリーンに、該バースクリーンを上流側から対
向視した場合に、前記塵芥取り入れ口に向かって傾斜す
る複数本のバー部材が備えられていることを特徴とす
る。上記請求項3記載の取水口塵芥除去装置によれば、
バースクリーンの上流側に到達した取水及びこれに含ま
れる塵芥は、各バー部材の傾斜に沿って塵芥取り入れ口
に向かうようにガイドされる。
【0011】請求項4記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜3のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記バースクリーンの下流側または上流側のいず
れか一方もしくは両方に、該バースクリーンに向かって
流体を流す、流体吹き付け機構が備えられていることを
特徴とする。上記請求項4記載の取水口塵芥除去装置に
よれば、流体吹き付け機構からの流体圧がバースクリー
ンに吹き付けられることにより、バースクリーンに付着
している塵芥をバースクリーンから強制的に剥離させる
とともに、この剥離された塵芥を水上に向かって押し上
げていくことができる。
【0012】請求項5記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜4のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記バースクリーンを振動させる振動機構が更に
備えられていることを特徴とする。上記請求項5記載の
取水口塵芥除去装置によれば、振動機構を作動させてバ
ースクリーンを振動させることにより、バースクリーン
に付着している塵芥をバースクリーンから強制的に剥離
させることができる。
【0013】請求項6記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜5のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記バースクリーンをそれぞれ有する複数の前記
流路が互いに並列配置され、これら流路間に、両流路の
共用として前記塵芥排出機構が配置されていることを特
徴とする。上記請求項6記載の取水口塵芥除去装置によ
れば、各流路のバースクリーンそれぞれに捕捉された塵
芥は、両流路間に設置された共有の塵芥排出機構へと導
かれ、両流路から排出されていく。このように、各流路
毎に専用の塵芥排出機構を備えずとも、塵芥の排出は可
能であり、塵芥排出機構を共有化させてその所要台数を
減らすことができる。
【0014】請求項7記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜6のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記塵芥排出機構に、前記バースクリーンよりも
上流側の水位を検出する第1水位検出センサと、該第1
水位検出センサで検出された水位に応じて前記開閉蓋を
開く駆動部と、前記漉し取り器を通過して該塵芥排出機
構内に残留している残留取水の水位を検出する第2水位
検出センサと、該第2水位検出センサで検出された水位
に応じて前記残留取水を該塵芥排出機構の外部に排水す
る排水ポンプと、前記残留取水が所定上限水位を越えた
場合に、前記開閉蓋を閉じさせる第3水位検出センサと
が備えられていることを特徴とする。上記請求項7記載
の取水口塵芥除去装置によれば、バースクリーンの上流
側水位が上がると、この水位上昇が第1水位検出センサ
により検出され、この検出に連動して駆動部が開閉蓋を
開く。そして、開かれた塵芥取り入れ口より塵芥排出機
構内に流れ込んだ取水に含まれる塵芥は、漉し取り器に
よって漉し取られる。このようにして塵芥が取り除かれ
た後の取水は、残留取水となって塵芥排出機構内に一時
的に留まるが、この水位が排水ポンプで吐出可能な水位
レベルを越えたとして第2水位検出センサで検知された
場合には、排水ポンプが起動して残留取水を外部に排出
していく。さらに、塵芥排出機構内における残留取水の
水位レベルが所定上限水位を越えたとして第3水位検出
センサで検知された場合には、開閉蓋が閉じられ、これ
以上、残留取水の水位が上昇するのが防止される。
【0015】請求項8記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜6のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記塵芥排出機構に、前記バースクリーンの上流
側及び下流側間の水位差を検出する水位差検出センサ
と、該水位差検出センサで検出された水位差に応じて前
記開閉蓋を開く駆動部と、前記漉し取り器を通過して該
塵芥排出機構内に残留している残留取水の水位を検出す
る第2水位検出センサと、該第2水位検出センサで検出
された水位に応じて前記残留取水を該塵芥排出機構の外
部に排水する排水ポンプと、前記残留取水が所定上限水
位を越えた場合に、前記開閉蓋を閉じさせる第3水位検
出センサとが備えられていることを特徴とする。上記請
求項8記載の取水口塵芥除去装置によれば、バースクリ
ーンの上流側及び下流側間の水位差が所定の水位差を越
えたとして水位差検出センサにより検出された場合、こ
の検出に連動して駆動部が開閉蓋を開く。そして、開か
れた塵芥取り入れ口より塵芥排出機構内に流れ込んだ取
水中に含まれる塵芥は、漉し取り器で漉し取られる。こ
のようにして塵芥が取り除かれた後の取水は、残留取水
となって塵芥排出機構内に一時的に留まるが、この水位
が排水ポンプで吐出可能な水位レベルを越えたとして第
2水位検出センサで検知された場合には、排水ポンプが
起動して残留取水を外部に排出していく。さらに、塵芥
排出機構内における残留取水の水位レベルが所定上限水
位を越えたとして第3水位検出センサで検知された場合
には、開閉蓋が閉じられ、これ以上、残留取水の水位が
上昇するのが防止される。
【0016】請求項9記載の取水口塵芥除去装置は、請
求項1〜8のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置にお
いて、前記塵芥取り入れ口の底辺高さが、前記バースク
リーンの上流側水位の上限高さと略等しくされているこ
とを特徴とする。上記請求項9記載の取水口塵芥除去装
置によれば、塵芥取り入れ口が開いた状態で、バースク
リーンの上流側水位が、予め設定された上限高さを超え
ると、取水が自然に塵芥排出機構内へと流れ出ていく。
【0017】請求項10記載の取水口塵芥除去装置は、
請求項1〜8のいずれかに記載の取水口塵芥除去装置に
おいて、前記バースクリーンが、前記取水の流れ方向に
沿って複数台が設置され、これらバースクリーンそれぞ
れの目幅が、前記取水の上流側から下流側に向かって細
かくなっていることを特徴とする。上記請求項10記載
の取水口塵芥除去装置によれば、取水が各バースクリー
ンを通過する度に、大きな塵芥から小さな塵芥まで徐々
に除去されていく。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の取水口塵芥除去装置は、
河川水や海水などの取水を取り込む取水口に設けられ、
取水中に混在する塵芥(一般的なゴミの他、クラゲ等の
生物の残骸や容器の破片等を含み、これらを総称して塵
芥と呼ぶ。以下同様。)を除去する取水口塵芥除去装置
に関するものであり、その各実施の形態を図面を、参照
しながら以下に説明するが、本発明がこれらのみに限定
解釈されるものでないことはもちろんである。なお、各
実施の形態では、本発明の取水口塵芥除去装置を、発電
所の循環水ポンプに海水を取り入れる取水口に設けられ
たスクリーン設備の一部として適用した場合を例に説明
を行うものとする。
【0019】まず、図1及び図2を参照しながら、本発
明の第1の実施の形態について以下に説明する。なお、
図1は、本実施の形態の取水口塵芥除去装置を示す斜視
図である。また、図2は、同取水口塵芥除去装置を示す
図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A
矢視より見た側面図である。図1に示すように、本実施
の形態の取水口塵芥除去装置は、海水W(取水)を取り
込む取水口の流路Pに立設されたバースクリーン10
と、該バースクリーン10で堰き止められた塵芥Jを流
路Pの外部に排出する塵芥排出機構11とを備え、海水
W中に含まれる塵芥Jを除去することが可能となってい
る。
【0020】なお、図示を省略するが、この流路Pに沿
ったバースクリーン10の下流側には、該バースクリー
ン10で捉えきれなかった細かい塵芥を細かい網目に引
っかけて捕捉するトラベリングバンドスクリーンが設置
されている。すなわち、この取水口塵芥除去装置の下流
側に前記トラベリングバンドスクリーンが配置され、更
にこのトラベリングバンドスクリーンの下流側に前記循
環水ポンプが配置された概略構成となっている。
【0021】塵芥排出機構11は、流路Pの側壁面Sに
開口された塵芥取り入れ口12と、該塵芥取り入れ口1
2を開閉する開閉蓋13と、流路Pから塵芥取り入れ口
12内に取り込んだ海水W中から塵芥Jを漉し取る漉し
取り器14と、該漉し取り器14を内部に装備し、塵芥
取り入れ口12に連通する概略U字形状の排水管15
と、該排水管15の底部からの排水を行う排水ポンプ1
6とを備えて構成されている。
【0022】塵芥取り入れ口12は、縦長の長方形形状
の切り欠きであり、その底辺の高さhは、バースクリー
ン10の上流側水位の上限高さに略等しくされている。
したがって、塵芥取り入れ口12が開いた状態では、バ
ースクリーン10の上流側水位(潮位)が上限高さを超
えようとした場合に、海水Wが排水管15内に流れ出す
ので、バースクリーン10の上流側水位が適切に保たれ
るようになっている。開閉蓋13は、塵芥取り入れ口1
2を水密にシールする蓋体であり、図示されない駆動機
構によって上昇し、塵芥取り入れ口12を開くことが可
能となっている。
【0023】漉し取り器14は、金網を容器状に構成し
たトラッシュバスケットであり、塵芥取り入れ口12の
前記底辺よりも下方位置に配置されている。また、この
漉し取り器14は、図示されない駆動部により昇降動作
し、漉し取った塵芥Jを排水管15の外部に排出するこ
とが可能となっている。なお、排水管15の内壁面と漉
し取り器14の周面との間には、隙間が生じないように
されており、これにより、塵芥Jが漉し取り器14を通
過して落下するのを防げるようになっている。
【0024】排水管15は、内部に漉し取り器14を備
え、側面に塵芥取り入れ口12が開口された入口側垂直
部15aと、該入口側垂直部15aの下端に連続して水
平方向に延在する水平部15bと、該水平部15bの下
流側に連続して鉛直上方に向かって起立する出口側垂直
部15cとを備えて構成されている。排水ポンプ16
は、漉し取り器14で塵芥Jが漉し取られて排水管15
内に残留している海水Wを汲み上げるポンプであり、前
記出口側垂直部15c内に配置されている。
【0025】バースクリーン10は、複数本のバー部材
10aを互いに並列配置させて四角板形状(より正確に
は菱形形状)に構成したものであり、本実施の形態で
は、図2(a)に示すように、平面視した場合の各バー
部材10aの向きが、海水Wの流れ方向と略平行になっ
ている。そして、このバースクリーン10は、海水Wの
流れを塵芥取り入れ口12に向かって導くように傾斜配
置されている。すなわち、バースクリーン10は、図2
(a)に示す平面視した場合に、塵芥取り入れ口12が
設けられた側壁面に対する交差角度αが上流側で鋭角を
なし、かつ、図2(b)に示す側面視した場合に、流路
Pの底面に対する交差角度βが下流側で鋭角をなすよう
に傾斜配置された構成となっている。
【0026】このような構成により、バースクリーン1
0に到達した海水W及びこれに含まれる塵芥Jは、バー
スクリーン10を側面視した場合に、バースクリーン1
0の上下方向の傾斜に沿って上方に向かう流れが形成さ
れる。なおかつ、この流れを、バースクリーン10を平
面視する視線で見た場合には、バースクリーン10の水
平方向の傾斜に沿って塵芥取り入れ口12に向かう流れ
を形成する。したがって、バースクリーン10に到達し
た海水Wは、バースクリーン10の傾斜に沿って塵芥取
り入れ口12へと自然に向かうようになる。なお、前記
交差角度βとしては、例えば75度以下に設定すると、
効果的に塵芥Jを塵芥取り入れ口12に向かわせること
ができるので、好ましい。
【0027】以上説明の構成を有する取水口塵芥除去装
置により、海水Wから塵芥Jを除去する方法について以
下に説明を述べる。まず、バースクリーン10に到達し
た海水Wの大部分は、バースクリーン10の目幅を通っ
てその下流側の前記トラベリングバンドスクリーンへと
流れていく。このとき、バースクリーン10の目幅より
も大きな塵芥Jは、バースクリーン10で堰き止めら
れ、その下流側への流出が阻止される。このようにして
堰き止められた塵芥Jは、バースクリーン10の傾斜に
沿って塵芥取り入れ口12に向かう海水Wの流れにの
り、ついには塵芥取り入れ口12を通って流路Pの外部
に位置する塵芥排出機構11へと自動的に排出されてい
く。
【0028】塵芥排出機構11に流れ出た海水Wは、漉
し取り器14上に落とし込まれるので、塵芥Jのみが漉
し取り器14上に残り、漉し取られた後の海水Wが、水
平部15bに流れ込む。水平部15b内の海水Wの水位
が所定高さを超えた場合には、排水ポンプ16が起動し
て海水Wを排水管15の外部に汲み出し、バースクリー
ン10の下流側へと戻していく。
【0029】本実施の形態の取水口塵芥除去装置は、海
水Wを取り込む取水口の流路Pに立設されたバースクリ
ーン10と、該バースクリーン10で堰き止められた塵
芥Jを流路Pの外部に排出する塵芥排出機構11とを備
えた構成を採用した。この構成によれば、バースクリー
ン10に到達した海水W中に混在している塵芥Jは、バ
ースクリーン10の傾斜に沿って塵芥取り入れ口12に
向かう海水Wの流れにのって導かれ、ついには塵芥取り
入れ口12を通って流路Pの外部の塵芥排出機構11へ
と自動的に排出されていく。したがって、バースクリー
ン10の目詰まりが生じにくく、かつ人手を要すること
なく塵芥を除去することが可能となる。
【0030】また、本実施の形態の取水口塵芥除去装置
は、バースクリーン10を、平面視した場合に側壁面に
対する交差角度αが上流側で鋭角をなし、かつ、側面視
した場合に流路Pの底面に対する交差角度βが下流側で
例えば75度以下の鋭角をなすように傾斜配置する構成
を採用した。この構成によれば、海水W及びこれに含ま
れる塵芥Jを、塵芥取り入れ口12に向かってスムーズ
かつ確実に導くことが可能となっている。
【0031】次に、図3を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第2の実施の形態について以下に説明
する。なお、図3は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)
をB−B矢視より見た側面図である。本実施の形態は、
上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、上記第
1の実施の形態との相違点を中心に説明するものとし、
その他については上記第1の実施の形態と同様であると
して説明を省略する。
【0032】図3に示すように本実施の形態の取水口塵
芥除去装置では、そのバースクリーン20の構成が特徴
的となっている。すなわち、本実施の形態のバースクリ
ーン20は、バースクリーン20を上流側から対向視し
た場合に、塵芥取り入れ口12に向かって傾斜する複数
本のバー部材20aを備えた構成となっている。なお、
このバースクリーン20が、海水Wの流れを塵芥取り入
れ口12に向かって導くように傾斜配置されている点
は、上記第1の実施の形態のバースクリーン10と同様
である。すなわち、バースクリーン20は、図3(a)
に示す平面視した場合に、塵芥取り入れ口12が設けら
れた側壁面に対する交差角度αが上流側で鋭角をなし、
かつ、図3(b)に示す側面視した場合に、流路Pの底
面に対する交差角度βが下流側で例えば75度以下の鋭
角をなすように傾斜配置された構成となっている。
【0033】このような構成により、バースクリーン2
0に到達した海水W及びこれに含まれる塵芥Jは、バー
スクリーン20の傾斜配置によるガイドに加えて、各バ
ー部材20aの傾斜に沿って塵芥取り入れ口12に向か
う流れが生じるため、より確実に塵芥Jを塵芥取り入れ
口12にガイドできるようになっている。以上説明の本
実施の形態の取水口塵芥除去装置によれば、海水W及び
これに含まれる塵芥Jを、よりスムーズに塵芥取り入れ
口12へと導くことが可能となっている。
【0034】次に、図4を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第3の実施の形態について以下に説明
する。なお、図4は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置の要部を示す図であって、(a)はバースクリーンを
示す正面図であり、(b)はその変形例を示す正面図で
ある。本実施の形態は、上記第1の実施の形態の変形例
に相当するので、上記第1の実施の形態との相違点を中
心に説明するものとし、その他については上記第1の実
施の形態と同様であるとして説明を省略する。
【0035】図4(a)に示すように本実施の形態の取
水口塵芥除去装置では、そのバースクリーン30の構成
が特徴的となっている。すなわち、本実施の形態のバー
スクリーン30は、バースクリーン30を上流側から対
向視した場合に、上下方向に延在する複数本の縦バー部
材30aと、これら縦バー部材30a上に設けられ、塵
芥取り入れ口12に向かって傾斜する複数本の傾斜バー
部材30bとを備えた構成となっている。なお、このバ
ースクリーン30が、海水Wの流れを塵芥取り入れ口1
2に向かって導くように傾斜配置されている点は、上記
第1の実施の形態のバースクリーン10と同様である。
すなわち、バースクリーン30は、平面視した場合に、
塵芥取り入れ口12が設けられた側壁面に対する交差角
度が上流側で鋭角をなし、かつ、側面視した場合に、流
路Pの底面に対する交差角度が下流側で鋭角をなすよう
に傾斜配置された構成となっている。
【0036】このような構成により、バースクリーン3
0に到達した海水W及びこれに含まれる塵芥Jは、バー
スクリーン30の傾斜によるガイドに加えて、各縦バー
部材30aによる上昇流と、各傾斜バー部材30bの傾
斜に沿って塵芥取り入れ口12に向かう傾斜流とによ
り、塵芥取り入れ口12に確実に向かうようにガイド可
能となっている。以上説明の本実施の形態の取水口塵芥
除去装置によれば、海水W及びこれに含まれる塵芥J
を、よりスムーズに塵芥取り入れ口12へと導くことが
可能となっている。
【0037】なお、本実施の形態の変形例として、例え
ば図4(b)に示すバースクリーン40も採用可能であ
る。このバースクリーン40は、前記各縦バー部材30
a及び各傾斜バー部材30bの代わりに、その底部から
上部に向かって、塵芥取り入れ口12に接近するような
円弧形状をなす、複数本の円弧バー部材40aを備えて
構成されている。したがって、これら円弧バー部材40
aの下部分が前記各縦バー部材30aの役目をなし、各
円弧バー部材40aの上部分が前記各傾斜バー部材30
bの役目をなすものとなっている。なお、このバースク
リーン40が、海水Wの流れを塵芥取り入れ口12に向
かって導くように傾斜配置されている点は、上記第3の
実施の形態のバースクリーン30と同様である。
【0038】このような構成により、バースクリーン4
0に到達した海水W及びこれに含まれる塵芥Jは、バー
スクリーン40の傾斜によるガイドに加えて、各円弧バ
ー部材40aの円弧形状に沿って塵芥取り入れ口12に
向かう傾斜流にのり、塵芥取り入れ口12に確実に向か
うようにガイドされるものとなっている。以上説明の本
実施の形態の取水口塵芥除去装置によれば、前記バース
クリーン30と同様に、海水W及びこれに含まれる塵芥
Jを、よりスムーズに塵芥取り入れ口12へと導くこと
が可能となっている。
【0039】次に、図5を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第4の実施の形態について以下に説明
する。なお、図5は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置の要部を示す図であって、バースクリーンをその下流
側より対向視した背面図である。本実施の形態は、上記
第1の実施の形態の変形例に相当するので、上記第1の
実施の形態との相違点を中心に説明するものとし、その
他については上記第1の実施の形態と同様であるとして
説明を省略する。
【0040】図5に示すように本実施の形態の取水口塵
芥除去装置では、前記バースクリーン10の下流側に、
該バースクリーン10に向かってエアーa(流体)を流
すエアバブリング機構50(流体吹き付け機構)を備え
た点が特に特徴的となっている。このエアバブリング機
構50は、バースクリーン10の下流側下端部分に水平
に固定されたエアー吐出配管50aと、該エアー吐出配
管50aに雑用空気を導くエアー供給配管50bと、該
エアー供給配管50bに雑用空気を送り込むエアー供給
源(図示せず)とを備えて構成されている。そして、エ
アー吐出配管50aには、等ピッチ間隔で複数の吐出孔
50a1が穿設されており、バースクリーン10の横幅
方向の略全長にわたって均等にエアーaを吹きかけるこ
とが可能となっている。
【0041】そして、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置によれば、エアバブリング機構50のエアー吐出配管
50aからエアーaが吐出されると、このエアーaが、
気泡をなして各バー部材10aの傾斜に沿って下方から
上方に向かって上昇していく。この時のエアーaは、各
バー部材10aに対して流体圧を付与しながら上昇する
ので、各バー部材10aに付着している塵芥を各バー部
材10aから強制的に剥離させるとともに、この剥離さ
れた塵芥を水上に向かって押し上げていくことができ
る。したがって、バースクリーン10に堰き止められて
いる塵芥の剥離及び浮上を促進させることが可能とな
る。
【0042】なお、本実施の形態では、エアバブリング
機構50をバースクリーン10の下流側のみに設けるも
のとしたが、これに限らず、バースクリーン10の上流
側のみに設けてバースクリーン10の上流側からエアー
aを吹き付けたり、もしくは、バースクリーン10の上
流側及び下流側の両方それぞれにエアバブリング機構5
0を設けてバースクリーン10の上流側及び下流側の双
方からエアーaを吹きかけるものとしても良い。また、
バースクリーン10に吹きかける流体としては、エアー
に限らず、例えばバースクリーン10の下流側を流れる
海水Wの一部を取り込んでこれをバースクリーン10に
吹きかけるなど、その他の流体を吹きかける構成を採用
しても良い。
【0043】また、本実施の形態では、流体(エアー)
の吹き付けにより、強制的に塵芥を剥離浮上させるもの
としたが、エアバブリング機構50の代わりに、バース
クリーン10を振動させる振動機構(図示せず)を備え
ることで、強制的に塵芥を剥離浮上させることも可能で
ある。すなわち、前記振動機構によってバースクリーン
10を振動させることにより、バースクリーン10に堰
き止められている塵芥の剥離及び浮上を促進させること
が可能となる。なお、この振動機構は単独で採用しても
良いし、もしくは、エアバブリング機構50との組み合
わせで使用するものとしても良い。
【0044】次に、図6を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第4の実施の形態について以下に説明
する。なお、図6は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置を示す図であって、2つの流路を併設してこれらの間
に塵芥排出機構を設置した場合の図であり、(a)は平
面図、(b)は(a)をC−C矢視より見た縦断面図で
ある。本実施の形態は、上記第1の実施の形態の変形例
に相当するので、上記第1の実施の形態との相違点を中
心に説明するものとし、その他については上記第1の実
施の形態と同様であるとして説明を省略する。
【0045】図6(a)に示すように、本実施の形態の
取水口塵芥除去装置では、バースクリーン10をそれぞ
れ有する複数の流路P1,P2(図では、流路が2本の
場合を図示している)が互いに並列配置され、これら流
路P1,P2間に、両流路P1,P2の共用として前記
塵芥排出機構11を配置する構成を採用している。すな
わち、各流路P1,P2の間を仕切る壁体60内に塵芥
排出機構11が装備されており、壁体60の両側面にそ
れぞれ開口形成された塵芥取り入れ口12,12を介し
て、両流路P1,P2の双方から塵芥Jの取り込みが行
えるようになっている。この塵芥排出機構11は、塵芥
取り入れ口12が2箇所形成されている点を除き、図6
(b)に示すように、上記第1の実施の形態と同様の構
成を備えており、漉し取り器14による塵芥の漉し取り
と、排水ポンプ16による各流路P1,P2への排水と
が行えるようになっている。
【0046】本実施の形態の取水口塵芥除去装置によれ
ば、各流路P1,P2のバースクリーン10,10それ
ぞれに捕捉された塵芥は、両流路P1,P2間に設置さ
れた共有の塵芥排出機構11へと導かれ、両流路P1,
P2から排出されていく。このように、各流路P1,P
2毎に専用の塵芥排出機構11を備えずとも、塵芥の排
出が可能であり、塵芥排出機構11を共有化させてその
所要台数を減らすことができる。したがって、装置の建
造コスト及び運転コストを低減させることが可能とな
る。
【0047】次に、図7を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第5の実施の形態について以下に説明
する。なお、図7は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置を示す図であって、上記第4の実施の形態で説明した
図6(b)に相当する縦断面図である。本実施の形態
は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、上
記第1の実施の形態との相違点を中心に説明するものと
し、その他については上記第1の実施の形態と同様であ
るとして説明を省略する。
【0048】図7に示すように、本実施の形態の取水口
塵芥除去装置では、前記塵芥排出機構11に、前記バー
スクリーン10よりも上流側の水位を検出する第1水位
検出センサ(例えば図2(b)の符号70に示す位置に
設けられる)と、該第1水位検出センサ70で検出され
た水位に応じて開閉蓋13を開く駆動部(図示せず)
と、漉し取り器14を通過して該塵芥排出機構11内に
残留している海水W(残留取水)の水位を検出する第2
水位検出センサ71と、該第2水位検出センサ71で検
出された水位に応じて海水Wを該塵芥排出機構11の外
部に排水する排水ポンプ16と、前記残留取水が所定上
限水位を越えた場合に、開閉蓋13を閉じさせる第3水
位検出センサ72とを備えて構成されている。
【0049】そして、この取水口塵芥除去装置によれ
ば、前記バースクリーン10の上流側水位が上がると、
この水位上昇が第1水位検出センサ70により検出さ
れ、この検出に連動して前記駆動部が開閉蓋13を開
く。そして、開かれた塵芥取り入れ口12より塵芥排出
機構11内に流れ込んだ海水Wに含まれる塵芥は、漉し
取り器14によって漉し取られる。このようにして塵芥
が取り除かれた後の海水Wは、塵芥排出機構11内に一
時的に留まるが、この水位が排水ポンプ16で吐出可能
な水位レベルを越えたとして第2水位検出センサ71で
検知された場合には、排水ポンプ16が起動して前記残
留取水を外部に排出していく。さらに、塵芥排出機構1
1内における前記残留取水の水位レベルが所定上限水位
を越えたとして第3水位検出センサで検知された場合に
は、開閉蓋13が閉じられ、これ以上、前記残留取水の
水位が上昇するのが防止される。
【0050】以上説明の本実施の形態の取水口塵芥除去
装置によれば、バースクリーン10の上流側水位を常に
一定以下に保つべく塵芥除去作業が自動的になされるの
で、塵芥量や潮位の変動に柔軟に対応することが可能と
なる。
【0051】次に、図8を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第6の実施の形態について以下に説明
する。なお、図8は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置の要部を示す図であって、前記バースクリーン10
を、海水Wの流れ方向を含む縦断面で見た場合の断面図
(図2(a)のD−D矢視図に相当する断面図)であ
る。本実施の形態は、上記第1の実施の形態の変形例に
相当するので、上記第1の実施の形態との相違点を中心
に説明するものとし、その他については上記第1の実施
の形態と同様であるとして説明を省略する。
【0052】図8に示すように、本実施の形態の取水口
塵芥除去装置では、前記塵芥排出機構11に、バースク
リーン10の上流側及び下流側間の水位差を検出する水
位差検出センサ80と、該水位差検出センサ80で検出
された水位差に応じて開閉蓋13を開く駆動部(図示せ
ず)と、前記漉し取り器14を通過して塵芥排出機構1
1内に残留している海水W(残留取水)の水位を検出す
る第2水位検出センサ(上記第5の実施の形態で説明し
た前記第2水位検出71に同じ。図示せず。)と、該第
2水位検出センサで検出された水位に応じて前記残留取
水を該塵芥排出機構11の外部に排水する排水ポンプ1
6と、前記残留取水が所定上限水位を越えた場合に、開
閉蓋13を閉じさせる第3水位検出センサ(上記第5の
実施の形態で説明した前記第3水位検出72に同じ。図
示せず。)とを備えて構成されている。すなわち、本実
施の形態の塵芥排出機構11の内部構造は、図7で説明
したものと同様となっている。
【0053】そして、この取水口塵芥除去装置によれ
ば、バースクリーン10の上流側及び下流側間の水位差
が所定の水位差を越えたとして水位差検出センサ80に
より検出された場合、この検出に連動して前記駆動部が
開閉蓋13を開く。そして、開かれた塵芥取り入れ口1
2より塵芥排出機構11内に流れ込んだ海水W中に含ま
れる塵芥は、漉し取り器14で漉し取られる。このよう
にして塵芥が取り除かれた後の海水Wは、残留取水とな
って塵芥排出機構11内に一時的に留まるが、この水位
が排水ポンプ16で吐出可能な水位レベルを越えたとし
て前記第2水位検出センサで検知された場合には、排水
ポンプ16が起動して前記残留取水を外部に排出してい
く。さらに、塵芥排出機構11内における前記残留取水
の水位レベルが所定上限水位を越えたとして第3水位検
出センサ72で検知された場合には、開閉蓋13が閉じ
られ、これ以上、前記残留取水の水位が上昇するのが防
止される。
【0054】以上説明の本実施の形態の取水口塵芥除去
装置によれば、バースクリーン10の上流側水位を常に
一定以下に保つべく塵芥除去作業がなされるので、塵芥
量や潮位の変動に柔軟に対応することが可能となる。
【0055】次に、図9を参照しながら、本発明の取水
口塵芥除去装置の第7の実施の形態について以下に説明
する。なお、図9は、本実施の形態の取水口塵芥除去装
置を示す平面図である。本実施の形態は、上記第1の実
施の形態の変形例に相当するので、上記第1の実施の形
態との相違点を中心に説明するものとし、その他につい
ては上記第1の実施の形態と同様であるとして説明を省
略する。
【0056】図9に示すように、本実施の形態の取水口
塵芥除去装置では、海水Wの流れ方向に沿って2台のバ
ースクリーン90,91を設置し、これらバースクリー
ン90,91それぞれの目幅を、海水Wの上流側から下
流側に向かって細かくする構成を採用している。すなわ
ち、流路Pの上流側に、各バー部材90a間のピッチ間
隔p1が比較的広いバースクリーン90を設置し、さら
にこのバースクリーン90の下流側に、前記ピッチ間隔
p1よりも狭いピッチ間隔p2を有するバー部材91a
からなるバースクリーン91を設置するものとしてい
る。これらバースクリーン90,91の全体構成並びに
その配置(傾斜配置)は、上記第1の実施の形態で説明
したバースクリーン10と同様であり、また、これらバ
ースクリーン90,91の側方それぞれに塵芥取り入れ
口12が設けられている点も同様である。
【0057】なお、各塵芥取り入れ口12は、それぞれ
専用の塵芥排出機構11に備えるものとしても良いし、
もしくは、共通の1台の塵芥排出機構11に備えるもの
としても良い。また、バースクリーン90,91として
は、2台に限らず、3台以上設置するものとしても良
い。
【0058】以上説明の構成を有する本実施の形態の取
水口塵芥除去装置によれば、海水Wが各バースクリーン
90,91を通過する度に、大きな塵芥から小さな塵芥
まで徐々に除去していくことが可能となる。したがっ
て、この取水口塵芥除去装置を、トラベリングスクリー
ン等の他の塵芥除去装置の上流側に配置して組み合わせ
て用いる他、他の塵芥除去装置を併用せずに、この取水
口塵芥除去装置を単独で用いることも可能となる。この
ような場合、本発明の取水口塵芥除去装置はトラベリン
グスクリーン等に比較して構造が簡単であることから
も、設備構成を簡素化して建造コスト等を低減させるこ
とが可能となっている。
【0059】なお、以上に第1〜第8の実施の形態を説
明したが、例えば上記第2の実施の形態で説明したバー
スクリーン20を、上記第8の実施の形態のように、海
水Wの流れ方向に沿って複数台を配置し、その上流側か
ら下流側にかけて目幅を細かくしていく構成など、各実
施の形態を組み合わせた構成も勿論採用可能である。ま
た、上記第1〜第8の実施の形態の取水口塵芥除去装置
は、発電所の循環水ポンプに海水を取り入れる取水口に
設けられたスクリーン設備の一部として適用した場合を
例に説明したが、これに限らず、その他のプラント設備
の取水口に適用しても良いことは勿論である。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の取水口塵芥除去
装置は、取水を取り込む取水口の流路に立設されたバー
スクリーンと、該バースクリーンで堰き止められた塵芥
を流路の外部に排出する塵芥排出機構とを備えた構成を
採用した。この構成によれば、バースクリーンに到達し
た取水中に混在している塵芥は、バースクリーンの傾斜
に沿って塵芥取り入れ口に向かう取水の流れにのって導
かれ、ついには塵芥取り入れ口を通って流路外部の塵芥
排出機構へと自動的に排出されていく。したがって、バ
ースクリーンの目詰まりが生じにくく、かつ人手を要す
ることなく塵芥を除去することが可能となる。
【0061】また、請求項2記載の取水口塵芥除去装置
は、バースクリーンを、平面視した場合に側壁面に対す
る交差角度が上流側で鋭角をなし、かつ、側面視した場
合に流路の底面に対する交差角度が下流側で鋭角をなす
ように傾斜配置する構成を採用した。この構成によれ
ば、取水及びこれに含まれる塵芥を、塵芥取り入れ口に
向かってスムーズかつ確実に導くことが可能となる。ま
た、請求項3記載の取水口塵芥除去装置は、そのバース
クリーンに、塵芥取り入れ口に向かって傾斜する複数本
のバー部材を備えた構成を採用した。この構成によれ
ば、取水及びこれに含まれる塵芥を、よりスムーズに塵
芥取り入れ口に導くことが可能となる。
【0062】また、請求項4記載の取水口塵芥除去装置
は、バースクリーンの下流側または上流側のいずれか一
方もしくは両方に、流体吹き付け機構を備えた構成を採
用した。この構成によれば、流体吹き付け機構より吹き
付けられる流体圧により、バースクリーンに堰き止めら
れている塵芥の剥離及び浮上を、促進させることが可能
となる。また、本発明の請求項5記載の取水口塵芥除去
装置は、バースクリーンを振動させる振動機構を更に備
えた構成を採用した。この構成によれば、振動機構によ
ってバースクリーンを振動させることにより、バースク
リーンに堰き止められている塵芥の剥離及び浮上を促進
させることが可能となる。
【0063】また、請求項6記載の取水口塵芥除去装置
は、バースクリーンをそれぞれ有する複数の流路間に、
両流路の共用の塵芥排出機構を配置する構成を採用し
た。この構成によれば、各流路毎に専用の塵芥排出機構
を備える場合に比較して、装置の構成要素を少なくする
ことができ、装置の建造コスト及び運転コストを低減さ
せることが可能となる。
【0064】また、請求項7記載の取水口塵芥除去装置
は、その塵芥排出機構に、第1水位検出センサと第2水
位検出センサと第3水位検出センサと駆動部と排水ポン
プとを備えた構成を採用した。この構成によれば、バー
スクリーンの上流側水位を常に一定以下に保つべく塵芥
除去作業が自動的になされるので、塵芥量や取水量の変
動に柔軟に対応することが可能となる。また、請求項8
記載の取水口塵芥除去装置は、その塵芥排出機構に、水
位差検出センサと第2水位検出センサと第3水位検出セ
ンサと駆動部と排水ポンプとを備えた構成を採用した。
この構成によれば、バースクリーンの上流側水位を常に
一定以下に保つべく塵芥除去作業がなされるので、塵芥
量や取水量の変動に柔軟に対応することが可能となる。
【0065】また、請求項9記載の取水口塵芥除去装置
は、塵芥取り入れ口の底辺高さが、バースクリーンの上
流側水位の上限高さと略等しくする構成を採用した。こ
の構成によれば、塵芥取り入れ口が開いた状態で、バー
スクリーンの上流側水位が、予め設定された上限高さを
超えると、取水が自然に塵芥排出機構内へと流れ出てい
く。したがって、バースクリーンの上流側水位を、常に
適切な水位レベルに保つことが可能となる。
【0066】また、請求項10記載の取水口塵芥除去装
置は、そのバースクリーンが、取水の流れ方向に沿って
複数台が設置され、これらバースクリーンそれぞれの目
幅が、取水の上流側から下流側に向かって細かくなる構
成を採用した。この構成によれば、取水を、各バースク
リーンを通過させる度に、大きな塵芥から小さな塵芥ま
で徐々に除去していくことが可能となる。したがって、
この取水口塵芥除去装置を、トラベリングスクリーン等
の他の塵芥除去装置の上流側に配置して組み合わせて用
いる他、他の塵芥除去装置を併用せずに、この取水口塵
芥除去装置を単独で用いることも可能となる。このよう
な場合、本発明の取水口塵芥除去装置はトラベリングス
クリーン等に比較して構造が簡単であることからも、設
備構成を簡素化して建造コスト等を低減させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取水口塵芥除去装置の第1の実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】 同取水口塵芥除去装置を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視より見た
側面図である。
【図3】 本発明の取水口塵芥除去装置の第2の実施の
形態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は
(a)のB−B矢視より見た側面図である。
【図4】 本発明の取水口塵芥除去装置の第3の実施の
形態を示す図であって、(a)はそのバースクリーンを
示す正面図であり、(b)はその変形例を示す正面図で
ある。
【図5】 本発明の取水口塵芥除去装置の第4の実施の
形態を示すであって、バースクリーンをその下流側より
対向視した背面図である。
【図6】 本発明の取水口塵芥除去装置の第5の実施の
形態を示すであって、2つの流路を併設してこれらの間
に塵芥排出機構を設置した場合の図であり、(a)は平
面図、(b)は(a)のC−C矢視より見た縦断面図で
ある。
【図7】 本発明の取水口塵芥除去装置の第6の実施の
形態を示すであって、図6(b)に相当する縦断面図で
ある。
【図8】 本発明の取水口塵芥除去装置の第7の実施の
形態を示すであって、バースクリーンを、取水の流れ方
向を含む縦断面で見た場合の断面図である。
【図9】 本発明の取水口塵芥除去装置の第8の実施の
形態を示す平面図である。
【図10】 従来の取水口塵芥除去装置を備えたスクリ
ーン設備の一例を示す図であって、取水の流れ方向を含
む縦断面で見た場合の断面図である。
【図11】 同スクリーン設備の平面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,90,91・・・バースクリー
ン 10a,20a,30a,30b,40a,90a,9
1a・・・バー部材 11・・・塵芥排出機構 12・・・塵芥取り入れ口 13・・・開閉蓋 14・・・漉し取り器 16・・・排水ポンプ 50・・・エアバブリング機構(流体吹き付け機構) 70・・・第1水位検出センサ 71・・・第2水位検出センサ 72・・・第3水位検出センサ 80・・・水位差検出センサ a・・・エアー(流体) h・・・底辺高さ J・・・塵芥 P,P1,P2・・・流路 W・・・海水(取水) α・・・側壁面に対する交差角度 β・・・底面に対する交差角度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水を取り込む取水口の流路に立設さ
    れたバースクリーンと、該バースクリーンで堰き止めら
    れた塵芥を前記流路の外部に排出する塵芥排出機構とを
    備え、前記取水中より前記塵芥を除去する装置であり、 前記塵芥排出機構は、前記流路の側壁面に開口された塵
    芥取り入れ口と、該塵芥取り入れ口を開閉する開閉蓋
    と、前記流路から前記塵芥取り入れ口内に取り込んだ前
    記取水中より前記塵芥を漉し取る漉し取り器とを備え、 前記バースクリーンは、前記取水の流れを前記塵芥取り
    入れ口に向かって導くように傾斜配置されていることを
    特徴とする取水口塵芥除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の取水口塵芥除去装置に
    おいて、 前記バースクリーンは、平面視した場合に、前記塵芥取
    り入れ口が設けられた前記側壁面に対する交差角度が上
    流側で鋭角をなし、 かつ、側面視した場合に、前記流路の底面に対する交差
    角度が下流側で鋭角をなすように傾斜配置されているこ
    とを特徴とする取水口塵芥除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の取水口塵芥除
    去装置において、 前記バースクリーンには、該バースクリーンを上流側か
    ら対向視した場合に、前記塵芥取り入れ口に向かって傾
    斜する複数本のバー部材が備えられていることを特徴と
    する取水口塵芥除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記バースクリーンの下流側または上流側のいずれか一
    方もしくは両方には、該バースクリーンに向かって流体
    を流す、流体吹き付け機構が備えられていることを特徴
    とする取水口塵芥除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記バースクリーンを振動させる振動機構が更に備えら
    れていることを特徴とする取水口塵芥除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記バースクリーンをそれぞれ有する複数の前記流路が
    互いに並列配置され、 これら流路間に、両流路の共用として前記塵芥排出機構
    が配置されていることを特徴とする取水口塵芥除去装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記塵芥排出機構には、前記バースクリーンよりも上流
    側の水位を検出する第1水位検出センサと、該第1水位
    検出センサで検出された水位に応じて前記開閉蓋を開く
    駆動部と、前記漉し取り器を通過して該塵芥排出機構内
    に残留している残留取水の水位を検出する第2水位検出
    センサと、該第2水位検出センサで検出された水位に応
    じて前記残留取水を該塵芥排出機構の外部に排水する排
    水ポンプと、前記残留取水が所定上限水位を越えた場合
    に、前記開閉蓋を閉じさせる第3水位検出センサとが備
    えられていることを特徴とする取水口塵芥除去装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記塵芥排出機構には、前記バースクリーンの上流側及
    び下流側間の水位差を検出する水位差検出センサと、該
    水位差検出センサで検出された水位差に応じて前記開閉
    蓋を開く駆動部と、前記漉し取り器を通過して該塵芥排
    出機構内に残留している残留取水の水位を検出する第2
    水位検出センサと、該第2水位検出センサで検出された
    水位に応じて前記残留取水を該塵芥排出機構の外部に排
    水する排水ポンプと、前記残留取水が所定上限水位を越
    えた場合に、前記開閉蓋を閉じさせる第3水位検出セン
    サとが備えられていることを特徴とする取水口塵芥除去
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の取水
    口塵芥除去装置において、 前記塵芥取り入れ口の底辺高さが、前記バースクリーン
    の上流側水位の上限高さと略等しくされていることを特
    徴とする取水口塵芥除去装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の取
    水口塵芥除去装置において、 前記バースクリーンは、前記取水の流れ方向に沿って複
    数台が設置され、 これらバースクリーンそれぞれの目幅が、前記取水の上
    流側から下流側に向かって細かくなっていることを特徴
    とする取水口塵芥除去装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070508A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Ebara Corp 水路の除塵装置及び排水設備
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JP2018199970A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 中国電力株式会社 平面スクリーンの清掃装置および清掃方法

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