JP2002060584A - ブロック共重合体を含有するエラストマー組成物 - Google Patents
ブロック共重合体を含有するエラストマー組成物Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 メタアクリル系重合体ブロックとアクリ
ル系重合体ブロックを含有するブロック共重合体と、ア
クリルゴムやブチルゴムなどのゴム状ポリマーを組み合
わせることで、物性バランスに優れたエラストマー組成
物を得ることができる。組成物のゴム状ポリマーを動的
架橋した場合には物性バランスはさらに向上する。
Description
を含有するエラストマー組成物に関し、とりわけ、硬度
と機械強度のバランスに優れ、なおかつ、耐油性および
圧縮永久歪みに優れ、密封用材、ガスケット、耐油性ホ
ースおよび被覆シートに利用できうるアクリル系ブロッ
ク共重合体を含有するエラストマー組成物に関する。本
発明は、密封材料、ガスケット、耐油性ホースおよび被
覆シートに関する。
ピー弾性を発揮するゴム成分(ソフトセグメント)と、
高温では流動するが、常温では塑性変形を防止してゴム
成分に補強効果を与える拘束成分(ハードセグメント)
からなるアロイ構造を取っている。たとえば、スチレン
系エラストマーではスチレンブロックが凝集してハード
セグメントとして働き、ブタジエン系ブロックまたはイ
ソプレン系ブロックがマトリクスとなりソフトセグメン
トとして働く。また、オレフィン系エラストマーでは、
EPDMなどのゴムがPPなどの樹脂中に分散する構造
を取るアロイ構造を取っている。いずれもハードセグメ
ントが高温では流動することにより、射出成形など熱可
塑性の加工が可能である。
が得られない場合は、適当なゴムを導入することにより
性能を向上させる手法が試みられている。たとえば、国
際公開公報WO98/14518号公報では、ビニル芳
香族化合物を単量体主成分とする重合体ブロックとイソ
ブチレンを単量体主成分とする重合体ブロックからなる
ブロック共重合体に、ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、
エチレン−プロピレン−ジエンゴムなどと、適当な硬化
剤とを配合したのち、溶融混練しながら架橋反応を行な
うこと、すなわち動的架橋により得られる成形性、圧縮
永久歪に優れた熱可塑性樹脂組成物が開示されている。
セグメント、アクリル酸ブチルなどをソフトセグメント
に有するアクリル系ブロック体は、熱可塑性エラストマ
ーとして使用可能であることが知られている。たとえ
ば、特許第2553134号公報には、イニファーター
法で製造した、メタアクリルブロックとアクリルブロッ
クを有するアクリル系ブロック体の機械特性が開示され
ている。
性、耐久性および耐油性に優れるという特徴を有してい
る。また、ブロック体を構成する成分を適宜選択するこ
とで、スチレン系ブロック体などの他の熱可塑性エラス
トマーに比べて極めて柔軟なエラストマーを与えること
から、架橋ゴム代替が期待されている。しかしながら、
アクリル系ブロック体においては、ゴム成分を導入する
ことで物性をコントロールし、性能を向上させる手段は
未だに知られておらず、その開発が強く求められてい
た。
ストマー組成物では困難であった問題を解決するために
なされたものであり、低硬度でありながら引張強度が高
く、耐油性および圧縮永久歪みに優れ、かつ、実用的で
各種密封容器、ガスケット、ホース、および被覆シート
に使用することができるエラストマー組成物を提供する
ことである。
クリル系重合体ブロック(A)およびアクリル系重合体
ブロック(B)を含有するブロック共重合体と、(b)
アクリル系重合体ゴム、オレフィン系重合体ゴム、ジエ
ン系重合体ゴムおよび天然ゴムからなる群より選ばれた
少なくとも1種のゴムまたは該ゴムにビニル系単量体を
グラフトした改質ゴムを主成分とするゴム状ポリマーと
を(a):(b)=90:10〜10:90の重量比で
配合することにより、硬度、強度、伸び、および圧縮永
久歪みなどの物性バランスがコントロールされたエラス
トマー組成物を提供する。
させることにより、低硬度でありながら引張強度が高
く、耐油性および圧縮永久歪みに優れ、かつ、実用的で
各種密封容器、シリンジ用ガスケット、自動車用耐油性
ホース、および土木建築用ならびに農業用被覆シートに
使用することができるエラストマー組成物を提供する。
成物からなる密封材料、ガスケット、耐油性ホースおよ
び被覆シートを提供する。
(a)メタアクリル系重合体ブロック(A)およびアク
リル系重合体ブロック(B)を含有するブロック共重合
体と、(b)アクリル系重合体ゴム、オレフィン系重合
体ゴム、ジエン系重合体ゴムおよび天然ゴムからなる群
より選ばれた少なくとも1種のゴムまたは該ゴムにビニ
ル系単量体をグラフトした改質ゴムを主成分とするゴム
状ポリマーとを含有する組成物である。また、必要に応
じてゴム状ポリマー(b)を架橋することによって、さ
らに物性の向上した組成物を得ることができる。
るブロック共重合体(a)は、メタアクリル系単量体を
主成分とする重合体ブロック(A)とアクリル系単量体
を主成分とする重合体ブロック(B)とをそれぞれ少な
くとも1つ含有するブロック共重合体である。前記ブロ
ック共重合体は、線状ブロック共重合体(a1)および
分岐状(星状)ブロック共重合体(a2)からなる群よ
り選ばれた少なくとも1種のブロック共重合体である。
型のジブロック共重合体、A−B−A型のトリブロック
共重合体、B−A−B型のトリブロック共重合体、(−
A−B−)n型のマルチブロック共重合体である。分岐
状(星状)ブロック共重合体(a2)は、前記の線状ブ
ロック共重合体(a1)を基本構造とする分岐状(星
状)ブロック共重合体である。これらの中でも、組成物
の物理的性質の点から、A−B−A型のトリブロック共
重合体、A−B型のジブロック共重合体、または、これ
らの混合物が好ましい。
特に限定されないが、好ましくは30000〜5000
00、さらに好ましくは50000〜400000であ
る。数平均分子量が小さいと粘度が低く、また、数平均
分子量が大きいと粘度が高くなる傾向があるので、必要
とする加工特性に応じて設定される。
ョンクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)も特に
限定されないが、好ましくは1.8以下、さらに好まし
くは1.5以下である。Mw/Mnが1.8を超えると
ブロック共重合体の均一性が低下する傾向がある。
重合体ブロック(A)とアクリル系重合体ブロック
(B)の組成比は、ブロック(A)が5〜90重量%、
ブロック(B)が95〜10重量%である。成型時の形
状の保持およびエラストマーとしての弾性の観点から、
組成比の好ましい範囲は、(A)が10〜80重量%、
(B)が90〜20重量%であり、さらに好ましくは、
(A)が20〜50重量%、(B)が80〜50重量%
である。(A)の割合が5重量%より少ないと成形時に
形状が保持されにくい傾向があり、(B)の割合が10
重量%より少ないとエラストマーとしての弾性が低下す
る傾向がある。
(A)の割合が少ないと硬度が低くなり、また、(A)
の割合が多いと硬度が高くなる傾向があるため、エラス
トマー組成物の必要とされる硬度に応じて設定すること
ができる。また加工の観点からは、(A)の割合が少な
いと粘度が低く、また、(A)の割合が多いと粘度が高
くなる傾向があるので、必要とする加工特性に応じて設
定することができる。本発明の組成物におけるこれらの
性質はブロック共重合体(a)とゴム状ポリマー(b)
との配合比によっても変化するするので、(A)と
(B)の組成比を設定する際には、(a)と(b)との
配合比を勘案する必要がある。
メタアクリル酸エステルを主成分とする単量体を重合し
てなるブロックであり、メタアクリル酸エステル50〜
100重量%およびこれと共重合可能なビニル系単量体
0〜50重量%とからなることが好ましい。
としては、たとえば、メタアクリル酸メチル、メタアク
リル酸エチル、メタアクリル酸−n−プロピル、メタア
クリル酸イソプロピル、メタアクリル酸−n−ブチル、
メタアクリル酸イソブチル、メタアクリル酸−t−ブチ
ル、メタアクリル酸−n−ペンチル、メタアクリル酸−
n−ヘキシル、メタアクリル酸シクロヘキシル、メタア
クリル酸−n−ヘプチル、メタアクリル酸−n−オクチ
ル、メタアクリル酸−2−エチルヘキシル、メタアクリ
ル酸ノニル、メタアクリル酸デシル、メタアクリル酸ド
デシル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸トル
イル、メタアクリル酸ベンジル、メタアクリル酸イソボ
ルニル、メタアクリル酸−2−メトキシエチル、メタア
クリル酸−3−メトキシブチル、メタアクリル酸−2−
ヒドロキシエチル、メタアクリル酸−2−ヒドロキシプ
ロピル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸グ
リシジル、メタアクリル酸2−アミノエチル、γ−(メ
タクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、γ
−(メタクリロイルオキシプロピル)ジメトキシメチル
シラン、メタアクリル酸のエチレンオキサイド付加物、
メタアクリル酸トリフルオロメチルメチル、メタアクリ
ル酸−2−トリフルオロメチルエチル、メタアクリル酸
−2−パーフルオロエチルエチル、メタアクリル酸−2
−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブチルエチ
ル、メタアクリル酸−2−パーフルオロエチル、メタア
クリル酸パーフルオロメチル、メタアクリル酸ジパーフ
ルオロメチルメチル、メタアクリル酸−2−パーフルオ
ロメチル−2−パーフルオロエチルメチル、メタアクリ
ル酸−2−パーフルオロヘキシルエチル、メタアクリル
酸−2−パーフルオロデシルエチル、メタアクリル酸−
2−パーフルオロヘキサデシルエチルなどをあげること
ができる。
せて用いることができる。これらの中でも、加工性、コ
ストおよび入手しやすさの点で、メタアクリル酸メチル
が好ましい。また、メタアクリル酸イソボルニル、メタ
アクリル酸シクロヘキシルなどを共重合させることによ
って、ガラス転移点を高くすることができる。
と共重合可能なビニル系単量体としては、たとえば、ア
クリル酸エステル、芳香族アルケニル化合物、共役ジエ
ン系化合物、ハロゲン含有不飽和化合物、ケイ素含有不
飽和化合物、不飽和ジカルボン酸化合物、ビニルエステ
ル化合物、マレイミド化合物などをあげることができ
る。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n
−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n
−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−t−ブ
チル、アクリル酸−n−ペンチル、アクリル酸−n−ヘ
キシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−n−
ヘプチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2
−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、アクリ
ル酸トルイル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸イソボ
ルニル、アクリル酸−2−メトキシエチル、アクリル酸
−3−メトキシブチル、アクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル
酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−
アミノエチル、アクリル酸のエチレンオキサイド付加
物、アクリル酸トリフルオロメチルメチル、アクリル酸
2−トリフルオロメチルエチル、アクリル酸−2−パー
フルオロエチルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエ
チル−2−パーフルオロブチルエチル、アクリル酸2−
パーフルオロエチル、アクリル酸パーフルオロメチル、
アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、アクリル酸−
2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチ
ル、アクリル酸−2−パーフルオロヘキシルエチル、ア
クリル酸2−パーフルオロデシルエチル、アクリル酸−
2−パーフルオロヘキサデシルエチルなどをあげること
ができる。
ば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−メトキシスチレンなどをあげることができる。
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどをあげ
ることができる。
ブタジエン、イソプレンなどをあげることができる。
えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、パーフルオロエチ
レン、パーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンなど
をあげることができる。
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどを
あげることができる。
えば、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸のモノ
アルキルエステルおよびジアルキルエステル、フマル
酸、フマル酸のモノアルキルエステルおよびジアルキル
エステルなどをあげることができる。
ば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニルなどをあげることが
できる。
マレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プ
ロピルマレイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイ
ミド、オクチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステ
アリルマレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシ
ルマレイミドなどをあげることができる。
せて用いることができる。これらのビニル系単量体は、
ブロック(A)に要求されるガラス転移温度の調整、ア
クリル系重合体ブロック(B)との相容性、エラストマ
ー組成物に配合されるゴム状ポリマー(b)との相溶性
などの観点から好ましいものを選択することができる。
組成物の熱変形の観点から、好ましくは25℃以上、よ
り好ましくは40℃以上、さらに好ましくは50℃以上
である。(A)のガラス転移温度がエラストマー組成物
の使用される環境の温度より低いと、凝集力の低下によ
り、熱変形しやすくなる傾向がある。
リル酸エステルを主成分とする単量体を重合してなるブ
ロックであり、アクリル酸エステル50〜100重量%
およびこれと共重合可能なビニル系単量体0〜50重量
%とからなることが好ましい。
ては、たとえば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸−n−プロピル、アクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸−t−ブチル、アクリル酸−n−ペンチル、
アクリル酸−n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸−n−ヘプチル、アクリル酸−n−オク
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ノ
ニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸フェニル、アクリル酸トルイル、アクリル酸ベンジ
ル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸−2−メトキ
シエチル、アクリル酸−3−メトキシブチル、アクリル
酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキ
シプロピル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸−2−アミノエチル、アクリル酸のエ
チレンオキサイド付加物、アクリル酸トリフルオロメチ
ルメチル、アクリル酸−2−トリフルオロメチルエチ
ル、アクリル酸−2−パーフルオロエチルエチル、アク
リル酸−2−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブ
チルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエチル、アク
リル酸パーフルオロメチル、アクリル酸ジパーフルオロ
メチルメチル、アクリル酸−2−パーフルオロメチル−
2−パーフルオロエチルメチル、アクリル酸−2−パー
フルオロヘキシルエチル、アクリル酸−2−パーフルオ
ロデシルエチル、アクリル酸−2−パーフルオロヘキサ
デシルエチルなどをあげることができる。
組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ゴ
ム弾性、低温特性およびコストのバランスの点で、アク
リル酸−n−ブチルが好ましい。さらに低温特性が必要
な場合は、アクリル酸−2−エチルヘキシルを共重合さ
せればよい。耐油性が必要な場合は、アクリル酸−n−
エチルが好ましい。耐油性および低温特性のバランスが
必要な場合は、アクリル酸−n−エチル、アクリル酸−
n−ブチルおよびアクリル酸−2−メトキシエチルの組
み合わせが好ましい。
テルと共重合可能なビニル系単量体としては、たとえ
ば、メタアクリル酸エステル、芳香族アルケニル化合
物、シアン化ビニル化合物、共役ジエン系化合物、ハロ
ゲン含有不飽和化合物、ケイ素含有不飽和化合物、不飽
和ジカルボン酸化合物、ビニルエステル化合物、マレイ
ミド系化合物などをあげることができる。
ば、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メ
タアクリル酸−n−プロピル、メタアクリル酸イソプロ
ピル、メタアクリル酸−n−ブチル、メタアクリル酸イ
ソブチル、メタアクリル酸−t−ブチル、メタアクリル
酸−n−ペンチル、メタアクリル酸−n−ヘキシル、メ
タアクリル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸−n−ヘ
プチル、メタアクリル酸−n−オクチル、メタアクリル
酸−2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ノニル、メタ
アクリル酸デシル、メタアクリル酸ドデシル、メタアク
リル酸フェニル、メタアクリル酸トルイル、メタアクリ
ル酸ベンジル、メタアクリル酸イソボルニル、メタアク
リル酸−2−メトキシエチル、メタアクリル酸−3−メ
トキシブチル、メタアクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル、メタアクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタア
クリル酸ステアリル、メタアクリル酸グリシジル、メタ
アクリル酸−2−アミノエチル、γ−(メタクリロイル
オキシプロピル)トリメトキシシラン、γ−(メタクリ
ロイルオキシプロピル)ジメトキシメチルシラン、メタ
アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、メタアクリル
酸トリフルオロメチルメチル、メタアクリル酸−2−ト
リフルオロメチルエチル、メタアクリル酸−2−パーフ
ルオロエチルエチル、メタアクリル酸2−パーフルオロ
エチル−2−パーフルオロブチルエチル、メタアクリル
酸−2−パーフルオロエチル、メタアクリル酸パーフル
オロメチル、メタアクリル酸ジパーフルオロメチルメチ
ル、メタアクリル酸−2−パーフルオロメチル−2−パ
ーフルオロエチルメチル、メタアクリル酸−2−パーフ
ルオロヘキシルエチル、メタアクリル酸−2−パーフル
オロデシルエチル、メタアクリル酸−2−パーフルオロ
ヘキサデシルエチルなどをあげることができる。
ば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−メトキシスチレンなどをあげることができる。
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどをあげ
ることができる。
ブタジエン、イソプレンなどをあげることができる。
えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、パーフルオロエチ
レン、パーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンなど
をあげることができる。
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ランなどをあげることができる。
えば、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸のモノ
アルキルエステルおよびジアルキルエステル、フマル
酸、フマル酸のモノアルキルエステルおよびジアルキル
エステルなどをあげることができる。
ば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニルなどをあげることが
できる。
マレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プ
ロピルマレイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイ
ミド、オクチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステ
アリルマレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシ
ルマレイミドなどをあげることができる。
せて用いることができる。これらのビニル系単量体は、
ブロック(B)に要求されるガラス転移温度および耐油
性、メタアクリル系重合体ブロック(A)との相容性、
エラストマー組成物に配合されるゴム状ポリマー(b)
との相溶性などのバランスの観点から、好ましいものを
選択することができる。
組成物のゴム弾性の観点から、好ましくは25℃以下、
より好ましくは0℃以下、さらに好ましくは−20℃以
下である。(B)のガラス転移温度が、エラストマー組
成物の使用される環境の温度より高いとゴム弾性が発現
されにくいので不利である。
ロック共重合体(a)の製造方法ては、とくに限定され
ないが、制御重合を用いることが好ましい。制御重合と
しては、リビングアニオン重合、連鎖移動剤を用いるラ
ジカル重合および近年開発されたリビングラジカル重合
をあげることができる。リビングラジカル重合がブロッ
ク共重合体の分子量および構造の制御の点ならびに架橋
性官能基を有する単量体を共重合できる点から好まし
い。
が失われることなく維持されるラジカル重合である。リ
ビング重合とは、狭義においては、末端が常に活性を持
ち続ける重合のことを示すが、一般には、末端が不活性
化されたものと活性化されたものが平衡状態にある擬リ
ビング重合も含まれる。本発明における定義も後者であ
る。リビングラジカル重合は近年様々なグループで積極
的に研究がなされている。
鎖移動剤を用いるもの、コバルトポルフィリン錯体(ジ
ャーナルオブアメリカンケミカルソサエティ(J. Am. C
hem.Soc.),1994,116,7943)やニトロキシド化合物な
どのラジカル捕捉剤を用いるもの(マクロモレキュール
ズ(Macromolecules),1994,27,7228)、有機ハロゲ
ン化物などを開始剤とし遷移金属錯体を触媒とする原子
移動ラジカル重合(アトムトランスファーラジカルポリ
メリゼーション(Atom Transfer Radical Polymerizati
on):ATRP)などをあげることができる。本発明に
おいて、これらのうちどの方法を使用するかはとくに制
約はないが、制御の容易さなどから原子移動ラジカル重
合が好ましい。
物、またはハロゲン化スルホニル化合物を開始剤、周期
律表第8族、9族、10族、または11族元素を中心金
属とする金属錯体を触媒として重合される。たとえば、
マティヤスツェウスキー(Matyjaszewski)ら,ジャー
ナルオブアメリカンケミカルソサエティ(J. Am. Chem.
Soc.),1995,117,5614、マクロモレキュールズ(Ma
cromolecules),1995,28,7901、サイエンス(Scienc
e),1996,272,866、またはサワモト(Sawamoto)
ら,マクロモレキュールズ(Macromolecules),1995,
28,1721。
速度が高く、ラジカル同士のカップリングなどの停止反
応が起こりやすいラジカル重合でありながら、重合がリ
ビング的に進行し、分子量分布の狭いMw/Mn=1.
1〜1.5程度の重合体が得られ、分子量はモノマーと
開始剤の仕込み比によって自由にコントロールすること
ができる。
として用いられる有機ハロゲン化物またはハロゲン化ス
ルホニル化合物としては、一官能性、二官能性、また
は、多官能性の化合物を使用できる。これらは目的に応
じて使い分けることができる。ジブロック共重合体を製
造する場合は、一官能性化合物が好ましい。A−B−A
型のトリブロック共重合体、B−A−B型のトリブロッ
ク共重合体を製造する場合は二官能性化合物を使用する
ことが好ましい。分岐状ブロック共重合体を製造する場
合は多官能性化合物を使用することが好ましい。
の化学式で示される化合物などをあげることができる。 C6H5−CH2X C6H5−CHX−CH3 C6H5−C(CH3)2X R1−CHX−COOR2 R1−C(CH3)X−COOR2 R1−CHX−CO−R2 R1−C(CH3)X−CO−R2 R1−C6H4−SO2X
ェニレン基は、オルト置換、メタ置換およびパラ置換の
いずれでもよい。R1は水素原子または炭素数1〜20
のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭
素数7〜20のアラルキル基を表わす。Xは塩素、臭素
またはヨウ素を表わす。R2は炭素数1〜20の一価の
有機基を表わす。
の化学式で示される化合物などをあげることができる。 X−CH2−C6H4−CH2−X X−CH(CH3)−C6H4−CH(CH3)−X X−C(CH3)2−C6H4−C(CH3)2−X X−CH(COOR3)−(CH2)n−CH(COO
R3)−X X−C(CH3)(COOR3)−(CH2)n−C(CH
3)(COOR3)−X X−CH(COR3)−(CH2)n−CH(COR3)−
X X−C(CH3)(COR3)−(CH2)n−C(C
H3)(COR3)−X X−CH2−CO−CH2−X X−CH(CH3)−CO−CH(CH3)−X X−C(CH3)2−CO−C(CH3)2−X X−CH(C6H5)−CO−CH(C6H5)−X X−CH2−COO−(CH2)n−OCO−CH2−X X−CH(CH3)−COO−(CH2)n−OCO−C
H(CH3)−X X−C(CH3)2−COO−(CH2)n−OCO−C
(CH3)2−X X−CH2−CO−CO−CH2−X X−CH(CH3)−CO−CO−CH(CH3)−X X−C(CH3)2−CO−CO−C(CH3)2−X X−CH2−COO−C6H4−OCO−CH2−X X−CH(CH3)−COO−C6H4−OCO−CH
(CH3)−X X−C(CH3)2−COO−C6H4−OCO−C(CH
3)2−XX−SO2−C6H4−SO2−X
基、炭素数6〜20アリール基または炭素数7〜20ア
ラルキル基を表わす。C6H4はフェニレン基を表わす。
フェニレン基は、オルト置換、メタ置換およびパラ置換
のいずれでもよい。C6H5はフェニル基を表わす。nは
0〜20の整数を表わす。Xは塩素、臭素またはヨウ素
を表わす。
の化学式で示される化合物などをあげることができる。 C6H3(−CH2−X)3 C6H3(−CH(CH3)−X)3 C6H3(−C(CH3)2−X)3 C6H3(−OCO−CH2−X)3 C6H3(−OCO−CH(CH3)−X)3 C6H3(−OCO−C(CH3)2−X)3 C6H3(−SO2−X)3
す。三置換フェニル基は、置換基の位置は1位〜6位の
いずれでもよい。Xは塩素、臭素またはヨウ素を表わ
す。
ロゲン化物またはハロゲン化スルホニル化合物は、ハロ
ゲンが結合している炭素がカルボニル基、フェニル基な
どと結合しており、炭素−ハロゲン結合が活性化されて
重合が開始する。使用する開始剤の量は、必要とするブ
ロック共重合体の分子量に合わせて、単量体との比から
決定すればよい。すなわち、開始剤1分子あたり、何分
子の単量体を使用するかによって、ブロック共重合体の
分子量を制御することができる。
いられる遷移金属錯体としてはとくに限定はないが、好
ましいものとして、1価および0価の銅、2価のルテニ
ウム、2価の鉄または2価のニッケルの錯体をあげるこ
とができる。これらの中でも、コストや反応制御の点か
ら銅の錯体が好ましい。
第一銅、臭化第一銅、ヨウ化第一銅、シアン化第一銅、
酸化第一銅、過塩素酸第一銅などをあげることができ
る。銅化合物を用いる場合、触媒活性を高めるために、
2,2′−ビピリジルおよびその誘導体、1,10−フ
ェナントロリンおよびその誘導体、テトラメチルエチレ
ンジアミン(TMEDA)、ペンタメチルジエチレント
リアミン、ヘキサメチル(2−アミノエチル)アミンな
どのポリアミンなどを配位子として添加することもでき
る。2価の塩化ルテニウムのトリストリフェニルホスフ
ィン錯体(RuCl2(PPh3)3)も触媒として好ま
しい。
は、活性化剤としてアルミニウムアルコキシド類を添加
することもできる。さらに、2価の鉄のビストリフェニ
ルホスフィン錯体(FeCl2(PPh3)2)、2価の
ニッケルのビストリフェニルホスフィン錯体(NiCl
2(PPh3)2)、および、2価のニッケルのビストリ
ブチルホスフィン錯体(NiBr2(PBu3)2)も、
触媒として好ましい。使用する触媒、配位子および活性
化剤の量は、特に限定されないが、使用する開始剤、単
量体および溶媒の量と必要とする反応速度の関係から適
宜決定することができる。
状重合)または各種の溶媒中で行なうことができる。前
記溶媒としては、たとえば、炭化水素系溶媒、ハロゲン
化炭化水素系溶媒、ケトン系溶媒、アルコール系溶媒、
ニトリル系溶媒、エステル系溶媒、カーボネート系溶媒
などをあげることができる。
エンなどをあげることができる。エーテル系溶媒として
は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどをあげ
ることができる。ハロゲン化炭化水素系溶媒としては、
塩化メチレン、クロロホルムなどをあげることができ
る。ケトン系溶媒としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどをあげることができ
る。
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブ
タノール、t−ブタノールなどをあげることができる。
ニトリル系溶媒としては、アセトニトリル、プロピオニ
トリル、ベンゾニトリルなどをあげることができる。エ
ステル系溶媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチルなどを
あげることができる。カーボネート系溶媒としては、エ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどをあ
げることができる。これらは、単独でまたは2種以上を
混合して用いることができる。
一方、溶媒を使用する場合、その使用量は、系全体の粘
度と必要とする撹拌効率(すなわち、反応速度)の関係
から適宜決定することができる。
しくは室温〜200℃、より好ましくは50〜150℃
の範囲で行なわせることができる。
ク共重合体を製造する方法としては、単量体を逐次添加
する方法、あらかじめ合成した重合体を高分子開始剤と
してつぎのブロックを重合する方法、別々に重合した重
合体を反応により結合する方法などをあげることができ
る。これらの方法は、目的に応じて使い分けることがで
きる。製造工程の簡便性の点から、単量体の逐次添加に
よる方法が好ましい。
(b)は、アクリル系重合体ゴム、オレフィン系重合体
ゴム、ジエン系重合体ゴムおよび天然ゴムからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種のゴムまたは該ゴムにビニル
系単量体をグラフトした改質ゴムを主成分とする。これ
らのゴムは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。
リル酸エステル、メタアクリル酸エステル、芳香族アル
ケニル化合物、シアン化ビニル化合物、共役ジエン系化
合物、ハロゲン含有不飽和化合物、ケイ素含有不飽和化
合物、不飽和ジカルボン酸化合物、ビニルエステル化合
物、マレイミド化合物などをあげることができる。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n
−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n
−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−t−ブ
チル、アクリル酸−n−ペンチル、アクリル酸−n−ヘ
キシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−n−
ヘプチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2
−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、アクリ
ル酸トルイル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸イソボ
ルニル、アクリル酸−2−メトキシエチル、アクリル酸
−3−メトキシブチル、アクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル
酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸−2
−アミノエチル、アクリル酸のエチレンオキサイド付加
物、アクリル酸トリフルオロメチルメチル、アクリル酸
−2−トリフルオロメチルエチル、アクリル酸−2−パ
ーフルオロエチルエチル、アクリル酸−2−パーフルオ
ロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、アクリル酸
−2−パーフルオロエチル、アクリル酸パーフルオロメ
チル、アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、アクリ
ル酸−2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチ
ルメチル、アクリル酸−2−パーフルオロヘキシルエチ
ル、アクリル酸−2−パーフルオロデシルエチル、アク
リル酸−2−パーフルオロヘキサデシルエチルなどをあ
げることができる。
ば、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メ
タアクリル酸−n−プロピル、メタアクリル酸イソプロ
ピル、メタアクリル酸−n−ブチル、メタアクリル酸イ
ソブチル、メタアクリル酸−t−ブチル、メタアクリル
酸−n−ペンチル、メタアクリル酸−n−ヘキシル、メ
タアクリル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸−n−ヘ
プチル、メタアクリル酸−n−オクチル、メタアクリル
酸−2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ノニル、メタ
アクリル酸デシル、メタアクリル酸ドデシル、メタアク
リル酸フェニル、メタアクリル酸トルイル、メタアクリ
ル酸ベンジル、メタアクリル酸イソボルニル、メタアク
リル酸−2−メトキシエチル、メタアクリル酸−3−メ
トキシブチル、メタアクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル、メタアクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタア
クリル酸ステアリル、メタアクリル酸グリシジル、メタ
アクリル酸−2−アミノエチル、γ−(メタクリロイル
オキシプロピル)トリメトキシシラン、γ−(メタクリ
ロイルオキシプロピル)ジメトキシメチルシラン、メタ
アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、メタアクリル
酸トリフルオロメチルメチル、メタアクリル酸−2−ト
リフルオロメチルエチル、メタアクリル酸−2−パーフ
ルオロエチルエチル、メタアクリル酸−2−パーフルオ
ロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、メタアクリ
ル酸−2−パーフルオロエチル、メタアクリル酸パーフ
ルオロメチル、メタアクリル酸ジパーフルオロメチルメ
チル、メタアクリル酸−2−パーフルオロメチル−2−
パーフルオロエチルメチル、メタアクリル酸−2−パー
フルオロヘキシルエチル、メタアクリル酸−2−パーフ
ルオロデシルエチル、メタアクリル酸−2−パーフルオ
ロヘキサデシルエチルなどをあげることができる。
ば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−メトキシスチレンなどをあげることができる。
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどをあげ
ることができる。
ブタジエン、イソプレンなどをあげることができる。
ば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、パーフルオロエチレ
ン、パーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンなどを
あげることができる。
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ランなどをあげることができる。
えば、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸のモノ
アルキルエステルおよびジアルキルエステル、フマル
酸、フマル酸のモノアルキルエステルおよびジアルキル
エステルなどをあげることができる。
ば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニルなどをあげることが
できる。
マレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プ
ロピルマレイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイ
ミド、オクチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステ
アリルマレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシ
ルマレイミドなどをあげることができる。
せて用いることができる。ビニル系単量体は、ゴム状ポ
リマー(b)のガラス転移温度、凝集力、粘着性および
加工性の調整、ブロック共重合体(a)との相容性、エ
ラストマー組成物に任意で配合されるフィラーなどの配
合剤との相容性などの観点から、好ましいものを選択す
ることができる。
については、とくに制限はなく、所望の物性が得られる
量を選択することができる。ビニル系単量体の量は、ア
クリル系重合体ゴム、オレフィン系重合体ゴム、ジエン
系重合体ゴムおよび天然ゴムからなる群より選ばれた少
なくとも1種のゴム50〜100重量%に対して、0〜
50重量%が好ましい。
酸エステルを主成分とする単量体を重合してなるゴム
を、とくに限定なく、用いることができる。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n
−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n
−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−t−ブ
チル、アクリル酸−n−ペンチル、アクリル酸−n−ヘ
キシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−n−
ヘプチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2
−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、アクリ
ル酸トルイル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸イソボ
ルニル、アクリル酸−2−メトキシエチル、アクリル酸
−3−メトキシブチル、アクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル
酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−
アミノエチル、アクリル酸のエチレンオキサイド付加
物、アクリル酸トリフルオロメチルメチル、アクリル酸
2−トリフルオロメチルエチル、アクリル酸−2−パー
フルオロエチルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエ
チル−2−パーフルオロブチルエチル、アクリル酸2−
パーフルオロエチル、アクリル酸パーフルオロメチル、
アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、アクリル酸−
2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチ
ル、アクリル酸−2−パーフルオロヘキシルエチル、ア
クリル酸2−パーフルオロデシルエチル、アクリル酸−
2−パーフルオロヘキサデシルエチルなどをあげること
ができる。
せて用いることができる。ジビニルベンゼン、メタアク
リル酸アリルなどの多官能性単量体を導入したアクリル
系重合体ゴムを用いることもできる。
のアクリルゴムのいずれも用いることができる。アクリ
ルゴムとしては、アクリル酸エチルおよび/またはアク
リル酸ブチルからなる単量体に、2−クロロエチルビニ
ルエーテル、メチルビニルケトン、アクリル酸、アクリ
ロニトリル、ブタジエンなどの他の単量体の1種または
2種以上を少量共重合させてなるアクリルゴムなどが例
示される。
ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、イソブチレ
ン重合体ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ゴムが例
示される。
ゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、スチ
レン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴ
ムが例示される。
が求められる場合にはアクリルゴム、クロロプレンゴム
またはニトリルゴムを選ぶことが好ましい。ゴム状ポリ
マー(b)としてアクリルゴムを用いることによって、
耐油性が一層優れたエラストマー組成物を得ることがで
きる。
ないゴムまたは架橋したゴムであることができる。架橋
したゴムは、ブロック共重合体(a)との溶融混合時に
動的に架橋したゴムまたはブロック共重合体(a)との
混合前にあらかじめ架橋したゴムであることができる。
子、または、全体として架橋された塊状架橋ゴムである
ことができる。架橋ゴム粒子は、グラフト鎖を有する架
橋ゴム粒子、たとえば、外層部にビニル単量体がグラフ
トされた架橋ゴム粒子であることができる。
ストマー組成物を所望するかによって適宜選択すること
ができる。ゴムを架橋する方法としては、たとえば、未
架橋ゴムを架橋剤、加硫促進剤とともに混練して架橋ゴ
ムを得る方法;単量体、多官能性単量体およびラジカル
開始剤とを乳化重合法により重合させて架橋ゴム粒子を
得る方法をあげることができる。
びあらかじめゴムを架橋して架橋ゴムを得る方法におけ
る架橋剤としては、それぞれのゴムにおいて従来から用
いられている架橋剤のいずれもが使用でき特に制限はな
いが、硫黄;テトラメチルチウラムジスルフィド、テト
ラメチルチウラムモノスルフィドなどのチウラム系有機
硫黄化合物;2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド(DC−BPO)、ベンゾイルパーオキサイド(BP
O)、1,1−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(3M)、ノル
マルブチル−4,4−ビス(ターシャリーブチルパーオ
キシ)ヴァレラート(V)、ジクミルパーオキサイド
(DCP)、ジーターシャリーブチルパーオキシ−ジ−
イソプロピルベンゼン(PF)、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン
(25B)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャ
リーブチルパーオキシ)ヘキシン−3(ヘキシン−3)
などの有機過酸化物;p−キノンジオキシム、p−p’
−ジベンゾイルキノンジオキシムなどのオキシム化合
物;アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂や臭素化
アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂などのアルキ
ルフェノール樹脂;ヘキサメチレンジアミンカルバメー
トなどのポリアミン類;金属酸化物;トリアジンチオー
ル;ポリオール;セレン化合物、テルル化合物を例示す
ることができる。
たは2種以上を用いることができる。ゴム状ポリマー
(b)を架橋させるためには、一般に、ゴム100重量
部に対して架橋剤を0.5〜30重量部の割合で用いる
ことが望ましく、0.5〜20重量部の割合で用いるこ
とがより好ましい。
の他に反応を促進する加硫促進剤および酸化亜鉛を添加
することが好ましい。また、架橋度を向上させるために
ステアリン酸を添加してもよい。加硫促進剤としては、
ジフェニルグアジニン(DPG)などのグアジニン系化
合物;テトラメチルチウラムジスルフィド(TMT
D)、テトラメチルチウラムモノスルフィド(TMT
M)などのチラウム系化合物;亜鉛ジメチルジチオカル
バメート(ZnPDC)などのジチオカルバメート系化
合物;2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジ
ベンゾチアジルスルフィド(MBTS)などのチアゾー
ル系化合物;N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾー
ルスルフゥンアミド(CBS)、N−ターシャリーブチ
ル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(BBS)
などのスルフェンアミド系化合物が例示される。この硫
黄架橋は、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレン
ゴムなどの二重結合をもったゴムに好適に用いられる。
合は、少量の硫黄、加硫促進剤および酸化亜鉛を添加す
ることが好ましい。それ以外は硫黄架橋の場合と同様で
ある。
は、ほかに反応を促進する促進剤の添加は不要である
が、耐熱性を向上させるために酸化亜鉛を添加してもよ
い。この過酸化物架橋は、フッ素ゴム、シリコーンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ニトリルゴム
などに好適に用いられるが、天然ゴム、イソプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム
にも使用可能である。
合、架橋剤単独では架橋が充分に進行しないので活性剤
を併用することが好ましい。活性剤としては、Pb
O2、Pb3O4などの過酸化鉛、ジベンゾチアジルスル
フィド(MBTS)が用いられる。このキノイド架橋
は、ブチルゴムに好適に用いられるが、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム、クロロプレンゴムにも使用可能である。
用する場合は、架橋助剤として酸化亜鉛、塩化スズなど
の架橋助剤を添加することが好ましい。また、ステアリ
ン酸を添加してもよい。このアルキルフェノール樹脂架
橋は、ブチルゴムに好適に用いられるが、その他の二重
結合をもつゴムにも使用可能である。
は、活性塩素タイプのアクリルゴム、フッ素ゴムなど
の、架橋点にハロゲン基をもつゴムに適用できる。
橋ゴム粒子としては、たとえば、ブタジエンまたはスチ
レン−ブタジエンの架橋ゴム粒子に、メチルメタクリレ
ートおよび必要に応じてスチレンをグラフト共重合させ
て得られるメチルメタクリレート−ブタジエン−スチレ
ン共重合体(MBS樹脂);ブチルアクリレートの架橋
ゴム粒子に、メチルメタクリレートをグラフト共重合さ
せて得られるアクリル系グラフト共重合体などをあげる
ことができる。
マー組成物は、ブロック共重合体(a)とゴム状ポリマ
ー(b)を、(a):(b)=90:10〜10:90
の重量比で含有していることが必要であり、ゴム弾性お
よび成形性の観点からは、80:20〜20:80の重
量比で含有していることが好ましく、70:30〜3
0:70の重量比で含有していることがより好ましい。
ブロック共重合体(a)の含有量が90重量%より多い
と、エラストマー組成物の圧縮永久歪みが大きくなる傾
向があるので、ゴム弾性の観点から不利である。ゴム状
ポリマー(b)の含有量が90重量%より多いと、
(b)がなんら架橋されないゴムである場合には成型時
の粘着のために成形性が不良になり、(b)が架橋され
ているゴムである場合にはエラストマー組成物の溶融粘
度が高くなるために成形性が不良になる。
徴を示すが、ブロック共重合体(a)の組成、ゴム状ポ
リマー(b)の種類、(a)と(b)との重量比や相容
性などによって必ずしもそうならない場合がある。
ゴム状ポリマー(b)を添加した場合は、ブロック共重
合体(a)単独の物性に比べて、硬度やモジュラスを低
下させて伸びを向上させることができ、なおかつ、可塑
剤を加えた場合に見られるような低分子成分の流出や移
行がない。この場合にゴム状ポリマー(b)がブチルゴ
ムである場合には、制振性、ガスバリア性などを付与す
ることができる。
ポリマーを動的に架橋した場合は、エラストマー組成物
の硬度と圧縮永久歪みのバランスを改善することができ
る。この場合にゴム状ポリマー(b)がアクリルゴムで
ある場合には優れた耐油性を付与することができる。
橋したゴム状ポリマーを添加した場合は、エラストマー
組成物の硬度やモジュラスを向上させることができ、ゴ
ム状ポリマーの有する性質を付与しながらタックなどの
問題が少ない。
は、物性を制御することができ、技術的に有用である。
に、通常、ゴム業界で用いられている配合剤、たとえ
ば、充填剤、可塑剤、老化防止剤などをその目的および
用途に合わせ、適宜配合することができる。
カ、フィラー、炭酸カルシウム、マイカ、フレークグラ
ファイト、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、酸化チ
タンなどを例示することができる。
イル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオ
イルなどの石油系プロセスオイル;フタル酸ジエチル、
フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジブチルなどの二塩基
酸ジアルキル;液状ポリブテン、液状ポリイソプレンな
どの低分子量液状ポリマーを例示することができる。
のエラストマー組成物は、従来ゴム業界で行なわれてい
るゴム組成物の製造方法によって製造することができ
る。たとえば、まず、ブロック共重合体(a)、ゴム状
ポリマー(b)、および、加硫剤と加硫促進剤以外の各
種配合剤を、タンブラー、ヘンシェルミキサー、リボブ
レンダーなどで混合したのち、押出機、バンバリー、ロ
ールなどで混練する。
(a)とゴム状ポリマー(b)の配合比によって、室温
〜200℃で適宜変更することが好ましい。これは、ブ
ロック共重合体(a)のメタアクリル系重合体ブロック
(A)のガラス転移温度が通常100℃以上であるの
で、配合物中のブロック共重合体(a)の割合が高い場
合、各成分が充分に混り合わないからである。そのた
め、ブロック共重合体(a)がゴム状ポリマー(b)1
00重量部に対して50重量部以下の場合、好ましくは
室温〜100℃程度であり、50重量部〜100重量部
の場合、好ましくは80℃〜150℃であり、100重
量部以上の場合、好ましくは150℃以上である。
場合、混練後、加硫剤および加硫促進剤を加えてさらに
前記の装置を用いて混練する。このとき、混練温度は、
加硫剤の反応を抑制する目的で80℃〜200℃で行な
うことが好ましい。さらに、必要に応じ、プレス機や射
出成型機などを用いて該組成物を成型および架橋するこ
とができる。
法>本発明の密封材料は、本発明のエラストマー組成物
からなる。密封材料に用いるエラストマー組成物として
は、ゴム状ポリマー(b)としてブチルゴムを用い、未
加硫のままか、あるいは動的架橋されていることが好ま
しい。ブロック共重合体(a)のメタアクリル系重合体
ブロックはメタアクリル酸メチルからなることが好まし
く、アクリル系重合体ブロックはアクリル酸エチル、ま
たはアクリル酸ブチル、またはアクリル酸エチルとアク
リル酸ブチルとアクリル酸2メトキシエチル3元共重合
体からなることが好ましい。(a)と(b)の重合比
は、(b)が未加硫のままで使用される場合は(a):
(b)=90:10〜50:50であることが好まし
く、80:20〜60:40であることがさらに好まし
い。(b)が未加硫のままで使用される場合であって、
(b)の重量が(a)より大きい場合は加工時に粘着な
どの問題を引き起こす場合がある。(b)が動的に架橋
される場合は(a):(b)90:10〜20:80で
あることが好ましく、80:20〜20:80であるこ
とがさらに好ましい。本発明の密封材料は、上記エラス
トマー組成物を、たとえば、プレス成形によって円柱状
の栓体を製造し、ボトルの口部に差し込んで密封するな
どして使用することができる。
マー組成物からなる。ガスケットに用いるエラストマー
組成物としては、ブロック共重合体(a)のメタアクリ
ル系重合体ブロックはメタアクリル酸メチルからなるこ
とが好ましく、アクリル系重合体ブロックはアクリル酸
エチル、またはアクリル酸エチルとアクリル酸ブチルと
アクリル酸2メトキシエチル3元共重合体からなること
が好ましい。ゴム状ポリマー(b)としては、アクリル
ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムが好ましく、こ
の中でもアクリルゴムがさらに好ましい。ゴム状ポリマ
ー(b)は動的架橋されていることが好ましい。(a)
と(b)の重合比は、(a):(b)=90:10〜2
0:80であることが好ましく、80:20〜20:8
0であることがさらに好ましい。本発明のガスケット
は、上記エラストマー組成物を、たとえば、プレス成形
によって図1の符号1で示す形状(断面図)のシリンジ
用ガスケットを製造し、これを符号2で示すピストン棒
の先端に図1に示すように固定してシリンジの外筒(容
量12mL、内径15mm、ポリプロピレン製)の内側
に挿入して使用することができる。
トマー組成物からなる。耐油性ホースに用いるエラスト
マー組成物としては、ブロック共重合体(a)のメタア
クリル系重合体ブロックはメタアクリル酸メチルからな
ることが好ましく、アクリル系重合体ブロックはアクリ
ル酸エチル、またはアクリル酸エチルとアクリル酸ブチ
ルとアクリル酸2メトキシエチル3元共重合体からなる
ことが好ましい。ゴム状ポリマー(b)としては、アク
リルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムが好まし
く、この中でもアクリルゴムがさらに好ましい。ゴム状
ポリマー(b)は動的架橋されていることが好ましい。
(a)と(b)の重合比は、(a):(b)=90:1
0〜20:80であることが好ましく、80:20〜2
0:80であることがさらに好ましい。本発明の耐油性
ホースは、上記エラストマー組成物を、たとえば、押し
出し成形することで製造することができる。
マー組成物からなる。被覆シートに用いるエラストマー
組成物としては、ブロック共重合体(a)のメタアクリ
ル系重合体ブロックはメタアクリル酸メチルからなるこ
とが好ましく、アクリル系重合体ブロックはアクリル酸
ブチルからなることが好ましい。ゴム状ポリマー(b)
としては、アクリル酸ブチルの架橋ゴム粒子に、メタク
リル酸メチルをグラフト共重合させて得られる、グラフ
ト架橋ゴム粒子が好ましい。(a)と(b)の重合比
は、(a):(b)=90:10〜20:80であるこ
とが好ましく、80:20〜50:50であることがさ
らに好ましい。本発明の被覆シートは、上記エラストマ
ー組成物を、押出し成形、圧縮成形、ブロー成形、カレ
ンダー成形、真空成形、射出成形などの任意の成形加工
法によって成形加工することができるが、製造工程性、
コストなどの点から押出し成形法によりシートを成形す
るのが好ましい。押出し成形は、Tダイ、リングダイな
どの所望の形状・寸法のダイから溶融押出しし、冷却す
ることにより行なうことができる。なお、押出しと同時
または押出し後に一軸または二軸方向に延伸することも
可能である。
細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。
を意味する。実施例におけるEA、BA、MEA、MM
Aは、それぞれエチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−メトキシエチルアクリレート、メチルメタアク
リレートを意味する。
分析装置で測定し、クロロホルムを移動相として、ポリ
スチレン換算の分子量を求めた。システムとして、ウオ
ーターズ(Waters)社製GPCシステムを用い、
カラムに、昭和電工(株)製Shodex K−804
(ポリスチレンゲル)を用いた。
K7121に従い、DSC(示差走査熱量測定)を用
い、20℃/分の昇温速度で測定した。
3に従い、23℃における硬度(JIS A)を測定し
た。
断伸びは、JIS K6251に従い、25℃における
引張伸びを測定した。
K6301に従い、円柱型成形体を圧縮率25%の条件
で70℃で22時間保持し、室温で30分放置したの
ち、成形体の厚みを測定し、歪みの残留度を計算した。
すなわち、圧縮永久歪み0%で歪みが全部回復し、圧縮
永久歪み100%で歪みが全く回復しないことに相当す
る。
2に従い、組成物の成形体を70℃に保持したトランス
オイルB中に4時間浸し、重量変化率を測定した。
の方法で求めた。すなわち、組成物1g(Wu)をトル
エン50ml中に入れて、室温で72時間攪拌したの
ち、トルエン可溶分を分別し、不溶分を60℃で真空乾
燥した。乾燥後の不溶分の重量(Wc)(g)を測定し
て、組成物の重量(Wu)に対する不溶分の重量(W
c)(g)から組成物のゲル分率(%)を求めた。
A−co−MEA)−b−MMA型ブロック共重合体
(以下M3AMと略称する)の合成 M3AMブロック共重合体を得るために以下の操作を行
なった。500mLのセパラブルフラスコの重合容器内
を窒素置換したのち、臭化銅1.37g(9.5ミリモ
ル)を量り取り、アセトニトリル(モレキュラーシーブ
スで乾燥後窒素バブリングしたもの)20mLを加え
た。5分間70℃で加熱攪拌したのち、再び室温に冷却
し、開始剤2,5−ジブロモアジピン酸ジエチル0.6
9g(1.9ミリモル)、BA40.2ml(280ミ
リモル)、EA38.2ml(352ミリモル)および
MEA21.6ml(168ミリモル)を加えた。80
℃で加熱攪拌し、配位子ジエチレントリアミン0.20
ml(1.0ミリモル)を加えて重合を開始した。
らサンプリング用として重合溶液約0.2mLを抜き取
り、サンプリング溶液のガスクロマトグラム分析により
BA、EAおよびMEAの転化率を決定した。トリアミ
ンを随時加えることで重合速度を制御した。
3%、MEAの転化率が95%の時点で、MMA42.
8ml(400ミリモル)、塩化銅1.82g(18.
5ミリモル)、ジエチレントリアミン0.20ml
(1.0ミリモル)およびトルエン(モレキュラーシー
ブスで乾燥後窒素バブリングしたもの)128.5ml
を加えた。同様にして、MMAの転化率を決定した。B
Aの転化率が97%、EAの転化率が97%、MEAの
転化率が98%、MMAの転化率が82%の時点で、ト
ルエン150mlを加え、水浴で反応器を冷却して反応
を終了させた。
より銅錯体を除去した。得られた濾液を多量のメタノー
ルに加えて重合体を沈殿させ、得られた重合体を60℃
で24時間真空乾燥することにより目的のブロック共重
合体(B−1)を得た。
行なったところ、数平均分子量Mnが113000、分
子量分布Mw/Mnが1.49であった。またNMRに
よる組成分析を行なったところ、EA/BA/MEA/
MMA=24/33/15/28(重量%)であった。
型ブロック共重合体(以下MBAMと略称する)の合成 2,5−ジブロモアジピン酸ジエチル0.63g(1.
7ミリモル)およびBA100.0ml(698ミリモ
ル)の仕込み比で重合を行ない、BAの転化率が94%
の時点でMMA41.0ml(383ミリモル)を逐次
添加し、BAの転化率が97%、MMAの転化率が82
%の時点で反応を終了させた。それ以外は製造例1と同
様にして製造し、目的のブロック共重合体(B−2)を
得た。
行なったところ、数平均分子量Mnが103000、分
子量分布Mw/Mnが1.56であった。またNMRに
よる組成分析を行なったところ、BA/MMA=73/
27(重量%)であった。
7ミリモル)、BA50.0ml(349ミリモル)の
仕込み比で重合を行ない、BAの転化率が96%の時点
でMMA71.1ml(664ミリモル)を逐次添加
し、BAの転化率が97%、MMAの転化率が53%の
時点で反応を終了させた。それ以外は製造例1と同様に
して製造し、目的のブロック共重合体(B−3)を得
た。
BA/MMA=31/69(重量%)であった。
子:R−1)の合成 イオン交換水200重量部、トリデシルスルホン酸ナト
リウム0.6部、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
0.004重量部、硫酸第一鉄7水塩0.001重量
部、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム5%水
溶液0.35部をガラス製セパラブルフラスコに仕込
み、窒素気流中で撹拌しながら40℃に昇温したのち、
アクリル酸n−ブチル100重量部、メタアクリル酸ア
リル1.5重量部からなる内層モノマー成分とクメンハ
イドロパーオキサイド0.03重量部との混合液を5時
間に渡って連続追加した。重合開始後1時間の時点でト
リデシルスルホン酸ナトリウム0.3部を、3時間の時
点でトリデシルスルホン酸ナトリウム0.3部を追加し
た。追加終了後、同温度で1時間保持し重合を完結させ
た。得られた内層架橋アクリル系重合体ラテックス中の
重合体粒子の平均粒子径は、100nm(546μmの
波長の光散乱を利用して求めた)であり、重合転化率
(重合生成量/モノマー仕込量×100)は98%であ
った。
熱処理、乾燥して白色粉末状のアクリル酸ブチル系架橋
ゴム粒子(R−1)を得た。
子:R−2)の合成 製造例4により得たゴム状重合体ラテックスを60℃に
保ち、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム5%
水溶液0.1重量部を添加した後、メタアクリル酸メチ
ル10.5重量部、アクリル酸n−ブチル0.6重量
部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.033重量
部の混合液を1時間にわたって連続追加した。モノマー
混合液の追加終了後1時間保持しグラフト共重合体ラテ
ックスを得た。グラフト共重合体の平均粒子径は100
nmであり、重合添加率は99.5%であった。えられ
たグラフト共重合体ラテックスは公知の方法で塩析凝
固、熱処理、乾燥を行ない、白色粉末状のメタアクリル
酸メチル−アクリル酸ブチル系グラフト架橋ゴム粒子
(R−2)を得た。
造例1および2で製造したブロック共重合体を表1に示
した割合で190℃に設定したラボプラストミル(東洋
精機(株)製)を用いて溶融混練した。さらに、安息香
酸アンモニウム(和光純薬工業(株)製)を架橋剤とし
て加え、190℃に設定したラボプラストミルを用いて
溶融混練し、ブロック状サンプルを得た。得られたサン
プルを設定温度190℃で熱プレス成形し、厚さ2mm
の物性評価用の成形体と、直径30mmおよび厚さ12
mmの円筒状の圧縮永久歪み評価用の成形体を得た。こ
れを150℃で2時間養生して加硫させた。これらの成
形体について、硬度、引張破断強度、引張破断伸び、圧
縮永久歪み、耐油性およびゲル分率を測定した。
製造例1および2で製造したブロック共重合体、酸化亜
鉛(和光純薬工業(株)製)およびステアリン酸(和光
純薬工業(株)製)を表1に示した割合で190℃に設
定したラボプラストミルを用いて溶融混練した。さら
に、臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド(田岡
化学(株)製)を架橋剤として加え、表1に示した割合
で、190℃に設定したラボプラストミルを用いて溶融
混練した。実施例1と同様にして、得られたサンプルを
物性評価用の成形体と圧縮永久歪み用の成形体に成形
し、硬度、引張破断強度、引張破断伸び、圧縮永久歪
み、耐油性およびゲル分率を測定した。
した。製造例1および2で製造したブロック共重合体を
190℃に設定したラボプラストミルを用いて溶融混練
した。実施例1と同様にして、得られたサンプルを物性
評価用の成形体と圧縮永久歪み用の成形体に成形し、硬
度、引張破断強度、引張破断伸び、圧縮永久歪みおよび
耐油性を測定した。
は、低い硬度でありながら、低い圧縮永久歪みを有して
いることがわかる。その中で実施例1〜2は硬度、圧縮
永久歪みおよび耐油性のバランスが優れていることが分
かる。また本発明の組成物は、ゲル分率がほぼ定量的
で、充分に加硫されていることがわかる。比較例1で
は、硬度は低く耐油性も優れているものの、圧縮永久歪
みが不充分である。また、比較例2では、硬度は低い
が、圧縮永久歪みはまだ改善の余地があり、耐油性が不
足している。
は5で製造した架橋ゴム粒子とを表2に示した割合で2
00℃に設定したラボプラストミルを用いて溶融混練し
た。実施例1と同様にして、得られたサンプルを物性評
価用の成形体と圧縮永久歪み用の成形体に成形し、硬
度、引張破断強度、引張破断伸びおよび圧縮永久歪みを
測定した。
製造したブロック共重合体を200℃に設定したラボプ
ラストミルを用いて溶融混練した。実施例1と同様にし
て、得られたサンプルを物性評価用の成形体と圧縮永久
歪み用の成形体に成形し、硬度、引張破断強度、引張破
断伸びおよび圧縮永久歪みを測定した。
7は、比較例3に比べて低い硬度であり、かつ圧縮永久
歪みが改善されていることがわかる。その中で実施例7
は破断伸びも改善されていることが分かる。比較例3で
は、硬度が高く、圧縮永久歪みは全く不充分である。
でありながら引張強度が高く、気体不透過性および圧縮
永久歪みに優れ、かつ、実用的で各種密封容器、ガスケ
ット、耐油性ホースおよび被覆シートに使用することが
できる。
をピストン棒の先端に固定した状態を示す部分断面図で
ある。
Claims (18)
- 【請求項1】 (a)メタアクリル系重合体ブロック
(A)およびアクリル系重合体ブロック(B)を含有す
るブロック共重合体と、(b)アクリル系重合体ゴム、
オレフィン系重合体ゴム、ジエン系重合体ゴムおよび天
然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のゴムま
たは該ゴムにビニル系単量体をグラフトした改質ゴムを
主成分とするゴム状ポリマーとを(a):(b)=9
0:10〜10:90の重量比で含有するエラストマー
組成物。 - 【請求項2】 ゴム状ポリマー(b)が、ブロック共重
合体(a)との溶融混合時に動的に架橋したものである
請求項1記載のエラストマー組成物。 - 【請求項3】 ゴム状ポリマー(b)が、ブロック共重
合体(a)と混合する前にあらかじめ架橋したものであ
る請求項1記載のエラストマー組成物。 - 【請求項4】 ゴム状ポリマー(b)が、グラフト鎖を
有する架橋ゴム粒子である請求項3記載のエラストマー
組成物。 - 【請求項5】 ゴム状ポリマー(b)がアクリルゴムお
よびブチルゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種
のゴム状ポリマーである請求項1記載のエラストマー組
成物。 - 【請求項6】 ブロック共重合体(a)の数平均分子量
が30000〜500000である請求項1記載のエラ
ストマー組成物。 - 【請求項7】 ブロック共重合体(a)が5〜90重量
%のメタアクリル系重合体ブロックおよび95〜10重
量%のアクリル系重合体ブロックからなるブロック共重
合体である請求項1記載のエラストマー組成物。 - 【請求項8】 メタアクリル系重合体ブロック(A)
が、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸イソボルニ
ルおよびメタアクリル酸シクロヘキシルからなる群より
選ばれた少なくとも1種の単量体からなる請求項1記載
のエラストマー組成物。 - 【請求項9】 アクリル系重合体ブロック(B)がアク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−メト
キシエチル、アクリル酸2−エチルヘキシルからなる群
より選ばれた少なくとも1種の単量体からなる請求項1
記載のエラストマー組成物。 - 【請求項10】 ブロック共重合体(a)が制御ラジカ
ル重合により製造されたことを特徴とする請求項1記載
のエラストマー組成物。 - 【請求項11】 ブロック共重合体(a)が有機ハロゲ
ン化物、またはハロゲン化スルホニル化合物を開始剤と
し、周期律表第8族、9族、10族、または11族元素
を中心金属とする金属錯体を触媒として製造されたこと
を特徴とする請求項9記載のエラストマー組成物。 - 【請求項12】 ブロック共重合体(a)を製造する際
の触媒が銅、ニッケル、ルテニウムまたは鉄を中心金属
とする金属錯体である請求項10記載のエラストマー組
成物。 - 【請求項13】 ブロック共重合体(a)を製造する際
の触媒が胴を中心金属とする金属錯体である請求項11
記載のエラストマー組成物。 - 【請求項14】 ブロック共重合体(a)が有機ハロゲ
ン化物を開始剤として用いて製造されたことを特徴とす
る請求項10記載のエラストマー組成物。 - 【請求項15】 請求項1または2記載のエラストマー
組成物からなる密封材料。 - 【請求項16】 請求項1または2記載のエラストマー
組成物からなるガスケット。 - 【請求項17】 請求項1または2記載のエラストマー
組成物からなる耐油性ホース。 - 【請求項18】 請求項1または2記載のエラストマー
組成物からなる被覆シート。
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