JP2002052017A - ディジタル・イメージング・システムに対する可変の横方向中心対中心設定ポイントを決定するための方法及びシステム - Google Patents

ディジタル・イメージング・システムに対する可変の横方向中心対中心設定ポイントを決定するための方法及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル放射線写真撮影システムにおいて
可変の横方向中心設定ポイントを自動的に決定するため
の方法を提供する。 【解決手段】 可変の横方向中心設定ポイントは、検出
器をある検出器位置に設け、放射線源を第1の線源位置
に位置決めし、この線源が第1の線源位置にある時点で
形成する放射線域を検出し、検出後の放射線域の横方向
中心線を決定し、線源を第1の位置から横方向に変位し
た第2の線源位置に位置決めし、第2の放射線域を検出
し、第2の放射線域の横方向中心線を決定することを含
むセットアップ手順の間に決定される。次いで、イメー
ジング・システムの横方向ゲイン定数は、決定された第
1及び第2の放射線域の中心線並びに第1及び第2の線
源位置を表す位置センサからのフィードバック信号に基
づいて決定できる。横方向ゲイン定数及び線源位置フィ
ードバック信号に基づいて、線源は検出器の横方向中心
線に対して横方向の中心に位置させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的にはディジ
タル・イメージング・システムに関し、さらに詳細に
は、ディジタル・イメージング・システムにおいて放射
線源をディジタル検出器に対して横方向で中心に配置す
るための可変の設定ポイントを決定するためのシステム
及びセットアップ手順に関する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル放射線写真撮影システムなど
のディジタル・イメージング・システムに対する据え付
け/セットアップ手順は複雑でありかつ多大な時間を要
する可能性がある。顧客の画質及び一貫性の要件、並び
に様々な規制及び安全標準を満足させるには、一般に、
この手順では、検出器に対してX線源を位置決めするこ
とを含む様々な定数を決定することが必要となる。例え
ば、多くの場合、検出器の中心に対してX線源を横方向
で中心に位置させるための固定の設定ポイントを決定し
確定させることが、必要な手順の1つとなる。放射線写
真撮影システムにおいて横方向中心対中心設定ポイント
を正確に決定できないことに関連して生ずる問題として
は、画像の中心ズレや画像の欠損などがある。
【0003】一般に、横方向中心対中心設定ポイントを
決定するための周知の据え付け/セットアップ手順で
は、現地エンジニアが検出器の横方向中心線を幾何学的
に決定した後、互いに横方向に変位させた様々な位置に
X線源を配置して幾つかのX線域を形成しかつ検出する
必要がある。最終的には、現地エンジニアは、試行錯誤
を通じて、検出器をある特定の位置に固定させた時点で
線源により形成したX線域を、検出器の横方向中心線に
対して横方向の中心に配置させる位置である横方向中心
線源位置を決定することができる。横方向中心線源位置
を見つけ出した後、現地エンジニアは移動止めの固定の
設定ポイントを設定しその位置にマークを付ける。例え
ば、現地エンジニアは電気機械式スイッチなどの装置を
天井やX線源の上部構造に据え付け、イメージング・シ
ステムのユーザに対して、触覚と恐らくは可聴音とによ
り、X線源が横方向中心位置に来ていることを示すこと
がある。
【0004】検出器が様々な位置間で移動可能であると
き、この反復式セットアップ手順はさらに複雑となる。
こうした場合では、現地エンジニアは検出器に関する複
数の位置においてこのセットアップ手順を反復し、幾つ
かの設定ポイントや移動止め装置を複数の横方向中心線
源位置に対応する位置に据え付ける必要がある。またさ
らに、多くの検査室では、同じX線源で使用することが
できる検出器を複数個含むことがある。例えば、ある検
査室は、寝台の長軸方向に移動可能な第1の検出器を備
えた水平の患者寝台と共に、ポジショニング装置の垂直
軸方向に移動可能な第2の検出器を備えた縦型ポジショ
ニング装置を含むことがある。こうしたセットアップで
は、各検出器ごとにその複数の検出器位置に関して横方
向中心線源位置を決定する必要がある。
【0005】横方向中心線源位置を決定し設定ポイント
装置(例えば、触覚スイッチ)でマーキングした後、そ
の位置が固定される。したがって、イメージング・シス
テムのユーザは、検出器を横方向中心設定ポイントが決
定されている位置以外の位置に配置したいという場合で
も、融通を利かせる余地がない。したがって、様々な大
きさの患者に対応したり様々な解剖部位をより容易に撮
影できるように、検出器が軌道に沿って連続的に移動可
能である場合であっても、その検出器を正確に使用でき
る位置は対応する固定の線源設定ポイントを有する幾つ
かの検出器位置に限定されることになる。これ以外の位
置では、画像の中心ズレや画像の欠落を生じることがあ
る。
【0006】固定設定ポイントではさらに、物理的スイ
ッチや移動止め装置によりシステムの使用中に故障を起
こす可能性がある部品の数が増加するため、システムの
信頼度が低下するおそれがある。
【0007】したがって、検出器の横方向中心線に関し
て横方向の中心に位置する線源位置設定ポイントを決定
するための時間のかかる反復手順を回避できるような、
ディジタル放射線写真撮影システムをセットアップする
ためのシステム及び方法を提供することが望ましい。さ
らに、こうしたセットアップ・システム及びセットアッ
プ方法により、固定設定ポイント、並びに物理的な固定
設定ポイント装置が不要となり、これにより高い融通性
を提供できると共に、システムの信頼度を向上させるこ
とができる。
【0008】
【発明の概要】本発明は、上述した1つまたは複数の欠
点に対処しようとするものである。
【0009】例えば、ディジタル検出器及び放射線源を
有するディジタル・イメージング・システムに対する横
方向中心対中心設定ポイントを決定するための方法は、
横方向中心線を有する検出器を第1の検出器位置に位置
決めすること、放射線源を第1の線源位置に位置決めす
ること、検出器により検出可能な第1の放射線域を形成
させること、この第1の放射線域を検出器の位置で検出
すること、第1の放射線域の第1の横方向中心線を決定
すること、を含んでいる。次いで、この放射線源を第1
の線源位置から少なくとも横方向に変位した第2の線源
位置に位置決めし、その後、検出器により検出可能な第
2の放射線域を形成し、この第2の放射線域を検出器の
位置で検出し、さらに第2の放射線域の第2の横方向中
心線を決定する。次いで、決定された第1及び第2の横
方向中心線並びに第1及び第2の線源位置に基づいて横
方向ゲイン定数を決定する。
【0010】本技法の別の態様では、ディジタル検出器
により検出可能な放射線域を形成させる放射線源を有す
るディジタル・イメージング・システムの横方向中心対
中心設定ポイントを決定するための方法が提供される。
本方法は、放射線源が第1の線源位置にある時点で形成
した第1の検出後放射線域の第1の横方向中心線を決定
すること、放射線源が第1の線源位置から横方向に変位
した第2の線源位置にある時点で形成した第2の検出後
放射線域の第2の横方向中心線を決定すること、決定さ
れた第1及び第2の横方向中心線並びに第1及び第2の
線源位置に基づいてシステムのゲイン定数を決定するこ
と、を含んでいる。次いで、このシステムのゲイン定数
を利用して、線源が形成する放射線域が検出器の横方向
中心線に対して実質的に横方向の中心に来る位置である
横方向中心線源位置を自動的に決定することができる。
【0011】本技法の別の態様では、ディジタル検出器
に対する放射線源の横方向中心対中心設定ポイントを自
動的に決定するためのシステムが提供される。本システ
ムは、放射線域を形成させる放射線源であって、少なく
とも該線源の横方向軸に沿って移動可能であると共に第
1の線源位置において第1の放射線域を形成しかつ第1
の線源位置から横方向に変位した第2の線源位置におい
て第2の放射線域を形成させるように構成した放射線源
を含んでいる。本システムはさらに、横方向中心線を有
するディジタル検出器であって、第1及び第2の放射線
域を検出し、これらを表している検出器信号を発生させ
ているディジタル検出器を含んでいる。本システムはさ
らに、第1の放射線域を表す検出器信号に基づいて第1
の放射線域の第1の横方向中心線を決定し、第2の放射
線域を表す検出器信号に基づいて第2の放射線域の第2
の横方向中心線を決定し、かつ第1及び第2の横方向中
心線並びに第1及び第2の線源位置に基づいて横方向ゲ
イン定数を決定するように構成した処理モジュールを含
んでいる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下の詳細な説明は、X線源と、
この線源が発生させるX線ビームを検出するように構成
させたディジタル検出器とを備えるディジタル放射線写
真撮影システムに関して説明したものである。しかし、
以下に記載するシステム及び方法は、X線スペクトル以
外の放射(例えば、可視光、赤外線、など)を発生させ
る線源を備えた、別のタイプのディジタル・イメージン
グ・システムにおいて実施することもできることを理解
されたい。こうしたイメージング・システムは、その放
射源が発生させる特定のタイプの放射を検出するように
構成させた適当なディジタル検出器を備えている。
【0013】ここで図面を参照すると、図1は離散ピク
セル画像データを収集し処理するためのイメージング・
システム10を図示したものである。図示した実施形態
において、システム10は、正確な画像データを連続し
て収集し処理して出力及び表示できるように据え付け/
セットアップ手順を容易にしたディジタルX線システム
である。図1に示す実施形態では、イメージング・シス
テム10は、X線域(一般に参照番号16で示す)を形
成させるように構成したX線放射源12を含む。このX
線域はディジタルX線検出器22を投射すると共に検出
器22により検出される。検出器22は、検出器表面で
受け取ったX線光子をより低エネルギーの光子に変換
し、さらに画像を再構成するために収集及び処理を受け
る電気信号に変換する。
【0014】例示的実施形態の1つでは、システム10
は検査室内に配置される。検査室は、例えば、患者など
の被検体を位置決めするための水平式患者ポジショニン
グ装置や寝台を含むことがある。水平の寝台や水平のポ
ジショニング装置は、寝台の並進軸(例えば、長軸)に
沿って配置し、検出器22を寝台の一方の端部からもう
一方の端部まで移動させるための軌道を含むことがあ
る。検出器22の移動により、システム10の融通性が
高まる。その理由は、移動可能な検出器により、患者の
再位置決めを要することなく患者の様々な解剖部位を撮
影できると共に、様々な大きさの患者への対応がより容
易になるためである。
【0015】検査室はさらに、患者などの被検体を寄り
かからせるように配置できる縦型の、すなわち垂直式ポ
ジショニング装置を含むこともある。こうした縦型ポジ
ショニング装置は、ポジショニング装置の並進軸に沿っ
て配置して検出器22をより上方の垂直位置やより下方
の垂直位置に移動できるようにするための軌道を含むこ
とがある。この場合も、こうした移動により様々な大き
さの被検体に対応でき、及び/または様々な解剖学的目
標の撮影を容易にすることができるので有利である。
【0016】例示的実施形態の1つでは、検査室は、長
軸方向、横方向、垂直方向(並びに、傾斜に関しては2
つの自由度)に移動可能なX線源12を備えており、こ
の線源は、水平式患者ポジショニング装置に付随する検
出器22、または垂直式ポジショニング装置に付随する
検出器22により検出が可能なX線域を形成させるよう
に位置決めすることができる。例えば、線源12は、検
査室の天井、あるいは線源12を支持している上部構造
に装着した軌道に沿って長軸方向に移動可能とすること
ができる。こうした軌道は、一般に、検出器22を移動
させる方向である水平式患者ポジショニング装置の軌道
と実質的に平行になるように配置させる。線源12はま
た、長軸方向に対する横方向、並びに長軸方向に対する
垂直方向にも移動可能である。さらに、この線源は、同
じ線源を水平式ポジショニング装置に付随する検出器2
2、あるいは縦型ポジショニング装置に付随する検出器
22のどちらとも一緒に使用できるように角度方向に回
転できるように配置することができる。
【0017】図1に示す実施形態では、イメージング・
システム10はさらに、長軸方向、横方向、及び/また
は垂直方向での線源12の位置を表す電気信号を提供す
る線源位置センサ18を含む。システム10はさらに、
水平式ポジショニング装置または縦型ポジショニング装
置の並進軸に対する検出器22の位置を検出するための
検出器位置センサ19を含む。例示的な位置センサ18
及び19は、光学エンコーダ、ポテンショメータ、など
の連続位置センサである。
【0018】線源12は、据え付け/セットアップ手順
並びに検査シーケンスのために、電源信号と制御信号の
両者を提供する電源/制御回路24により制御される。
例示的実施形態の1つでは、制御回路24はさらに、長
軸、横軸、及び垂直軸の任意の軸に沿って線源12を位
置決めするために、モータ駆動回路やモータなどの位置
決め要素または移動制御要素を含んでいる。さらに図1
に示すように、検出器22は検出器制御装置26に結合
されており、この検出器制御装置26は検出器で発生さ
せたイメージング信号の収集を指令する。検出器制御装
置26はまた、ダイナミックレンジの初期調整、ディジ
タル画像データの挟み込み処理(interleaving)などのた
めに様々な信号処理及びろ過機能を実行することがあ
る。検出器制御装置26はさらに、患者ポジショニング
装置の並進軸に沿って検出器22を位置決めするため
に、モータ駆動回路やモータなどの位置決め要素または
移動制御要素を含むことがある。
【0019】電源/制御回路24と検出器制御装置26
の両者はシステム制御装置28からの信号に応答する。
一般に、システム制御装置28は、線源12と検出器2
2の移動及び位置決めを制御するコマンド信号の発生を
含め、据え付け/セットアップ手順を実行させるように
イメージング・システムの動作を指令する。システム制
御装置28はさらに、検査プロトコルを実行し、収集し
た画像データを処理するようにイメージング・システム
の動作を指令する。この場合では、システム制御装置2
8は、信号処理回路(典型的には汎用または特定用途の
ディジタル・コンピュータに基づく)、プログラムを格
納するための付属の記憶回路、及びコンピュータが実行
するルーチンを含み、さらに構成パラメータ及び画像デ
ータ、インタフェース回路、その他を含んでいる。図1
に示す実施形態では、システム制御装置28(または、
適当な任意の処理モジュール)は、格納されているセッ
トアップ・プログラムに従って、位置センサ18及び1
9からのフィードバック信号と検出器制御装置26から
の画像データを受け取り、この信号及びデータを処理し
て検出器22の位置に対する線源12の可変の横方向中
心設定ポイント位置を決定する(詳細については以下で
説明する)。
【0020】図1に示す実施形態では、システム制御装
置28はさらに、ディスプレイやプリンタ(参照番号3
0で示す)などの少なくとも1つの出力装置とリンクさ
せている。この出力装置は、標準または特殊用途のコン
ピュータ・モニタと、付属の処理回路とを含むことがあ
る。さらに、システム・パラメータを出力する、据え付
け/セットアップ手順を制御する、検査のセットアップ
を要求し制御する、画像を観察する、などのために、シ
ステム内で1つまたは複数のオペレータ・ワークステー
ション32をリンクさせることもある。一般に、システ
ム内で提供されるディスプレイ、プリンタ、ワークステ
ーション、及び同様の装置は、検査室内に物理的に配置
するなど、データ収集用構成要素の場所におく場合や、
例えば、インターネット、仮想自家用ネットワークな
ど、1つまたは複数の構成可能なネットワークを介して
画像収集システムとリンクさせて、施設や病院内のどこ
かの場所、あるいは全く別の場所など、これらの構成要
素から離れた場所におく場合もある。
【0021】図2は、例示的ディジタル検出器22の機
能構成要素を表した図である。図2にはさらに、典型的
には検出器制御装置26内に構成されているイメージン
グ検出器制御装置(すなわち、IDC)34も示してい
る。IDC34は、検出器からの検知信号の収集を指令
するために、CPUまたはディジタル信号処理装置、並
びに記憶回路を含んでいる。IDC34は双方向光ファ
イバ導体を介して検出器22内の検出器制御回路36に
結合されている。これにより、IDC34は、動作時に
検出器内で画像データに関するコマンド信号をやり取り
することができる。
【0022】検出器制御回路36は、電源(一般に参照
番号38で示す)からDC電力を受け取る。検出器制御
回路36は、システム動作のデータ収集フェーズの間に
信号を伝達するために使用する横列及び縦列ドライバに
対してタイミング及び制御コマンドを発生させるように
構成させる。したがって、回路36は、電力及び制御信
号を基準/調節回路40に伝達し、回路40からディジ
タル画像ピクセル・データを受け取っている。
【0023】図示した例示的実施形態では、検出器22
は、検査の間に検出器表面で受け取ったX線光子をより
低エネルギーの(光の)光子に変換するシンチレータを
含んでいる。次いで、光検出器のアレイによりこの光子
は、検出器表面の個々のピクセル領域に投射された光子
数または放射線の強度を表す電気信号に変換される。読
み出し電子回路は得られたアナログ信号をディジタル値
に変換し、このディジタル値が処理、格納され、画像の
再構成に続いてディスプレイ30やワークステーション
32などに表示される。本形態では、光検出器アレイ
は、アモルファス・シリコンからなる単一基層上に形成
させる。このアレイの各素子は、その各々をフォトダイ
オード及び薄膜トランジスタから構成させて横列と縦列
の形で配列させている。各ダイオードのカソードは、ト
ランジスタのソースに接続されており、すべてのダイオ
ードのアノードは負のバイアス電圧に接続されている。
各横列のトランジスタのゲートは互いに接続され、また
横列電極は走査電子回路に接続されている。縦列のトラ
ンジスタのドレーンは互いに接続され、また各縦列の電
極は読み出し電子回路に接続されている。
【0024】一例として、図2に示す実施形態では、横
列バス42は、検出器の様々な縦列からの読み取りを可
能すると共に、横列を無効にし必要に応じて選択した横
列に電荷補償電圧を印加するための複数の導体を含んで
いる。縦列バス44は、横列を順次有効にして行く間に
縦列からの読み取りを指令するための追加の導体を含ん
でいる。横列バス42は、その各々が検出器内の一連の
横列を有効にするように指令している一連の横列ドライ
バ46と結合させている。同様に、読み出し電子回路4
8は、検出器のすべての縦列の読み取りを指令するため
の縦列バス44と結合させている。
【0025】図示した実施形態では、横列ドライバ46
及び読み出し電子回路48は、複数のセクション52に
細分することができる検出器パネル50と結合させてい
る。各セクション52は、横列ドライバ46のうちの1
つに結合させると共に、多数の横列を含んでいる。同様
に、各縦列ドライバ48は一連の縦列と結合させてい
る。したがって、上述したフォトダイオードと薄膜トラ
ンジスタの配置により、横列56と縦列58の形態に配
列させた一連のピクセル(すなわち、離散ピクセル)5
4が規定される。この横列及び縦列により、既知の高さ
62及び既知の幅64を有する画像マトリックス60が
規定される。
【0026】さらに図2に示すように、各ピクセル54
は、一般に、縦列電極68が横列電極70と交わる位置
である横列と縦列の交点で規定される。上述したよう
に、薄膜トランジスタ72は、フォトダイオード74の
場合と同様に、各ピクセルに対する各交点位置に設けら
れる。横列ドライバ46により各横列を有効にすると、
読み出し電子回路48を介して各フォトダイオードから
の信号にアクセスし、これを後続の画像処理及び画像再
構成のためにディジタル信号に変換することができる。
【0027】イメージング・システム10を使用して検
査シーケンスを実行できるようにする前に、システム1
0を適正に据え付けてセットアップし、顧客のニーズ、
性能要件、並びに様々な規制標準に対して確実に適合さ
せるようにする。この処理で使用される性能変数の1つ
として、システム10の中心対中心精度がある。中心対
中心精度とは、検出器の面内で計測した、検出器の幾何
学中心とX線域の幾何学中心の間の距離のことである。
中心対中心精度の1つの要素として、検出器22の横方
向中心線に対するX線源12の横方向中心性がある。例
示的実施形態の1つでは、検出器22の横方向中心線
は、画像マトリックス60の中央横列により規定され
る。画像マトリックス60の大きさは既知であり、マト
リックス60を規定している横列と縦列の数も既知であ
るため、画像マトリックスの横方向中心線に対応する中
央横列も既知となる。線源12を検出器22の横方向中
心線に対して横方向で中心に位置させることにより、線
源12が形成させるX線域16は確実に検出器22を投
射して検出器22により検出を受けることになり、これ
により画像の中心ズレや解剖学的欠落の発生が減少す
る。当業者であれば理解できるように、検出器22の横
方向中心線を指定するために別の技法(例えば、検出器
22に対する物理的計測、及び/または計測した中心線
や推定中心線を表す定数の割り当てなど)が使用される
こともある。
【0028】検出器22に対するX線源12の横方向中
心位置を決定するための例示的な一技法は、図3〜5を
参照すると理解することができる。先ず図3を見ると、
X線源12は、支持構造101に移動可能に装着され、
患者ポジショニング装置100に付随した検出器22に
対して位置決めされているように表してある。ポジショ
ニング装置100は水平の向きに図示してあるが、ポジ
ショニング装置100は患者寝台などの水平式ポジショ
ニング装置や、縦型ポジショニング装置のいずれでもよ
いことを理解されたい。さらに、長軸(longitudinal)、
横(lateral) 、並びに垂直(vertical)という語は、基準
系を提供するためだけに使用していることを理解された
い。例えば、図3を参照すると、検出器22は、水平の
向き(すなわち長軸の向き)に図示している並進軸10
2に沿って配置されている。しかし、並進軸102は実
際には、例えば、検出器22が縦型ポジショニング装置
100に付随している場合などでは垂直の向きを有する
こともある。
【0029】図3に示すように、線源12は、検出器2
2から垂直軸104に沿って垂直方向に変位させてい
る。線源12はさらに、線源並進軸106に沿って検出
器22に対して長軸方向に位置決めされている。例示的
実施形態の1つでは、線源並進軸106は検出器並進軸
102と実質的に平行である。さらに、検出器22は検
出器の並進軸102に沿って移動可能であり、検出器2
2はポジショニング装置100の長さ方向の任意の位置
に位置決めすることができる。線源12は、線源並進軸
106に沿って移動可能であり、線源12は検出器22
の位置を長軸方向に追尾できる。線源12はさらに、垂
直軸104に沿って移動可能であり、線源12を検出器
22に近づけた位置、あるいは検出器22から遠ざけた
位置に移動させることができる。またさらに、線源12
は、並進軸106に対して横方向に移動可能であり、線
源12は検出器22に対して長軸方向と横方向の両方向
で中心に位置させることができる。基準として、図4で
は横方向移動軸108を示してある。
【0030】図4はポジショニング装置100及びこれ
に付随する検出器22の平面図である。図4は、検出器
22の横方向中心線130に対して横方向で中心とした
線源12の位置を決定するための、セットアップ手順の
第1ステップを示している。図4に示すように、検出器
22は、検出器の並進軸102に沿った第1の位置
「A」(一般に参照番号109で示す)に配置させる。
本セットアップ技法の例示的実施の1つでは、この位置
Aをポジショニング装置100の一方の端部に配置する
が、このセットアップ手順では、検出器22が検出器の
長軸102に沿った任意の位置に位置決めできるように
企図している。次いで、位置Aにある検出器22により
検出できるX線域を形成させる位置である第1の位置1
10にX線源12を移動させる。例示的実施形態の1つ
では、線源が位置110にあるとき、X線域により検出
器22の1つの隅にある図4に示すような領域が投射さ
れる。さらに、図示した例示的実施形態では、位置セン
サ19により検出器位置109を表すフィードバック電
気信号fDAがシステム制御装置28に提供され、また位
置センサ18により線源位置110を表すフィードバッ
ク信号fS1がシステム制御装置28に提供される。
【0031】線源が位置110に位置決めされている間
に、X線域112により検出器22が投射されるように
線源12が通電される。検出器22はX線域112を検
出し、この領域を表す電気信号を発生させる。上述した
ように、検出器制御装置26は、X線域の照射の結果と
して検出器22で発生した電気信号の収集を指令する。
収集した信号は検出器制御装置26及びシステム制御装
置28により処理され、X線域112に対する互いに反
対側の横方向辺縁エッジ114及び116の位置が決定
される。例えば、横方向エッジ114及び116は、検
出器の各横列を走査し、隣接横列から読み取られた信号
間に大幅な変化が検出されるまで走査した隣接横列同士
を比較することにより決定することができる。こうした
大幅な変化により、X線域112の横方向辺縁エッジを
表すことができる。しかし、横方向エッジは、当業者に
より認められるような別の方法でも検出できることを理
解されたい。横方向エッジ114及び116に対応する
横列を決定した後、X線域112の横方向中心横列11
8に対応する読み取り値を次式により決定できる。
【0032】row1 =(row12+row11)/2 上式において、「row1 」は、横方向中心横列118
の読み取り値を表し、「row12」はX線域112の横
方向エッジ114に対応する横列読み取り値を表し、
「row11」はX線域112の横方向エッジ116に対
応する横列読み取り値を表している。
【0033】次いで、線源12を、第1の位置110か
ら少なくとも横方向に変位させた第2の位置120まで
移動させる。しかし、位置120は、横方向だけでなく
位置110から長軸方向にも変位させてよいことを理解
されたい。線源位置センサ18は線源位置120を表す
フィードバック電気信号fS2をシステム制御装置28に
提供する。位置120にある間に、線源12に通電し、
位置Aにある時点で検出器22により検出可能な第2の
X線域122を形成させる。図4に示す例示的実施形態
では、位置120は、検出器22のX線域112を検出
した隅と対角方向の反対側の隅に配置している。しか
し、位置120は位置110に対して横方向に変位させ
た位置であって、位置Aにある間に検出器22が線源1
2により形成されたX線域を検出できる位置であればど
の位置でもよいことを理解されたい。
【0034】位置110に関して上述したのと同様に、
検出器22はX線域122を検出し、この検出したX線
域を表す電気信号を発生させる。また、検出器制御装置
26及びシステム制御装置28は、X線域122の横方
向エッジ124及び126に対応する検出器22の横列
を決定する。横方向エッジ124及び126に対応する
横列を見い出した後、X線域122の横方向中心横列1
28に対応する読み取り値を、次式により決定できる。
【0035】row2 =(row22+row21)/2 上式において、「row2 」は、横方向中心横列128
の読み取り値を表し、「row22」は横方向エッジ12
4に対応する横列読み取り値を表し、「row21」はX
線域122の横方向エッジ126に対応する横列読み取
り値を表している。
【0036】横方向中心横列118及び128を決定し
た後、位置フィードバック信号とこれら横列読み取り値
との間で、少なくとも検出器22が位置Aに位置決めさ
れている場合に適用するための横方向ゲイン関係式を確
定できる。この横方向ゲイン関係式は、次式で表され
る。
【0037】 GA =(fS2−fS1)/(row2 −row1 ) 上式において、GA は横方向ゲイン定数、「fS2」は線
源12が位置120にある時点での位置センサ18から
のフィードバック電気信号、「fS1」は線源12が位置
110にある時点で位置センサ118が発生させる電気
信号、「row2」はX線域122の横方向中心横列に
対応する読み取り値、「row1 」はX線域の横方向中
心横列118に対応する読み取り値である。
【0038】検出器横列読み取り値はX線域のエッジ検
出に対応するため、差(row2 −row1 )は、次式 row2−row1=(row22+row21−row12
row11)/2 により計算できる。
【0039】したがって、横方向ゲイン定数は次式 GA=2(fS2−fS1)/(row22+row21−ro
12−row11) により表すことができる。
【0040】別の実施形態では、追加のX線域を形成
し、対応するデータ・ポイント(すなわち、中心横列及
び対応するフィードバック信号)を決定し、その結果を
平均することにより、横方向ゲイン定数GAをより高い
精度で決定することができる。
【0041】横方向ゲイン関係式を決定することによ
り、検出器22が位置Aに配置されている時点での検出
器22の横方向中心線130に対する線源12の横方向
中心位置を計算することができる。この横方向中心線源
位置は線源位置センサ18が発生させる電気信号を用い
て次式のように表記できる。
【0042】fA=GArowC+(fS1−GArow1) 上式において、「fA 」は線源12が検出器22に対し
て横方向の中心にある時点での位置センサ18からの電
気信号を表し、「rowC 」は検出器22の横方向中心
線130に対応する検出器横列読み取り値を表してい
る。
【0043】フィードバック・センサ118からの電気
信号fA により線源12の横方向中心位置を決定し終え
た以降は、イメージング・システム10のユーザに対し
て、検出器22が位置109に配置されておりセンサ1
8の信号がfA に対応していれば線源12が検出器22
の中心線に対して実質的に横方向の中心に来ていること
が保証される。例示的実施形態の1つでは、システム1
0は、線源12が位置センサ118が発生させたフィー
ドバック信号fA による指示に従った横方向中心位置に
あることをユーザに対して示すため、視覚的または聴覚
的アラーム(例えば、光源の点滅、ユーザ・インタフェ
ースのモニタ上への表示、ビープ音、など)を発生させ
る。別法として、アラーム指示に加えて、システム制御
装置28は、決定された横方向中心位置に対応する位置
センサ18からのフィードバック信号fA を受け取り次
第、線源12のそれ以上の移動が実質的に停止するよう
に制御回路24の移動制御回路により制動をかけさせる
コマンド信号を発生させるような構成とすることもでき
る。
【0044】位置センサ18が発生させる長軸位置フィ
ードバック信号と検出器位置センサ19が発生させる長
軸位置フィードバック信号の間に線形関係が存在するよ
うなシステムでは、検出器22が検出器長軸102に沿
った任意の位置にあるときの検出器22に対する横方向
中心線源位置は、横方向ゲイン定数GA を利用して決定
することができると見なすことができる。一般に、こう
した線形関係は、線源12を移動させる並進軌道が検出
器22を移動させる並進軌道と実質的に平行であるよう
なシステムにおいて得られることがある。しかし、多く
のシステムでは、ポジショニング装置100の検出器2
2の取り付けに対するX線源懸架構造の据え付けが不完
全であるため、この2つの並進軌道は非平行となる。
【0045】非平行状態を補償するためには、図5に示
すように第2の検出器位置B(一般に参照番号132で
示す)においてセットアップ手順を反復させる。図示し
た実施形態では、位置Bはポジショニング装置100の
反対側の端部に位置している。しかし、可変の横方向中
心線源位置を決定するためのセットアップ手順は、検出
器の並進軸102に沿って位置Aから変位させた検出器
22の任意の位置で実行することができる。上述のよう
に、位置センサ19は検出器位置132を表すフィード
バック電気信号fDBをシステム制御装置28に提供す
る。
【0046】検出器22を位置109に位置決めした状
態で、次に、線源により検出器22が検出可能なX線域
を形成できる線源位置134までX線源12を移動させ
る。例示的実施形態の1つでは、線源が位置134にあ
るときには、図5に示すように、X線域は検出器22の
1つの隅の領域を投射している。位置センサ18は線源
位置134を表すフィードバック電気信号をシステム制
御装置28に提供する。線源が位置134に位置決めさ
れている間に、線源12に通電し、検出器22を投射す
るX線域136を形成させる。検出器22はX線域13
6を検出し、このX線域を表す電気信号を発生させる。
検出器制御装置26はX線域の照射の結果として検出器
22で発生した電気信号の収集を指令する。収集した信
号は、上述したのと同様に、検出器制御装置26及びシ
ステム制御装置28により処理され、X線域136の互
いに反対側の横方向辺縁エッジ138及び140の位置
が決定される。互いに反対側の横方向エッジ138及び
140に対応する検出器22の画像マトリックスの横列
を決定した後、上述したのと同様に、X線域136の横
方向中心横列142を決定できる。
【0047】次いで、線源12を、線源位置134から
少なくとも横方向に変位させた線源位置144まで移動
させる。しかし、位置144は、横方向だけでなく位置
134から長軸方向にも変位させてよいことを理解され
たい。線源位置センサ18は線源位置144を表すフィ
ードバック電気信号fS2をシステム制御装置28に提供
する。位置144にある間に、線源12に通電し、検出
器22が検出器位置Bにある時点で検出可能なX線域1
46を形成させる。図5に示す例示的実施形態では、線
源が位置144にあるとき、検出器22のX線域136
を検出した隅と対角方向の反対側の隅にある領域がX線
域により投射される。しかし、位置144は位置134
に対して横方向に変位させた位置であって、検出器22
が検出器位置Bにある間に線源12により形成されたX
線域を検出できる位置であればどの位置でもよいことを
理解されたい。
【0048】上述したように、検出器22はX線域14
6を検出し、この検出したX線域を表す電気信号を発生
させる。また、検出器制御装置26及びシステム制御装
置28は、X線域146の互いに反対側の横方向エッジ
148及び150に対応する検出器22の画像マトリッ
クスの横列を決定する。横方向エッジ148及び150
に対応する横列を見い出した後、X線域146の横方向
中心横列152に対応する読み取り値を、上述に示すよ
うにして決定できる。
【0049】横方向中心横列142及び152の読み取
り値を確定した後、位置フィードバック信号とこれら横
列読み取り値との間で、検出器22が検出器位置Bに位
置決めされている場合に適用するための横方向ゲイン関
係式を確定できる。検出器22を検出器位置Bに位置決
めしているときの横方向ゲイン関係式の決定に関して
も、この横方向ゲイン関係式は上述したのと同様の方式
で決定でき、次式により表現することができる。
【0050】fB=GBrowC+(fS3−GBrow3) 上式において、「fB 」は、検出器22が位置Bにある
ときの検出器22に対して線源12が横方向の中心にあ
る時点での位置センサ18からの電気信号を表し、GB
は検出器位置Bにおける横方向ゲイン定数を表し、「r
owC 」は検出器22の既知の横方向中心線130に対
応する検出器横列読み取り値を表し、「f S3」は線源1
2が位置134に位置決めされているときの位置センサ
18からのフィードバック電気信号を表し、「ro
3 」はX線域136の横方向中心横列142を表して
いる。
【0051】上述したように、追加のX線域を形成し、
対応するデータ・ポイント(すなわち、中心横列及び対
応するフィードバック信号)を決定し、その結果を平均
することにより、GBをより高い精度で決定することが
できる。
【0052】位置センサからのフィードバック信号fA
及びfB を利用して検出器22の並進方向、すなわち長
軸102に沿った長軸ゲイン関係式を規定することがで
きる。一般的な場合では、線源位置フィードバック信号
と検出器位置フィードバック信号との間が線形関係であ
ると仮定して、長軸ゲイン関係式は次式のように表現で
きる。
【0053】Gy=(fSA−fSB)/(fDA−fDB) 上式において、Gy は長軸ゲイン定数を表し、fSAは検
出器位置Aにある検出器22に対して線源12が横方向
の中心にある時点でセンサ18が発生させるフィードバ
ック信号を表し、fSBは検出器位置Bにある検出器22
に対して線源12が横方向の中心にある時点でセンサ1
8が発生させるフィードバック信号を表し、fDAは検出
器22が検出器位置Aにあるときのセンサ19からのフ
ィードバック信号を表し、fDBは検出器22が検出器位
置Bにあるときにセンサ19が発生させるフィードバッ
ク信号を表している。
【0054】長軸ゲイン定数を用いて横方向中心線源設
定ポイントに対する一般式を位置センサ18及び19の
フィードバック信号の関数として導き出すことができ
る。この一般式は次式となる。
【0055】fS=GyD+(fSB−GyDB) 上式において、「fS 」は線源位置センサ18が発生さ
せるフィードバック信号であり、「fD 」は検出器位置
センサ19からのフィードバック信号である。したがっ
て、線源は、検出器の並進軸102に沿った検出器22
の任意の位置に関して、検出器及び線源のフィードバッ
ク位置信号に基づいて検出器横方向中心線に対する横方
向の中心とすることができる。
【0056】上述したセットアップ手順はさらに、検出
器22の理論的な(すなわち、既知の)中心線と線源1
2の焦点との不一致を、垂直軸104に沿った線源12
と検出器22の間の離間距離の関数として表すように一
般化することができる。すなわち、線源を検出器22に
対して垂直軸102に沿った様々な位置に位置決めした
状態で上述のセットアップ手順を繰り返す。したがっ
て、長軸102に沿った検出器22の任意の位置と垂直
軸104に沿った線源12の任意の位置とを組み合わせ
た位置に対して、線源・検出器間の離間ゲイン定数の決
定に基づいて可変の横方向中心線源設定ポイントを決定
することができる。
【0057】さらに、上述のゲイン関係式及び横方向中
心設定ポイントの決定は、2回のX線照射を実施し少な
くとも2つの検出器位置で対応するデータ・ポイントを
計算することにより得られたことを理解されたい。しか
し、記載した技法によれば検出器位置において追加のX
線照射を実施し、対応するデータ・ポイントを計算し、
その結果を平均することにより、より精密な結果が得ら
れることを理解されたい。またさらに、追加の照射を追
加の検出器位置及び/または線源位置で実施し、その結
果を平均して精度を向上させることができる。さらに、
ゲイン定数及び横方向中心設定ポイントは、上述した具
体的な式を用いるのではなく別の適当な式を用いて決定
できることも企図している。こうした別の式は、計算結
果の精度向上に寄与することができる多項式の形態な
ど、上述した線形形態以外の形態を有することもある。
【0058】上述した方法に対しては、現地エンジニア
がシステム10の場所にいて、可変の横方向中心線源設
定ポイントの決定などのセットアップ手順を実行するも
のと理解される。しかし、このセットアップ手順は、線
源12や検出器22から離れた場所から実行することが
できることを企図している。例えば、このセットアップ
手順は、インターネットなどのネットワークを介してシ
ステム制御装置28に結合させたユーザ・インタフェー
スまたはオペレータ・ワークステーションから開始して
制御することができる。さらに、線源12及び/または
検出器22を、移動制御要素やモータ式要素の支援なし
に手作業で位置決めすることもできることを理解された
い。
【0059】さらに、セットアップ手順を、ディジタル
X線検出器を含むディジタル放射線写真撮影システムに
関して記載してきたが、このセットアップ手順は、電荷
結合素子技術に基づく検出器など別のタイプのディジタ
ル検出器を有する任意のディジタル・イメージング・シ
ステムにおいて実現することもできることを理解された
い。さらに、イメージング・システム内の放射線源は必
ずしもX線源である必要はなく、この放射源はイメージ
ング・システムにおいて有用でありそのシステムの検出
器により検出できるような任意のタイプの放射を発生さ
せることが可能である。
【0060】本発明は様々な修正形態や代替形態とする
余地があるが、具体的な実施形態を、一例として、図面
に示すと共に本明細書に詳細に記載してきた。しかし、
本発明を開示した特定の形態に限定しようとする意図で
はないことを理解されたい。むしろ、本発明は、特許請
求の範囲で規定した本発明の精神及び範囲に属するすべ
ての修正形態、等価形態、代替形態に及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本技法を取り込んだディジタルX線イメージン
グ・システムの概要図である。
【図2】図1のシステムの検出器内で画像データを作成
する機能回路の幾つかを表した略図である。
【図3】図1のシステムの画像収集用構成要素の幾つか
について、特に、患者ポジショニング装置に付随するデ
ィジタルX線検出器に対するX線源の向きを図示してい
る側面図である。
【図4】図3の例示的患者ポジショニング装置及び検出
器について、検出器がポジショニング装置の一方の端部
に位置決めされており、X線源が様々な線源位置に位置
決めされたときに形成するX線域が検出器上に投射され
ているところを図示している正面図である。
【図5】図3のポジショニング装置及び検出器につい
て、検出器がポジショニング装置のもう一方の端部に位
置決めされており、X線源が別の様々な線源位置にある
ときに形成するX線域が検出器上に投射されているとこ
ろを図示している正面図である。
【符号の説明】
10 イメージング・システム 12 X線源 16 X線域 22 ディジタルX線検出器 34 イメージング検出器制御装置(IDC) 38 電源 46 横列ドライバ 48 縦列ドライバ 50 検出器パネル 52 セクション 54 ピクセル 56 横列 58 縦列 60 画像マトリックス 62 高さ 64 幅 68 縦列電極 70 横列電極 72 薄膜トランジスタ 74 フォトダイオード 100 患者ポジショニング装置 101 支持構造 102 並進軸 104 垂直軸 106 線源並進軸 108 横方向移動軸 109 検出器位置A 110 第1の線源位置 112 第1のX線域 114、116、124、126 横方向辺縁エッジ 118、128 横方向中心横列 120 第2の線源位置 122 第2のX線域 130 横方向中心線 132 検出器位置B 134 線源位置 136 X線域 138、140 横方向辺縁エッジ 142、152 横方向中心横列 144 線源位置 146 X線域 148、150 横方向エッジ
フロントページの続き (72)発明者 ヴィンセント・スタンレー・ポルクス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、デラ フィールド、クッシング・パーク・ロー ド、ダブリュー335・エヌ949番 (72)発明者 ジョン・シー・オメルニック アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワウ ワトッサ、エヌ・88ティーエイチ・ストリ ート、2617番 (72)発明者 マーク・アンソニー・ハメル アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワー ケシャー、スクール・ドライブ、1125番 Fターム(参考) 4C093 AA16 CA36 EB21 GA05

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル検出器及び放射線源を有する
    ディジタル・イメージング・システムに対する可変の横
    方向中心対中心設定ポイントを決定するための方法であ
    って、 検出器横方向中心線を有する検出器を第1の検出器位置
    に設けるステップと、 放射線源を線源の長軸に沿った第1の線源位置に位置決
    めするステップと、 放射線源によって、検出器により検出可能である第1の
    放射線域を形成させるステップと、 第1の放射線域を前記検出器位置において検出するステ
    ップと、 第1の放射線域の第1の横方向中心線を決定するステッ
    プと、 放射線源を第1の線源位置から横方向に変位した第2の
    線源位置に位置決めするステップと、 放射線源によって、検出器により検出可能である第2の
    放射線域を形成させるステップと、 第2の放射線域を前記検出器位置において検出するステ
    ップと、 第2の放射線域の第2の横方向中心線を決定するステッ
    プと、 決定した第1及び第2の横方向中心線並びに第1及び第
    2の線源位置に基づいて横方向ゲイン定数を決定するス
    テップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】検出器が第1の検出器位置にある時点で線
    源により形成されるX線域が検出器の横方向中心線に対
    して実質的に中心に来るように、前記線源の中心横方向
    位置を前記横方向ゲイン定数に基づいて決定するステッ
    プ、をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】線源位置センサを設けるステップと、 前記線源位置センサを利用して第1の線源位置を検知す
    るステップと、 第1の線源位置を表す第1のセンサ信号を発生させるス
    テップと、 前記線源位置センサを利用して第2の線源位置を検知す
    るステップと、 第2の線源位置を表す第2のセンサ信号を発生させるス
    テップと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の横方向中心線を決定する
    前記ステップが、それぞれ第1及び第2の放射線域の互
    いに反対側の横方向辺縁エッジを検出するステップを含
    む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 線源を第1及び第2の線源位置に位置決
    めする前記ステップが、 線源を自動で位置決めするための第1及び第2の制御信
    号を発生させるステップと、 前記第1及び第2の制御信号のそれぞれに応答して線源
    を移動させるステップと、を含んでいる、請求項1に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の制御信号を発生させる前
    記ステップが、遠隔箇所から第1及び第2の制御コマン
    ドを提供するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】第1の検出器位置から検出器並進軸に沿っ
    て変位した第2の検出器位置に検出器を位置決めするス
    テップと、 線源を第3の線源位置に位置決めするステップと、 前記線源によって、第2の検出器位置で検出器により検
    出可能である第3の放射線域を形成させるステップと、 第3の放射線域を前記検出器位置において検出するステ
    ップと、 第3の放射線域の第3の横方向中心線を決定するステッ
    プと、 線源を、第3の線源位置から横方向に変位した第4の線
    源位置に位置決めするステップと、 前記線源によって、第2の検出器位置で検出器により検
    出可能である第4の放射線域を形成させるステップと、 第4の放射線域を前記検出器位置において検出するステ
    ップと、 第4の放射線域の第4の横方向中心線を決定するステッ
    プと、 決定した第3及び第4の横方向中心線並びに第3及び第
    4の線源位置に基づいて第2の横方向ゲイン定数を決定
    するステップと、をさらに含む請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、検出器が第2の検出器位置にあ
    る時点で線源により形成される放射線域が検出器の横方
    向中心線に対して実質的に横方向の中心に来るように、
    前記線源の第2の中心横方向位置を前記第2の横方向ゲ
    イン定数に基づいて自動的に決定するステップを含む請
    求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の横方向ゲイン定数並びに
    第1及び第2の検出器位置を利用して並進方向ゲイン定
    数を決定するステップと、 前記並進方向ゲイン定数を利用して、検出器の並進軸に
    沿った任意の検出器位置において横方向中心線源位置を
    決定するステップと、をさらに含む請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 線源対検出器ゲイン定数を決定するス
    テップと、 前記線源対検出器ゲイン定数及び前記並進方向ゲイン定
    数を利用して、線源並進軸に沿った任意の線源位置、検
    出器長軸に沿った任意の検出器位置、並びに任意の線源
    ・検出器離間距離において横方向中心線源位置を決定す
    るステップと、をさらに含む請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記放射線源がX線源を含む、請求項
    1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1の検出器位置に位置決めされたデ
    ィジタル検出器により検出可能な放射線域を形成させる
    放射線源を有するディジタル・イメージング・システム
    の横方向中心対中心設定ポイントを決定するための方法
    であって、 放射線源が第1の線源位置にある時点で形成させた第1
    の検出後放射線域の第1の横方向中心線を決定するステ
    ップと、 放射線源が第1の線源位置から横方向に変位した第2の
    線源位置にある時点で形成された第2の検出後放射線域
    の第2の横方向中心線を決定するステップと、 決定された第1及び第2の横方向中心線並びに第1及び
    第2の線源位置に基づいて、第1の横方向ゲイン定数を
    決定するステップと、 前記第1の横方向ゲイン定数を利用して、前記線源によ
    り形成した放射線域が検出器の横方向中心線に対して実
    質的に横方向の中心に来る位置である、横方向中心線源
    位置を決定するステップと、を含む方法。
  13. 【請求項13】 前記ディジタル検出器が画像マトリッ
    クを規定している複数の横列及び複数の縦列を備えると
    共に、第1の横方向中心線を決定する前記ステップが、
    第1の検出後放射線域の互いに反対側の第1及び第2の
    周辺横方向エッジに対応する該画像マトリックスの第1
    及び第2の横列を決定するステップを含む、請求項12
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第1の横方向ゲイン定数を決定する前
    記ステップと線源位置センサにより線源の横方向検知位
    置を決定する前記ステップ、並びに検知した各線源位
    置、中心線源位置を表す線源位置信号を発生させるステ
    ップが、さらに該線源位置信号に基づいている、請求項
    12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ディジタル検出器を、第1の検出器位
    置から検出器並進軸に沿って変位させた第2の検出器位
    置に位置決めするステップと、 放射線源が第1の線源位置から少なくとも線源並進軸に
    沿って変位させた第3の線源位置にあり、かつディジタ
    ル検出器が第2の検出器位置にある時点で形成した第3
    の検出後放射線域の第3の横方向中心線を決定するステ
    ップと、 放射線源が第3の線源位置から線源並進軸に対して横方
    向に変位させた第4の線源位置にあり、かつディジタル
    検出器が第2の検出器位置にある時点で形成した第4の
    検出後放射線域の第4の横方向中心線を決定するステッ
    プと、 決定された第3及び第4の横方向中心線並びに第3及び
    第4の線源位置に基づいて、第2の横方向ゲイン定数を
    決定するステップと、 前記第2の横方向ゲイン定数に基づいて、検出器が第2
    の検出器位置にある時点での検出器の横方向中心線に対
    して、線源により形成される放射線域が実質的に横方向
    の中心に来る位置である横方向中心線源位置を決定する
    ステップと、を含む請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 検出器位置センサにより検出器の位置
    決めを検知するステップと、 検知した各検出器位置を表す検出器位置信号を発生させ
    るステップと、 第1及び第2の横方向ゲイン定数並びに第1及び第2の
    検出器位置を表す検出器位置信号に基づいて並進方向ゲ
    イン定数を決定するステップと、 前記並進方向ゲイン定数に基づいて、検出器が検出器の
    並進軸に沿った任意の位置にあるときの横方向中心線源
    位置を決定するステップと、を含む請求項15に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 線源を第1及び第2の線源位置のそれ
    ぞれに自動的に位置決めするために、第1及び第2の制
    御信号を発生させるステップと、 前記第1及び第2の制御信号に応答して線源を移動させ
    るステップと、を含む請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 第1及び第2の制御信号を発生させる
    前記ステップが、線源及び検出器から離れた箇所から第
    1及び第2の制御コマンドを提供するステップを含む、
    請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記放射線源がX線源を含む、請求項
    12に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ディジタル検出器に対する放射線源の
    横方向中心対中心設定ポイントを自動的に決定するため
    のシステムであって、 放射線域を形成させるための放射線源であって、少なく
    とも線源の横方向軸に沿って移動可能であると共に、第
    1の放射線域を第1の線源位置に形成し第2のX線域を
    第1の線源位置から横方向に変位した第2の線源位置に
    形成させるように構成した、放射線源と、 横方向中心線を有すると共に、前記第1及び第2の放射
    線域を検出し第1及び第2の放射線域を表す検出器信号
    を発生させるためのディジタル検出器と、 処理モジュールであって、第1の放射線域を表す検出器
    信号に基づいて第1の放射線域の第1の横方向中心線を
    決定すること、第2の放射線域を表す検出器信号に基づ
    いて第2の放射線域の第2の横方向中心線を決定するこ
    と、前記第1及び第2の横方向中心線並びに第1及び第
    2の線源位置に基づいて横方向ゲイン定数を決定するこ
    と、を行うように構成させた処理モジュールと、を備え
    るシステム。
  21. 【請求項21】 前記処理モジュールが、前記横方向ゲ
    イン定数を利用して、放射線源により形成される放射線
    域が検出器の横方向中心線に対して横方向の中心に来る
    位置である横方向中心線源位置を決定すること、を行う
    ように構成されている、請求項20に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 任意の線源位置を表すセンサ指示表示
    を提供するための線源位置センサを備えている請求項2
    0に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記検出器信号が第1及び第2の放射
    線域の各々に関する横方向で互いに反対側のエッジを表
    している、請求項20に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記放射線源が線源の横方向軸を横切
    る線源並進軸に沿って移動可能である、請求項20に記
    載のシステム。
  25. 【請求項25】 前記検出器が検出器並進軸に沿って移
    動可能である、請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記線源並進軸と前記検出器並進軸と
    が実質的に平行である、請求項25に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 さらに、横方向ゲイン定数の決定を開
    始させるコマンドを提供するためのユーザ・インタフェ
    ースを備えている請求項20に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 前記コマンドが線源を第1及び第2の
    線源位置に位置決めさせるコマンドを含む、請求項27
    に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 前記ユーザ・インタフェースが検出器
    及び線源から離れた箇所に位置している、請求項27に
    記載のシステム。
  30. 【請求項30】 前記放射線源がX線源を含む、請求項
    20に記載のシステム。
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