JP2001176953A - 半導体ウエハ搬送装置受け渡し部の寸法測定器、その寸法測定器を用いた測定・調整方法及び校正用装置 - Google Patents

半導体ウエハ搬送装置受け渡し部の寸法測定器、その寸法測定器を用いた測定・調整方法及び校正用装置

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JP2001176953A
JP2001176953A JP36339199A JP36339199A JP2001176953A JP 2001176953 A JP2001176953 A JP 2001176953A JP 36339199 A JP36339199 A JP 36339199A JP 36339199 A JP36339199 A JP 36339199A JP 2001176953 A JP2001176953 A JP 2001176953A
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measuring device
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wafer
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Kazutaka Kanbara
一孝 神原
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NEC Kyushu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハ搬送装置の受け渡し部の関連寸法を測定
し数値化した寸法測定器及びこの寸法測定器を用いた有
効な測定・調整方法を提供する。 【解決手段】第1及び第2の部材1A,1Bによる測定
器架台1の内壁に4個のLED変位センサ2を取り付
け、測定器架台1をキャリアステージ8上に設置し、ア
ーム7に乗せられたウエハ3を挿入して、LED変位セ
ンサ2により、キャリアステージ8とウエハ3間の相対
的高さ及び相対的傾きを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハ搬送装
置受け渡し部の寸法測定器、その寸法測定器を用いた測
定・調整方法及び校正用装置に係わり、特にキャリアス
テージ上に裁置されたウエハキャリアにアームを用いて
半導体ウエハ(以下、ウエハ、と称する)を搬送するウ
エハ搬送装置受け渡し部における寸法測定器及びその寸
法測定器を用いた測定調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、縦方向に配
列した多数の溝部のそれぞれにウエハを収納するウエハ
キャリアにより、製造装置間のウエハの移送を行う。そ
してロボットのアームを用いてウエハを搬送すること
で、製造装置のキャリアステージ上に裁置されたウエハ
キャリアのそれぞれの溝部にウエハの受け渡しを行う。
【0003】このウエハ搬送装置受け渡し部では、基準
となるアーム上のウエハが受け渡し対象物(ここではキ
ャリア溝部)の中心にかつ平行に搬送されることが重要
な要素の一つとなっている。
【0004】このために、通常キャリア溝部にアーム上
に置いたダミーウエハを搬送し、目視にて位置合わせを
行う方法が採用されている。
【0005】他方、例えば特開平9−283600号公
報では、個々の製造装置のキャリアステージの近傍に、
すなわちウエハ搬送装置受け渡し部の近傍にウエハ高さ
位置検出機構を製造装置の一部とした設置した技術が開
示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目視に
よる方法では、人の経験、勘に頼ることとなるため、調
整のバラツキが大きく、中心にかつ平行に調整する事は
困難である。このため、受け渡し部での調整作業とし
て、十分とは言えない。
【0007】他方、上記した従来技術の位置検出機構は
それぞれの製造装置のウエハ搬送装置受け渡し部に設置
する必要があり、半導体装置の製造ではウエハ搬送装置
受け渡し部が多く存在するから、全体の製造設備が高騰
してしまう。
【0008】さらにこの従来技術では傾斜に対する検出
が出来ないから、十分の検出調整が不可能となる。
【0009】したがって本発明の目的は、ウエハ搬送装
置の受け渡し部の関連寸法を測定し数値化した寸法測定
器を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、ウエハ搬送装置の受
け渡し部の傾斜状態を測定し数値化した寸法測定器を提
供することである。
【0011】本発明のさらに他の目的は、ウエハ搬送装
置の受け渡し部の関連寸法を測定し数値化し、且つ複数
のウエハ搬送装置の受け渡し部に共用して用いることが
できる寸法測定器を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、上記した寸法測定器
を用いた測定調整方法を提供することである。
【0013】本発明のさらに別の目的は、数値認識によ
る受け渡し部の迅速、かつ正確な調整作業の実施を可能
にする測定調整方法を提供することである。
【0014】本発明のさらに別の目的は、上記した測定
調整方法を実施するのに好適な校正用装置を提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、測定器
架台と、前記測定器架台に取り付けられた複数の変位セ
ンサとを有し、アームに乗せられたウエハの出し入れが
可能な開口を前記測定器架台の側部に備え、前記ウエハ
の高さ寸法を測定する寸法測定器にある。
【0016】ここで、前記変位センサはLED変位セン
サであることが好ましい。また、前記複数の変位センサ
は挿入された前記ウエハの周辺部分を等間隔に測定可能
に分布していることが好ましい。
【0017】本発明の他の特徴は、キャリアステージ上
に前記寸法測定器を乗せ、前記開口からロボットの前記
アームに乗せられたウエハを前記測定架台内に挿入し、
前記キャリアステージからの前記ウエハの高さを前記変
位センサで測定する上記寸法測定器を用いた測定・調整
方法にある。
【0018】ここで、前記測定による値により前記キャ
リアステージの高さ及び傾斜を調整して、前記ウエハを
前記キャリアステージに対して平行で且つ所定の高さに
位置させることができる。この場合、前記キャリアステ
ージの調整を複数の調整ネジで行うことができる。ある
いは、前記キャリアステージの調整を複数のステッピン
グリニアモータ行うことができる。
【0019】また、前記測定の前に前記寸法測定器の高
さ寸法の表示を校正することが好ましい。この場合、校
正器ベース上に校正器を乗せ、前記校正器上に基準ウエ
ハを乗せ、前記校正器ベース上に前記測定器架台を乗せ
た前記寸法測定器の前記変位センサにより前記校正器ベ
ースに対する前記基準ウエハの高さを測定し、前記校正
はその測定値を基準にしたものであることができる。
【0020】本発明の別の特徴は、キャリアステージの
下方向に設けられたCCD受光素子レーザ変位センサを
寸法測定器とし、アームに乗せられたウエハに前記キャ
リアステージの開口を通して測定光を照射する寸法測定
器にある。
【0021】あるいは本発明の別の特徴は、キャリアス
テージの下方向に設けられたこの寸法測定器を用いて、
前記キャリアステージ上のキャリア内に挿入されたアー
ム上のウエハの高さの状態を測定する測定・調整方法に
ある。
【0022】本発明の別の特徴は、水平な上平面を有す
る校正器ベースと、前記校正器ベースの上平面に対し、
ウエハの表面が平行な面になるように保持する校正器と
を有する校正用装置にある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を説明
する。図1は本発明の実施の形態の寸法測定器を示す図
であり、図2は本発明の実施の形態が適用するウエハ搬
送装置受け渡し部を示す図である。
【0024】先ず、図2を参照して、キャリアステージ
8上に裁置されたキャリア10の側板内面に設けられた
溝部に、ロボット6のアーム7により搬送されたウエハ
3の周辺部を支持して収納する。キャリアステージ8
は、ステージ架台19の雌ネジにねじ込まれた複数の調
整ネジ9により傾斜面の調整を含めた高さの調整がされ
る。このように受け渡し部を構成する。
【0025】また、図の右側には、キャリアステージ8
A、キャリア10A、ステージ架台19A、調整ネジ9
Aを有する同様の受け渡し部が構成されており、アーム
7により図の右側の受け渡し部のキャリア10Aからウ
エハ3を取り出して図の左側の受け渡し部のキャリア1
0に収納する。
【0026】この動作を順次繰り返して、キャリア10
Aの縦方向に配列した溝部から多数のウエハをキャリア
10の縦方向に配列した溝部に支持収納することで、ウ
エハの移し替えを行う。
【0027】次に図1を参照して、実施の形態の寸法測
定器100を説明する。図1(A)は基準ウエハ3を挿
入する直前を示す斜視図、図1(B)は基準ウエハ3を
挿入した状態を示す斜視図、図1(C)は基準ウエハ3
を挿入した状態を示す断面図でありLED変位センサ2
だけが右上斜線のハッチングを付してある。
【0028】寸法測定器100の測定器架台1は、材質
A5052の断面がコの字の一対の第1の部材1Aに材
質A5052のバー状の一対の第2の部材1Bを固着す
ることにより構成され、例えば、W(Y方向の寸法)が
240mm、L(X方向の寸法)が200mm、H(Z
方向の寸法)が70mm程度である。
【0029】各部材の内壁の中央にそれぞれLED変位
センサ2がM3の止めネジ13により固定されている。
これにより4個のLED変位センサ2は挿入されたウエ
ハ3の周辺部分を等間隔に測定可能に分布している。
【0030】また、この4個のLEDセンサ2の垂直方
向の位置は、測定架台の底面に対し、平行な面になるの
が望ましい。但し、ここの平行度にバラツキがあって
も、LEDセンサ2の測定範囲が狭くなるだけなので、
LEDセンサ2の測定範囲との関係で許容範囲をきめれ
ば、必ずしも完全な平行に無くとも良い。
【0031】そしてこのLED変位センサ2からの測定
光14により、アーム7に載っているウエハ(基準ウエ
ハ)3の上面の高さを測定し、調整ネジ9(図2)によ
り、ウエハの高さ方向の寸法がキャリア10(図2)の
最下段の溝の高さにミートするように調整する。
【0032】また図に示すように、測定器架台1の一側
部に開口部が形成されており、この開口部からアーム7
に載っているウエハ(基準ウエハ)3を内部に挿入す
る。この際のアーム7の動きには、Z、θ、Xがあり、
最初Z(高さ)を予め合わせ、その後θ(回転)を合わ
せ、Xの動きによりウエハ3を搭載したアーム7を測定
器内に挿入する。
【0033】次に、本発明の実施の形態の校正・測定・
調整方法を図3乃至図6を参照して説明する。これらの
図面において図1の寸法測定器100が模式的に描かれ
ているが、図1の寸法測定器100と同じものであり、
また、図1(C)と同様にLED変位センサ2だけが右
上斜線のハッチングを付してある。
【0034】先ず、図3を参照して校正方法を説明す
る。図3(A)は平面図、図3(B)は断面図及び表示
ユニットを示している。
【0035】寸法(基準)出しされた校正器4Aと校正
器ベース4Bは固定されており、いわゆる定盤(4B)
上にブロックゲージ(4A)がセットされた状態を保
つ。校正器4Aの上面に基準ウエハ3をセットし、寸法
測定器100を設定方向15に示すように上方から基準
ウエハを被せて校正ベース4B上に裁置する。この時、
基準ウエハの表面は校正ベース4Bの上面に対し、平行
な面になっている。
【0036】そして4個のLED変位センサ2からの測
定光14により基準ウエハ3の高さを4ヶ所で測定し、
その測定信号16を表示ユニット5Aに送り、リセット
スイッチ5Cにて表示器5Bを校正(0.00mm)す
る。尚、基準ウエハ3の表面には白色紙を張り付け、光
学式のLED変位センサの出力を安定させる構造を有
す。
【0037】これにより表示器5Bの表示が0.00m
mとなった場合が基準の高さとなる。この基準の高さは
キャリアの最下段の溝部の中心高さであり、校正器4A
の高さにより定められる。すなわち、キャリアの最下段
の溝部の中心高さは、例えば8インチウエハの場合は2
5.4mmであり、6インチウエハの場合は18.9m
mであり、それに基準ウエハの半分の厚さを加えた高さ
を0.00mmとする。以下、この25.4mmを用い
て説明する。
【0038】そしてアーム上のウエハの表面が各ヶ所で
0.00mmとなるように測定・調整すれば最下段の溝
部に円滑にウエハが収納され、その後はエレベータによ
りキャリアの溝部にピッチにあった間欠送りがロボット
もしくはキャリアステージに行われるから、全ての溝部
にウエハが円滑に収納されることになる。
【0039】すなわち、LED変位センサ3は25.4
mmを基準(キャリア溝中心)に±1.25mmの範囲で
測定を行う。このLED変位センサは、ロボットのアー
ム上にある基準ウエハにたいしキャリアステージがどの
位の高さにあるのかという関連寸法を測定する、又LE
D変位センサを四個設置したことで傾きの測定も同時に
行う役目をはたす。
【0040】従って、従来、数値認識出来なかった半導
体ウエハ搬送装置受け渡し部の関連寸法をキャリア溝中
心すなわち25.4mmを基準に測定できることで、数
値の確認による傾き及び高さの調整が出来るという効果
が得られる。
【0041】次に、測定・方法を図4を参照して説明す
る。図3による校正済みの寸法測定器100をキャリア
ステージ8に乗せ、ロボット6のアーム7上に基準ウエ
ハ3をセットし、図1に示したように、測定器内に搬送
しLED変位センサ2の出力16を表示ユニットに送
り、それぞれのその値をそれぞれの表示器5Bで表示す
る。
【0042】そして、それぞれの調整ネジ9を回転させ
ることにより各表示器5Bの値が0.00mmになるよ
うに調整し、これによりキャリアステージ8の上面、す
なわち寸法測定器100の底面に対して相対的にアーム
上の基準ウエハ3が平行で、且つ、所定の高さの状態に
なる。その後、アーム7を取り出し、寸法測定器100
を除去し、調整されたキャリアステージ8の上面にキャ
リア10(図2)を裁置して、ウエハの移し替え作業を
行う。
【0043】例えば、図3による校正済みの寸法測定器
100を用いて図5に示すように、アーム7上の基準ウ
エハ3に対しステージ8が0.8mmの傾きが合った場
合、センサBからの測定信号16による表示器5Bの値
はそのまま0.8mmのステージの傾きとして表される
から、調整ネジ9により全ての表示が0.00mmにな
るように調整する。
【0044】図6はLED変位センサの取り付け及び測
定範囲について説明したものである。センサの測定中心
距離Mは校正器4A+基準ウエハ3の厚さの半分、すな
わちウエハ中心が25.4mmの位置にあり、測定最短
距離Sは測定中心距離Mより1.25mmセンサ側に近
づいた位置で、測定最長距離Lは測定中心距離Mから
1.25mm離れた位置にある。
【0045】測定出力は測定最短距離S時にDC(直
流)1V、測定最長距離L時にDC(直流)5Vの電圧
をアナログ出力する。結線先の表示器には、スパン調整
機能を有するものを使用し、この入力電圧1〜5Vを測
定範囲の2.5mmに変換する。したがって先述した校
正により測定中心距離(25.4mm)時の表示を0.
00mmにすることで測定中心距離よりセンサ側はマイ
ナス表示、離れた場合をプラス表示として認識できる。
これより図5の状態は、センサA側はステージからウエ
ハ中心までの距離は25.4mmであり、センサB側は
ステージからウエハ中心までの距離は26.2mmであ
ることが認識出来る。
【0046】従って、ロボット6のアーム7上ウエハ3
を基準に、ステージ8の傾きを調整ねじ9にて調整する
事で半導体ウエハ搬送装置のステージの傾きをなくすこ
とが出来る。
【0047】次に、図7に受け渡し部の関連寸法を示
す。図示されたキャリア10溝部の高さ寸法Eは1.8
mm、基準ウエハ3の厚さFは0.7mmである。よっ
てキャリア溝Eに搬送されるウエハは片側0.55mm
のクリアランスG及びG´しか持たない。ここで先に校
正(25.4mm時0.00mm)された半導体ウエハ
搬送装置受け渡し部関連寸法測定器を用い、表示が0.
00mmになるまでステージ8の高さを調整ねじ9にて
調整してやることで、図7中のキャリア溝中心Dの2
5.4mmにウエハがくることになる。
【0048】従って、受け渡し部関連寸法が測定出来、
理想の調整を実施出来ることで受け渡し部による製品落
下や搬送トラブルを無くすことが出来る。
【0049】また、従来は人の経験、勘に頼って目視に
て行われていた調整作業が数値認識によるデータに基づ
いて行われることで、迅速かつバラツキの無い正確な作
業が実施できる。
【0050】しかも、従来、ウエハの表面検出が困難で
あった光学式変位センサにおいて、白色紙を貼付した基
準ウエハを用いることで、その問題も克服できた。
【0051】その上、従来光学式の変位センサといえ
ば、レーザ変位センサが主流であったが、測定範囲の設
定及び校正による信頼性の向上を得たことで、レーザ変
位センサの1/10程度の価格で購入できる、LED変
位センサを使用する事が可能となり、コスト低減につな
がった。
【0052】図8は実施の形態に用いたLED変位セン
サの動作原理を示す図である。駆動回路31による光源
32から発せられた波長700nmの測定光が投光レン
ズ33により集光されて対象物体(ウエハ)34に照射
される。物体34からの受光軸35を有する反射光は受
光レンズ36によって一次元に位置検出素子(PSD:
Position Sensitive Devic
e)37上に集光する。物体の位置(測定器からの距
離)が変化すればPSD上の結象位置が異なり、PSD
の二つの出力バランスが変化する。
【0053】PSD37からアンプ38、39を通った
出力をA,Bとすると、A/(A+B)を演算し、適切
なスパン係数KとオフセットCにより、変位量=A/
(A+B)×K+C、を求めることができる。
【0054】測定する値が照度(明るさ)ではなく、
A,Bの二つの出力の変化量なので、測定対象物34と
の距離が変化しても影響を受けることがなく、距離差、
位置のズレに比例した、リニア出力を得ることができ
る。
【0055】図9は本発明の他の実施の形態を示す図で
ある。
【0056】先の実施の形態では、本発明にて数値を認
識し人の手による調整作業に適応したが、図9の実施の
形態では、本発明を利用し自動にて高さ及び傾き調整を
行うことが出来る。
【0057】すなわち、本図において、LED変位セン
サ2から出力された1〜5Vの電圧16は制御回路(プ
ログラマブルコントローラ)21にてA/D変換されス
テージの傾きを判断する。ここでウエハに対するステー
ジの傾き又は高さ(関連寸法)が規格内に無ければ、モ
ータドライバ22にパルス信号を送り、そこからの駆動
信号17によりステッピングリニアモータ23(パルス
モータとラック、ピニオンでも可)を上下動させ、この
モータに付属する調整シャフト部24がステージ架台1
9の貫通孔を上下動可能に動き、その間もLED変位セ
ンサの出力は常時制御回路に送られ、規格内に関連寸法
が入るまで、図10のフローチャートに従い制御を行
う。従って自動制御による半導体ウエハ搬送装置受け渡
し部寸法測定器を製作することが出来、調整、教示レス
な受け渡し部を得られことで、人による調整作業の削減
ができる。
【0058】図11は本発明の別の実施の形態を示す図
である。上記したそれぞれの実施の形態におけるLED
変位センサを鏡面(ウエハ等)の検出にも安定した出力
を持つ、右下斜線のハッチングで示したCCD受光素子
レーザ変位センサ(一般のPSD受光素子ではない)1
2に変更し、ステージ架台19及びキャリアステージ8
の開口を通して、底部分がないキャリア内あって、アー
ム7が存在していない露出するウエハ3の箇所に測定光
18を照射することにより、通常製品処理中のウエハ表
面の測定も可能となり常時ウエハとステージ関連寸法を
測定することができる。そして必要に応じて図9、図1
0と同様な調整を行う。
【0059】すなわち、通常の製品処理中はステージに
キャリアが乗っているため、ステージ下部にCCD受光
素子レーザ変位センサを取り付ける。これにより本発明
の機能が達成され、突発的な位置変動にも対応できるシ
ステムを構築することが出来る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
エハの搬送受け渡し部における、ロボットアーム上にあ
るウエハに対するステージの傾きおよび高さ(関連寸
法)を容易に測定し数値認識により、その調整作業を迅
速かつ正確に実施出来るようになる。
【0061】また、半導体ウエハ搬送装置受け渡し部ご
とに測定機構を設置する必要がなく、寸法測定器を共用
することができるから、全体の製造設備が簡素化され、
製造設備費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の寸法測定器を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態が適用する半導体ウエハ搬
送装置受け渡し部を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の寸法測定器の校正を示す
図である。
【図4】本発明の実施の形態の測定・調整方法を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態の測定・調整方法を示す図
である。
【図6】本発明の実施の形態における高さ寸法関係を拡
大して示す図である。
【図7】キャリアの側板の溝部を拡大して示す図であ
る。
【図8】LED変位センサの原理を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の測定・調整方法の
各ステップを示すフローチャートである。
【図11】本発明の別の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 測定器架台 1A 第1の部材 1B 第2の部材 2 LED変位センサ 3 ウエハ(基準ウエハ) 4A 校正器 4B 校正器ベース 5A 表示ユニット 5B 表示器 5C リセットスイッチ 6 ロボット 7 アーム 8、8A キャリアステージ 9、9A 調整ネジ 10、10A キャリア 12 CCD受光素子レーザ変位センサ 13 止めネジ 14 測定光 15 寸法測定器の設定方向 16 測定信号 17 駆動信号 18 測定光 19、19A ステージ架台 21 制御回路 22 モータドライバ 23 ステッピングリニアモータ 24 調整シャフト部 31 駆動回路 32 光源 33 投光レンズ 34 対象物体 35 受光軸 36 受光レンズ 37 PSD 38、39 アンプ 100 寸法測定器
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA24 AA31 AA37 BB03 CC19 DD06 EE00 FF09 GG07 GG13 HH13 JJ01 JJ08 JJ16 JJ25 LL04 NN20 PP01 PP12 PP13 PP22 QQ03 SS03 SS11 TT01 2F069 AA42 AA77 BB15 BB40 CC07 DD15 FF00 GG04 GG13 HH09 MM04 MM24 NN08 PP02 PP06 QQ05 QQ07 4M106 AA01 BA04 CA50 DH03 DH12 DH31 DH38 DJ05 DJ23 5F031 CA02 DA01 FA01 FA07 FA11 GA36 GA45 GA47 GA48 GA49 JA06 JA17 JA30 JA32 KA15 LA08 LA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定器架台と、前記測定器架台に取り付
    けられた複数の変位センサとを有し、アームに乗せられ
    た半導体ウエハの出し入れが可能な開口を前記測定器架
    台の側部に備え、前記半導体ウエハの高さ寸法を測定す
    ることを特徴とする寸法測定器。
  2. 【請求項2】 前記変位センサはLED変位センサであ
    ることを特徴とする請求項1記載の寸法測定器。
  3. 【請求項3】 前記複数の変位センサは挿入された前記
    半導体ウエハの周辺部分を等間隔に測定可能に分布して
    いることを特徴とする請求項1記載の寸法測定器。
  4. 【請求項4】 キャリアステージ上に前記寸法測定器を
    乗せ、前記開口からロボットの前記アームに乗せられた
    半導体ウエハを前記測定架台内に挿入し、前記キャリア
    ステージからの前記半導体ウエハの高さを前記変位セン
    サで測定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の寸法測定器を用いた測定・調整方法。
  5. 【請求項5】 前記測定による値により前記キャリアス
    テージの高さ及び傾斜を調整して、前記半導体ウエハを
    前記キャリアステージに対して平行で且つ所定の高さに
    位置させることを特徴とする請求項4記載の測定・調整
    方法。
  6. 【請求項6】 前記キャリアステージの調整を複数の調
    整ネジで行うことを特徴とする請求項4記載の測定・調
    整方法。
  7. 【請求項7】 前記キャリアステージの調整を複数のス
    テッピングリニアモータ行うことを特徴とする請求項4
    記載の測定・調整方法。
  8. 【請求項8】 前記測定の前に前記寸法測定器の高さ寸
    法の表示を校正することを特徴とする請求項4乃至請求
    項7のいずれかに記載の測定・調整方法。
  9. 【請求項9】 校正器ベース上に校正器を乗せ、前記校
    正器上に基準半導体ウエハを乗せ、前記校正器ベース上
    に前記測定器架台を乗せた前記寸法測定器の前記変位セ
    ンサにより前記校正器ベースに対する前記基準半導体ウ
    エハの高さを測定し、前記校正はその測定値を基準にし
    たものであることを特徴とする請求項8記載の測定・調
    整方法。
  10. 【請求項10】 キャリアステージの下方向に設けられ
    たCCD受光素子レーザ変位センサを寸法測定器とし、
    アームに乗せられた半導体ウエハに前記キャリアステー
    ジの開口を通して測定光を照射することを特徴とする寸
    法測定器。
  11. 【請求項11】 前記寸法測定器を用いて、前記キャリ
    アステージ上のキャリア内に挿入されたアーム上の半導
    体ウエハの高さの状態を測定することを特徴とする請求
    項10記載の寸法測定器を用いた測定・調整方法。
  12. 【請求項12】 水平な上平面を有する校正器ベース
    と、前記校正器ベースの上平面に対し、半導体ウエハの
    表面が平行な面になるように保持する校正器とを有する
    ことを特徴とする校正用装置。
JP36339199A 1999-12-21 1999-12-21 半導体ウエハ搬送装置受け渡し部の寸法測定器、その寸法測定器を用いた測定・調整方法及び校正用装置 Pending JP2001176953A (ja)

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