JP2017152597A - ウェーハ搬送装置用治具、及びウェーハ搬送装置 - Google Patents

ウェーハ搬送装置用治具、及びウェーハ搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ウェーハ搬送機構のロボットの移動軌跡をも考慮したウェーハ搬送機構の設置を、容易に実現するウェーハ搬送装置設置用治具の提供を目的とする。【解決手段】ウェーハが取り出される箱状の収納容器と同じ、前記ウェーハ搬送装置の搭載位置に、搭載可能なウェーハ搬送装置用冶具(401)であって、当該ウェーハ搬送装置用治具内に挿入される前記搬送用ロボットのエンドエフェクタの位置を検出するエンドエフェクタ位置検出素子(404)と、当該エンドエフェクタ検出素子によって得られたエンドエフェクタ位置情報に基づいて、前記エンドエフェクタの傾きに関する情報を算出する演算装置を備えたウェーハ搬送装置用治具を提案する。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体の製造装置、検査、測定装置等に用いられるウェーハ搬送装置に係り、特にウェーハ搬送装置等の設置時に、適正な設置や調整を可能とするウェーハ搬送装置設置等治具、及びウェーハ搬送装置に関する。
半導体の製造、検査、測定等を行う装置は、処理を実行する試料室等に、試料を導入するための搬送機構を備えている。例えば、ウェーハ上に形成されたパターンの寸法を測定する電子顕微鏡には、ウェーハ環境を清浄に保つためのウェーハカセットから、ウェーハを取り出し、空気清浄空間を経由して、真空室(例えば、真空試料室に試料を導入する前にウェーハ雰囲気を真空状態とする予備排気室)に向かって、ウェーハを搬送する搬送装置が備えられている。特許文献1には、固定式基準台に、搬送装置を構成する装置を設置する際に、装置に取り付けられた車輪付き昇降手段で装置を揚上してほぼ所定の位置に移動させ、昇降手段を作動させて装置を降下させることによって、予め設けられたピン状の位置決め部材が固定式基準台に嵌合し、装置の位置決めを行う手法が開示されている。
特開2004-15029号公報
ウェーハ搬送装置を移設する際、特許文献1のような位置決め機構を採用することによってウェーハ搬送装置を構成する装置の適正な位置決めは可能となる。しかしながら、単に構成装置間の位置合わせが適正に行われていることを確認するだけではなく、搬送装置を構成するウェーハを搬送するロボット等と、ウェーハ等が干渉することのないよう、配慮して設置する必要がある。そのためには、ウェーハカセットを開閉する装置やロボット等の搭載位置がずれているか否かを確認する必要がある。その際、実際に搬送ロボットを操作し、一連の基板搬送動作を目視にて確認し微調整する必要があるため、多大な時間や高度な補正技術を必要とする。特許文献1には、ロボットの動作範囲を鑑みた設置法や位置合わせ法についての言及がない。
以下に、ウェーハ搬送機構のロボットの移動軌跡をも考慮したウェーハ搬送機構の設置を、容易に実現することを目的とするウェーハ搬送装置設置用治具、及びウェーハ搬送装置を提案する。
上記目的を達成するための一態様として、以下に、ウェーハを搬送するウェーハ搬送装置に設けられた搬送用ロボットによって、ウェーハが取り出される箱状の収納容器と同じ、前記ウェーハ搬送装置の搭載位置に、搭載可能なウェーハ搬送装置用冶具であって、当該ウェーハ搬送装置用治具内に挿入される前記搬送用ロボットのエンドエフェクタの位置を検出するエンドエフェクタ位置検出素子と、当該エンドエフェクタ検出素子によって得られたエンドエフェクタ位置情報に基づいて、前記エンドエフェクタの傾きに関する情報を算出、或いは予め記憶されたエンドエフェクタ位置情報と、前記検出されたエンドエフェクタ位置情報を比較する演算装置を備えたウェーハ搬送装置用治具を提案する。
また、上記目的を達成するための他の態様として、ウェーハを搬送するエンドエフェクタを備えた搬送ロボットと、当該搬送ロボットによって搬送されるウェーハを収容する収納容器の搭載が可能であって、且つ当該収納容器の蓋部を開閉する機構を有する開閉機構と、前記搬送ロボットを駆動する駆動機構を備えたウェーハ搬送装置であって、前記エンドエフェクタの位置情報に応じて、前記エンドエフェクタの挿入位置を演算する演算装置を備えたウェーハ搬送装置を提案する。
上記構成によれば、ロボットの移動軌跡に応じた適切なウェーハ搬送機構の設置を行うことが可能となる。
ミニエンシステムの正面図。 ミニエンシステムの側面図。 ミニエンシステムの内部構造を示す図。 搬送用ロボットの動作を説明する図。 搬送用ロボットの搬送位置調整工程を示すフローチャート。 ウェーハ搬送装置用治具の概要を示す図。 ウェーハ搬送装置用治具を搭載したミニエンシステムの上視図。 ウェーハ搬送装置用治具を搭載したミニエンシステムの正面図。 ウェーハ搬送装置用治具を搭載したミニエンシステムの側視図。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタとの位置関係を示した図。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタ昇降方向位置の関係を示した図。 ウェーハ搬送装置用治具とミニエンシステムの制御装置を示す図。 ミニエンシステム移設時の搬送用ロボットの搬送位置調整工程を示すフローチャート。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタとの位置関係を示す図。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタとの位置関係を示す図。 ウェーハ搬送装置用治具の傾きを求める方法を示した図。 ウェーハ搬送装置用治具の傾きに基づいて、搬送用ロボットの搬送位置の調整を行う工程を示すフローチャート。 ウェーハとウェーハカセットの位置関係を示す図。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタとの位置関係を示す図。 ウェーハ搬送装置用治具とエンドエフェクタとの位置関係を示す図。
以下に、ウェーハ搬送装置(或いはミニエンバイロンメントシステム(ミニエンシステム))の高精度な設置を容易に実現できるウェーハ搬送装置設置用治具、及びウェーハ搬送装置について説明する。ウェーハ搬送装置は、半導体ウェーハを製造、検査、測定を行う工程の中で基板を所定の位置に搬送する装置である。ウェーハ搬送装置は、半導体ウェーハ上に形成されるミクロ構造の様々な処理が必要なため、極めて高い精度で基板を所定位置に載置する必要がある。ミニエンシステムには、基板搬送ロボットが搭載されており、当該ロボットは、装置下面や側面に設置され、水平動作、旋回動作、昇降動作及び走行動作を繰返し行うことを可能としている。ミニエンシステムの据付は、正しく隣接する装置に受け渡しするため、個々の装置の正しい位置決めが必要である。
以下に説明する実施例では、図1、2に例示するミニエンシステム101の移設時に、ロボット201の基板搬送位置にずれが発生していた場合であっても、適切にずれの状態を把握可能なウェーハ搬送装置設置用治具、及びウェーハ搬送装置について説明する。適切なずれ状態の把握によって、基板搬送ロボット201の動作にて位置補正を行うか、或いは再調整を行う必要があるのかを適切に把握することができ、結果として設置時間の短縮を実現することが可能となる。また、基板搬送ロボット201の動作によって位置補正を行う場合に、その補正量を正確に特定することが可能となる。
以下に説明する実施例では、例えば、ミニエンシステム101に搭載されるウェーハカセットを開閉する開閉機構(基板を複数枚収納できる箱を開閉する装置)102の搭載位置情報等を、図3に例示するミニエンシステム制御部301に記憶させるために、図6に例示する変位計404を搭載した治具箱401(ウェーハ搬送装置設置用治具)を用いる例について説明する。
ミニエンシステム101の移設時、変位計404を搭載した治具箱401を用いて、開閉機構102の搭載位置を検出し、治具制御部402にて移設前の搭載位置情報と比較し、差分があれば、基板搬送ロボット201の動作にて位置補正等を行う。
上記構成によれば、ミニエンシステム101移設時、基板搬送位置にずれが発生していた場合、基板搬送ロボット201の動作にて位置補正を可能とするため、作業員が基板搬送動作を目視にて確認し、微調整する必要がなく、誤調整及び作業時間の短縮効果が得られる。
図1、図2に例示するようにミニエンシステム101は、ウェーハカセット(基板を複数枚収納できる箱)202を搭載可能な開閉機構102を1台から複数台持つ装置である。また、ミニエンシステム101は、ウェーハカセット202より基板を取り出し、所定の位置へ搬送する基板搬送ロボット201を有し、更に、図3に例示するように、基板搬送ロボット201によって導入された基板の方向を合わせるプリアライメント装置302を備えている。もしくは、このプリアライメント装置302は持たない場合もある。また、ミニエンシステム101上部にはクリーンエアーを、ミニエンシステム101内部に導入するファンフィルタユニット203が備えられている。ファンフィルタユニット203より導入されたクリーンエアーが、ミニエンシステム101下面に設けられた排気口より排気されることによりダウンフローが形成される。
基板搬送ロボット201は、開閉機構102によって開放されたウェーハカセット102から基板を取り出し、所定の場所へ搬送する。そのため、図4に図示するように、走行動作1201、昇降動作1202、水平動作1203、旋回動作1204を可能とするための駆動機構が備えられている。
図5は、基板搬送装置の調整工程を示すフローチャートである。基板搬送位置調整は図5(a)、(b)の順で行う。図5(a)は基板搬送位置調整の初期調整工程を示すフローチャートである。図5(a)に示すように、まず、ミニエンシステム101に搭載された基板搬送ロボット201について、ミニエンシステム101を基準とした調整を行う。この際、水準計を用いた水準調整を行う。その次に、基板搬送ロボット201を基準とし、水準計を用いて開閉機構102の水準調整を行う。水準調整を行った後、ミニエンシステム101を、基板を搬送できる状態にするため、基板搬送ロボット201を動作させ、その動作をチェックする。この際、基板搬送ロボット201の一連の基板搬送動作を目視にて確認しながら、基板搬送位置を調整し、基板搬送位置をミニエンシステム制御部301に内蔵された記憶媒体に記憶させる。この時、図4に例示するように、基板搬送ロボット201は水平動作1203、旋回動作1204、昇降動作1202、走行動作1201を行う。
図5(a)の調整後、ウェーハ搬送装置用治具を用いた状態確認を実行する。図6は、ウェーハ搬送装置用治具の概要を示す図である。ウェーハ搬送装置用治具は、変位計404を搭載した治具箱401、治具制御部402、及び治具箱401と治具制御部402を接続するケーブル403を備えている。治具制御部402は、ミニエンシステム制御部301にアクセス可能に構成されている。アクセスのための通信媒体は有線、無線を問わない。治具箱401は、図6に例示した位置に、7つのレーザ変位計404を搭載している。また、治具箱401の底部には、開閉機構102に設けられた位置合わせ用ピンに嵌合可能な位置決め用の穴405が設けられている。
図5(b)は、治具箱401を用いた装置状態の確認工程を示すフローチャートである。図5(b)に例示する処理を行うことによって、基板搬送ロボット201の移動軌跡(特にウェーハカセットにウェーハを取り出すエンドエフェクタが導入されたときのエンドエフェクタの位置)をモニタすることができる。
図7は、治具箱401を開閉機構102に搭載した状態のミニエンシステム101の上視図、図8はその正面図、図9はその側視図である。変位計404を搭載した治具箱401は、底面にある位置決め用の穴405と、開閉機構102に設けられた位置決め用ピンを嵌め合わせることによって、所定の位置に設置される。次に、所定の位置に設置された治具箱401に対するエンドエフェクタ501の挿入位置(搬送機構の導入位置)を確認すべく、図7に例示するように、治具箱401内にエンドエフェクタ501を挿入する。エンドエフェクタとは、搬送ロボットの手に当たる部分であり、エンドエフェクタ上にウェーハを載せて搬送処理を行う。
図10は、治具箱401にエンドエフェクタ501が挿入された状態を示す図である。図10(a)は、治具箱401の上視図、図10(b)は、治具箱401に対するエンドエフェクタ501の挿入方向の反対方向から治具箱401を見た図(正面図)、そして、図10(c)は、エンドエフェクタ501の挿入方向に対して垂直な方向であり、且つ図10(a)の視点に直交する方向から見た図(側視図)である。
治具箱401に設けられた変位計404(エンドエフェクタ位置検出素子)には、エンドエフェクタ501に対し、レーザビームを照射するための光源と、レーザビームがエンドエフェクタ501に反射することによって得られる反射光を受光する受光素子が備えられている。光源から照射したレーザを、エンドエフェクタ501にて反射させ、変位計404がレーザを受光することによって、照射位置の位置情報(光源とエンドエフェクタの照射位置との距離情報)を測定することができる。
治具箱401には、ミニエンシステム101の走行方向103(基板搬送ロボット201の移送方向)に向かって、レーザ801、802を照射する2つの変位計404、エンドエフェクタ501の昇降方向205に向かって、レーザ804、805、806、807を照射する4つの変位計404、及び水平方向206にレーザ803を照射する1つの変位計の計7つの変位計が設けられている。
走行方向103におけるエンドエフェクタと光源との間の距離は、レーザ801、802を用いて測定する。レーザ801、802を照射する変位計404は、エンドエフェクタ501が正常に挿入されている場合には、同じ値を出力するように調整されている。エンドエフェクタ501が正常に挿入されているか否かを確認すべく、レーザ801、802を照射する変位計404の出力差を求め、両者に差がないことを確認する。
昇降方向205におけるエンドエフェクタと光源との間の距離は、レーザ804、805、806、807を用いて測定する。エンドエフェクタ501が正常に挿入されているか否かを確認すべく、レーザ804、805、806、807を照射する変位計404の出力差を求め、これらの値に差がないことを確認する。
水平方向206におけるエンドエフェクタと光源との間の距離は、レーザ803を用いて測定する。図11は、レーザ803を照射する光源を備えた変位計404を用いて、エンドエフェクタ501と変位計404との相対距離を測定する例を示している。昇降方向205の位置は図11X詳細図、Y断面部に示したように、レーザ803がエンドエフェクタ501の中間位置になるa=bの位置になるものとする。また昇降方向205の高さは、ウェーハカセット202の中間位置とする。
図12は、ミニエンシステム制御系と、当該ミニエンシステムにアクセスした治具制御部の構成を説明する図である。治具箱401の変位計404によって検出されたエンドエフェクタ501の位置情報は、治具制御部402のI/O回路に入力され、治具制御部402に内蔵された記憶媒体に記憶される。治具制御部402に保存したエンドエフェクタ501の位置情報は、通信回路にてミニエンシステム制御部301に転送され、所定の記憶媒体に記憶される。ミニエンシステム101に開閉機構102が複数搭載してある場合はその台数分作業を行う。以上の調整作業を行った後、ミニエンシステム101の移設を行う。
図13は、ミニエンシステム移設時の基板搬送位置調整工程を示すフローチャートである。ミニエンシステム101を移設するとき、変位計404を搭載した治具箱401、治具制御部402を準備し、変位計404を搭載した治具箱401と治具制御部402、治具制御部402とミニエンシステム制御部301の接続を行う。移設前と同様に変位計404を搭載した治具箱401を、開閉機構102に設置し、基板搬送位置(ウェーハカセットに対するエンドエフェクタの挿入位置、挿入状態)を確認するため、基板搬送ロボット201のエンドエフェクタ501を、変位計404を搭載した治具箱401の中に挿入する。その後、変位計404から、レーザ801、802、803、804、805、806、807を照射することによって、エンドエフェクタ501の位置を確認する。
変位計404から出力されたエンドエフェクタ501の位置情報を、治具制御部402のI/O回路に入力し、記憶媒体にて保存する。移設前のエンドエフェクタ501の位置情報は、ミニエンシステム制御部301内の記憶媒体に記憶されており、移設後の位置情報との比較のために、通信回路を介して、治具制御部402のCPU(演算装置)に呼び出す。治具制御部402のCPUは、移設前と移設時のエンドエフェクタ501の位置の比較を行う。
比較の結果、検出値に差がなければミニエンシステム101移設による基板搬送位置のずれ無しと判断し、終了する。比較の結果、検出値に差があれば基板搬送ロボット201の動作にて補正を行う。走行方向103、昇降方向205、水平方向206にずれが生じた場合はそれぞれ走行動作1201、昇降動作1202、水平動作1203にて位置補正を行う。位置補正情報は、補正量(オフセット量)情報を、治具制御部402から通信回路を介してミニエンシステム制御部301に送られる。ミニエンシステム制御部301ではCPUから、モータ制御回路を経由し、モータアンプに補正量を送ることで、基板搬送ロボット201にて補正動作を行う。また、走行方向103、昇降方向205、水平方向206に傾きがある場合は以下に従い補正動作を行う。
図14は、エンドエフェクタと治具箱の少なくとも一方が正常位置よりずれて設置されている状態を示す図である。治具401とエンドエフェクタ501の水平方向の傾き1301を図示している。治具箱401に搭載された変位計404から、エンドエフェクタ501に照射されるレーザ801とレーザ802に基づいて得られる距離情報に差がある場合は、その差分と、2つの変位計404の搭載距離からエンドエフェクタ501の角度を算出し、正常値に対する角度ずれ分を、旋回動作1204にて補正する。角度の算出は治具制御部402のCPUにて行う。
走行方向103、昇降方向205に傾きがある場合は、以下の手法によって補正を行う。図15は、治具箱401と、走行方向103及び昇降方向205に傾いたエンドエフェクタ501との位置関係を示す図である。図15(a)は走行方向の傾き1401、図15(b)は昇降方向の傾き1402を示す。
図16は、治具箱401の傾きを求める方法を図示したものである。図17は、治具箱401の傾きを評価し、その傾きを搬送ロボットの制御によって補正する工程を示すフローチャートである。走行方向103の傾き1401及び昇降方向205の傾き1402に対する補正方法は同様となるため、代表して昇降方向205の傾き1402を補正する例を説明する。
図16に示すよう治具箱401に搭載された変位計404からエンドエフェクタ501に照射されるレーザ806によって得られる値cと、レーザ807によって得られる値dに差がある場合は、その差分fと、2つの変位計の搭載距離eからtan−1(f/e)を用いて角度θを算出する。0.3°<θの場合は補正動作無しで終了し、開閉機構102の取付け再調整を行う。0.3°≧θの場合は基板搬送ロボット201にて位置補正動作を行う。
0.3°<θの場合、補正動作無しで終了となる理由を図18にて説明する。図18は、ウェーハカセット202と基板1701の位置関係を図示したものである。ウェーハカセット202に傾きがある場合、その傾きは、移設時のずれによる傾きθ1706と基板搬送ロボット201の昇降動作1202による機械公差の傾き1707の組み合わせとなる。機械公差の傾き1707を0.1°とする場合、移設時のずれによる傾き1706が0.3°となるため傾きの合計は0.4°となる。その時、基板1701を300mmの円形とした場合、基板1701をエンドエフェクタ501と水平になる位置まで持上げたとした時の距離1705は2mmとなる。基板1701を搬送する場合、エンドエフェクタ501の持上げ高さ1704は3mmとするため、基板1701を持上げた時、基板1701と、ウェーハカセット202の基板を載せる面とのクリアランスが1mmとなるため、これよりクリアランスが小さくなると基板1701を取り出す際に、接触する可能性がある。よって基板搬送不可と判断する。
0.3°≧θの場合に、基板搬送ロボット201にて位置補正動作する方法を図19、20に示す。図19は、治具箱401を用いて算出した角度情報に基づいて、とエンドエフェクタ501昇降方向205の位置調整を行う例を説明する図である。図19のX詳細図、Y断面部は、治具箱401に搭載した変位計404から、エンドエフェクタ501に照射されるレーザ803のエンドエフェクタ501への到達状態を示す図である。まず、図19X詳細図、Y断面部(b)に例示するように、エンドエフェクタ501の水平方向206のずれを基板搬送ロボット201の水平動作1203にて補正する。
昇降方向205の位置補正は、図19X詳細図、Y断面部(a)(c)、及び図20を用いて説明する。昇降方向205の補正は、ウェーハカセット202に、エンドエフェクタ501を挿入しても基板1701に接触しない位置にエンドエフェクタ501の位置を補正することを目的とする。図19X詳細図、Y断面部(a)に示すように、エンドエフェクタ501を上昇(上昇動作1801)させる。この時レーザ803の照射によって得られる値を監視し、当該値が変化する位置までエンドエフェクタ501を上昇させる。レーザ803の照射によって得られる値が変化した直後に上昇を止め、その高さをgとする。
次に図19X詳細図、Y断面部(c)に例示するように、エンドエフェクタ501を下降(下降動作1802)させる。この時レーザ803の照射によって得られる値を監視し、その値が変化する位置までエンドエフェクタ501を下降させる。レーザ803の照射によって得られる値が変化した直後に下降を止め、その高さをhとする。
治具制御部402のCPUは、以上のようにして求められたg、hから(g−h)/2を算出する。その後、図20に例示するように、傾きθから基板1701が、最も下がる位置iを算出する。
以上の演算結果から、(g−h)/2−iをエンドエフェクタの昇降位置とし、当該位置からウェーハカセットにエンドエフェクタを挿入する。補正量は治具制御部402からミニエンシステム制御部301に送る。ミニエンシステム制御部301ではCPUから、モータ制御回路を経由し、モータアンプに補正量を送ることで、基板搬送ロボット201にて補正動作を行う。
以上の構成によりミニエンシステム101移設時、開閉機構102にずれが生じた場合であっても、基板搬送ロボット201の動作の適正化が可能となるため、誤調整及び作業時間の短縮が可能となる。
ミニエンシステム101のメンテナンス時に、基板搬送ロボット201の交換、開閉機構102の交換を行う場合、基板搬送位置を再調整する必要がある。この場合も実施例1に示した治具箱401を使用し、基板搬送位置調整を行うようにすると良い。調整方法は実施例1と同様とする。ミニエンシステム101メンテナンス時であっても、誤調整及び作業時間の短縮効果が得られる。
101・・・ミニエンシステム
102・・・開閉機構
103・・・走行方向
201・・・基板搬送ロボット
202・・・ウェーハカセット
203・・・ファンフィルタユニット
205・・・昇降方向
206・・・水平方向
301・・・ミニエンシステム制御部
302・・・プリアライメント装置
401・・・治具箱
402・・・治具制御部
403・・・接続ケーブル
404・・・変位計
405・・・位置決め用穴
501・・・エンドエフェクタ
801,802,803,804,805,806,807・・・レーザ
1201・・・走行動作
1202・・・昇降動作
1203・・・水平動作
1204・・・旋回動作
1301・・・水平方向の傾き
1401・・・走行方向の傾き
1402・・・昇降方向の傾き
1701・・・基板
1704・・・エンドエフェクタの持上げ高さ
1705・・・基板を水平になる位置まで持上げた距離
1706・・・移設時のずれによる傾き
1707・・・機械公差の傾き
1801・・・上昇動作
1802・・・下降動作

Claims (6)

  1. ウェーハを搬送するウェーハ搬送装置に設けられた搬送用ロボットによって、ウェーハが取り出される箱状の収納容器と同じ、前記ウェーハ搬送装置の搭載位置に、搭載可能なウェーハ搬送装置用冶具であって、
    当該ウェーハ搬送装置用治具内に挿入される前記搬送用ロボットのエンドエフェクタの位置を検出するエンドエフェクタ位置検出素子と、当該エンドエフェクタ検出素子によって得られたエンドエフェクタ位置情報に基づいて、前記エンドエフェクタの傾きに関する情報を算出、或いは予め記憶されたエンドエフェクタ位置情報と、前記検出されたエンドエフェクタ位置情報を比較する演算装置を備えたことを特徴とするウェーハ搬送装置用治具。
  2. 請求項1において、
    前記演算装置は、前記ウェーハ搬送装置用治具内に設けられた複数の前記エンドエフェクタ検出素子の出力に基づいて、前記エンドエフェクタの傾きを算出することを特徴とするウェーハ搬送装置用治具。
  3. 請求項3において、
    前記演算装置は、前記複数のエンドエフェクタ検出素子の出力の差分情報に基づいて、前記傾きを算出することを特徴とするウェーハ搬送装置用治具。
  4. 請求項1において、
    前記演算装置は、予め記憶された前記エンドエフェクタの位置情報と、前記エンドエフェクタ位置検出素子によって得られたエンドエフェクタ位置情報とを比較することを特徴とするウェーハ搬送装置用治具。
  5. ウェーハを搬送するエンドエフェクタを備えた搬送ロボットと、当該搬送ロボットによって搬送されるウェーハを収容する収納容器の搭載が可能であって、且つ当該収納容器の蓋部を開閉する機構を有する開閉機構と、前記搬送ロボットを駆動する駆動機構を備えたウェーハ搬送装置において、
    前記エンドエフェクタの位置情報に応じて、前記エンドエフェクタの挿入位置を演算する演算装置を備えたことを特徴とするウェーハ搬送装置。
  6. 請求項5において、
    前記演算装置は、前記エンドエフェクタの位置情報に基づいて、前記エンドエフェクタと、前記収納容器内に収納されたウェーハとの衝突を回避するエンドエフェクタの挿入位置を演算することを特徴とするウェーハ搬送装置。
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