JP2002050976A - アンテナユニットおよび受信機 - Google Patents

アンテナユニットおよび受信機

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JP2002050976A
JP2002050976A JP2000238161A JP2000238161A JP2002050976A JP 2002050976 A JP2002050976 A JP 2002050976A JP 2000238161 A JP2000238161 A JP 2000238161A JP 2000238161 A JP2000238161 A JP 2000238161A JP 2002050976 A JP2002050976 A JP 2002050976A
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circuit
receiver
voltage
antenna unit
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Yamato Okashin
大和 岡信
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Sony Corp
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    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
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    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
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    • HELECTRICITY
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    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/72Indexing scheme relating to gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal
    • H03F2203/7239Indexing scheme relating to gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal the gated amplifier being switched on or off by putting into parallel or not, by choosing between amplifiers and shunting lines by one or more switch(es)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸ケーブルだけで受信機からアンテナユニ
ットに動作電圧および利得の制御信号を供給する。 【解決手段】 アンテナユニット10に、アンテナ11
と、高周波アンプ13と、アッテネータ回路14と、出
力ケーブル18と、電圧検出回路21とを設ける。受信
機から出力ケーブル18を通じて高周波アンプ13にそ
の動作電圧VPWRを供給する。動作電圧VPWRをAGC電
圧VAGCにしたがって切り換える。この動作電圧VPWRの
切り換えを電圧検出回路21により検出した検出出力に
より、高周波アンプ13と、アッテネータ回路14と
を、アンテナ11および出力ケーブル18の間の信号ラ
インに、選択的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナユニッ
トおよび受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカにおけるデジタル音声放送はD
ARと呼ばれているが、このDARは、車両に搭載した
受信機などでも安定な受信ができるようにするため、衛
星波と地上波とを併用している。
【0003】すなわち、DARにおいては、2.3GHz帯
が使用され、図8Bに示すように、2つのサービスが放
送される。このとき、サービスのそれぞれは、12.5MHz
の周波数帯域を使用する。そして、図8Aにも示すよう
に、1つのサービスは2つのアンサンブルA、Bから構
成され、これらアンサンブルA、Bのそれぞれは50チャ
ンネルの番組(コンテンツ)を提供する。したがって、
1つのサービスが100チャンネルの番組を提供すること
になる。
【0004】そして、アンサンブルAは、信号A1、A
2、A3によりそれぞれ放送され、アンサンブルBは、信
号B1、B2、B3によりそれぞれ放送される。つまり、
信号A1、A2、A3の内容は互いに同一であり、信号B
1、B2、B3の内容も互いに同一である。したがって、
信号A1、A2、A3のどれかを受信できれば、アンサン
ブルAの番組を聴取できることになり、同様に信号B
1、B2、B3のどれかを受信できれば、アンサンブルB
の番組を聴取できることになる。
【0005】なお、信号A1〜A3、B1〜B3は、図8A
にも示すように、周波数順に、信号A1、A2、A3、B
3、B2、B1のように配列され、信号A3と信号B3との
中央の周波数fCを中心にして、信号A1、A2、A3と、
信号B3、B2、B1とは対称に配置されている。
【0006】そして、信号A1、A2、B1、B2はQPS
K信号であり、信号A1、B1は、アメリカ西部の上空の
放送衛星BS1から送信され、信号A2、B2は、アメリ
カ東部の上空の放送衛星BS2から送信される(厳密に
は、衛星BS1、BS2は、アメリカ西部および東部に対
応する経度であって赤道の上空に位置する)。また、信
号A3、B3はOFDM信号であり、地上のアンテナから
送信される。
【0007】したがって、信号A1、A2、B1、B2は衛
星波であるとともに、衛星BS1、BS2によりダイバー
シティ効果が得られるので、アメリカ全域で放送を聴取
できる。また、高層ビルなどがあると、電波が遮られる
こともあるが、これは地上波の信号A3、B3により補わ
れる。したがって、車両に搭載した受信機であって車両
の走行につれて電波状態が大きく変化する場合でも、良
好に放送を受信することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したD
ARを車両に搭載した受信機により聴取する場合には、
その受信アンテナは、車両の走行方向にかかわらず一様
な感度を得るため、指向性の少ないものとされる。しか
し、指向性の少ない受信アンテナは、利得が小さい。
【0009】このため、衛星BS1、BS2から送信され
る信号A1、A2、B1、B2の受信レベルは、かなり小さ
くなってしまう。実際には、信号A1〜B2の受信レベル
は、受信アンテナのノイズレベルよりも10dB〜20dB大き
い程度であり、−100dBm〜−90dBm程度である。したが
って、DARを受信する場合には、受信アンテナの出力
を増幅するための高周波アンプが必要とされるととも
に、その高周波アンプとして十分に低雑音のものが必要
とされる。
【0010】一方、地上のアンテナから送信される信号
A3、B3の受信レベルは、送信アンテナからの距離によ
り大きく変化し、−90dBm〜0dBm程度となる。また、信
号A3、B3を送信アンテナの近くで受信した場合には、
その受信レベルがかなり大きくなり、高周波アンプが飽
和して大きな歪みを発生する。
【0011】したがって、以上のことから、受信機のア
ンテナ入力段には、ノイズレベルが小さく、かつ、入力
レベルが100dBmの範囲にわたって変化しても歪みの少な
い高周波アンプが必要となる。
【0012】また、受信レベルが変化する場合、一般に
AGCをかけて信号レベルを安定化しているが、DAR
受信機の場合、100dBmもの受信レベルの変化範囲に対し
てAGCを応答させる必要がある。
【0013】さらに、DAR受信機を車両に搭載する場
合には、そのアンテナを受信障害の少ない所、例えば屋
根の上に設置することになるが、受信機は車両の内部に
設置されているので、アンテナと受信機との間をケーブ
ルで接続することになる。しかし、上記のようにDAR
の放送は2.3GHz帯を使用しているので、ケーブルによ
る減衰が大きく、一般に10dB程度の減衰がある。したが
って、アンテナと受信機との間をケーブルで接続するだ
けでは、衛星波の信号A1〜B2は受信が困難になってし
まう。
【0014】このような場合、一般には、アンテナに高
周波アンプを一体化し、アンテナの受信信号をその高周
波アンプで増幅してからケーブルを通じて受信機に供給
するようにしている。また、このとき、その高周波アン
プに必要な動作電圧は、そのケーブルを通じて受信機か
ら供給するようにしている。
【0015】しかし、アンテナに一体化した高周波アン
プでAGCをかけるには、AGC電圧は受信機で形成さ
れるので、そのAGC電圧を高周波アンプに供給するた
めのラインが必要となり、その結果、特殊なケーブルや
コネクタが必要となってしまう。
【0016】また、高周波アンプでAGCを行う場合、
その高周波アンプを可変利得アンプにより構成すること
になるが、一般に、可変利得アンプは、固定利得のアン
プよりもNF(雑音指数)が悪く、低雑音を要求される
高周波アンプに可変利得アンプを使用することはできな
い。
【0017】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、アンテナと、高周波アンプと、アッテネータ回路
と、出力ケーブルと、スイッチ回路とを有し、上記出力
ケーブルの出力信号が供給される受信機から、上記出力
ケーブルを通じて上記高周波アンプにその動作電圧が供
給されるとともに、上記受信機から上記出力ケーブルを
通じて上記スイッチ回路に制御信号が供給され、この制
御信号にしたがって上記スイッチ回路を制御することに
より、上記高周波アンプと、上記アッテネータ回路と
を、上記アンテナと、上記出力ケーブルとの間の信号ラ
インに選択的に接続するようにしたアンテナユニットと
するものである。また、アンテナの受信信号を所定の利
得をもって出力ケーブルに送り出すとともに、第1の制
御信号にしたがって上記利得を切り換えることのできる
アンテナユニットを使用する受信機であって、上記出力
ケーブルの接続されるコネクタと、高周波アンプと、可
変アッテネータ回路と、スイッチ回路とAGC電圧から
上記第1の制御信号と、第2および第3の制御信号を形
成する形成回路とを有し、上記出力ケーブルを通じて上
記アンテナユニットにその動作電圧を供給し、上記形成
回路により形成された上記第1の制御信号を上記出力ケ
ーブルを通じて上記アンテナユニットに供給して上記利
得を切り換え、上記第2の制御信号にしたがって上記ス
イッチ回路を制御することにより、上記高周波アンプ
と、上記可変アッテネータ回路とを、上記コネクタと、
後段の回路との間の信号ラインに選択的に接続し、上記
第3の制御信号により上記可変アッテネータ回路の利得
を制御するようにした受信機とするものである。したが
って、高周波アンプと、アッテネータ回路と、可変アッ
テネータ回路とが、受信電界レベルに対応して制御さ
れ、ダイナミックレンジの広いAGCが行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明を、
DARを受信するためのアンテナユニットおよび受信機
に適用した場合の一例を示し、符号10はそのアンテナ
ユニット、符号30はその受信機である。
【0020】そして、アンテナユニット10において
は、DARの信号A1〜A3、B1〜B3の受信アンテナ1
1が、スイッチ回路12を通じて高周波アンプ13ある
いはアッテネータ回路14に接続される。この場合、ス
イッチ回路12は、アンテナ11を、高周波アンプ13
と、アッテネータ回路14とに選択的に接続するため、
オン時のロスおよびノイズが少なく、オフ時のアイソレ
ーションが優れているとともに、高周波特性が優れたス
イッチング素子、例えばガリウム砒素FETを有し、図
1に等価的に示すように、1回路2接点の切り換えスイ
ッチに構成されている。
【0021】また、高周波アンプ13は、低雑音アンプ
により構成されるとともに、その利得G13は固定とさ
れ、例えば、G13=14dBである。さらに、アッテネータ
回路14は、その利得G14が固定とされ、例えば、G14
=−6dBである。なお、以下の説明においては、利得の
単位は〔dB〕とする。
【0022】そして、高周波アンプ13あるいはアッテ
ネータ回路14が、スイッチ回路15を通じてバンドパ
スフィルタ16に接続される。この場合、スイッチ回路
15は、スイッチ回路12と同様に構成され、高周波ア
ンプ13と、アッテネータ回路14とを、高周波信号ラ
インに選択的に接続するためのものである。また、バン
ドパスフィルタ16は、例えばSAWフィルタにより構
成され、図8Bにおける2つのサービスを通過させる特
性を有するものである。
【0023】さらに、バンドパスフィルタ16の出力端
が、固定利得の低雑音アンプにより構成された高周波ア
ンプ17の入力端に接続され、アンプ17のホット側の
出力端が直流カット用のコンデンサC11を通じて同軸ケ
ーブル18の芯線(ホット側ライン)に接続される。こ
の場合、同軸ケーブル18は、一般的なケーブルである
が、アンテナユニット10の受信した信号A1〜B3を受
信機30に供給するとともに、アンテナユニット10の
動作電圧と、ユニット10の利得の制御電圧とを、受信
機30からユニット10に供給するためのものであり、
図1における右端には、コネクタプラグ19が接続され
る。
【0024】そして、コンデンサC11とケーブル18の
芯線との接続点が、高周波チョークコイルL11および抵
抗器R11を通じてアンプ13、17のホット側の電源ラ
インに接続されるとともに、そのホット側の電源ライン
と接地との間に、コンデンサC12が接続される。したが
って、受信機30から同軸ケーブル18を通じてアンテ
ナユニット10の動作電圧が供給されると、素子R11、
C12の接続点に、直流電圧VPWRが取り出され、この電
圧VPWRがアンプ13、17にその動作電圧として供給
される。なお、電圧VPWRは、後述するように、電圧VH
と電圧VLとに変化する電圧であり、例えば、VH=3
V、VL=2.7Vである。
【0025】さらに、電圧VPWRが電圧検出回路21に
供給されてVPWR=VLであるかVPWR=VHであるかが検
出される。そして、この検出回路21の検出出力がスイ
ッチ回路12、15にその制御電圧として供給され、ス
イッチ回路12、15は、VPWR=VLのときには、図1
に示すように、アンプ13側に接続され、VPWR=VHの
ときには、図1とは逆に、アッテネータ回路14側に接
続される。
【0026】なお、図示はしないが、このアンテナユニ
ット10は全体が1つの箱体に収納され、その箱体から
同軸ケーブル18が引き出される。したがって、このア
ンテナユニット10は、例えば車両の屋根の上に設置
し、ケーブル18を車内に引き込むことができる。
【0027】一方、受信機30において、アンテナユニ
ット10のコネクタプラグ19が接続されるコネクタジ
ャック31のホット側が、コンデンサC31およびスイッ
チ回路32を通じて高周波アンプ33あるいは可変アッ
テネータ回路34に接続される。この場合、スイッチ回
路32は、スイッチ回路12と同様に構成され、コネク
タジャック31が、高周波アンプ33側と、可変アッテ
ネータ回路34側とに選択的に接続される。
【0028】また、高周波アンプ33は、低雑音アンプ
により構成されるとともに、その利得G33は固定とされ
る。さらに、可変アッテネータ回路34は、その利得G
34が制御電圧VATTにより変化するものとされる。
【0029】そして、高周波アンプ33あるいはアッテ
ネータ回路34が、スイッチ回路35を通じて可変アッ
テネータ回路36に接続される。なお、スイッチ回路3
5も、スイッチ回路12と同様に構成され、高周波アン
プ33と、可変アッテネータ回路34とを、高周波信号
ラインに選択的に接続するためのものである。また、可
変アッテネータ回路36は、その利得G36が制御電圧V
ATTにより変化するものとされる。
【0030】そして、後述するように、可変アッテネー
タ回路36からAGCの行われた受信信号A1〜A3、B
1〜B3が取り出されるが、以下の説明においては、簡単
のため、図6Aに示すように、信号A1、A2をまとめて
信号A12とし、信号B1、B2をまとめて信号B12とす
る。
【0031】すなわち、可変アッテネータ回路36から
取り出された信号A12、A3、B12、B3(信号A1〜A
3、B1〜B3)が、低雑音アンプにより構成された高周
波アンプ37およびバンドパスフィルタ38を通じて第
1ミキサ回路39に供給されるとともに、第1局部発振
回路41から第1局部発振信号SLOが第1ミキサ回路3
9に供給され、信号A12〜B3は第1中間周波信号に周
波数変換される。なお、バンドパスフィルタ38は、例
えばSAWフィルタにより構成され、図8Bにおける2
つのサービスを通過させる特性を有するものである。
【0032】そして、アンサンブルAを聴取する場合に
は(信号A1〜A3が必要な場合には)、図6Aに実線で
示すように、第1局部発振信号SLOは、信号A12、A3
よりも低い所定の周波数fLとされる。したがって、図
6Bに示すように、信号A12は第1中間周波信号SIF12
(中間周波数fIF12)に周波数変換され、信号A3は第
1中間周波信号SIF3(中間周波数fIF3)に周波数変換
され、信号B12、B3は第1中間周波信号SIF45、SIF6
に周波数変換される。
【0033】なお、イメージ特性を考慮すると、第1中
間周波数fIF12、fIF3をあまり低くすることはできな
いが、放送には2.3GHzの周波数帯が使用されているの
で、第1中間周波数fIF12、fIF3は、100MHz以上とさ
れる。例えば、fIF12≒113MHz、fIF3≒116MHzとさ
れる。
【0034】また、アンサンブルBを聴取する場合には
(信号B1〜B3が必要な場合には)、図6Aに破線で示
すように、第1局部発振信号SLOは、信号B12、B3よ
りも高い所定の周波数fHとされる。したがって、図6
Cに示すように、信号B12は第1中間周波信号SIF12
(中間周波数fIF12)に周波数変換され、信号B3は第
1中間周波信号SIF3(中間周波数fIF3)に周波数変換
され、信号A12、A3は第1中間周波信号SIF45、SIF6
に周波数変換される。
【0035】そこで、アンサンブルA、Bのどちらを聴
取する場合も、中間周波信号SIF12〜SIF6が、中間周
波アンプ42を通じて第1中間周波フィルタ用のバンド
パスフィルタ43Lに供給されて中間周波信号SIF12が
取り出される。そして、この信号SIF12が第2ミキサ回
路44Lに供給されるとともに、第2局部発振回路45
から所定の周波数の第2局部発振信号が取り出され、こ
の信号がミキサ回路44Lに供給されて信号SIF12は第
2中間周波信号に周波数変換される。そして、この信号
がAGC用の可変利得アンプ46Lを通じて復調回路4
7Lに供給されて目的とする番組のデジタルオーディオ
信号が復調され、この信号が合成回路48に供給され
る。
【0036】また、ミキサ回路39からの信号SIF12〜
SIF6が、第1中間周波フィルタ用のバンドパスフィル
タ43Hに供給されて中間周波信号SIF3が取り出され
る。そして、この信号SIF3が第2ミキサ回路44Hに
供給されるとともに、第2局部発振回路45からの第2
局部発振信号がミキサ回路44Hに供給されて信号SIF
3は第2中間周波信号に周波数変換される。そして、こ
の信号がAGC用の可変利得アンプ46Hを通じて復調
回路47Hに供給されて目的とする番組のデジタルオー
ディオ信号が復調され、この信号が合成回路48に供給
される。
【0037】そして、合成回路48において、復調回路
47Lからの信号と、復調回路47Hからの信号とが選
択あるいは合成されて出力端子49に取り出される。
【0038】また、このとき、復調回路47Lから第2
中間周波信号の一部がレベル検出回路51Lに供給され
てAGC電圧が形成され、このAGC電圧がアンプ46
Lに利得の制御信号として供給され、信号A12あるいは
B12の第2中間周波信号に対してAGCが行われる。さ
らに、復調回路47Hから第2中間周波信号の一部がレ
ベル検出回路51Hに供給されてAGC電圧が形成さ
れ、このAGC電圧がアンプ46Hに利得の制御信号と
して供給され、信号A3あるいはB3の第2中間周波信号
に対してAGCが行われる。
【0039】したがって、第1局部発振信号SLOの周波
数を、周波数fLあるいは周波数fHに切り換えることに
より、端子49には、アンサンブルAのデジタル信号あ
るいはアンサンブルBのデジタル信号が出力されること
になる。
【0040】そして、そのとき、アンサンブルAの受信
時であれば、受信信号A12から復調されたデジタル信号
と、受信信号A3から復調されたデジタル信号とが、選
択あるいは合成されて端子49に取り出されるので、受
信条件にかかわらずエラーの少ないデジタル信号を得る
ことができる。また、アンサンブルBの受信時にも、同
様の理由により受信条件にかかわらずエラーの少ないデ
ジタル信号を得ることができる。
【0041】そして、アンテナユニット10および受信
機30の高周波段において、信号A1〜A3、B1〜B3に
AGCをかけるため、この発明においては、さらに、次
のように構成される。すなわち、上述のように、アンテ
ナユニット10には、回路12〜15、21などが設け
られるとともに、受信機30の高周波段には、回路32
〜36などが設けられる。
【0042】なお、この場合、可変アッテネータ回路3
4、36は、その利得G34、G36が制御電圧VATTに対
して対数的に変化する、すなわち、利得G34、G36のデ
シベル値がリニアに変化するものとされる。
【0043】また、アンプ42から出力される第1中間
周波信号SIF12、SIF3の一部がレベル検出回路52に
供給されて受信信号A1〜B3のレベルが大きくなるとき
にレベルの大きくなるAGC電圧VAGCが形成され、こ
のAGC電圧VAGCが制御電圧形成回路53に供給さ
れ、AGC電圧VAGCに対して例えば図3A〜Cに示す
ように変化する制御電圧VANT、VSW、VATTが形成され
る。
【0044】すなわち、簡単のため、電圧VAGC、VATT
の最小値は0であるとする。また、AGC電圧VAGCに
おける2つの所定値を、値V1、V2(V1<V2)とす
る。
【0045】すると、制御電圧VANTは、VAGC<V2の
ときに“H”レベルとなり、VAGC≧V2のときに“L”
レベルとなる電圧である。また、制御電圧VSWは、VAG
C<V1のときに“H”レベルとなり、VAGC≧V1のとき
に“L”レベルとなる電圧である。
【0046】さらに、制御電圧VATTは、AGC電圧VA
GCが最小値0から上昇するにつれて最小値0から上昇し
ていくが、VAGC=V1になると、いったん最小値0にな
り、以後、再びAGC電圧VAGCが上昇するにつれて最
小値0から上昇していく。そして、VAGC=V2になる
と、制御電圧VATTは、所定の値ΔVだけ低下し、以
後、再びAGC電圧VAGCが上昇するにつれて上昇して
いく。なお、このとき、V1<VAGCにおける電圧VATT
の変化率は、0≦VAGC<V1における電圧VATTの変化
率の1/2倍とされる。
【0047】そして、制御電圧VATTが、可変アッテネ
ータ回路34、36に利得G34、G36の制御信号として
供給され、電圧VATTが大きくなるほど、利得G34、G3
6は小さく(減衰量が大きく)される。なお、VATT=0
(最小値)のときの可変アッテネータ回路34、36の
利得G34、G36、すなわち、最大利得(最小減衰量)を
値G0とする。ただし、一般には、値G0は、0〔dB〕に
近いが、負の値である。
【0048】また、制御電圧VSWがスイッチ回路32、
35にその切り換え制御信号として供給され、スイッチ
回路32、35は、VSW=“H”のとき、アンプ33側
に接続され、VSW=“L”のとき、アッテネータ回路3
4側に接続される。
【0049】さらに、制御電圧VANTがトランジスタQ5
1のベースに供給されるとともに、電源端子T51がダイ
オードD51を通じて、さらに、高周波チョークコイルL
51を通じてコネクタジャック31のホット側に接続さ
れ、トランジスタQ51のエミッタ・コレクタ間が、ダイ
オードD51に並列接続される。また、素子D51、L51の
接続点と、接地との間に、コンデンサC51が接続され
る。
【0050】このような構成によれば、端子T51の電圧
+VCCが、ダイオードD51あるいはトランジスタQ51→
コイルL51→ジャック31→プラグ19→同軸ケーブル
18→コイルL11→抵抗器R11のライン通じて電圧VPW
Rとして取り出される。そして、この電圧VPWRがアンプ
13、17などにそれらの動作電圧として供給されるの
で、アンテナユニット10は動作状態となる。
【0051】なお、ここで、 VD51 :ダイオードD51の降下電圧 VQEC51:トランジスタQ51のエミッタ・コレクタ間の
降下電圧 とすれば、一般に、 VD51>VQEC51 である。したがって、トランジスタQ51がオフのときに
は、 VPWR=VCC−VD51−VR11 VR11:抵抗器R11などの降下電圧 となる。また、トランジスタQ51がオンのときには、 VPWR=VCC−VQEC51−VR11 となる。
【0052】そこで、電源電圧+VCCおよびダイオード
D51の種類(規格)などをあらかじめ選定しておくこと
ことにより、例えば、ダイオードD51をショットキーダ
イオードとすることにより、トランジスタQ51がオフの
ときには、 VPWR=VCC−VD51−VR11 =VL とされ、トランジスタQ51がオンのときには、 VPWR=VCC−VQEC51−VR11 =VH とされる。
【0053】そして、アンテナユニット10が動作状態
のときには、アンテナ11により受信された信号A1〜
B3が、アンテナ11→スイッチ回路12→アンプ13
あるいはアッテネータ回路15→スイッチ回路15→バ
ンドパスフィルタ16→アンプ17→コンデンサC11→
同軸ケーブル18→プラグ19→ジャック31→コンデ
ンサC31→スイッチ回路32→アンプ33あるいはアッ
テネータ回路34→スイッチ回路35→アッテネータ回
路36の信号ラインを通じてアンプ37に供給される。
したがって、上記のようにDARの番組を聴取すること
ができる。
【0054】そして、この場合、図1および図2にも示
すように、 G10:スイッチ回路12からスイッチ回路15までの利
得 G17:アンプ17の利得 G30:スイッチ回路32からスイッチ回路35までの利
得 G36:アッテネータ回路36の利得 とすれば、アンテナ11の出力端からアンプ37の入力
端までの総合利得GALLは、 GALL=G10+G17+G30+G36+その他の損失 ・・・ (A) であるから、まず、利得G10、G17、G30、G36とAG
C電圧VAGCとの関係を示すと、以下のとおりである。
【0055】(1) 利得G10について 利得G10は、スイッチ回路12、14が検出回路21の
検出出力により制御されて、以下のように変化する。
【0056】 0≦VAGC<V1の場合 図3Aに示すように、VANT=“H”なので、トランジ
スタQ51はオフであり、アンテナユニット10において
は、VPWR=VLとなる。そして、このVPWR=VLである
ことが検出回路21により検出され、その検出出力によ
りスイッチ回路12、15は図1に示すように、アンプ
13側に接続される。したがって、図3Dに示すよう
に、アンテナユニット10において、利得G10はアンプ
13の利得G13に等しくなる。
【0057】 V1≦VAGC<V2の場合 図3Aに示すように、この場合も、VANT=“H”なの
で、の場合と同様、図3Dに示すように、利得G10は
アンプ13の利得G13に等しくなる。
【0058】 V2≦VAGCの場合 図3Aに示すように、VANT=“L”なので、トランジ
スタQ51はオンであり、VPWR=VHとなる。そして、こ
のVPWR=VHであることが検出回路21により検出さ
れ、その検出出力によりスイッチ回路12、15は図1
とは逆に、アッテネータ回路14側に接続される。した
がって、図3Dに示すように、利得G10はアッテネータ
回路14の利得G14に等しくなる。
【0059】なお、からになるとき、利得G10は、
それまでの利得G13から利得G14に低下するが、この利
得差(G13−G14)を値ΔG1とする。
【0060】(2) 利得G17について 利得G17は、アンプ17の利得であるからAGC電圧V
AGCにかかわらず一定である。
【0061】(3) 利得G36について 利得G30に先だって利得G36について説明する。この利
得G36は、制御電圧VATTにより以下のように制御され
る。
【0062】 0≦VAGC<V1の場合 図3Cに示すように、制御電圧VATTは、AGC電圧VA
GCの上昇につれて最小値0から単調に上昇するので、図
3Fに示すように、利得G36は、AGC電圧VAGCの上
昇につれて最大値G0から単調に減少していく。
【0063】 V1≦VAGC<V2の場合 図3Cに示すように、この場合も、制御電圧VATTは、
AGC電圧VAGCの上昇につれて最小値0から単調に上
昇するので、図3Fに示すように、利得G36は、AGC
電圧VAGCの上昇につれて最大値G0から単調に減少して
いく。
【0064】ただし、の場合の制御電圧VATTの降下
率は、の場合の1/2倍なので、の場合の利得G36
の減少率もの場合の1/2倍になる。また、から
になるとき、利得G36は、それまでの利得から利得G0
に上昇するが、この利得差を値ΔG4とする。
【0065】 V2≦VAGCの場合 図3Cに示すように、からになったとき、制御電圧
VATTは、それまでの電圧から値ΔVだけ低下し、以
後、AGC電圧VAGCの上昇につれて単調に上昇する。
【0066】したがって、図3Fに示すように、利得G
36は、からになったとき、それまでの利得から、低
下電圧ΔVに対応した値ΔG3だけ上昇し、以後、AG
C電圧VAGCの上昇につれて単調に減少していく。
【0067】なお、の場合の制御電圧VATTの降下率
も、の場合の1/2倍なので、の場合の利得G36の
減少率もの場合の1/2倍になる。
【0068】(4) 利得G30について 利得G30は、スイッチ回路32、34が制御電圧VSWに
より制御されるとともに、アッテネータ回路34が制御
電圧VATTにより制御されて、以下のように変化する。
【0069】 0≦VAGC<V1の場合 図3Bに示すように、VSW=“H”なので、スイッチ回
路32、35は、図2に示すように、アンプ33側に接
続される。したがって、図3Eに示すように、利得G30
は、アンプ33の利得G33に等しくなる。
【0070】 V1≦VAGC<V2の場合 図3Bに示すように、VSW=“L”なので、スイッチ回
路32、35は、図2とは逆に、アッテネータ回路34
側に接続される。したがって、利得G30は、アッテネー
タ回路34の利得G34に等しくなる。
【0071】そして、この場合、アッテネータ回路34
は、制御電圧VATTによりアッテネータ回路36と同様
に制御されるので、利得G34は利得G36と同様の変化と
なる。なお、からになるとき、利得G36は、それま
での利得G33から利得G0に低下するが、この利得差
(G33−G0)を値ΔG2とする。
【0072】 V2≦VAGCの場合 図3Bに示すように、この場合も、VSW=“L”なの
で、スイッチ回路32、35は、図2とは逆に、アッテ
ネータ回路34側に接続される。したがって、利得G30
は、アッテネータ回路34の利得G34に等しくなる。そ
して、この場合も、アッテネータ回路34は、制御電圧
VATTによりアッテネータ回路36と同様に制御される
ので、利得G34は利得G36と同様の変化となる。
【0073】(5) 総合利得GALLについて 総合利得GALLは、上記のように(A)式で示されるので、
図3D〜Fの特性を合成した特性となる。そこで、各回
路の利得あるいは特性をあらかじめ設定しておくことに
より、 ΔG1=2・ΔG3 ΔG2=ΔG4 に設定しておく。
【0074】そして、(A)式のうち、まず、利得G30と
利得G36との合成利得(G30+G36)について、図4に
より考える。なお、図4Aの破線の特性は、図3Eと同
じであり、利得G30の特性である。また、図4Bは図3
Fと同じであり、利得G36の特性である。さらに、簡単
のため、G0=0dBとする。
【0075】そして、利得G30の特性を基準にして利得
G36の特性を図示すると、実線の特性となり、これは利
得(G30+G36)の特性である。すなわち、AGC電圧
VAGCがからに変化するとき、利得G30は、利得G3
3から利得ΔG2だけ低下するが、このとき、利得G36が
利得ΔG4だけ上昇するとともに、ΔG2=ΔG4なの
で、AGC電圧VAGCがからに変化するとき、利得
(G30+G36)の特性に段差を生じないことになる。
【0076】また、における利得G30、G36の減少率
は、における利得G36の減少率の1/2倍なので、
における利得(G30+G36)の減少率は、における利
得G36の減少率に等しくなる。
【0077】したがって、およびにおける利得(G
30+G36)の特性は、図4Aに1本の実線の直線により
示すように、連続し、かつ、同じ割り合いで減少するこ
とになる。
【0078】また、AGC電圧VAGCがからに変化
するとき、利得G30、G36は、それぞれ利得ΔG3だけ
上昇するので、利得(G30+G36)は、AGC電圧VAG
Cがからに変化するとき、利得2・ΔG3だけ上昇す
ることになる。
【0079】さらに、における利得G30、G36の減少
率は、における利得G36の減少率の1/2倍なので、
における利得(G30+G36)の減少率は、における
利得G36の減少率に等しくなる。
【0080】したがって、における利得(G30+G3
6)の特性は、図4Cに実線の直線で示すように、AG
C電圧VAGCがからに変化するとき、利得2・ΔG3
だけ上昇するとともに、における特性と平行になる。
【0081】そして、(A)式においては、そのような利
得(G30+G36)に、さらに、利得G10が合成されてい
るので、その合成利得(G30+G36+G10)は、図5C
に示す特性となる。すなわち、図5Aは図4Aの実線の
特性と同じであり、利得(G30+G36)の特性である。
また、図5Bは図3Fと同じであり、利得G10の特性で
ある。
【0082】すると、利得(G30+G36)と利得G10と
が加算されるのであるから、およびにおいては、利
得(G30+G36)の特性は、利得G13だけ一様に上昇す
る。また、においては、利得(G30+G36)の特性
は、利得G14だけ一様に上昇する。
【0083】そして、AGC電圧VAGCがからに変
化するとき、利得(G30+G36)は利得2・ΔG3だけ
上昇しているが、利得G10は利得ΔG1だけ低下してい
るとともに、ΔG1=2・ΔG3である。したがって、A
GC電圧VAGCがからに変化するとき、利得(G30
+G36+G10)の特性には段差を生じない。
【0084】また、およびと、とにおいて、利得
(G30+G36)の特性は平行である。したがって、〜
における利得(G30+G36+G10)の特性は、図5C
に1本の直線により示すように、連続し、かつ、同じ割
り合いで減少することになる。
【0085】そして、(A)式において、総合利得GALL
は、この図5Cに示す特性の利得(G30+G36+G10)
に、AGC電圧VAGCにかかわらず一定な利得G17およ
び損失が合成されたのであるから、その総合利得GALL
の特性は、図5Cに示す利得(G30+G36+G10)の特
性と同様、AGC電圧VAGCに対して連続に、かつ、直
線的に変化することになる。
【0086】こうして、この上述のアンテナユニット1
0および受信機30によれば、アンテナ11の出力端か
らアンプ37の入力端までの総合利得GALLは、AGC
電圧VAGCの広い範囲に対して連続的に、かつ、一様に
変化するので、受信電界レベルの広い範囲にわたって適
切にAGCを行うことができる。
【0087】そして、その場合、図3〜図5の説明から
明かなように、受信電界レベルが小さくてAGC電圧V
AGCが小さいときには、すなわち、のときには、高周
波アンプ13、33が有効に使用されるので、その受信
信号をNFの良好な状態で十分なレベルに増幅すること
ができる。
【0088】また、受信電界レベルが大きくてAGC電
圧VAGCが大きいときには、すなわち、のときには、
高周波アンプ13、33は使用されないとともに、アッ
テネータ回路14、34、36が有効に使用されるの
で、その受信信号に高周波アンプの飽和による歪みを生
じることがないとともに、その受信信号を適切なレベル
に制御することができる。
【0089】さらに、アンテナユニット10において
は、高周波アンプ13とアッテネータ回路14とを切り
換えることによりアンテナユニット10の利得を変更し
ているので、高周波アンプ10を可変利得アンプにより
構成する必要がなく、したがって、NFの悪くなること
がない。
【0090】また、アンテナユニット10を車両の屋根
などに設置するとともに、受信機30を車両の内部に設
置する場合、同軸ケーブル18を通じて受信機30から
アンテナユニット10に動作電圧VPWRを供給すること
ができる。
【0091】さらに、この場合、その動作電圧VPWRを
AGC電圧VAGCに対応して変更するとともに、その動
作電圧VPWRの変化にしたがって、アンテナユニット1
0におけるアンプ13とアッテネータ回路14とを切り
換えるようにしているので、アンテナユニット10の利
得を切り換えるとき、ケーブル18として一般の同軸ケ
ーブルを使用することができ、特殊のケーブルを必要と
したり、追加のケーブルを必要としたりすることがな
い。
【0092】なお、例えば図7に示すように、VAGC=
V1およびV2のとき、制御電圧VANT、VSW、VATTにヒ
ステリシス特性を与えれば、VAGC=V1およびV2にお
けるスイッチ回路12、15の切り換え、スイッチ回路
32、35の切り換え、アッテネータ回路34、36の
利得G34、G36の変化が不安定になることがない。
【0093】また、スイッチ回路12、15、32、3
5は、PINダイオードやトランジスタで構成すること
もできる。さらに、上述においては、DARの受信機3
0およびそのアンテナユニット10に、この発明を適用
した場合であるが、同様に受信機とそのアンテナユニッ
トとが分離されるとともに、広い範囲の受信電界レベル
わたってAGCが必要とされる場合であれば、この発明
を適用することができる。
【0094】〔この明細書で使用している略語の一覧〕 AGC :Automatic Gain Control DAR :Digital Audio Radio FET :Field Effect Transistor NF :Noise Figure OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex PIN :Positive-Intrinsic-Negative QPSK:Quadrature Phase Shift Keying SAW :Surface Acoustic Wave
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、受信電界レベルの広
い範囲にわたって適切にAGCを行うことができる。そ
して、その場合、受信信号のレベルが小さときには、そ
の受信信号をNFの良好な状態で十分なレベルに増幅す
ることができる。また、受信信号のレベルが大きいとき
に、高周波アンプの飽和による歪みを生じることがない
とともに、その受信信号を適切なレベルに制御すること
ができる。
【0096】さらに、アンテナユニットにおいて、受信
信号のNFの悪くなることがない。また、アンテナユニ
ットを車両の屋根などに設置するとともに、受信機を車
両の内部に設置する場合、同軸ケーブルを通じて受信機
からアンテナユニットに動作電圧を供給することができ
る。さらに、アンテナユニットの利得の切り換えもその
同軸ケーブルを通じて行うことができ、同軸ケーブルと
して一般の同軸ケーブルを使用することができ、特殊の
ケーブルを必要としたり、追加のケーブルを必要とした
りすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す接続図である。
【図2】この発明の一形態を示す接続図である。
【図3】この発明を説明するための特性図である。
【図4】この発明を説明するための特性図である。
【図5】この発明を説明するための特性図である。
【図6】この発明を説明するための周波数スペクトル図
である。
【図7】この発明の他の形態を説明するための特性図で
ある。
【図8】DARを説明するための周波数スペクトル図で
ある。
【符号の説明】
10…アンテナユニット、11…アンテナ、12および
15…スイッチ回路、13…高周波アンプ、14…アッ
テネータ回路、16…バンドパスフィルタ、17…高周
波アンプ、18…同軸ケーブル、19…コネクタプラ
グ、21…電圧検出回路、30…受信機、31…コネク
タジャック、32および35…スイッチ回路、33…高
周波アンプ、34および36…可変アッテネータ回路、
37…高周波アンプ、38…バンドパスフィルタ、39
…第1ミキサ回路、41…第1局部発振回路、42…4
3Hおよび43L…バンドパスフィルタ、44Hおよび
44L…第2ミキサ回路、45…第2局部発振回路、4
6Hおよび46L…可変利得アンプ、47Hおよび47
L…復調回路、48…合成回路、49…出力端子、51
H、51Lおよび52…レベル検出回路、53…制御電
圧形成回路
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/16 H04B 1/16 R Fターム(参考) 5J021 AA01 CA06 FA01 FA02 FA11 FA23 FA24 FA26 FA31 HA05 HA07 HA10 5J100 JA01 LA03 LA10 SA02 5K061 AA10 AA11 BB06 CC02 CC08 CD01 CD04 5K062 AA09 AA11 AB04 AB16 AD03 AD04 AD07 AD09 AE06 AG01 BA01 BC03 BF04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと、 このアンテナの受信信号を増幅する高周波アンプと、 この高周波アンプの出力信号を受信機に供給する出力ケ
    ーブルとを有し、 上記受信機から上記出力ケーブルを通じて上記高周波ア
    ンプにその動作電圧が供給されるとともに、 上記受信機から上記出力ケーブルを通じて利得を制御す
    る信号が供給されるようにしたアンテナユニット。
  2. 【請求項2】高周波アンプを有し、アンテナの受信信号
    を所定の利得で出力ケーブルを通じて出力するととも
    に、上記利得を切り換えることのできるアンテナユニッ
    トを使用する受信機であって、 上記高周波アンプの動作電圧の電圧源と、 上記動作電圧の大きさを切り換え制御する制御回路とを
    有し、 上記動作電圧を、上記出力ケーブルを通じて上記アンテ
    ナユニットの上記高周波アンプに供給するとともに、 上記制御回路により上記動作電圧の大きさを切り換え制
    御することにより上記利得を切り換えるようにした受信
    機。
  3. 【請求項3】アンテナと、 高周波アンプと、 アッテネータ回路と、 出力ケーブルと、 スイッチ回路とを有し、 上記出力ケーブルの出力信号が供給される受信機から、
    上記出力ケーブルを通じて上記高周波アンプにその動作
    電圧が供給されるとともに、 上記受信機から上記出力ケーブルを通じて上記スイッチ
    回路に制御信号が供給され、 この制御信号にしたがって上記スイッチ回路を制御する
    ことにより、上記高周波アンプと、上記アッテネータ回
    路とを、上記アンテナと、上記出力ケーブルとの間の信
    号ラインに選択的に接続するようにしたアンテナユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のアンテナユニットにおい
    て、 電圧検出回路を有するとともに、 上記制御信号が上記動作電圧の電圧変化とされ、 この動作電圧の変化を上記電圧検出回路により検出し、 この検出出力により上記スイッチ回路を制御するように
    したアンテナユニット。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のアンテナユニットにおい
    て、 上記制御信号が上記受信機におけるAGC電圧から形成
    され、 受信電界レベルが所定のレベル以上のときには、上記高
    周波アンプが選択され、 上記受信電界レベルが上記所定のレベル未満のときに
    は、上記アッテネータ回路が選択されるようにしたアン
    テナユニット。
  6. 【請求項6】アンテナの受信信号を所定の利得をもって
    出力ケーブルに送り出すとともに、第1の制御信号にし
    たがって上記利得を切り換えることのできるアンテナユ
    ニットを使用する受信機であって、 上記出力ケーブルの接続されるコネクタと、 高周波アンプと、 可変アッテネータ回路と、 スイッチ回路とAGC電圧から上記第1の制御信号と、
    第2および第3の制御信号を形成する形成回路とを有
    し、 上記出力ケーブルを通じて上記アンテナユニットにその
    動作電圧を供給し、 上記形成回路により形成された上記第1の制御信号を上
    記出力ケーブルを通じて上記アンテナユニットに供給し
    て上記利得を切り換え、 上記第2の制御信号にしたがって上記スイッチ回路を制
    御することにより、上記高周波アンプと、上記可変アッ
    テネータ回路とを、上記コネクタと、後段の回路との間
    の信号ラインに選択的に接続し、 上記第3の制御信号により上記可変アッテネータ回路の
    利得を制御するようにした受信機。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の受信機において、 上記アンテナユニットは上記動作電圧の変化により上記
    利得が切り換わるようにされ、 上記第1の制御信号により、上記アンテナユニットに供
    給される上記動作電圧を変更する回路を有するようにし
    た受信機。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の受信機において、 受信電界レベルが所定のレベル以上のときには、上記高
    周波アンプが選択され、 上記受信電界レベルが上記所定のレベル未満のときに
    は、上記アッテネータ回路が選択されるようにした受信
    機。
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