JP2006229500A - テレビ受信用増幅装置,及び,テレビ受信システム - Google Patents

テレビ受信用増幅装置,及び,テレビ受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】急激な入力レベルの変化に対応できるダイナミックレンジの広いテレビ受信用増幅装置を提供する。
【解決手段】夫々信号減衰手段と増幅手段を備えた第1の増幅部及び第2の増幅部とを一本の同軸ケーブルで接続するように構成される。第1の増幅部は同軸ケーブルを介して供給される第2の増幅部において生成される第1の増幅部制御電圧で動作すると共に,この第1の増幅部制御電圧で第1の信号減衰手段を制御する。第2の増幅部は端末側から供給される第2の電源電圧で動作する。第2の増幅部には,第2の増幅手段の出力からテレビ信号の一部を取り出し制御信号を生成する自動利得調整手段を備え,この制御電圧で第2の増幅部に備えた第2の信号減衰手段を制御する。更にこの制御電圧に対応して所定範囲で可変する制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段を備える。この制御電圧は同軸ケーブルを介して前記第1の増幅部に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,主にテレビ放送受信用に利用されるテレビ受信用増幅装置に関し,詳しくは主に移動体に利用され,地上ディジタル放送を受信するための増幅装置,及び,これを用いた受信システムに関する。
従来からテレビ受信用増幅装置は,テレビ放送用のアンテナの近傍に取付けられて使用するものや,テレビやVTR等の端末側装置の近傍に取付けられるものがあった。前者はアンテナの近傍に取付けることになるため,テレビの画像を見ながら利得調整,アッテネータ等の作業をするためには工事者一人では無理があり,作業効率が著しく悪いものであった。
一方後者は,アンテナと増幅装置との間に介設した同軸ケーブルの伝送損失によって,増幅装置への入力レベルが低下しC/Nが劣化してしまう場合があった。そこで,このような問題点を解決するために,増幅装置をアンテナ近傍に設置する第1の増幅部と,端末側装置の近傍に設置する第2の増幅部とに分けたものが提案されおり,テレビアンテナで受信された信号は,同軸ケーブルを介して第1の増幅部に入力される。入力された信号は切換手段であるリレーでもって,第1の増幅器若しくは減衰器が選択されてから,電源分離フィルタを通過後に第1の増幅部から出力される。この選択は第2の増幅部に備えさせたスイッチの入り切りによって,この第2の増幅部に備えさせた電源から第2の増幅部の電源分離フィルタ,同軸ケーブル,第1の増幅部の電源分離フィルタを通してリレーに電源が入り切りされ,これによる当該リレーの切換えによって行われる。
更に第2の増幅部に備えさせた電源からは,前記第1の増幅器及び前記第2の増幅部に備えさせた第2の増幅器にも最適な電源が供給される。こうして第1の増幅部において増幅された受信信号は,同軸ケーブルを介して前記第2の増幅部に入力される。この入力信号は電源分離フィルタを通過後,可変減衰器で適宜利得調整されてから第2の増幅器で増幅された後に第2の増幅部から出力され,テレビ受像機23に供給される。
従ってこの実施例では,テレビ受像機を見ながら利得調整ができるばかりでなく,スイッチの操作で増幅装置のダイナミックレンジを広げることができるので,電界強度が大きく異なる地域用に共通に使用できるテレビ受信用増幅装置が提供されている。
(例えば特許文献1参照)
特開平6−326534号公報
しかし,従来のTV受信用増幅装置によると,例えばUHF帯で開始される地上ディジタル放送を受信することを考えると,テレビ放送が2011年に完全にディジタル化されるまで,従来の地上アナログ放送とのサイマル放送となる。このため,今現在における電波状態から,新たにUHF帯のチャンネルが増えたり,アナログ受信,ディジタル受信の相互に影響が出ないように対策をするために,地上ディジタル放送波の送信電力を徐々に増力したりすることになり,受信状況が変わる。これによって,テレビ受信用増幅装置には今まで以上に多チャンネルの信号が入力されたり,入力レベルが高くなることになり,増幅装置に過大レベルの入力信号が入力され,最悪の場合,増幅装置が歪んで映像に妨害を与えることになる。
ところで,地上ディジタル放送は高画質・高音質な放送ばかりでなく,データ放送などのサービスが受けられるのであるが,その利用方法の1つとして,例えば自家用車,タクシー等の移動体において,地上ディジタル放送を楽しむことが考えられる。このような場合,地上ディジタル用のアンテナを車のルーフ等に設置して,地上ディジタル放送用のチューナーなどの端末側装置を車内やトランクルーム等に設置し,運転席のダッシュボードや,シート等に設置された液晶テレビで見るような受信システムが考えられる。このシステムでは,アンテナからの同軸ケーブルは車内に引き込む必要があるので,テレビアンテナと端末側装置との間に介設される伝送線は,車体のラインに合わせて配線するために可曲性に優れ,且つ,車内への引き込みが容易なように,細径の同軸ケーブルが適している。しかし,細径の同軸ケーブルは,一般的にホーム共同受信システムに用いられる5C相当の同軸ケーブルに対して伝送損失が大きく,その値は使用する周波数帯が高いほど大きくなることから,端末側装置(例えば,地上ディジタル放送用チューナー)に入力される信号レベルが低下し,これによって受信のC/N特性が劣化することになる。
そこで,アンテナと端末側装置との間にテレビ受信用増幅装置を介設して,安定的に受信をする方法が考えられるのであるが,C/Nを良好に保つには,増幅装置をアンテナ給電部に内蔵させたり,若しくはアンテナの近傍に設置したりすることが必要となる。ところが増幅度の高い増幅装置を,アンテナの近傍に配設すれば,発振する場合があるといった問題が有ったり,発信の問題が改善されたとしても,増幅度を上げるために増幅回路の構成部品が多くなったり,シールド性などの向上のためにケースの構造体が複雑になったりすることによって,結果的に増幅装置の外形が大きくなり,コストアップとなるばかりでなく,車両のルーフなどに設置し難いものになってしまうといった問題があった。
また,増幅装置を従来例のように,第1の増幅部と第2の増幅部とに構成して,第1の増幅部と第1の増幅部とを同軸ケーブルで接続するように構成すれば,C/Nの劣化の少ないテレビ受信用増幅装置が出来るのであるが,従来例に示すような回路構成にあっては,地上ディジタル放送波の送信電力などがフルパワーでない地域や,安定的に出されていない地域において使用できるように最適な状態に設置されていても,地上放送における2011年以降の完全ディジタル化において,多チャンネル化や送信電力の増力化がなされた時には,増幅装置に過大入力が入力されて,増幅装置の入力がオーバーすることが考えられる。また,車のような移動体での使用においては,短時間の間に電界強度が大きく変化する場合があることを考えると,これらの入力の変化に対応するために,第2の増幅部に備えられたスイッチ操作によって,入力レベルの変化に対応する事は,移動時(即ち運転時)のような時には,瞬時の対応ができないといった問題があった。また,仮に操作可能にするためには,スイッチ操作をやり安いようにするために,第2の増幅部の設置場所が極めて限定されるといった問題があった。
そこで本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,テレビ受信用増幅装置を提供することにある。
他の目的は,特に入力レベルのダイナミックレンジの広いテレビ受信用増幅装置を提供することにある。
他の目的は,第1の増幅部と第2の増幅部と端末側装置とから成るテレビ受信用増幅装置を提供することにある。
他の目的は,車載用に適したテレビ受信用増幅装置を提供することにある。
他の目的は,地上ディジタル放送を移動体で楽しむためのテレビ受信用増幅装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,テレビ放送波受信用のアンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送するためのテレビ受信用増幅装置において,該テレビ受信用増幅装置は,前記アンテナの給電部に内蔵させるか若しくは該給電部の近傍に介設しアンテナからの出力信号を所定レベルまで増幅する第1の増幅部と,端末側に設置され,前記第1の増幅手段から前記伝送線路を介して送られた出力信号を所定レベルまで増幅する第2の増幅部とから成り,前記第1の増幅手段は,少なくとも,第1の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段と,前記第1の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段と,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子から取り入れると共に,第1の増幅手段において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子へ出力するための第1の電源重畳手段と,この第1の電源重畳手段によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段とから成り,前記第2の増幅部は,少なくとも,第2の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段と,前記第2の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段と,前記第2の増幅手段にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段と,端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子から取り入れると共に,前記出力分岐手段から出力されるテレビ信号を第2の出力端子へ出力するための第2の電源重畳手段と,前記第2の増幅手段による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段と,該第2の自動利得調整手段において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第3の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側へ出力すると共に,この第2の入力端子から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段と,から成り,前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,前記第1の増幅部は,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載のテレビ受信用増幅装置において,複数のアンテナからの信号を増幅するために該アンテナと同数の前記第1の増幅部が備えられ,夫々の第1の増幅部において所定レベルまで増幅された出力信号を混合して一本の伝送線路で出力する混合器を介し,前記第2の増幅部と接続するように構成され,前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,各第1の増幅部は,伝送線路と前記混合器を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成された第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成した。
請求項3の発明は,複数のテレビ放送波受信用のアンテナにて受信したテレビ信号を夫々増幅し,その受信信号を選択的に切り換えて端末側に一本の伝送線路によって伝送するダイバーシティー方式のテレビ受信受信用機器において,
該テレビ受信用増幅装置は,複数のアンテナからの信号を増幅するために該アンテナと同数の前記第1の増幅部と,夫々の第1の増幅部において所定レベルまで増幅された受信信号を復調して検波信号を出力する受信部と,前記受信信号の信号強度に応じてアンテナ切換手段へ切換制御信号を送る切換判定手段と,該切換判定手段に基づいて前記受信信号を切り換えて出力信号として出力するアンテナ切換手段とから成るアンテナ切換部と,該アンテナ切換部から出力された出力信号を所定レベルまで増幅する前記第2の増幅部と,から成り,前記第1の増幅部は,第1の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段と,前記第1の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段と,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子から取り入れると共に,第1の増幅手段において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子側へ出力するための第1の電源重畳手段と,この第1の電源重畳手段によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段と,から成り,前記第2の増幅部は,第2の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段と,前記第2の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段と,前記第2の増幅手段にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段と,端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子から取り入れると共に,前記出力分岐手段から出力されるテレビ信号を第2の出力端子側へ出力するための第2の電源重畳手段と,前記第2の増幅手段による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段と,該第2の自動利得調整手段において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第2の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側へ出力すると共に,この第2の入力端子から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段と,から成り,前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,前記第1の増幅部は,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段12は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成される。
請求項4の発明は,請求項1乃至請求項3に記載のテレビ受信用増幅装置と,少なくとも,前記第2の電源電圧を生成する端末側電源生成手段と,前記第2の増幅部との間に介設される伝送線路からの出力信号を受け入れると共に,前記第2の増幅部に伝送線路を介して第2の電源電圧を送出する端末側重畳手段とを備えて成る端末側装置と,から成るように構成される。
請求項5の発明は,請求項1乃至請求項4のテレビ受信用増幅装置と,テレビ受信用のアンテナと,少なくとも前記第1の増幅部と第2の増幅部との間に介設する所定長さの伝送線路と,を予め備えるように構成する。
請求項6の発明は,請求項1乃至請求項5に記載のテレビ受信用増幅装置において,少なくとも,前記第1の増幅部と前記第2の増幅部との間,及び,前記第2の増幅部と端末側との間に介設する伝送線路は外形寸法が5mmと同じ若しくはこれより細径の同軸ケーブルを使用するように構成した。
請求項7の発明は,請求項1乃至請求項6に記載のテレビ受信用増幅装置において,少なくともテレビ受信用のアンテナと前記第1の増幅部とを車体の外部に装着された表示灯若しくは広告塔に内蔵するように構成した。
請求項8の発明は,請求項1乃至請求項7に記載のテレビ受信用増幅装置において,前記アンテナはフィルムアンテナから成るように構成した。
請求項9の発明は,請求項1乃至請求項8の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置において,前記テレビ受信用増幅装置は地上ディジタル放送受信用であるように構成した。
請求項10の発明は,少なくとも,テレビ放送波受信用のアンテナと,該アンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送する増幅部とから成るテレビ受信用増幅装置を備えたテレビ受信システムにおいて,前記テレビ受信用増幅装置は,請求項1乃至請求項9の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置であって,少なくとも,前記第1の増幅部よりアンテナ側は建造物若しくは車両の外部に設置されるように構成した。
請求項1の発明によれば,テレビ放送波受信用のアンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送するためのテレビ受信用増幅装置において,該テレビ受信用増幅装置は,前記アンテナ1の給電部に内蔵させるか若しくは該給電部の近傍に介設しアンテナ1からの出力信号を所定レベルまで増幅する第1の増幅部10と,端末側に設置され,前記第1の増幅部10から前記伝送線路3を介して送られた出力信号を所定レベルまで増幅する第2の増幅部20とから成り,前記第1の増幅部10は,少なくとも,第1の入力端子In1から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段12と,前記第1の信号減衰手段12にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段13と,伝送線路3を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子Out1から取り入れると共に,第1の増幅手段13において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子Out1へ出力するための第1の電源重畳手段15と,この第1の電源重畳手段15によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段16とから成り,前記第2の増幅部20は,少なくとも,第2の入力端子In2から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段22と,前記第2の信号減衰手段22にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段23と,前記第2の増幅手段23にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子Out2側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段24と,端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子Out2から取り入れると共に,前記出力分岐手段24から出力されるテレビ信号を第2の出力端子Out2へ出力するための第2の電源重畳手段25と,前記第2の増幅手段23による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段24により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段22の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段27と,該第2の自動利得調整手段27において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第3の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段28と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側In2へ出力すると共に,この第2の入力端子In2から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段22へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段21と,から成り,前記第2の増幅部20は前記端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,前記第1の増幅部10は,伝送線路3を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段16を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段12は前記第2の増幅部20に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したので,
受信レベルが弱い地域においてもC/Nの劣化がなく,また,受信レベルが強く増幅装置への入力レベルが増えた場合でも,最適な出力レベルとなるように,自動的に利得調整が動作し安定した受信ができると言った,ダイナミックレンジの広い自動利得調整回路付きのテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載のテレビ受信用増幅装置において,複数のアンテナ1,1・・・からの信号を増幅するために該アンテナ1,1・・・と同数の前記第1の増幅部10.10・・・が備えられ,夫々の第1の増幅部10,10・・・において所定レベルまで増幅された出力信号を混合して一本の伝送線路3で出力する混合器8を介し,前記第2の増幅部20と接続するように構成され,前記第2の増幅部20は前記端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,各第1の増幅部10は,伝送線路3,2と前記混合器8を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段16を介して生成された第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段12は前記第2の増幅部20に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したので
アンテナの指向性を無指向性にでき,安定した受信ができるダイナミックレンジの広い自動利得調整付きのテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。。
請求項3の発明によれば,複数のテレビ放送波受信用のアンテナ1,1・・・にて受信したテレビ信号を夫々増幅し,その受信信号を選択的に切り換えて端末側に一本の伝送線路によって伝送するダイバーシティー方式のテレビ受信受信用機器において,
該テレビ受信用増幅装置は,複数のアンテナ1,1・・・からの信号を増幅するために該アンテナ1,1・・・と同数の前記第1の増幅部10,10・・・と,夫々の第1の増幅部10,10・・・において所定レベルまで増幅された受信信号を復調して検波信号を出力する受信部41,41・・・と,前記受信信号の信号強度に応じてアンテナ切換手段46へ切換制御信号を送る切換判定手段45と,該切換判定手段45に基づいて前記受信信号を切り換えて出力信号として出力する前記アンテナ切換手段46とから成るアンテナ切換部9と,該アンテナ切換手段9から出力された出力信号を所定レベルまで増幅する前記第2の増幅部20と,から成り,前記第1の増幅部10は,第1の入力端子In1から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段12と,前記第1の信号減衰手段12にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段13と,伝送線路2を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子Out1から取り入れると共に,第1の増幅手段13において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子Out1側へ出力するための第1の電源重畳手段15と,この第1の電源重畳手段15によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段16と,から成り,前記第2の増幅部20は,第2の入力端子In2から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段22と,前記第2の信号減衰手段22にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段23と,前記第2の増幅手段23にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子Out2側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段24と,端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子Out2から取り入れると共に,前記出力分岐手段24から出力されるテレビ信号を第2の出力端子Out2側へ出力するための第2の電源重畳手段25と,前記第2の増幅手段23による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段24により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段22の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段27と,該第2の自動利得調整手段27において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第2の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段28と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側In2へ出力すると共に,この第2の入力端子In2から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段22へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段21と,から成り,前記第2の増幅部20は前記端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,前記第1の増幅部10は,伝送線路3,2を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段16を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段12は前記第2の増幅部20に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したので
常に一番強い電波を受信するようにアンテナの受信出力を切り換えることができ,安定した受信ができるダイナミックレンジの広い自動利得調整回路付きのテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。
請求項4の発明によれば,請求項1乃至請求項3に記載のテレビ受信用増幅装置と,少なくとも,前記第2の電源電圧を生成する端末側電源生成手段31と,前記第2の増幅部20との間に介設される伝送線路4からの出力信号を受け入れると共に,前記第2の増幅部20に伝送線路4を介して第2の電源電圧を送出する端末側重畳手段32とを備えて成る端末側装置30と,から成るように構成したので,
例えば,テレビ受像機や地上ディジタル放送の受信をする地上ディジタル放送受信用チューナーのような,端末側装置から電源を供給するシステムに適した自動利得調整回路付きのテレビ受信用増幅装置を提供できる。
請求項5の発明によれば,請求項1乃至請求項4のテレビ受信用増幅装置と,テレビ受信用のアンテナ1と,少なくとも前記第1の増幅部10と第2の増幅部20との間に介設する所定長さの伝送線路3と,を予め備えるように構成したので,
配線の簡単な自動利得調整機能付きのテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。
請求項6の発明によれば,請求項1乃至請求項5に記載のテレビ受信用増幅装置において,少なくとも,前記第1の増幅部10と前記第2の増幅部20との間,及び,前記第2の増幅部20と端末側との間に介設する伝送線路3,4は外形寸法が5mmと同じ若しくはこれより細径の同軸ケーブルを使用するように構成したので,
例えばビル,マンション等の建造物や,タクシーやバス等の車内への引き込みが容易にできる,自動利得調整回路付きのテレビ共同受信用増幅装置が提供できるのである。
請求項7の発明によれば,請求項1乃至請求項6に記載のテレビ受信用増幅装置において,少なくともテレビ受信用のアンテナ1と前記第1の増幅部10とを車体の外部に装着された表示灯若しくは広告塔に内蔵するように構成したので,
タクシーやバスにおいて,外観を著しく変えることなく,安定してテレビ放送を受信することができる,自動利得調整回路付きのテレビ共同受信用増幅装置を設置できるのである。
請求項8の発明によれば,請求項1乃至請求項7に記載のテレビ受信用増幅装置において,前記アンテナ1はフィルムアンテナから成るように構成したので,
安価に製作でき,装着が簡単な,自動利得調整回路付きのテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。
請求項9の発明によれば,請求項1乃至請求項8の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置において,前記テレビ受信用増幅装置は地上ディジタル放送受信用であるように構成したので,
受信レベルが弱い地域においてもC/Nの劣化がなく,また,受信レベルが強い地域でも安定して受信ができる,自動利得調整回路付きのテレビ受信用増幅装置が提供できる。
また,地上アナログ放送と地上ディジタル放送とのサイマル放送がなされている現状において,最適に受信ができる状態にあっても,例えば地上波のテレビ放送が完全にディジタル化され,地上ディジタル放送だけになったたときに,UHF帯のチャンネルが増えて多チャンネル化がなされたり,増力化されたりすることによって,増幅装置への入力レベルが増えた場合であっても,特に切換操作をしなくとも,最適な出力レベルとなるように自動的に利得調整がなされて,安定した受信ができると言ったダイナミックレンジの広いテレビ受信用増幅装置を提供できるのである。

請求項10の発明によれば,少なくとも,テレビ放送波受信用のアンテナと,該アンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送する増幅部とから成るテレビ受信用増幅装置を備えたテレビ受信システムにおいて,前記テレビ受信用増幅装置は,請求項1乃至請求項9の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置であって,少なくとも,前記第1の増幅部よりアンテナ側は建造物若しくは車両の外部に設置されるように構成したので
例えばビルやマンション等の建造物や,タクシーやバス等の車内への引き込みが容易にできるテレビ共同受信用増幅装置を備えたテレビ受信システムが提供できるのである。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願に係るテレビ受信用増幅装置の第1の実施形態を示す概略ブロック図であり,図2は異なる実施例を示す。図3はアンテナを複数本備えた例である。図4は本願に第2の実施形態を示す概略ブロック図である。図5は本願のテレビ受信用増幅装置を車体に取付けた時の概略図である。
本願の第1の実施形態について図1を用いて説明する。この図において1はテレビ放送受信用のアンテナであり,本願の実施例によれば地上ディジタル用のUHFアンテナである実施例を示す。
10は第1の増幅部であって,アンテナの給電部に内蔵させるか,若しくは給電部の近傍において,同軸ケーブルを介してアンテナと接続されている。この第1の増幅部10は,低雑音なトランジスタやIC等から構成されたプリアンプであって,例えば図示されていない合成樹脂や金属材料等で形成されたケースに,高周波回路を構成したプリント配線板を収納されて成るように構成されている。
アンテナ1で受信された受信信号は,ケースから突設するように取付けられた入力端子In1を介し,増幅部内部に収納された前記プリント配線板に入力される。入力された受信信号は,一般的に図には示されないコンデンサーとコイルとから成る,VHF帯の信号を阻止帯域とし,UHF帯の信号を通過するように構成されたバンドパスフィルタやハイパスフィルタ等のフィルタ手段を介してから第1の増幅手段13−1に入力さる。
この第1の増幅手段13−1は,例えば増幅素子としてのトランジスタやIC等によって構成された高周波増幅回路であり,特に低雑音となるように増幅素子の選択やバイアス設計がなされており,この増幅手段13−1において所定レベルまで増幅された後に,この増幅手段13−1からの出力信号を所定範囲で減衰させる第1の信号減衰手段12に入力される。
この第1の信号減衰手段12は,PINダイオードからなる所謂π型の減衰器であり,後に詳述する伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧に対応した減衰量を得るように構成されている。
次にこの第1の信号減衰手段12を通過した信号は,更に第1の増幅手段13−2において所定レベルまで増幅される。この増幅手段も例えば増幅素子としてのトランジスタやIC等から成る高周波増幅回路である。
更にこの増幅手段13−2には,この増幅手段13−2に接続されて,所定のレベルまで増幅された高周波信号を通過するコンデンサーを介して,該高周波信号を出力端子Out1に出力すると共に,電源電圧を通過させ,高周波信号を遮断するチョークコイルを介して,前記第1の増幅部制御電圧を出力端子Out1から第1の増幅部10内に取り入れる,第1の電源重畳手段15が接続されている。
16は出力端子Out1から前記第1の電源重畳手段15を介して取り入れられた第1の増幅部制御電圧から,少なくとも増幅手段13−1,13−2を動作させるための直流定電圧を生成するための,例えばシリーズレギュレーターや3端子レギュレーター等から構成されている第1の電源生成手段であり,この第1の電源生成手段16において生成された直流定電圧が請求孔に記載の第1の電源電圧である。
20は第2の増幅部であって,所定長さの同軸ケーブルを介して端末側に介設された,増幅素子としてのトランジスタ,IC等から成る高周波増幅回路をプリント配線板に形成して成る増幅部であり,例えば図には示されていない合成樹脂材・金属材料等から成るケースに収納されている。
同軸ケーブル3を介して第1の増幅部10から伝送された出力信号は,入力端子In2から増幅部20に入力される。入力された出力信号は,図には示されていないプリント配線板に形成されたコンデンサー,コイル等から成る,VHF帯を阻止帯域としUHF帯を通過帯域とする例えばハイパスフィルタのフィルタ手段を介してから,この出力信号を所定範囲で減衰させる第2の信号減衰手段22に入力される。
第2の信号減衰手段22は,例えばPINダイオードからなる所謂π型の減衰器であり,制御電圧に対応した減衰量を得るように構成されている。
次に第2の信号減衰手段22を通過した信号は,第2の増幅手段23において所定レベルまで増幅される。この第2の増幅手段23は,例えば増幅素子としてのトランジスタ若しくはIC等によって構成された高周波増幅回路であり,特に出力レベルに余裕を持つ高出力型となるように高周波素子の選択やバイアス設計がなされており,この増幅手段23において所定レベルまで増幅された後に,分岐出力手段24に入力される。
出力分岐手段24は本願の実施例では,例えばフェライトコアにポリウレタン線を巻回してなる分岐コイルから成る分岐回路であり,第2の増幅手段23の出力信号を第2の出力端子Out2側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐端子24aに出力するように構成されている。
更にこの出力分岐手段24の出力には,該出力分岐手段24から出力されるテレビ信号を第2の出力端子Out2へコンデンサーを介して出力すると共に,端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧を通過させ,前記テレビ信号を阻止するチョークコイルを介して第2の増幅部20内に取り入れるための,第2の電源重畳手段25が接続されている。
また,前記出力分岐手段24の分岐端子24aには,図には示されていない,所定帯域の信号を通過させる例えばコンデンサーとコイル等からなるフィルタ手段29(例えばバンドパスフィルタ)を介して,前記第2の増幅手段23による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段24の分岐端子24aから,前記フィルタ手段29を介して出力されたテレビ信号を検波し,この検波電圧に基づいて前記第2の信号減衰手段22の減衰量を制御するための制御電圧を生成する,第2の自動利得調整手段27が接続され,前記第2の信号減衰手段22は,この第2の自動利得調整手段27によって生成された制御電圧によって制御するように構成され,第2の増幅部20は自動利得調整付の増幅器として動作するのである。
尚,本願の第2の自動利得調整手段は,所定の通過帯域を有するフィルタ手段29を介して分岐端子29aからのテレビ信号を取り込み,第2の増幅部20における出力レベルの強度を検出するものであり,例えば信号検波用のダイオードによる検波回路とコンデンサー及び抵抗等で構成した平滑回路とからなる検出部と,出力レベルの強度に応じて前記検出部から出力される検波電圧を取り込み,基準値と比較することによって,出力レベルが基準値を超えているかいないかを判定する,例えばオペレーショナルアンプと抵抗等で構成した演算回路を備えた演算部とから成る。
つまりは,第2の増幅部における出力レベルの強度を検出部で検出して,その検波電圧が基準電圧を超えているかいないかの判断を演算部において行い,検波電圧が基準電圧より高い場合は,検波電圧に応じた信号が演算部より制御信号として出力され,この制御信号によって,上記第2の信号減衰手段22を制御しすることによって,第2の増幅部22は自動利得調整を行いながら増幅するのである。
検波電圧が基準電圧より低い場合は,演算部より出力される信号がほぼゼロとなり,上記第2の信号減衰手段22には制御電圧が印加されず,該第2の信号減衰手段22は減衰量がほぼゼロの通過状態となり,自動利得調整回路は動作しない通常の増幅部20として動作するのである。
更に前記第2の自動利得調整手段27には,該第2の自動利得調整手段27において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第3の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する,例えばオペレーショナルアンプと抵抗等で構成した演算回路から成る第1の増幅部制御電圧生成手段28が接続されている。
また,入力端子In2と前記第2の信号減衰手段22との間には,前記第1の増幅部制御電圧生成手段28において生成された第1の増幅部制御電圧を通過し,高周波信号を遮断するチョークコイルを介して前記第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子In2側へ出力すると共に,この第2の入力端子In2から入力されたテレビ信号を通過し,前記第1の増幅部制御電圧を阻止するコンデンサーを介して,高周波信号を前記第2の信号減衰手段22へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段21が備えられている。
尚,本願の実施例によれば,第2の増幅部20を構成する第2の増幅手段23は本願の実施例に示す例に限定されるものではなく,第1の増幅部10のように構成してもよいなど実施例に限定されるものではない。
また,本願の実施例では,第1の増幅部10は第2の増幅部20からの第1の増幅部制御電圧によって第1の増幅手段13の駆動と,第1の信号減衰手段12の制御を行うように構成したものであるが,例えば図2に示すように,第2の増幅部20に出力端子Out2から入力端子In2へ前記第2の電源電圧を通過させる電流通過回路を設け,第2の増幅部20は第2の電源電圧で動作すると共に,この第2の電源電圧を伝送線路3を介して第1の増幅部10に供給することで,第1の増幅部10を駆動させる。更に,第2の増幅部20に備えた自動利得調整手段27から出力される第1の増幅部制御電圧は,前記伝送線路3とは別に備えさせた制御線によって,前記第1の増幅部と接続して,第1の増幅部10に備えられた第1の信号減衰手段12を制御するように構成してもよい。この場合は第1の増幅部制御電圧生成手段28は必要ない。
尚,この実施例は,これ以降に示す実施例にも応用できる事は言うまでもない。
30は端末側の装置であって,少なくとも,前記第2の電源電圧を生成する端末側電源生成手段31と,前記第2の増幅部20との間に介設される伝送線路4からの高周波信号を通過し,前記第2の電源電圧を遮断するコンデンサーを介して増幅部からのテレビ信号を受け入れると共に,前記第2の電源電圧を通過し,前記高周波信号を阻止するチョークコイルを介して前記第2の増幅部20に向けて第1の増幅部制御電圧を送出するための,端末側重畳手段32とを備えている。
一般的にこの端末側装置30は,テレビ受像機や,HDDレコーダー等のディジタル家電であってもよいし,地上ディジタル放送用のチューナーであってもよい。また,これらの端末側装置30と前記増幅部20との間に介設した同軸ケーブルに挿設させて,例えば車のシガライターのソケットから電源を取るように構成した,前記増幅部20に電源供給するための電源挿入器として構成してもよいなど,特にその構成を限定するものではない。
図3に本願の第1実施形態の異なる実施例を示す。尚,上記実施例と同じ構成を示すものは同じ符号を付与し詳細な説明は省略する。この実施例ではテレビ受信用のアンテナ1を複数個備え,このアンテナ1,1・・・に対して同数の第1の増幅部10,10・・・を備えさせて,第1の増幅部10,10・・・の出力信号を混合器8において混合して,一本の同軸伝送線路3を用いて第2の増幅部に送出するように構成されたものであり,混合器8は出力端子から各入力端子へ電流通過するように構成されており,受信信号の一番大きいアンテナから信号に対して,第1の増幅部と第2の増幅部の自動利得調整回路が動作するのである。
次に本発明の第2の実施形態として図4を参照して説明する。尚,以下の説明では,上記第1の実施形態のテレビ共同受信用増幅装置と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
この実施例では,アンテナ1が複数個備えられており,夫々のアンテナの受信信号はアンテナと同数用意された第1の増幅部10を介してアンテナ切換部9に入力されている。
このアンテナ切換部9は,各第1の増幅部10,10・・・から出力された受信信号の一部を検波して検波信号を出力する受信部41,41・・・と,前記受信信号の信号強度に応じて前記アンテナ切換手段46へ切換制御信号を送る切換判定手段45と,該切換判定手段45に基づいて前記受信信号を切り換えて出力信号として出力するアンテナ切換手段46とから成り,前記切換判定手段45において,前記アンテナ切換手段46の切換の判断基準となる受信信号の信号強度に対する閾値との比較が行われ,これに基づいてアンテナ切換手段46を切り換える,所謂ダイバーシティー方式に構成されている。これによって,最適な受信アンテナからの受信信号を得られるばかりでなく,受信しないアンテナに接続された第1の増幅部を受信システムから切り離すことができ,この増幅部が雑音源となることを防止できるのである。
本願の実施例では,前記アンテナ切換手段として,例えばリレーなどから構成される高周波切換スイッチを用いた例を示したが,このリレーの変わりにアンテナからの信号線に減衰器を備えさせ,選択した受信アンテナの信号線に介在させた減衰器は減衰量をゼロに,選択されない受信アンテナの信号線に介在させた減衰量は最大となるように,前記切換判定手段45によって減衰器の減衰量を切換可能なように構成すれば,高周波切替スイッチと同様の効果が得られる。
尚,このアンテナ切換部9には出力端子側から入力端子側へ第2の増幅部20から供給される第1の増幅部制御電圧が通過するように電流通過回路が備えられている。
次に,本願のテレビ受信用増幅装置を用いた具体的な配線システム例について図5を用いて説明する。この実施例では少なくともアンテナ1と第1の増幅部10を,例えばタクシーなどの車100のルーフに設置されている表示灯101の内部に配設した構成例を示したものである。
この図においてアンテナ1は無指向性のUHFディジタル放送用のアンテナである。尚,実施例に示すアンテナは設置の状態を示すために書かれたものであり,特にこの形状に限定されるものでなく,例えば透明性の良い薄板の絶縁体の表面に導電材料を用いてアンテナ素子を形成したものでも良い。
本願の実施例における第1の増幅部10は,増幅素子としてのトランジスタやIC等から成る雑音指数2.5dB,利得20dBの低雑音増幅回路からなる。この第1の増幅部10は,前記表示灯101の内部であって,前記アンテナの近傍に例えばアンテナの出力と同軸ケーブルによって接続されているのであるが,この第1の増幅部10は前記アンテナ1の給電部に内蔵させても良いし,前記アンテナ1の出力端子と第1の増幅部10の入力端子とが直接接続できるように端子構造をメイル(雄),フィーメイル(雌)の構成としても良く,出来うる限り短い距離で接続することによって受信信号のC/Nの劣化が少なくなるように構成するのが良い。
またこの実施例では,アンテナ1と第1の増幅部10は表示灯に内蔵させることから,アンテナ1と第1の増幅部10は,特に防水構造を有するような複雑な構造体のケースに収納する必要がなく,安価に構成できる。
第1の増幅部10において所定レベルまで増幅された受信信号は,同軸ケーブル3を介して第2の増幅部20と接続されている。この同軸ケーブル3は,例えば2C若しくはそれより細径の可曲性の良い同軸ケーブルが好適であり,車体のラインに合わせて配設を容易にすると共に,車体内部への引き込み作を容易としている。尚,第1の増幅部10と第2の増幅部との間に介設される同軸ケーブルは所定の長さに形成したものを,予め接続した状態にしてもよいし,別体に用意してコネクタで接続できるように構成してもよい。
次に第2の増幅部20について説明する。この第2の増幅部は同軸ケーブル3を介して車のトランクルームやシートの下の間隙等に設置される。
この第2の増幅部20は増幅素子としてのトランジスタやIC等から構成される略30dB程度の増幅度を有する高出力型の高周波回路であり,同じく車内に設置された例えば地上ディジタル放送受信用のチューナーの端末側装置と接続されるのである。
このように本願のテレビ受信用増幅装置は,アンテナの給電部に内蔵するか,若しくは,アンテナの近傍に設置される,少なくとも第1の信号減衰手段12と第1の増幅手段13から成る第1の増幅部10と,地上ディジタル放送受信用チューナーである端末側装置30の近傍に設置される,少なくとも第2の信号減衰手段22と第2の増幅手段23から成る第2の増幅部20とから成り,
前記第2の増幅部20は前記端末側から伝送線路4を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,
前記第1の増幅部10は,伝送線路8を介して供給される第2の電源電圧から,前記第1の電源生成手段16を介して生成された第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段12は前記第2の増幅部20に備えられた前記第2の電源生成手段28において生成された第2の電源電圧によって制御されるように構成したので,
入力レベルの変化に対するダイナミックレンジが広く,受信信号が小さくても,C/Nの劣化なく受信できる。また,例えば,地上ディジタル放送を受信するための増幅装置のように,現時点において地上ディジタル放送波の送信電力などがフルパワーでない地域や,安定的に出されていない地域において使用する場合に最適な受信状態に成るように設置されたままの状態で,2011年以降にテレビ放送が完全ディジタル化が行われ,現状の受信状態より多チャンネルの電波が入力されたり,送信電力の増力化がなされたりし,増幅装置に更に大きいレベルの信号が入力されても,自動的に最適な出力レベルが得られるのである。
また,車のような移動体での使用を考えたときに,上述のような受信レベルの変動ばかりでなく,短時間の移動の間に,電界強度が大きく変化する場合があるが,この入力の変化に対応するために,移動時(即ち運転時)に,スイッチ操作によって減衰器の設定を切り換えるような方式の増幅装置と比べて,スイッチ操作をすることもないので,安全性に優れているのである。
更に加えて,スイッチ操作をすることがないので,第2の増幅部の設置場所は限定されることがなく,極めて利便性の良いテレビ受信用増幅装置が提供できるのである。

尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,以下に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明に係るテレビ受信増幅装置の第1の実施形態を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態の異なる実施例を示す概略ブロック図である。 アンテナを複数本備えた実施例を示す概略ブロック図である。 本願に係る第2の実施形態を示す概略ブロック図である。 本願のテレビ受信用増幅装置を車体に取付けられた表示灯に内蔵させたときの概略図である。
符号の説明
1…アンテナ,2・3・4…伝送線路,8…混合器,9…アンテナ切換部,10…第1の増幅部,12…第1の信号減衰手段,13…第1の増幅手段,15…第1の電源重畳手段,16…第1の電源生成手段,20…第2の増幅部,21…第1の増幅部制御電圧重畳手段,22…第2の信号減衰手段,23…第2の増幅手段,24…出力分岐手段,24a…分岐端子,25…第2の電源重畳手段,27…第2の自動利得調整手段,28…第1の増幅部制御電圧生成手段,29…フィルタ手段,30…端末側装置,31…第2の電源生成手段,32…第2の電源重畳手段,41…受信部,45…切換判定手段,46…アンテナ切換手段,100…車体,101…ルーフ

Claims (10)

  1. テレビ放送波受信用のアンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送するためのテレビ受信用増幅装置において,
    該テレビ受信用増幅装置は,前記アンテナの給電部に内蔵させるか若しくは該給電部の近傍に介設しアンテナからの出力信号を所定レベルまで増幅する第1の増幅部と,端末側に設置され,前記第1の増幅部から前記伝送線路を介して送られた出力信号を所定レベルまで増幅する第2の増幅部とから成り,
    前記第1の増幅部は,少なくとも,第1の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段と,前記第1の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段と,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子から取り入れると共に,第1の増幅手段において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子へ出力するための第1の電源重畳手段と,この第1の電源重畳手段によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段とから成り,
    前記第2の増幅部は,少なくとも,第2の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段と,前記第2の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段と,前記第2の増幅手段にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段と,端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子から取り入れると共に,前記出力分岐手段から出力されるテレビ信号を第2の出力端子へ出力するための第2の電源重畳手段と,前記第2の増幅手段による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段と,該第2の自動利得調整手段において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第3の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側へ出力すると共に,この第2の入力端子から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段と,から成り,
    前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,
    前記第1の増幅部は,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したことを特徴としたテレビ受信用増幅装置。
  2. 複数のアンテナからの信号を増幅するために該アンテナと同数の前記第1の増幅部が備えられ,夫々の第1の増幅部において所定レベルまで増幅された出力信号を混合して一本の伝送線路で出力する混合器を介し,前記第2の増幅部と接続するように構成され,
    前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,
    各第1の増幅部は,伝送線路と前記混合器を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成された第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したことを特徴とした請求項1に記載のテレビ受信用増幅装置。
  3. 複数のテレビ放送波受信用のアンテナにて受信したテレビ信号を夫々増幅し,その受信信号を選択的に切り換えて端末側に一本の伝送線路によって伝送するダイバーシティー方式のテレビ受信受信用機器において,
    該テレビ受信用増幅装置は,複数のアンテナからの信号を増幅するために該アンテナと同数の前記第1の増幅部と,夫々の第1の増幅部において所定レベルまで増幅された受信信号を復調して検波信号を出力する受信部と,前記受信信号の信号強度に応じてアンテナ切換手段へ切換制御信号を送る切換判定手段と,該切換判定手段に基づいて前記受信信号を切り換えて出力信号として出力する前記アンテナ切換手段とから成るアンテナ切換部と,該アンテナ切換部から出力された出力信号を所定レベルまで増幅する前記第2の増幅部と,から成り,
    前記第1の増幅部は,第1の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第1の信号減衰手段と,前記第1の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第1の増幅手段と,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧を第1の出力端子から取り入れると共に,第1の増幅手段において所定レベルまで増幅されたテレビ信号を第1の出力端子側へ出力するための第1の電源重畳手段と,この第1の電源重畳手段によって取り入れられる前記第1の増幅部制御電圧から,第1の電源電圧を生成する第1の電源生成手段と,から成り,
    前記第2の増幅部は,第2の入力端子から入力されたテレビ信号を減衰させる第2の信号減衰手段と,前記第2の信号減衰手段にて減衰されたテレビ信号を増幅する第2の増幅手段と,前記第2の増幅手段にて増幅されたテレビ信号を第2の出力端子側へ出力すると共に,該増幅されたテレビ信号の一部を分岐させる出力分岐手段と,端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧を第2の出力端子から取り入れると共に,前記出力分岐手段から出力されるテレビ信号を第2の出力端子側へ出力するための第2の電源重畳手段と,前記第2の増幅手段による増幅後のテレビ信号が所定レベルとなるように,前記出力分岐手段により分岐されたテレビ信号に基づいて前記第2の信号減衰手段の減衰量を制御するための制御電圧を生成する第2の自動利得調整手段と,該第2の自動利得調整手段において生成された制御電圧に対応し,該制御信号より高い電圧であって前記第2の電源電圧より低い電圧の範囲内で可変する第1の増幅部制御電圧を生成する第1の増幅部制御電圧生成手段と,前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧を前記第2の入力端子側へ出力すると共に,この第2の入力端子から入力されたテレビ信号を前記第2の信号減衰手段へ出力する第1の増幅部制御電圧重畳手段と,から成り,
    前記第2の増幅部は前記端末側から伝送線路を介して供給される第2の電源電圧によって動作するように構成され,
    前記第1の増幅部は,伝送線路を介して供給される第1の増幅部制御電圧から,前記第1の電源生成手段を介して生成した第1の電源電圧によって動作すると共に,前記第1の信号減衰手段は前記第2の増幅部に備えられた前記第1の増幅部制御電圧生成手段において生成された第1の増幅部制御電圧によって制御されるように構成したことを特徴としたダイバーシティー方式のテレビ受信用増幅装置。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載のテレビ受信用増幅装置と,
    少なくとも,前記第2の電源電圧を生成する端末側電源生成手段と,前記第2の増幅部との間に介設される伝送線路からの出力信号を受け入れると共に,前記第2の増幅部に伝送線路を介して第2の電源電圧を送出する端末側重畳手段とを備えて成る端末側装置と,
    から成ることを特徴としたテレビ受信用増幅装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のテレビ受信用増幅装置と,テレビ受信用のアンテナと,少なくとも前記第1の増幅部と第2の増幅部との間に介設する所定長さの伝送線路と,を予め備えたことを特徴としたテレビ受信用増幅装置。
  6. 少なくとも,前記第1の増幅部と前記第2の増幅部との間,及び,前記第2の増幅部と端末側との間に介設する伝送線路は外形寸法が5mmと同じ若しくはこれより細径の同軸ケーブルを使用するように構成したことを特徴とした請求項1乃至請求項5に記載のテレビ受信用増幅装置。
  7. 少なくともテレビ受信用のアンテナと前記第1の増幅部とを車体の外部に装着された表示灯若しくは広告塔に内蔵するように構成したことを特徴とした請求項1乃至請求項6に記載のテレビ受信用増幅装置。
  8. 前記アンテナはフィルムアンテナから成ることを特徴とした請求項1乃至請求項7に記載のテレビ受信用増幅装置。
  9. 前記テレビ受信用増幅装置は地上ディジタル放送受信用であることを特徴とした請求項1乃至請求項8の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置。
  10. 少なくとも,テレビ放送波受信用のアンテナと,該アンテナにて受信したテレビ信号を増幅して端末側に一本の伝送線路によって伝送する増幅部とから成るテレビ受信用増幅装置を備えたテレビ受信システムにおいて,
    前記テレビ受信用増幅装置は,請求項1乃至請求項9の何れかに記載のテレビ受信用増幅装置であって,
    少なくとも,前記第1の増幅部よりアンテナ側は建造物若しくは車両の外部に設置されるように構成したことを特徴としたテレビ受信システム。
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