JP4740634B2 - テレビ受信システム - Google Patents

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Description

本発明は,地上ディジタル放送受信用に利用されるテレビ受信システムに関する。
従来からテレビ受信用増幅装置は,テレビ放送用のアンテナの近傍に取付けられて使用するものや,テレビやVTR等の端末側装置の近傍に取付けられるものがあった。前者はアンテナの近傍に取付けることになるため,テレビの画像を見ながら利得調整,アッテネータ等の作業をするためには工事者一人では無理があり,作業効率が著しく悪いものであった。
一方後者は,アンテナと増幅装置との間に介設した同軸ケーブルの伝送損失によって,増幅装置への入力レベルが低下しC/Nが劣化してしまう場合があった。そこで,このような問題点を解決するために,増幅装置をアンテナ近傍に設置する第1の増幅部と,端末側装置の近傍に設置する第2の増幅部とに分けたものが提案されおり,テレビアンテナで受信された信号は,同軸ケーブルを介して第1の増幅部に入力される。入力された信号は切換手段であるリレーでもって,第1の増幅器若しくは減衰器が選択されてから,電源分離フィルタを通過後に第1の増幅部から出力される。この選択は第2の増幅部に備えさせたスイッチの入り切りによって,この第2の増幅部に備えさせた電源から第2の増幅部の電源分離フィルタ,同軸ケーブル,第1の増幅部の電源分離フィルタを通してリレーに電源が入り切りされ,これによる当該リレーの切換えによって行われる。
更に第2の増幅部に備えさせた電源からは,前記第1の増幅器及び前記第2の増幅部に備えさせた第2の増幅器にも最適な電源が供給される。こうして第1の増幅部において増幅された受信信号は,同軸ケーブルを介して前記第2の増幅部に入力される。この入力信号は電源分離フィルタを通過後,可変減衰器で適宜利得調整されてから第2の増幅器で増幅された後に第2の増幅部から出力され,テレビ受像機23に供給される。
従ってこの実施例では,テレビ受像機を見ながら利得調整ができるばかりでなく,スイッチの操作で増幅装置のダイナミックレンジを広げることができるので,電界強度が大きく異なる地域用に共通に使用できるテレビ受信用増幅装置が提供されている。
(例えば特許文献1参照)
特開平6−326534号公報
しかし,従来のTV受信用増幅装置によると,例えばUHF帯で開始される地上ディジタル放送を受信することを考えると,テレビ放送が2011年に完全にディジタル化されるまで,今現在における電波状態から,新たにUHF帯のチャンネルが増えたり,アナログ受信,ディジタル受信の相互に影響が出ないように対策をするために,地上ディジタル放送波の送信電力を徐々に増力したりすることになり,受信状況が変わる。これによって,テレビ受信用増幅装置には今まで以上に多チャンネルの信号が入力されたり,入力レベルが高く成ったりすることになり,増幅装置に過大レベルの入力信号が入力され,最悪の場合,増幅装置が歪んで映像に妨害を与えることになる。
ところで,地上ディジタル放送は高画質・高音質な放送ばかりでなく,データ放送などのサービスが受けられるのであるが,その利用方法の1つとして,例えば自家用車,タクシー等の移動体において,地上ディジタル放送を楽しむことが考えられる。このような場合,地上ディジタル用のアンテナを車のルーフ等に設置して,地上ディジタル放送用のチューナーなどの端末側装置を車内やトランクルーム等に設置し,運転席のダッシュボードや,シート等に設置された液晶テレビで見るような受信システムが考えられる。このシステムでは,アンテナからの同軸ケーブルは車内に引き込む必要があるので,テレビアンテナと端末側装置との間に介設される伝送線は,車体に合わせて配線するために可曲性に優れ,且つ,車内への引き込みが容易なように,細径の同軸ケーブルが適している。しかし,細径の同軸ケーブルは,一般的にホーム共同受信システムに用いられる5C相当の同軸ケーブルに対して伝送損失が大きく,その値は使用する周波数帯が高いほど大きくなることから,端末側装置(例えば,地上ディジタル放送用チューナー)に入力される信号レベルが低下し,これによって受信のC/N特性が劣化することになり,最悪の場合受信が不能となる。
そこで,アンテナと端末側装置との間にテレビ受信用増幅装置を介設して,安定的に受信をする方法が考えられるのであるが,C/Nを良好に保つには,増幅装置をアンテナ給電部に内蔵させたり,若しくはアンテナの近傍に設置したりすることが必要となる。ところが増幅度の高い増幅装置を,アンテナの近傍に配設すれば,発振する場合があるといった問題が有ったり,発振の問題が改善されたとしても,増幅度を上げるために増幅回路の構成部品が多くなったり,シールド性などの向上のためにケースの構造体が複雑になったりすることによって,結果的に増幅装置の外形が大きくなり,コストアップとなるばかりでなく,車両のルーフなどに設置し難いものになってしまうといった問題があった。
また,増幅装置を従来例のように,第1の増幅部と第2の増幅部とに構成して,第1の増幅部と第2の増幅部とを同軸ケーブルで接続するように構成すれば,C/Nの劣化の少ないテレビ受信用増幅装置が出来るのであるが,従来例に示すような回路構成にあっては,地上ディジタル放送波の送信電力などがフルパワーでない地域や,安定的に出されていない地域において使用に最適な状態に設置・調整がなされていても,地上放送における2011年以降の完全ディジタル化において,多チャンネル化や送信電力の増力化がなされた時には,増幅装置に過大入力が入力されて,増幅装置の入力がオーバーすることが考えられる。また,車のような移動体での使用においては,短時間の間に電界強度が大きく変化する場合があることを考えると,これらの入力の変化に対応するために,第2の増幅部に備えられたスイッチ操作によって,入力レベルの変化に対応する事は,移動時(即ち運転時)のような時には,瞬時の対応ができないといった問題があった。また,仮に操作可能にするためには,スイッチ操作をやり安いようにするために,第2の増幅部の設置場所が極めて限定されるといった問題があった。
本発明は,このような問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,受信レベルが低い場合であっても,ハイビジョン等の放送の受信に適した13セグメント放送対応の受信装置と,画像の小さな簡易動画などの1セグメントを使用した補完放送の受信に適した1セグメント対応の受信装置を備え,電波の状態に合わせて,これら各受信装置からの出力を切り換えることにより,地上ディジタル放送を遅滞なく,楽しむことができるテレビ受信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
地上ディジタル放送用のテレビ受信システムにおいて,
テレビ放送受信用のアンテナと,
前記アンテナにて受信された受信信号から,希望信号を選局・復調する地上ディジタル放送用の13セグメント対応の受信装置と,
前記アンテナ又は前記アンテナとは異なる内蔵アンテナにて受信された受信信号から,希望信号を選局・復調する地上ディジタル放送用の1セグメント対応の受信装置と,
前記各受信装置からの出力信号をそれぞれ取り込み,該取り込んだ出力信号のどちらか一方を選択的に出力する信号経路選択手段と,
から成り,
前記13セグメント対応の受信装置には,
前記希望信号の受信状態を監視し,前記希望信号の受信状態が所定の基準値を下回る場合には,前記信号経路選択手段から前記1セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力され,前記受信状態が所定の基準値以上である場合には,前記信号経路選択手段から前記13セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力されるよう,前記信号経路選択手段の経路切換制御を行う中央処理装置が備えられ,
前記信号経路選択手段は,前記中央処理装置からの経路切換制御信号とは別に,手動操作によっても信号経路を切り換え可能であると共に,
前記テレビ放送受信用のアンテナから前記13セグメント対応の受信装置に至る受信信号の入力経路には,受信信号レベル調整用の信号減衰手段を備えたテレビ受信用増幅装置が備えられ,
前記13セグメント対応の受信装置には,更に,
選局部と復調部とからなり,該選局部に,前記テレビ受信用増幅装置を介して入力された受信信号を所定レベルまで増幅する自動利得調整付きの増幅器が設けられたフロントエンドが備えられており,
前記中央処理装置は,前記信号経路選択手段の経路切換制御に加えて,前記フロントエンドにおける自動利得調整用の制御信号に応じて,前記テレビ受信用増幅装置に備えられた信号減衰手段の減衰量を制御する,前記テレビ受信用増幅装置の自動利得制御を行うことを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,請求項1に記載のテレビ受信システムにおいて,
前記テレビ受信用増幅装置には,前記テレビ放送受信用のアンテナからの受信信号を通過させ直流電源を阻止するコンデンサーと,該コンデンサーと前記受信信号の入力端子との間に接続され,直流電源を通過させ前記受信信号を阻止するチョークコイルと,から成る電源重畳手段が備えられていることを特徴とする。
また,請求項3に記載の発明は,請求項1又は請求項2に記載のテレビ受信システムにおいて,
前記中央処理装置は,
前記地上ディジタル放送用の13セグメント対応の受信装置において選局されたチャンネルのサービスIDに対応する放送データを取得するように構成され,前記希望信号の受信状態が所定の基準値を下回る場合は,前記1セグメント対応の受信装置に対し,前記取得した放送データに基づいて,当該13セグメント対応の受信装置と同じ希望信号を選局させる制御を行うことを特徴とする。
請求項1に記載のテレビ受信システムによれば,13セグメント対応の受信装置において,希望信号の受信状態が所定の基準値以上である場合には,信号経路選択手段から当該13セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力され,希望信号の受信状態が所定の基準値を下回ると,信号経路選択手段から1セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力されるように,中央処理装置が,信号経路選択手段の経路切換制御を行う。
このため,本発明のテレビ受信システムによれば,希望信号の受信状態が劣化し,13セグメント対応の受信装置で希望信号を受信ができなくなっても,それを補完するように1セグメント対応の受信装置からの出力信号を出力させることができ,車などの移動体で地上ディジタル放送がいつでも楽しめることになる。
また,請求項1に記載のテレビ受信システムによれば,中央処理装置が,フロントエンドにおける自動利得調整用の制御信号に応じて,テレビ受信用増幅装置に備えられた信号減衰手段の減衰量を制御する,テレビ受信用増幅装置の自動利得制御を行うことから,ダイナミックレンジの広いテレビ受信システムを提供できるという効果が得られる。
次に,請求項2に記載のテレビ受信システムによれば,テレビ受信用増幅装置に,コンデンサーとチョークコイルとから成る電源重畳手段が備えられているので,更に加えて,C/Nの優れた受信ができる。
また,請求項3に記載のテレビ受信システムによれば,中央処理装置は,希望信号の受信状態が所定の基準値を下回る場合に,1セグメント対応の受信装置に対し,13セグメント対応の受信装置と同じ希望信号を選局させる制御を行う。
このため,例えば13セグメント対応の受信装置による受信が出来なくなったとしても,1セグメント対応の受信装置は,それまでに13セグメント対応の受信装置が受信していたチャンネルと連動して,同じ内容のチャンネルか,関連した番組が受信できるように自動的にチャンネルが切換わる。そして,この場合,信号経路切換手段も1セグメント対応の受信装置からの出力信号を出力するように切換わることから,使用者は,途切れることなく連続的に地上ディジタル放送を楽しむことができる。
図1は本発明の前提となる参考例のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。図2は本発明が適用された第1実施形態のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。図3は本発明が適用された第2実施形態のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。図4はテレビ受信システムの変形例を表す概略ブロック図である。図5は実施形態のテレビ受信システムを車に用いた具体例を表す説明図である。
図1において,100は地上ディジタル放送受信用チューナーであり,主に固定受信や移動体において受信するための13セグメント対応の受信機であり,概略の構成が示されている。アンテナ1において受信された地上ディジタル放送の受信信号は,選局部21aにおいて選局された後に,OFDM復調部21bにおいて復調されて「0」,「1」の信号が取り出され,誤り訂正された後に受信信号に含まれるTSパケットに戻される。尚,前記選局部21a及びOFDM復調部21bとでモジュール化されたフロントエンド21を構成している。
このTSパケットには,映像や音声のパケット以外にも各種データが含まれており,多重分離部25において,このTSパケットを目的別に分離され,映像・音声の圧縮されたパケットがMPEGデコード部27に送られ,データ放送のパケットは中央処理装置20に送られそれぞれ処理される。
前記映像・音声のパケットはMPEGデコード部27において映像信号や音声信号が復号された後に,ディジタル/アナログ変換器28,29においてアナログ信号に変換されて出力されるように構成されている。
中央処理装置20は上記信号処理における各種制御やデータの取得を行うばかりでなく,リモコンによる制御や,双方向サービスにおける通信の処理などを行うものである。
B−CASカード30は,暗号化さた信号を自動的に解除するためのものであり,著作権保護のためのコピー制御を行うものである。
110は地上ディジタル放送受信用チューナーであり,主に携帯受信によって簡易動画などを受信するための1セグメント対応の受信機であり,基本的な構成は地上ディジタル放送用チューナー100と同様な構成をしている。110aはアンテナであり,1セグメント対応の受信機に内蔵させたものである。尚,このアンテナは外部に設置させたものであってもよい。
120は信号経路切換手段であり,チューナーから出力された映像信号と音声信号とを受入れる2系統の信号経路を備え,この信号経路を選択的に選んで出力させることができるAV信号切換器である。
なお,前記信号経路の切換は,以下に詳述するように,前記地上ディジタル放送受信用チューナー100に備えさせた中央処理装置20によって切換制御するように構成されているのであるが,マニュアル操作(所謂,手動操作)によってもできるようにされている。
ここで,図1に示す受信システムについて詳しく説明する。地上ディジタル放送では,多彩なサービスが提供され,固定受信ばかりでなく移動体で受信したり,携帯受信したりできることが特長となっている。これができるのは,テレビチャンネルの帯域幅である6MHzを14に分割し,この内の13個(この13個の夫々の周波数ブロックをセグメントと呼ぶ)を使用して放送するように構成されているのであるが,1つのチャンネルの中で,固定受信向け,移動体・携帯向けサービスが可能なように,セグメント毎に変調方式や誤り訂正の強さを変えられるようになっているためである。
つまりは,13セグメントを全てを使って固定受信向けにハイビジョンを放送したり,12セグメントを使ってハイビジョン放送を行い,残りの1セグメントを電波の変動に強い方式で変調することによって携帯受信向けにサービスを行ったり,色々な組合せでサービスが行えるのである。
この1セグメントを使用したサービスを行う場合は,13セグメントの真ん中にあるセグメントを独立した1セグメントとして設けることで、受信機は周りのセグメントを受信しなくて、真ん中のセグメントだけを受信するような簡単な構成でできており,ハイビジョン放送の同時放送や天気予報等の,画像が小さい簡易動画等を受信するといった部分受信を行うものである。
ところで,車などの移動体で,地上ディジタル放送を受信する場合は,一般的に上述のような13セグメント対応の受信機を用いて,例えば車載用の液晶テレビやGPSモニタなどでテレビを楽しむことになるが,この場合は,移動しながらの受信となり,電波の状態が大きく変動することもあり,また,車載用のアンテナは固定局用のアンテナと比較してアンテナリ得意などの特性が良くないなど,安定して受信できない場合があり,アナログ放送受信の場合と違って,最悪,画面がフリーズしたり,映像断となったりする場合が考えられる。
そこで本願では,13セグメント対応の受信機と1セグメント対応の受信機と,これらの前記地上ディジタル放送用の受信装置からの出力信号を選択的に出力するように構成した信号経路を有する信号経路選択手段と,を備えさせることによって,13セグメント対応の受信機が受信状態の劣化によって受信できなくなった場合又は受信状態が予め定められた所定の基準値を下回るような場合に,13セグメント対応の受信機に備えた中央処理装置20においてこの状態を監視・判定し,これに基づいて前記信号経路選択手段を切換制御することによって,1セグメント対応の受信機でもって補完的に地上ディジタル放送を受信しようとするように構成されている。
これによって,何らかの要因で13セグメント対応の受信機の受信ができなくなっても,それを補完するように1セグメント対応の受信機で受信できるので,車などの移動体で地上ディジタル放送がいつでも楽しめるのである。
本参考例において,前記中央処理装置20が13セグメント対応の受信機の受信状態を監視する項目の一例としては,前記フロントエンド部分21で検出される受信レベルを検出して,該受信レベルが所定の値を下回るかどうかを監視し,受信レベルが所定の値を下回ったと判定されたなら,前記信号経路切換手段120を1セグメント対応の受信機110からの出力信号が出力されるように切換制御するように構成されている。
尚,監視項目として受信レベル(C/N)を監視する例を示したが,特にこの参考例に限定されるものではなく,BER(BIT ERROR RATE,ビット誤り率),AGCレベル,誤り訂正信号等であってもよく,また,適宜に組み合わせてもよい事は言うまでもない。
また,本参考例では,13セグメント対応の受信機と1受信機セグメントの切換は自動的に行われるように構成される例を示したが,これに加えて,マニュアル操作で切換できるように構成してもよい。
更に,本参考例のテレビ受信システムでは,前記13セグメント対応の受信機100,1セグメント対応の受信機110及び信号経路切換手段120を別体に構成したが,13セグメント対応の受信機100,1セグメント対応の受信機110及び信号経路切換手段120を同一筐体に収納して受信装置を構成してもよい。
次に図2を用いて,本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態は,図1に示した参考例のテレビ受信システムにおいて,符号2で示すテレビ受信用増幅装置を備えることにより,ダイナミックレンジの広い,より安定した受信ができるように構成したものである。
本実施形態では,アンテナ1はテレビ放送受信用であり,地上ディジタル放送を自動車等の移動体で受信するために,ダイポールからなる3つのUHFアンテナを相互に離して配設したものである。
以下は説明を容易とするために3系統の内の1系統について説明する。
アンテナ1において受信された信号は,2に示すテレビ受信用増幅装置に入力される。
入力されたテレビ信号は,このテレビ信号を所定範囲で減衰させる第1の信号減衰手段12に入力される。
この第1の信号減衰手段12は,例えばPINダイオードからなる所謂π型の減衰器であり,後に詳述する13セグメント対応の受信機100における中央処理装置20において生成される信号減衰手段制御電圧に対応した減衰量を得るように構成されている。
尚,図には示されていないが,入力と第1の信号減衰手段12との間に,コンデンサーとコイルとから成る,VHF帯の信号や,携帯電話(例えば800MHz帯)を阻止帯域とし,UHF帯の信号を通過するように構成された例えばバンドパスフィルタ等のフィルタ手段を設けてもよい。
13は前記第1の信号減衰手段12において所定レベルだけ減衰させたテレビ信号を混合して,合成信号として出力する混合手段である。この混合手段13は例えばフェライトのコアにポリウレタン線を巻回してなる混合器から構成されている。
15−1は増幅部であって,混合手段13から出力された合成信号を,所定レベルまで増幅するためのものであり,高周波増幅素子としてのトランジスタやIC等から構成された高周波増幅回路である。次にこの増幅器15−1において所定のレベルまで増幅された信号は,第2の信号減衰手段16に入力される。この第2の信号減衰手段16は,例えばPINダイオードからなる所謂π型の減衰器であり,前記第2の信号減衰器と同様に,後に詳述する中央処理装置20において生成される信号減衰手段制御電圧に対応した減衰量を得るように構成されている。
次に第2の信号減衰手段16を通過した信号は,増幅部15−2において更に所定レベルまで増幅される。この増幅部15−2も,例えば増幅素子としてのトランジスタ若しくはIC等によって構成された高周波増幅回路であり,この増幅部15−2において所定レベルまで増幅された合成信号はこの増幅装置2から出力される。
この増幅装置2から出力された信号は,同軸ケーブル7に介設した分配手段11を介して13セグメント対応の受信機100及び1セグメント対応の受信機110に入力されている。
尚,本願の実施例ではテレビ受信用増幅装置2の動作電源は詳述されていないが,テレビ受信用増幅装置2内に,外部からの電源,例えば車のシガーライターから直流電源を得たり,AC電源から直流電源を生成する電源圧生成手段を設け,この電源電圧生成手段から直流電源を得たりするように構成してもよいし,例えば13セグメント対応の受信機100から同軸ケーブル7を介して供給される直流電源で動作させたりしてもよい。
ここで,前記第1の信号減衰手段12と第2の信号減衰手段15の制御について説明する。これらの制御信号は,13セグメント対応の受信機の中央処理装置20から出力される信号減衰手段制御信号で行われるように構成されている。
前記13セグメント対応の受信機100には,選局部21aと復調部21bとから成るフロントエンド21が備えられており,特にその選局部21aには,少なくとも受信した信号を所定レベルまで増幅する自動利得調整付きのRF増幅器が備えられており,この自動利得調整は,前記中央処理装置20が前記選局部21aや前記復調部21bにおける所定のレベルを検出することによって,これに基づいて該中央処理装置20から出力される自動利得制御信号によって制御されている。
そこで,このフロントエンドにおける自動利利得調整を利用して,この自動利得調整用の制御信号に対応して,テレビ受信用増幅装置に備えた信号減衰手段用の信号減衰手段制御信号を中央処理装置20において生成し,この信号減衰手段制御信号をもちいて,テレビ受信用増幅装置2に備えられた前記信号減衰手段12,16を制御するように構成されており,13セグメント対応の受信機のAGC OUT端子とテレビ受信用増幅装置のAGC IN端子との間に介設した信号線8を介して前記信号減衰手段制御信号が供給されるように構成されることによって,前記テレビ受信用増幅装置2は自動利得調整回路付きの増幅器として動作するように構成されているのである。
これによって,ダイナミックレンジの広いテレビ受信システムが提供できるのである。
次に,図3は,第2実施形態のテレビ受信システムの構成を表している。図3に示すように,第2実施形態のテレビ受信システムは,第1実施形態のテレビ受信システムにおいて,アンテナ1とテレビ受信用増幅装置2との間に前置増幅器3を設け,テレビ受信用増幅装置2内の入力側に電流重畳手段5を設けたものである。この結果,前置増幅器3には電流重畳手段5から電流を供給できるようになり,前置増幅器3の動作によって更にC/Nの優れた受信ができるようになる。
図4は上記実施形態の変形例を表す概略ブロック図である。
この変形例では,中央処理装置20が,13セグメント対応の受信機100において受信している放送データを取得し,その放送データに対応する1セグメント対応の受信機110のチャンネル選択制御信号を生成することによって,13セグメント対応の受信機100のチャンネル切換に連動して,1セグメント対応の受信機110のチャンネル制御を行うように構成される。
この結果,例えば13セグメント対応の受信機による受信が受信状態の劣化によって出来なくなったとしても,1セグメント対応の受信機110は,それまでに13セグメント対応の受信機100が受信していたチャンネルと連動して,同じ内容のチャンネルか,関連した番組が受信できるように自動的にチャンネルが切換わると共に,前記信号経路切換手段120も1セグメント対応の受信機からの出力信号を出力するように切換わることによって,途切れることなく連続的に地上ディジタル放送を楽しむことができる。
ここで,上記各実施形態では,前記テレビ受信用増幅装置2,前記13セグメント対応の受信機100,1セグメント対応の受信機110及び信号経路切換手段120を別体に構成したが,少なくとも,前記テレビ受信用増幅装置2,前記13セグメント対応の受信機100,1セグメント対応の受信機110及び信号経路切換手段120を同一筐体に収納してテレビ受信システムを構成してもよい。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
参考例のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。 第1実施形態のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。 第2実施形態のテレビ受信システムの構成を表す概略ブロック図である。 実施形態の変形例の構成を表す概略ブロック図である。 実施形態のテレビ受信システムを車に用いた具体例を表す説明図である。
符号の説明
1…アンテナ,2…テレビ受信用増幅装置,4…同軸ケーブル,5…電流重畳手段,7…伝送線路,8…信号線路,11…分配手段,12…第1の信号減衰手段,13…分配手段,15…増幅手段,16…第2の信号減衰手段,20…中央処理装置,21…フロントエンド,21a…選局部,21b…OFDM復調部,23…デスクランブラ−,25…多重分離部,27…MPEGデコーダ部,28…ディジタル/アナログ変換器,29…ディジタル/アナログ変換器,30…B−CASカード,100…地上ディジタルチューナー(13セグメント対応の受信機),110…地上ディジタルチューナー(1セグメント対応の受信機),110a…アンテナ,120…信号経路選択手段

Claims (3)

  1. 地上ディジタル放送用のテレビ受信システムにおいて,
    テレビ放送受信用のアンテナと,
    前記アンテナにて受信された受信信号から,希望信号を選局・復調する地上ディジタル放送用の13セグメント対応の受信装置と,
    前記アンテナ又は前記アンテナとは異なる内蔵アンテナにて受信された受信信号から,希望信号を選局・復調する地上ディジタル放送用の1セグメント対応の受信装置と,
    前記各受信装置からの出力信号をそれぞれ取り込み,該取り込んだ出力信号のどちらか一方を選択的に出力する信号経路選択手段と,
    から成り,
    前記13セグメント対応の受信装置には,
    前記希望信号の受信状態を監視し,前記希望信号の受信状態が所定の基準値を下回る場合には,前記信号経路選択手段から前記1セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力され,前記受信状態が所定の基準値以上である場合には,前記信号経路選択手段から前記13セグメント対応の受信装置からの出力信号が出力されるよう,前記信号経路選択手段の経路切換制御を行う中央処理装置が備えられ,
    前記信号経路選択手段は,前記中央処理装置からの経路切換制御信号とは別に,手動操作によっても信号経路を切り換え可能であると共に,
    前記テレビ放送受信用のアンテナから前記13セグメント対応の受信装置に至る受信信号の入力経路には,受信信号レベル調整用の信号減衰手段を備えたテレビ受信用増幅装置が備えられ,
    前記13セグメント対応の受信装置には,更に,
    選局部と復調部とからなり,該選局部に,前記テレビ受信用増幅装置を介して入力された受信信号を所定レベルまで増幅する自動利得調整付きの増幅器が設けられたフロントエンドが備えられており,
    前記中央処理装置は,前記信号経路選択手段の経路切換制御に加えて,前記フロントエンドにおける自動利得調整用の制御信号に応じて,前記テレビ受信用増幅装置に備えられた信号減衰手段の減衰量を制御する,前記テレビ受信用増幅装置の自動利得制御を行うことを特徴とするテレビ受信システム。
  2. 前記テレビ受信用増幅装置には,前記テレビ放送受信用のアンテナからの受信信号を通過させ直流電源を阻止するコンデンサーと,該コンデンサーと前記受信信号の入力端子との間に接続され,直流電源を通過させ前記受信信号を阻止するチョークコイルと,から成る電源重畳手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信システム。
  3. 前記中央処理装置は,
    前記地上ディジタル放送用の13セグメント対応の受信装置において選局されたチャンネルのサービスIDに対応する放送データを取得するように構成され,前記希望信号の受信状態が所定の基準値を下回る場合は,前記1セグメント対応の受信装置に対し,前記取得した放送データに基づいて,当該13セグメント対応の受信装置と同じ希望信号を選局させる制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビ受信システム。
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