JPH0346807A

JPH0346807A - テレビ受信用増幅器

Info

Publication number: JPH0346807A
Application number: JP18301589A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Inoue; 井上　信敬
Original assignee: Maspro Denkoh Corp
Current assignee: Maspro Denkoh Corp
Priority date: 1989-07-14
Filing date: 1989-07-14
Publication date: 1991-02-28
Anticipated expiration: 2016-04-16
Also published as: JP3156078B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はテレビ受信用増幅器に関し、更に詳しくは利得
調整機能付きのテレビ受信用増幅器に関する。

（従来の技術）従来からこの種の増幅器は増幅要素を１つのケースに収
納して構成され、テレビアンテナと共に屋根の上のマス
トに取付けられたシ、あるいはテレビ受像機の近くに置
かれたりして使用される。

（発明が解決しようとする課題）上記従来のテレビ受信用増幅器において、前者の屋根の
上に取付ける方式のものは、設置の際にテレビ受像機の
画面を見ながら利得調整することができない為、せっか
く調整して屋根から下りても画質が悪かった場合にはま
た調整する為屋根へ上らなければならず、面倒であった
。

まだテレビ受像機の近くに置く後者の方式Ｑものは、ア
ンテナから屋内の増幅器まで信号を引き込む伝送線とし
て用いられている同軸ケーブルにおいて信号が減衰して
しまうので、テレビ画面にノイズが目立つようになると
いう問題がある。

本発明の目的とするところは、テレビ受像機の近くに置
いて画面を見ながら利得調整することができ、しかも弱
電界の地域においても良質の画像が得られる、便利なテ
レビ受信用増幅器を提供することにある。

（課題を解決する為の手段）本願発明は上記目的を達成する為に前記請求の範囲記載
の通りの手段を講じたものであって、その作用は次の通
りである。

（作用）アンテナで受信されたテレビ信号はアンテナ近くの第１
の増幅部に加えられる。この為電波の弱い地域、いわゆ
る弱電界地域であっても、信号を弱めずに第１の増幅部
に加えられるので信号の質を劣化させることがない。こ
の信号は第１の増幅部の第１の増幅要素で中出力レベル
の信号に増幅され、伝送線により第２の増幅部へ送られ
る。

次に第２の増幅部にあっては、加わった信号が可変減衰
器によって減衰され、第２の増幅要素で増幅されて後段
のテレビ受像機へ出力される。上記の可変減衰器の減衰
量の調整は、調整者がテレビ受像機の画面を見ながら行
うことができる。これは第２の増幅部がテレビ受像機の
近くに置かれる為である。

尚上記の可変減衰器による減衰は第２の増幅要素での増
幅の後に行ってもよい。

（実施例）以下本願の実施例を示す図面について説明する。

第１図及び第２図はテレビ受信用増幅器を用いたテレビ
受信システムを示すもので、１はテレビＶＨＦ用のアン
テナ、２はテレビＵＨＦ用のアンテナを夫々示す。３は
第１の増幅部で、そのケースは第２図に示す様に例えば
屋根Ａの上のマスト１０に取付けられる。４は第２の増
幅部で、室内Ｂのテレビ受像機５の上あるいはその近く
に置いて使用される。６はテレビＶＨＦ用のアンテナ１
と第１の増幅部３とを結ぶ伝送線、まだ７はテレビＵＨ
Ｆ用のアンテナ２と第１の増幅部３とを結ぶ伝送線を示
し、例えば夫々短い同軸ケーブルが用いられる。８は第
１の増幅部３と第２の増幅部４とを結ぶ伝送線で、屋根
Ａから室内Ｂに至る長い距離を配線され、例えば同軸ケ
ーブルが用いられる。９は第２の増幅部４とテレビ受像
機５とを結ぶ伝送線で、これも例えば同軸ケーブルが用
いられる。

次に第１の増幅部３について詳しく説明する。

３ａは第１の入力端、３ｂは第２の入力端を示し、夫々
テレビＶＨＦ信号、テレビＵＨＦ信号が加えられる。３
ｃは出力端を示す。１１は第１のＶＨＦ増幅要素、１２
は第１のＵＨＦ増幅要素、１３け混合器を夫々示す。１
４は電源分離フィルタである。

次に第２の増幅部４について詳しく説明する。

４ａは入力端、４ｂは出力端を夫々示す。１５は電源分
離フィルタ、１６は分波器、１７はＶＨＦ用可変減衰器
、１８はＵＨＦ用可変減衰器である。これら可変減衰器
１７．１８としてはステップ的にあるいは連続的に減衰
量の変化できるものが用いられる。

１９は第２（７）ＶＨＦ増幅要素、２０は第２（７）Ｕ
ＨＦ増幅要素、２１は混合器を夫々示す。次に２２はＡ
Ｃプラグ、２３は電源トランス、２４は整流・平滑回路
を夫々示す。２５はＡＣコードである。２６はＶＨＦ用
可変減衰器１７の減衰量を調節する為のツマミ、２７は
ＵＨＦ用可変減衰器１８の減衰量を調節する為のツマミ
を夫々示す。２８はテレビ視聴者を示す。

続いて上記の構成のテレビ受信用増幅器の動作について
説明する。ＡＣプラグ２２が電源コンセントに差し込ま
れ、商用電源がトランス２３に加わり、整流・平滑回路
で一定電圧の直流にされる。この直流の電圧は、第１及
び第２のＶＨＦ増幅要素１１及び１９と、第１及び第２
のＵＨＦ増幅要素１２及び２０に夫々加わる。一方テレ
ビＶＨＦ用のアンテナ１で受信されだＶＨＦテレビ信号
は第１の増幅部３の第１の入力端３ａに、またテレビＵ
ＨＦ用のアンテナ２で受信されたＵＨＦテレビ信号は第
２の入力端３ｂに夫々加えられる。ＶＨＦテレビ信号は
第１のＶＨＦ増幅要素１１で、またＵＨＦテレビ信号は
第１のＵＨＦ増幅要素１２で、夫々増幅された後、混合
器１３で混合される。混合器１３からの信号は電源分離
フィルタ１４と伝送線８を通り、第２の増幅部４の入力
端４ａに加わる。この信号は第２の増幅部４において、
電源分離フィルタＩ５を通り、分波器１６で分波される
。分波されて得られた信号のうちＶ　ＨＦテレビ信号は
、可変減衰器１７と第２のＶ　ＨＦ増幅要素１９を通っ
て混合器２１に加わる。一方ＵＨＦテレビ信号は可変減
衰器１８と第２のＵＨＦ増幅要素２０を通って混合器２
１に加わる。

混合器２１においてはこれらのＶＨＦテレビ信号とＵＨ
Ｆテレビ信号とが混合されて、出力端４ｂから出力され
る。この信号は伝送線９を通シ、テレビ受像機５で受信
される。

次ＫＶＨＦ’テレビ信号について、テレビ受信システム
中の各点における信号のレベルや各回路部材の利得また
は損失等は第１表に示す通りである。

尚使用帯域を示すＶＨＦの用語は省略して示しである。

尚ＵＨＦテレビ信号については、第１表のアンテナ１を
アンテナ２と、また第１の増幅要素１１を第１の増幅要
素１２と、また可変減衰器１７を可変減衰器１８と、そ
して第２の増幅要素１９を第２の増幅要素２０と夫々読
みかえて理解されたい。

上記第１表から明らかな如く、第１のＶ）ＩＦ増幅要素
１１の出力レベルは高々１００ｄＢμの中出力である。

このことは第１のＶＨＦ増幅要素１１に高出力の増幅素
子を用いなくてもよく、増幅器が安価に構成できること
を意味する。

また上記実施例のテレビ受信用増幅器は第２の増幅部４
のみに整流・平滑回路２４を備え、この出力を電源分離
フィルタ１５と伝送線８を介して第１の増幅部３へも供
給するようにしている為、整流・平滑回路が１個で済む
という利点もある。

更に、第１の増幅要素１１の利得は、アンテナ１の出力
が８０ｄＢμと比較的高くても増幅素子が歪まｈい様に
約２ＱｄＢ位に設定され、第２の増幅要素１９の利得は
、アンテナ１の出力が５０ｄＢμと比較的低くてもテレ
ビ受像機５に充分なレベルで送り出せる様に、約１０　
ｄＢ位に設定されている。これはアンテナ出力１が５０
ｄＢμと低くても８０ｄＢμと高くても、良質の信号を
テレビ受像機５へ送り出せる様にしたものである。

次に第３図は第１の増幅部３の異なる例を示すものであ
る。図において前回と同一あるいは均等機能のものには
同一の符号にアルファベットのｅを付して示し、重複す
る説明は省略する（以下も同様の考えでアルファベット
のｆを付して示す）。

３ｄは第２の入力端で、ＶＨＦテレビ信号とＵＨＦテレ
ビ信号の混合信号、またはＵＨＦテレビ信号のみが加え
られる。３０はＶＨＦテレビ信号が通過スルローパスフ
ィルタ、３１はＵＨＦ”テレビ信号が通過するバイパス
フィルタを夫々示す。３２は二連のスイッチで、第２の
入力端３ｄからＵＨＦテレビ信号のみが加えられる場合
には接点３２ａの側に、またＶＨＦテレビ信号とＵＨＦ
テレビ信号の混合信号が加えられる場合には接点３２ｂ
の側に夫々切替えられる。３３は終端抵抗器を示す。

ＶＨＦテレビ信号とＵＨＦテレビ信号とが別入力の場合
にはスイッチ３２が接点３２ａの側へ切替えられて使用
され、第１の入力端３２ｅに加わったＶ）ＩＦ子テレビ
号は第１のＶＩ（Ｆ増幅要素Ｌｉｅに伝わり、第２の入
力端３ｄに加わったＵＨＦテレビ信号はバイパスフィル
タ３１を通過して、第１のＵＨＦ増幅要素１２ｅに伝わ
る。一方Ｖ　ＨＦテレビ信号とＵＨＦテレビ信号との混
合信号を第２の入力端３ｄで受信する場合には、スイッ
チ３２が接点３２ｂの側に切替えられて使用され、ＶＨ
Ｆテレビ信号の方はローパスフィルタ３０とスイッチ３
２ヲ通り、第１のＶＨＦＨＦ増幅要素１２ｅわる。また
ＵＨＦテレビ信号の方はバイパスフィルタ３１を通り、
第１のＵＨＦ増幅要素１２ｅに伝わる。

この例の場合にはアンテナがテレビＶＨＦ、！：ＵＨＦ
のオールバンド受信用であっても簡単に配線することが
できる。

次に第４図は第２の増幅部の異なる例を示したものであ
る。この例の第２の増幅部４ｆは、増幅要素として第２
のＵＨＦ増幅要素２０　ｆのみを備えている。地域によ
ってはこの様な増幅器も使用できる０（発明の効果）以上のように本願にあっては、テレビ受像機の近くに置
かれた第２の増幅部で、テレビ画面を見ながら可変減衰
器の減衰量を調節することにより、いちいち屋根に上ら
なくても簡単に最良の受信状態に合わせられるという効
果がある。

しかも第１の増幅部はアンテナのすぐ近くに置かれるか
ら、伝送線での無用な損失を生ずる前にテレビ信号を第
１の増幅部で増幅することができ、テレビ受像機で良質
の画像が楽しめるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例に関するもので、第１図はテレビ受
信用増幅器を用いたテレビ受信システムのブロック回路
図、第２図は第１図のテレビ受信システムの略示図、第
３図は異なる第１の増幅部を示すブロック回路図、第４
図は異なる第２の増幅部を示すブロック回路図。１・・・アンテナ（テレビＶＨＦ用）、２・・・アンテ
ナ（テレビＵＨＦ用）、３・・・第１の増幅部、４・−
−第２の増幅部、５・・・テレビ受像機、８・・・伝送
線、１１・・・第１の（ＶＨＦ）増幅要素、１２・・・
第１の（ＵＨＦ）増幅要素、１７・・・可変減衰器（Ｖ
ＨＦ）、１８・・・可変減衰器（ＵＨＦ）、１９・・・
第２の（ＶＨＦ）増幅要素、２０・・・第２の（ＵＨＦ
）増幅要素、２６・拳−ＶＨＦ用ツマミ、２７・・・Ｕ
ＨＦ用ツマミ。第２図

Claims

【特許請求の範囲】

アンテナ近くに設置される第１の増幅部と、テレビ受像
機近くに設置される第２の増幅部とから成り、上記アン
テナで受信したテレビ信号を上記第１の増幅部における
第１の増幅要素で増幅し、伝送線を通して上記第２の増
幅部に伝え、この第２の増幅部の第２の増幅要素で再び
増幅してテレビ受像機へ送出しているテレビ受信用増幅
器であって、上記第２の増幅部には上記第２の増幅要素
に直列的に可変減衰器が設けてあることを特徴とするテ
レビ受信用増幅器。