JPH06326534A - Tv受信用増幅装置 - Google Patents

Tv受信用増幅装置

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Publication number
JPH06326534A
JPH06326534A JP13507793A JP13507793A JPH06326534A JP H06326534 A JPH06326534 A JP H06326534A JP 13507793 A JP13507793 A JP 13507793A JP 13507793 A JP13507793 A JP 13507793A JP H06326534 A JPH06326534 A JP H06326534A
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JP
Japan
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amplifier
television
amplifying device
separation filter
power source
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JP13507793A
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Inventor
Katsuji Yagi
勝司 八木
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ受像機を視ながら調整ができるテレビ
受信用増幅装置において、入力レベルのダイナミックレ
ンジを広げて電界強度が大きく異なる地域に共通に使用
できるようにすること。 【構成】 テレビアンテナの近くに第1の増幅装置1を
設置し、テレビ受像機の近くに第2の増幅装置10を設
置し、第1の増幅装置1内の増幅器3に並列に減衰器4
を設け、電界強度が大きい時は減衰器4の経路を選択し
て第2の増幅装置10へ受信したテレビ信号を伝送し、
電界強度が小さいときは第1の増幅器3の経路を選択し
て第2の増幅装置10へ受信したテレビ信号を伝送する
ことによりダイナミックレンジを広げるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビアンテナで受信
された信号を増幅するためのTV受信用増幅装置に関す
るものであり、特に強電界でも弱電界でも使用すること
が出来るTV受信用増幅装置に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からTV受信用増幅装置は、水密の
ケースに収納されて屋根の上のテレビアンテナのマスト
に取り付けられたり、テレビ受像機の上等に設置された
りしていた。このようなTV受信用増幅装置によると、
前者の屋根の上に取り付けるものは取り付けの際にテレ
ビ受像機の画面を視ながら利得調整することが出来ない
ため、テレビ受像機の前と屋根の上とを往復しながら利
得調整しなければならず、作業効率が著しく悪かった。
【0003】一方、後者のテレビ受像機の上等に設置さ
れるものは、テレビ受像機の画面を視ながら利得の調整
が出来るものの、テレビアンテナとテレビ受像機間のケ
ーブルの長さが長いことから、このケーブルによってア
ンテナ受信信号が減衰してしまい、テレビ画面にノイズ
が目立つようになる。このような問題点を解決するため
に、特開平3−46807号公報に記載されているよう
なTV受信用増幅装置が従来提案されている。このTV
受信用増幅装置を図3に示す。
【0004】この図において、90はVHF受信用テレ
ビアンテナ、91はUHF受信用テレビアンテナ、10
0はテレビアンテナのマストに取り付けられる第1の増
幅装置、101はVHF受信用アンテナ90で受信した
VHF帯のテレビ信号の増幅器、102はUHF受信用
テレビアンテナ91で受信したUHF帯のテレビ信号の
増幅器、103は増幅器101と増幅器102との出力
を混合する混合器(MIX)、104は同軸ケーブル1
32を介して送られてきた直流電源を分離して取り出す
電源分離フィルター(FIL)、105は第1の増幅装
置100の出力端子である。
【0005】さらに、110はテレビ受像機の近くに設
置される第2の増幅装置、111は第2の増幅装置の入
力端子、112は同軸ケーブル132に直流電源を乗せ
る電源分離フィルター(FIL)、113はVHF帯の
テレビ信号とUHF帯のテレビ信号とに分離する分波器
(DIV)、114はVHF帯のテレビ信号を減衰する
可変減衰器(ATT)、115はVHF帯のテレビ信号
を増幅する増幅器、116はUHF帯のテレビ信号を減
衰する減衰器(ATT)、117はUHF帯のテレビ信
号を増幅する増幅器、118は増幅器115と増幅器1
17との出力を混合する混合器(MIX)、119は商
用電源電圧を変圧するトランス、120はトランス11
9の出力交流電圧を直流電圧に変換する整流・平滑回
路、121は第2の増幅装置110の出力端子、130
は第2の増幅装置110の出力が印加されるテレビ受像
機、131は商用電源に接続される電源端子、132は
第1の増幅装置100と第2の増幅装置110とを接続
する同軸ケーブルである。
【0006】この図に示すテレビ受信用増幅装置は、V
HFテレビアンテナ90及びUHFテレビアンテナ91
で受信されたテレビ信号が、それぞれ増幅器101,1
02で増幅されたのち、混合器103に印加される。こ
の混合器103に印加されたVHF帯のテレビ信号はU
HF帯のテレビ信号と混合されて、電源分離フィルター
104に印加されて第2の増幅装置110に同軸ケーブ
ル132を介して伝送される。なお、増幅器101及び
増幅器102の電源として、電源分離フィルター104
により信号ラインである同軸ケーブル132から分離し
て取り出された直流電源が印加されている。
【0007】第2の増幅装置110では、伝送されたテ
レビ信号を電源分離フィルター112を介して分波器1
13に印加し、VHF帯のテレビ信号とUHF帯のテレ
ビ信号とに分離して、それぞれ可変減衰器114、可変
減衰器116に印加する。可変減衰器114の出力はV
HF帯の増幅器115により増幅され、可変減衰器11
6の出力はUHF帯の増幅器117により増幅され、両
増幅器115,117の出力が混合器118に印加され
てVHF帯のテレビ信号とUHF帯のテレビ信号とが混
合される。
【0008】この混合出力はテレビ受像機130に印加
される。また、商用電源に接続された端子131からの
商用電源はトランス119により所定の電圧に変圧され
たのち、整流・平滑回路120により直流電圧に変換さ
れて、増幅器115,117に電源として印加されると
共に、電源分離フィルター112により同軸ケーブル1
32を介して第1の増幅装置100に伝送される。伝送
された直流電源は、上述したように電源分離フィルター
104により取り出されて第1の増幅装置100の増幅
器101,102の電源として使用される。
【0009】このように構成されたテレビ受信用増幅装
置によれば、テレビ受像機130の画面を視ながらテレ
ビ受像機130の近くに設置した第2の増幅装置110
の可変減衰器114,116を調整することにより利得
調整を行うことが出来るため、屋根とテレビ受像機の前
を往復する必要がなくなる。さらに、テレビアンテナの
近くに第1の増幅装置が設置されているため、同軸ケー
ブル132によりテレビ信号が減衰してもテレビ画面に
スノーノイズが生じることがない。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】テレビ信号の電界強
度は地域により大きく異なり、強電界地域では100d
bμVを越える地域があり、弱電界地域では30dbμ
Vを下回る地域もある。このように、電界強度の異なる
地域に同じ規格のテレビ受信用増幅装置を使用すると、
強電界地域ではテレビ信号がひずんで同期が乱れたり画
像信号が飽和したりするようになり、弱電界地域ではテ
レビ受像機に入力するテレビ信号のレベルが小さすぎて
画面にスノーノイズが現れるようになるため、電界強度
の異なる地域毎に利得の異なる機種のTV受信用増幅装
置を使用する必要がある。
【0011】このことを次に詳しく説明する。まず、4
0dbの利得を有し、最大出力105dbμV、可変減
衰量10dbのテレビ受信用増幅装置を用いたとする。
この時の許容最大入力レベルVmaxは、 Vmax=105dbμV−40db+10db=75dbμV となり、75dbμVを越える電界強度の地域ではテレ
ビ信号は歪んでしまうことになる。
【0012】また、テレビ受像機は良好な画面を表示す
るためには約80dbμV程度の入力レベルを必要とす
るので、この時の最低入力レベルVminは、 Vmin=80dbμV−40db=40dbμV の電界強度が必要となり、40dbμVを下回る電界地
域では画面にスノーノイズが現れてしまう。さらに、同
軸ケーブルの損失を5dbとすれば45dbμVの電界
強度が必要となる。したがって、このテレビ受信用増幅
装置は45〜75dbμVの電界強度の地域でしか使用
することが出来ない。
【0013】次に、テレビ受信用増幅装置の機種を替え
て、利得25db、最大出力105dbμV、可変減衰
量20dbの増幅装置とすると、許容最大入力レベルV
maxは、 Vmax=105dbμV−25db+20db=100dbμV となり、最低レベルVminは、 Vmin=80dbμV−25db=55dbμV となる。同軸ケーブルの損失を5dbとすると60db
μVの電界強度が必要となるから、このテレビ受信用増
幅装置は、60〜100dbμVの電界強度の地域でし
か使用することが出来ない。
【0014】そこで、図3に示すテレビ受信用増幅装置
について使用できる電界強度の地域を検討すると、第1
の増幅器101の利得は20db、最大出力100db
μVとされ、第2の増幅器115の利得は10db、可
変減衰器114の減衰量は0〜20dbとされている。
この時の許容最大入力レベルVmaxは第1の増幅器1
01が飽和しないレベルで決まることから、 Vmax=100dbμV−20db=80dbμV となり、最低入力レベルVminは、 Vmin=80dbμV−20db−10db=50dbμV となり、伝送用の同軸ケーブルの損失を5dbとすれ
ば、55dbμVの電界強度が必要となる。
【0015】したがって、上記従来のテレビ受信用増幅
装置の場合は、80〜55dbμVの地域でしか使用す
ることが出来ない。すなわち、このようなテレビ受信用
増幅装置を電界強度の大きく異なる地域で使用するに
は、利得の異なる機種を多数揃えておき使用する地域の
電界強度に応じて採用する機種を選定しなければならな
いという問題点があった。そこで、本発明は電界強度が
大きく異なる地域でも同じ規格の機種で対応できる入力
レベルのダイナミックレンジの広いテレビ受信用増幅装
置を提供することを目的をしている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、テレビアンテナの近くに設置される第1の
増幅装置内に第1の増幅器に並列に減衰器を設け、電界
強度が小さいときは第1の増幅器の経路を選択し、電界
強度が大きい時は減衰器の経路を選択して第1の増幅装
置から出力するようにしたものである。さらに、上記選
択するための選択信号を第1の増幅装置から第2の増幅
装置へテレビ信号を伝送する同軸ケーブルを共用して伝
送するようにしたものである。
【0017】
【作用】本発明のテレビ受信用増幅装置によれば、第1
の増幅装置内に設けた減衰器によりダイナミックレンジ
を大きくすることが出来るため、電界強度が大きく異な
る地域においても使用することが出来るようになる。さ
らに、第1の増幅装置内の増幅器の経路と減衰器との経
路の選択信号を同軸ケーブルを共用して伝送することが
出来るため、部品点数を削減できかつ設置のための作業
を簡単にすることが出来るようになる。
【0018】
【実施例】本発明のテレビ受信用増幅装置のブロック図
を図1に示す。この図において、1はテレビアンテナで
受信されたテレビ信号が入力されるテレビアンテナの近
くに設置される第1の増幅装置、2−1,2−2は電源
が印加された時に第1の増幅器3の経路側の接点に接続
され、電源が印加されない時は減衰器4側の接点に接続
されるリレー(RY1,RY2)、3はテレビ信号を増
幅する第1の増幅器、4はテレビ信号を減衰する減衰
器、5は同軸ケーブル22から伝送されてきた直流電源
を分離して取り出し、第1の増幅器3とリレー2−1,
2−2に印加する第1の電源分離フィルターである。
【0019】さらに、10は第1の増幅装置1に同軸ケ
ーブル22で接続され、テレビ受像機23の近くに設置
される第2の増幅装置、11は第1の増幅装置1側へ直
流電源を伝送するための第2の電源分離フィルター、1
2は第2の増幅器13の利得を制御するための可変減衰
器、13は第1の増幅装置1から伝送されてきたテレビ
信号を増幅する増幅器、14は第1の増幅装置1へ電源
を伝送する時に閉じるスイッチ(SW)、15は供給さ
れた商用電源を直流電源に変換する電源回路、21はテ
レビアンテナで受信したテレビ信号を第1の増幅装置1
へ供給するための同軸ケーブル、22は第1の増幅装置
と第2の増幅装置を接続する同軸ケーブル、23は第2
の増幅装置10の出力が供給されるテレビ受像機、24
は商用電源に接続されるプラグである。
【0020】この図に示すテレビ受信用増幅装置の動作
を、まず、テレビ受像機23にスノーノイズが生じてい
る場合について説明する。テレビ受像機23にスノーノ
イズが生じている時はテレビ受像機23に供給されるテ
レビ信号のレベルが低いときである(弱電界の地域)。
この場合は、TV受信用増幅装置によりテレビアンテナ
で受信したテレビ信号を増幅してテレビ受像機23に供
給するために、テレビ受像機23の近くに設置した第2
の増幅装置10側において、スイッチ14を閉じる。
【0021】すると、電源回路15からの直流電源が電
源分離フィルター11に印加され、この電源分離フィル
ター11は印加された直流電源を同軸ケーブル22上に
出力するため、この直流電源は同軸ケーブル22を介し
て第1の増幅装置1へ供給されるようになる。第1の増
幅装置1へ供給された直流電源は第1の電源分離フィル
ター5により直流電源が分離してとりだされ、第1の増
幅器3に印加されると共に、リレー2−1,2−2に供
給される。このため、第1の増幅器3は作動状態とされ
て入力された信号を増幅するようになる。また、リレー
2−1,2−2も作動されそれらの接点が第1の増幅器
3側の経路に接続される。
【0022】これにより、テレビアンテナで受信された
テレビ信号はリレー2−1の接点を介して第1の増幅器
3により増幅され、さらにリレー2−2の接点を介して
第1の電源分離フィルター5に印加されることになる。
このテレビ信号は第1の電源分離フィルター5をそのま
ま通過して、第1の増幅装置1から同軸ケーブル22を
介して第2の増幅装置10に伝送される。伝送された増
幅されたテレビ信号は第2の増幅装置10に供給され
て、第2の電源分離フィルター11をそのまま通過して
可変減衰器12に印加される。そして、可変減衰器12
の出力信号は第2の増幅器13により増幅されて第2の
増幅装置10から出力されて、テレビ受像機23に供給
される。
【0023】この時、テレビ受像機23の画面を視なが
ら上記可変減衰器12の減衰量を調節することにより、
テレビ受信用増幅装置全体の利得を調整して最適の画面
が得られるようになる。このように動作・調整すること
により、スノーノイズのない良好な画面をテレビ受像機
23に表示することが出来る。次に、テレビ受像機23
に入力されるテレビ信号のレベルが大きすぎて、例えば
同期状態が不安定になっているときは、強電界地域にア
ンテナが設置されている場合である。
【0024】この時は、第2の増幅装置10において、
スイッチ14を開き電源回路15からの直流電源が第2
の電源分離フィルター11に印加されないようにする。
すると、当然のことながら第2の電源分離フィルター1
1からは直流電源が出力されなくなるので、第1の増幅
装置1内の第1の電源分離フィルター5にも直流電源が
供給されなくなる。よって、電源分離フィルター5によ
り分離された直流電源により作動されていた第1の増幅
器3及びリレー2−1,2−2は作動しなくなると共
に、リレー2−1,の2−2の接点は減衰器4側へ切り
替えられることになる。
【0025】したがって、テレビアンテナで受信された
テレビ信号はリレー2−1の接点を介して減衰器4で減
衰され、さらにリレー2−2の接点を介して第1の電源
分離フィルター5に印加されるようになる。このテレビ
信号は第1の電源分離フィルター5をそのまま通過して
第1の増幅装置1から同軸ケーブル22を介して第2の
増幅装置10に伝送される。伝送されたテレビ信号は、
第1の電源分離フィルター11をそのまま通過して可変
減衰器12に印加され、さらに第2の増幅器13により
増幅されて第2の増幅装置10から出力される。
【0026】そして、第2の増幅装置10から出力され
てテレビ信号が供給されるテレビ受像機23の画面を視
ながら、可変減衰器12を調整することにより同期等の
乱れのない安定な画像が得られるようにする。このよう
にTV受信用増幅装置を動作・調整することにより強電
界地域においても良好な画像を得ることが出来る。
【0027】次に、このテレビ受信用増幅装置の入力レ
ベルのダイナミックレンジにつき説明する。第1の増幅
装置1内の第1の増幅器3の利得を20db、最大出力
を100dbμVとし、減衰器4の減衰量を10dbと
する。そして、第2の増幅装置10内の可変減衰器12
の減衰量を0から25db、第2の増幅器13の利得を
35db、最大出力を105dbμVとする。この時の
最大許容入力レベルVmaxは、第1の増幅装置1では
減衰器4を選択している場合であり、第2の増幅装置1
0では可変減衰器12の減衰量を最大の25dbとした
場合に第2の増幅器13が飽和するレベルとなるから、 Vmax=105dbμV+10db+25db−35db =105dbμV となる。
【0028】また、最小入力レベルVminは、第1の
増幅装置1において第1の増幅器3を選択し、第2の増
幅装置10において可変減衰器12の減衰量を0dbと
した場合であるから、 Vmin=80dbμV−20db−35db=25dbμV となり、同軸ケーブル22の減衰量を5dbとしても3
0dbμVとなる。このように、図1に示すテレビ受信
用増幅装置においては電界強度が30dbμV〜105
dbμVという広い入力レベルの範囲に対応することが
できるため(入力レベルのダイナミックレンジは75d
b)、電界強度が大きく異なる地域においても同じ規格
のもので対応できるテレビ受信用増幅装置とすることが
出来る。
【0029】次に、図2にVHF帯のテレビ信号とUH
F帯のテレビ信号とを増幅するTV受信用増幅装置のブ
ロック図を示す。この図において、1はテレビアンテナ
で受信されたテレビ信号が入力されるテレビアンテナの
近くに設置される第1の増幅装置、2−1,2−2は電
源が印加された時に第1のVHF増幅ユニット3−1及
び第1のUHF増幅ユニット3−2の経路側の接点に接
続され、電源が印加されない時は減衰器4側の接点に接
続されるリレー(RY1,RY2)、3−1はVHF帯
のテレビ信号を増幅する第1のVHF増幅ユニット、3
−2はUHF帯のテレビ信号を増幅する第1のUHF増
幅ユニットである。
【0030】また、4はテレビアンテナで受信されたテ
レビ信号を減衰する減衰器、5は同軸ケーブル22から
伝送されてきた直流電源を分離して取り出し、増幅ユニ
ット3−1,3−2とリレー2−1,2−2に作動電源
として印加する第1の電源分離フィルター、6はVHF
帯とUHF帯とのテレビ信号とを分波する第1の分波
器、7はVHF帯とUHF帯とのテレビ信号とを分波す
る第1の混合器である。
【0031】さらに、10は第1の増幅装置1に同軸ケ
ーブル22で接続され、テレビ受像機23の近くに設置
される第2の増幅装置、11は第1の増幅装置1側へ直
流電源を伝送するための第2の電源分離フィルター、1
2−1は第2のVHF増幅ユニット13−1の利得を制
御するための第1の可変減衰器、12−2は第2のUH
F増幅ユニット13−2の利得を制御するための第2の
可変減衰器、13−1はVHF帯のテレビ信号を増幅す
る第2のVHF増幅ユニット、13−2はUHF帯のテ
レビ信号を増幅する第2のUHF増幅ユニットである。
【0032】そして、14は第1の増幅装置1へ電源を
伝送する時に閉じるスイッチ(SW)、15は供給され
た商用電源を変換して直流電源とする電源回路、16は
VHF帯とUHF帯とのテレビ信号を分波する第2の分
波器、17はVHF帯とUHF帯とのテレビ信号とを混
合する第2の混合器、21はテレビアンテナで受信した
テレビ信号を第1の増幅装置1へ供給するための同軸ケ
ーブル、22は第1の増幅装置と第2の増幅装置を接続
する同軸ケーブル、23は第2の増幅装置10の出力が
供給されるテレビ受像機、24は商用電源に接続される
プラグである。
【0033】この図に示すテレビ受信用増幅装置を設置
した時に、テレビ受像機23に入力するテレビ信号のレ
ベルが小さい時は、第2の増幅装置2においてスイッチ
14を閉じる。すると、電源回路15からの直流電源が
第2の電源分離フィルター11に印加され、この第2の
電源分離フィルター11は印加された直流電源を同軸ケ
ーブル22上に出力するため、この直流電源は同軸ケー
ブル22を介して第1の増幅装置1へ供給されるように
なる。
【0034】第1の増幅装置1へ供給された直流電源は
第1の電源分離フィルター5により分離してとりださ
れ、第1のVHF増幅ユニット3−1及び第1のUHF
増幅ユニット3−2に印加されると共に、リレー2−
1,2−2に供給される。このため、増幅ユニット3−
1,3−2はこの直流電源により作動状態とされて入力
されたテレビ信号を増幅するようになる。また、リレー
2−1,2−2も作動されそれらの接点が切り替えられ
増幅ユニット3−1,3−2側の経路に接続される。
【0035】これにより、テレビアンテナで受信された
VHF帯のテレビ信号はリレー2−1の接点を介して第
1の分波器6により分波され、第1のVHF増幅ユニッ
ト3−1により増幅され、UHF帯のテレビ信号はリレ
ー2−1の接点を介して第1の分波器6により分波さ
れ、第1のUHF増幅ユニット3−2により増幅され
る。
【0036】さらに、第1のVHF増幅ユニット3−1
と第1のUHF増幅ユニット3−2により増幅されたV
HF帯とUHF帯のテレビ信号は第1の混合器7で混合
され、リレー2−2の接点を介して第1の電源分離フィ
ルター5に印加される。この混合されたテレビ信号は第
1の電源分離フィルター5をそのまま通過して、第1の
増幅装置1から同軸ケーブル22を介して第2の増幅装
置10に伝送される。
【0037】第2の増幅装置10に伝送された混合され
たテレビ信号は、第2の電源分離フィルター11をその
まま通過して第2の分波器16に印加され、再度VHF
帯のテレビ信号とUHF帯のテレビ信号とに分波され
る。分波されたVHF帯のテレビ信号は第1の可変減衰
器12−1に印加されて減衰され、さらに第2のVHF
増幅ユニット13−1により増幅されて第2の混合器1
7に印加される。
【0038】また、第2の分波器16で分波されたUH
F帯のテレビ信号は第2の可変減衰器12−2に印加さ
れて減衰され、さらに第2のUHF増幅ユニット13−
2により増幅されて第2の混合器17に印加される。第
2の混合器17により混合されたVHF帯とUHF帯の
テレビ信号は第2の増幅装置10から出力されて、テレ
ビ受像機23に供給される。この時、テレビ受像機23
の画面を視ながら上記可変減衰器12−1あるいは12
−2の減衰量を調節することにより、テレビ受信用増幅
装置全体の利得を調整して最適の画面が得られるように
なる。このように動作・調整することにより、良好な画
面をテレビ受像機23に表示することが出来る。
【0039】次に、テレビ受像機23に入力されるテレ
ビ信号のレベルが大きすぎて、例えば同期状態が不安定
になっているときは、第2の増幅装置10において、ス
イッチ14を開き電源回路15からの直流電源が第2の
電源分離フィルター11に印加されないようにする。す
ると、第2の電源分離フィルター11からは直流電源が
出力されなくなるので、第1の増幅装置1内の第1の電
源分離フィルター5にも直流電源が供給されなくなる。
よって、電源分離フィルター5により分離された直流電
源により作動されていた第1のVHF増幅ユニット3−
1、UHF増幅ユニット3−2及びリレー2−1,2−
2は作動が停止されると共に、リレー2−1,2−2の
接点は減衰器4側へ切り替えられることになる。
【0040】すると、テレビアンテナで受信されたテレ
ビ信号はリレー2−1の接点を介して減衰器4で減衰さ
れ、さらにリレー2−2の接点を介して第1の電源分離
フィルター5に印加されるようになる。このテレビ信号
は第1の電源分離フィルター5をそのまま通過して第1
の増幅装置1から同軸ケーブル22を介して第2の増幅
装置10に伝送される。
【0041】伝送されたテレビ信号は、第2の電源分離
フィルター11をそのまま通過して第2の分波器16に
印加され、再度VHF帯のテレビ信号とUHF帯のテレ
ビ信号とに分波される。分波されたVHF帯のテレビ信
号は第1の可変減衰器12−1に印加されて減衰され、
さらに第2のVHF増幅ユニット13−1により増幅さ
れて第2の混合器17に印加される。また、第2の分波
器16で分波されたUHF帯のテレビ信号は第2の可変
減衰器12−2に印加されて減衰され、さらに第2のU
HF増幅ユニット13−2により増幅されて第2の混合
器17に印加される。
【0042】この第2の混合器17により混合されたV
HF帯とUHF帯のテレビ信号は第2の増幅装置10か
ら出力されて、テレビ受像機23に供給される。そし
て、第2の増幅装置10から出力されてテレビ信号が供
給されるテレビ受像機23の画面を視ながら、可変減衰
器12を調整することにより同期等の乱れのない安定な
画像が得られるようになる。このようにTV受信用増幅
装置を動作・調整することにより強電界地域においても
良好な画像を得ることが出来る。
【0043】図2に示すTV受信用増幅装置の入力レベ
ルのダイナミックレンジは、第1のVHF増幅ユニット
3−1と第1のUHF増幅ユニット3−2の利得は20
db、最大出力100dbμVとされ、減衰器4の減衰
量10dbであり、第1,第2の可変減衰器12−1,
12−2の可変減衰量は0〜25dbとされ、第2のV
HF増幅ユニット13−1と第2のUHF増幅ユニット
の利得は35db,最大出力105dbμVとされてい
るため、図1に示すテレビ受信用増幅装置と同じ30d
bμV〜105dbμVの範囲の入力レベルに対応する
ことができるようになり、75dbの広いダイナミック
レンジを得ることができる。
【0044】なお、リレー2−1,2−2としては一般
に使用されている通過ロスの極少な高周波リレーが好適
である。この場合リレーのVSWRは1、4以下でアイ
ソレーションが50db以上のリレーが望ましい。ま
た、リレーに変えて高周波特性の優れた電子スイッチを
使用してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明のテレビ受信用増幅装置は上記の
ように構成したので、強電界地域で使用する時は第1の
増幅装置内に設けた減衰器を選択して入力オーバーの対
策として使用し、弱電界地域で使用する時は第1の増幅
装置内の増幅器を選択して使用することにより入力レベ
ルのダイナミックレンジを広くすることが出来るため、
電界強度が大きく異なる地域においても、利得の異なる
機種を揃えることなく1機種のもので対応可能とするこ
とができる。
【0046】このため、テレビ受信用増幅装置の設置作
業をする場合利得の異なる数機種のものを予め用意し、
使用する地域に適した利得の機種のものを交換しながら
選択するといった面倒な作業を省くことができる。さら
に、第1の増幅装置内の増幅器の経路と減衰器との経路
の選択信号を同軸ケーブルを共用して伝送することが出
来るため、部品点数を削減できかつ設置のための作業を
簡単にすることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビ受信用増幅装置のブロック図を
示す。
【図2】本発明の他のテレビ受信用増幅装置のブロック
図を示す。
【図3】従来のテレビ受信用増幅装置のブロック図を示
す。
【符号の説明】
1 第1の増幅装置 2−1,2−2 リレー 3 第1の増幅器 3−1,13−1,101,115 VHF増幅器 3−2,13−2,102,117 UHF増幅器 4 減衰器 5,104 第1の電源分離フィルター 6,16113 分波器 7,17,103,118 混合器 10 第2の増幅装置 11,112 第2の電源分離フィルター 12,12−1,12−2,114,116 可変減衰
器 13 第2の増幅器 14 スイッチ 15 電源回路 21,22,132 同軸ケーブル 23,130 テレビ受像機 24,131 商用電源プラグ 90 VHFアンテナ 91 UHFアンテナ 105 出力端子 119 トランス 120 整流/平滑回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の増幅器と、 該第1の増幅器に並列に設置される減衰器と、 アンテナで受信したテレビ信号を、並列に設置された上
    記第1の増幅器か、上記第1の減衰器かのいずれかの経
    路を介して選択出力するための第1の選択手段と、 該第1の選択手段からの出力が印加されると共に、出力
    端子にその出力が接続される第1の電源分離フィルター
    とからなるアンテナ近傍に設置される第1の増幅装置
    と、 入力端子に接続された第2の電源分離フィルターと、 該第2の電源分離フィルターに接続された可変減衰器
    と、 該可変減衰器に接続され、その出力がテレビ受像機に印
    加される第2の増幅器と、 上記第2の電源分離フィルターに直流電源を選択的に印
    加する第2の選択手段からなる第2の増幅装置を備え、 上記第1の増幅装置の出力端子と、第2の増幅装置の入
    力端子間を伝送路で接続すると共に、第2の電源分離フ
    ィルターに選択的に印加された直流電源を上記伝送路を
    介して第1の増幅装置に伝送し、 伝送された直流電源を上記第1の電源分離フィルターで
    取り出し、第1の増幅器及び第1の選択手段とに作動電
    源として印加することにより、第1の増幅器の経路を選
    択することを特徴とするTV受信用増幅装置。
  2. 【請求項2】上記第1の増幅器及び第2の増幅器が、少
    なくともテレビ信号のVHF帯を増幅する増幅器と、テ
    レビ信号のUHF帯を増幅する増幅器とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のTV受信用増幅
    装置。
  3. 【請求項3】上記第1の選択手段をリレーを用いて構成
    することを特徴とする請求項1あるいは2に記載のTV
    受信用増幅装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051755A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Matsushita Electric Works Ltd テレビジョン放送用ブースタ装置
WO2003077415A1 (en) * 2002-03-13 2003-09-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Front stage amplifier with different modes

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