JPH10256932A - アナログ・ディジタル放送共用受信チューナ - Google Patents
アナログ・ディジタル放送共用受信チューナInfo
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- JPH10256932A JPH10256932A JP9055112A JP5511297A JPH10256932A JP H10256932 A JPH10256932 A JP H10256932A JP 9055112 A JP9055112 A JP 9055112A JP 5511297 A JP5511297 A JP 5511297A JP H10256932 A JPH10256932 A JP H10256932A
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/50—Tuning indicators; Automatic tuning control
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/41—Structure of client; Structure of client peripherals
- H04N21/426—Internal components of the client ; Characteristics thereof
- H04N21/42607—Internal components of the client ; Characteristics thereof for processing the incoming bitstream
- H04N21/4263—Internal components of the client ; Characteristics thereof for processing the incoming bitstream involving specific tuning arrangements, e.g. two tuners
- H04N21/42638—Internal components of the client ; Characteristics thereof for processing the incoming bitstream involving specific tuning arrangements, e.g. two tuners involving a hybrid front-end, e.g. analog and digital tuners
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アナログ放送の受信感度を低下させずに、受
信されるディジタル放送受信信号の品質を良好にできる
アナログ・ディジタル放送共用受信チューナを提供す
る。 【解決手段】 アナログ放送の空チャネルに割当てられ
たディジタル放送の低レベルの放送信号を受信し、周波
数混合器３、９と局部発振器４、１０とからなる第１及
び第２周波数変換段２、８を備えたアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナであって、第１周波数変換段２
から出力される第１中間周波信号を増幅する中間周波増
幅器６とそれに次続する第２周波数変換段８の周波数混
合器９との間に、所定減衰度とゼロ減衰度との間で切替
可能な可変減衰器７を接続し、可変減衰器７の減衰度
を、アナログ放送の受信時にゼロ減衰度になるように、
ディジタル放送の受信時に所定減衰度になるように切換
えている。
信されるディジタル放送受信信号の品質を良好にできる
アナログ・ディジタル放送共用受信チューナを提供す
る。 【解決手段】 アナログ放送の空チャネルに割当てられ
たディジタル放送の低レベルの放送信号を受信し、周波
数混合器３、９と局部発振器４、１０とからなる第１及
び第２周波数変換段２、８を備えたアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナであって、第１周波数変換段２
から出力される第１中間周波信号を増幅する中間周波増
幅器６とそれに次続する第２周波数変換段８の周波数混
合器９との間に、所定減衰度とゼロ減衰度との間で切替
可能な可変減衰器７を接続し、可変減衰器７の減衰度
を、アナログ放送の受信時にゼロ減衰度になるように、
ディジタル放送の受信時に所定減衰度になるように切換
えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ・ディジ
タル放送共用受信チューナに係わり、特に、アナログ放
送の空チャネルに割り当てた低レベルのディジタル放送
の受信時に、隣接チャネルの高レベルアナログ放送の妨
害を少なくしたアナログ・ディジタル放送共用受信チュ
ーナに関する。
タル放送共用受信チューナに係わり、特に、アナログ放
送の空チャネルに割り当てた低レベルのディジタル放送
の受信時に、隣接チャネルの高レベルアナログ放送の妨
害を少なくしたアナログ・ディジタル放送共用受信チュ
ーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送の分野において
は、これまで行なわれてきたアナログ放送に加えて、デ
ィジタル放送が開始されるようになった。
は、これまで行なわれてきたアナログ放送に加えて、デ
ィジタル放送が開始されるようになった。
【０００３】具体的には、アナログ放送の空チャネルに
低レベルのディジタル放送を割り当て、アナログ・ディ
ジタル混在放送が送信されることになる。
低レベルのディジタル放送を割り当て、アナログ・ディ
ジタル混在放送が送信されることになる。
【０００４】ところで、かかるアナログ・ディジタル混
在放送を受信する場合に用いられるアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナは、ディジタル放送を良好な状
態で受信できるように、２つの周波数変換段を有するダ
ブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共
用受信チューナが用いられている。
在放送を受信する場合に用いられるアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナは、ディジタル放送を良好な状
態で受信できるように、２つの周波数変換段を有するダ
ブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共
用受信チューナが用いられている。
【０００５】図３は、かかるアナログ・ディジタル混在
放送の構成例を示す説明図であり、図４は、前記既知の
ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナの一例を示すブロック構成図である。
放送の構成例を示す説明図であり、図４は、前記既知の
ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナの一例を示すブロック構成図である。
【０００６】図３に示されるように、アナログ・ディジ
タル混在放送は、アナログ放送チャネルＡ1 、Ａ2 の空
チャネルにディジタル放送チャネルＤを割り当てた信号
形式のものであって、ディジタル放送のレベルは、アナ
ログ放送に対して妨害を与えるのを排除するため、アナ
ログ放送レベルに対して約１０ｄＢ程度低いレベルにな
るように設定されている。
タル混在放送は、アナログ放送チャネルＡ1 、Ａ2 の空
チャネルにディジタル放送チャネルＤを割り当てた信号
形式のものであって、ディジタル放送のレベルは、アナ
ログ放送に対して妨害を与えるのを排除するため、アナ
ログ放送レベルに対して約１０ｄＢ程度低いレベルにな
るように設定されている。
【０００７】また、図４に示されるように、ダブルコン
バージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信チ
ューナは、自動利得制御高周波増幅器４１と、第１周波
数混合器４３及び第１局部発振器４４とからなる第１周
波数変換段４２と、第１中間周波信号通過フィルタ４５
と、第１中間周波信号増幅器４６と、第２周波数混合器
４８及び第２局部発振器４９とからなる第２周波数変換
段４７と、第２中間周波信号通過フィルタ５０と、第２
中間周波信号増幅器５１と、第２中間周波信号出力端子
５２とからなっている。なお、自動利得制御高周波増幅
器４１の入力側には受信アンテナ５３が接続される。
バージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信チ
ューナは、自動利得制御高周波増幅器４１と、第１周波
数混合器４３及び第１局部発振器４４とからなる第１周
波数変換段４２と、第１中間周波信号通過フィルタ４５
と、第１中間周波信号増幅器４６と、第２周波数混合器
４８及び第２局部発振器４９とからなる第２周波数変換
段４７と、第２中間周波信号通過フィルタ５０と、第２
中間周波信号増幅器５１と、第２中間周波信号出力端子
５２とからなっている。なお、自動利得制御高周波増幅
器４１の入力側には受信アンテナ５３が接続される。
【０００８】前記構成によるアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナは、概略、次のように動作する。
共用受信チューナは、概略、次のように動作する。
【０００９】アナログ・ディジタル放送（５０乃至８０
０ＭＨｚ）がアンテナ５３で受信されると、受信された
高周波信号は、自動利得制御高周波増幅器４１において
利得制御端子４１ｃに加わる利得制御電圧に対応して自
動利得制御増幅され、次続の第１周波数変換段４２に供
給される。第１周波数変換段４２において、高周波信号
は、第１周波数混合器４３で第１局部発振器４４から供
給される第１局部発振信号と周波数混合され、周波数混
合信号が次続の第１中間周波信号通過フィルタ４５に供
給される。第１中間周波信号通過フィルタ４５は、周波
数混合信号の中から第１中間周波信号（一例として１Ｇ
Ｈｚ）のみを抽出し、次続の第１中間周波信号増幅器４
６に供給する。第１中間周波信号増幅器４６は、第１中
間周波信号を所要レベルまで増幅し、次続の第２周波数
変換段４７に供給する。第２周波数変換段４７におい
て、第１中間周波信号は、第２周波数混合器４８で第２
局部発振器４９から供給される第２局部発振信号と周波
数混合され、周波数混合信号が次続の第２中間周波信号
通過フィルタ５０に供給される。第２中間周波信号通過
フィルタ５０は、周波数混合信号の中から第２中間周波
信号（一例として４４ＭＨｚ）のみを抽出し、次続の第
２中間周波信号増幅器５１に供給する。第２中間周波信
号増幅器５１は、第２中間周波信号を所要レベルまで増
幅し、第２中間周波信号出力端子５２から利用回路（図
示なし）に供給する。
０ＭＨｚ）がアンテナ５３で受信されると、受信された
高周波信号は、自動利得制御高周波増幅器４１において
利得制御端子４１ｃに加わる利得制御電圧に対応して自
動利得制御増幅され、次続の第１周波数変換段４２に供
給される。第１周波数変換段４２において、高周波信号
は、第１周波数混合器４３で第１局部発振器４４から供
給される第１局部発振信号と周波数混合され、周波数混
合信号が次続の第１中間周波信号通過フィルタ４５に供
給される。第１中間周波信号通過フィルタ４５は、周波
数混合信号の中から第１中間周波信号（一例として１Ｇ
Ｈｚ）のみを抽出し、次続の第１中間周波信号増幅器４
６に供給する。第１中間周波信号増幅器４６は、第１中
間周波信号を所要レベルまで増幅し、次続の第２周波数
変換段４７に供給する。第２周波数変換段４７におい
て、第１中間周波信号は、第２周波数混合器４８で第２
局部発振器４９から供給される第２局部発振信号と周波
数混合され、周波数混合信号が次続の第２中間周波信号
通過フィルタ５０に供給される。第２中間周波信号通過
フィルタ５０は、周波数混合信号の中から第２中間周波
信号（一例として４４ＭＨｚ）のみを抽出し、次続の第
２中間周波信号増幅器５１に供給する。第２中間周波信
号増幅器５１は、第２中間周波信号を所要レベルまで増
幅し、第２中間周波信号出力端子５２から利用回路（図
示なし）に供給する。
【００１０】この場合、アナログ・ディジタル放送共用
受信チューナにおいては、第１周波数変換段４２の第１
局部発振信号周波数を選択調整することにより、アナロ
グ放送チャネルＡ1 、Ａ2 もしくはディジタル放送チャ
ネルＤの中の１つの放送チャネルの放送が受信される。
受信チューナにおいては、第１周波数変換段４２の第１
局部発振信号周波数を選択調整することにより、アナロ
グ放送チャネルＡ1 、Ａ2 もしくはディジタル放送チャ
ネルＤの中の１つの放送チャネルの放送が受信される。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のアナログ・
ディジタル放送共用受信チューナは、アナログ放送の受
信部とディジタル放送の受信部を個別に設けることな
く、アナログ放送とディジタル放送とを選択的に受信で
きるという利点を有しているものの、この既知のアナロ
グ・ディジタル放送共用受信チューナにおけるアナログ
放送の受信感度を、この種の１つの周波数変換段を有す
る（シングルコンバージョン方式の）アナログ放送受信
チューナの受信感度に略等しくなるように設定しようと
したとき、ディジタル放送を受信する際に、このディジ
タル放送チャネルＤに隣接するアナログ放送からの妨害
成分が入り込み、受信されるディジタル放送の品質が著
しく劣化するという問題がある。
ディジタル放送共用受信チューナは、アナログ放送の受
信部とディジタル放送の受信部を個別に設けることな
く、アナログ放送とディジタル放送とを選択的に受信で
きるという利点を有しているものの、この既知のアナロ
グ・ディジタル放送共用受信チューナにおけるアナログ
放送の受信感度を、この種の１つの周波数変換段を有す
る（シングルコンバージョン方式の）アナログ放送受信
チューナの受信感度に略等しくなるように設定しようと
したとき、ディジタル放送を受信する際に、このディジ
タル放送チャネルＤに隣接するアナログ放送からの妨害
成分が入り込み、受信されるディジタル放送の品質が著
しく劣化するという問題がある。
【００１２】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、アナログ放送の受信感度を低下させず
に、受信されるディジタル放送の品質を良好にすること
が可能なアナログ・ディジタル放送共用受信チューナを
提供することにある。
で、その目的は、アナログ放送の受信感度を低下させず
に、受信されるディジタル放送の品質を良好にすること
が可能なアナログ・ディジタル放送共用受信チューナを
提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のアナログ・ディジタル放送共用受信チュー
ナは、周波数混合器の入力側に、ゼロ減衰度と所定減衰
度との間で切り替え可能な可変減衰器を接続し、この可
変減衰器の減衰度を、アナログテレビジョン放送を受信
する時にゼロ減衰度になるように切換え、ディジタルテ
レビジョン放送を受信する時に所定減衰度になるように
切換える手段を具備している。
に、本発明のアナログ・ディジタル放送共用受信チュー
ナは、周波数混合器の入力側に、ゼロ減衰度と所定減衰
度との間で切り替え可能な可変減衰器を接続し、この可
変減衰器の減衰度を、アナログテレビジョン放送を受信
する時にゼロ減衰度になるように切換え、ディジタルテ
レビジョン放送を受信する時に所定減衰度になるように
切換える手段を具備している。
【００１４】前記手段によれば、アナログテレビジョン
放送を受信する時は、接続された可変減衰器の減衰度が
ゼロ減衰度になるように設定されるので、可変減衰器が
接続されない状態に等しくなって、比較的高い受信感度
が得られ、また、ディジタルテレビジョン放送を受信す
る時は、接続された可変減衰器の減衰度が所定減衰度に
なるように設定されるので、ディジタル放送受信信号内
に入り込むアナログテレビジョン放送からの妨害成分
が、この可変減衰器において妨害を与えない程度に充分
減衰され、品質の良好なディジタル放送受信信号が得ら
れる。なお、ディジタルテレビジョン放送受信信号も、
この可変減衰器で同様に減衰を受けるが、ディジタル信
号は、２値状態（オン、オフ状態）のみ識別できれば再
生が可能であるから、このような可変減衰器の減衰によ
って受信信号の品質が劣化することがない。
放送を受信する時は、接続された可変減衰器の減衰度が
ゼロ減衰度になるように設定されるので、可変減衰器が
接続されない状態に等しくなって、比較的高い受信感度
が得られ、また、ディジタルテレビジョン放送を受信す
る時は、接続された可変減衰器の減衰度が所定減衰度に
なるように設定されるので、ディジタル放送受信信号内
に入り込むアナログテレビジョン放送からの妨害成分
が、この可変減衰器において妨害を与えない程度に充分
減衰され、品質の良好なディジタル放送受信信号が得ら
れる。なお、ディジタルテレビジョン放送受信信号も、
この可変減衰器で同様に減衰を受けるが、ディジタル信
号は、２値状態（オン、オフ状態）のみ識別できれば再
生が可能であるから、このような可変減衰器の減衰によ
って受信信号の品質が劣化することがない。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、ア
ナログ・ディジタル放送共用受信チューナは、周波数混
合器と局部発振器とからなる１つの周波数変換段を備
え、周波数混合器の入力側に、ゼロ減衰度と所定減衰度
との間で切替可能な可変減衰器を接続し、可変減衰器の
減衰度を、アナログテレビジョン放送を受信する時にゼ
ロ減衰度になるように切換え、ディジタルテレビジョン
放送を受信する時に所定減衰度になるように切換えるも
のである。
ナログ・ディジタル放送共用受信チューナは、周波数混
合器と局部発振器とからなる１つの周波数変換段を備
え、周波数混合器の入力側に、ゼロ減衰度と所定減衰度
との間で切替可能な可変減衰器を接続し、可変減衰器の
減衰度を、アナログテレビジョン放送を受信する時にゼ
ロ減衰度になるように切換え、ディジタルテレビジョン
放送を受信する時に所定減衰度になるように切換えるも
のである。
【００１６】本発明の実施の形態の具体例において、可
変減衰器の入力側に通過帯域可変フィルタを備え、その
通過帯域可変フィルタの通過帯域を受信テレビジョン放
送の周波数に応じて変えるものである。
変減衰器の入力側に通過帯域可変フィルタを備え、その
通過帯域可変フィルタの通過帯域を受信テレビジョン放
送の周波数に応じて変えるものである。
【００１７】また、本発明の実施の形態の好適例におい
て、アナログ・ディジタル放送共用受信チューナは、そ
れぞれ周波数混合器と局部発振器とからなる第１及び第
２周波数変換段を備え、第１周波数変換段から出力され
る第１中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、それ
に次続する第２周波数変換段の周波数混合器との間に、
ゼロ減衰度と所定減衰度との間で切り替え可能な可変減
衰器を接続し、可変減衰器の減衰度を、アナログテレビ
ジョン放送を受信する時にゼロ減衰度になるように切換
え、ディジタルテレビジョン放送を受信する時に所定減
衰度になるように切換えるものである。
て、アナログ・ディジタル放送共用受信チューナは、そ
れぞれ周波数混合器と局部発振器とからなる第１及び第
２周波数変換段を備え、第１周波数変換段から出力され
る第１中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、それ
に次続する第２周波数変換段の周波数混合器との間に、
ゼロ減衰度と所定減衰度との間で切り替え可能な可変減
衰器を接続し、可変減衰器の減衰度を、アナログテレビ
ジョン放送を受信する時にゼロ減衰度になるように切換
え、ディジタルテレビジョン放送を受信する時に所定減
衰度になるように切換えるものである。
【００１８】前記本発明の実施の形態によれば、アナロ
グ・ディジタル混在放送の中からアナログ放送を受信す
るときは、アナログ放送受信信号を検出して、接続され
た可変減衰器の減衰度がゼロ減衰度になるように切換え
設定するので、可変減衰器が実質的に接続されない状態
に等しくなり、受信されるアナログ放送に対して比較的
高い受信感度を得ることができ、また、ディジタル放送
を受信するときは、ディジタル放送受信信号を検出し
て、接続された可変減衰器の減衰度が所定減衰度になる
ように切換え設定するので、ディジタル放送受信信号に
入り込むアナログ放送からの妨害成分が可変減衰器によ
る所定減衰度の減衰により、妨害を与えない程度に充分
減衰されるようになり、品質の良好なディジタル放送受
信信号を得ることができる。
グ・ディジタル混在放送の中からアナログ放送を受信す
るときは、アナログ放送受信信号を検出して、接続され
た可変減衰器の減衰度がゼロ減衰度になるように切換え
設定するので、可変減衰器が実質的に接続されない状態
に等しくなり、受信されるアナログ放送に対して比較的
高い受信感度を得ることができ、また、ディジタル放送
を受信するときは、ディジタル放送受信信号を検出し
て、接続された可変減衰器の減衰度が所定減衰度になる
ように切換え設定するので、ディジタル放送受信信号に
入り込むアナログ放送からの妨害成分が可変減衰器によ
る所定減衰度の減衰により、妨害を与えない程度に充分
減衰されるようになり、品質の良好なディジタル放送受
信信号を得ることができる。
【００１９】なお、ディジタル放送を受信する際には、
受信されるディジタル放送受信信号も可変減衰器による
所定減衰度によって同様の減衰を受けるが、ディジタル
信号は、２値状態（オン、オフ状態）だけを識別するこ
とができれば再生を行なうことが可能であるから、この
ような可変減衰器の減衰によって受信信号の品質が劣化
することがない。
受信されるディジタル放送受信信号も可変減衰器による
所定減衰度によって同様の減衰を受けるが、ディジタル
信号は、２値状態（オン、オフ状態）だけを識別するこ
とができれば再生を行なうことが可能であるから、この
ような可変減衰器の減衰によって受信信号の品質が劣化
することがない。
【００２０】また、前記本発明の実施の形態において、
可変減衰器を、狭帯域周波数混合器とその入力側に接続
される増幅器との間に接続すれば、受信されるディジタ
ル放送受信信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）
特性を得ることができる。
可変減衰器を、狭帯域周波数混合器とその入力側に接続
される増幅器との間に接続すれば、受信されるディジタ
ル放送受信信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）
特性を得ることができる。
【００２１】さらに、前記本発明の実施の形態におい
て、ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル
放送共用受信チューナを用い、可変減衰器を、第２周波
数混合器とその入力側に接続される第１中間周波増幅器
との間に接続すれば、受信されるディジタル放送受信信
号の品質を良好にすることができるとともに、ディジタ
ル放送受信信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）
特性を得ることができる。
て、ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル
放送共用受信チューナを用い、可変減衰器を、第２周波
数混合器とその入力側に接続される第１中間周波増幅器
との間に接続すれば、受信されるディジタル放送受信信
号の品質を良好にすることができるとともに、ディジタ
ル放送受信信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）
特性を得ることができる。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００２３】図１は、本発明によるアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナの第１の実施例を示すブロック
構成図であって、ダブルコンバージョン方式のアナログ
・ディジタル放送共用受信チューナの例を示すものであ
る。
ル放送共用受信チューナの第１の実施例を示すブロック
構成図であって、ダブルコンバージョン方式のアナログ
・ディジタル放送共用受信チューナの例を示すものであ
る。
【００２４】図１に示されるように、第１の実施例によ
るダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放
送共用受信チューナは、自動利得制御（ＡＧＣ）高周波
増幅器１と、第１周波数混合器３及び第１局部発振器４
とからなる第１周波数変換段２と、第１中間周波信号通
過フィルタ５と、第１中間周波信号増幅器６と、可変減
衰器７と、第２周波数混合器９及び第２局部発振器１０
とからなる第２周波数変換段８と、第２中間周波信号通
過フィルタ１１と、第２中間周波信号増幅器１２と、第
２中間周波信号出力端子１３とからなっている。また、
自動利得制御高周波増幅器１の入力側には受信アンテナ
１４が接続される。
るダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放
送共用受信チューナは、自動利得制御（ＡＧＣ）高周波
増幅器１と、第１周波数混合器３及び第１局部発振器４
とからなる第１周波数変換段２と、第１中間周波信号通
過フィルタ５と、第１中間周波信号増幅器６と、可変減
衰器７と、第２周波数混合器９及び第２局部発振器１０
とからなる第２周波数変換段８と、第２中間周波信号通
過フィルタ１１と、第２中間周波信号増幅器１２と、第
２中間周波信号出力端子１３とからなっている。また、
自動利得制御高周波増幅器１の入力側には受信アンテナ
１４が接続される。
【００２５】この場合、自動利得制御高周波増幅器１
は、その利得制御端子１ｃに加えられる利得制御信号に
より、増幅する高周波信号に対して自動利得制御を行
う。可変減衰器７は、所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程
度）とゼロ減衰度との間で減衰度の切換え設定が行なわ
れるもので、ディジタル放送の受信時に、その利得設定
端子７ｃに加えられる第１利得設定信号によって所定減
衰度になるように切換え設定され、アナログ放送の受信
時に、同じく利得設定端子７ｃに加えられる第２利得設
定信号によってゼロ減衰度になるように切換え設定され
る。
は、その利得制御端子１ｃに加えられる利得制御信号に
より、増幅する高周波信号に対して自動利得制御を行
う。可変減衰器７は、所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程
度）とゼロ減衰度との間で減衰度の切換え設定が行なわ
れるもので、ディジタル放送の受信時に、その利得設定
端子７ｃに加えられる第１利得設定信号によって所定減
衰度になるように切換え設定され、アナログ放送の受信
時に、同じく利得設定端子７ｃに加えられる第２利得設
定信号によってゼロ減衰度になるように切換え設定され
る。
【００２６】なお、かかる第１の実施例によるダブルコ
ンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信
チューナ（前者）と、図４に図示された既知のダブルコ
ンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信
チューナ（後者）との構成の違いは、前者が第２中間周
波信号増幅器１２と第２周波数混合器９との間に可変減
衰器７を挿入接続しているのに対して、後者がこのよう
な可変減衰器７の挿入接続がない点にあるもので、その
他の構成については前者と後者間に実質的な違いがな
い。
ンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信
チューナ（前者）と、図４に図示された既知のダブルコ
ンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送共用受信
チューナ（後者）との構成の違いは、前者が第２中間周
波信号増幅器１２と第２周波数混合器９との間に可変減
衰器７を挿入接続しているのに対して、後者がこのよう
な可変減衰器７の挿入接続がない点にあるもので、その
他の構成については前者と後者間に実質的な違いがな
い。
【００２７】前記構成による第１の実施例のアナログ・
ディジタル放送共用受信チューナは、次のように動作す
る。
ディジタル放送共用受信チューナは、次のように動作す
る。
【００２８】始めに、チャネル選択器（図示なし）の選
択によって、アナログ放送が選択されたとすれば、第１
局部発振器４は、チャネル選択器で選択したアナログ放
送に対応した周波数の第１局部発振信号を発生してお
り、また、可変減衰器７は、その利得設定端子７ｃに供
給される第２利得設定信号によりゼロ減衰度を示すよう
に切換え設定されている。一方、チャネル選択器（図示
なし）の選択によって、ディジタル放送が選択されたと
すれば、第１局部発振器４は、チャネル選択器で選択し
たディジタル放送に対応した周波数の第１局部発振信号
を発生しており、また、可変減衰器７は、その利得設定
端子７ｃに供給される第１利得設定信号により所定減衰
度を示すように切換え設定されている。この場合、第１
利得設定信号及び第２利得設定信号は、選択された放送
がアナログ放送であるかまたはディジタル放送であるか
が検出できる構成部分、例えば、第２中間周波信号出力
端子１３に接続される信号復調器の出力等から導出され
るものである。
択によって、アナログ放送が選択されたとすれば、第１
局部発振器４は、チャネル選択器で選択したアナログ放
送に対応した周波数の第１局部発振信号を発生してお
り、また、可変減衰器７は、その利得設定端子７ｃに供
給される第２利得設定信号によりゼロ減衰度を示すよう
に切換え設定されている。一方、チャネル選択器（図示
なし）の選択によって、ディジタル放送が選択されたと
すれば、第１局部発振器４は、チャネル選択器で選択し
たディジタル放送に対応した周波数の第１局部発振信号
を発生しており、また、可変減衰器７は、その利得設定
端子７ｃに供給される第１利得設定信号により所定減衰
度を示すように切換え設定されている。この場合、第１
利得設定信号及び第２利得設定信号は、選択された放送
がアナログ放送であるかまたはディジタル放送であるか
が検出できる構成部分、例えば、第２中間周波信号出力
端子１３に接続される信号復調器の出力等から導出され
るものである。
【００２９】いま、アナログ・ディジタル混在放送（周
波数帯域５０乃至８００ＭＨｚ）がアンテナ１４で受信
されると、受信信号は、高周波信号として自動利得制御
高周波増幅器１で利得制御端子１ｃに加わる利得制御電
圧に対応して自動利得制御増幅され、次続の第１周波数
変換段２に供給される。第１周波数変換段２において、
高周波信号は、第１周波数混合器３で第１局部発振器４
４から供給される第１局部発振信号と周波数混合され、
周波数混合信号が次続の第１中間周波信号通過フィルタ
５に供給される。第１中間周波信号通過フィルタ５は、
入力された周波数混合信号の中から第１中間周波信号
（一例として周波数１ＧＨｚ）のみを抽出し、次続の第
１中間周波信号増幅器６に供給する。第１中間周波信号
増幅器６は、第１中間周波信号を所要レベルにまで増幅
し、次続の可変減衰器７に入力する。
波数帯域５０乃至８００ＭＨｚ）がアンテナ１４で受信
されると、受信信号は、高周波信号として自動利得制御
高周波増幅器１で利得制御端子１ｃに加わる利得制御電
圧に対応して自動利得制御増幅され、次続の第１周波数
変換段２に供給される。第１周波数変換段２において、
高周波信号は、第１周波数混合器３で第１局部発振器４
４から供給される第１局部発振信号と周波数混合され、
周波数混合信号が次続の第１中間周波信号通過フィルタ
５に供給される。第１中間周波信号通過フィルタ５は、
入力された周波数混合信号の中から第１中間周波信号
（一例として周波数１ＧＨｚ）のみを抽出し、次続の第
１中間周波信号増幅器６に供給する。第１中間周波信号
増幅器６は、第１中間周波信号を所要レベルにまで増幅
し、次続の可変減衰器７に入力する。
【００３０】このとき、チャネル選択器がアナログ放送
を選択していたとすれば、前述のように可変減衰器７の
減衰度がゼロ減衰度に切換え設定されていることから、
第１中間周波信号は、可変減衰器７をゼロ減衰で通過
し、次続の第２周波数変換段８に供給される。
を選択していたとすれば、前述のように可変減衰器７の
減衰度がゼロ減衰度に切換え設定されていることから、
第１中間周波信号は、可変減衰器７をゼロ減衰で通過
し、次続の第２周波数変換段８に供給される。
【００３１】これに対して、チャネル選択器がディジタ
ル放送を選択していたとすれば、前述のように可変減衰
器７の減衰度が所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程度）に
切換え設定されていので、第１中間周波信号は、可変減
衰器７で所定減衰度の減衰を受け、次続の第２周波数変
換段８に供給される。
ル放送を選択していたとすれば、前述のように可変減衰
器７の減衰度が所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程度）に
切換え設定されていので、第１中間周波信号は、可変減
衰器７で所定減衰度の減衰を受け、次続の第２周波数変
換段８に供給される。
【００３２】その後、第２周波数変換段８において、第
１中間周波信号は、第２周波数混合器９で第２局部発振
器１０から供給される第２局部発振信号と周波数混合さ
れ、周波数混合信号が次続の第２中間周波信号通過フィ
ルタ１１に供給される。第２中間周波信号通過フィルタ
１１は、入力された周波数混合信号の中から第２中間周
波信号（一例として周波数４４ＭＨｚ）のみを抽出し、
次続の第２中間周波信号増幅器１２に供給する。第２中
間周波信号増幅器１２は、第２中間周波信号を所要レベ
ルにまで増幅し、第２中間周波信号出力端子１３を介し
て次続の利用回路（図示なし）に供給する。
１中間周波信号は、第２周波数混合器９で第２局部発振
器１０から供給される第２局部発振信号と周波数混合さ
れ、周波数混合信号が次続の第２中間周波信号通過フィ
ルタ１１に供給される。第２中間周波信号通過フィルタ
１１は、入力された周波数混合信号の中から第２中間周
波信号（一例として周波数４４ＭＨｚ）のみを抽出し、
次続の第２中間周波信号増幅器１２に供給する。第２中
間周波信号増幅器１２は、第２中間周波信号を所要レベ
ルにまで増幅し、第２中間周波信号出力端子１３を介し
て次続の利用回路（図示なし）に供給する。
【００３３】このように、第１の実施例のアナログ・デ
ィジタル放送共用受信チューナによれば、アナログ放送
を選択して受信するときは、可変減衰器７の減衰度がゼ
ロ減衰度になるように自動設定され、アナログ放送受信
信号に対して、可変減衰器７が何等の信号損失を与えな
いことから、比較的高い受信感度が得られ、一方、ディ
ジタル放送を選択して受信するときは、可変減衰器７の
減衰度が所定減衰度になるように同じく自動設定され、
ディジタル放送受信信号に対して、可変減衰器７が所定
量の信号損失を与えるので、このディジタル放送受信信
号に入り込むアナログ放送からの妨害成分を妨害を与え
ない程度に充分減衰することができ、品質の良好なディ
ジタル放送受信信号が得られる。
ィジタル放送共用受信チューナによれば、アナログ放送
を選択して受信するときは、可変減衰器７の減衰度がゼ
ロ減衰度になるように自動設定され、アナログ放送受信
信号に対して、可変減衰器７が何等の信号損失を与えな
いことから、比較的高い受信感度が得られ、一方、ディ
ジタル放送を選択して受信するときは、可変減衰器７の
減衰度が所定減衰度になるように同じく自動設定され、
ディジタル放送受信信号に対して、可変減衰器７が所定
量の信号損失を与えるので、このディジタル放送受信信
号に入り込むアナログ放送からの妨害成分を妨害を与え
ない程度に充分減衰することができ、品質の良好なディ
ジタル放送受信信号が得られる。
【００３４】また、第１の実施例のアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナによれば、チューナをダブルコ
ンバージョン方式のものにし、可変減衰器７を、狭帯域
周波数混合器である第２周波数混合器９とその前段に接
続される第１中間周波増幅器６との間に挿入接続してい
るので、ディジタル放送受信信号の品質を良好にするこ
とができるとともに、ディジタル放送受信信号に対して
良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得ることができ
る。
ル放送共用受信チューナによれば、チューナをダブルコ
ンバージョン方式のものにし、可変減衰器７を、狭帯域
周波数混合器である第２周波数混合器９とその前段に接
続される第１中間周波増幅器６との間に挿入接続してい
るので、ディジタル放送受信信号の品質を良好にするこ
とができるとともに、ディジタル放送受信信号に対して
良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得ることができ
る。
【００３５】次に、図２は、本発明によるアナログ・デ
ィジタル放送共用受信チューナの第２の実施例を示すブ
ロック構成図であって、シングルコンバージョン方式の
アナログ・ディジタル放送共用受信チューナの例を示す
ものである。
ィジタル放送共用受信チューナの第２の実施例を示すブ
ロック構成図であって、シングルコンバージョン方式の
アナログ・ディジタル放送共用受信チューナの例を示す
ものである。
【００３６】図２に示されるように、第２の実施例によ
るシングルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル
放送共用受信チューナは、前段配置の高周波信号帯域通
過可変フィルタ１５と、自動利得制御（ＡＧＣ）高周波
増幅器１６と、後段配置の通過帯域可変フィルタ１７
と、可変減衰器１８と、周波数混合器２０及び局部発振
器２１とからなる周波数変換段１９と、中間周波信号通
過フィルタ２２と、中間周波信号増幅器２３と、中間周
波信号出力端子２４とからなっている。また、前段配置
の通過帯域可変フィルタ１５の入力側には受信アンテナ
２５が接続される。
るシングルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル
放送共用受信チューナは、前段配置の高周波信号帯域通
過可変フィルタ１５と、自動利得制御（ＡＧＣ）高周波
増幅器１６と、後段配置の通過帯域可変フィルタ１７
と、可変減衰器１８と、周波数混合器２０及び局部発振
器２１とからなる周波数変換段１９と、中間周波信号通
過フィルタ２２と、中間周波信号増幅器２３と、中間周
波信号出力端子２４とからなっている。また、前段配置
の通過帯域可変フィルタ１５の入力側には受信アンテナ
２５が接続される。
【００３７】この場合も、自動利得制御高周波増幅器１
６は、その利得制御端子１６ｃに加えられる利得制御信
号により増幅する高周波信号に対して自動利得制御を行
う。可変減衰器１８は、第１の実施例の可変減衰器７と
同じ構成のものであって、所定減衰度（例えば、１０ｄ
Ｂ程度）とゼロ減衰度との間で減衰度の切換え設定が行
なわれ、ディジタル放送の受信時に、その利得設定端子
１８ｃに加えられる第１利得設定信号によって所定減衰
度になるように切換え設定され、アナログ放送の受信時
に、利得設定端子１８ｃに加えられる第２利得設定信号
によってゼロ減衰度になるように切換え設定される。
６は、その利得制御端子１６ｃに加えられる利得制御信
号により増幅する高周波信号に対して自動利得制御を行
う。可変減衰器１８は、第１の実施例の可変減衰器７と
同じ構成のものであって、所定減衰度（例えば、１０ｄ
Ｂ程度）とゼロ減衰度との間で減衰度の切換え設定が行
なわれ、ディジタル放送の受信時に、その利得設定端子
１８ｃに加えられる第１利得設定信号によって所定減衰
度になるように切換え設定され、アナログ放送の受信時
に、利得設定端子１８ｃに加えられる第２利得設定信号
によってゼロ減衰度になるように切換え設定される。
【００３８】前記構成による第２の実施例のアナログ・
ディジタル放送共用受信チューナは、次のように動作す
る。
ディジタル放送共用受信チューナは、次のように動作す
る。
【００３９】第２の実施例においても、まず、チャネル
選択器（図示なし）の選択により、アナログ放送が選択
されたとすれば、局部発振器２１は、チャネル選択器で
選択したアナログ放送に対応した周波数の局部発振信号
を発生しており、また、可変減衰器１８は、その利得設
定端子１８ｃに供給される第２利得設定信号によりゼロ
減衰度を示すように切換え設定されている。一方、チャ
ネル選択器（図示なし）の選択により、ディジタル放送
が選択されたとすれば、局部発振器２１は、チャネル選
択器で選択したディジタル放送に対応した周波数の局部
発振信号を発生しており、また、可変減衰器１８は、そ
の利得設定端子１８ｃに供給される第１利得設定信号に
より所定減衰度を示すように切換え設定されている。こ
の場合も、第１利得設定信号及び第２利得設定信号は、
選択された放送がアナログ放送であるかまたはディジタ
ル放送であるかが検出できる構成部分、例えば、第２中
間周波信号出力端子２４に接続される信号復調器の出力
等から導出される。
選択器（図示なし）の選択により、アナログ放送が選択
されたとすれば、局部発振器２１は、チャネル選択器で
選択したアナログ放送に対応した周波数の局部発振信号
を発生しており、また、可変減衰器１８は、その利得設
定端子１８ｃに供給される第２利得設定信号によりゼロ
減衰度を示すように切換え設定されている。一方、チャ
ネル選択器（図示なし）の選択により、ディジタル放送
が選択されたとすれば、局部発振器２１は、チャネル選
択器で選択したディジタル放送に対応した周波数の局部
発振信号を発生しており、また、可変減衰器１８は、そ
の利得設定端子１８ｃに供給される第１利得設定信号に
より所定減衰度を示すように切換え設定されている。こ
の場合も、第１利得設定信号及び第２利得設定信号は、
選択された放送がアナログ放送であるかまたはディジタ
ル放送であるかが検出できる構成部分、例えば、第２中
間周波信号出力端子２４に接続される信号復調器の出力
等から導出される。
【００４０】いま、アナログ・ディジタル放送（周波数
帯域５０乃至８００ＭＨｚ）がアンテナ２５で受信され
ると、放送受信信号は、通過帯域可変フィルタ１５で所
要周波数帯域の高周波信号が抽出され、次続の自動得制
御高周波増幅器１６に供給される。自動得制御高周波増
幅器１６は、利得制御端子１６ｃに加わる利得制御電圧
に対応して高周波信号を自動利得制御増幅し、次続の後
段配置の通過帯域可変フィルタ１７に供給する。通過帯
域可変フィルタ１７は、供給された高周波信号から再度
所要周波数帯域の高周波信号を抽出し、次続の可変減衰
器１８に供給する。
帯域５０乃至８００ＭＨｚ）がアンテナ２５で受信され
ると、放送受信信号は、通過帯域可変フィルタ１５で所
要周波数帯域の高周波信号が抽出され、次続の自動得制
御高周波増幅器１６に供給される。自動得制御高周波増
幅器１６は、利得制御端子１６ｃに加わる利得制御電圧
に対応して高周波信号を自動利得制御増幅し、次続の後
段配置の通過帯域可変フィルタ１７に供給する。通過帯
域可変フィルタ１７は、供給された高周波信号から再度
所要周波数帯域の高周波信号を抽出し、次続の可変減衰
器１８に供給する。
【００４１】このとき、チャネル選択器がアナログ放送
を選択していたとすれば、前述のように可変減衰器１８
の減衰度がゼロ減衰度に切換え設定されていることか
ら、高周波信号は、可変減衰器１８をゼロ減衰で通過
し、次続の周波数変換段１９に供給される。
を選択していたとすれば、前述のように可変減衰器１８
の減衰度がゼロ減衰度に切換え設定されていることか
ら、高周波信号は、可変減衰器１８をゼロ減衰で通過
し、次続の周波数変換段１９に供給される。
【００４２】一方、チャネル選択器がディジタル放送を
選択していたとすれば、前述のように可変減衰器１８の
減衰度が所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程度）に切換え
設定されていので、高周波信号は、可変減衰器１８で所
定減衰度の減衰を受け、次続の周波数変換段１９に供給
される。
選択していたとすれば、前述のように可変減衰器１８の
減衰度が所定減衰度（例えば、１０ｄＢ程度）に切換え
設定されていので、高周波信号は、可変減衰器１８で所
定減衰度の減衰を受け、次続の周波数変換段１９に供給
される。
【００４３】その後で、周波数変換段１９において、高
周波信号は、周波数混合器２０で局部発振器２１から供
給される局部発振信号と周波数混合され、周波数混合信
号が次続の中間周波信号通過フィルタ２２に供給され
る。中間周波信号通過フィルタ２２は、入力された周波
数混合信号の中から中間周波信号（一例として周波数４
４ＭＨｚ）のみを抽出し、次続の中間周波信号増幅器２
３に供給する。中間周波信号増幅器２３は、中間周波信
号を所要レベルにまで増幅し、中間周波信号出力端子２
４を介して次続の利用回路（図示なし）に供給する。
周波信号は、周波数混合器２０で局部発振器２１から供
給される局部発振信号と周波数混合され、周波数混合信
号が次続の中間周波信号通過フィルタ２２に供給され
る。中間周波信号通過フィルタ２２は、入力された周波
数混合信号の中から中間周波信号（一例として周波数４
４ＭＨｚ）のみを抽出し、次続の中間周波信号増幅器２
３に供給する。中間周波信号増幅器２３は、中間周波信
号を所要レベルにまで増幅し、中間周波信号出力端子２
４を介して次続の利用回路（図示なし）に供給する。
【００４４】なお、第２の実施例における後段配置の高
周波信号通過フィルタ１７は、必須のものでなく、適宜
省略することができる。
周波信号通過フィルタ１７は、必須のものでなく、適宜
省略することができる。
【００４５】このように、第２の実施例のアナログ・デ
ィジタル放送共用受信チューナによれば、アナログ放送
を受信したときは、可変減衰器１８の減衰度がゼロ減衰
度に自動設定され、受信されたアナログ放送受信信号に
対して、可変減衰器１８が何等の信号損失を与えずに、
比較的高い受信感度が得られ、一方、ディジタル放送を
受信したときは、可変減衰器１８の減衰度が所定減衰度
に自動設定され、受信されたディジタル放送受信信号に
対して、可変減衰器１８が所定量の信号損失を与えるの
で、ディジタル放送受信信号にアナログ放送からの妨害
成分を妨害を与えない程度に充分減衰することができ、
品質の良好なディジタル放送受信信号が得られる。
ィジタル放送共用受信チューナによれば、アナログ放送
を受信したときは、可変減衰器１８の減衰度がゼロ減衰
度に自動設定され、受信されたアナログ放送受信信号に
対して、可変減衰器１８が何等の信号損失を与えずに、
比較的高い受信感度が得られ、一方、ディジタル放送を
受信したときは、可変減衰器１８の減衰度が所定減衰度
に自動設定され、受信されたディジタル放送受信信号に
対して、可変減衰器１８が所定量の信号損失を与えるの
で、ディジタル放送受信信号にアナログ放送からの妨害
成分を妨害を与えない程度に充分減衰することができ、
品質の良好なディジタル放送受信信号が得られる。
【００４６】また、第２の実施例のアナログ・ディジタ
ル放送共用受信チューナによれば、可変減衰器１８を、
狭帯域周波数混合器である周波数混合器２０とその前段
に接続される自動利得制御高周波増幅器１７との間に挿
入接続しているので、ディジタル放送受信信号に対して
良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得ることができ
る。
ル放送共用受信チューナによれば、可変減衰器１８を、
狭帯域周波数混合器である周波数混合器２０とその前段
に接続される自動利得制御高周波増幅器１７との間に挿
入接続しているので、ディジタル放送受信信号に対して
良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得ることができ
る。
【００４７】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載の発明に
よれば、アナログ・ディジタル放送信号の中からアナロ
グ放送を受信したときに、アナログ放送受信信号を検出
し、接続された可変減衰器の減衰度をゼロ減衰度に切換
え設定しているので、可変減衰器が接続されない状態に
等しくなり、アナログ放送受信信号に対して比較的高い
受信感度が得られ、一方、ディジタル放送を受信したと
きに、ディジタル放送受信信号を検出し、接続された可
変減衰器の減衰度が所定減衰度に切換え設定しているの
で、ディジタル放送チャネルに隣接し、ディジタル放送
に入り込むアナログ放送からの妨害成分が可変減衰器に
よる所定減衰度の減衰により、妨害を与えない程度に充
分減衰され、品質の良好なディジタル放送受信信号が得
られるという効果がある。
よれば、アナログ・ディジタル放送信号の中からアナロ
グ放送を受信したときに、アナログ放送受信信号を検出
し、接続された可変減衰器の減衰度をゼロ減衰度に切換
え設定しているので、可変減衰器が接続されない状態に
等しくなり、アナログ放送受信信号に対して比較的高い
受信感度が得られ、一方、ディジタル放送を受信したと
きに、ディジタル放送受信信号を検出し、接続された可
変減衰器の減衰度が所定減衰度に切換え設定しているの
で、ディジタル放送チャネルに隣接し、ディジタル放送
に入り込むアナログ放送からの妨害成分が可変減衰器に
よる所定減衰度の減衰により、妨害を与えない程度に充
分減衰され、品質の良好なディジタル放送受信信号が得
られるという効果がある。
【００４８】また、請求項２に記載の発明によれば、請
求項１に記載の発明の効果に加え、ディジタル放送受信
信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得る
ことができるという効果がある。
求項１に記載の発明の効果に加え、ディジタル放送受信
信号に対して良好な搬送波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性を得る
ことができるという効果がある。
【００４９】さらに、請求項３に記載の発明によれば、
ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナを用い、可変減衰器を、第２周波数混
合器とその入力側に接続される第１中間周波増幅器との
間に接続しているので、請求項１に記載の発明の効果に
加え、ディジタル放送受信信号に対してより良好な搬送
波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性をえることができるとともに、
ディジタル放送受信信号の品質を良好にすることができ
るという効果がある
ダブルコンバージョン方式のアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナを用い、可変減衰器を、第２周波数混
合器とその入力側に接続される第１中間周波増幅器との
間に接続しているので、請求項１に記載の発明の効果に
加え、ディジタル放送受信信号に対してより良好な搬送
波対雑音（Ｃ／Ｎ）特性をえることができるとともに、
ディジタル放送受信信号の品質を良好にすることができ
るという効果がある
【図１】本発明によるアナログ・ディジタル放送共用受
信チューナの第１の実施例を示すブロック構成図であ
る。
信チューナの第１の実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図２】本発明によるアナログ・ディジタル放送共用受
信チューナの第２の実施例を示すブロック構成図であ
る。
信チューナの第２の実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図３】アナログ・ディジタル放送信号の構成例を示す
説明図である。
説明図である。
【図４】既知のダブルコンバージョン方式のアナログ・
ディジタル放送共用受信チューナの一例を示すブロック
構成図である。
ディジタル放送共用受信チューナの一例を示すブロック
構成図である。
１、１６ 自動利得制御高周波増幅器 １ｃ 利得制御端子 ２ 第１周波数変換段 ３ 第１周波数混合器 ４ 第１局部発振器 ５ 第１中間周波信号通過フィルタ ６ 第１中間周波増幅器 ７、１８ 可変減衰器 ７ｃ 利得設定端子 ８ 第２周波数変換段 ９ 第２周波数混合器 １０ 第２局部発振器 １１ 第２中間周波信号通過フィルタ １２ 第２中間周波増幅器 １３ 第２中間周波信号出力端子 １４、２５ 受信アンテナ １５、１７ 通過帯域可変フィルタ １９ 周波数変換段 ２０ 周波数混合器 ２１ 局部発振器 ２２ 中間周波信号通過フィルタ ２３ 中間周波増幅器 ２４ 中間周波信号出力端子
Claims (3)
- 【請求項１】 周波数混合器と局部発振器とからなる１
つの周波数変換段を備え、前記周波数混合器の入力側
に、ゼロ減衰度と所定減衰度との間で切替可能な可変減
衰器を接続し、前記可変減衰器の減衰度を、アナログテ
レビジョン放送を受信する時にゼロ減衰度になるように
切換え、ディジタルテレビジョン放送を受信する時に前
記所定減衰度になるように切換えることを特徴とするア
ナログ・ディジタル放送共用受信チューナ。 - 【請求項２】 前記可変減衰器の入力側に通過帯域可変
フィルタを備え、その通過帯域可変フィルタの通過帯域
を受信テレビジョン放送の周波数に応じて変えることを
特徴とする請求項１に記載のアナログ・ディジタル放送
共用受信チューナ。 - 【請求項３】 それぞれ周波数混合器と局部発振器とか
らなる第１及び第２周波数変換段を備え、第１周波数変
換段から出力される第１中間周波信号を増幅する中間周
波増幅器と、それに次続する第２周波数変換段の周波数
混合器との間に、ゼロ減衰度と所定減衰度との間で切り
替え可能な可変減衰器を接続し、前記可変減衰器の減衰
度を、アナログテレビジョン放送を受信する時にゼロ減
衰度になるように切換え、ディジタルテレビジョン放送
を受信する時に前記所定減衰度になるように切換えるこ
とを特徴とするアナログ・ディジタル放送共用受信チュ
ーナ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055112A JPH10256932A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | アナログ・ディジタル放送共用受信チューナ |
| US09/041,361 US6307599B1 (en) | 1997-03-10 | 1998-03-09 | Analog-digital broadcast shared receiving tuner |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055112A JPH10256932A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | アナログ・ディジタル放送共用受信チューナ |
Publications (1)
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| JPH10256932A true JPH10256932A (ja) | 1998-09-25 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9055112A Pending JPH10256932A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | アナログ・ディジタル放送共用受信チューナ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040914 |