JP2728662B2 - 小型携帯テレビ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型携帯テレビの回路、特にロッドアンテ
ナ入力と外部アンテナ入力との感度差を解消する回路構
成に関するものである。 〔従来の技術〕 従来のロッドアンテナと外部アンテナ入力ジャックを
有する小型携帯テレビのブロック図を第２図に示す。第
２図において、ロッドアンテナ７及び外部アンテナ10か
らの受信では、共に外部アンテナ入力ジャック８を介し
てチューナブロック９へRF入力される。11は外部アンテ
ナ10を接続した入力プラグである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 外部アンテナ使用時では、入力電波が最適感度で受信
され、良質な画像が得られる。しかし、通常、小型携帯
テレビは、ロッドアンテナ使用で屋外等の電界強度の弱
い場所で見る頻度が高く、最適感度が得られなくなるた
めに、良質なる画面を見られなくなる。 本発明は、上述のような従来の問題点を解消させ、ロ
ッドアンテナ使用時においても外部アンテナ使用時と同
等な良質画面を得ることができるようにした小型携帯テ
レビを提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 前記の目的を達成させるために、本発明は次のような
構成としている。 RF増幅回路を設け、ロッドアンテナ使用時には、映像
及び音声電波を前記RF増幅回路を通し、外部アンテナ入
力ジャックを介してチューナに入力している。一方、外
部アンテナ使用時には、RF増幅回路を通さずに、直接外
部アンテナ入力ジャックを介してチューナに入力してい
る。 〔作用〕 このような構成によれば、小型携帯テレビのロッドア
ンテナによる受信時において、入力電波が弱い場合、最
適感度で制御が十分できる範囲に、入力信号をRF増幅回
路のゲイン調整ボリウムにより増幅補正することが可能
となる。これにより最適な感度で良質なる画像が得られ
る。 〔実施例〕 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明す
る。 第１図は本発明に係るRF増幅回路が適用されたロッド
アンテナ及び外部アンテナ入力ジャックを有する小型携
帯テレビのブロック図である。図においては、１はロッ
ドアンテナ、２は入力切換えスイッチ内蔵の外部アンテ
ナ入力ジャック、３はゲイン調整可能なRF増幅回路ブロ
ック、４はチューナブロック、５は外部アンテナ、６は
外部アンテナを接続した入力プラグである。 ロッドアンテナ１で受信された映像及び音声電波は、
チューナブロック４以降のブロックにおいて、最適感度
で制御が十分できるようにRF増幅回路ブロック３のゲイ
ン調整ボリウムでゲイン補正し、増幅された信号は外部
アンテナ入力ジャック２の入力切換スイッチを通り、チ
ューナブロック４へRF入力される。 一方、外部アンテナ入力ジャック２に外部アンテナを
接続した入力プラグ６を差し込むと入力切換スイッチが
ロッドアンテナ１からの入力をしゃ断し、外部アンテナ
５からの入力は、最適感度で受信されるため、RF増幅回
路ブロック３を通さずに、直接チューナブロック４へRF
入力される。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、小型携帯テレ
ビにおいて、ロッドアンテナ使用時では受信条件が悪い
場所、例えば、山の中、高層ビル街、車内等々において
も外部アンテナ使用時と同等以上の感度を得ることが可
能となると共に、使用者が要望する良質なる画像を得ら
れる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示す小型携帯テレビのブロッ
ク図、第２図は従来の小型携帯テレビの構成を示すブロ
ック図である。 １、７……ロッドアンテナ、 ２、８……外部アンテナ入力ジャック、 ３……RF増幅回路ブロック、 ４、９……チューナブロック、 ５、10……外部アンテナ。

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．ロッドアンテナと、前記ロッドアンテナで受信され
   た受信入力を増幅するRF増幅回路と、外部アンテナと接
   続された入力プラグが差し込まれる外部アンテナ入力ジ
   ャックと、この外部アンテナ入力ジャックに連動する入
   力切換スイッチと、チューナとが設けられ、 前記入力プラグが外部アンテナ入力ジャックに差し込ま
   れていないときは、前記RF増幅回路で増幅された受信入
   力が前記チューナに与えられ、前記入力プラグが外部ア
   ンテナ入力ジャックに差し込まれたときに、前記RF増幅
   回路からチューナへの受信入力が遮断され且つ前記外部
   アンテナからの受信入力が前記RF増幅回路を通さずにチ
   ューナに与えられるように、前記入力切換スイッチによ
   る切換えが行われることを特徴とする小型携帯テレビ。