JP5303872B2 - 受信装置及び中継ケーブル - Google Patents

受信装置及び中継ケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP5303872B2
JP5303872B2 JP2007154821A JP2007154821A JP5303872B2 JP 5303872 B2 JP5303872 B2 JP 5303872B2 JP 2007154821 A JP2007154821 A JP 2007154821A JP 2007154821 A JP2007154821 A JP 2007154821A JP 5303872 B2 JP5303872 B2 JP 5303872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
earphone
jack
plug
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007154821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008311704A (ja
Inventor
千智 小森
功高 吉野
幸市 向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007154821A priority Critical patent/JP5303872B2/ja
Publication of JP2008311704A publication Critical patent/JP2008311704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5303872B2 publication Critical patent/JP5303872B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

本発明は、受信装置及び中継ケーブルに関し、例えばディジタルラジオ放送等を受信可能な携帯電話に適用することができる。本発明は、イヤホンのプラグの接続により、ジャックに設けた端子間が短絡するようにし、この端子間の短絡を本体装置で検出可能に芯線ケーブルを接続することにより、イヤホン接続端を大型化することなく、簡易な構成でイヤホンの接続を検出可能とすることができる。
従来、携帯型の受信装置では、アンテナに関して種々の工夫が図られている。すなわちこの種のアンテナには、装置のデザインを損なわないようにする、人体への影響を防止する、機器から放射されるノイズによる影響を受け難くする等が望まれる。
これらのうちのデザインに関して、受信装置は、従来、アンテナを内蔵型にしてデザインを損なわないようにする工夫が施されているものの、受信周波数が低い場合には、アンテナが大型化し、内蔵することが困難になる。そこで従来、受信周波数が低い場合、受信装置は、主にロッドアンテナを使用している。しかしながらロッドアンテナを使用する場合、構成が複雑化し、ロッドアンテナが飛び出してデザインを損なう等の欠点がある。
このため従来、イヤホンのケーブルをアンテナとして使用する工夫が提案されており、特開2005−64742号公報には、同軸ケーブル構成の中継ケーブルを介して受信装置にイヤホンを接続することにより、人体による影響、機器から放射されるノイズによる影響を低減する方法が提案されている。
ところで特開2005−64742号公報に開示の構成等において、ジャックを介して中継ケーブルにイヤホンを接続するようにして、このジャックに汎用のオーディオジャックを適用すれば、ユーザーの好みに応じて種々のイヤホンを接続することができ、使い勝手を向上することができる。
しかしながらこのようにすると、イヤホンを接続しないで中継ケーブルを受信装置に接続する場合も予測される。従って中継ケーブルへのイヤホンの接続を検出する検知機構を設けることが必要になる。この場合、例えばオーディオ装置に適用されるプラグの挿入によりオン動作するスイッチ構成のジャックを使用して検知機構を構成することも考えられるが、この方法では、中継ケーブルのイヤホン接続端に基板を設けることが必要になり、中継ケーブルの構成が複雑になり、またイヤホン接続端が大型化する問題がある。
特開2005−64742号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、イヤホン接続端を大型化することなく、簡易な構成でイヤホンの接続を検出可能な中継ケーブル、この中継ケーブルを使用した受信装置を提案しようとするものである。
本発明によれば、中継ケーブルを介して本体装置に第1、第2のイヤホンを接続する受信装置において、
前記第1、第2のイヤホンは、直線状に配設された第1、第2、第3の端子を有する第1のプラグに接続されており、
前記第1の端子に前記第1のイヤホンの信号線、前記第2の端子に前記第2のイヤホンの信号線がそれぞれ接続され、前記第3の端子に前記第1、第2のイヤホンのアースラインに接続されており、
前記中継ケーブルは、前記本体装置に一端が接続される、前記第1イヤホンの信号を伝送する第1の芯線ケーブルと、前記第2イヤホンの信号を伝送する第2の芯線ケーブルと、グランド線として用いる第3の芯線ケーブルと、短絡検出用の第4のケーブルとを有するシールドケーブルと、前記シールドケーブルの前記第1〜第4の芯線ケーブルの一端に接続された第1〜第4の端子を有する第1のジャックであって、当該第1のジャックに前記第1のプラグが挿入されたとき、前記第1のプラグの第1の端子が当該第1のジャックの第1の端子に接続され、前記第1のプラグの第2の端子が当該第1のジャックの第2の端子に接続され、前記第1のプラグの第3の端子が当該第1のジャックの第3、第4の端子に接続される、ように構成されている、第1のジャックと、
前記シールドケーブルの前記第1〜第4の芯線ケーブルの他端に接続され、前記受信装置に設けられた第2のジャックに接続される、第2のプラグと
を有し、
前記芯線ケーブルの被覆線の前記ジャック側端が開放端とされ、
前記本体装置は、
前記被覆線をアンテナ入力端に接続し、前記第1、第2のイヤホンのケーブル及び前記被覆線に誘起された高周波信号を前記アンテナ入力端に入力するチューナと、
前記前記第1のプラグの第3の端子が前記第1のジャックの第3、第4の端子に接続されて短絡されたことを検出することにより、前記第1のジャックへの前記第1、第2のイヤホンに接続された前記第1のプラグの接続を検出する検出手段と
を備え、
前記検出手段による前記第1のプラグの前記第1のジャックへの接続の検出により、前記芯線ケーブルへのオーディオ信号出力を切り換える
ことを特徴とする受信装置が提供される。
本発明によれば、短絡検出用端子に接続された芯線ケーブルを介してイヤホンの接続を本体装置で検出することができる。またイヤホンのケーブルに誘起された高周波信号、被覆線に誘起された高周波信号が本体装置のアンテナ入力端に入力され、これによりイヤホンのケーブルをアンテナとして使用して所望の放送波を受信することができる。また受信周波数が高い場合には、被覆線のみをアンテナとして使用して、人体の接触による特性の劣化を防止して所望の放送波を受信することができる。またプラグの挿入によりジャックに設けられた端子が短絡してイヤホンの接続を検出可能とすることができ、これによりジャック側端にあっては、基板を設けることなく、ジャックを多心シールドケーブルに接続することができ、これによりイヤホン接続端の大型化を有効に回避してイヤホンの接続を検出することができる。
本発明によれば、イヤホン接続端の大型化を有効に回避してイヤホンの接続を検出することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図2は、本発明の実施例1の受信装置である携帯電話の斜視図である。この携帯電話1は、ディジタルラジオ放送の受信機能を有する携帯電話であり、中継ケーブル2を介してイヤホン3が本体装置4に接続され、イヤホン3のケーブル及び中継ケーブル2をアンテナとして使用してラジオ放送を受信する。
このため中継ケーブル2は、両端に、プラグ5及びジャック7が設けられ、ジャック7にイヤホン3のプラグ6が接続される。またプラグ5が本体装置4に接続される。
ここで図1に示すように、イヤホン3は、このプラグ6にいわゆる3極のピンプラグが適用され、プラグの先端側の2つの端子6A、6Bが右チャンネル及び左チャンネルのオーディオ信号SAL及びSARに割り当てられ、プラグ6の最も根元側の端子6Cがアースラインに割り当てられる。イヤホン3は、これら3つの端子6A〜6Cがケーブル11によりスピーカ12L、12Rに接続される。
本体装置4において、増幅回路20L、20Rは、左チャンネル及び右チャンネルのオーディオ信号SAL及びSARをそれぞれ増幅して出力する。切替回路21は、この増幅回路20L、20Rから出力されるオーディオ信号SAL、SARを内蔵のスピーカ22に出力し、これによりこの携帯電話1は、この内蔵のスピーカ22を使用してラジオ放送の音声を再生する。また切替回路21は、コントローラ23の制御により動作を切り替え、増幅回路20L、20Rから出力されるオーディオ信号SAL、SARをジャック8に出力する。ここでジャック8は、中継ケーブル2のプラグ5が接続される。
高周波遮断回路24L、24Rは、切替回路21とジャック8との間にそれぞれ設けられ、ジャック8から本体装置4への高周波信号の侵入を防止する。なおこの実施例において、高周波遮断回路24L、24Rは、切替回路21の出力ラインにフェライトビーズを配置したインダクタにより構成されるものの、種々のローパスフィルタを広く適用することができる。
コントローラ23は、切替回路21の動作を制御する制御手段であり、ジャック8に設けられた2つの中継ケーブル検出用端子(数字1及び8により表す)間の電位差を検出することにより、これら中継ケーブル検出用端子間の短絡を検出し、本体装置4への中継ケーブル2の接続を検出する。また本体装置4への中継ケーブル2の接続が検出されると、アンテナ切換回路26の動作を制御し、チューナ25のアンテナ入力をこの携帯電話1の通話用アンテナ27から中継ケーブル2によるアンテナに切り換える。
またコントローラ23は、2つのイヤホン検出用端子(数字3及び8により表す)間の電位差を検出することにより、これらイヤホン検出用端子間の短絡を検出し、中継ケーブル2へのイヤホン3の接続を検出する。また中継ケーブル2へのイヤホン3の接続が検出されると、切替回路21の動作を切り換え、スピーカ22に代えてイヤホン3から音声を出力する。
チューナ25は、ユーザーの操作に応動したコントローラ23の制御により受信周波数帯域をハイバンド及びローバンドで切り換え、アンテナ切換回路26を介して入力される高周波信号からラジオ放送を受信してオーディオ信号SAL、SARを出力する。この実施例では、このハイバンドに、周波数190〔MHz〕帯の放送波であるディジタルラジオ放送が割り当てられ、ローバンドに、周波数70〜110〔MHz〕の放送波であるFM放送、ローバンドのテレビジョン放送が割り当てられる。
アンテナ切換回路26は、この携帯電話1の通話用アンテナ27をチューナ25のアンテナ入力端に接続する。またコントローラ23の制御により、中継ケーブル2が接続されると、通話用アンテナ27に代えてジャック8のアンテナ入力端子(数字1により表す)をチューナ25のアンテナ入力端に接続する。
この実施例では、このジャック8のアンテナ入力端子(数字1により表す)が、中継ケーブル検出用端子の一方を兼用され、また中継ケーブル用端子の他方とイヤホン検出用端子の一方とが1つの端子(数字8により表す)により兼用される。これに対してイヤホン検出用端子の他方が、オーディオ信号のアースライン用端子(数字3により表す)と兼用される。
中継ケーブル2は、多芯シールドケーブル31の一端がジャック7に接続され、他端がプラグ5の背面に設けられた配線基板32を介してプラグ5に接続される。ここでジャック7は、いわゆる4極のジャックであり、プラグ5の挿入により、最も先端側の2つの端子7C及び7Dが、3極のプラグ6の最も根元側端子6Cに接続され、根元側2つの端子7A及び7Bがプラグ6の先端側2つの端子6A及び6Bにそれぞれ接続される。これによりジャック7は、根元側2つの端子7A及び7Bがオーディオ信号SAL及びSARの伝送に割り当てられ、最も先端側の2つの端子7C及び7Dの一方がこれらオーディオ信号SAL及びSARのアースラインに割り当てられる。また最も先端側の2つの端子7C及び7Dがプラグ6の挿入により短絡し、イヤホン3の接続検出用に割り当てられる。
多芯シールドケーブル31は、図3に断面を取って示すように、4本の芯線ケーブルLL、LR、LG、LSが設けられ、これら4本の芯線ケーブルLL、LR、LG、LSを被覆線SSにより同軸形状に被覆してシールドする。
中継ケーブル2は、これら4本の芯線ケーブルLL、LR、LG、LSのうちの3本の芯線ケーブルLL、LR、LGがオーディオ信号の伝送に割り当てられる。すなわちこれら3本の芯線ケーブルLL、LR、LGのうちの芯線ケーブルLL、LRがそれぞれ切替回路21から出力されるオーディオ信号SAL、SARの伝送に割り当てられて、残りの芯線ケーブルLGがこれらオーディオ信号SAL、SARのアースラインに割り当てられる。
これにより芯線ケーブルLL、LRは、一端が配線基板32、プラグ5、ジャック8を介して高周波遮断回路24L、24Rに接続され、また他端がそれぞれジャック7の端子7B、7Aに接続される。また芯線ケーブルLGは、一端が配線基板32上にて高周波遮断回路33に接続され、この高周波遮断回路33の他端がプラグ5、ジャック8を介して、本体装置4のオーディオ出力側アースラインに接続される。また他端が、ジャック7の端子7Cに接続される。なおここで高周波遮断回路33は、高周波信号の本体装置4への進入を防止するために設けられ、高周波遮断回路24L、24Rと同一に構成される。これにより中継ケーブル2は、本体装置4から出力されるオーディオ信号SAL、SARによりイヤホン3のスピーカ12L、12Rを駆動する。
さらに中継ケーブル2は、残り1本の芯線ケーブルLSの一端が、イヤホン3の接続検出用の端子7Dに接続され、他端が配線基板32上で高周波遮断回路34に接続され、この高周波遮断回路34の他端がプラグ5を介してジャック8のイヤホン検出用端子を兼用する中継ケーブル検出用端子に接続される。
また被覆線SSのイヤホン3側端が開放端とされ、被覆線SSの本体装置側端が配線基板32、プラグ5を介して、ジャック8の中継ケーブル検出用端子に接続され、また高周波遮断回路35を介して、高周波遮断回路34の芯線ケーブルLS側に接続される。これにより中継ケーブル2は、本体装置4に接続されると、端子1及び8間を短絡させ、コントローラ23により中継ケーブル2の接続を検出できるようになされている。また被覆線SSがチューナ25のアンテナ入力端に接続されて、被覆線SSの本体装置4側端が高周波的に芯線ケーブル、他の端子から絶縁され、これによりこの被覆線SSがモノポールアンテナとして機能するようになされている。これにより被覆線SSは、その長さがハイバンドの中心波長の約1/4波長の長さに設定され、ハイバンドにおいて、効率良く高周波信号が誘起するようになされている。なお被覆線SSの長さは、1/4波長の奇数倍の長さに設定して、対応する周波数待機の放送波を効率良く受信することができる。
またイヤホン3が接続されると、ジャック7の端子7C及び7Dの短絡により、ジャック8の端子3及び8を介してコントローラ23によりイヤホン3の接続を検出できるようになされている。
中継ケーブル2は、多芯シールドケーブル31にジャック7、プラグ5を接続した後、それぞれ多芯シールドケーブル31側を樹脂でモールドして作成される。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この携帯電話1では(図1)、何ら中継ケーブル2を接続していない状態では、ジャック8の端子1及び8間が開放された状態に保持され、コントローラ23によりこの開放状態が検出され、これにより中継ケーブル2が接続されていないことがコントローラ23により検出される。これにより携帯電話1では、通話用アンテナ27を用いて放送波を受信するようにアンテナ切換回路26の動作がコントローラ23により制御され、内蔵のスピーカ22にオーディオ信号SAL、SARを出力するように、コントローラ23により切替回路21が設定される。
これにより携帯電話1では、通話用アンテナ27を用いてチューナ25により放送波が受信され、その受信結果であるオーディオ信号SAL、SARが増幅回路20L、20Rにより増幅され、内蔵のスピーカ22により再生される。これにより携帯電話1では、内蔵のスピーカ22を使用して種々のラジオ放送を楽しむことができる。
これに対してイヤホン3を接続しない状態で、中継ケーブル2だけが本体装置4に接続されると、この場合、ジャック8の端子1及び8間が高周波遮断回路34、35により接続され、直流的に短絡状態となる。これによりコントローラ23において、中継ケーブル2の接続が検出される。
これにより携帯電話1では、コントローラ23によりアンテナ切換回路26の動作が切り換えられ、中継ケーブル2の被覆線SSがチューナ25のアンテナ入力端に入力される。ここでこの被覆線SSは、イヤホン3側が開放端とされて芯線ケーブル等と絶縁され、本体装置4側端が高周波遮断回路35により高周波的に絶縁されて芯線ケーブルLSのみに接続されていることにより、本体装置4の付け根部分に給電点を有するモノポールアンテナとして機能する。これにより携帯電話1では、通話用アンテナ27に代えてこの被覆線SSに誘起された高周波信号によりチューナ25で放送波を受信してオーディオ信号SAL、SARが再生され、このオーディオ信号SAL、SARが内蔵のスピーカ22により再生される。
このようにして被覆線SSに誘起された高周波信号により放送波を受信するにつき、この実施例では被覆線SSの長さがハイバンドの受信波長の1/4波長に設定されていることにより、ハイバンドの放送波については、効率良く放送波を受信することができる。またローバンドの放送波については、ハイバンドの場合に比して効率は落ちるものの、通話用のアンテナ27により放送波を受信する場合に比して格段的に効率良く放送波を受信することができ、これによりローバンドを受信する場合でも、効率良く放送波を受信することができる。
これに対して中継ケーブル2のジャック7にイヤホン3が接続されると、このイヤホン3のプラグ6によりジャック7の端子7C及び7Dが短絡状態とされる。またこの端子7C及び7Dに接続されたアースラインの芯線ケーブルLGとイヤホン検出用の芯線ケーブルLSとがそれぞれ接続されたジャック8の端子3及び8間の電位差の検出により、これら端子7C及び7Dの短絡が検出され、これによりイヤホン3の接続が本体装置4のコントローラ23で検出される。
これにより携帯電話1では、コントローラ23により切替回路21の動作が切り換えられ、オーディオ信号SAL及びSARの出力が内蔵のスピーカ22から中継ケーブル2に切り換えられる。これにより携帯電話1では、この切替回路21から出力されるオーディオ信号SAL及びSARが高周波遮断回路24L、24R、ジャック8、プラグ5を順次介して芯線ケーブルLL及びLRに出力され、この芯線ケーブルLL及びLRに出力されたオーディオ信号SAL及びSARがジャック7を介してイヤホン3に出力される。また中継ケーブル2へのイヤホン3の接続により、オーディオ信号SAL及びSARのアースラインに割り当てられた芯線ケーブルLGがイヤホン3に接続され、本体装置4への中継ケーブル2の接続により、この芯線ケーブルLGが本体装置4のオーディオ出力のアースに接続される。これにより携帯電話1では、内蔵スピーカ22に代えてイヤホン3によりラジオ放送の音声を聴取することができる。
このとき携帯電話1では、ハイバンドの放送波を受信する場合、このハイバンドの波長の1/4波長の長さに被覆線SSの長さが設定されていることにより、図4に示すように、人体に接触する部位であるイヤホン3のケーブル11に誘起された高周波信号については、チューナ25に入力しないようにして、中継ケーブル2の被覆線SSに誘起された高周波信号が選択的にチューナ25に入力されて所望の放送波が受信される。これによりこの携帯電話1では、人体の影響による受信状況の変化、劣化を有効に回避して安定に所望する放送波を受信することができる。
これに対してローバンドを受信する場合には、中継ケーブル2の芯線ケーブルと被覆線SSとの間の結合により、被覆線SSとイヤホン3のケーブル11とによりモノポールアンテナが構成され、この被覆線SSとイヤホン3のケーブル11とに誘起された高周波信号によりチューナ25で放送波が受信される。これによりこの場合、ハイバンドを受信する場合には、イヤホン3を接続しても特に受信状況が向上しないのに対し、ローバンドを受信する場合には、イヤホン3の接続により受信状況を向上することができ、一段と安定にローバンドの放送波を受信することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、イヤホンのプラグの接続により、ジャックに設けた端子間が短絡するようにし、この端子間の短絡を本体装置で検出可能に芯線ケーブルを接続することにより、イヤホン接続端を大型化することなく、簡易な構成でイヤホンの接続を検出可能とすることができる。
またこのイヤホンのプラグが、3極のプラグであり、中継ケーブルのジャックが、4極のジャックであることにより、ステレオ方式によるイヤホンに適用して、簡易な構成によりイヤホンの接続を検出することができる。
またこの中継ケーブルをプラグ及びジャックを介して本体装置に接続することにより、中継ケーブルを必要に応じて本体装置から取り外してユーザーの利便を図ることができる。
また本体装置側端において、高周波遮断回路を介して芯線ケーブルの少なくとも一部を被覆線に接続することにより、高い周波数では、被覆線をアンテナとして使用して、低い周波数では被覆線とイヤホンのケーブルとをアンテナとして使用して、所望の放送波を受信することができる。
また被覆線を、チューナの受信波長の1/4波長の奇数倍の長さに設定したことにより、効率良く放送波を受信することができる。
また右チャンネルのオーディオ信号、左チャンネルのオーディオ信号、右チャンネル及び左チャンネルのアースラインをジャックの各端子割り当てるようにして、これらの端子のうちのアースラインが割り当てられた端子との間でジャックの挿入により短絡状態となるようにイヤホン検出用の端子を設けることにより、アースラインとイヤホン検出用とで端子を兼用してイヤホンの接続を検出することができる。
図5は、図1との対比により本発明の実施例2の携帯電話の構成を示すブロック図である。この携帯電話41は、中継ケーブル2に代えて中継ケーブル42が接続される。またこの中継ケーブル42は、高周波遮断回路34の本体装置4側端が複数の端子に接続される点を除いて、実施例1の中継ケーブル2と同一に構成される。
この実施例のように高周波遮断回路の本体装置側端をジャックの他の端子に接続し、必要に応じて複数の端子間でイヤホンの接続を検出できるようにすれば、一段と確実にイヤホンの接続を検出することができ、信頼性を向上することができる。
なお上述の各実施例では、プラグ6のアース端子6Cにより、ジャック7の端子7C、7Dを短絡させてイヤホンの接続を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、プラグ6の他の端子により、ジャック7の他の端子を短絡させてイヤホンの接続を検出してもよい。
また上述の実施例では、イヤホン検出用の芯線ケーブルの1つをアース用の芯線ケーブルと兼用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イヤホン検出用の芯線ケーブルLSに加えて、専用の他の芯線ケーブルを設けるようにしてもよい。
また上述の実施例では、高周波遮断回路を介してイヤホン検出用の芯線ケーブルを被覆線に接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イヤホン検出用の芯線ケーブルに代えて他の芯線ケーブルを被覆線に接続してもよい。
また上述の各実施例では、プラグ及びジャックを介して本体装置に中継ケーブルを接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、いわゆる作り付けにより中継ケーブルを本体装置に接続する場合にも広く適用することができる。
また上述の各実施例では、単にイヤホン用のオーディオ信号を中継ケーブルで伝送する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば本体装置を遠隔制御するリモコンンを有する中継ケーブル、マイクを有するいわゆるヘッドセットのイヤホンを接続する中継ケーブル等に広く適用することができる。
また上述の各実施例では、本発明をラジオ放送機能を有する携帯電話に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ラジオ放送、テレビジョン放送を受信する携帯型の各種受信装置に広く適用することができる。
本発明は、例えばディジタルラジオ放送等を受信可能な携帯電話に適用することができる。
本発明の実施例1の携帯電話を示すブロック図である。 図1の携帯電話の斜視図である。 図1の携帯電話の中継ケーブルにおける多芯シールドケーブルの断面図である。 図1の携帯電話における放送波の受信の説明に供する略線図である。 本発明の実施例2の携帯電話を示すブロック図である。
符号の説明
1、41……携帯電話、2、42……中継ケーブル、3……イヤホン、4……本体装置、5…ジャック、6…プラグ、7…プラグ、8…ジャック
11……ケーブル、20L、20R……増幅回路、21……切替回路、23……コントローラ、24L、24R、33、34……高周波遮断回路、25……チューナ、31……多芯シールドケーブル

Claims (5)

  1. 中継ケーブルを介して本体装置に第1、第2のイヤホンを接続する受信装置において、 前記第1、第2のイヤホンは、直線状に配設された第1、第2、第3の端子を有する第1のプラグに接続されており、
    前記第1の端子に前記第1のイヤホンの信号線、前記第2の端子に前記第2のイヤホンの信号線がそれぞれ接続され、前記第3の端子に前記第1、第2のイヤホンのアースラインに接続されており、
    前記中継ケーブルは、前記本体装置に一端が接続される、前記第1イヤホンの信号を伝送する第1の芯線ケーブルと、前記第2イヤホンの信号を伝送する第2の芯線ケーブルと、グランド線として用いる第3の芯線ケーブルと、短絡検出用の第4のケーブルとを有するシールドケーブルと、前記シールドケーブルの前記第1〜第4の芯線ケーブルの一端に接続された第1〜第4の端子を有する第1のジャックであって、当該第1のジャックに前記第1のプラグが挿入されたとき、前記第1のプラグの第1の端子が当該第1のジャックの第1の端子に接続され、前記第1のプラグの第2の端子が当該第1のジャックの第2の端子に接続され、前記第1のプラグの第3の端子が当該第1のジャックの第3、第4の端子に接続される、ように構成されている、第1のジャックと、
    前記シールドケーブルの前記第1〜第4の芯線ケーブルの他端に接続され、前記受信装置に設けられた第2のジャックに接続される、第2のプラグと
    を有し、
    前記芯線ケーブルの被覆線の前記ジャック側端が開放端とされ、
    前記本体装置は、
    前記被覆線をアンテナ入力端に接続し、前記第1、第2のイヤホンのケーブル及び前記被覆線に誘起された高周波信号を前記アンテナ入力端に入力するチューナと、
    前記前記第1のプラグの第3の端子が前記第1のジャックの第3、第4の端子に接続されて短絡されたことを検出することにより、前記第1のジャックへの前記第1、第2のイヤホンに接続された前記第1のプラグの接続を検出する検出手段と
    を備え、
    前記検出手段による前記第1のプラグの前記第1のジャックへの接続の検出により、前記芯線ケーブルへのオーディオ信号出力を切り換える
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記中継ケーブルは、
    前記被覆線の前記本体装置側端が、高周波遮断回路を介して、前記芯線ケーブルの少なくとも一部に接続された
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記被覆線は、
    前記チューナの受信波長の1/4波長の奇数倍の長さにより形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 高周波遮断回路を介して、イヤホン検出用端子が接続された芯線ケーブルを前記被覆線に接続した
    ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  5. 一端にイヤホンを接続し、他端を本体装置に接続する中継ケーブルにおいて、
    前記本体装置に接続されるプラグと、
    前記プラグに一端を接続する多芯のシールドケーブルと、
    前記多芯のシールドケーブルの他端に接続されて、前記イヤホンを接続するジャックとを有し、
    前記ジャックは、
    前記イヤホンのプラグの接続により前記プラグの端子で短絡するイヤホン検出用端子と、オーディオ信号の伝送に供する信号伝送用端子とを有し、
    前記中継ケーブルは、
    前記ジャック側において、
    前記イヤホン検出用端子、前記信号伝送用端子に芯線ケーブルが接続され、被覆線が開放端とされ、
    前記プラグ側において、前記被覆線が前記本体装置のアンテナ入力端に接続され、前記イヤホンのケーブル及び前記被覆線に誘起された高周波信号を前記アンテナ入力端に入力し、前記イヤホン検出用端子に接続された芯線ケーブルが、短絡の検出により前記ジャックへの前記イヤホンの接続を検出する検出手段に接続され、前記信号伝送用端子に接続された芯線ケーブルが前記検出手段の検出結果により切り換えられるオーディオ信号の伝送に割り当てられた
    ことを特徴とする中継ケーブル。
JP2007154821A 2007-06-12 2007-06-12 受信装置及び中継ケーブル Expired - Fee Related JP5303872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154821A JP5303872B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 受信装置及び中継ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154821A JP5303872B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 受信装置及び中継ケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008311704A JP2008311704A (ja) 2008-12-25
JP5303872B2 true JP5303872B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=40238953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007154821A Expired - Fee Related JP5303872B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 受信装置及び中継ケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5303872B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07107148A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Sony Corp 携帯電話
JP2006186904A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Mitsumi Electric Co Ltd ヘッドセット装置
JP2006222892A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Hosiden Corp イヤホンアンテナ
JP2006287721A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Hosiden Corp イヤホンマイクロホン
JP4123262B2 (ja) * 2005-10-07 2008-07-23 ソニー株式会社 イヤホンアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008311704A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743240B2 (ja) 受信装置、中継ケーブル及び電源装置
JP3880571B2 (ja) アンテナ装置
US7840242B2 (en) Earphone antenna
JP3851339B1 (ja) イヤホン付きアンテナ及びイヤホン
JP4569449B2 (ja) 受信機
JP2006222892A (ja) イヤホンアンテナ
JP2007150386A (ja) イヤホンアンテナ
JP4985131B2 (ja) 受信装置
JP4743148B2 (ja) 受信装置及びアンテナ
JP5187086B2 (ja) 受信装置、中継ケーブル及び電源装置
JP5187080B2 (ja) 受信装置
JP4748099B2 (ja) 受信装置及びアンテナ
KR101568301B1 (ko) 휴대용 단말기에서 오디오 채널 간 크로스 톡 개선 장치 및 방법
JP5092942B2 (ja) 受信装置、アンテナ及び中継ケーブル
JP4924126B2 (ja) 受信装置及びアンテナ
JP5303872B2 (ja) 受信装置及び中継ケーブル
JP2008035465A (ja) ダイポールアンテナ装置、イアホンアンテナ装置および上記装置と接続する無線通信端末
JP2008263373A (ja) アンテナケーブル
JP4973529B2 (ja) 受信システム、受信装置及び中継ケーブル
JP2009038719A (ja) 携帯端末装置
JP4924171B2 (ja) 受信装置、アンテナ及び中継ケーブル
JP5131365B2 (ja) 受信装置及びアンテナ兼用ケーブル
JP4893530B2 (ja) 受信装置、外部アンテナ及び受信システム
JP2008099117A (ja) 変換ケーブル、イヤホーン装置及びコントローラ
JP5187087B2 (ja) 受信装置、アンテナ及び中継ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090330

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130610

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5303872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees