JP2010232985A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010232985A
JP2010232985A JP2009078664A JP2009078664A JP2010232985A JP 2010232985 A JP2010232985 A JP 2010232985A JP 2009078664 A JP2009078664 A JP 2009078664A JP 2009078664 A JP2009078664 A JP 2009078664A JP 2010232985 A JP2010232985 A JP 2010232985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receivable
counter
channel
channels
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009078664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4996643B2 (ja
Inventor
Yoshinori Uchida
美紀 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009078664A priority Critical patent/JP4996643B2/ja
Publication of JP2010232985A publication Critical patent/JP2010232985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996643B2 publication Critical patent/JP4996643B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【課題】広い範囲(弱電力から強電力まで)の信号電力に対して、良好に受信できるようにする。
【解決手段】放送受信装置を設置して最初に行うチャンネルサーチにおいて、アッテネータATT5側、アンプAmp7側のそれぞれに切り替えておいて、受信状態情報(AGC、BER、C/N)を取得し、それぞれにおける受信可能なチャンネル数をカウントするための受信可能カウンタ32aを設け、受信状態情報検出手段31からの受信状態情報に基づいて、正常に映像・音声が受信可能であるか否かを判定し、正常に受信可能であると判定した場合、アッテネータ側あるいはアンプ側の受信可能カウンタ32aを1つカウントアップし、より多くのチャンネルが正常に受信可能となる方へ固定し、受信可能カウンタ32aが同数の場合、他方よりC/Nが優位となる受信可能チャンネルをC/N優位カウンタ部32bでカウントし、C/Nが優位となるチャンネルが多いほうへ固定する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、放送受信装置に関し、特に、放送波を良好に受信可能な放送受信技術に関する。
アンテナにより放送波を受信する放送受信装置においてゲイン制御を行う方法としては、例えば、図6に記載の方法が知られている。図6は、一般的なチューナを含む受信装置のチューナ部を中心とした一部構成例を示す機能ブロック図である。図6に示すように、アンテナ101から得られるRF入力は、チューナ部108のプリアンプ110、BPF111、RFVGA112、ミキサ113、BPF115、IFアンプ116を介して復調回路に出力される。ミキサ113には発振器(OSC)114が設けられている。また、IFアンプ116からの出力は、レベル検波器125にも入り、電圧制御手段126を介してRFVGA112にフィードバックされる。
また、下記特許文献1に記載の技術も知られている。この技術では、整合回路によって周波数同調が調整可能なアンテナと、上記アンテナで受信された高周波信号を増幅および周波数変換する高周波回路と、高周波回路から出力されたアナログ受信信号をデジタル信号に変換するデジタル処理部と、同調制御信号を上記整合回路に供給して上記アンテナの周波数同調を制御するCPUとを備えた受信システムにおいて、受信信号の電力または振幅情報をもとにアンテナのゲイン制御信号を生成し、このゲイン制御信号を上記同調制御信号に加算する。
特開2004−363854号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ゲイン制御信号により、ある程度の電力範囲の信号に対しては受信可能となるが、非常に強い電力、非常に弱い電力の信号に関する対策は施されていない。
本発明は、受信装置において、広い範囲(弱電力から強電力まで)の信号電力に対して、良好に受信できるようにすることを目的とする。
本発明の一観点によれば、アンテナとチューナとの間に、チューナに入力する信号電力を増幅及び減衰させる信号電力増減部を有するテレビジョン受信装置であって、前記信号電力増減部は、増幅器と減衰器とを切り替えるスイッチ部を有し、チャンネルサーチにおいて、前記増幅側と前記減衰側の受信可能なチャンネルが多い方に前記スイッチを固定し、受信可能なチャンネルが前記増幅側と前記減衰側で同数の場合、受信状態が優位となる受信可能チャンネルが多い方に前記スイッチを固定することを特徴とするテレビジョン受信機が提供される。
本発明の他の一観点によれば、アンテナとチューナとの間に、チューナに入力する信号電力を、増幅及び減衰させる信号電力増減部を有するテレビジョン受信装置であって、チューナからの出力信号に基づいて、AGCと、C/Nと、BERと、を検出する受信状態
検出部と、該受信状態検出部の検出結果に基づいて、前記信号電力増減部における前記信号電力の増幅又は減衰のフィードバック制御を行う制御部と、を有することを特徴とするテレビジョン受信装置が提供される。前記信号電力増減部は、増幅器(アンプ)と減衰器(アッテネータ)とを切り替えるスイッチ部を有し、前記制御部は、前記AGCに基づく電力が弱く、かつ、前記C/NまたはBERの少なくともいずれかに基づく受信状態が劣化している場合には前記アンプ側に前記スイッチ部を切替えて信号を増幅し、前記電力が強い場合には前記アッテネータ側へ前記スイッチ部を切替えて減衰させることが好ましい。
チャンネルサーチにおいて、前記受信状態検出部において検出した受信状態情報を、前記減衰側と前記増幅側とのそれぞれにおいて受信可能なチャンネル数をカウントするためのカウンタ部を設け、前記受信状態情報に基づいて、それぞれのチャンネルが正常に受信可能であるか否かを判定し、正常に受信可能であると判定された場合に、前記減衰側あるいは前記増幅側のいずれかのカウンタをカウントアップし、チャンネルサーチ終了時に、それぞれのカウンタ値を比較して、より多くのチャンネルが正常に受信可能となる方へ前記スイッチを固定することが好ましい。
チャンネルサーチ完了後、前記受信可能なチャンネルをカウントするためのカウンタ値が前記アンプ側と前記アッテネータ側で同数であった場合は、受信可能な各チャンネルにおいて、アンプ側に設定した場合のC/N値と、アッテネータ側に設定した場合のC/N値とを比較し、アンプ、アッテネータそれぞれでC/N値が優位となる局数をカウントするカウンタを設け、カウンタ値が多いほうへ設定することが好ましい。
前記テレビジョン受信装置は第1及び第2の少なくとも2以上のチューナを有する構成であり、前記チューナへの信号を分配するスプリッタ部に、アンプとアッテネータとが設けられている構成を有していても良い。
チャンネルサーチの実施時は、前記増幅側で「正常に受信可能でない」と判断され、かつ、前記AGCの値より「強電力ではない」と判断された場合のみ、前記減衰側に切替えずに次のチャンネルに進むようにすることが好ましい。また、前記増幅側でチャンネルサーチを行い、各チャンネルで前記受信状態情報を取得し、正常に受信可能であれば前記アンプ側カウンタをカウントアップし、「正常に受信可能でない」と判断され、かつ、AGCの値より強電力であると判断された場合に、“1”がたてられる再サーチフラグを記憶するフラグ記憶部を有し、チャンネルサーチ完了後に、前記フラグ記憶部における前記再サーチフラグが“1”であれば、前記増幅側に切替えて処理を継続するようにしても良い。
本発明によれば、広い範囲(弱電力から強電力まで)の信号電力に対して、テレビジョン受信装置において放送を良好に受信できるという効果がある。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態による放送受信装置の一構成例を示す図である。 図1Bは、ダブルチューナ方式の放送受信装置の一構成例を示す図である。 1チャンネルずつサーチをしながら、AmpとATTとのそれぞれに切り替えた場合のそれぞれにおける受信状態情報を取得する処理の詳細に示すフローチャート図である。 図2とは異なるアルゴリズム、すなわち、1チャンネルずつ、AmpとATTのそれぞれの情報を取得しながらサーチする第2の方法に基づく処理の流れを示すフローチャート図である。 Amp側で全チャンネルサーチをした後に、「電力が強いが正常に受信できない信号」を検出した場合に、ATT側で再度サーチを行う方法の例を示すフローチャート図である。 本実施の形態による受信装置における受信可能となる電力範囲を示す図である。 一般的なチューナを含む受信装置のチューナ部を中心とした一部構成例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態による放送受信装置について図面を参照しながら説明を行う。図1Aは、本発明の第1の実施の形態による放送受信装置の一構成例を示す図である。図1Aに示すように、本実施の形態による放送受信装置は、アンテナ1と、帯域通過フィルタ(Band Pass Filter)BPF3と、アッテネータ(減衰器)ATT5とアンプリファイヤ(増幅器)Amp7とを択一的に切替ることが可能な切替スイッチ9a・9bと、それに続くチューナ部8と、チューナ部8からの出力を受けるIF AGC17、A/Dコンバータ18、復調回路19、誤り訂正回路(Forward Error Correction)FEC20と、復調回路19からのAGC出力を受けるIF AGC回路27を有し、その出力がIF
AGC17にフィードバックされる。
チューナ部8内には、アンテナ1側から順番に、プリアンプ10、第1の帯域通過フィルタ(Band Pass Filter)BPF11、RF(Radio Frequency)用可変利得アンプRF
VGA12、ミキサ13、第2の帯域通過フィルタ(Band Pass Filter)BPF15、IF(Intermediate Frequency)アンプ16が設けられ、その出力がIF AGC17に入
力される。IFアンプ16の出力は電圧制御手段26にも接続され、その出力は、RFVGA12にフィードバックされる。ここで、本実施の形態では、IF AGC27の出力であるAGCと、復調回路19にて推定されるCNと、FEC20から算出されるビット誤り率(Bit Error Rate)BERが、受信状態情報検出手段31に出力され、制御手段32との間でデータのやり取りを行う。制御手段32には受信可能カウンタ32aおよびC/N優位カウンタ32bが設けられ、これらのカウンタ値に基づいて切替スイッチ9a・9bを切り替える。また、カウンタ値などは記憶手段33に記憶させておくことができる。さらに、記憶手段33には、受信状態情報検出手段31からの受信状態情報も記憶させておくことができる。
例えば、放送受信装置を設置して最初に行うチャンネルサーチにおいて、アッテネータATT5側、アンプAmp7側のそれぞれに切り替えておいて、受信状態情報(AGC、BER、C/N)を取得する。アンプAmp7、アッテネータATT5のそれぞれにおける受信可能なチャンネル数をカウントするための受信可能カウンタ32aを設け、受信状態情報検出手段31からの受信状態情報に基づいて、該当するチャンネルにおいては、正常に映像・音声が受信可能であるか否かを判定し、正常に受信可能であると判定した場合、アッテネータ側あるいはアンプ側のカウンタを1つカウントアップする。チャンネルサーチ終了時に、それぞれのカウンタを比較し、より多くのチャンネルが正常に受信可能となる方へ固定する。例えば、以下のように、チャンネルをスキャンしながらカウントを行っていく。
13ch(Amp)->13ch(ATT)->14ch(Amp)->14ch(ATT)->15ch(Amp)->15ch(ATT)->
また、アンプAmp7、アッテネータATT5が受信可能な各チャンネルにおいて、アンプAmp7、アッテネータATT5のうち、C/Nが高くなる方をカウントするためのC/N優位カウンタ32bを設け、受信可能カウンタ32aの値が同数であった場合には
、記憶手段へ記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルにおいて、減衰側、増幅側のうち、どちらがC/Nが高くなるかを判定し、減衰側の方がC/Nが高くなると判定した場合には減衰側のC/N優位カウンタ32bをカウントアップし、増幅側の方がC/Nが高くなると判定した場合には増幅側のC/N優位カウンタ32bをカウントアップし、より多くのチャンネルでC/Nが高くなる方へ前記スイッチを固定する。
(1)図2は、上記処理の流れについてその一例として、1チャンネルずつサーチをしながら、AmpとATTとのそれぞれに切り替えた場合のそれぞれにおける受信状態情報を取得する処理を詳細に示すフローチャート図である。図2に示すように、まず、ステップS1においてチャンネルサーチが開始され、ステップS2において、まず、Amp側へ切り替える。この状態で、ステップS3においてチューナに周波数を設定(選局)し、ステップS3’において同調が成功したか否かを判定する。成功していれば(YES)ステップS4に進む。失敗の場合には(NO)ステップS7に進む。
ステップS4において、受信状態情報(AGC、BER、C/N)を取得し、記憶手段33へ記憶する。次いで、ステップS5において、正常受信が可能であるか否かを判定する。例えば、C/Nが20dB以上であるか、または、ビタビ復号後、リードソロモン訂正前のBERが2.0×10−4以下であれば、受信状態は正常と判断する。正常に受信可能と判断されると(Yes)ステップS6に進み、Amp側受信可能カウンタに1を加算し、ステップS7へ進む。NOの場合には、ステップS7に進み、ATT側に切替を行う。
次いで、ステップS8において受信状態取得処理を行い、CN、BERを取得して記憶手段33へ記憶し、この値に基づいて、ステップS9において正常受信が可能か否かを判定する。ステップS9の判定がYESであれば、ステップS10においてATT側受信可能カウンタに1を加算してステップS11に進み、NOであればステップS10をスキップしてステップS11に進む。ステップS11において、サーチが終了(全てのチャンネルをサーチした)か否かを判定し、NOであればステップS2に戻り、YESであれば、ステップS12に進み、ATT側受信可能カウンタのカウント数とAmp側受信可能カウンタのカウンタ数を比較する。ここで、ATTカウンタ数==Ampカウンタ数であれば(Yes)ステップS13に進み、記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルでAmp側とATT側のC/N値を比較し、Amp側とATT側それぞれでC/Nが優位となるチャンネル数をカウントする「C/N優位カウンタ」をカウントアップする。ステップS14にて、C/N優位カウンタ値の比較を行い、ATT側C/N優位カウンタ数>Amp側C/N優位カウンタ数であれば(Yes)ステップS15に進みATT側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。一方、ATT側C/N優位カウンタ数>Amp側C/N優位カウンタ数でなければ(No)ステップS16に進み、Amp側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。同数の場合には、Amp側に固定する。
ステップS12にて、受信可能カウンタがAmp側とATT側で同数でなかった場合には(No)、ステップS17へ進み、ATTカウンタ数>Ampカウンタ数であれば(Yes)ステップS18に進みATT側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。ATTカウンタ数>Ampカウンタ数でなければ(No)ステップS19に進み、Amp側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。
以上の処理により、1チャンネルずつ、ATTとAmpとのそれぞれに切り替えた場合における受信状態を取得し、受信可能なチャンネル数がATTとAmpで同数の場合には、C/Nがより高くなるチャンネル数が多い方に固定することにより、より受信状態が良い方へ設定することができる。
(2)図3は、図2とは異なるアルゴリズム、すなわち、1チャンネルずつ、AmpとATTとのそれぞれの情報を取得しながらサーチする第2の方法に基づく処理の流れを示すフローチャート図である。まず、ステップS21においてサーチを開始し、ステップS22においてスイッチをAmp側に設定する。次いで、ステップS23において、チューナに周波数を設定(選局)する。ステップS24において同期がとれたか否かを図1の復調回路19において判定し、同期がとれていなければ(No)ステップS29に進む。同期がとれていれば(Yes)ステップS25に進み受信状態情報を取得して記憶手段33へ記憶し、ステップS26において正常受信が可能か否かをCN、BERの値に基づいて判定する。正常に受信できると判定された場合には(Yes)、ステップS27に進み、Amp側カウンタに“1”を加算する。Noの場合には、ステップS28に進み、復調回路19から出力されるAGCを検出する。AGCは入力信号レベルを一定にするため、AGC制御量すなわち増幅率の情報を取得することができる。例えば、AGC制御量が0から255の範囲で動作し、数値が大きくなるほど増幅率が高い、すなわち入力信号電力が弱いとされる場合、AGCが35を超えていれば強電力でない(No)としてステップS33に進む。例えばAGCが35以下であれば(Yes)強電界と判断され、ステップS29においてATT側に設定し、ステップS30において受信状態情報を取得して記憶手段33へ記憶し、ステップS31において正常受信が可能か否かをCN、BERに基づいて判定する。正常受信が可能と判断されると(Yes)、ステップS32に進み、ATT側に“1”加算を行う。正常受信が可能でないと判定されると(No)、ステップS33に進む。
ステップS33において、全てのチャンネルについてサーチが終了したか否かを判定し、Noであれば、次のチャンネルに関してステップS22から処理を継続する。ステップS33においてサーチが終了していると判定されると(Yes)、ステップS34に進み、ATT側受信可能カウンタ数とAmp側受信可能カウンタ数を比較する。同数であった場合(Yes)、ステップS35に進み、記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルでAmp側とATT側のC/N値を比較し、Amp側とATT側それぞれでC/Nが優位となるチャンネル数をカウントする「C/N優位カウンタ」をカウントアップする。ステッ
プS36にて、C/N優位カウンタ値の比較を行い、ATT側C/N優位カウンタ数>Amp側C/N優位カウンタ数であれば(Yes)ステップS37に進みATT側にスイッチ9a・
9bを固定し、処理を終了する。一方、ATT側C/N優位カウンタ数>Amp側C/N優位カウンタ数でなければ(No)ステップS38に進み、Amp側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。同数の場合には、Amp側に固定する。ステップS34にて、受信可能カウンタがAmp側とATT側で同数でなかった場合には(No)、ステップS39へ進み、ATTカウンタ数>Ampカウンタ数であれば(Yes)ステップS40に進みATT側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。ATTカウンタ数>Ampカウンタ数でなければ(No)ステップS41に進み、Amp側にスイッチ9a・9bを固定し、処理を終了する。
以上に説明したように、図3に示す処理では、アンプ側で「正常に受信可能でない」と判断し、かつAGCの値より「強電力ではない」と判断した場合のみ、アッテネータ側に切替えずに次のチャンネルに進むようにする。受信劣化していて、かつ、強電力でない場合には、アッテネータ側に切替えても受信できる可能性がないためである。
(3)図4は、Amp側で全チャンネルサーチをした後に、「電力が強いが正常に受信できない信号」を少なくとも1チャンネル以上検出した場合に、ATT側で再度サーチを行う方法の例を示すフローチャート図である。サーチを開始すると、ステップS42においてAmp側にスイッチを設定する。ステップS43において、再サーチフラグを用い、この再サーチフラグを初期化しFALSEに設定する。次いで、ステップS44においてチューナに周波数設定(選局)を行い、ステップS45において、同期が取れたか否かを判定する。Yesの場合には、ステップS46に進み、受信情報を取得し、ステップS47で正常に受信可能か否かを判定し、Yesの場合には、ステップS48においてAmp側カウンタに“1”加算し、ステップS49に進む。Noの場合には、ステップS50に進み、復調回路19から出力されるAGCを検出し、例えば、AGCが35を超えていれば強電力でない(No)としてステップS49に進む。例えばAGCが35以下であれば(Yes)、この信号は強電力であり、かつ受信状態が劣化していると判断し、ステップS51において再サーチフラグをTRUEに設定した後、ステップS49に進む。
ステップS49においては、全てのチャンネルでサーチが終了したか否かを判定し、Noの場合にはステップS44に戻り他のチャンネルについて同様の処理を行う。Yesの場合には、ステップS52に進み、再サーチフラグがTRUEであるか否かを判定する。Noの場合には、「強電力であり、かつ、受信状態が劣化している」信号は、この受信環境では1チャンネルも存在しないと判断されるため、ステップS53においてAmp側にスイッチを固定し処理を終了する(ステップS54)。Yesの場合には、ステップS55に進み、ATT側にスイッチを設定し、ステップS56において選局を行い、ステップS57において同期がとれたか否かを判定する。同期がとれた場合には(Yes)、ステップS58に進み、受信状態情報を取得し記憶手段33に記憶する。同期がとれない場合には(No)ステップS61に進む。ステップS58において受信状態情報を取得した後に、ステップS59において、正常に受信が可能か否かを判定する。Noの場合には、ステップS61に進む。Yesの場合には、ステップS60に進み、ATT側カウンタに“1”を加算し、ステップS61に進む。
ステップS61において、ATT側での全チャンネルサーチが終了したか否かを判定し、Noの場合にはステップS56に戻り他のチャンネルについて同様の処理を行う。Yesの場合には、ステップS62に進み、ATT側受信可能カウンタとAmp側受信可能カウンタを比較する。ATTカウンタ数=Ampカウンタ数であった場合、ステップS63では、記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルでAmp側とATT側のC/N値を比較し、Amp側とATT側それぞれでC/Nが優位となるチャンネル数をカウントする「C/N優位カウンタ」をカウントアップする。ステップS64にて、C/N優位カウンタ値の比較を行い、カウンタ値の大きい方へ固定する。同数の場合には、Amp側に固定する。
図4のように、装置において1つの「再サーチフラグ」を設けておき、最初はアンプ側でチャンネルサーチを行い、各チャンネルで受信状態情報(AGC、BER、C/N)を取得し、正常に受信可能であればアンプ側カウンタをカウントアップする。このとき、「正常に受信可能でない」と判断し、かつ、AGCの値より「強電力である」と判断した場合は、「再サーチフラグ」を立てる。サーチ完了後、「再サーチフラグ」が立っていれば、アンプ側に切替えて同様の処理を行う。すなわち、アンプ側でチャンネルサーチした後、1チャンネルでも「正常に受信できない」かつ「強電力である」チャンネルが存在する場合にのみ、アッテネータ側に切替えてサーチを行うため、処理量が少なくて済み場合が多くなるという利点がある。その後、アンプ側、アッテネータ側それぞれで受信可能なチャンネル数を比較し、同数であった場合には、C/Nによる比較を行うことで、より受信状態がよい方へ設定することが可能となる。
尚、図1Bはダブル(複数)チューナ方式の放送受信装置の一構成例を示す図である。図1Aと異なり、図1Bに示す構成では、チューナ部8の他に第2のチューナ部8aが設けられている。上記において、図1Aを参照し、初期サーチ後にアンプかアッテネータのいずれかが適切な環境なのかを判断し、一方に固定する方式について説明したが、この方式は、実際には、2つのチューナを備えたダブルチューナ構成で、スプリッタ部(スプリッタの筐体内)にアンプとアッテネータとを設けた場合により適している。
図1Bでは、2つのチューナを備えたダブルチューナ構成とした場合において、スプリッタ部(スプリッタの筐体内)にアンプAmpとアッテネータATTを設け、ATT5とAmp7との後段には、スプリッタ6aを設け、入力信号がチューナ8・8aにそれぞれ入力されるようになっている。この場合、アンプAmp/アッテネータATTの設定が両
方のチューナに影響するため、受信チャンネル毎にアンプAmp/アッテネータATT切
替えを行うよりも、いずれか一方に固定した方が良い。
例えば13chはアンプAmp側でないと正常に受信できず、14chはアッテネータATT側でないと正常に受信できない環境だった場合に、チューナ8(通常視聴用)は13chを受信し、チューナ8a(録画出力用)は14chを受信したときに、チューナ8の選局に合わせてアンプAmp側に切替えてしまうと、チューナ8aの14chが受信できなくなり、正常に録画ができないといった問題がある。そこで、上記(1)から(3)に示すように、各受信環境において、アンプ/アッテネータのいずれか好ましい方に固定
する方が好ましい。
図5は、本実施の形態による受信装置における受信可能となる電力範囲を示す図である。横軸は受信電力(dBm)である。平均受信レベルをR1(例えば、−60〜−30dBm)とすると、上記従来技術では、例えばR2(−80〜0dBm)である。これに対して、本実施の形態によれば、R2の範囲に加えて、ATT設定時にはR6、Amp設定時にはR5の電力範囲も受信可能となり、結局R3、R4に示すように、−90〜+10dBm程度までの広い範囲をカバーすることができる。
以上に説明したように、例えば送信タワー付近で強電力の信号を受信する地域や、ブースターにより過度に信号を増幅している環境でも良好に放送を受信できるようになり、逆に弱電力の信号しか受信できない場所でも、良好に放送を受信できるようになる。
本発明は、デジタル放送受信装置に利用可能である。
1…アンテナ、5…ATT、7…Amp、8…チューナ、9…スイッチ、31…受信状態情報検出手段、32…制御手段、33…記憶手段。

Claims (5)

  1. アンテナとチューナとの間に、チューナに入力する信号電力を増幅及び減衰させる信号電力増減部を有するテレビジョン受信装置であって、
    前記信号電力増減部は、増幅器と減衰器とを切り替えるスイッチ部を有し、
    チャンネルサーチにおいて、前記増幅側と前記減衰側の受信可能なチャンネルが多い方に前記スイッチを固定し、
    受信可能なチャンネルが前記増幅側と前記減衰側で同数の場合、受信状態が優位となる受信可能チャンネルが多い方に前記スイッチを固定することを特徴とするテレビジョン受信装置。
  2. アンテナとチューナとの間に、チューナに入力する信号電力を増幅及び減衰させる信号電力増減部を有するテレビジョン受信装置であって、
    チューナからの出力信号に基づいて、AGCと、C/Nと、BERと、を検出する受信状態検出部と、
    該受信状態検出部の検出結果に基づいて、当該チャンネルの信号が正常に受信可能か否かを判定し、その判定結果に応じて、前記信号電力増減部における前記信号電力の増幅又は減衰のフィードバック制御を行う制御部とを有し、
    前記信号電力増減部は、増幅器と減衰器とを切り替えるスイッチ部を有し、
    チャンネルサーチにおいて、前記受信状態検出部において検出した受信状態情報から、前記減衰側と前記増幅側とのそれぞれにおいて受信可能なチャンネル数をカウントするための受信可能カウンタ部と、受信可能なチャンネルのうち前記減衰側と前記増幅側とのそれぞれにおいてC/Nが優位となるチャンネル数をカウントするためのC/N優位カウンタ部とを設け、
    前記受信状態情報に基づいて、それぞれのチャンネルが正常に受信可能であるか否かを判定し、正常に受信可能であると判定された場合に、前記減衰側あるいは前記増幅側のいずれかの該当する受信可能カウンタをカウントアップし、
    チャンネルサーチ終了時に、それぞれの受信可能カウンタ値を比較して、より多くのチャンネルが正常に受信可能となる方へ前記スイッチを固定し、受信可能カウンタ値が同数であった場合には、記憶手段へ記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルにおいて、減衰側、増幅側のうち、どちらがC/Nが高くなるかを判定し、減衰側の方がC/Nが高くなると判定した場合には減衰側のC/N優位カウンタをカウントアップし、増幅側の方がC/Nが高くなると判定した場合には増幅側のC/N優位カウンタをカウントアップし、それぞれのC/N優位カウンタ値を比較して、より多くのチャンネルでC/Nが高くなる方へ前記スイッチを固定することを特徴とするテレビジョン受信装置。
  3. チャンネルサーチにおいて、前記スイッチ部を前記増幅側で受信したとき、前記受信状態検出部の検出結果により「正常に受信可能でない」と判断され、かつ、前記AGCの値より「強電力ではない」と判断された場合のみ、前記減衰側に切替えずに次のチャンネルに進むようにすることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受信装置。
  4. 前記テレビジョン受信装置は第1及び第2の少なくとも2以上のチューナを有する構成であり、前記チューナへの信号を分配するスプリッタ部に、アンプとアッテネータとが設けている構成を有していることを特徴とする請求項2または3に記載のテレビジョン受信装置。
  5. 前記増幅側でチャンネルサーチを行い、各チャンネルで前記受信状態情報を取得および記憶手段へ記憶し、正常に受信可能であれば前記アンプ側受信可能カウンタをカウントアップし、「正常に受信可能でない」と判断され、かつ、AGCの値より強電力であると判断された信号が少なくとも1チャンネル発生した場合に、“1”がたてられる再サーチフ
    ラグを記憶するフラグ記憶部を有し、
    前記増幅側でのチャンネルサーチ完了後に、前記フラグ記憶部における前記再サーチフラグが“1”であれば、前記減衰側に切替えて同様のチャンネルサーチを行い、チャンネルサーチ終了後に、それぞれの受信可能カウンタ値を比較して、より多くのチャンネルが正常に受信可能となる方へ前記スイッチを固定し、
    受信可能カウンタ値が同数であった場合には、記憶手段へ記憶した受信状態情報から、受信可能な各チャンネルにおいて、減衰側、増幅側のうち、どちらがC/Nが高くなるかを判定し、減衰側の方がC/Nが高くなると判定した場合には減衰側のC/N優位カウンタをカウントアップし、増幅側の方がC/Nが高くなると判定した場合には増幅側のC/N優位カウンタをカウントアップし、より多くのチャンネルでC/Nが高くなる方へ前記スイッチを固定することを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載のテレビジョン受信装置。
JP2009078664A 2009-03-27 2009-03-27 放送受信装置 Expired - Fee Related JP4996643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009078664A JP4996643B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009078664A JP4996643B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010232985A true JP2010232985A (ja) 2010-10-14
JP4996643B2 JP4996643B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=43048380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009078664A Expired - Fee Related JP4996643B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4996643B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04326819A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Sanyo Electric Co Ltd ラジオ受信機
JP2001320286A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Sharp Corp 低速周波数ホッピング無線装置の電力制御方法
JP2002050976A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Sony Corp アンテナユニットおよび受信機
JP2008010914A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置
JP2008118415A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sharp Corp 複数チューナ内蔵テレビ受信装置
JP2008177983A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Funai Electric Co Ltd デジタル放送受信装置
JP2009177351A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sharp Corp 放送受信装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04326819A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Sanyo Electric Co Ltd ラジオ受信機
JP2001320286A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Sharp Corp 低速周波数ホッピング無線装置の電力制御方法
JP2002050976A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Sony Corp アンテナユニットおよび受信機
JP2008010914A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置
JP2008118415A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sharp Corp 複数チューナ内蔵テレビ受信装置
JP2008177983A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Funai Electric Co Ltd デジタル放送受信装置
JP2009177351A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sharp Corp 放送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4996643B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0829133B1 (en) Agc circuit arrangement for a tuner
JP4514801B2 (ja) 放送受信装置
JP2003289259A (ja) 高周波信号受信装置とその製造方法
JP2006050585A (ja) デジタル放送受信装置及び自動利得制御回路
JP2005535258A (ja) チャネル検出を行うための方法及び装置
JP2004510379A (ja) 異なる動作モードの下でrf信号の品質を比較することによってrf信号のレベルを最適化する方法
US6683656B1 (en) Video intermediate frequency processing apparatus
JP2007104365A (ja) 放送受信装置
JP3203202B2 (ja) ラジオ受信機
US7715506B2 (en) Broadcast signal receiver and control method thereof
JP4996643B2 (ja) 放送受信装置
US20100060800A1 (en) Receiving device, reception method, and program
JP2007068143A (ja) アンテナ整合器とこれを用いた高周波受信装置
KR20070077572A (ko) 튜너의 저잡음증폭기 제어회로
JP2009016912A (ja) 利得制御回路、受信機および受信機に用いられる利得制御方法
US20080211970A1 (en) Television reception circuit and television reception apparatus
JP5554146B2 (ja) 放送受信装置
KR20050000087A (ko) 자동이득제어에 의한 볼륨 균일화장치
JP2005192060A (ja) 自動利得制御装置
KR100296751B1 (ko) Aft제어기능을 갖는 디지털 tv
KR20000003797A (ko) 신호 증폭기를 내장한 텔레비젼
KR100311412B1 (ko) 중계기별 방송 검색 회로 및 방법
KR20130073754A (ko) 룩업 테이블을 이용한 튜너 모듈
JP2011244115A (ja) デジタル放送受信用チューナと、これを用いた移動用受信装置および、この受信装置に用いるチャンネルサーチ方法
JPH0746497A (ja) 受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4996643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees