JP2002044920A - 電動機 - Google Patents

電動機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リラクタンストルクのみで回転駆動するため
電動機が発生する駆動トルクはどうしても小さくなって
しまう。しかし、これらの電動機により駆動する電動機
応用製品によっては、必要とする駆動トルクが大きく、
リラクタンスモータを使いづらいものが多々ある。 【解決手段】 本件発明は、半径方向に並ぶ多層スリッ
ト3を有する回転子本体を備え、前記多層スリット中の
一部のスリット6のみに永久磁石を埋め込み、マグネッ
トトルク及びリラクタンストルクにより回転駆動する電
動機であり、リラクタンストルクのみならずマグネット
トルクを利用することで、リラクタンストルクのみでは
得られない、大きな駆動トルクを発生することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リラクタンストル
クを利用するリラクタンスモータの構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】リラクタンスモータは、インダクタンス
モータと比較して回転子の2次銅損が発生しないという
特徴があるため、電気自動車や工作機械等の駆動用モー
タとして注目されている。しかし、この種のモータは一
般に力率が悪く、産業用として利用するには、ロータコ
ア構造あるいは駆動方法等の改善が必要であった。近
年、ロータコアのコアシートに多層のフラックスバリア
を設けることにより力率を向上させる技術が開発された
(平成8年電気学会全国大会誌、1029、本田ら著
「マルチフラックスバリアタイプ シンクロナスリラク
タンスモータの検討」参照)。
【0003】図5にこの従来の改良されたリラクタンス
モータのロータコア構造の一例を示す。図5(a)にお
いて、電磁鋼板製の円板状のコアシート161には、多
層のフラックスバリア162がコアシート161の軸芯
163に対し逆円弧状に形成されている。フラックスバ
リア162は幅1mm程度のスリット(貫通溝)からな
り、プレス加工されたものである。また、コアシート1
61の外周には回転時にかかる遠心力に対する強度を持
たせるため、一定幅のスリット外周端部164を設けて
いる。
【0004】コアシート161をロータ軸165の方向
に数十枚積層することにより、図5(b)に示すような
ロータコア166が完成する。そして、このロータコア
166を、図5(c)に示すようなステータ167内に
セットすれば、ステータ167の複数の界磁部168よ
り、ロータコア166に回転磁界が与えられ、これによ
り、リラクタンストルクTが発生する。このリラクタン
ストルクTは次式で表される。
【0005】 T=Pn(Ld−Lq)idiq ………………………………………(1) ただし、Pnは極対数、Ld,Lqはd,q軸インダク
タンス、id,iqはd,q軸電流である。上記(1)
式より、このモータの性能を左右するのはd,q軸イン
ダクタンスの差Ld−Lqの大きさであることが分か
る。
【0006】そこで、この差Ld−Lqを大きくするた
めに、上記フラックスバリアを設けることにより、スリ
ットを横切るq軸方向の磁路に抵抗を与える一方、スリ
ット間に挟まれたd軸方向の磁路を確保していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、リラ
クタンストルクのみで回転駆動するため電動機が発生す
る駆動トルクはどうしても小さくなってしまう。しか
し、これらの電動機により駆動する電動機応用製品(コ
ンプレッサ、冷蔵庫、エアコン等)によっては、必要と
する駆動トルクが大きく、リラクタンスモータを使いづ
らいものが多々ある。
【0008】本件発明は、このような課題に鑑み、永久
磁石をスリットに埋め込むことでリラクタンストルクの
みならずマグネットトルクを利用でき、駆動トルクの大
きい電動機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本件発明は、半径方向に
並ぶ多層スリットを有する回転子本体を備え、前記多層
スリット中の一部のスリットのみに永久磁石を埋め込
み、マグネットトルク及びリラクタンストルクにより回
転駆動する電動機であり、リラクタンストルクのみなら
ずマグネットトルクを利用することで、リラクタンスト
ルクのみでは得られない、大きな駆動トルクを発生する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本件発明は、半径方向に並ぶ多層
スリットを有する回転子本体を備え、前記多層スリット
中の一部のスリットのみに永久磁石を埋め込み、マグネ
ットトルク及びリラクタンストルクにより回転駆動する
電動機であり、リラクタンストルクのみならずマグネッ
トトルクを利用することで、リラクタンストルクのみで
は得られない、大きな駆動トルクを発生することができ
る。
【0011】さらに、本件発明は、永久磁石は最も外側
のスリットより中心側のスリットに埋め込んだ電動機で
あり、最も外側のスリットに永久磁石を埋め込まないよ
うにしている。最も外側のスリットに永久磁石を埋め込
むと、永久磁石が中心点から最も離れているため遠心力
が大きく、回転子にかかる負担が大きくなる。よって、
埋め込む永久磁石は、最も中心側のスリットのみに埋め
込むことが適切である。
【0012】さらに、本件発明は、隣り合うスリット間
の磁束通路の幅は、永久磁石を埋め込んだスリットの外
側に位置する磁束通路の幅を最も太くすることで、永久
磁石が発生する磁性磁束が流れても、磁気飽和しないよ
うにしている。
【0013】また、本件発明は、永久磁石を埋め込んだ
スリットは、スリットの端部に空隙部を有する構成にし
てもよい。また、固定子の巻線部は、集中巻方式で施し
てもよい。また、埋め込んだ永久磁石として、フェライ
ト磁石を用いてもよい。また、埋め込んだ永久磁石とし
て、樹脂磁石を用いてもよい。また、複数のコアシート
のスリットをずらしながら回転子軸方向に積層し、スキ
ューを施した回転子としてもよい。
【0014】また、本件発明は、最も中心側のスリット
のみに永久磁石を埋め込んだ場合、多層スリットの層数
が、3層以上5層以下であると高効率である。
【0015】さらに、多層スリットの層数が4層である
と最も効率がよい。
【0016】また、多層スリットの最も中心部にある永
久磁石の埋め込まれたスリット端部とロータ外径の間に
あるブリッジ幅Waが、その他のスリットの端部とロー
タ外径の間にあるブリッジ幅Wbに対して、Wb>Wa
であると磁石から出た磁束を分散することが可能であ
る。
【0017】永久磁石を埋め込んだスリットよりロータ
外径側に位置するスリットのブリッジ幅は、幅広になる
とよい。
【0018】さらに、スリット端部とロータ外径との間
にあるブリッジ幅は、永久磁石を埋め込んだスリットの
ブリッジ幅より、この永久磁石を埋め込んだスリットよ
りロータ外径側に位置するスリットのブリッジ幅の方が
順次幅広にすると誘起電圧波形を正弦波状にすることが
可能である。
【0019】さらに、ブリッジ幅は、永久磁石を埋め込
んだスリットのブリッジ幅が最も狭く、ロータ外周に位
置するスリットのブリッジ幅が最も太くてもよい。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下、添付図面を参照して本発
明の実施例について説明する。なお、以下の実施例は本
発明を具体化した1例であって、本発明の技術的範囲を
限定するものではない。
【0021】図1において、1は電磁鋼板等の高透磁率
材からなる円板状のコアシートであって、その周方向に
は等間隔置きの4箇所に、中心側に凸となるように湾曲
する円弧状の磁束通路2が半径方向にスリット3を挟ん
で列設されている。このようなコアシート1はプレス加
工もしくはレーザ加工等により形成される。
【0022】磁束通路2の形状としては、磁路の形状や
コアシート1の加工等を考慮すれば、円弧状とするのが
好適である。ただし、図2に示すようにV字型やI字型
の形状としてもよいのは勿論である。そして、コアシー
ト1を軸方向に数十枚積み重ねて積層体となした後、ロ
ータ軸が挿入されることによりロータコアが完成され
る。このようなコアシート1同士は必要に応じて接着剤
等で一体固着される。
【0023】このように完成されたロータコアをステー
タ4内にセットすれば、ステータの複数の歯からなる界
磁部より、ロータコアに回転磁界が与えられ、これによ
り、リラクタンストルクが発生する。ステータ4は、分
布巻方式でコア部を形成したステータであり、巻線(図
示せず)は複数のティースを跨ぐように巻回している。
【0024】このようなロータコアを有するリラクタン
スモータにおいては、磁束通路2を横切るq軸方向のイ
ンダクタンスLqと、磁束通路2に沿ったd軸方向のイ
ンダクタンスLdとを比較すると、次のようになる。す
なわち、q軸方向には電磁鋼板に比べて透磁率が約1/
1000である空気層よりなるスリット3で磁路に抵抗
を与えているため、磁束がほとんど通らず、インダクタ
ンスLqは小さくなる。一方、d軸方向には、磁束通路
2が磁路を形成しているため、磁束が通り易く、インダ
クタンスLdは大きくなる。
【0025】本実施例の電動機の特徴は、リラクタンス
トルクのみならずマグネットトルクを利用し回転駆動す
ることである。よって、ロータコアの最も中心側のスリ
ット5の中に、両端に空隙部を備えた状態で永久磁石6
を埋め込んだ。この永久磁石6が発生する磁石磁束によ
り、電動機の駆動トルクにリラクタンストルクのみなら
ずマグネットトルクが加わり、駆動トルクを大きくする
ことができる。
【0026】この時、永久磁石を埋め込んだ最も中心側
のスリット5と隣り合うスリットとの間の磁束通路7
は、他の磁束通路2よりも幅が広くなっている。このよ
うに、磁束通路7を広くした理由は、永久磁石6が発生
する永久磁石磁束は、永久磁石6の外側に位置するスリ
ット3にブロックされるため、磁束通路7に流れ込んで
しまう。よって、磁束通路は、ステータからの磁束のみ
ならず永久磁石磁束が通過するため、磁気飽和が起こり
やすくなる。そのため、最も中心側の磁束通路を他の磁
束通路より太くすることで、磁束通路で磁気飽和が起こ
りにくいようにしている。
【0027】なお、上述した実施例の回転子には、1極
のスリットに1層にしか永久磁石を埋め込んでいない
が、図2(a)に示すように複数の層に埋め込んでもよ
い。
【0028】また、図2(b)〜(e)のようにスリッ
ト、磁束通路の形状はV字であったり、直線形状であっ
てもよい。
【0029】また、図3に示すように回転子にスキュー
かけ、磁束の不均一に起因するトルクリップルを低減し
て、モータ性能をさらに向上させてもよい。
【0030】複数枚のコアシートを積層する際に、図3
(a)に示すように、各コアシート11の取り付け位置
をロータ軸方向でずらしてスキュー17をかければ、d
軸方向の磁路に対する抵抗がロータ周方向において均一
化されるため、ステータからロータコア16に入った
り、ロータコア16からステータに出るd軸方向の磁束
が均一化され、磁束の不均一に起因するトルクリップル
を低減して、モータ性能をさらに向上させることができ
る。
【0031】この場合、図3(b)に示すように、前記
スキュー17を階段状としたり、あるいは、図3(c)
に示すように、ロータ軸方向の途中で折れ曲がったよう
なV字状としてもよい。
【0032】また、図4に示すように、ステータ側は分
布巻方式によりコイル部を形成したステータでなくと
も、図4に示すように集中巻方式によりコイル部を形成
したステータであってもよい。
【0033】(実施例2)図6に本願の他の実施例を示
す。図6において、21はステータ、22はロータ、2
3はスリット、24は永久磁石である。図6は4種類の
モータを示しており、(a)が2層スリット、(b)が
3層スリット、(c)が4層スリット、(d)が5層ス
リットである。これらは、磁石形状は全て同じで、磁石
全面のスリット層数のみが異なる。図7にこれらのモー
タに同じ電流を流した時のモータが発生するトルクの比
を示す。トルク比は2層スリットモータのトルクを基準
にしている。
【0034】図7において、横軸が2層から6層までの
層数、縦軸がトルク比である。この図より、3層から5
層が最もトルクが高く、特に4層が最も高くなってい
る。したがって、半径方向に並ぶ多層スリットを有する
回転子構造を備え、前記多層スリット中の最も中心側の
スリットのみに永久磁石を埋め込んだ構造の回転機のロ
ータにおいて、層数は3層から5層が最適であり、4層
スリットが最も高性能となる。
【0035】(実施例3)図9に本願の他の実施例を示
す。図8は従来型モータの構造である。図8に示すよう
に、従来型モータはスリット端部とロータ外径のブリッ
ジ部の幅W1、W2、W3、W4がすべて同じであっ
た。このブリッジ幅は、ロータの強度が保証できる範囲
で、できる限り薄く設計することが多い。しかし、本発
明のように磁石が一番奥のスリットに埋め込まれている
場合、図8の従来構造では、磁石から出た磁束は磁石の
埋め込まれているスリットとその全面のスリットの間か
らしかロータの外に出て行かないため、コギングトルク
が大きくなり、誘起電圧波形も歪んだ波形になる。
【0036】本実施例は、図9に示すように、磁石に埋
め込まれているスリットのブリッジ幅W1よりその外側
に位置するスリット幅W2、W3、W4が大きくなって
いる。このような構造にすることで、永久磁石から出た
磁束はブリッジ部を通ることが可能になり、磁石からよ
り多くの磁束をロータからステータに出すことが可能
で、コギングトルクを小さくすることができる。
【0037】また、図10のように、内側に位置するス
リットのブリッジ幅を順次大きくすることで、磁極の中
心からより多くの磁束をだすことができるため、コギン
グトルクが小さくなるのに加えて、誘起電圧波形も正弦
派状にすることができるため振動、騒音の小さいモータ
にすることができる。
【0038】
【発明の効果】本件請求項1記載の発明は、リラクタン
ストルクのみならずマグネットトルクを利用することが
でき、大きな駆動トルクを得ることができる。
【0039】請求項2、3記載の発明は、永久磁石の位
置を内側に配置することで、永久磁石を埋め込むことで
発生する遠心力の負担を抑えることができる。
【0040】請求項4記載の発明は、磁束通路の幅を大
きくすることで、磁気飽和の発生を抑え効率のよい回転
駆動を行うことができる。
【0041】請求項10記載の発明は、高効率の電動機
を提供することができる。
【0042】請求項11記載の発明は、最も効率の高い
電動機を提供することができる。
【0043】請求項12記載の発明は、コギングトルク
を低減させた電動機を提供することができる。
【0044】請求項14記載の発明は、誘起電圧波形を
正弦波状にすることで、コギングトルクをさらに低減さ
せた電動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の電動機の断面図
【図2】他の実施例の回転子の断面図
【図3】スキューを施した回転子の側面図
【図4】集中巻方式のステータを備える電動機の断面図
【図5】従来のリラクタンスモータを示す図
【図6】(a)2層スリットの電動機の断面図 (b)3層スリットの電動機の断面図 (c)4層スリットの電動機の断面図 (d)5層スリットの電動機の断面図
【図7】スリット層数とトルク比との関係を示す図
【図8】従来のブリッジ幅と永久磁石から発生する磁束
との関係を示す図
【図9】本実施例のブリッジ幅と永久磁石から発生する
磁束との関係を示す図
【図10】同ブリッジ幅と永久磁石から発生する磁束と
の関係を示す図
【符号の説明】
1 コアシート 2 磁束通路 3 スリット 4 ステータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/16 H02K 21/16 M // H02K 1/30 1/30 A (72)発明者 一海 康文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岸部 太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川野 慎一朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 玉村 俊幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 角 治彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA01 AA09 AE07 AE08 5H619 AA01 BB01 BB06 BB24 PP01 PP02 PP05 PP06 PP08 PP14 5H621 AA03 BB10 GA01 GA04 HH01 5H622 AA03 CA02 CA05 CA07 CA10 CA13 CB04 CB05 DD01 QA03 QA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に並ぶ多層スリットを有する回
    転子本体を備え、前記多層スリット中の一部のスリット
    のみに永久磁石を埋め込み、マグネットトルク及びリラ
    クタンストルクにより回転駆動する電動機。
  2. 【請求項2】 永久磁石は、最も外側のスリットより中
    心側のスリットに埋め込んだ請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 永久磁石は、最も中心側のスリットのみ
    に埋め込んだ請求項2記載の電動機。
  4. 【請求項4】 隣り合うスリット間の磁束通路の幅は、
    永久磁石を埋め込んだスリットの外側に位置する磁束通
    路の幅が最も太い請求項2記載の電動機。
  5. 【請求項5】 永久磁石を埋め込んだスリットは、スリ
    ットの端部に空隙部を有する請求項3記載の電動機。
  6. 【請求項6】 固定子の巻線部は、集中巻方式で施した
    請求項1記載の電動機。
  7. 【請求項7】 埋め込んだ永久磁石として、フェライト
    磁石を用いた請求項1記載の電動機。
  8. 【請求項8】 埋め込んだ永久磁石として、樹脂磁石を
    用いた請求項1記載の電動機。
  9. 【請求項9】 複数のコアシートのスリットをずらしな
    がら回転子軸方向に積層し、スキューを施した回転子本
    体を有する請求項8記載の電動機。
  10. 【請求項10】 多層スリットの層数が、3層以上5層
    以下である請求項3記載の電動機。
  11. 【請求項11】 多層スリットの層数が4層である請求
    項3記載の電動機。
  12. 【請求項12】 多層スリットの最も中心部にある永久
    磁石の埋め込まれたスリット端部とロータ外径の間にあ
    るブリッジ幅Waが、その他のスリットの端部とロータ
    外径の間にあるブリッジ幅Wbに対して、Wb>Waで
    ある請求項10記載の電動機。
  13. 【請求項13】 スリット端部とロータ外径との間にあ
    るブリッジ幅は、永久磁石を埋め込んだスリットのブリ
    ッジ幅より、この永久磁石を埋め込んだスリットよりロ
    ータ外径側に位置するスリットのブリッジ幅の方が幅広
    になっている請求項1記載の電動機。
  14. 【請求項14】 永久磁石を埋め込んだスリットよりロ
    ータ外径側に位置するスリットのブリッジ幅は、順次幅
    広になっている請求項1記載の電動機。
  15. 【請求項15】 ブリッジ幅は、永久磁石を埋め込んだ
    スリットのブリッジ幅が最も狭く、ロータ外周に位置す
    るスリットのブリッジ幅が最も太い請求項14記載の電
    動機。
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