JP2002039099A - 整流翼 - Google Patents
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Abstract
率を高める。 【解決手段】 整流翼1は、軸流ファンモータ2のフラ
ンジ2bに噛み合って、整流翼1を軸流ファンモータ2
に固定するためのフック1eを備えている。フック1e
を撓ませることによって、軸流ファンモータ2に対する
整流翼1の着脱を、工具や冶具等を用いることなく、い
わゆるワンタッチで行う。整流翼を備えない軸流ファン
モータ2に、事後的に整流翼1が必要とされる場合や、
整流翼1の特性を変更したい場合等に、ワンタッチで整
流翼1を着脱することで、最適の特性を有する整流翼を
備える軸流ファンモータを得ることが可能となる。
Description
を用いた冷却装置の冷却効率を高めるための技術に関す
るものである。
等の発熱を効果的に放出するために、ヒートシンクを用
いることが一般的である。また、ヒートシンクを強制的
に冷却するために、軸流ファンモータが用いられてい
る。
ータを備えるため、軸流ファンモータからの送風は周辺
部に比して中心部の風量が少なくなり、ヒートシンクの
全体を均一に冷却することはできない。なおかつ、軸流
ファンモータからの送風は旋回流をなすことから、ヒー
トシンクの冷却フィンの奥深くまで充分に冷気を供給す
ることも困難である。
が不足することが予め分かっているような場合には、軸
流ファンモータからの送風を制御して、空気流の均一化
を図り、かつ、送風を旋回の無い流れとするために、整
流翼を一体に備える軸流ファンモータを使用する。
に冷却能力が不足する等の事情により整流翼を備えない
軸流ファンモータを、整流翼付きの軸流ファンモータに
置き換えるような事態が生じた場合には、軸流ファンモ
ータの交換コストは高いものとなった。また、予め整流
翼付きの軸流ファンモータを使用している場合であって
も、事後的に整流翼の翼形状を変更する必要が生じた場
合には、軸流ファンモータごと置き換える必要があるこ
とから、同様の問題が生ずることとなった。
必要とされる翼形状毎に専用のハウジングを製作する必
要があり、かかるハウジングを樹脂成形品として得る場
合には、金型の種類が増加するという問題もあった。
あり、その目的とするところは、軸流ファンモータから
の送風を、事後的に、自由に制御する整流翼を提供する
ことにより、軸流ファンモータを用いた冷却装置の冷却
効率を高めることにある。また、軸流ファンモータ用の
金型の種類を減少させることによる、コストダウンを図
ることにある。
の、本発明の請求項1に係る整流翼は、軸流ファンモー
タからの送風を制御する整流翼であって、軸流ファンモ
ータに対し選択的に着脱可能な係合部を有することを特
徴とするものである。そして、整流翼を備えない軸流フ
ァンモータに対し、選択的に着脱して用いることによ
り、必要に応じた送風の制御を自在に行う。
ヒートシンクに対し直接的に装着可能な係合部を有して
いる。したがって、整流翼を備えない軸流ファンモータ
と、当該整流翼とで構成した冷却装置によって、整流さ
れた送風をヒートシンクに当て、前記ヒートシンクを直
接的に冷却する。
は、前記ヒートシンクは半導体冷却用となっている。よ
って、本発明によれば、整流翼を備えない軸流ファンモ
ータと、当該整流翼とで構成した冷却装置によって、整
流された送風をヒートシンクに当て、前記ヒートシンク
を直接的に冷却することで、半導体の冷却効率を高める
ことができる。
は、前記係合部はワンタッチ着脱機構を備える。すなわ
ち、前記軸流ファンモータに対する当該整流翼の着脱、
または、前記ヒートシンクに対する着脱を、工具や冶具
等を用いることなく行うことを可能とし、組立性の向
上、事後的な着脱性の向上を図る。
は、前記軸流ファンモータと連続する外形を有するもの
である。したがって、整流翼付きの軸流ファンモータと
ほぼ同等のスペースに収めることが可能となる。
等厚板羽根形の整流板を有するものである。そして、金
型を用いて樹脂成形する場合に、金型の、整流板を成形
する部分の形状を単純化する。
翼は、翼形の整流板を有している。前記整流板を翼形と
することで、整流板の羽根強度を高める。また、該整流
板を送風が通過する際の、音や振動の発生を低減する。
図面に基づいて説明する。
る整流翼1を、図1(a)には、整流翼1を取付けて用
いる軸流ファンモータ2(整流翼を備えない軸流ファン
モータ)を、図1(c)には、整流翼1を直接的に装着
するヒートシンク3(半導体冷却用)の側面図を、それ
ぞれ示している。
(b)には整流翼1の正面図を、図2(c)には整流翼
1の下面図を、図3には図2(a)のA−A線における、
整流翼1の断面図を示している。また、図5には、軸流
ファンモータ2を整流翼1と密着する方向から見た状態
を示している。
成樹脂等、弾性変形可能な材料で形成されている。軸流
ファンモータ2に当接するためのベース部1aには、開
口1bを形成し、開口1bに、複数の整流板1cを放射
状に設けている。また、ベース部1aには、軸流ファン
モータ2に対し選択的に着脱可能とするための係合部を
設けている。
穴2a(図5)と係合して、相互の位置決めを行うため
のピン1dと、軸流ファンモータ2のフランジ2b(図
5)に噛み合い、整流翼1を軸流ファンモータ2に固定
するためのフック1eを備えている。なお、軸流ファン
モータ2には、フック1eを噛み合わせるための溝2c
をフランジ2bに設けることとしても良い。また、必要
に応じて、ヒートシンク3に整流翼1と軸流ファンモー
タ2とを固定するためのネジ穴1fを、軸流ファンモー
タ2の取付け穴2aと一致する場所に設けている。
ク1eを各々2本としたが、ファンモータ2に対する整
流翼1の装着を確実とする範囲内で、その数を増減する
ことは可能である。
に対し直接的に装着可能な係合部を設けている。該係合
部は、脚1gと、脚1gの内側先端部に形成された爪1
hと、脚1gの内側表面に形成されたリブ1jとを含む
ものである。脚1gは、ヒートシンク3に整流翼1を装
着したとき、冷却フィン3aの先端部が、ベース部1a
の下面に当接することなくその近傍に位置する長さを有
している(図6参照)。また、爪1hは、ヒートシンク
3のベース3bに設けた溝3cと係合するものである。
そして、爪1hとリブ1jとの隙間に、ベース3の突起
部3dを係合させることで、ヒートシンク3に対する整
流翼1の押し込み方向、引き抜き方向の双方に対する固
定を確実としている。
したが、ヒートシンク3に対する整流翼1の装着を確実
とする範囲内で、その数を増減することは可能である。
(a)のB−B線で切断したときの断面形状を例示してい
る。図4(a)に示す整流板1cは、断面形状に等厚板
羽根形を有するものである。かかる形状の場合は、整流
翼1を、金型を用いて樹脂成形する場合に、金型の整流
板を成形する部分の形状を単純化して、金型コストを低
減することが可能である。
形状に翼形を有するものである。かかる形状の場合に
は、整流板1cの羽根強度を高めることができる。ま
た、整流板1cを軸流ファンモータ2の送風が通過する
際の、音や振動の発生を低減することができる。
2に取付け、かつ、ヒートシンク3にも装着したときの
側面図を示している。図示のごとく、本発明の実施の形
態に係る整流翼1は、軸流ファンモータ2と連続する外
形を有している。したがって、整流翼付きの軸流ファン
モータとほぼ同等のスペースに収めることが可能とな
る。
係る整流翼により得られる作用効果は、以下の通りであ
る。まず、整流翼1は、軸流ファンモータ2に対し選択
的に着脱可能とするための係合部として、軸流ファンモ
ータ2の取付け穴2a(図5)と係合し、相互の位置決
めを行うためのピン1dと、軸流ファンモータ2のフラ
ンジ2b(図5)に噛み合って、整流翼1を軸流ファン
モータ2に固定するためのフック1eを備えている。整
流翼1は弾性変形可能な材料で形成されていることか
ら、フック1eを撓ませることによって、軸流ファンモ
ータ2に対する整流翼1の着脱を、工具や冶具等を用い
ることなく、いわゆるワンタッチで行うことが可能であ
る。
タ2に、事後的に整流翼1が必要とされる場合や、整流
翼1の特性を変更したい場合等に、ワンタッチで整流翼
1を着脱することで、最適の特性を有する整流翼を備え
る軸流ファンモータを得ることが可能となる。したがっ
て、本発明の実施の形態に係る整流翼1を、整流翼を備
えない軸流ファンモータ2に対し、選択的に着脱して用
いることにより、汎用性の高い軸流ファン2を用いて、
必要に応じた送風の制御を自在に行うことが可能とな
る。
流翼1によれば、軸流ファンモータ2を用いた冷却装置
の、冷却効率を高めることが可能となる。
えない汎用のファンモータを用いることから、軸流ファ
ンモータのハウジング成型用の金型の種類を、整流翼の
特性に応じて多数用意する必要がなくなり、当該金型の
コストダウンを図ることが可能となる。
直接的に装着可能な係合部として、脚1gと、脚1gの
内側先端部に形成された爪1hと、脚1gの内側表面に
形成されたリブ1jとを備える。そして、爪1hを、ヒ
ートシンク3のベース3bに設けた溝3cと係合させる
ことで、いわゆるワンタッチで整流翼1をヒートシンク
3に装着することが可能である。
に、その中心部にモータ2dを備えるため、軸流ファン
モータ2からの送風は、周辺部に比して中心部の風量が
少なくなる。しかしながら、整流翼1を軸流ファンモー
タ2に取り付けることにより、送風は均一化される。ま
た、軸流ファンモータ2からの送風は旋回流をなすが、
これも整流翼1によって非旋回流となるので、ヒートシ
ンク3の全体を均一に、かつ、冷却フィン3aの奥深く
まで、充分に冷気を供給し、効率的に冷却を行うことが
可能となる。
ることから、本発明の実施の形態に係る整流翼1を用い
ることにより、事後的に、半導体の冷却効率を高めるこ
とも可能となる。
と連続する外形を有するので、図6に示すように、軸流
ファンモータ2およびヒートシンク3に装着した状態
で、整流翼付きの軸流ファンモータとほぼ同等のスペー
スに収めることが可能となる。
形とした場合には、樹脂成形用金型の、整流板を成形す
る部分の形状を単純化し、金型コストを低減することが
可能となる。また、整流翼1の整流板1cを翼形とした
場合には、整流板1cの羽根強度を高め、整流翼1の強
度を向上させることができる。また、整流板1cを翼形
とすることで、整流板1cを送風が通過する際の音や振
動の発生を低減し、整流翼1を使用することによる音響
性能等の低下を防ぐことができる。
成された爪1hと、脚1gの内側表面に形成されたリブ
1jとを含むヒートシンク3との係合部は、本発明の整
流翼1に必須のものではなく、かかる係合部を整流翼か
ら除いたもの(図示省略)を、軸流ファンモータ2に取
付けて用いれば、冷却対象を限定しない、汎用性の高い
冷却装置を提供することも可能となる。また、整流翼1
の外形は、軸流ファンモータ2と連続するもの限定され
るものでもない。
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
整流翼によれば、軸流ファンモータからの送風を、事後
的に、自由に制御し、軸流ファンモータを用いた冷却装
置の冷却効率を高めることが可能となる。また、軸流フ
ァンモータ用の金型の種類を減少させることにより、コ
ストダウンを図ることが可能となる。
れば、ヒートシンクの冷却効率を事後的に高めることが
可能となる。また、本発明の請求項3に係る整流翼によ
れば、半導体の冷却効率を事後的に高めることが可能と
なる。
よれば、工具や冶具等を用いることなく、前記軸流ファ
ンモータに対する当該整流翼の着脱、または、前記ヒー
トシンクに対する着脱を行うことを可能とし、組立性の
向上、事後的な着脱性の向上を図ることで、軸流ファン
モータを用いた冷却装置の冷却効率を容易に高めること
が可能となる。
れば、整流翼付きの軸流ファンモータとほぼ同等のスペ
ースに収めることが可能となり、当該整流翼の追加を容
易として、軸流ファンモータを用いた冷却装置の冷却効
率を事後的に高めることが可能となる。
れば、当該整流板用の金型のコストを低減することがで
きる。さらに、本発明の請求項7に係る整流翼によれ
ば、整流板の羽根強度を高め、整流板の強度を向上させ
ることができる。また、該整流板を送風が通過する際
の、音や振動の発生を低減することで、当該整流板を使
用することによる音響性能等の低下を防ぐことができ
る。
該整流翼を取付けて用いる軸流ファンモータを(a)
に、該整流翼を装着するヒートシンクを(c)に、各々
側面図で示した模式図である。
図、(b)はその正面図、(c)はその下面図である。
ある。
であり、(a)は等厚板羽根形を、 (b)は断面形状に
翼形を示している。
着する方向から見た図である。
ンモータとヒートシンクとに装着したときの側面図であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 軸流ファンモータからの送風を制御する
整流翼であって、軸流ファンモータに対し選択的に着脱
可能な係合部を有することを特徴とする整流翼。 - 【請求項2】 ヒートシンクに対し直接的に装着可能な
係合部を有することを特徴とする請求項1記載の整流
翼。 - 【請求項3】 前記ヒートシンクは半導体冷却用である
ことを特徴とする請求項2記載の整流翼。 - 【請求項4】 前記係合部はワンタッチ着脱機構を備え
ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載
の整流翼。 - 【請求項5】 前記軸流ファンモータと連続する外形を
有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項
記載の整流翼。 - 【請求項6】 等厚板羽根形の整流板を有することを特
徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の整流翼。 - 【請求項7】 翼形の整流板を有することを特徴とする
請求項1から5のいずれか1項記載の整流翼。
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