JP2000114443A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2000114443A
JP2000114443A JP10282187A JP28218798A JP2000114443A JP 2000114443 A JP2000114443 A JP 2000114443A JP 10282187 A JP10282187 A JP 10282187A JP 28218798 A JP28218798 A JP 28218798A JP 2000114443 A JP2000114443 A JP 2000114443A
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JP
Japan
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fin
motor
cooling device
heat sink
substrate
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Pending
Application number
JP10282187A
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English (en)
Inventor
Hironobu Sonoda
広信 園田
Hiroshi Hamamatsu
浜松  弘
Ikuma Murokita
幾磨 室北
Kazuhide Takao
和英 鷹尾
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ部直下の放熱フィンを有効に冷却し、
高い冷却性能が得られる冷却装置を提供する。 【解決手段】 発熱体4の放熱部との接触面を有するフ
ィン基板31と、フィン基板31に立設されたピン状の
放熱フィン32とを備えたヒートシンク3と、ヒートシ
ンク3のフィン基板31の面にその空気吐出面を対向さ
せて放熱フィン32の上方に放熱フィン32の先端と間
隔を置いて設置した軸流ファン1とからなる冷却装置に
おいて、放熱フィン32の先端と軸流ファン1の空気吐
出面側のモータ部端面との間隔を、2mmからモータ部外
径に2. 0を乗じた値までの数値範囲内の値としたもの
である。また、最適の数値範囲を、2mmからモータ部外
径に0. 6を乗じた値までとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子機器に
使用されているICなどの電子素子の冷却に利用する冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICなどの電子素子は集積度の向
上によって著しく発熱量が増加しており、電子素子の加
熱を防ぐために素子を個別に冷却する手法が採られてい
る。従来、このような目的で使用される冷却装置の一つ
にピン状の放熱フィン(以下ピンフィンという)を有す
るピンフィン型ヒートシンク構造のものがある。また、
複数の電子素子を搭載した大型のヒートシンクにもピン
フィン型のものが採用されつつある。従来技術の例とし
て、図3(a)に放熱フィン型ヒートシンクの側断面図
を示す。(b)は(a)の平面図である。図3におい
て、1は軸流ファン、1aは軸流ファン1のモータ部、
2はケーシング、3はピンフィン型のヒートシンク、3
1はフィン基板、32はピンフィン、4は発熱体、5は
風である。前記ピンフィン型のヒートシンク3は、矩形
状のフィン基板31の上に上端から下端までが断面一様
のピンフィン32を高密度に多数配列して構成し、軸流
ファン1と併用して強制空冷型の冷却装置として使用さ
れる。中央にモータ部1aを備えた軸流ファン1は、ケ
ーシング2の内側に取り付けられ、軸流ファン1の空気
吐出側にピンフィン32の上端を対向させるようにケー
シング2をフィン基板31に支柱31aを挟んで図示し
ないねじ等で取り付け、さらにフィン基板31の背面側
に発熱体4を密着させた構成にしている。このような構
成において、軸流ファン1が回転するとファンの作用に
より風5が発生する。風5は軸流ファン1からフィン基
板31へ向かって垂直に吹き出し、ピンフィン32の間
の空隙で流れ方向を転じてヒートシンク3の外側から排
出する。一方、発熱体4で発生した熱は、発熱体4とフ
ィン基板31との接触面を介してフィン基板31に伝わ
り、さらに熱伝導でピンフィン32に伝わる。ピンフィ
ン32およびフィン基板31の表面と風5との間の熱伝
達によって、熱はヒートシンク3から風5に伝わり、風
5とともに外気へ放出される。この過程で、風5がピン
フィン32の間で流れ方向を転じる際と、ピンフィン3
2に衝突して迂回する際に乱流化するため、熱伝達率が
大きくなり発熱体4に対して高い冷却性能が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
冷却装置の対象はICなどの小さな寸法のものが多く、
冷却装置そのものも小型化が要求される。従来技術の例
に示すように、冷却装置用の軸流ファン1ではモータ部
1aの小形化に限界があるため、小形の軸流ファンでは
軸方向投影面積におけるモータ部1aの面積がケーシン
グ2を含む軸流ファン全体の投影面積に対して相対的に
広くなり、風5が通過する面積すなわちケーシング2の
内周Dcとモータ部1aの外周Dmとの間で示される部
分が狭くなり、その上、軸流ファン周辺部に偏在するこ
とになる。そのため、ヒートシンク3では有効に冷却さ
れる部分が周辺部に偏ってモータ部1aの直下が風5の
死角となり、冷却装置としての冷却性能が下がるという
問題があった。そこで、本発明は、放熱フィン上端とこ
れに対向した軸流ファンのモータ部端面との間に最適な
隙間を設定して、モータ部直下のピンフィンを有効に冷
却し、高い冷却性能が得られる冷却装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は発熱体の放熱部との接触面を有するフィン
基板と、前記フィン基板に立設されたピン状の放熱フィ
ンとを備えたヒートシンクと、前記ヒートシンクの前記
フィン基板の面にその空気吐出面を対向させて前記放熱
フィンの上方に前記放熱フィンの先端と間隔を置いて設
置した軸流ファンとからなる冷却装置において、前記放
熱フィンの先端と前記軸流ファンの前記空気吐出面側の
モータ部端面との間隔を、2mmから前記モータ部外径に
2. 0を乗じた値までの数値範囲内の値としたものであ
る。また、最適の数値範囲を、2mmから前記モータ部外
径に0. 6を乗じた値までとしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施例を示す冷却装置の
側断面図である。なお、図3と同一符号は、同一または
相当する部材を示している。本発明の実施例が従来技術
と異なるのは、ケーシング2がスペーサ6を介してフィ
ン基板31に支柱31aを挟んで図示しないねじ等で取
り付けられている点である。このため、ケーシング2の
内側に取り付けられた軸流ファン1のモータ部1a の空
気吐出側端面と、ピンフィン(放熱フィン)32の先端
部との間には、スペーサ6の高さに応じた隙間7が生じ
る。このような構成において、軸流ファン1が回転する
と従来の技術に記した動作によって軸流ファン1の作用
により発生した風5が、発熱体4で発生した熱を効果的
に外気へ放出して発熱体4を冷却する。一般に軸流ファ
ンでは、ケーシングの内周とモータ部の外周の間から吐
出する風は、ファンブレードの回転によって軸方向に向
いた速度ベクトルと、円周方向および放射方向に向いた
速度ベクトルが与えられる。また、風吐出面における軸
流ファンのモータ部直後の空間では、風流れに対してモ
ータ部が障害となるため負圧になる。その結果、軸流フ
ァンから吐出したあとの風は、回転する速度ベクトルを
持ったまま放射方向と回転の中心方向に広がる傾向があ
る。したがって、本実施例のように軸流ファン1のモー
タ部1a の空気吐出側端面とピンフィン32の先端部と
の間に隙間7があると、この空間で軸流ファン1から吐
出した風がモータ部1aの外周よりも内側に広がるの
で、モータ部1aの外周よりも内側にあるピンフィン3
2にも軸流ファン1からの風5が直接当たるようになっ
て、ヒートシンク3の冷却性能が向上する。このような
現象では、隙間7とヒートシンク3の冷却性能向上率と
の間には、図2に示す関係がある。すなわち、実線で示
す実測値をみればわかるように、隙間7が大きくなるほ
ど冷却性能の向上率は増加するが、ある値で極大値を示
す。実験結果によれば、隙間7の良好値は、2mmからモ
ータ部1aの外径Dmに2.0を乗じた値までの数値範
囲内の値であった。2mm未満では効果がなく、外径Dm
に0. 6を乗じた値を越えると2.0を乗じた値程度ま
で効果はほぼ一定となり、隙間7がない場合の約1. 1
倍冷却性能が向上した。しかし、2mmからモータ部1a
の外径Dmに2. 0を乗じた値までの数値範囲内で大き
な効果があるとはいえ、冷却装置の大きさを考慮に入れ
ると、隙間を大きくすることは冷却装置の大型化につな
がるため、2mmから外径Dmに0.6を乗じた値の数値
範囲が最適な範囲といえる。なお、図2においては、隙
間7がない場合を、基準冷却性能として冷却性能比を1
00パーセントとしている。同様の冷却効果、すなわち
1. 1倍の冷却性能の向上を、ヒートシンクの面積増加
によって図るとすると、フィン効率の影響で約1. 2倍
の大きさが必要であり、その分の重量増加も伴うという
問題がある。すなわち、本発明によって重量増加を伴わ
ないヒートシンクの高性能化、あるいは、性能低下を伴
わないヒートシンクの軽量化が可能になる。なお、本発
明は、ICなどの電子素子個別の冷却だけでなく、複数
の電子装置を搭載した大型のヒートシンクにも適用する
ことができる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ペーサによって2mmからモータ部の外径Dmに2. 0を
乗じた値の範囲という良好な寸法の隙間をモータ部の風
吐出側端面と放熱フィン先端との間に設けるようにした
ので、軸流ファンから吐出した風がモータ部の内周側に
も広がるようになり、この部分の放熱フィンにも直接風
があたって冷却性能が向上するという効果がある。特
に、2mmからモータ部の外径Dmに0. 6を乗じた値の
範囲という最適な寸法の隙間をモータ部の風吐出側端面
と放熱フィン先端との間に設けるようにすれば、冷却装
置をほとんど大きくすることなく冷却性能を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す冷却装置の側断面図で
ある。
【図2】 本発明の実施例における隙間と冷却性能の関
係を示すグラフである。
【図3】 従来技術における冷却装置を示す図で、
(a)は側断面図で、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 :軸流ファン、 1a :モータ部、 2 :ケーシング、 3 :ヒートシンク、 31 :フィン基板、 31a:支柱、 32 :放熱フィン(ピンフィン)、 4 :発熱体、 5 :風、 6 :スペーサ、 7 :隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹尾 和英 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AB01 AB11 BA01 BA05 BB03 5F036 AA01 BB05 BB08 BB35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体の放熱部との接触面を有するフィ
    ン基板と、前記フィン基板に立設されたピン状の放熱フ
    ィンとを備えたヒートシンクと、前記ヒートシンクの前
    記フィン基板の面にその空気吐出面を対向させて前記放
    熱フィンの上方に前記放熱フィンの先端と間隔を置いて
    設置した軸流ファンとからなる冷却装置において、 前記放熱フィンの先端と前記軸流ファンの前記空気吐出
    面側のモータ部端面との間隔を、2mmから前記モータ部
    外径に2. 0を乗じた値までの数値範囲内の値としたこ
    とを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱フィンの先端と、前記軸流ファ
    ンの前記空気吐出面側のモータ部端面との間隔の数値範
    囲を、2mmから前記モータ部外径に0. 6を乗じた値ま
    でを最適範囲としたことを特徴とする請求項1に記載の
    冷却装置。
JP10282187A 1998-10-05 1998-10-05 冷却装置 Pending JP2000114443A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6427763B2 (en) * 2000-07-25 2002-08-06 Minebea Co., Ltd. Air rectification blades
JP2017532128A (ja) * 2014-10-20 2017-11-02 ポケット スカイ オージー 持ち運び可能な冷却用装置

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US6427763B2 (en) * 2000-07-25 2002-08-06 Minebea Co., Ltd. Air rectification blades
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