JP2003229689A - 電子素子の冷却装置 - Google Patents

電子素子の冷却装置

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JP2003229689A
JP2003229689A JP2002027419A JP2002027419A JP2003229689A JP 2003229689 A JP2003229689 A JP 2003229689A JP 2002027419 A JP2002027419 A JP 2002027419A JP 2002027419 A JP2002027419 A JP 2002027419A JP 2003229689 A JP2003229689 A JP 2003229689A
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heat
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heat pipe
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Masataka Mochizuki
正孝 望月
Koichi Masuko
耕一 益子
Yuji Saito
祐士 斎藤
Yoji Kawahara
洋司 川原
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子素子からの放熱効率の良い冷却装置を提
供する。 【解決手段】 受熱ブロック2と、ファン装着部と、ヒ
ートパイプ5とを有するフレーム18が設けられた電子
素子3の冷却装置1において、前記受熱ブロック2が、
フレーム18を形成している材料より熱伝導性の高い他
の材料によって形成されるとともに、前記ファン装着部
に装着されたファン12の吐出口に隣接して放熱フィン
9が配置され、前記受熱ブロック2と放熱フィン9とが
前記ヒートパイプ5によって熱伝達するように連結され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電子素子を冷却
して、その過熱を防止するための冷却装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】最近では、CPUなどの電子素子の高速
化、大容量化によってその発熱量が多くなってきてお
り、それに伴って温度上昇による誤動作や破損などを回
避するために、より効果的に放熱・冷却することが求め
られるようになってきている。コンピュータやサーバー
などは、可及的に小型であることが要求されるので、電
子素子の温度上昇を防ぐためには、冷却よりもむしろ放
熱の手段が採用されている。例えば、CPUなどの電子
素子にヒートシンクを重ねて取り付け、さらには空冷フ
ァンを取り付けて熱放散を積極化している。 【0003】後者の冷却装置は、電力の消費や騒音など
の問題があり、これに対して前者の自然空冷をおこなう
構造ではそのような不都合が生じない。しかしながら最
近では、その自然空冷による放熱量を超える発熱量の電
子素子が使用されるようになってきている。そこで、各
種の部品を取り付けるベースを兼ねる金属板にそれより
も厚い金属ブロックを取り付け、その金属ブロックに電
子素子を密着させた構成の冷却装置が開発されている。
その一例が特開平8−55942号公報に記載されてい
る。この公報に記載された構造は、ヒートパイプの一端
部を、電子素子を取り付けた金属板に沿わせて配置し、
かつそのヒートパイプの他方の端部を金属板に密着させ
た冷却装置である。 【0004】上記の冷却装置は、電子素子に生じる熱を
ヒートパイプで金属板に誘導して放熱させる構造であ
り、RHE(リモートヒートエクスチェンジャー)と称
されることがある。 【0005】また、ヒートパイプを使用した他の冷却装
置が、米国特許第5339214号明細書に記載されて
いる。これは、電子素子を取り付けた金属ブロックの下
面側にヒートパイプの一端部を密着させ、そのヒートパ
イプの他方の端部を金属ブロックから離れる方向に延ば
すとともに、その端部を多数のフィンを有するヒートシ
ンクに連結した冷却装置である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前者の特開平8−55
942号公報に記載された冷却装置では、電子素子から
発生した熱が金属ブロックを介して金属板に伝達され、
さらにその金属板からヒートパイプを介して他の金属板
に伝達され、その後、他の金属板から放熱するようにな
っている。したがって、他の金属板が周囲の空気に対す
る放熱部材になっているから、電子素子から前記他の金
属板までの熱伝達を効率よくおこなう必要がある。しか
しながら、上記の構造では、電子素子と金属板との間
に、厚肉の金属ブロックが介在するために、金属板と電
子素子との間の熱抵抗が大きくなり、その結果、電子素
子からの放熱効率が低くなり、これを解消するために
は、金属ブロックをより大きいものとしたり、ヒートパ
イプを熱輸送能力の大きい大径のものとしたりするな
ど、全体として大型化する不都合がある。 【0007】また、後者の米国特許第5339214号
明細書に記載された冷却装置では、金属ブロックを取り
付けてあるベースとなる金属板を放熱のための手段とし
て積極的には使用していないので、放熱効率を向上させ
るうえで、未だ改善の余地があった。 【0008】この発明は、上記の事情を背景にしたなさ
れたものであり、電子素子からの放熱効率の良い冷却装
置を提供することを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、発熱部材接触
部と、ファン装着部と、ヒートパイプとを有するフレー
ムが設けられた電子素子の冷却装置において、前記発熱
部材接触部が、前記フレームを形成している材料より熱
伝導性の高い他の材料によって形成されるとともに、前
記ファン装着部に装着されたファンの吐出口に隣接して
放熱フィンが配置され、前記発熱部材接触部と放熱フィ
ンとが前記ヒートパイプによって熱伝達するように連結
されていることを特徴とする電子素子の冷却装置であ
る。 【0010】したがって、請求項1の発明によると、前
記電子素子の冷却装置のフレームに設けられている前記
発熱部材接触部が、前記フレームを形成している材料よ
りも熱伝導性の高い他の材料で形成されている。前記発
熱部材接触部は電子素子と接触しているので、電子素子
から生じた熱は、前記発熱部材接触部に伝達される。こ
の時、前記フレームを形成している材料より熱伝導性の
高い他の材料によって前記発熱部材接触部が形成されて
いるので、大部分の熱が前記発熱部材接触部に移動す
る。 【0011】前記発熱部材接触部と、前記フレームに設
けられているファン装着部に装着されたファンの吐出口
に隣接して配置されている放熱フィンとは、前記フレー
ムに設けられたヒートパイプによって熱伝達するように
連結されている。したがって、電子素子から前記発熱部
材接触部に伝達された熱は、前記ヒートパイプに伝達さ
れ、さらに前記ヒートパイプから前記放熱フィンに伝達
される。一方、前記ファンが動作することによって、前
記放熱フィン同士の間に沿って空気流が発生する。その
ため、前記放熱フィンに伝達された熱は、各前記放熱フ
ィンの先端部に向けて熱伝導され、さらに前記空気流に
伝達される。その結果、電子素子の過熱が抑制もしくは
防止される。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の具体例を図面を
参照して説明する。ここに示す例は、この発明の電子素
子の冷却装置をノートブック型パソコンに適用した例で
ある。パソコンケース1Aは、プラスチックパネルある
いはマグネシウム合金などの金属パネルによって形成さ
れた平板状を成す中空容器である。このパソコンケース
1Aの図1での上面部には、回動軸を中心とした所定範
囲内で自在に開閉するディスプレイ(図示せず)が備え
られている。 【0013】パソコンケース1Aの内部には、冷却装置
1が配置されている。冷却装置1には、銅あるいはその
合金等の金属からなる受熱ブロック2が設置されてい
る。この受熱ブロック2における上面部は、平坦面を成
していて、そこにはCPUなどの電子素子3が密着状態
で取り付けられている。更に受熱ブロック2における下
面部には、円弧状断面の取付溝4が形成されている。こ
の取付溝4の内部には、ヒートパイプ5が添わされた状
態で取り付けられており、前記取り付けられたヒートパ
イプ5の端部が蒸発部6となっている。なお、ヒートパ
イプ5としては、一例として円形断面の銅製コンテナの
内部に純水を封入したものが採用されている。 【0014】ヒートパイプ5の他方の端部には、ヒート
シンク7が取り付けられている。ヒートシンク7は、ヒ
ートパイプ5が熱授受可能に連結されるベースプレート
8と、そのベースプレート8に一体に組み付けられた多
数枚の放熱フィン9とを備えている。より具体的には、
ベースプレート8は、銅あるいはその合金からなる直方
体を成すブロックである。またベースプレート8の下面
部における幅方向での中央部分には、長さ方向に向けて
取付溝10が形成されている。また、前記の部品類は、
フレーム18上に配置されている。フレーム18はアル
ミニウム製であり、ダイカスト鋳造で形成されている。 【0015】この取付溝10の内部には、ヒートパイプ
5の一端部が添わされた状態で取り付けられており、こ
の端部が凝縮部11となっている。すなわちベースプレ
ート8は、その長さ方向をヒートパイプ5の中心軸線に
揃えた配置となっており、このように組み付けられるこ
とによってヒートパイプ5の凝縮部11に対して大きい
接触面積を得ることができる。なお凝縮部11は、蒸発
部6よりも高い位置に配置されている。またヒートパイ
プ5の中間部は、パソコンケース1Aの内部に備えられ
た図示しない多数の部品同士の間を通るように配設され
ている。 【0016】これに対して、ベースプレート8の図1で
の上面部には、平板状を成す多数枚の放熱フィン9が垂
直に起立した状態で取り付けられている。各放熱フィン
9は、互いに平行にかつ均等な間隔をあけた状態でベー
スプレート8の上面部のほぼ全域に亘って設けられてい
る。また各放熱フィン9は、ベースプレート8の幅方向
に向けた姿勢となっていて、すなわちヒートパイプ5の
中心軸線と直交した配置となっている。なお各放熱フィ
ン9の幅は、ベースプレート8の幅とほぼ同じに設定さ
れている。 【0017】ベースプレート8と放熱フィン9との組み
付け手段としては、ベースプレート8をダイカスト鋳造
によって形成する際に、圧延材からなる各放熱フィン9
の一縁部をベースプレート8の材料である溶湯によって
鋳包んで一体化する手段が採用されている。この手段に
よれば、各放熱フィン9を薄くかつ高いものとすること
ができるうえに、互いのピッチを狭く設定することが可
能となり、放熱フィン9全体の熱交換面積が大きくなる
から、ヒートシンク7としての放熱効率を良好にするこ
とができる。また隙間ならびに介在物のない状態に両者
が組み付けられるから、ベースプレート8と放熱フィン
9との間での熱抵抗を小さくすることができる。 【0018】更にヒートシンク7の近傍には、ファン1
2が設置されていて、適宜の手段によってパソコンケー
ス1Aに対して固定されている。このファン12は、設
置状態での厚さ(高さ)がヒートシンク7の高さよりも
小さい設定の中空平板状のハウジング13と、ハウジン
グ13の内部に収容された回転駆動するブレード14と
を備えたいわゆる横型軸流ファンが採用されている。 【0019】ハウジング13における図1での上面部に
は、円形状に開口した吸込口15が形成されており、ま
たハウジング13における同図での一側面部には、矩形
状に開口した吐出口16が形成されている。この吐出口
16の開口幅は、ベースプレート8の長さとほぼ等しい
長さに設定されている。またブレード14は、その駆動
軸17を吸込口15の中心軸線と同軸上に揃えた状態に
ハウジング13に組み付けられている。 【0020】このファン12は、吐出口16をベースプ
レート8の図1での側面部に対して平行に対向させた姿
勢で配置されている。つまり各放熱フィン9の側縁部に
吐出口16が対向している。また吐出口16の長さ方向
での両縁部は、ベースプレート8の長さ方向での両縁部
に対して揃えられている。なお吐出口16は、ヒートシ
ンク7に対して離隔させてもあるいは密着させてもよ
い。したがって、ファン12を駆動させると、パソコン
ケース1Aの内部の空気が、ハウジング13の内側に入
り込むとともに、吐出口16からヒートシンク7に向け
て供給され、各放熱フィン9同士の間ならびにベースプ
レート8の上面部を通過してパソコンケース1Aの外部
に送り出される。なおファン12は、パソコンケース1
Aの内部に標準装備されるバッテリ(図示せず)の電力
によっても駆動可能な構成であり、この発明のファンに
相当するものである。 【0021】したがって、上記の装置によれば、パソコ
ンの使用に伴って電子素子3が動作することにより生じ
た熱は、受熱ブロック2に伝達される。前記熱伝達の
際、フレーム18と接触している受熱ブロック2が、フ
レーム18を形成しているアルミニウムより熱伝導性の
高い銅によって形成されているので、大部分の熱が受熱
ブロック2に移動する。伝達された熱は更にヒートパイ
プ5の蒸発部6に伝達される。それに伴ってヒートパイ
プ5の両端部において温度差が生じ、ヒートパイプ動作
が自動的に開始される。 【0022】すなわち内部に封入してある純水などの作
動流体が蒸発し、その蒸気が温度の低い凝縮部11に流
動してベースプレート8の取付溝4の内面に対して放熱
する。その際、ベースプレート8と凝縮部11との接触
長さが充分に大きく採られているので、ヒートパイプ5
からヒートシンク7への熱伝達が良好に行われる。ま
た、前記熱伝達の際、フレーム18と接触しているベー
スプレート8が、フレーム18を形成しているアルミニ
ウムより熱伝導性の高い銅によって形成されているの
で、大部分の熱がベースプレート8に移動する。このよ
うな過程を経てベースプレート8に供給された電子素子
3の熱は、更に各放熱フィン9に伝達される。なお放熱
して凝縮した前記作動流体は、ヒートパイプ5のうち蒸
発部6に向けて流下し、電子素子3の熱によって再度蒸
発する。つまりヒートパイプ5のうち凝縮部11が、蒸
発部6に対して高くなっているから、動作態様としては
ボトムヒートモードとなる。 【0023】ヒートシンク7の保有する熱は、各放熱フ
ィン9同士の間ならびにベースプレート8の上面部に沿
って流れる空気流Aに伝達される。その高温の空気流A
は、パソコンケース1Aの外部に排出される。上記の装
置では、空気流Aの流動方向でのヒートシンク7に対す
る接触長さ、すなわち空気流Aの流路長さが短いから、
その流動抵抗が小さくなり、したがって空気流Aの流通
がよくなって放熱効率を向上させることができる。これ
に対して空気流Aの流動方向と直交する方向でのヒート
シンク7に対する接触長さ、すなわち空気流Aの流路幅
が大きいから、両者の間での熱交換面積が大きくなる。
その結果、電子素子3の温度上昇が抑制もしくは防止さ
れる。 【0024】上述のこの発明の具体例によれば、フレー
ム18に設けられている受熱ブロック2が、フレーム1
8を形成しているアルミニウムよりも熱伝導性の高い銅
で形成されているので、電子素子3に生じる大部分の熱
を受熱ブロック2に伝達することができる。その後、熱
はヒートパイプ5によって、受熱ブロック2から冷却装
置1のファン12の吹き出し口に隣接して配置されてい
る放熱フィン9に伝達される。したがって、電子素子3
に生じる熱を効率良く放熱フィン9に伝達することがで
きるので、放熱フィン9から効率よく放熱することがで
きる。その結果、冷却装置1の放熱効率を向上させるこ
とができる。また、電子素子3の熱の大部分を放熱フィ
ン9に流すことができるので、放熱フィン9の配置を変
更することにより、放熱の方向や場所を制御することが
できる。 【0025】また、ベースプレート8も熱伝導性の高い
銅で形成されているので、電子素子3に生じる熱を、さ
らに効率よく放熱フィン9に伝達することができる。し
たがって、より確実に放熱の方向や場所を制御すること
ができる。 【0026】図2にこの発明の他の例を示す。なお、上
述の具体例と同一または同等の部分には同一の符号を付
して、その説明を省略する。図2は、この発明の冷却装
置をデスクトップ型パソコンに適用した例である。パソ
コンケース1Bは、プラスチックパネルあるいはマグネ
シウム合金などの金属パネルによって形成された平板状
を成す中空容器である。このパソコンケース1Bの内部
には冷却装置19が設置されている。冷却装置19は、
上述の冷却装置1からベースプレート8が省略され、フ
ァン12を2個設けた構成とされている。また、放熱フ
ィン9はフレーム18と接触されていない。このような
構成でも、上述の具体例と同等の作用、効果を得ること
ができる。 【0027】図3にこの発明のさらに他の例を示す。な
お、上述の具体例と同一または同等の部分には同一の符
号を付して、その説明を省略する。図3に示す冷却装置
20は、フレーム18Aとヒートパイプ5Aとファン1
2と電子素子3とから構成されている。このフレーム1
8Aには屈曲した溝が形成されており、この溝に扁平形
状に形成されたヒートパイプ5Aが設置されている。フ
レーム18Aのヒートパイプ5Aの両端部に接触してい
る部分は銅で形成されており、受熱ブロック2Aおよび
ベースプレート8Aとされている。受熱ブロック2Aお
よびベースプレート8Aと、フレーム18Aとはかしめ
られて固定されている。なお、このフレーム18Aと、
受熱ブロック2Aおよびベースプレート8Aとは他の固
定方法で固定されていてもよい。また、ベースプレート
8Aには放熱フィン9が立設されている。さらに、フレ
ーム18Aにはファン装着部21が設けられており、こ
の部分にファン12が取り付けられている。放熱フィン
9はこのファン装着部21の開口付近に設けられてい
る。したがって、ベースプレート8Aはファン装着部2
1の開口付近に配置されている。このような構成でも、
上述の具体例と同等の作用、効果を得ることができる。 【0028】なお、この発明で対象とする電子素子はC
PUに限定されないのであって、通電して動作すること
により発熱する広く一般の電子部品を含んでいる。更に
この発明で使用する高伝導性金属部品は、銅あるいはそ
の合金に限られないのであり、銀や金などの他の金属で
あってもよい。またこの発明で対象とするファンは、上
記具体例で示す構造のファンには限定されず、例えば斜
流ファンあるいは横流ファンを採用してもよく、その吸
込口をヒートシンクと対向配置させた構造としてもよ
い。更にこの発明で対象とするフィンは、表面が平滑な
平板形状に限定されず、例えば連続する波状断面の板状
体あるいは壁面部に多数の小突起を備えた板状体であっ
てもよい。 【0029】また、上記の実施例では、フレームをアル
ミニウム製として、ダイカスト鋳造で製造したが、この
材料および製造方法は、上記の材料および製造方法に限
定されない。例えば銅のフレームを切削で形成してもよ
い。要は発熱部材と接触する部分より熱伝導の低い材料
でフレームが形成されていればよく、製造方法は環境等
に応じたものとすることができる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子素子の冷却装置のフレームに設けられている前
記発熱部材接触部が、前記フレームを形成している材料
よりも熱伝導性の高い他の材料で形成されているので、
電子素子に生じる大部分の熱を前記発熱部材接触部に伝
達することができる。その後、熱はヒートパイプによっ
て、前記発熱部材接触部から前記冷却装置のファンの吹
き出し口に隣接して配置されている放熱フィンに伝達さ
れる。したがって、電子素子に生じる熱を効率良く前記
放熱フィンに伝達することができるので、前記放熱フィ
ンから効率よく放熱することができる。その結果、前記
冷却装置の放熱効率を向上させることができる。また、
熱の大部分を放熱フィンに流すことができるので、放熱
の方向や場所を制御することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の具体例を簡略的に示す斜視図であ
る。 【図2】 この発明の他の具体例を簡略的に示す斜視図
である。 【図3】 この発明のさらに他の具体例を簡略的に示す
平面図および縦断面図である。 【符号の説明】 1,19,20…冷却装置、 2,2A…受熱ブロッ
ク、 3…電子素子、5,5A…ヒートパイプ、 9…
放熱フィン、 12…ファン、 18,18A…フレー
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 川原 洋司 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5E322 AA01 BA01 BB03 DB08 FA04 5F036 AA01 BA04 BA24 BB21 BB60

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 発熱部材接触部と、ファン装着部と、ヒ
    ートパイプとを有するフレームが設けられた電子素子の
    冷却装置において、 前記発熱部材接触部が、前記フレームを形成している材
    料より熱伝導性の高い他の材料によって形成されるとと
    もに、前記ファン装着部に装着されたファンの吐出口に
    隣接して放熱フィンが配置され、前記発熱部材接触部と
    放熱フィンとが前記ヒートパイプによって熱伝達するよ
    うに連結されていることを特徴とする電子素子の冷却装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823954B1 (ko) 2006-10-25 2008-04-22 주식회사 현대제이콤 전자기기의 방열장치
JP2008547216A (ja) * 2005-06-23 2008-12-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 冷却構体
US9074825B2 (en) 2007-09-28 2015-07-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Heatsink apparatus and electronic device having the same

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