JP2005321287A - 冷却装置、電子機器、ヒートシンクおよび放熱フィン - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヒートシンクへの塵埃の付着を防ぐ。
【解決手段】 発熱部品に取り付けられる受熱部材6とヒートシンク5はヒートパイプ7で接続される。ヒートシンク5は複数枚の放熱フィン9が並べて配置される。ヒートシンク5において、ファン8による送風の流入部12aに傾斜部13Aを備える。傾斜部13Aは各放熱フィン9の一方の端部を傾斜させることで、各放熱フィン9が積層することで構成される。これにより、ファン8で吸気され、空気の流れにのった塵埃は、傾斜部13Aに沿って移動し、ヒートシンク5の外へと排出される。
【選択図】 図1
【解決手段】 発熱部品に取り付けられる受熱部材6とヒートシンク5はヒートパイプ7で接続される。ヒートシンク5は複数枚の放熱フィン9が並べて配置される。ヒートシンク5において、ファン8による送風の流入部12aに傾斜部13Aを備える。傾斜部13Aは各放熱フィン9の一方の端部を傾斜させることで、各放熱フィン9が積層することで構成される。これにより、ファン8で吸気され、空気の流れにのった塵埃は、傾斜部13Aに沿って移動し、ヒートシンク5の外へと排出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は発熱部品の熱をヒートシンクに伝導し、ヒートシンクに送風を行って冷却する冷却装置、電子機器、これらを構成するヒートシンクおよびヒートシンクを構成する放熱フィンに関する。詳しくは、ヒートシンクにおける空気の流入部を傾斜させることで、塵埃の付着を防ぐようにしたものである。
パーソナルコンピュータ等の電子機器において、IC(integrated circuit)等の発熱部品の冷却にヒートシンクとファンを使用した強制冷却装置が用いられている。近年、ICの性能向上に伴う消費電力の増加、ICの小型化による電力密度の増加等により、冷却能力の向上が図られている。
従来のヒートシンクは、複数枚の放熱フィンが並べて配置された一体型の形態のものが用いられてきた(例えば、特許文献1参照。)。これに対して、放熱面積を増加させるため、放熱フィンを薄板材で構成し、複数枚の放熱フィンを間隔を開けて積層した構成のヒートシンクが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
何れの場合も放熱フィンに沿ってファンで送風を行うことで、放熱フィンの間に空気の流路が形成され、放熱フィンの間を通る送風でヒートシンクに伝導された熱を冷却する構成である。
従来より、冷却能力を向上させるため、ファンの能力も向上させている。しかし、従来の冷却装置では、使用環境における塵埃等がファンによる吸気で機器内部に流入し、ヒートシンクの流入部や放熱フィンの間に付着するという問題があった。
そして、ヒートシンクの流入部に塵埃が付着すると、ヒートシンクにおける空気の流れが悪くなり、冷却能力が低下するという問題があった。特に、放熱フィン同士が狭ピッチで配置されるヒートシンクの場合、塵埃が付着し易く、冷却能力の低下が顕著である。
ヒートシンクでの冷却能力の低下は、発熱部品の温度上昇による能力低下および短寿命化につながる。また、発熱部品の温度をフィードバックしてファンを制御している場合、ヒートシンクでの冷却能力が低下すると発熱部品の温度が上昇する。発熱部品の温度が上昇すると、ファンの回転数を上げるので、ファンによる騒音が増大するという問題もあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ヒートシンクへの塵埃の付着を防ぐことができる冷却装置、電子機器、これらを構成するヒートシンクおよびヒートシンクを構成する放熱フィンを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る冷却装置は、複数枚の放熱フィンが並べて配置され、発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクを備えた放熱手段と、ヒートシンクに送風を行う送風手段とを備えた冷却装置において、送風手段による空気の流れに対して流入部となるヒートシンクの端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えたものである。
本発明に係る冷却装置では、発熱部品で発生した熱はヒートシンクに伝導される。送風手段は周囲の空気を吸気して、ヒートシンクへ向けて排出する。送風手段による送風は、ヒートシンクの流入部から放熱フィンの間を抜けて排出される。これにより、ヒートシンクが強制冷却され、発熱部材で発生した熱が放熱される。
送風手段で吸気を行うことで塵埃等も吸気され、空気の流れにのってヒートシンクの流入部に押し付けられるが、流入部に傾斜部が形成されることで、塵埃は傾斜部に沿って押されて移動し、ヒートシンクの外へと排出される。
傾斜部は各放熱フィンの端部を傾斜させて形成されるので、塵埃は放熱フィンの端部に引っ掛かることがなく、傾斜部は塵埃を排出し易い形状となっている。これにより、放熱フィンの間に塵埃が流入することを防ぐ。
なお、各放熱フィンを重力方向に沿った向きで配置し、傾斜部を空気の流れに対して上端部より下端部が後方に位置するように下向きに傾斜させることで、塵埃は傾斜部に沿って押されて重力方向に落下することになり、塵埃の排出が行い易くなる。
本発明に係る電子機器は、上述した冷却装置が組み込まれるもので、発熱部品と、複数枚の放熱フィンが並べて配置され、発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクを備えた放熱手段と、ヒートシンクに送風を行う送風手段とを備えた電子機器において、送風手段による空気の流れに対して流入部となるヒートシンクの端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えたものである。
本発明に係る電子機器では、発熱部品で発生した熱はヒートシンクに伝導される。送風手段は周囲の空気を吸気して、ヒートシンクへ向けて排出する。送風手段による送風は、ヒートシンクの流入部から放熱フィンの間を抜けて排出される。これにより、ヒートシンクが強制冷却され、発熱部材で発生した熱が放熱される。
送風手段で吸気を行うことで塵埃等も吸気され、空気の流れにのってヒートシンクの流入部に押し付けられるが、流入部に傾斜部が形成されることで、塵埃は傾斜部に沿って押されて移動し、ヒートシンクの外へと排出される。
傾斜部は各放熱フィンの端部を傾斜させて形成されるので、塵埃は放熱フィンの端部に引っ掛かることがなく、傾斜部は塵埃を排出し易い形状となっている。これにより、放熱フィンの間に塵埃が流入することを防ぐ。
なお、ヒートシンクが筐体の内部で筐体に近接して配置される場合は、傾斜部の後端部と対向する位置の筐体に、傾斜部に沿った空気の流れを排出する塵埃排出口を備えることで、塵埃が筐体の外部へ積極的に排出される。
本発明に係るヒートシンクは、上述した冷却装置および電子機器を構成するものである。すなわち、複数枚の放熱フィンが並べて配置され、発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクにおいて、一方の端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えたものである。
本発明の係るヒートシンクでは、各放熱フィンの端部が同じ方向に傾斜して、これら放熱フィンが積層されることで、ヒートシンクの一方の端面に傾斜部が形成される。このようなヒートシンクでは、傾斜部の側から送風を受けるようにすることで、塵埃の付着を防ぐ。
本発明に係る放熱フィンは、上述したヒートシンクを構成するものである。すなわち、薄板材から構成され、間隔を開けて積層されることでヒートシンクを構成する放熱フィンにおいて、一方の端面に傾斜端面を備えたものである。
本発明の係る放熱フィンでは、傾斜端面の向きを揃えて積層することで、一方の端面に傾斜部を備えるヒートシンクが形成される。このようなヒートシンクでは、傾斜部の側から送風を受けるようにすることで、塵埃の付着を防ぐ。
本発明の冷却装置、電子機器、これらを構成するヒートシンクおよびヒートシンクを構成する放熱フィンによれば、送風手段による空気の流れに対して、ヒートシンクの流入部を傾斜させたので、送風手段による吸気で流入した塵埃を傾斜部に沿って移動させて、ヒートシンクの外へ排出することができる。
これにより、塵埃が放熱フィンの間等に付着することを防ぐことができ、長期間にわたり所期の冷却能力を維持することができる。このように、ヒートシンクでの冷却能力が維持されることで、発熱部品の温度上昇による能力低下を防ぐと共に、長寿命化を図ることができる。
また、送風手段による風量を発熱部品の温度等で制御している場合に、冷却能力が維持されることで、必要以上の風量を排出しなくて済む。これにより、送風手段の能力を落して騒音を低減させることができる。
以下、図面を参照して本発明の冷却装置、電子機器、これらを構成するヒートシンクおよびヒートシンクを構成する放熱フィンの実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態の冷却装置および電子機器の構成>
図1〜図4は第1の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示し、図1は分解斜視図、図2は斜視図、図3は一部側断面図、図4は一部破断底面図である。
図1〜図4は第1の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示し、図1は分解斜視図、図2は斜視図、図3は一部側断面図、図4は一部破断底面図である。
ここで、図1および図2は下面となる側を上向きに図示しており、上下関係が逆になっている。また、図3では後述するファンのダクトのみを断面で示す。更に、図4ではダクトの一部を破断している。
第1の実施の形態の冷却装置1Aは、タワー型と称されるパーソナルコンピュータに実装される例えば画像処理用の電子機器2Aに備えられる。電子機器2Aは基板3にCPU(central processing unit)4等を実装する形態で、冷却装置1Aは例えばCPU4で生じた熱を放熱する。このため、冷却装置1Aはヒートシンク5、受熱部材6、ヒートパイプ7およびファン8を備える。
まず、冷却装置1Aの構成の概要を説明すると、ヒートシンク5は放熱手段を構成し、図1に示すように複数枚の放熱フィン9を間隔を開けて積層して構成される。受熱部材6は放熱手段を構成し、発熱部品としてのCPU4に取り付けられる。ヒートパイプ7は放熱手段を構成し、一方の端部側はヒートシンク5に接続され、他方の端部側は受熱部材6に接続される。
ファン8は送風手段を構成し、モータ8aにより回転する羽根部10と、空気の流れる方向を規制するダクト11を備える。ファン8は羽根部10の回転軸に沿った双方向から吸気を行い、羽根部10の接線方向から排出を行う。ダクト11は羽根部10による空気の排出方向を一方向に規制し、排気口11aから排出する。
ヒートシンク5は、各放熱フィン9がファン8による空気の流れに沿う向きとなるように、ファン8による空気の排出経路となる排気口11aに配置される。これにより、積層する各放熱フィン9の間が空気の流路となり、この流路に沿ったヒートシンク5の一方の端面が空気の流入部12aとなり、他方の端面が空気の排出部12bとなる。
ここで、電子機器2Aの実装形態としては、基板3が重力方向に対して水平となるように配置される。また、基板3の下面にヒートシンク5等の冷却装置1Aが実装される。そして、各放熱フィン9はファン8による空気の流れおよび重力方向に沿った向きとなっている。
次に、本実施の形態のヒートシンク5の詳細について説明する。
ヒートシンク5は流入部12aに傾斜部13Aを備える。傾斜部13Aはファン8による空気の流れに対してヒートシンク5の端面を傾斜させたもので、端面の上端に対して下端が空気の流れる方向に沿って後側に位置する下方向に傾斜している。
ヒートシンク5は流入部12aに傾斜部13Aを備える。傾斜部13Aはファン8による空気の流れに対してヒートシンク5の端面を傾斜させたもので、端面の上端に対して下端が空気の流れる方向に沿って後側に位置する下方向に傾斜している。
傾斜部13Aはヒートシンク5を構成する各放熱フィン9の形状によって構成される。図5は放熱フィン9の構成例を示す斜視図で、次に傾斜部13Aを構成する本実施の形態の放熱フィン9の形状について説明する。
放熱フィン9は例えばアルミニウムの薄板材で構成される。放熱フィン9の長手方向の一方の端部は、長辺に対して傾斜した傾斜端面14を備える。これに対して、長手方向の他方の端部は、長辺に対して垂直である。
これにより、放熱フィン9は短手方向の一方の端部を下辺、他方の端部を上辺とし、かつ、下辺が上辺より短い台形状である。
また、放熱フィン9の短手方向の端部となる下辺と上辺は、同じ方向に折り曲げて形成した曲げ片部15を備える。更に、放熱フィン9の中央部付近には、曲げ片部15と同じ方向に突出した環状突起16を備える。
放熱フィン9は板材を例えばプレスにより打ち抜きおよび曲げ加工を行って、傾斜端面14を有する形状でカットされると共に、曲げ片部15および環状突起16が形成される。
図1に示すヒートシンク5は、所定枚数の放熱フィン9を傾斜端面14の向きを揃えて順次積層して構成される。放熱フィン9を積層すると、環状突起16同士が嵌ると共に、一方の放熱フィン9の曲げ片部15で他方の放熱フィン9を支持する形態となる。そして、積層した放熱フィン9の環状突起16同士を例えばかしめることで、放熱フィン9同士が一体に固定される。ここで、積層する放熱フィン9の間には、曲げ片部15によって所定の間隔が形成される。
これにより、複数枚の放熱フィン9が所定の間隔を開けて積層したヒートシンク5が形成され、かつ、ヒートシンク5の一方の端面に各放熱フィン9の傾斜端面14により傾斜部13Aが形成される。
ここで、傾斜部13Aが形成される流入部12aおよび排出部12bは積層した放熱フィン9同士の間隔によって開口して、各放熱フィン9の間が空気の流路となる。また、各放熱フィン9の上辺および下辺は曲げ片部15で連接することで、ヒートシンク5の上面および下面は閉塞した面となる。
図1〜図4に戻り、受熱部材6は熱伝導性の良い例えば銅材で構成されたブロックで、図3に示すように、受熱部材6の一の面をCPU4に接触させて基板3に固定される。
受熱部材6は例えば取付ネジ6aにより基板3に固定される。ここで、取付ネジ6aにコイルバネを嵌める等により、受熱部材6をCPU4に押圧する構成を備える。なお、受熱部材6とCPU4の間には熱伝導性の良いグリスを介在させている。
ヒートパイプ7は熱伝導性の良い例えば銅材のパイプで構成され、両端が封止され、内部の空洞部に作動液が封入されている。通常、空洞部は真空となっている。ヒートパイプ7は一端側は図1等に示すように受熱部材6に溶接等で接続され、吸熱側となる。
また、ヒートパイプ7の他端側は図4に示すようヒートシンク5の放熱フィン9の積層方向に沿って延在し、ヒートシンク5の上面で各放熱フィン9に溶接等で接続されて放熱側となる。
なお、ヒートシンク5とヒートパイプ7の固定は、例えば、上述したように所定枚数の放熱フィン9を積層して一体にしたヒートシンク5を図示しない治具で保持すると共に、所定の形状に曲げられたヒートパイプ7の一端側を、ヒートシンク5の上面側の所定の位置に位置決めして図示しない治具で固定し、リフロー炉等を用いてロー付けを行う。これにより、複数枚の放熱フィン9を積層した構成のヒートシンク5にヒートパイプ7が取り付けられる。
ここで、本例ではヒートシンク5と受熱部材6は2本のヒートパイプ7で接続される形態とする。なお、ヒートパイプ7の本数は要求される冷却能力等に応じて任意である。
ファン8はダクト11に吸気口17を備える。吸気口17は、図3に示すように、羽根部10の回転軸に沿ったダクト11の両面を開口して形成される。更に、ダクト11は排気口11aに加えて塵埃排気口18を備える。
排気口11aは羽根部10の接線方向に形成される。これに対して、塵埃排気口18は、ヒートシンク5の傾斜部13Aの下端付近と対向する位置に形成され、ダクト11の下面を放熱フィン9の積層方向に沿って延在して開口している。この塵埃排気口18の位置としては、傾斜部13Aの延長線上が望ましい。
ファン8はダクト11に備えた脚部19を介して基板3に固定される。基板3にはCPU4の他にICや電界コンデンサ等の素子が搭載されており、ファン8はこれら素子と接触しないように、基板3に対して所定の間隔を開けて脚部19で支持される。
なお、図示しないが基板3は例えば表裏両面にICが実装される。そして、これらCPU4以外のIC等の熱を受熱部材6に伝達する部材を備えても良い。
更に、基板3はパーソナルコンピュータのマザーボードに取り付けられるため、電気的な接続を行うコネクタピン20を備えると共に、図示しない筐体に固定するためのプレート21を備える。ここで、プレート21の排気口11aと対向する部位に排気口を備えても良い。あるいは図示しない筐体の対応する位置に排気口を備えても良い。
<第1の実施の形態の冷却装置および電子機器の動作>
次に、上述した第1の実施の形態の冷却装置1Aおよび電子機器2Aの動作について図1〜図4を参照して説明する。まず、電子機器2Aが動作すると、ファン8の羽根部10が回転する。なお、ファン8では、例えばCPU4の温度をフィードバックして、モータ8aの回転が制御される。通常、CPU4の温度が上昇するとファン8の回転数を上げ、CPU4の温度が下がるとファン8の回転数を下げるような制御が行われる。
次に、上述した第1の実施の形態の冷却装置1Aおよび電子機器2Aの動作について図1〜図4を参照して説明する。まず、電子機器2Aが動作すると、ファン8の羽根部10が回転する。なお、ファン8では、例えばCPU4の温度をフィードバックして、モータ8aの回転が制御される。通常、CPU4の温度が上昇するとファン8の回転数を上げ、CPU4の温度が下がるとファン8の回転数を下げるような制御が行われる。
ファン8の羽根部10が回転すると、吸気口17から空気が吸い込まれ、排気口11aから排出される。ファン8による空気の流れを図3および図4に矢印で示す。
さて、電子機器2Aが動作すると、CPU4では熱が生じる。冷却装置1Aの受熱部材6は、図3に示すようにCPU4と面接触しているので、CPU4で生じた熱はCPU4と接触した部位から受熱部材6に伝導され、この熱伝導によってCPU4で生じた熱を吸熱する。
CPU4から受熱部材6へ伝導された熱は、ヒートパイプ7によりヒートシンク5に伝導される。ヒートパイプ7の機能について簡単に説明すると、受熱部材6に伝導された熱により、ヒートパイプ7の吸熱側において作動液が蒸発し、作動液の蒸気がヒートパイプ7の放熱側に伝達される。
ヒートパイプ7の放熱側は、ヒートシンク5を構成する複数枚の放熱フィン9に接続されているので、ファン8の送風により各放熱フィン9が冷却されることで、ヒートパイプ7の放熱側も冷却される。
これにより、ヒートパイプ7内の作動液の蒸気は冷却されて、再び液相状態に戻る。そして、液相状態に戻った作動液は再びヒートパイプ7の吸熱側に還流する。このような作動液の相変化や移動により、受熱部材6からヒートシンク5への熱の移動が行われる。なお、本例ではヒートパイプ7は略水平に配置されるので、毛細管現象を利用して作動液を還流させる構成として、例えば内部にウイッグ等が備えられる。
さて、ヒートシンク5はファン8の排気口11aに配置され、各放熱フィン9は空気の流れに沿った向きとなっているので、ファン8による送風は、ヒートシンク5の流入部12aから各放熱フィン9の間を通り、排出部12bから排出される。放熱フィン9は狭ピッチで配置されるので、ヒートシンク5は放熱面積が広く、更に、各放熱フィン9とヒートパイプ7が接続され、各放熱フィン9に熱が伝導されるので、効率良く放熱が行われる。
ここで、ファン8による吸気で、外部等の塵埃を吸入することは避けられない。ファン8で吸入された塵埃は、ダクト11の排気口11aへの空気の流れによって、ヒートシンク5の流入部12aに押し付けられる。
本例では、ヒートシンク5の流入部12aに傾斜部13Aが形成されることで、塵埃は傾斜部13Aに沿って押されて重力方向に移動し、塵埃排気口18からダクト11の外部へと排出される。これにより、放熱フィン9の間に塵埃が流入することを抑えることができる。
ここで、流入部に形成される傾斜部が段差のある形態であると、塵埃が引っ掛かり易い状態となる。これに対して、傾斜部13Aは各放熱フィン9の端部を傾斜させて形成されるので、塵埃は放熱フィンの端部に引っ掛かることがなく、傾斜部13Aは塵埃を排出し易い形状となっている。これにより、放熱フィンの間に塵埃が流入することを抑えている。
さて、放熱フィン9の間に塵埃が流入すると、放熱フィン9の間に空気が流れにくくなり、冷却能力が低下する。CPU4の温度をフィードバックしてファン8を制御している場合、ヒートシンク5での冷却能力が低下するとCPU4の温度が上昇する。CPU4の温度が上昇すると、ファン8の回転数を上げるので、ファン8の回転音が騒音となることがある。
これに対して、本例では、放熱フィン9の間に塵埃が流入することを抑えているので、放熱フィン9の間に空気が流れやすい状態を長期間にわたって維持し、冷却能力の低下を抑えて所期の冷却能力を維持することができる。
従って、ファン8の回転数を必要以上に上げる制御が行われなくなり、静音化を図ることができる。
<第1の実施の形態の冷却装置の変形例>
図6は第1の実施の形態の冷却装置の変形例を示す一部側断面図である。この図6では図面の煩雑化を避けるため、ファン8のダクト11のみを断面で示して内部構成を図示している。ここで、図6において、図1〜図5で説明した構成と同じ部位については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。
図6は第1の実施の形態の冷却装置の変形例を示す一部側断面図である。この図6では図面の煩雑化を避けるため、ファン8のダクト11のみを断面で示して内部構成を図示している。ここで、図6において、図1〜図5で説明した構成と同じ部位については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。
図6に示す変形例では、ヒートシンク5の流入部12aに湾曲傾斜部13Bを備える。湾曲傾斜部13Bは、図5で説明した放熱フィン9の傾斜端面14を、直線状ではなく凸状に湾曲した曲線で構成したものである。
図6にファン8の回転軸に沿った方向における空気の流量の分布を矢印の長さで示す。通常、ファン8の回転軸に沿った方向においては、中央付近の流量が強く、端部に向かうほど流量が弱くなる傾向にある。
ヒートシンク5に湾曲傾斜部13Bを備えると、流量の強い中央付近の傾斜角度が大きくなる。これにより、塵埃をより積極的に重力方向へ排出することができる。なお、湾曲傾斜部13Bでは、ヒートシンク5の上端付近の傾斜角度が小さくなるが、上端付近では流量が弱いので、傾斜角度が小さくても、塵埃の付着を抑えることができる。
従って、湾曲傾斜部13Bとしては、ヒートシンク5の上端付近では傾斜角度が小さく、下端に向かうに従い傾斜角度が大きくなる形状が望ましい。
ここで、傾斜部を直線のまま傾斜角度を大きくしようとすると、各放熱フィン9の面積が小さくなる。これに対して、湾曲傾斜部13Bとして傾斜部を構成することで、放熱フィン9の面積を小さくすることなく、傾斜角度を部分的に大きくすることができ、更なる冷却能力の向上を図ることができる。
図示しないが、他の変形例について説明すると、ヒートシンク5の下面とダクト11の下面との間に空間が形成できる場合は、塵埃排気口19を備えない構成とすることもできる。
塵埃排気口19を備えない構成の動作を図3を例に説明すると、ファン8で吸気された塵埃が傾斜部13Aに沿って押されて重力方向に移動すると、ヒートシンク5の下面とダクト11の下面の間の空間を通り、排気口11aから排出される。これにより、塵埃排気口19を備えない構成でも、塵埃をダクト11の外へ排出することが可能となる。
また、ダクト11の長さを短くし、ヒートシンク5を露出させるような構成でも良い。
ここで、傾斜部13Aの傾斜の向きを下向きとした場合は、塵埃は傾斜部13Aに沿って重力方向に落下するので、排出が促進される。これに対して、傾斜部の傾斜の向きを上向きとした場合でも、塵埃はファン8の送風により傾斜部13Aに沿って押し上げられ、ヒートシンク5の外へ排出される。
また、各放熱フィン9の向きを重力方向に対して水平としたヒートシンク5でも、流入部12aに傾斜部13Aを備えることで、塵埃は横方向へと積極的に排出されることになる。
これにより、傾斜部の向きを問わず、塵埃の排出効果を得ることができる。
<第2の実施の形態の冷却装置および電子機器の構成>
図7〜図9は第2の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示し、図7は分解斜視図、図8は斜視図、図9は側断面図である。
図7〜図9は第2の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示し、図7は分解斜視図、図8は斜視図、図9は側断面図である。
第2の実施の形態の冷却装置1Bは、電子機器2Bとしてノート型と称されるパーソナルコンピュータに備えられる。そして、第2の実施の形態では、電子機器2Bの筐体22の一部をダクトとして利用するものである。
ここで、図7〜図9において、図1〜図5で説明した構成と同じ部位については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。
例えば、ヒートシンク5、受熱部材6およびヒートパイプ7は第1の実施の形態とほぼ同じ構成である。すなわち、ヒートシンク5は複数枚の放熱フィン9を間隔を開けて積層して構成され、流入部12aに傾斜部13Aを備える。
ヒートシンク5と受熱部材6はヒートパイプ7で接続されるが、第2の実施の形態では、ヒートシンク5の下面でヒートパイプ7は各放熱フィン9と接続される。
受熱部材6は例えば筐体22に実装される基板23に取り付けられる。基板23には発熱部品としてCPU4が実装され、受熱部材6はCPU4と面接触するように取り付けられる。
筐体22はノート型のパーソナルコンピュータの例えばキーボードを備える側のケースで、ヒートシンク5の排出部12bと対向する一の側面に排気口24を備える。また、ヒートシンク5の傾斜部13Aと対向する底面に塵埃排気口25を備える。
塵埃排気口25は、ヒートシンク5の傾斜部13Aの下端付近と対向する位置に形成され、放熱フィン9の積層方向に沿って延在して開口している。この塵埃排気口25の位置としては、傾斜部13Aの延長線上が望ましい。
ファン8はダクト26に排気口26aと吸気口26bを備える。ファン8は排気口26aがヒートシンク5の流入部12aと対向し、ダクト26は排気口26aが塵埃排気口25に到達せず、ヒートシンク5の全体を覆う長さは有さない形態である。そして、ファン8はダクト26の脚部27を介して筐体22に取り付けられる。
<第2の実施の形態の冷却装置および電子機器の動作>
次に、上述した第2の実施の形態の冷却装置1Bおよび電子機器2Bの動作について図7〜図9を参照して説明する。ここで、第2の実施の形態において、受熱部材6からヒートシンク5への熱伝導に関しては第1の実施の形態と同じ動作である。
次に、上述した第2の実施の形態の冷却装置1Bおよび電子機器2Bの動作について図7〜図9を参照して説明する。ここで、第2の実施の形態において、受熱部材6からヒートシンク5への熱伝導に関しては第1の実施の形態と同じ動作である。
さて、ヒートシンク5はファン8の排気口26aに対向して配置され、各放熱フィン9は空気の流れに沿った向きとなっているので、ファン8による送風は、ヒートシンク5の流入部12aから各放熱フィン9の間を通り、排出部12bから排出され、更に筐体22の排気口24から外部へ排出される。
ここで、ファン8による吸気で、外部等の塵埃を吸入することは避けられない。ファン8で吸入された塵埃は、ファン8の排気口26aからの空気の流れによって、ヒートシンク5の流入部12aに押し付けられる。
本例では、ヒートシンク5の流入部12aに傾斜部13Aが形成されることで、塵埃は傾斜部13Aに沿って押されて重力方向に移動し、筐体22の塵埃排気口25から筐体22の外部へと排出される。
これにより、放熱フィン9の間に塵埃が流入して付着することを抑えることができる。従って、所期の冷却能力を長期間にわたって維持することができる。
第2の実施の形態では、筐体22をファン8のダクトの一部として利用している。これにより、部品点数の削減および筐体22の薄型化が可能となる。また、塵埃が積極的に筐体22の外部へ排出されるので、筐体内への塵埃の残留を抑えることができる。
なお、第2の実施の形態でも、ヒートシンク5の傾斜部の形状を、図6で示す湾曲傾斜部としても良い。
<第3の実施の形態の冷却装置および電子機器の構成>
図10は第3の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示す分解斜視図である。ここで、図10において、図1〜図5で説明した構成と同じ部位については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。また、図10は下面を上に向けて図示している。
図10は第3の実施の形態の冷却装置を備えた電子機器の構成例を示す分解斜視図である。ここで、図10において、図1〜図5で説明した構成と同じ部位については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。また、図10は下面を上に向けて図示している。
第3の実施の形態の冷却装置1Cは、例えば第1の実施の形態と同様に、タワー型と称されるパーソナルコンピュータに実装される例えば画像処理用の電子機器2Cに備えられる。電子機器2Cは基板3にCPU4等を実装する形態で、冷却装置1Cは例えばCPU4で生じた熱を放熱する。このため、冷却装置1Cはヒートシンク28およびファン8を備える。
ヒートシンク28は放熱手段の一例で、一方の面に複数枚の放熱フィン28aが並べて配置されるアルミニウム等のブロックである。ヒートシンク28は他方の面をCPU4に接触させて基板3に固定される。基板3には、図示しないがヒートシンク28をCPU4に押圧して固定する板バネ等の取付クリップを備えている。
ヒートシンク28は流入部に傾斜部29を備える。傾斜部29は各放熱フィン28aの一方の端部を傾斜させることで構成され、上端に対して下端が空気の流れる方向に沿って後側に位置する下方向に傾斜している。
ファン8はダクト11に排気口11aと吸気口17と塵埃排気口18を備える。塵埃排気口18は、ヒートシンク28の傾斜部29の下端付近と対向する位置に形成され、ダクト11の下面を放熱フィン28aの積層方向に沿って延在して開口している。この塵埃排気口18の位置としては、傾斜部29の延長線上が望ましい。
<第3の実施の形態の冷却装置および電子機器の動作>
次に、上述した第3の実施の形態の冷却装置1Cおよび電子機器2Cの動作について図10を参照して説明する。まず、電子機器2Cが動作すると、ファン8が回転する。ファン8が回転すると、吸気口17から空気が吸い込まれ、排気口11aから排出される。
次に、上述した第3の実施の形態の冷却装置1Cおよび電子機器2Cの動作について図10を参照して説明する。まず、電子機器2Cが動作すると、ファン8が回転する。ファン8が回転すると、吸気口17から空気が吸い込まれ、排気口11aから排出される。
さて、電子機器2Cが動作すると、CPU4では熱が生じる。冷却装置1Cのヒートシンク28は、CPU4と面接触しているので、CPU4で生じた熱はCPU4と接触した部位からヒートシンク28に伝導され、この熱伝導によってCPU4で生じた熱を吸熱する。
さて、ヒートシンク28はファン8の排気口11aに配置されるので、ファン8による送風は、各放熱フィン28aの間を通り排出される。これにより、ヒートシンク28が冷却される。
ここで、ファン8による吸気で、外部等の塵埃を吸入することは避けられない。ファン8で吸入された塵埃は、ダクト11の排気口11aへの空気の流れによって、ヒートシンク28の流入部に押し付けられる。
本例では、ヒートシンク28の流入部に傾斜部29が形成されることで、塵埃は傾斜部29に沿って押されて重力方向に移動し、塵埃排気口18からダクト11の外部へと排出される。これにより、放熱フィン28aの間に塵埃が流入することを抑えることができる。
この第3の実施の形態のように、一体型のヒートシンク28でも、流入部に傾斜部29を備えることで、塵埃の付着を抑えることができ、冷却能力を維持することができる。
本発明は、車両等の移動体に設置される電子機器の冷却装置として適用可能である。
1A〜1C・・・冷却装置、2A〜2C・・・電子機器、3・・・基板、4・・・CPU、5・・・ヒートシンク、6・・・受熱部材、6a・・・取付ネジ、7・・・ヒートパイプ、8・・・ファン、8a・・・モータ、9・・・放熱フィン、10・・・羽根部、11・・・ダクト、11a・・・排気口、12a・・・流入部、12b・・・排出部、13A・・・傾斜部、13B・・・湾曲傾斜部、14・・・傾斜端面、15・・・曲げ片部、16・・・環状突起、17・・・吸気口、18・・・塵埃排気口、19・・・脚部、20・・・コネクタピン、21・・・プレート、22・・・筐体、23・・・基板、24・・・排気口、25・・・塵埃排気口、26・・・ダクト、26a・・・排気口、26b・・・吸気口、27・・・脚部、28・・・ヒートシンク、28a・・・放熱フィン、29・・・傾斜部
Claims (20)
- 複数枚の放熱フィンが並べて配置され、発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクを備えた放熱手段と、
前記ヒートシンクに送風を行う送風手段とを備えた冷却装置において、
前記送風手段による空気の流れに対して流入部となる前記ヒートシンクの端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えた
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記各放熱フィンは重力方向に沿った向きで配置され、前記傾斜部は、前記送風手段による空気の流れに対して上端部より下端部が後方に位置するように下向きに傾斜させた
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記放熱フィンは薄板材で構成され、複数枚の放熱フィンを間隔を開けて積層して前記ヒートシンクが構成される
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記傾斜部は、前記各放熱フィンの端部を凸状に湾曲させて徐々に傾斜角度が大きくなる曲線で構成して湾曲傾斜部とした
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記送風手段は、軸方向から吸気すると共に、接線方向から空気を排出するファンである
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記ヒートシンクの前記傾斜部に沿った空気の流れを排出する塵埃排出口を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記送風手段による空気の流れを前記ヒートシンク方向へ規制するダクトを備え、
前記ダクトの前記傾斜部の後端部と対向する位置に、前記傾斜部に沿った空気の流れを排出する塵埃排出口を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記放熱手段は、
前記発熱部品に取り付けられる受熱部材と、
前記受熱部材と前記ヒートシンクを接続する少なくとも1本のヒートパイプとを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 発熱部品と、
複数枚の放熱フィンが並べて配置され、前記発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクを備えた放熱手段と、
前記ヒートシンクに送風を行う送風手段とを備えた電子機器において、
前記送風手段による空気の流れに対して流入部となる前記ヒートシンクの端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えた
ことを特徴とする電子機器。 - 前記各放熱フィンは重力方向に沿った向きで配置され、前記傾斜部は、前記送風手段による空気の流れに対して上端部より下端部が後方に位置するように下向きに傾斜させた
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 前記放熱フィンは薄板材で構成され、複数枚の放熱フィンを間隔を開けて積層して前記ヒートシンクが構成される
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 前記傾斜部は、前記各放熱フィンの端部を凸状に湾曲させて徐々に傾斜角度が大きくなる曲線で構成して湾曲傾斜部とした
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 前記送風手段は、軸方向から吸気すると共に、接線方向から空気を排出するファンである
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 前記ヒートシンクは筐体の内部に設置され、
前記筐体の前記傾斜部の後端部と対向する位置に、前記傾斜部に沿った空気の流れを排出する塵埃排出口を備えた
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 前記放熱手段は、
前記発熱部品に取り付けられる受熱部材と、
前記受熱部材と前記ヒートシンクを接続する少なくとも1本のヒートパイプとを備えた
ことを特徴とする請求項9記載の電子機器。 - 複数枚の放熱フィンが並べて配置され、発熱部品の熱が伝導されるヒートシンクにおいて、
一方の端面に、各放熱フィンの端部を同じ方向に傾斜させて傾斜部を備えた
ことを特徴とするヒートシンク。 - 前記放熱フィンは薄板材で構成され、各放熱フィンの端部の傾斜の向きを揃えて複数枚の放熱フィンが間隔を開けて積層される
ことを特徴とする請求項16記載のヒートシンク。 - 前記傾斜部は、前記各放熱フィンの端部を凸状に湾曲させて徐々に傾斜角度が大きくなる曲線で構成して湾曲傾斜部とした
ことを特徴とする請求項16記載のヒートシンク。 - 薄板材から構成され、間隔を開けて積層されることでヒートシンクを構成する放熱フィンにおいて、
一方の端面に傾斜端面を備えた
ことを特徴とする放熱フィン。 - 前記傾斜端面は、凸状に湾曲して徐々に傾斜角度が大きくなる曲線で構成される
ことを特徴とする請求項19記載の放熱フィン。
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