JP2009015385A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱効率を劣化させずに異物の進入を抑えることができる電子機器を提供する。
【解決手段】発熱部品と、複数枚の放熱フィンが配列されて隣接する2枚の放熱フィンに挟まれた空気流路を複数形成し、筐体の空気吹出口に対面する空気流出口と空気吹出口から離れた側の空気流入口とを有する放熱部材と、発熱部品に接触して吸熱し放熱部材に伝熱する伝熱部材とを有するヒートシンクと、空気流入口に向けて空気を送り込み筐体の空気吹出口から排気させるファンとを備え、空気吹出口は、放熱部材の、2枚の放熱フィンに挟まれて形成された空気流路を筐体外部から空気吹出口を覗く方向に見て分断する開口が複数配列されたものである。
【選択図】 図9

Description

本発明は、電子部品から発せられた熱を放熱するヒートシンクおよびファンを備えた電子機器に関する。
パーソナルコンピュータなどといった電子機器では、さらなる処理速度の高速化や、搭載される機能の多様化が求められている。このような要望を実現するために、電子機器に内蔵される電子部品の高性能化や高密度化が進められており、その結果、電子機器の内部で発生する熱が増加してきている。電子機器の内部に熱が溜まると、電子部品の性能が劣化してしまうという問題があり、電子機器の内部で発生した熱を効率よく放熱する必要がある。
電子機器内の熱を放熱する放熱機構としては、電子部品で発生した熱を吸収して、その熱を電子機器の筐体に設けられた排気口に伝熱するヒートシンクと、排気口に向けて空気を送ることにより、ヒートシンクの熱を空気に吸熱させて排気口から排気させる放熱フィンとを備えたものが広く用いられている。通常、ヒートシンクは、複数枚の放熱フィンが等間隔に配列された放熱部材と、放熱部材に熱を伝熱する、幅広な面を有する伝熱部材とで構成されていることが一般的であり、その伝熱部材が電子部品と接触し、放熱部材が排気口と対面するように配置される。また、ファンは、ヒートシンクの放熱部材を間に挟んで排気口に向けて空気が送られるように配置される。このような放熱機構を電子機器内に備えることによって、ヒートシンクの伝熱部材が電子部品で発生した熱を効率よく吸熱して放熱部材に伝熱し、ファンから送られてきた空気が複数枚の放熱フィンそれぞれに挟まれた空間を通ることによって、空気が効率よく熱を吸熱してから排気口外に排気されるため、放熱効率を高めることができる。また、特許文献1には、ヒートシンクの放熱部材よりもファンに近い側に、放熱部材を構成する複数枚の放熱フィンの配列に対して斜めに配列された複数枚の放熱フィンからなる補助放熱部材をさらに備えたヒートシンク装置について記載されている。この特許文献1に記載されたヒートシンク装置によると、ファンから送られてきた空気が補助放熱部材によって分散されてから放熱部材に流入されるため、複数枚の放熱フィンそれぞれの熱を効率よく放熱することができる。
ところで、放熱部材は、複数枚の放熱フィンそれぞれに挟まれた空間が空気の流路を形成しており、ファンから送られてきた空気は、ファンと対面する空気流入口から流入して筐体の排気口と対面する空気流出口にまで流れ、筐体外に排気される。このとき、ファンによって巻き込まれたホコリなどが放熱部材の空気流入口に詰まってしまうと、フィンに挟まれた空気流路に十分な空気を送り込むことができなくなり、放熱効率が劣化してしまうという問題がある。このような問題を解決するためには、ファンによって巻き込まれたホコリが詰まってしまわないように、放熱フィンどうしの間隔を大きくあけることが考えられる。
特開2004−281484号公報
しかし、放熱フィンどうしの間隔を大きくあけてしまうと、筐体の排気口側から入り込んだ異物が放熱部材を通過してしまい、さらに、精密な電子部品にまで到達してショートなどといった故障の原因になってしまうことがあるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、放熱効率を劣化させずに異物の進入を抑えることができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の電子機器において、
空気吹出口が形成された筐体と、
筐体内部に備えられた発熱部品と、
筐体内部に備えられた、複数枚の放熱フィンが配列されて隣接する2枚の放熱フィンに挟まれた空気流路を複数形成し、空気吹出口に対面する空気流出口と空気吹出口から離れた側の空気流入口とを有する放熱部材と、発熱部品に接触して吸熱し放熱部材に伝熱する伝熱部材とを有するヒートシンクと、
筐体内部に備えられ、放熱部材の空気流入口に向けて空気を送り込むことにより放熱フィンの熱を空気に吸熱させて筐体の空気吹出口から排気させるファンとを備え、
空気吹出口は、放熱部材の、2枚の放熱フィンに挟まれて形成された空気流路を筐体外部から空気吹出口を覗く方向に見て分断する開口が複数配列されたものであることを特徴とする。
本発明の電子機器によると、筐体の空気吹出口に配列された開口が、放熱部材の放熱フィン同士に挟まれて形成される空気流路を分断するため、空気吹出口から筐体内への異物の進入を防止することができる。また、放熱部材の放熱フィン同士の間隔を狭める必要がないため、ファンによって巻き込まれたホコリによって空気流入口が詰まってしまい、放熱効率が劣化してしまう不具合を軽減することができる。
また、本発明の電子機器において、上記筐体が板状の筐体であって、
上記放熱フィンが筐体の厚さ方向に立設して配列されたものであり、
上記空気吹出口は、筐体の厚さ方向に対し斜めに延びるスリット状の複数の開口からなるものであることが好ましい。
通常、ヒートシンクは、複数枚の放熱フィンが筐体の厚さ方向に立設して配列されていることが一般的である。空気吹出口として、筐体の厚さ方向に対して斜めに延びる複数のスリットが設けられることによって、従来のヒートシンクをそのまま適用して、容易に電子機器内への異物の進入を防止することができる。
また、本発明の電子機器において、上記空気吹出口に形成された複数の開口は、放熱フィンの配列ピッチよりも広いスリット幅を有するものであることが好ましい。
空気吹出口に、放熱フィンの配列ピッチよりも広いスリット幅を有する複数の開口が設けられることによって、ファンから送られてきた空気の排気効率の劣化を軽減することができる。
また、本発明の電子機器において、上記空気吹出口は、筐体の一側面に形成されていることが好ましい。
空気吹出口が筐体の一側面に形成されることによって、空気吹出口から熱い空気が排気されても、ユーザの操作の邪魔になりにくい。
また、本発明の電子機器は、上記発熱部品を複数備え、上記伝熱部材が複数の発熱部品に接触して吸熱し、複数の発熱部品の熱を放熱部材に伝達するものであることが好適である。
この好適な電子機器によると、装置の大型化を抑えて、複数の発熱部品で発生する熱を効率よく放熱することができる。
また、本発明の電子機器において、上記筐体が、演算処理を実行するCPUを内蔵した演算ユニットを構成する筐体であって、
上記伝熱部材は、CPUを発熱部品としCPUに接触して吸熱するものであることが好ましい。
CPUは、電子機器に内蔵される各種電子部品の処理を制御している重要な電子部品であるが、発熱量が大きく、加熱されると処理速度が劣化してしまいやすい。伝熱部材がCPUに接触して吸熱することによって、電子機器全体としての熱による性能の劣化を抑えることができる。
また、本発明の電子機器において、上記演算ユニットがさらに上面に、操作に応じて指示を入力するキーボードを備えた演算ユニットであって、
さらに、演算ユニットに開閉自在に連結された表示画面を有する表示ユニットを備えたことが好ましい。
演算ユニットの上面にキーボードが備えられ、表示画面を有する表示ユニットが演算ユニットに開閉自在に連結されたノード型のパーソナルコンピュータなどでは、屋外などに持ち運ばれることによって空気吹出口から異物などが進入しやすく、本発明の構成によって大きな効果を得ることができる。
また、本発明の電子機器において、上記表示ユニットは、演算ユニットに対し開閉自在かつ開状態において演算ユニット上面に垂直な回転軸のまわりに回転自在な二軸の連結部材を介在させて演算ユニットに連結されたものであることが好適である。
近年、キーボードなどを使った通常の入力操作に加えて、タッチペンなどで表示画面上を指定することによって指示を入力することができるタブレット型のラップトップ型パーソナルコンピュータが開発されてきている。この好適な電子機器によると、例えば、タブレット機能を利用する場合には、表示ユニットを演算ユニットに対して開いて回転させ、さらに表示ユニットを閉じて演算ユニット上に重ね、表示画面を外側に向けることができ、操作性を向上させることができる。
また、本発明の電子機器において、上記表示画面に、演算ユニットに対し表示ユニットを開いた第1の使用状態では回転軸の方向を上下方向として情報を表示する第1の表示モードで情報を表示し、表示ユニットを演算ユニット上に、表示画面を外側に向けて重ねた第2の使用状態では、回転軸と垂直な方向を上下方向として情報を表示する第2の表示モードで情報を表示する表示制御部を備えたことが好ましい。
タブレット型のラップトップ型パーソナルコンピュータでは、キーボードなどを使った通常の使用状態(第1の使用状態)では、回転軸の方向を上下方向として表示画面を横長の状態で使用し、タブレット機能を使用する場合(第2の使用状態)では、回転軸と垂直な方向を上下方向として表示画面を縦長の状態で使用したいという要望が高い。本発明の電子機器によると、第1の使用状態および第2の使用状態それぞれの用途に合った向きで情報を表示させることができる。
本発明によれば、放熱効率を劣化させずに異物の進入を抑えることができる電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたパーソナルコンピュータの外観斜視図である。
図1に示すパーソナルコンピュータ10は、電磁誘導形デジタイザを表示画面31の裏側に搭載し、スタイラスペンで指示された表示画面31上の位置を検出することにより指示入力を可能とする入力デバイスを備えている。なお、この入力デバイスとして、デジタイザとスタイラスペンに替えて表示画面31上に搭載するタッチパネルを採用してもよい。
パーソナルコンピュータ10は、本体ユニット20と表示ユニット30を備えており、これら本体ユニット20と表示ユニット30は、表示ユニット30が本体ユニット20に対し矢印A−A方向に開閉自在および矢印B−B方向(本体ユニット20に対して垂直な回動軸のまわり)に回動自在となるように、二軸の連結部40で連結されている。この図1には、表示ユニット30が本体ユニット20に対し開いた状態(開状態)にあるパーソナルコンピュータ10が示されており、この開状態は、本発明にいう第1の使用状態に相当する。また、本体ユニット20は、本発明にいう演算ユニットの一例にあたり、表示ユニット30は、本発明にいう表示ユニットの一例にあたり、連結部40は、本発明にいう連結部材の一例に相当する。
本体ユニット20には、キーボード21、トラックパッド22、左クリックボタン23、右クリックボタン24が備えられており、さらに、表示ユニット30のガタツキを防止するためのゴム製の表示ユニット受け34が設けられている。また、本体ユニット20の一側面には、CDやDVD等の光ディスクを搭載して駆動しアクセスする光ディスクドライブ26の開閉蓋26aが備えられており、その開閉蓋26aには、それを押すことによってその開閉蓋26aが開くイジェクトボタン26bが設けられている。キーボード21は、本発明にいうキーボードの一例に相当する。
パーソナルコンピュータ10の表示ユニット30は、その前面に表示画面31が広がっている。また、この表示ユニット30には、その表示画面31よりも下方の右端にいくつかの押ボタン32が設けられており、左端には、指先がなぞられることによって指紋認証を行う指紋センサ33が備えられている。表示画面31は、本発明にいう表示画面の一例に相当する。図1に示す開状態では、表示画面31上に、表示ユニット30の回転軸B−Bの方向を上下方向として情報が表示される。
図2は、表示ユニット30を本体ユニット20上に閉じた状態の電子装置を示す外観斜視図である。
図2では、表示ユニット30は、表示画面31(図1参照)を本体ユニット20に向けて重ねられた状態にある。以下では、これを第1の閉状態と称する。
図1に示す開状態にある表示ユニット30が矢印A方向に閉じられると、図2に示すように、表示画面31が内側に隠蔽されて、表示画面31に対する裏面が外側に剥き出しになった第1の閉状態となる。この第1の閉状態では、表示画面31の汚れや破損を回避して、パーソナルコンピュータ10を持ち運ぶことができる。
また、図2に示すように、本体ユニット20の側面には、本体ユニット20に内蔵された各種電気部品で発生した熱を放熱するための排気口27が設けられている。排気口27は、本体ユニット20の厚さ方向に対して斜めに延びる複数のスリット27aで構成されている。排気口27は、本発明にいう空気吹出口の一例にあたり、スリット27aは、本発明にいう開口の一例に相当する。この排気口27からは、本体ユニット20内の熱を吸熱した熱い空気が排気されるが、排気口27が本体ユニット20の側面に設けられることによって、ユーザの操作の邪魔になりにくいという利点がある。
図3は、表示ユニットを本体ユニットに対しほぼ90°回動させた状態を示す外観斜視図である。
表示ユニット30を、この状態を経由し、さらに表示画面31の裏側がキーボード21に向くように回すことができる。
図4は、表示ユニットが表示画面を上に向けて本体ユニット重ねられた状態を示す外観斜視図である。
表示ユニット30を、図3に示す姿勢を経由してさらに表示画面31がキーボード21とは反対側を向くように回し、その状態で、その表示ユニット30の、表示画面31に対する裏面を本体ユニット20に向けて表示ユニット30を本体ユニット20に重ねると、図4に示す第2の閉状態となる。この第2の閉状態は、本発明にいう第2の使用状態の一例にあたる。以下では、第2の閉状態でパーソナルコンピュータ10を使用するモードをタブレットモードと称する。
上述したように、この表示画面31は、その裏側に電磁誘導形デジタイザを備えて表示画面上の指示位置を検出するペン入力機能付きの表示画面であり、通常は、このタブレットモードにあるパーソナルコンピュータ10を一方の腕にかかえ、他方の手にペン(図示せず)を持って表示画面を操作するという使用態様が採用される。このタブレットモードにあるパーソナルコンピュータ10を腕にかかえたときの視線との関係から、図1に示す開状態と比べ、表示画面31上の表示画像は90°その向きが回転している。すなわち、タブレットモードでは、表示画面31上に、表示ユニット30の回転軸と垂直な方向を上下方向として情報が表示される。
続いて、パーソナルコンピュータ10の内部構成について説明する。
図5は、パーソナルコンピュータ10の内部構成図である。
パーソナルコンピュータ10には、図5に示すように、各種プログラムを実行するCPU101、ハードディスク装置103に格納されたプログラムが読み出されCPU101での実行のために展開される主メモリ102、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置103、情報表示に関する処理を司る表示機構104、キーボード21やトラックパッド22などを含む操作子106、小型記録媒体200が装填され、装填された小型記録媒体200をアクセスする小型記録媒体ドライブ108、CD−ROM210やDVDが装填され、その装填されたCD−ROM210やDVDをアクセスするCD/DVDドライブ109、外部装置からデータを入力する入力インタフェース105、および外部装置へデータを出力する出力インタフェース110、および図1にも示す指紋センサ33などが内蔵されており、これらの各種要素は、バス111を介して相互に接続されている。尚、表示機構104は、図1に示す表示画面31上に表示する情報の向きなどを制御する表示制御装置1041、表示画面31上に情報を表示する表示装置1042、および表示画面31上の裏側に搭載されたデジタイザ1043で構成されている。CPU101は、本発明にいうCPUの一例にあたり、表示制御装置1041は、本発明にいう表示制御部の一例に相当する。
ここで、本実施形態のパーソナルコンピュータ10では、図2に示す排気口27からの異物の進入防止と、CPU101などで発生した熱を効率よく放熱することとの両立が図られている。以下では、排気口27、および本体ユニット20に内蔵された放熱機構について詳しく説明する。
図6は、本体ユニット20の内部構成図である。
本体ユニット20は、筐体20a内に各種部品が収容されている。筐体20aには、図5に示すCPU101(図6ではヒートシンク300下のため不図示)を含む電子部品500が搭載された回路基板が備えられており、ヒートシンク300が複数の電子部品500を覆って排気口27にまで延びている。また、各種電子部品500よりも排気口27に近い側には、排気口27に向けて空気を排気するファン400が配置されている。筐体20aは、本発明にいう筐体の一例にあたり、電子部品500は、本発明にいう発熱部品の一例に相当する。また、ヒートシンク300は、本発明にいうヒートシンクの一例にあたり、ファン400は、本発明にいうファンの一例に相当する。
図7は、ヒートシンク300を示す図である。
図7には、ヒートシンク300の、図6に示す側の裏側が示されている。ヒートシンク300は、薄板状の複数のフィン320aが平行に並べられ、排気口27に対面して配置される放熱部材320と、電子部品500と接触して電子部品500で発生した熱を吸熱し、熱を放熱部材320に伝熱する伝熱部材310と、放熱部材320から伝熱部材310にまで延びたヒートパイプで構成されている。放熱部材320は、複数のフィン320aそれぞれに挟まれた空間が、ファン400から送られた空気の流路323を形成しており、複数のフィン320aが並べられることによって、ファン400と対面する空気流入口321と、排気口27と対面される空気流出口322とが形成されている。伝熱部材310は、本発明にいう伝熱部材の一例にあたり、放熱部材320は、本発明にいう放熱部材の一例に相当する。また、空気流入口321は、本発明にいう空気流入口の一例にあたり、空気流出口322は、本発明にいう空気流出口の一例に相当する。
図6に示す複数の電子部品500で発生した熱は、幅広な面を有する伝熱部材310によって吸熱されて、放熱部材320に伝熱される。複数の電子部品500の中には、例えばCPU101など大きな発熱量の電子部品もあり、伝熱部材310は、発熱量の大きな電子部品に密着されている。また、放熱部材320の空気流入口321はファン400と対面しており、ファン400から送られた空気は、放熱部材320の空気流入口321から流路323に流入し、複数のフィン320aに伝熱された熱を吸熱して空気流出口322から流出し、排気口27から排気される。本実施形態では、1つのヒートシンク300が複数の電子部品500と接触しているため、装置の大型化を回避して、それら複数の電子部品500から発生した熱を効率よく放熱することができる。
図8は、放熱部材320の流路323と排気口27との関係を示す図である。
図8に示すように、ヒートシンク300の放熱部材320は、複数のフィン320aが本体ユニット20の厚さ方向に立設して配列されているのに対し、排気口27に設けられたスリット27aは、本体ユニット20の厚さ方向に対して斜めに形成されている。このため、ヒートシンク300の放熱部材320が排気口27に対面して配置されると、放熱部材320の流路323が排気口27のスリット27aによって分断されることとなる。
図9は、ヒートシンク300が収容された状態の本体ユニット20の、排気口27付近の拡大図である。
図9に示すように、ヒートシンク300のフィン320aによって形成される流路323は、スリット27aによって分断されている。このため、ゴミなどの異物が排気口27から入り込んでパーソナルコンピュータが故障してしまう不具合や、排気口27からドライバなどが挿し込まれて、電子部品500がショートしてしまう事故などを防止することができる。また、本実施形態においては、隣り合うフィン320aのピッチ幅W1がスリット27aの幅W2よりも小さく設計されているため、流路323を通ってきた熱い空気を効率よく排気口27から排気することができる。さらに、本実施形態においては、排気口27から入り込む異物の進入が防止されているため、ヒートシンク300のフィン320aのピッチ幅W1を無理に狭める必要がなく、ファン400によって巻き込まれたホコリが放熱部材320の空気流入口321に詰まってしまって、放熱効率が劣化してしまう不具合を防止することができる。
ここで、本実施形態においては、ヒートシンク300は従来から広く用いられているものが利用されており、本体ユニット20に設けられた排気口27のスリット27aの形状が従来のものとは異なっている。ヒートシンク300は熱伝導率が高い金属で構成されていることが多く、本体ユニット20の筐体20aを構成しているプラスチックなどと比べて加工が困難である。排気口27のスリット27aの形状を変えて、流路323とスリット27aとの相対関係を調整することによって、製造工程を大きく変更せず、容易に、異物の進入防止と、放熱効率の維持とを両立させることができる。
また、上記では、筐体にスリットが配列された排気口が設けられた例について説明したが、本発明にいう空気吹出口は、ヒートシンクの空気流路を分断するものであれば、複数の丸い貫通孔が配列されたものであってもよい。
また、上記では、本発明の電子機器をタブレット型のパーソナルコンピュータに適用する例について説明したが、本発明の電子機器は、タブレット機能を有していないパーソナルコンピュータであってもよく、電子手帳などに適用してもよい。
本発明の一実施形態が適用されたパーソナルコンピュータの外観斜視図である。 表示ユニットを本体ユニット上に閉じた状態の電子装置を示す外観斜視図である。 表示ユニットを本体ユニットに対しほぼ90°回動させた状態を示す外観斜視図である。 表示ユニットが表示画面を上に向けて本体ユニット重ねられた状態を示す外観斜視図である。 パーソナルコンピュータの内部構成図である。 本体ユニットの内部構成図である。 ヒートシンクを示す図である。 放熱部材の流路と排気口との関係を示す図である。 ヒートシンクが収容された状態の本体ユニットの、排気口付近の拡大図である。
符号の説明
10 パーソナルコンピュータ
20 本体ユニット
30 表示ユニット
21 キーボード
22 トラックパッド
23 左クリックボタン
24 右クリックボタン
31 表示画面
32 押ボタン
101 CPU
102 主メモリ
103 ハードディスク装置
104 表示機構
105 入力インタフェース
106 操作子

108 小型記録媒体ドライブ
109 CD/DVDドライブ
110 出力インタフェース
111 バス
200 小型記録媒体
210 CD−ROM

Claims (9)

  1. 電子機器において、
    空気吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体内部に備えられた発熱部品と、
    前記筐体内部に備えられた、複数枚の放熱フィンが配列されて隣接する2枚の放熱フィンに挟まれた空気流路を複数形成し、前記空気吹出口に対面する空気流出口と該空気吹出口から離れた側の空気流入口とを有する放熱部材と、前記発熱部品に接触して吸熱し該放熱部材に伝熱する伝熱部材とを有するヒートシンクと、
    前記筐体内部に備えられ、前記放熱部材の空気流入口に向けて空気を送り込むことにより前記放熱フィンの熱を該空気に吸熱させて前記筐体の空気吹出口から排気させるファンとを備え、
    前記空気吹出口は、前記放熱部材の、2枚の放熱フィンに挟まれて形成された空気流路を前記筐体外部から前記空気吹出口を覗く方向に見て分断する開口が複数配列されたものであることを特徴とする電子機器。
  2. 前記筐体が板状の筐体であって、
    前記放熱フィンが前記筐体の厚さ方向に立設して配列されたものであり、
    前記空気吹出口は、前記筐体の厚さ方向に対し斜めに延びるスリット状の複数の開口からなるものであることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記空気吹出口に形成された複数の開口は、該放熱フィンの配列ピッチよりも広いスリット幅を有するものであることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記空気吹出口は、前記筐体の一側面に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の電子機器。
  5. 前記発熱部品を複数備え、前記伝熱部材が複数の発熱部品に接触して吸熱し、該複数の発熱部品の熱を前記放熱部材に伝達するものであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の電子機器。
  6. 前記筐体が、演算処理を実行するCPUを内蔵した演算ユニットを構成する筐体であって、
    前記伝熱部材は、該CPUを前記発熱部品とし該CPUに接触して吸熱するものであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の電子機器。
  7. 前記演算ユニットがさらに上面に、操作に応じて指示を入力するキーボードを備えた演算ユニットであって、
    さらに、前記演算ユニットに開閉自在に連結された表示画面を有する表示ユニットを備えたことを特徴とする請求項6項記載の電子機器。
  8. 前記表示ユニットは、前記演算ユニットに対し開閉自在かつ開状態において該演算ユニット上面に垂直な回転軸のまわりに回転自在な二軸の連結部材を介在させて前記演算ユニットに連結されたものであることを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 前記表示画面に、前記演算ユニットに対し前記表示ユニットを開いた第1の使用状態では前記回転軸の方向を上下方向として情報を表示する第1の表示モードで情報を表示し、前記表示ユニットを前記演算ユニット上に、前記表示画面を外側に向けて重ねた第2の使用状態では、前記回転軸と垂直な方向を上下方向として情報を表示する第2の表示モードで情報を表示する表示制御部を備えたことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
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