JP4126929B2 - 放熱装置及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放熱効率の向上した放熱装置、及びこの放熱装置を備えた情報処理装置に関し、特に限られた空間に収納される発熱部品の発熱に対する放熱技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型のパーソナルコンピュータ等の携帯型の情報処理装置の普及が進んでおり、その携帯性を向上させるために装置の小型化、薄型化が要求されている。
【0003】
そして、例えば上述したノート型のパーソナルコンピュータには、動作中に発熱する電子素子、例えば中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)が搭載されており、小型化、薄型化とともに処理能力の向上も要求されていることから、高機能、高性能のCPUが使用されるようになってきている。このような高機能、高性能のCPUは、消費電力が大きく、それに伴いその発熱量も高くなっている。この発熱量の増加は、過熱による誤動作や破損等の弊害を引き起こすため、より効果的に放熱・冷却することが求められるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記情報処理装置を構成する発熱性の電子素子や、その他の発熱源からの熱を装置外部に放出するためには、ファンにより放熱用の空気を冷却風として流通させて発熱源を冷却する手段が最も一般的であるが、情報処理装置自体が極めて小型化、薄型化されているため、放熱装置の設置スペースが限られている。このような限られたスペースに設置される放熱装置は、取り付けられたファンが小さいと放熱効率が悪く、発熱源からの熱が外部に有効に放出できないという問題点がある。
【0005】
上述した放熱効率の低下は、ファンを大きくして冷却風の流通量を大にすれば防止することができる。しかしながら、ファンの大型化は、放熱装置の設置スペースの増加につながり、情報処理装置の小型化、薄型化を阻害するため、採用することができない。
【0006】
そこで、本発明は、ファンの大型化等による外形寸法の大型化がなされることなく放熱効率を向上させた放熱装置、及びこの放熱装置を備えた情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決すべく、本発明者が鋭意検討した結果、放熱装置において冷却風があたる板状フィンによって構成される冷却風の流路の状態が放熱効率の向上に寄与することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、上述した目的を達成する本発明に係る放熱装置は、軸線方向から吸気し、接線方向に排気して冷却風を送風するファンと、所定の間隔を隔てて配列されて冷却風の流路を複数条形成する複数枚のフィンを有するヒートシンクとを備え、このヒートシンクがファンからの冷却風の供給口と、この放熱装置が配設される情報処理装置等の筐体外部に冷却風を排出する排出部との間の空間に、上記ファン内に配された羽根車の回転方向と反対の向きに上記フィンを上記ファンの供給口の面に対して所定角度傾けて配設し、上記フィンに上記冷却風があたりやすくしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報処理装置は、上述した放熱装置が筐体内部の発熱部品、例えばCPUに取り付けられ、放熱装置のヒートシンクが、ファンからの冷却風の供給口と、情報処理装置の筐体外部に冷却風を排出する排出部との間の空間に、上記ファン内に配された羽根車の回転方向と反対の向きに上記フィンを上記ファンの供給口の面に対して所定角度傾けて配設し、上記フィンに上記冷却風があたりやすくしたことを特徴とする。
【0010】
上述した本発明に係る放熱装置によれば、ファンを大型化する等により装置自体の外形寸法を大型化することなく、放熱効率が向上する。また、本発明に係る情報処理装置によれば、上述したような放熱装置が配設されることで、高い放熱効率で発熱部品の熱が放熱され、高熱を発する高機能、高性能のCPU等であっても、過熱による誤作動や故障等の弊害が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る放熱装置及び情報処理装置の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明に係る放熱装置は、情報処理装置等の電子機器、例えば後述するノート型のパーソナルコンピュータ(以下、単にノートパソコンと称する。)内に配設され、このノートパソコン内の発熱部品、例えばCPUで生じた熱を、CPUに対して冷却風を送風し、この冷却風をノートパソコンの外部に排出することによって強制的に放熱するものである。
【0012】
放熱装置1は、図1及び図3に示すように、冷却風の送風を行うファン2と、このファン2からの冷却風があたるヒートシンク3と、発熱部品とヒートシンク3とを繋ぐヒートパイプ4とからなる。
【0013】
ファン2は、図1に示すように、ケーシング5と、このケーシング5内において偏心した位置に配され、モータ(図示は省略する。)等によって図中矢印A方向に回転駆動される羽根車6とを有する。このファン2は、羽根車6が回転することにより、羽根車6の軸線方向の一方、又は両方から吸気し、接線方向(遠心方向)に排気する遠心ファン(シロッコファンともいう。)であり、羽根車6の外周部に、後述する供給口9のある一側を除いて設けられる側壁及び上下面のカバーにより構成されるケーシング5内の空間において、上流側から下流側に向かって次第にその径方向の幅が広くなるような通風路7を有する。ファン2は、幅の狭い上流側で圧縮された空気を、風の流量の増加に合わせるように幅広とされた下流側(以下、羽根車6と上流側のケーシング5とで構成される通風路7の一部を幅狭部7aと、羽根車6と下流側のケーシング5とで構成される通風路7の一部を幅広部7aと称して説明する。)から空気を冷却風として排気することにより、静圧の増加が図られている。
【0014】
また、ファン2には、図1及び図2に示すように、ケーシング5の上面及び下面、具体的には羽根車6の軸線と直交する二つの面に吸気口8が、ケーシング5の一の側面にヒートシンク3に対して冷却風を供給する供給口9が形成されている。
【0015】
ヒートシンク3は、図3及び図4に示すように、所定の間隔を隔てて互いに平行に配設される複数枚のフィン10により構成される。このフィン10は、表面が平滑な平板形状を呈した金属材料、例えばアルミニウム板等であり、複数枚のフィン10を配列することで構成されるヒートシンク3の長手方向の側面に対して直行する角度で配列されている。そして、ヒートシンク3には、隣接するフィン10間にファン2からの冷却風を通過させ、この冷却風を上述したノートパソコン等の外部に導くための流路11が多数条形成されている。
【0016】
なお、フィン10は、ファン2からの冷却風の接触面積を増加させるために、平板の平滑面に、例えば多数の小突起が形成されたものであっても良い。
【0017】
また、ヒートシンク3には、ファン2への取付のための取付部3aが設けられている。ヒートシンク3は、この取付部3aにおいて、ねじ止めや半田付け等の方法でファン2に固定される。
【0018】
ヒートパイプ4は、発熱部品で生じた熱を受ける受熱部と、受熱部にて受けた熱を放熱部に移送する熱移送路を構成するものである。本例では、受熱部として後述するように発熱部品に接触する受熱ブロック12が配設され、放熱部として上述したヒートシンク3が配設される。
【0019】
受熱部となる受熱ブロック12は、アルミニウムやその合金等、熱伝導性の高い金属からなり、直接に、又は発熱部品からの熱伝導性を高めるような放熱シートや伝熱グリス等を介して発熱部品が密着接触される。受熱ブロック12は、一方面、具体的には後述する溝が形成されていない平坦な側の面が発熱部品に対する接触面とされる。受熱ブロック12は、発熱部品に、例えばねじ止め等によって取り付けられ、そして取付の際にバネ13を設けて図3中矢印B方向に付勢し得る構造とすることで、発熱部品に対して押し付ける強さ、すなわち発熱部品に対する接触圧が制御可能とされる。受熱ブロック12は、このように発熱部品に接触した部位から発熱部品の動作中に生じた熱が伝導し、この熱伝導によって発熱部品において生じた熱を吸熱する。
【0020】
ヒートパイプ4は、図1及び図4に示すように、一端部が他の部位に比して大径に形成され、この一端部が受熱ブロック12の他方面、すなわち発熱部品の接触面と反対側の面に形成された溝14に嵌め込まれ、接着剤等により接続されている。ヒートパイプ4は、一端部を上述したように大径に形成して、受熱ブロック12に接続することで、発熱部品からの熱を吸熱した受熱ブロック12との接触面積を大きくすることができ、受熱ブロック12から効率的に熱の伝導を受けることができる。また、ヒートパイプ4は、受熱ブロック12に孔部を形成し、この孔部に挿入して接続するようにしても良い。
【0021】
また、ヒートパイプ4は、他端側をフィン10に貫通させることによって、放熱部であるヒートシンク3に他端側が接続される。放熱装置1においては、このような構造とすることにより、ファン2からの冷却風がフィン10以外にも、ヒートパイプ4に直接に当たるようになるため、より放熱性が高いものとなる。なお、放熱装置1は、本例ではヒートパイプ4をフィン10に貫通させることでヒートシンク3に接続しているが、配列された全てのフィン10に接するようにヒートシンク3のいずれかの側面にヒートパイプ4を取り付け、ヒートパイプ3上に複数のフィン10が配列されているような状態で接続するものであっても良い。
【0022】
上述した放熱装置1においては、ファン2の供給口9と、放熱装置1が配設される情報処理装置等の本体装置(例えば、ノートパソコン。)に設けられた冷却風排気用の排気部、例えば図1において仮想的に一点鎖線にて示す排出部Xとの間の空間にヒートシンク3が配設され、この空間においてヒートシンク3には本例における供給口9と排出部Xの双方と直交する向きよりも傾いた流路11が形成されている。この流路11の傾きは、平板状のフィン10によって形成される流路11の冷却風の入口、すなわちファン2側の開口11aに比して、冷却風の出口、すなわち排出部X側の開口11bがファン2の幅広部7b寄りに位置するような傾きとされる。放熱装置1では、ヒートシンク3の長手方向の側面に対して直交する角度でフィン10が配列されているため、ファン2の幅広部7b側に位置するヒートシンク3の端面に比して、幅狭部7a側に位置する端面をファン2から離間させるようヒートシンク3自体を傾けて配設することで、上述したように傾いた流路11を構成している。なお、放熱装置1には、このヒートシンク3が配設された空間の上面を覆うカバー部材15がファン2に取り付けられている。
【0023】
放熱装置1においては、上述したようにヒートシンク3を傾けて配設し、フィン10により構成される流路11が所定角度の傾きを有するように、本実施の形態においてはファン2の排気方向を決めるケーシング5の幅広部7b側に位置する側平面に対してフィン10により構成される流路11を5°〜6°傾けて構成したことで、放熱効率が向上した。なお、本例におけるケーシング5の側平面とは、ケーシング5の幅広部7b側の側壁の一部であり、供給口9と排出部Xの双方と直交する角度で設けられた平板部分(図1中矢印にて示す範囲)であるが、この側平面は必ずしも供給口9と排出部Xの双方と直交するものでなくともよい。これは、放熱装置1においては、ファン2からの冷却風が通過する供給口9と排出部Xとの間の空間に傾きを有する流路11を設けることで、ファン2とヒートシンク3との間に乱流が生じ、この乱流によって流路11を含み上述した空間を通過する冷却風に対する抵抗が少なくなり、冷却風の通りが良くなったために放熱効率が向上したものと考えられる。なお、このような冷却風の乱流を生じさせるためには、ヒートシンク3を構成するフィン10にワイヤーを張ることも有効である。
【0024】
また、上述したファン2から供給される冷却風は、羽根車6の回転方向に沿うような向きで供給口9からヒートシンク3に向けて供給されるものと考えられる。したがって、所定角度を有するよう傾いた流路11を供給口9と排出部Xとの間に空間に設けることで、上述したような風向きの冷却風が流路11を構成するフィン10にあたりやすくなることも、放熱装置1において放熱効率が向上する要因と考えられる。
【0025】
さらに、上述した構成、すなわちケーシング5との間に幅狭部7a及び幅広部7bを構成するような偏心位置に羽根車6が配され、かつ軸線方向から吸気し接線方向に排気するファン2では、供給口9の幅狭部7a側と幅広部7b側とで不均一な風量と風圧の冷却風が排出される。具体的には、図5に示すように、放熱装置1のファン2では、供給口9の幅狭部側に比して、幅広部側からの方が、風量が多く、また風圧も高い冷却風が供給口9からヒートシンク3に対して供給される。なお、図5中の矢印大きさは、風量及び風圧の大小を表すものである。そして、所定角度を有するよう傾いた流路11を供給口9と排出部Xとの間に空間に設けることで、上述したように不均一な風量と風圧で供給される冷却風が均一にヒートシンク3全体に対して供給されるようになり、このことも放熱装置1において放熱効率が向上する要因の一つとして考えられる。
【0026】
このような事由により放熱効率が向上した放熱装置1は、ファンを大型化する等により装置自体の外形寸法を大型化することなく、放熱効率を向上させることができる。したがって、小型化、薄型化が図られているノートパソコン等の携帯型情の報処理装置内等に配設するのに好適であり、良好な放熱効率によって発熱部品の熱を放熱し得るため、高熱を発する高機能、高性能のCPU等であっても、過熱による誤作動や故障の防止を図ることができる。
【0027】
なお、上述した放熱装置1においては、ヒートシンク3を傾けることで、供給口9と排出部Xとの間の空間に所定角度を有するよう傾いた流路11を設けることとしたが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。本発明においては、図6に示すように、フィン10を予めヒートシンク3の長手方向の側面に対して所定の角度を有するよう傾けて配列し、このヒートシンク3を真っ直ぐ、具体的にはファン2が同図に示す形状である場合における供給口9と平行に配設して、供給口9と排出部Xとの間の空間に傾いた流路11が形成されるようにしても良い。
【0028】
また、上述した各例においては、流路11を、開口11aに比して開口11bがファン2の幅広部7b寄りに位置するような傾きとしたものについて説明したが、これとは逆に、開口11aに比して開口11bがファン2の幅狭部7a寄りに位置するような傾きとしたものがある。具体的には、放熱装置1は、本発明の比較例にあたるものとして、図7に示すヒートシンク3の長手方向の側部に対して直交する角度でフィン10が配列されたヒートシンク3を、ファン2の幅狭部7a側に位置する端面に比して、幅広部7b側に位置する端面をファン2から離間させるよう傾けて配設することで上述した傾きとされた流路11とし、また図8に示すフィン10を予めヒートシンク3の長手方向の側面に対して所定の角度を有するよう傾けて配列したヒートシンク3を、真っ直ぐ、すなわち供給口9と平行に配設することで上述した傾きとされた流路11とする。
【0032】
上述した放熱装置1は、例えばノートパソコン等の情報処理装置に、該情報処理装置に実装された発熱部品、例えばCPUの冷却のために配設される。以下、ノートパソコン21に放熱装置1が配設された例について説明する。
【0033】
ノートパソコン21は、図9及び図10に示すように、装置本体22に対しヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられた表示部23や、キーボード部24、スライスパッド等のポインティングデバイス25が設けられ、これらの他にも図示は省略するが通常のノート型のパーソナルコンピュータと同様の構成を有する。ノートパソコン21は、装置本体22を構成する筐体26内に、CPU28を実装するマザーボード28が配設されている。そして、このCPU28には、CPU28の動作中に生じた熱を放熱するための放熱装置1が取り付けられている。
【0034】
ノートパソコン21では、図10に示すように、放熱装置1からの冷却風を筐体26外部に排気するための排気口29が設けられている。ノートパソコン21においては、放熱装置1が排気口29に隣接して設けられている。そして、この放熱装置1は、ノートパソコン21の排気口29と、放熱装置1を構成するファン2との間の空間に放熱部であるヒートシンク3が位置するように、マザーボード28上に配設される。そして、このような位置に配設された放熱装置1は、所定角度に傾けられた流路11がフィン10によって形成されるように、ヒートシンクが配される。
【0035】
ノートパソコン21は、このような放熱装置1を配することで、高機能、高性能のCPU27を搭載した場合であっても、高い放熱効率によってCPU27にて生じた熱を放熱し得るため、過熱によるCPU27の誤作動や故障を防止することができる。
【0036】
なお、上述したノートパソコン21においては、放熱装置1による強制空冷の対象である発熱部品がCPU28である場合に説明しているが、これに限定されるものではなく、このCPU28の他にも通電して動作することにより発熱する広く一般の電子部品であれば放熱装置1を取り付けての強制空冷の対象となり得ることは勿論である。
【0037】
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明に係る放熱装置によれば、ファンを大型化する等により装置自体の外形寸法を大型化することなく、放熱効率を向上させることができる。また、本発明に係る情報処理装置は、上述したような放熱装置を配設することで、高い放熱効率で発熱部品の熱が放熱され、高熱を発する高機能、高性能のCPU等であっても、過熱による誤作動や故障等の弊害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放熱装置の平面図である。
【図2】 同放熱装置の底面図である。
【図3】 同放熱装置の側面図である。
【図4】 ヒートパイプにて連結された受熱ブロックとヒートシンクとの平面図である。
【図5】 ファンからヒートシンクに対して供給される冷却風の風量及び風圧の分布の状態を模式的に示す図である。
【図6】 他の構成に係る放熱装置のファンとヒートシンクとの位置関係を説明するための図である。
【図7】 本発明の比較例における放熱装置のファンとヒートシンクとの位置関係を説明するための図である。
【図8】 本発明の比較例における放熱装置のファンとヒートシンクとの位置関係を説明するための図である。
【図9】 本発明に係る情報処理装置の一例としてあげるノート型のパーソナルコンピュータを一部破断して示す斜視図である。
【図10】 同ノート型のパーソナルコンピュータ内における放熱装置の配設位置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 放熱装置、 2 ファン、 3 ヒートシンク、 4 ヒートパイプ、 5 ケーシング、 6 羽根車、 7 通風路、 7a 幅狭部、 7b 幅広部、 8 吸気口、 9 供給口、 10 フィン、 11 流路、 12 受熱ブロック、 14 溝、 15 カバー部材、 21 ノートパソコン、 26 筐体、 27 CPU、 29 排気口
Claims (4)
- 動作時に発熱する発熱部品から生じた熱を強制空冷によって放熱し、強制空冷の際の冷却風を上記発熱部品が配設される筐体外部に排出する放熱装置において、
軸線方向から吸気し、接線方向に排気して冷却風を送風するファンと、
所定の間隔を隔てて配列されて上記冷却風の流路を複数条形成する複数枚のフィンを有するヒートシンクとを備え、
上記ヒートシンクは、上記ファンからの冷却風の供給口と、上記冷却風を上記筐体外部に排出する排出部との間の空間に、上記ファン内に配された羽根車の回転方向と反対の向きに上記フィンを上記ファンの供給口の面に対して所定角度傾けて配設し、上記フィンに上記冷却風があたりやすくしたことを特徴とする放熱装置。 - 動作時に発熱する発熱部品から生じた熱を強制空冷によって放熱し、強制空冷の際の冷却風を上記発熱部品が配設される筐体外部に排出する放熱装置において、
上記ファンのケーシング内に羽根車が配設され、該羽根車の軸線方向から吸気し、接線方向に排気して冷却風を送風するファンと、
所定の間隔を隔てて配列されて上記冷却風の流路を複数条形成する複数枚のフィンを有するヒートシンクとを備え、
上記ヒートシンクは、上記ファンからの冷却風の供給口と、上記冷却風を上記筐体外部に排出する排出部との間の空間に、上記ファンのケーシング内に配設された羽根車の回転方向と反対の向きに上記フィンをファンの排気方向を決める上記ケーシングの幅広部側に位置する側平面に対して所定角度傾けて配設し、上記フィンに上記冷却風があたりやすくしたことを特徴とする放熱装置。 - 上記所定角度は、上記ケーシングの幅広部側に位置する側平面に対して5°乃至6°であることを特徴とする請求項2に記載の放熱装置。
- 筐体内部に動作中に発熱する発熱部品に放熱装置が取り付けられる情報処理装置において、
上記放熱装置は、軸線方向から吸気し、接線方向に排気して冷却風を送風するファンと、
所定の間隔を隔てて配列されて上記冷却風の流路を複数条形成する複数枚のフィンを有するヒートシンクとを備え、
上記ヒートシンクは、上記ファンからの冷却風の供給口と、上記冷却風を上記筐体外部に排出する排出部との間の空間に、上記ファン内に配された羽根車の回転方向と反対の向きに上記フィンを上記ファンの供給口の面に対して所定角度傾けて配設し、上記フィンに上記冷却風があたりやすくしたことを特徴とする情報処理装置。
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