JP3110947U - 組立式ヒートシンクの冷却フィン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートシンクがヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分で発生する熱滞留の問題を解決し、全体のヒートシンクの冷却性能を高めることができる組立式ヒートシンクの冷却フィン装置の提供。
【解決手段】ヒートシンクは少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、各冷却フィンはヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置され、ヒートパイプ周囲に沿って流れる冷却気流の逆流を制限する。
【選択図】図3
【解決手段】ヒートシンクは少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、各冷却フィンはヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置され、ヒートパイプ周囲に沿って流れる冷却気流の逆流を制限する。
【選択図】図3
Description
本考案はコンピュータ或いはサーバーのCPUに用いられるヒートシンク構造の改良に係り、特に、冷却効率を高めることができる組立式ヒートシンクの構造に関する。
一般にコンピュータ或いはサーバーのCPUはCPUのクロックを高める方式により運転性能が高められるが、CPUのクロックが高くなるほど、電力消耗も大きくなり、運転時に発生する温度も高くなる。この時、使用者がコンピュータを通して多種類の命令を実行する時、CPUの運転は遅くなり、停止してしまうこともある。このため、CPUが運転時に発生する熱を順調に排出させて熱の蓄積を防止すれば、CPUに作業効率を維持させてシステムの停止を防止することができる。
現在、一般に使用されているアルミ製のヒートシンクの多くはプレス型を利用して一体に成形され、このような製造方法は、型、材料特性等の問題のために製造されるヒートシンクのフィン数量、厚さがいずれも制限され、冷却効率を高めることができない。
別の周知のアルミ合金のヒートシンクは、材料自身が良好な熱伝導効率を有するが、銅合金材料の加工は比較的容易でなく、切削、溶接するか、或いは組合せ方式でヒートシンクのフィン構造が形成され、これは材料の浪費を形成するのみならず、ヒートシンクの製造コストをアップさせる。
このため、近年市場には図1に示されるような組立式ヒートシンクの構造が出現し、このヒートシンク10は熱伝導性が非常に良好なヒートパイプ11が、各冷却フィン12に通されて構成されている。この構造は個別に各冷却フィン12及びヒートパイプ11の製造が完成される。ゆえに、各冷却フィン12がアルミ材で製造される場合、その製造方法はアルミプレスに限定されず、比較的薄く製造可能である。当然、熱伝導性が良好な銅合金材料によりフィンを製造可能である。使用時には、ヒートパイプ15の作用下で熱が迅速に各フィン12に分散し、並びにファン20の発生する冷却気流が冷却フィン12間を通ることで熱の排出が加速される。
ただし、前述の組立式ヒートシンクは実際の運転時に、その冷却フィン12の間隙を通過する冷却気流が図2に示されるように、ヒートパイプ11の迎風面からヒートパイプ11の周囲を巡り、冷却気流に背向する部分に至る時、ヒートパイプ11の円周率の作用の下で、一部のヒートパイプ11の周囲を流れてきた冷却気流がヒートパイプ11に向けて逆流し、ヒートパイプ11にあって冷却気流に背向する部分にあって熱の滞留現象を発生し、冷却効率に影響を生じる。
本考案は一種の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置を提供することを目的とし、それによると、ヒートシンクは少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、各冷却フィンはヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置され、ヒートパイプ周囲に沿って流れる冷却気流の逆流を制限し、これによりヒートシンクがヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分で発生する熱滞留の問題を解決し、これにより全体のヒートシンクの冷却性能を高める。
請求項1の考案は、ヒートシンクが少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、ヒートシンクの側辺に、冷却フィン間を通過する冷却気流を発生するファンが設けられた組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、
各冷却フィンにあってヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、穿孔の周縁が上向き或いは下向きに延伸されてフランジが形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンがアルミ材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項4の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンが銅合金材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項5の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、翼片が冷却フィン本体に加圧加工により形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
各冷却フィンにあってヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、穿孔の周縁が上向き或いは下向きに延伸されてフランジが形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンがアルミ材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項4の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンが銅合金材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
請求項5の考案は、請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、翼片が冷却フィン本体に加圧加工により形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置としている。
本考案は一種の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置を提供し、それによると、ヒートシンクは少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、各冷却フィンはヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置され、ヒートパイプ周囲に沿って流れる冷却気流の逆流を制限し、これによりヒートシンクがヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分で発生する熱滞留の問題を解決し、これにより全体のヒートシンクの冷却性能を高める。
本考案の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置は全体のヒートシンクの基本構造が図3に示されるようであり、少なくとも一つのヒートパイプ11が各冷却フィン12に通されて構成される。該冷却フィン12は薄片状を呈しアルミ或いは銅合金材料で形成され、ヒートパイプ11を通すための穿孔121が設けられ、ヒートパイプ11が各冷却フィン12に通されて完全なヒートシンク10構造を構成する。
運転時に、ヒートシンク10は被冷却物上に置かれ、被冷却物が発生する熱がヒートパイプ11により迅速に導入され、並びに各冷却フィン12に分散され、全体のヒートシンク10の主体上に取り付けられたファン20が組み合わされて、ファン20が冷却フィン12間隙を通過する気流を発生し、熱の排出を加速する。
図3及び図4に示されるように、冷却フィン12にあってヒートパイプ11が通過する穿孔121周辺に少なくとも一組の乱流部13が凸設され、この乱流部13は二つの翼片131で構成され、該翼片131はヒートパイプ11の冷却気流に背向する位置の中心線両側に設置され、並びに冷却気流の流動方向に沿って斜めに拡張するよう配置される。
ゆえに、冷却気流がヒートパイプ11の周囲を通過する時、乱流部13の外向きに拡張する二つの翼片131の案内により外向きに拡散し、ヒートパイプ11の周囲を流れる気流の逆流を制限し、冷却気流がヒートパイプ11の背部で熱の滞留を発生する問題を解決し、これにより全体のヒートシンクの冷却性能を高める。
具体的実施時には、各翼片131は冷却フィン12本体より上向き或いは下向きに加圧成形される。さらに、図5に示されるように、各冷却フィン12のヒートパイプ11の通過用の穿孔12も、加圧方式で加工成形され、並びに穿孔12の孔縁が上向き或いは下向きに延伸されて所定高さのフランジ122が形成され、このフランジ122により各冷却フィン12が所定距離で隔てられる構造とされる。
以上により本考案は良好な性能を具え実施可能なヒートシンクの構造を提供する。なお、以上の実施例は本考案の実施範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。
10 ヒートシンク 122 フランジ
11 ヒートパイプ 13 乱流部
12 冷却フィン 131 翼片
121 穿孔 20 ファン
11 ヒートパイプ 13 乱流部
12 冷却フィン 131 翼片
121 穿孔 20 ファン
Claims (5)
- ヒートシンクが少なくとも一つのヒートパイプが複数の冷却フィンに通されて構成され、ヒートシンクの側辺に、冷却フィン間を通過する冷却気流を発生するファンが設けられた組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、
各冷却フィンにあってヒートパイプが通過する穿孔周辺に少なくとも一組の乱流部が凸設され、この乱流部がヒートパイプ近隣の冷却気流に背向する部分にあって冷却気流の中心線両側に形成された翼片で構成され、この二つの翼片が冷却気流の流れる方向に沿って斜めに外向きに張開するように配置されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置。 - 請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、穿孔の周縁が上向き或いは下向きに延伸されてフランジが形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置。
- 請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンがアルミ材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置。
- 請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、冷却フィンが銅合金材で形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置。
- 請求項1記載の組立式ヒートシンクの冷却フィン装置において、翼片が冷却フィン本体に加圧加工により形成されたことを特徴とする、組立式ヒートシンクの冷却フィン装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005001059U JP3110947U (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 組立式ヒートシンクの冷却フィン装置 |
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JP2005001059U JP3110947U (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 組立式ヒートシンクの冷却フィン装置 |
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JP2005001059U Expired - Fee Related JP3110947U (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 組立式ヒートシンクの冷却フィン装置 |
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