JP2010093034A - 電子部品の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】突起による圧力損失を軽減することができ、且つ冷却したい部位の放熱性を向上することが可能な電子部品の冷却装置の提供にある。
【解決手段】ベース部11と、該ベース部11に立設されたフィン12と、該フィン12に対しベース部11と反対側に設けられた上壁部13とにより形成される冷媒の放熱流路16を備え、上壁部13に搭載される発熱素子20の冷却を行う電子部品の冷却装置10であって、フィン12はベース部11の冷媒が流れる経路17上に間隔15をあけて複数配置されると共に、間隔15内におけるベース部11には冷媒の流れる方向を変える突起18を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子部品の冷却装置に関するものである。
特許文献1で開示された従来技術においては、ベース部の上面に多数枚の平板状フィンが立設して一体化されたヒートシンクが開示されている。
平板状フィンの少なくとも一方の面に、隣接する平板状フィンに当接して平板状フィン同士の間隔を規定する突起が設けられている。突起は一方の面の上下左右の4箇所に形成されている。平板状フィンは平行に配列された状態でその下端部を、ベース部の上部に形成された凹部内に配設されて、半田により立設状態で固着されている。
ヒートシンクは、ヒートシンクのベース部に発熱素子を熱授受可能に接触させて、フィンを外気に曝した状態で使用される。従って、発熱素子で発生した熱がベース部に伝達され、さらにベース部から各フィンに伝達される。この時、例えば、フィン間の冷媒の流路に導入された冷却風によって、各フィンに伝達された熱が効率よく放散されて、その結果、発熱素子が間接的に冷却され、発熱素子の温度上昇を防止できるとしている。
特開平2002−252486号公報(第3〜4頁、図1)
しかし、特許文献1で開示されたヒートシンクにおいて、フィン間の冷媒の流路に突起が設けられているので、流路に導入された冷却風は突起による通風抵抗のため圧力損失が大となる。冷却風の圧力損失が大となると、各フィンに伝達された熱が効率よく放散されなくなり、発熱素子の冷却効率が低下してしまう問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、突起による圧力損失を軽減することができ、且つ冷却したい部位の放熱性を向上することが可能な電子部品の冷却装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、ベース部と、該ベース部に立設されたフィンと、該フィンに対し前記ベース部と反対側に設けられた上壁部とにより形成される冷媒の放熱流路を備え、前記ベース部または前記上壁部に搭載される発熱素子の冷却を行う電子部品の冷却装置であって、前記フィンは前記ベース部の冷媒が流れる経路上に間隔をあけて複数配置されると共に、前記間隔内における前記ベース部または前記上壁部には冷媒の流れる方向を変える突起を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、冷媒の流れる経路上に配置されるフィン間に形成される間隔内に冷媒の流れる方向を変える突起が設けられているので、断面積が小さい冷媒の放熱流路内に突起を設ける場合と比較して、経路上を流れる冷媒の流れ方向の圧力損失を軽減することができる。また、突起によって経路を流れる冷媒の流れ方向を、例えば、突起より下流側にありベース部または上壁部に搭載される発熱素子に向かう方向に変更可能であり、発熱素子の放熱性の向上を図れる。なお、経路とは冷媒の流れる通路の全体を指し、放熱流路とは、そのうちベース部とフィンと上壁部とで囲まれた領域を指している。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の電子部品の冷却装置において、前記冷媒の放熱流路は並行して複数設けられており、前記突起は前記冷媒の放熱流路に対して交差する方向に延在していることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、冷媒の放熱流路は並行して複数設けられているので、ベース部上には冷媒の流れる経路が複数形成されており、突起は冷媒の放熱流路に対して交差する方向に延在しているので、複数形成された経路上のそれぞれにおいて、間隔内に突起が設けられていることになる。従って、請求項1と同等の効果を得ることが可能な複数の経路が形成されていることにより、発熱素子に対する冷却効果を高めることが可能である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子部品の冷却装置において、前記突起は、前記間隔における前記ベース部または前記上壁部の全面に渡り形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、突起は間隔におけるベース部または上壁部の全面に渡り形成されているので、一部に形成されている場合と比較して、間隔内における経路上を流れる冷媒の流れをスムースに制御可能である。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置において、前記突起は、流線型に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、突起は流線型に形成されているので、冷媒の流れが突起に衝突することによる渦の発生と抵抗の増大とを抑制することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置において、前記突起は、前記フィンの端部に当接して設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、突起はフィンの端部に当接して設けられているので、突起にフィンを当接させることにより、ベース部または上壁部にフィンを固定する際にフィンの位置決めを確実に行うことができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置において、前記突起は、前記ベース部または前記上壁部にプレス成形により形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、突起はプレス成形によりベース部または上壁部に一体形成されているので、突起を別部品として設定する必要がなく、部品点数及びコストの低減が可能である。
請求項7記載の発明は、請求項1に記載の電子部品の冷却装置において、前記突起は、前記各フィンの冷媒が流れる上流側に設けられていることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、各フィンの冷媒が流れる上流側に設けられた突起によって、突起より下流側にありベース部または上壁部に搭載される発熱素子の放熱性を一層向上可能である。
本発明によれば、冷媒の経路上に間隔をあけてフィンを配設し、間隔内に突起を設けることにより、突起による冷媒の圧力損失を軽減することができ、また、突起によって冷媒の流れ方向を変更し放熱性の向上を図ることが可能である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る電子部品の冷却装置について、図1〜図5に基づいて説明する。
図1及び図3に示すように、電子部品の冷却装置10は基台としてのベース部11と、ベース部11上に立設された平板状のフィン12と、フィン12に対しベース部11と反対側に設けられた上壁部13とを備えている。
図1に示すように、冷媒Cの流れ方向と並行に複数枚のフィン12が設けられ、また、フィン12は冷媒Cの流れ方向と同一方向に複数に分割して設けられている。並列方向に複数枚のフィン12により形成される群をフィン群14とすれば、2つのフィン群14a、14b間に間隔15が設けられている。なお、図1では、6枚のフィン12で構成されたフィン群14a、14bを間隔15をあけて2段設けた例を示している。
フィン12に対しベース部11と反対側には上壁部13が設けられている。
ベース部11と各フィン12と上壁部13とによって囲まれた領域には、冷媒の放熱流路16が形成されている。冷媒の放熱流路16は並行して複数形成されている。
図1に示すように、上流側の1段目のフィン群14a間に形成される冷媒の放熱流路16aに流入された冷媒Cは、1段目のフィン群14aを通過した後、間隔15内を通過し、その後、下流側の2段目のフィン群14b間に形成される冷媒の放熱流路16bに流入される。このように、1段目のフィン群14aから2段目のフィン群14bに至る冷媒の流れる通路全体を経路17とすれば、放熱流路16a、16bは経路17上におけるベース部11とフィン12と上壁部13とによって囲まれた領域を指している。また、経路17はベース部11上に並行して複数(この実施形態では、5個)設けられていることになる。
間隔15内におけるベース部11上には冷媒の流れる方向を変える流線型の突起18が設けられている。突起18は、間隔15内におけるベース部11の全面に渡り形成されている。また、突起18は、冷媒の放熱流路16及び経路17に対して直角に交差する方向に延在して設けられている。図2に示すように、突起18は断面半月状の蒲鉾形をしており、その表面が流線型となっている。突起18はベース部11に固着されている。
また、突起18の上流側と下流側の端部には、垂直な当接面18aが形成されている。各フィン12をベース部11に接合する際には、この当接面18aに上流側のフィン12及び下流側のフィン12を当接させることにより、フィン12の位置決めが行われる。
上壁部13の上面には、パワー素子などの発熱素子20が基板19を介して搭載されている。発熱素子20はフィン12が立設されたその上部に取り付けられている。
ベース部11、フィン12、上壁部13及び突起18はアルミニウムなどの熱伝導性の良好な金属部材が用いられている。また、ベース部11とフィン12との接合部及び、フィン12と上壁部13との接合部は、ロウ付けにより接合されている。
図3に矢印で示すように、1段目のフィン12間の冷媒の放熱流路16aに流入した冷媒Cは、冷媒の経路17上を下流側に向けて流れ、間隔15内に設けられた突起18によって流れ方向が変更されて、2段目のフィン12間の冷媒の放熱流路16bに流入し発熱素子20の搭載部位直下を集中的に冷却する。
次に、上記構成を有する電子部品の冷却装置10について作用説明を行う。
発熱素子20で発生した熱は、基板19を介して上壁部13に伝達され、上壁部13と接続された各フィン12に伝達される。そして、各フィン12に伝達された熱はその一部がベース部11にも伝達される。
ベース部11と各フィン12と上壁部13とによって囲まれた領域に冷媒の放熱流路16が形成されているので、冷媒の放熱流路16に流入する冷媒Cによって、各フィン12、上壁部13及びベース部11に伝達された熱が効率良く放熱される。
1段目のフィン群14a内の冷媒の放熱流路16aに流入した冷媒Cは、上記の如く各フィン12、上壁部13及びベース部11に伝達された熱を放熱させる。
1段目のフィン群14aを通過した冷媒Cは、1段目と2段目の間に設けられた間隔15を通過するとき、間隔15内に設けられた突起18により、経路17を流れる冷媒の流れ方向が変更される。また、その一部は間隔15内の隣接する経路17側に流出する。
冷媒Cは突起18に衝突することによって若干の圧力損失が発生するが、経路17上に間隔15が設けられ突起18の表面形状が流線型とされていることにより、経路17上を流れる冷媒の流れ方向の圧力損失を軽減することができる。
この時、図3に示すように、上流側の冷媒の放熱流路16a内を通過した冷媒Cは、流線型の突起18に衝突することにより流れ方向が上向きに変更される。流れ方向が上向きに変更された冷媒Cは、次に2段目のフィン群14b内の冷媒の放熱流路16bに流入し、発熱素子20の搭載部位直下の上壁部13に当たり、発熱素子20の搭載部位直下を集中的に冷却させる。同時に、各フィン12、上壁部13及びベース部11に伝達された熱を幅広く放熱させる。2段目のフィン群14bを通過した冷媒Cは、これに続く図示しない後段の間隔を通過した後、さらに次の段のフィン群に流入し、上記動作が繰り返し行われる。そして、最終段のフィン群を通過した後、冷媒Cは外部に放出される。
このようにフィン群14a、14b間に間隔15が形成されているので、経路17上にフィン群14が多段形成されている場合であっても、冷媒Cを下流側まで圧力損失を少なくして流通させることができる。
また、間隔15に設けられた突起18により、冷媒Cの流れ方向が変更されて、突起18より下流側にあり温度の最も高い発熱素子20の搭載部位直下を集中的に直接冷却可能であり、発熱素子20の放熱性の向上を図れる。
そして、ベース部11に並設された複数のフィン12により、冷媒Cの流れる経路17が複数形成されているので、冷媒Cとの接触面積を増大することができ、各フィン12に伝達された熱を効率良く放熱することができる。
次に、フィン12間に形成される間隔15内に突起18を設けた場合の効果をシミュレーションモデルに基づき説明する。
図4(a)は、第1の実施形態に近似して設定したシミュレーションモデル(実施モデル)を示している。ベース部11上にはフィン12が4段に分割して設けられ、隣接するフィン12間には間隔15が形成されている。フィン12の上部は上壁部13により覆われており、間隔15には突起21が上下2箇所に設けられている。そして、上壁部13の全面に渡り所定の温度の発熱面(斜線で表示)があるとして、左方向より所定の条件の冷媒Cが導入された場合のシミュレーション結果を図5(a)、(b)に示している。
なお、図4(b)は、間隔15内に突起21を設けない場合の比較モデルを示している。
図5(a)に示すグラフは、発熱面の温度分布を表しており、実線で示す特性は図4(a)の突起あり(実施モデル)の場合を示し、破線で示す特性は図4(b)の突起なし(比較モデル)の場合を示している。なお、両モデルとも同一条件で冷媒Cを流すものとする。
突起ありの場合が、突起なしの場合より全体的に発熱面の温度が低くなっており、発熱面の冷却効果が大きくなっている。特に、突起ありの場合には間隔直後の領域の温度が他の領域と比べて低くなっている。
なお、上流側より下流側に至るにしたがい、発熱面の温度が上昇しているが、これは冷媒Cの圧力損失が増えているためである。
図5(b)に示す表は、経路上を流れる冷媒の圧力損失を示している。まず、突起の有無を除き同一条件で冷媒Cを同一流速で流した場合には、突起ありの場合の圧力損失は1710パスカル(略して、pa.)となり、突起なしの場合の圧力損失は1652pa.となり、差圧(突起ありの圧力損失−突起なしの圧力損失)は+48pa.となる。
ところで、図5(a)で説明したように、突起ありの場合の温度が突起なしの場合の温度より低くなっており、突起なしの場合に突起ありの場合と同等の冷却効果を出そうとすると、冷媒Cの流速を約10%速くする必要があり、この場合の圧力損失は1872paに増加する。従って、この時、差圧は−162pa.となり、突起ありの場合と比較して突起なしの場合には、圧力損失が増大してしまう。このように、突起ありの場合の方が突起なしの場合と比較して、冷媒Cの流速を上げることなく冷却効果を高めることができ、圧力損失も低く抑えることができる。
この第1の実施形態に係る電子部品の冷却装置10によれば以下の効果を奏する。
(1)冷媒の流れる経路17上に複数配置されたフィン群14間に形成される流路断面積の大きい間隔15内に冷媒の流れる方向を変える突起18が設けられているので、流路断面積の小さい冷媒の放熱流路16内に突起18を設ける場合と比較して、経路17上を流れる冷媒の流れ方向の圧力損失を軽減することができる。また、間隔15に設けられた突起18により、冷媒Cの流れ方向が変更されて、突起18より下流側にあり温度の最も高い発熱素子20の搭載部位直下を集中的に直接冷却可能であり、発熱素子20の放熱性の向上を図れる。
(2)複数のフィン12により構成されるフィン群14間に流路断面積の大きい間隔15が形成されているので、経路17上にフィン群14が多段形成されている場合であっても、冷媒Cを下流側まで圧力損失を少なくして流通させることができる。また、ベース部11に並設された複数のフィン12により、冷媒Cの流れる経路17が複数形成されているので、冷媒Cとの接触面積を増大することができ、各フィン12に伝達された熱を効率良く放熱することができる。
(3)突起18は間隔15におけるベース部11の全面に渡り形成され、流線型に形成されているので、冷媒の流れが突起18に衝突することによる渦の発生と抵抗の増大とを抑制することができると共に、間隔15内における経路17上を流れる冷媒の流れをスムースに制御可能である。
(4)突起18の上流側と下流側の端部には、垂直な当接面18aが形成されている。各フィン12をベース部11に接合する際には、この当接面18aに上流側のフィン12及び下流側のフィン12を当接させることにより、フィン12の位置決めを確実に行うことができる。
(5)突起18は、冷媒の放熱流路16及び経路17に対して直角に交差する方向に延在して設けられているので、それぞれの放熱流路16及び経路17に対して個別に突起18を設ける必要がなく、取り付け構造を簡略化できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る電子部品の冷却装置30を図6に基づいて説明する。
この実施形態は、第1の実施形態における突起18の形状と発熱素子20の搭載形態を変更したものであり、その他の構成は共通である。
従って、ここでは説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図6に示すように、ベース部31上にはフィン32が3段に分割して設けられ、隣接するフィン32間には間隔33が形成されている。フィン32の上部は上壁部34により覆われており、間隔33内には突起35が設けられている。なお、突起35はベース部31にプレス成形により一体形成され、上に凸の台形形状をしている。この突起35に上流側のフィン32及び下流側のフィン32を当接させることにより、フィン32の位置決めが行われる。
上壁部34の上面には、発熱素子36を取り付けたDBA基板37が搭載されている。DBA基板37は、セラミック基板の両面にエッチング処理により金属層を形成させたものである。DBA基板37上の表面側の金属層には、2個の発熱素子36が半田を介して接合されている。また、DBA基板37の裏面側の金属層は、フィン32が立設されたその上部の上壁部34上に半田を介して接合されている。DBA基板37は経路39上に分割配置された3個のフィン32の上部にそれぞれ設けられている。
発熱素子36で発生した熱は、DBA基板37を介して上壁部34に伝達され、上壁部34と接続された各フィン32に伝達される。1段目のフィン32内の冷媒の放熱流路38aに流入する冷媒Cによって、フィン32に伝達された熱が放熱される。1段目のフィン32を通過した冷媒Cは、1段目と2段目の間に設けられた間隔33を通過するとき、間隔33内に設けられた台形形状の突起35に衝突することにより流れ方向が上向きに変更される。流れ方向が上向きに変更された冷媒Cは、次に2段目のフィン32内の冷媒の放熱流路38bに流入し、発熱素子36の搭載部位直下の上壁部34に当たり、発熱素子36の搭載部位直下を集中的に冷却する。2段目のフィン32を通過した冷媒Cは、2段目と3段目の間に設けられた間隔33を通過するとき、間隔33内に設けられ突起35に衝突し流れ方向を上向きに変更される。そして、3段目のフィン32内の冷媒の放熱流路38cに流入し、発熱素子36の搭載部位直下の上壁部34に当たり、発熱素子36の搭載部位直下を集中的に冷却する。
このように、間隔33内に設けられ突起35により、第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。特に、発熱素子36が搭載されたDBA基板37に対応するその下部にフィン32をそれぞれ設けることにより、発熱素子36の冷却を効率よく行うことができる。また、突起35はプレス成形によりベース部31に一体形成されているので、突起35を別部品として設定する必要がなく、部品点数及びコストの低減が可能である。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更しても良い。
○ 第1、第2の実施形態では、間隔15、33内に設けられる突起18、35を一体物として説明したが、図7に示すように、突起40を2つ用いた形状とし、一方の突起40aを上流側のフィン12に当接するように上壁部13に配置し、他方の突起40bを下流側のフィン12に当接するようにベース部11に配置しても良い。このように、突起40a、40bを間隔15内にて対角線上に配置しても良いし、突起40a、40bをベース部11又は上壁部13のどちらか一方のみに配置しても良い。突起40a、40bの配置により経路上を流れる冷媒Cの流れ方向を任意に変更可能である。
○ 第1の実施形態では、フィン群14を複数のフィン12で構成されるとして説明したが、フィン群を一枚の波板で形成しても良い。
○ 第1、第2の実施形態では、上壁部13、34上に発熱素子20、36を搭載するとして説明したが、ベース部11、31上に発熱素子を搭載しても良い。この場合には、突起は上壁部側に設けられる。
○ 冷却装置に用いられる冷媒Cとして空気を用いても良いし、水を用いても良い。
○ 第1、第2の実施形態では、間隔15、33内に突起18、35を設けるとして説明したが、間隔15、33内のみならず、1段目のフィン12、32の上流側の先端部に突起18、35を設けても良い。この場合には、1段目のフィン12、32の上部にある発熱素子20、36の放熱性を一層向上可能である。
第1の実施形態に係る冷却装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の冷却装置の部分斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 第1の実施形態に係る冷却装置のシミュレーションモデルを示す模式図である。(a)突起あり(実施モデル)の場合のモデル、(b)突起なし(比較モデル)の場合のモデル。 第1の実施形態に係る冷却装置のシミュレーションモデルによるシミュレーション結果を示す。(a)温度分布を示す、(b)圧力損失を示す。 第2の実施形態に係る冷却装置の全体構成を示す断面図である。 その他の実施形態に係る冷却装置の全体構成を示す断面図である。
符号の説明
10、30 冷却装置
11、31 ベース部
12、32 フィン
13、34 上壁部
15、33 間隔
16(16a,16b)、38(38a,38b,38c) 冷媒の放熱流路
17、39 冷媒の経路
18、35 突起
19、37 基板
20、36 発熱素子
C 冷媒

Claims (7)

  1. ベース部と、該ベース部に立設されたフィンと、該フィンに対し前記ベース部と反対側に設けられた上壁部とにより形成される冷媒の放熱流路を備え、前記ベース部または前記上壁部に搭載される発熱素子の冷却を行う電子部品の冷却装置であって、
    前記フィンは前記ベース部の冷媒が流れる経路上に間隔をあけて複数配置されると共に、前記間隔内における前記ベース部または前記上壁部には冷媒の流れる方向を変える突起を設けたことを特徴とする電子部品の冷却装置。
  2. 前記冷媒の放熱流路は並行して複数設けられており、前記突起は前記冷媒の放熱流路に対して交差する方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の冷却装置。
  3. 前記突起は、前記間隔における前記ベース部または前記上壁部の全面に渡り形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品の冷却装置。
  4. 前記突起は、流線型に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置。
  5. 前記突起は、前記フィンの端部に当接して設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置。
  6. 前記突起は、前記ベース部または前記上壁部にプレス成形により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子部品の冷却装置。
  7. 前記突起は、前記各フィンの冷媒が流れる上流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012156322A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Toyota Motor Corp 熱交換器
WO2021019786A1 (ja) * 2019-08-01 2021-02-04 日本電信電話株式会社 冷却装置
JP2021057370A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 京セラ株式会社 流路部材およびパワー半導体モジュール
WO2023188551A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 株式会社日立パワーデバイス パワー半導体モジュール及び電力変換装置

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