JP2002037170A - 自動2輪車の車体構造 - Google Patents
自動2輪車の車体構造Info
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Abstract
ピボット部は、同時にエンジンハンガ及びスタンド取付
部を兼ねるため、これらの大荷重に耐える剛性が必要で
あり、大型かつ重量化する傾向があった。そこでこの部
分を改良して車体フレーム全体を小型・軽量化する。 【手段】 エンジン3の上方を通って前後方向へ配され
るメインフレーム5を本体部10とピボット部11で構
成し、ピボット部11の後端部をシートレール6の下方
へ斜めに配されるロアフレーム7へ連結し、ロアフレー
ム7の前端部をさらに下方へ延出して下方延出部12と
する。下方延出部12には支持ピース43及びサイドス
タンド取付部47を設けう。支持ピース43はエンジン
ハンガ部44とメインスタンド取付部45を兼ね、剛性
の高いロアフレーム7を利用してエンジン3やサイドス
タンド28、メインスタンド29の大荷重を受ける。
Description
体構造に係り、特にスリムでかつ小型軽量化できるよう
にしたものに関する。
して、エンジンを車体フレームの一部として利用するダ
イヤモンド型フレーム構造が公知である。このフレーム
構造のうちエンジンの上方を前後方向へ配設された一本
のメインフレームを有するバックボーン形式では、メイ
ンフレームとその後端部へ溶接されて上下方向へ長く配
設された左右一対のピボットプレートと、メインフレー
ムの後部から後方へ延出する左右一対のシートレール
と、このシートレールの下方に配されてシートレールと
ピボットプレートを斜めに連結するロアフレームとを備
え、かつピボットプレートの中間部にリヤアームを連結
するとともに、下端部をエンジンハンガ部及びスタンド
取付部としているものがある(例えば、特開平10−2
9582号参照)。
なピボットプレート構造を採用する場合、一つのピボッ
トプレートでリヤアームのピボット部、ロアフレームと
の連結部、エンジンハンガ及びスタンド取付部を兼ねる
ため、極めて高い剛性が要求され、鋳造や鍛造により形
成されることがある。しかしこのようにすると、ピボッ
トプレートは大型、重量化し、さらにはコストアップを
招くことになる。また、ピボットプレートとメインフレ
ーム等との連結部は、長い溶接長が必要となり、かつ複
数のパッチにより補強する必要があるため、これらの要
因によって車体フレームが大型化、重量増大及びコスト
アップを招くことになった。そこで、ピボットプレート
を含むフレーム構造を変更することにより車体フレーム
の小型、軽量化並びにコストダウンが望まれている。本
願は係る要請の実現を目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、自動2輪車の車体構造
は、エンジン上方を通って車体の前後方向へ配設された
メインフレームと、このメインフレームの後部へ支持さ
れた後輪支持用のリヤアームと、メインフレームの後部
からシート下方を通って車体後方側へ延出するシートレ
ールと、このシートレールの下方に配されてメインフレ
ームとシートレールを連結するロアフレームとを備えた
自動2輪車において、前記ロアフレームの前端側をメイ
ンフレームの後端よりもさらに下方へ延出する下方延出
部とし、この下方延出部にエンジンハンガ部を設けたこ
とを特徴とする。
前記下方延出部に少なくともサイドスタンド又はメイン
スタンドのいずれかを支持するためのスタンド取付部を
設けたことを特徴とする。
記請求項1のエンジンハンガと前記請求項2のスタンド
取付部を備えたことを特徴とする。
前記エンジンハンガとスタンド取付部が一体の部材に形
成されていることを特徴とする。
て、前記メインフレームは左右一対の本体部と、これら
と別体に構成された一つのピボット部とを備え、このピ
ボット部は上部が前記左右の本体部の各後端部間に挟ま
れて連結されかつ下部が前記ロアフレームへ連結される
ことを特徴とする。
側面視で前記ピボット部に対してエアクリーナを車体後
方側へ配し、かつ気化器を車体前方側へ配するととも
に、エアクリーナと気化器を接続するコンチューブをピ
ボット部の上方かつ左右の本体部間で形成される空間を
通して配管したことを特徴とする。
レームの前端部側をメインフレームよりも下方へ延出さ
せて下方延出部としたので、この下方延出部を利用して
エンジンハンガ又はスタンド取付部のいずれかもしくは
双方を設けることができる。その結果、従来のように大
型かつ重量のあるピボットプレートを不用にできるの
で、車体フレームの小型、軽量化並びにコストダウンを
実現できる。
ハンガとスタンド取付部を一体の比較的小型部品として
形成することもできる。
を左右一対の本体部と、その後端間へ上方が連結される
一つのピボット部とで構成したので、ピボット部を従来
のピボットプレートよりも小型軽量で車体幅方向をスリ
ムにできる。
前後に気化器とエアクリーナを配設し、ピボット部上部
と左右の本体部で形成された空間を利用してコンチュー
ブを配管することができる。
系自動2輪車に適用された一実施例を説明する。図1乃
至図9は実施例に関するものであり、図1は車体全体の
側面視図、図2はその後方視図、図3は車体フレーム要
部に係る拡側面視図、図4は車体フレーム全体の側面視
図、図5はその平面視図、図6はその背面視図、図7は
図4の7−7線拡大断面図、図8はロアフレーム下端部
の拡大側面視図、図9は同部の底面図である。
の概略構造を説明する。前輪1及び後輪2の間に配置さ
れた水冷4サイクル式のエンジン3を支持する車体フレ
ーム4(図4)はダイヤモンド式であり、メインフレー
ム5、シートレール6及びロアフレーム7で構成され、
エンジン3が車体フレーム4の一部として機能してい
る。
後方向へ配され、左右一対をなして設けられる本体部1
0とエンジン3の後方を上下方向へ配されるピボット部
11を備える。
の後端間に挟まれて溶接され、かつこの溶接部の前方と
なる本体部10の後部にシートレール6の前端が溶接さ
れている。また、ピボット部11の下端部はロアフレー
ム7の前部へ溶接されている。ロアフレーム7はシート
レール6の下方に左右一対で配設され、シートレール6
の後部とピボット部11を連結するとともに、その前端
部はピボット部11の下端部よりさらに下方へ延出して
下方延出部12をなしている。
3が設けられ、ここにリヤアーム14の前端が揺動自在
に連結されている。リヤアーム14の前端部は左右に二
股状をなす軸受部を備え、それぞれをピボット部11の
左右各外側面へ重ねてピボット軸13により連結されて
いる。リヤアーム14の後端部には後輪2が支持され、
かつ中間部にはシートレール6の中間部との間を上下方
向に連結して後輪サスペンションを構成するリヤクッシ
ョン15が設けられている。
が取付けられ、このヘッドパイプ16を介してフロント
フォーク17がハンドル18で操舵可能となるよう回動
自在に支持されている。ヘッドパイプ16の前方にはフ
ロントカウル20が取付けられている。
ントカウル20を初めとする複数の車体カバーで覆わ
れ、ヘッドパイプ16より後方部分では、前方から順に
フロントカバー21、ラジエタカバー22、タンクカバ
ー23及びリヤカウル24となっている。また、エンジ
ン3の下部前方にはアンダーガード25が設けられてい
る。
ト、28はサイドスタンド、29はメインスタンドであ
る。
4の詳細を説明する。左右一対の本体部10は、断面略
長円形状をなす鉄製の角パイプであり、各前端側はヘッ
ドパイプ16へ溶接され、かつガセット30a及び30
bにより補強されている。
32が下方へ向かって突出形成され、後端部にはエンジ
ンハンガ34が下方へ突出形成されている。また、本体
部10の後端部にはシートレール6の前端部がガセット
35を介して溶接されている。左右の本体部10間はク
ロスメンバ36で連結されている(図5)。
へ開放されかつ上下端が上方又は下方へ開放されてい
る。その上部は左右の本体10の各後端部内側に挟まれ
た状態で溶接されている。ピボット部11は鉄板等の適
宜金属板をプレス成形等によって容易に形成できる。但
し、プレス成形以外の適宜方法ににより成型することも
任意にできる。
壁38と左右の側壁39を有し、左右の側壁39のそれ
ぞれ対応位置に形成された取付穴40を貫通してクロス
パイプ41が架け渡され、側壁39と溶接されている
(図7)。
をなし、図4及び図8に明らかなように、左右のロアフ
レーム7の前部間にピボット部11の下端部における左
右側壁39が挟まれて溶接されている。左右のロアフレ
ーム7の各前端部はピボット部11の下端よりもさらに
下方へ突出する下方延出部12をなし、その下端部間に
クロスパイプ42が架け渡され、その両端は左右へ突出
している。
持ピース43が溶接され、その前部はエンジンハンガ部
44として前方へ突出し、後部はメインスタンド取付部
45として後方へ突出している。メインスタンド取付部
45にはカラー46が設けられている。
メインスタンド取付部45が一体に形成されかつ中央部
が下方延出部12の車体内側へ被さる略コ字状断面部が
形成されるように鉄板等の適宜金属をプレス成形等して
容易に形成でき、この略コ字状断面部へ下方延出部12
の下端部車体内側部分を嵌合した状態で総合に溶接され
ている。
車体左側における下方延出部12の下端部外表面に側面
視で重なるようにサイドスタンド取付部47が設けられ
ている。サイドスタンド取付部47は鉄等の適宜金属を
プレス成形等の適宜方法によって形成され、上部をクロ
スパイプ42へ溶接されている。
斜めに開く斜面部47aをなし、ここに取付穴47b及
びピン47cが設けられている。なお、本実施例におけ
るサイドスタンド取付部47は支持ピース43と別体に
形成され、かつ車体の左右いずれか一方側へ設けられ
る。
スタンド取付部45間にはメインスタンド29の回動軸
48が入れられ、左右のカラー46と一致させてボルト
で締結することによりロアフレーム7へ回動自在に支持
される。符号49はリターンスプリングであり、下方延
出部12側のステー50とメインスタンド29のステー
51間に張設されている。
形成された二股部52でサイドスタンド取付部47の斜
面部47aを挟み、ボルト・ナットにより回動自在に軸
着される。サイドスタンド28のリターンスプリング5
3はピン47cと下部のステー54間に張設されてい
る。
の後部下面へ重ねて溶接され、この溶接部近傍にて略コ
字状に車体側方へ張り出すグリップ56の一端が設けら
れている。この溶接部を前後に挟んでグリップ56の一
端がロアフレーム7の後端部へ、他端がシートレール6
へ取付けられている。
各中間部には補強プレート57が配設されている。補強
プレート57はシートレール6とロアフレーム7を上下
に連結し、その上端部近傍にはリヤクッション15の上
部を支持するクッションブラケット58が側面視で補強
プレート57から前方へずれた位置に設けられている。
へ溶接され、その溶接部近傍のロアフレーム7にはブラ
ケット59が下方へ突出して設けられ、その下端にピリ
オレステップ59aが設けられている。
57の上端部はシートレール6の車体内側面へ重なって
その長さ方向へ長く延びる補強プレート60と連続一体
化している。この補強プレート60は左右のシートレー
ル6の内側面及び上下面を嵌合して上下面と溶接され、
かつそれぞれに設けられた穴へ左右のシートレール6間
に架け渡されるクロスパイプ61の軸方向両端をシート
レール6の表面と間隙dを形成するように嵌合し、嵌合
部周囲でクロスパイプ61と溶接されている。このクロ
スパイプ61の中間部にはクッションブラケット58が
溶接されている。
シートレール6間には、クロスメンバ62、64が設け
られ、各シートレール6の上面にシート支持ステー64
が設けられている。(図5)。図4中の符号65は、左
右の本体部10の各後端部から側方へ張り出すステーで
ある。
及び一部の補機類等に関する配置を説明する。再び図1
及び図3において、エンジン3はクランクケース71の
中央上部をハンガ34で本体部10の下部へ支持されて
いる。また、クランクケース71後部の上方部分はピボ
ット軸13の上方に位置するピボット部12の取付部7
2で支持され、下方部分はエンジンハンガ部44で支持
されている。
ステップホルダ74が設けられている。ステップホルダ
74は上部をピボット軸13へ支持され、下部をクロス
パイプ42へ支持される(図2)とともに、下部の前方
部分を前方突出部73とする略L字状をなす部材であ
る。
属をプレス成形等の適宜方法で容易に形成されるもので
あり、前方突出部73の上部にはフロントステップ75
が取付けられ、下部には支軸76が設けられている。支
軸76にはチェンジペダル77が回動自在に支持され、
その回動はチェンジリンク78を介してシフト軸79を
回動するようになっている。
フレーム7によって囲まれた側面視略三角形の空間には
エアクリーナ80が配置されている。エアクリーナ80
の後部で車体左側は車体中央側へ凹入する逃げ部81を
なし、この逃げ部81を利用してリヤクッション15が
略車体中央を上下方向へ配設されている。
の車体フレーム4を横断して配設され、そのリッドは図
では見えないが車体右側に設けられて車体右側から開閉
可能である。エアクリーナ80は前端下部のステー80
aでピボット部11のステー11aへ取付けられ、かつ
上部のステー80bをシートレール6へ係合することに
より車体フレーム4へ支持されている。
チューブ82が接続する気化器83は、ピボット部11
を隔ててエアクリーナ80と車体の前後方向へ分離して
配置される。また、エンジン3が4サイクル式であって
そのシリンダヘッド70へ直線的吸気を可能にするため
に比較的高い位置に配置され、側面視で本体部10と重
なっている。
部から延出し、側面視で一部がシートレール6の上部よ
りも高くなるように配され、左右の本体部10の後部間
とピボット部11の上端部で囲まれた空間を通って気化
器83へ至るように配管されている。
接続部近傍にはレゾネータ84の一端が取付けられてい
る。レゾネータ84は略水平に前後方向へ配設される長
尺管状に形成され、その後端部は燃料タンク85とエア
クリーナ80の各前部間の空間内まで延びている。燃料
タンク85は左右のシートレール6上に支持され、かつ
上方をシート27で開閉されるようになっている。
の本体部10間には、排気系に供給する2次空気を制御
する2次空気制御弁86が設けられ、それぞれチューブ
87でシリンダヘッド70と、チューブ88でエアクリ
ーナ80のクリーンサイドと接続されている。チューブ
87はステー33で支持される。
サブエアクリーナ90が配置され、配管91で気化器8
3に接続されている。さらにクランクケース71の後部
上面中央からブローバイガスホース92が車体右側へ張
り出して本体部10の側方を通過してエアクリーナ80
のクリーンサイド前部へ接続するよう配管され、エンジ
ン3側からの熱影響を避けるようになっている。
リーナ80のリヤカウル24より下方部分及びピボット
部11の側方はピボットカバー19で覆われている。ピ
ボットカバー19は樹脂等の適宜部材からなる側面視略
Y字状の部材であり、ステップホルダ74の外側へ重な
り、中央をエンジン3でステップホルダ74とピボット
部11へ共締めされ、かつ上部はリヤカウル24の下端
に沿うとともに、前部が本体部10の後端部に設けられ
ているステー65へ取付けられている。
ザーブタンクであり、車体左側におけるシートレール6
とロアフレーム7の間に形成される空間を利用して配設
され、側面視で一部が燃料タンク85と重なっている。
また、符号8は排気管であり、シリンダヘッド70の前
部からクランクケース71の下方へ回り込んで後方へ延
び、マフラー9へ接続している。マフラー9は図2に示
すように車体右側へ出て後輪2の右側面へ重なってピリ
オレステップ60の下方へ延びている。
8及び図9等に明らかなように、ハンドル17の前端を
ピボット部11の下端よりもさらに下方へ延出して下方
延出部12とし、ここにエンジンハンガ部44及びメイ
ンスタンド取付部45を一体化した支持ピース43及び
サイドスタンド取付部47を設けたので、ピボット部1
1は従来と比べて支持ピース43及びサイドスタンド取
付部47に加わる大荷重を直接受けなくなるから、それ
だけ要求される剛性を低くでき、その結果ピボット部1
1を小型かつ軽量化でき、かつ車幅方向をスリムにでき
る。特にピボット部11を一つのプレス成型品として形
成すれば、ピボット部11を格段にコストダウンでき
る。
メインスタンド29等の大荷重をうける支持ピース43
及びサイドスタンド取付部47も角パイプである下方延
出部12の剛性を利用するため、それぞれが小型、軽量
になるとともにプレス成形等で容易に成形できるからや
はりコストダウンできる。しかも、エンジンハンガ部4
4とメインスタンド取付部45を支持ピース43として
一体に形成したので、これらを単一部品にできるから部
品点数を削減し製造が容易になる。したがって、車体フ
レーム4全体を小型、軽量化でき、車体をスリム化でき
るとともにコストダウン可能になる。
3とエアクリーナ80を分離配置し、かつピボット部1
1を単一部材とし、背面壁38で背面側を覆うにもかか
わらず、コンチューブ82をエアクリーナ80の上方か
ら前方へ出してピボット部11の上端部及び左右の本体
部10の各後端部間に形成される空間を利用することに
より、無理なく配管できる。
ため、気化器83を左右の本体部10に挟まれた比較的
高い位置へ配置した場合、このような配置に対してエア
クリーナ80の上方から延出する上記コンチューブ82
の配管がより好都合になるから、これら各部品の配置が
4サイクルエンジンに適したものになる。
ものではなく、本願発明の原理内において種々に変形や
応用が可能である。例えば、ピボット部11を本体部1
0と連続一体のものとして形成することもできる。ま
た、ピボット部11におけるピボット軸13を廃止し、
代わりにクランクケース71の後部へリヤアーム14の
ピボット部を設けるようにしてもよい。
及びサイドスタンド取付部47はプレス成形に限らずア
ルミ合金等を用いた鋳造や鍛造等の適宜方法で成形でき
る。また、上記実施例ではエンジンハンガ部44とメイ
ンスタンド取付部45を一体の支持ピース43としてあ
るが、エンジンハンガ部44と一体化させるスタンド取
付部の組合せは自由であり、エンジンハンガ部44とサ
イドスタンド取付部47を一体にすることも、サイドス
タンド取付部47とメインスタンド取付部45を両方と
もエンジンハンガ部44と一体化させることもできる。
後者の場合は支持ピース43だけでエンジンハンガ部、
サイドスタンド取付部及びメインスタンド取付部の3機
能を同時に有するこになる。
系に限らず、種々の形式のものが可能であり、かつ水冷
4サイクル式エンジンに限らず、空冷や2サイクル式エ
ンジンの搭載車両にも適用できる。
ム、6:シートレール、7:ロアフレーム、10:本体
部、11:ピボット部、12:下方延出部、13:ピボ
ット軸、27:シート、28:サイドスタンド、29:
メインスタンド、43:支持ピース、44:エンジンハ
ンガ部、45:メインスタンド取付部、47:サイドス
タンド取付部、80:エアクリーナ、82:コンチュー
ブ、83:気化器
Claims (6)
- 【請求項1】 エンジン上方を通って車体の前後方向へ
配設されたメインフレームと、このメインフレームの後
部へ支持された後輪支持用のリヤアームと、メインフレ
ームの後部からシート下方を通って車体後方側へ延出す
るシートレールと、このシートレールの下方に配されて
メインフレームとシートレールを連結するロアフレーム
とを備えた自動2輪車において、前記ロアフレームの前
端側をメインフレームの後端よりもさらに下方へ延出す
る下方延出部とし、この下方延出部にエンジンハンガ部
を設けたことを特徴とする自動2輪車の車体構造。 - 【請求項2】 前記下方延出部に少なくともサイドスタ
ンド又はメインスタンドのいずれかを支持するためのス
タンド取付部を設けたことを特徴とする自動2輪車の車
体構造。 - 【請求項3】 前記下方延出部に、請求項1のエンジン
ハンガと請求項2のスタンド取付部とを備えたことを特
徴とする自動2輪車の車体構造。 - 【請求項4】 前記エンジンハンガとスタンド取付部が
一体の部材に形成されていることを特徴とする請求項3
に記載した自動2輪車の車体構造。 - 【請求項5】 前記メインフレームは左右一対の本体部
と、これらと別体に構成された一つのピボット部とを備
え、このピボット部は上部が前記左右の本体部の各後端
部間に挟まれて連結されかつ下部が前記ロアフレームへ
連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載した
自動2輪車の車体構造。 - 【請求項6】 側面視で前記ピボット部に対してエアク
リーナを車体後方側へ配し、かつ気化器を車体前方側へ
配するとともに、エアクリーナと気化器を接続するコン
チューブをピボット部の上方かつ左右の本体部間で形成
される空間を通して配管したことを特徴とする請求項5
に記載した自動2輪車の車体構造。
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