JP2010042756A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両を側面から見たときに、エンジンの一部にピボットプレートが重なっている自動二輪車において、ピボットプレートに伝達されたエンジンの熱が運転者に伝わり難くする技術を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン13を懸架するピボットプレート22を一体化させたメインフレーム14を備え、エンジンの後部にピボットプレート22が重なっている自動二輪車10において、エンジン13の熱影響を受けるピボットプレート22の外方側面に熱対策を講じるため、ピボットプレート22の外側面に凹部115、115を設け、これらの凹部115、115に隙間を保ってピボットプレートカバー82L、82Rを被せ、ピボットプレート22の熱がピボットプレートカバー82L、82Rに伝わり難くした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車、特に、車両を側面から見たときに、エンジンの一部にメインフレームおよびピボットプレートが重なっているものに関する。
車両を側面から見たときに、エンジンの一部にピボットプレートが重なっている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−203852公報(図1)
特許文献1の図1において、自動二輪車には、V型エンジン8(符号は、同公報のものを流用する。以下同じ。)が搭載され、このV型エンジン8に設けられている後バンクのシリンダヘッド12が、車両を側面から見たときに、左右一対のメインフレーム2およびそれらの後端部に設けられるセンタフレーム24(以下、「ピボットプレート24」と云う。)と重なるように配置されている。加えて、V型エンジン8の上側に、燃料タンク23が配置されている。
このように、V型エンジン8の上面および左右の側面は、複数の異なる部材によって囲われているため、V型エンジン8の熱が逃げ難い構造となっている。そうすると、V型エンジン8の外側に配置されているピボットプレート24は、温度が上昇し易くなる部材である。特に、ピボットプレート24は、外側に運転者の脚部が位置する部材であり、ピボットプレート24に伝達されたエンジンの熱が運転者に伝わり難くする技術が望まれる。
本発明は、車両を側面から見たときに、エンジンの一部にピボットプレートが重なっている自動二輪車において、ピボットプレートに伝達されたエンジンの熱が運転者に伝わり難くする技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延出されるメインフレームと、このメインフレームの後端部に設けられリヤスイングアームを支持するピボットプレートと、これらのメインフレームおよびピボットプレートによって懸架されるエンジンと、を備え、車両を側面から見たときに、エンジンの後部にピボットプレートが重なっている自動二輪車において、ピボットプレートの外側面に凹部を設け、この凹部に隙間を保ってピボットプレートカバーを被せたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、凹部は、緩やかに幅方向内方に湾曲する湾曲部または緩やかに幅方向内方に凹む傾斜部を含んでいることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ピボットプレートカバーの周縁には、車体内側に延びる複数のリブが設けられ、これらの複数のリブは、ピボットプレートへ当接されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンの熱影響を受けるピボットプレートの外方側面に凹部を設け、この凹部に隙間を保ってピボットプレートカバーを被せた。
車両の走行中に、ピボットプレートに設けた凹部とピボットプレートカバーとの間に形成された隙間に、断熱層が形成される。
ピボットプレートに設けた凹部とピボットプレートカバーの間で空気の断熱層が形成されるので、ピボットプレートから運転者の脚部へエンジンの熱が伝わり難くなり、走行時における快適性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、凹部は、緩やかに幅方向内方に湾曲する湾曲部または緩やかに幅方向内方に凹む傾斜部を含んでいるので、ピボットプレートへの応力集中を抑えつつ、ピボットプレートカバーの組付性も高められる。
請求項3に係る発明では、ピボットプレートカバーの周縁には、車体内側に延びる複数のリブが設けられ、これらの複数のリブは、ピボットプレートへ当接されている。
走行風は、リブの間を通過し、隙間を通過し、後方に流れるので、凹部とピボットプレートカバーの間の通気性が損われないようにしながらピボットプレートカバーの取付剛性を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は、各々車両に着座した乗員から見た方向である。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る車両の左側面図であり、車両としての自動二輪車10には、車体フレーム11が備えられている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方に延出されエンジン13を支持するメインフレーム14と、このメインフレーム14の後端上部から後方に延ばし乗員シート15を支持し、バッテリ16などの電装部品などを取り付け、且つ、リヤフェンダ17を含む車体後部18を支持するリヤフレーム19と、からなる。
なお、メインフレーム14には、このメインフレーム14の後端部に設けられスイングアーム28を支持するピボットプレート22を含む。
ピボットプレート22には、ピボット軸27が設けられ、このピボット軸27から後方にリヤスイングアーム28(スイングアーム28)が延ばされ、このスイングアーム28とメインフレーム14の間に衝撃を吸収するリヤクッションユニット29が設けられ、スイングアーム28の先端部に、後輪31が取り付けられている。後輪31は、エンジン13と後輪31との間をつなぐ図示せぬドライブシャフトによって駆動される。
ヘッドパイプ12には、フロントフォーク24が設けられており、このフロントフォーク24の下端部に前輪25が取り付けられ、フロントフォーク24の上端部に前輪25を操舵する操舵ハンドル26が設けられている。
メインフレーム14には、エンジン13(V型4気筒エンジン13)が搭載されている。エンジン13は、第1〜第4支持点30a〜30dを介してメインフレーム14に支持されている。第1〜第4支持点30a〜30dは、車幅方向水平に設けられ、車両の前から後へこの順に配置されている。これらの支持点のうち、第3〜第4支持点30c〜30dは、ピボットプレート22に設けられている。つまり、エンジン13は、メインフレーム14およびピボットプレート22によって懸架されている。
V型4気筒エンジン13は、クランクケース37と、このクランクケース37に設けたクランクシャフト34を中心に斜め前上方に延びている前シリンダ35と、クランクシャフト34を中心に斜め後上方に延びている後シリンダ36とをV字状に配置した形態をもつ。そして、このV型4気筒エンジン13は、車両を側面から見たときに、エンジン13の上部を構成する前シリンダ35および後シリンダ36にメインフレーム14が重なり、エンジン13の後部を構成するクランクケース37にピボットプレート22の一部が重なるように懸架されている。
V型4気筒エンジン13には、排気装置33が備えられている。
排気装置33は、各シリンダ35、35、36、36から延びている排気管41a〜41dと、これらの排気管41a〜41dが集合され排気ガスの浄化を行う触媒管45と、この触媒管45から延びている全体集合管46と、この全体集合管46に連結される消音器47と、から構成されている。
図中、51はエンジン13を冷却するラジエータユニット、52L、52R(手前側の符号52Lのみ示す。以下同じ。)はフロントフォークに設けたフロントデイスクブレーキキャリパ、53L、53R(手前側の符号53Lのみ示す。以下同じ。)は前輪25に設けフロントデイスクブレーキキャリパ52L、52Rによって挟持されるフロントデイスクプレート、54は操舵ハンドルに設けたフロントマスタシリンダ、56はメインフレーム14に取り付けた燃料タンクを覆い後述するカウル部70を兼ねる燃料タンクカバー、57L、57R(手前側の符号57Lのみ示す。以下同じ。)はメインフレーム14に取り付けた運転者用ステップ、58L、58R(手前側の符号58Lのみ示す。以下同じ。)はリヤフレーム19に取り付けた同乗者用ステップ、59はヘッドライト、60はフロントフェンダ、61L、61R(手前側の符号61Lのみ示す。以下同じ。)はミラー、62はリヤデイスクブレーキキャリパ、63は後輪31に設けリヤデイスクブレーキキャリパ62によって挟持されるリヤデイスクプレート、65はメインスタンドである。
以下、自動二輪車10の主に外観部を構成するカウル部70について説明を行う。
カウル部70には、ヘッドパイプ12から延ばし後述するカウルステー71を介して車体フレーム11の前方を覆うフロントカウル部72と、このフロントカウル部72に連続して設け車両の側方を覆うサイドカウル部73と、エンジン13の下方に設けるアンダカウル74と、が備えられており、風よけや車両の外観性を高めることなどを目的とする。
フロントカウル部72は、ヘッドライト59の上方を覆うアッパセンタカウル76と、このアッパセンタカウル76の上方に延びているウインドスクリーン77と、メインフレーム14の側方を覆うミドルカウル78L、78R(図手前側の符号78Lのみ示す。以下同じ。)が取り付けられウインドスクリーン77の左右を支持するフロントアッパサイドカウル79L、79R(図手前側の符号79Lのみ示す。以下同じ。)の一部とを含む。
サイドカウル部73は、ウインドスクリーン77の左右を支持するフロントアッパサイドカウル79L、79Rと、ヘッドパイプ12およびメインフレーム14の側方を覆うミドルカウル78L、78Rと、燃料タンクカバー56の下方を覆い運転中に運転者Rの脚部Rfによって挟まれるニーカバー81L、81R(図手前側の符号81Lのみ示す。以下同じ。)と、これらのニーカバー81L、81Rの下方に設けられメインフレーム14の構成要素であるピボットプレート22L、22R(図手前側の符号22Lのみ示す。以下同じ。)の外側面を覆うピボットプレートカバー82L、82Rとを含む。
図2は本発明に係る車両の右後部側面図である。以下、図1〜2を参照して説明を行う。自動二輪車10の右側には、エンジン13の後シリンダ36に接続した2本の排気管41c、41dが後から前に延びており、これらの排気管41c、41dの前方に排気を集合させる集合管43が連結されている。この集合管43は、前シリンダ35から延びている排気管41a、41bと触媒管45で合体され消音器47に接続されている。
エンジン13の後部右側には、リザーバタンク111が配置され、このリザーバタンク111の外側には、ラジエータ液を貯えるリザーバタンクカバー112が配置されている。113はリヤブレーキキャリパ62に加えるブレーキ圧力を発生させるリヤマスタシリンダ、114は消音器カバーである。
図3はピボットプレートにピボットプレートカバーを取り付ける分解斜視図であり、メインフレーム14の後部を構成するピボットプレート22の外方側面を内側に凹ませ走行風が流れる凹部115、115(手前側の115のみ示す。)を設け、これらの凹部115、115にピボットプレートカバー82L、82Rを被せた。121L、121Rはピボット軸支持部、122L、122Rはリヤフレーム連結部、123L、123Rはスイングアーム(図1の符号28)に設けるリンクを支持するリンクブラケット部である。
以下、左のピボットプレート22Lと左のピボットプレートカバー82Lの間に設けた係合部および周辺部の構造について説明する。なお、左右の係合部およびその周辺部は同様な構造であるため、右の係合機構の説明は省略する。
ピボットプレートカバー82Lの上部内側面には、ピボットプレート22Lと係合する孔125L、125Lをもち車両の内側からボルトなどを介してピボットプレート22にピボットプレートカバー82Lを取り付ける2つの係合座124L、124Lと、これらの係合座124L、124Lに開けた係合穴125L、125Lと、棒状に突設した1つの係合爪127Lとが設けられ、ピボットプレート22の下部には、車両の外側から内側にねじ込んだボルト128によってピボットプレートカバー82Lをピボットプレート22に取付可能にする取付穴129が設けられている。
図4はピボットプレートカバーの正面図、図5は図4の5矢視図、図6はピボットプレートカバーに設けたリブがピボットプレートへ当接されていることを説明する断面図である。以下、図4〜図6を参照して説明を行う。
ピボットプレートカバー82Lの周縁82Lsには、車体内側に延びる複数のリブ131・・・が設けられ、これらの複数のリブ131・・・は、ピボットプレート22Lへ当接されている。
一方、ピボットプレート22Lには、幅方向内方に凹む凹部115Lが設けられ、この凹部115Lには、緩やかに幅方向内方に凹む傾斜部132Lを含んでいる。
このような傾斜部132Lを含む凹部115Lであれば、凹部115L周辺に応力集中が生じ難くすることができるので、ピボットプレート22Lの剛性が変化することへの影響を抑えられる。ピボットプレート22Lの剛性変化が抑えられれば、凹部115Lを設けることによって車両の操縦性が変化する影響を最小限に抑えることができる。
なお、上述の傾斜部を緩やかに幅方向内方に湾曲する湾曲部にすることは差し支えない。
ピボットプレートカバー82Lの周縁82Lsには、車体内側に延びる複数のリブ131・・・が設けられ、これらの複数のリブ131・・・は、ピボットプレート22へ当接されている。
走行風は、リブ131・・・の間を通過し、隙間133を通過し、後方に流れることができるので、凹部115Lとピボットプレートカバー82Lの間の通気性が損われることなく、ピボットプレートカバー82Lをピボットプレート22にしっかりと固定することができ、ピボットプレートカバー82Lの取付剛性を高めることができる。
図6(b)において、ピボットプレートカバー82Lの外方から荷重Pがかかったときの作用説明図である。
ピボットプレート22の凹部115Lには、穏やかに幅方向内方に凹む傾斜部132Lが設けられているので、ピボットプレートカバー82Lの外方から荷重Pがかかったときでも、リブ131は、図矢印b方向に弾性変形する。つまり、リブ131は、凹部115Lからはみ出し難くなる。したがって、ピボットプレート22とピボットプレートカバー82Lとの合わせを保ち易くできる。
右のピボットプレート22Rについて、左のピボットプレート22Lと同様な構造、作用であり、説明を省略する。
図7は図2の7−7線断面図であり、メインフレーム14を構成するピボットプレート22の断面図である。
ピボットプレート22は、複数の中空部135a〜135dを有するアルミニウム鋳造品としたので、ピボットプレート22の軽量化と剛性アップとを両立させることができる。
ピボットプレート22を構成する左右の垂下部の外方側面22Lu、22Ruに熱対策を講じるため、ピボットプレート22の外側面に凹部115L、115Rを設け、これらの凹部115L、115Rに隙間133、133を保ってピボットプレートカバー82L、82Rを被せ、エンジン(図1の符号13)および排気管41c、41dによって加熱されたピボットプレート22の熱がピボットプレートカバー82L、82Rに伝わり難くするようにした。
図中、137はピボットプレート22が加熱され難くするために設けた遮熱用の排気管カバー、140はドライブシャフトカバー、65sはメインスタンド支持部、65dはメインスタンド軸部である。
図8は図2の8−8線断面図であり、ピボットプレート22を構成する左右の垂下部22L、22Rの外方側面に隙間133、133を保ってピボットプレートカバー82L、82Rを被せた。
右垂下部22L、22Rの内側近傍に、左右の後側排気管41c、41dが下方に延びており、これら左右の後側排気管41c、41dの周囲は、排気管カバーとしての第1排気管カバー138と第2排気管カバー138とによって囲われている。第1排気管カバー137と第2排気管カバー138とによって左右の後側排気管41c、41dを囲ったので、左右の後側排気管41c、41dから右垂下部22Ruへの熱伝達量を低く抑えることができる。図中、141は第3支持点30cの構成要素としての支持軸、142、142はエンジンの振動が車体フレーム側に伝達され難くする緩衝部材、143、143は締結部材である。
図9は図2の9−9線断面図、図10は図2の10−10線断面図である。以下、図9〜図10を参照して説明を行う。
ピボットプレート22を構成する左右の垂下部22L、22Rは、各々、中空部135e〜135fを有し、垂下部22L、22Rの左右下端は、連結部22cによって連結されているので、ピボットプレート22の剛性を一層高めることができる。
スイングアーム28には、内側に、エンジン13の駆動力を後輪に伝達するドライブシャフト(図の符号32)が設けられ、その後端部に、駆動力の向きを変換してこの駆動輪を後輪31に伝達する機能をもつギヤボックス145が設けられている。このギヤボックス145には、後輪31が回転自在に支持されている。
後輪31は、ハブ31hと、このハブ31hの周囲に延びているリム31rと、このリム31rに装着されるタイヤ31tとから構成され、後輪31とギヤボックス145との間には、制動時に用いられるリヤデイスクプレート63が配置されている。
また、左右の垂下部22L、22Rの内側で、且つ、スイングアーム28の内側には、ラジエータ液を貯めるリザーバタンク111が配置され、このリザーバタンク111の右外側には、リザーバタンクカバー112で覆われている。
以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。
図11は本発明に係る自動二輪車の作用説明図であり、前述のように、ピボットプレート22の垂下部22L、22Rは同じ構造のため、以下の説明では、左側の垂下部22Lの作用について代表して説明する。
エンジン13の熱影響を受けるピボットプレート22の垂下部22Lを構成する外方側面に、凹部115Lを設け、この凹部115Lに隙間を保ってピボットプレートカバー82Lを被せた。
ピボットプレート22Lに設けた凹部115Lとピボットプレートカバー82Lとの間に形成された隙間(図7の符号133)によって空気の断熱層が形成されるので、ピボットプレートカバー82Lに伝達されたエンジンの熱を運転者Rに伝わり難くすることができる。
また、車両の走行中において、ピボットプレートカバー82Lの周縁82Lsに断続的に立設したリブ131・・・の間から走行風は、隙間(図6の符号133)を通過し、各々、図矢印a1〜a4のように車両の後方へ流れる。
隙間133に、走行風が流れると、ピボットプレート22Lに設けた凹部115Lとピボットプレートカバー82Lの間に空気の流れが形成されるので、ピボットプレートカバー82Lに伝達されたエンジンの熱を運転者に一層伝達され難くすることができる。運転者の脚部Rfへエンジンの熱が伝わり難くなれば、走行時における快適性を高めることができる。
図12は図2の別実施例図である。図2と異なる点は、ピボットプレートカバー182R、182L(図手前側の符号182Rのみ示す。)の構造にあり、ピボットプレートカバー182R、182Lの後部183L、183R(図手前側の符号183Rのみ示す。)に、車両の内部に走行風を取り入れることができる複数の開口151R・・・、151L・・・(図手前側の符号151R・・・のみ示す。)が開けられている点にある。その他、大きく異なる点はない。153はリヤフレーム19内に配置されている電装部品としてのレギュレータである。
図13は図12の13−13線断面図であり、ピボットプレートカバー182L、182Rの後部に、開口151L、151Rが開けられているので、走行時に、走行風は、開口151L、151Rから図矢印nの如く車両内部に流入し、レギュレータ153の周囲を流れ、レギュレータ153を冷やすことができる。したがって、レギュレータ153の温度上昇を抑えることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、一般の鞍乗り型車両にも適用することは差し支えない。
本発明は、車両を側面から見たときに、エンジンの一部にメインフレームおよびピボットプレートとが重なっている自動二輪車に好適である。
本発明に係る車両の左側面図である。 本発明に係る車両の右後部側面図である。 ピボットプレートにピボットプレートカバーを取り付ける分解斜視図である。 ピボットプレートカバーの正面図である。 図4の5矢視図である。 ピボットプレートカバーに設けたリブがピボットプレートへ当接されていることを説明する断面図である。 図2の7−7線断面図である。 図2の8−8線断面図である。 図2の9−9線断面図である。 図2の10−10線断面図である。 本発明に係る自動二輪車の作用説明図である。 図2の別実施例図である。 図12の13−13線断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、12…ヘッドパイプ、13…エンジン、14…メインフレーム、22…ピボットプレート、22Lu、22Ru…ピボットプレートの外側面、28…リヤスイングアーム(スイングアーム)、82L、82R…ピボットプレートカバー、82Ls、82Rs…ピボットプレートカバーの周縁、115L、115R…凹部、131…リブ、132L、132R…傾斜部、133…隙間。

Claims (3)

  1. ヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延出されるメインフレームと、このメインフレームの後端部に設けられリヤスイングアームを支持するピボットプレートと、これらのメインフレームおよびピボットプレートによって懸架されるエンジンと、を備え、車両を側面から見たときに、前記エンジンの後部に前記ピボットプレートが重なっている自動二輪車において、
    前記ピボットプレートの外側面に凹部を設け、この凹部に隙間を保ってピボットプレートカバーを被せたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記凹部は、緩やかに幅方向内方に湾曲する湾曲部または緩やかに幅方向内方に凹む傾斜部を含んでいることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記ピボットプレートカバーの周縁には、車体内側に延びる複数のリブが設けられ、これらの複数のリブは、前記ピボットプレートへ当接されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
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