JP2002036973A - ウェザーストリップ - Google Patents
ウェザーストリップInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コーナー部の中空状のシール部内に導入され
た雨水が上記シール部の中子抜き穴から車室内に流出す
るのを防ぐ。 【解決手段】 ウェザーストリップ１は、ルーフ側のル
ーフウェザーストリップ部２と、ピラー側のフロントウ
ェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ部
２とピラーウェザーストリップ部３との間に配置された
コーナー部４とを備えている。コーナー部４には、ルー
フウェザーストリップ部２の第１シール部２ａと第２シ
ール部２ｂの間に侵入した雨水を、コーナー部４のシー
ル部４ｅの中空部４ｇに流す排水路４ｄが設けられ、コ
ーナー部４のシール部４ｅの車室側の側壁４ｆには、該
シール部４ｅの内面から外面に開口する中子抜き穴５が
設けられている。中子抜き穴５は、シール部４ｅの内面
側の開口部５ａの下端５ｂに対して外面側の開口部５ｃ
の下端５ｄが上方に位置するように、中子抜き穴５の下
面５ｅが傾斜状に形成されている。
た雨水が上記シール部の中子抜き穴から車室内に流出す
るのを防ぐ。 【解決手段】 ウェザーストリップ１は、ルーフ側のル
ーフウェザーストリップ部２と、ピラー側のフロントウ
ェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ部
２とピラーウェザーストリップ部３との間に配置された
コーナー部４とを備えている。コーナー部４には、ルー
フウェザーストリップ部２の第１シール部２ａと第２シ
ール部２ｂの間に侵入した雨水を、コーナー部４のシー
ル部４ｅの中空部４ｇに流す排水路４ｄが設けられ、コ
ーナー部４のシール部４ｅの車室側の側壁４ｆには、該
シール部４ｅの内面から外面に開口する中子抜き穴５が
設けられている。中子抜き穴５は、シール部４ｅの内面
側の開口部５ａの下端５ｂに対して外面側の開口部５ｃ
の下端５ｄが上方に位置するように、中子抜き穴５の下
面５ｅが傾斜状に形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロント
側ルーフ部及びピラー部に跨って取り付けられるウェザ
ーストリップに関し、特に、上記ウェザーストリップを
形成する際に使用する中子の抜き穴から雨水が車室内に
流入するのを確実に防止することができるようにしたも
のである。
側ルーフ部及びピラー部に跨って取り付けられるウェザ
ーストリップに関し、特に、上記ウェザーストリップを
形成する際に使用する中子の抜き穴から雨水が車室内に
流入するのを確実に防止することができるようにしたも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図１に示したように、自動車１０１のフ
ロント側ルーフ部１０２及びピラー部１０３に跨って取
り付けられて使用されるウェザーストリップ１が知られ
ている。
ロント側ルーフ部１０２及びピラー部１０３に跨って取
り付けられて使用されるウェザーストリップ１が知られ
ている。
【０００３】図２は上記ウェザーストリップ１の要部の
斜視図、図３は図２のＡ−Ａ断面図である。
斜視図、図３は図２のＡ−Ａ断面図である。
【０００４】上記ウェザーストリップ１は、ルーフ側の
ルーフウェザーストリップ部２と、ピラー側のフロント
ウェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ
部２とフロントウェザーストリップ部３の間に配置され
たコーナー部４とを備えている。
ルーフウェザーストリップ部２と、ピラー側のフロント
ウェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ
部２とフロントウェザーストリップ部３の間に配置され
たコーナー部４とを備えている。
【０００５】図８は図１のＢ−Ｂ断面すなわちルーフウ
ェザーストリップ部２の断面形状を示しており、このル
ーフウェザーストリップ部２には開閉ハッチ２ａが圧接
することになる第１のシール部２ｂと、第２のシール部
２ｃが設けられていて、これら第１シール部２ｂと第２
シール部２ｃの間には溝部２ｄが設けられている。そし
てルーフ２ｅのフランジに固定される。
ェザーストリップ部２の断面形状を示しており、このル
ーフウェザーストリップ部２には開閉ハッチ２ａが圧接
することになる第１のシール部２ｂと、第２のシール部
２ｃが設けられていて、これら第１シール部２ｂと第２
シール部２ｃの間には溝部２ｄが設けられている。そし
てルーフ２ｅのフランジに固定される。
【０００６】また、図９は図１のＣ−Ｃ断面すなわちフ
ロントウェザーストリップ部３での断面形状を示してお
り、このフロントウェザーストリップ部３にはドアガラ
ス３ａが圧接することになる中空状のシール部３ｂと取
付基部３ｃ及びカバーリップ３ｄが設けられていて、フ
ロントピラーサイドモール部３ｅを兼ねたリテーナ３ｆ
に抱持されるようにしてボディサイド３ｇに固定され
る。
ロントウェザーストリップ部３での断面形状を示してお
り、このフロントウェザーストリップ部３にはドアガラ
ス３ａが圧接することになる中空状のシール部３ｂと取
付基部３ｃ及びカバーリップ３ｄが設けられていて、フ
ロントピラーサイドモール部３ｅを兼ねたリテーナ３ｆ
に抱持されるようにしてボディサイド３ｇに固定され
る。
【０００７】また、上記コーナー部４は、図２に示した
ように、ルーフウェザーストリップ部２の延長部４ａと
フロントウェザーストリップ部３の延長部４ｂ及びそれ
ぞれをつないだ変化部４ｃで構成され、接合線４ｉ，４
ｊをもって上記ルーフウェザーストリップ部２及びフロ
ントウェザーストリップ部３と連続するように、金型成
形により一体に成形されている。そして、ルーフウェザ
ーストリップ溝部２ｄに第１シール部２ｂと開閉ハッチ
２ａの間をかいくぐって侵入してきた雨水Ｒを、図３に
示したように、シール部４ｅの中空部４ｇに流すための
排水路４ｄを変化部４ｃ内部に有している。
ように、ルーフウェザーストリップ部２の延長部４ａと
フロントウェザーストリップ部３の延長部４ｂ及びそれ
ぞれをつないだ変化部４ｃで構成され、接合線４ｉ，４
ｊをもって上記ルーフウェザーストリップ部２及びフロ
ントウェザーストリップ部３と連続するように、金型成
形により一体に成形されている。そして、ルーフウェザ
ーストリップ溝部２ｄに第１シール部２ｂと開閉ハッチ
２ａの間をかいくぐって侵入してきた雨水Ｒを、図３に
示したように、シール部４ｅの中空部４ｇに流すための
排水路４ｄを変化部４ｃ内部に有している。
【０００８】ここで、上記コーナー部４のシール部４ｅ
の中空部４ｇに流した雨水Ｒは、図２に示したように、
上記フロントウェザーストリップ３のシール部３ｂの中
空部３ｈに導かれ、該中空部３ｈを介して車室外に排出
されるようになっている。
の中空部４ｇに流した雨水Ｒは、図２に示したように、
上記フロントウェザーストリップ３のシール部３ｂの中
空部３ｈに導かれ、該中空部３ｈを介して車室外に排出
されるようになっている。
【０００９】なお、図３に示したように、コーナー部４
のシール部４ｅの車室側の略垂直状の側壁４ｆには、シ
ール部４ｅの中空部４ｇを成形するための成形金型の中
子を抜き取る中子抜き穴５が設けられている。
のシール部４ｅの車室側の略垂直状の側壁４ｆには、シ
ール部４ｅの中空部４ｇを成形するための成形金型の中
子を抜き取る中子抜き穴５が設けられている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図４に示し
たように、上記従来のウェザーストリップ１において、
中子抜き穴５は、シール部４ｅの内面側の開口部５ａの
下端５ｂに対して、外面側の開口部５ｃの下端５ｄが下
方に位置するようになっていたため、換言すれば、上記
内面側の開口部５ａの下端５ｂに対して、外面側の開口
部５ｃの下端５ｄがカーラインｃｌに対して所定の傾斜
角度θ1の車室内方向に向けて下り勾配になるように形
成されていたために、上記コーナー部４の排水路４ｄか
らシール部４ｅの中空部４ｇに導かれてきた雨水Ｒが、
中子抜き穴５の下面５ｅを伝わり、カバーリップ４ｈ
側、即ち、車室内に流出してしまうという問題点があっ
た。
たように、上記従来のウェザーストリップ１において、
中子抜き穴５は、シール部４ｅの内面側の開口部５ａの
下端５ｂに対して、外面側の開口部５ｃの下端５ｄが下
方に位置するようになっていたため、換言すれば、上記
内面側の開口部５ａの下端５ｂに対して、外面側の開口
部５ｃの下端５ｄがカーラインｃｌに対して所定の傾斜
角度θ1の車室内方向に向けて下り勾配になるように形
成されていたために、上記コーナー部４の排水路４ｄか
らシール部４ｅの中空部４ｇに導かれてきた雨水Ｒが、
中子抜き穴５の下面５ｅを伝わり、カバーリップ４ｈ
側、即ち、車室内に流出してしまうという問題点があっ
た。
【００１１】本発明は、上記中子抜き穴の傾斜方向を変
えるという簡単な構造で上記雨水の車室内への流出を確
実に防止することができるようにしたものである。
えるという簡単な構造で上記雨水の車室内への流出を確
実に防止することができるようにしたものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ルー
フウェザーストリップ部と、フロントウェザーストリッ
プ部と、上記ルーフウェザーストリップ部とフロントウ
ェザーストリップ部との間に配置されたコーナー部を備
えていて、上記コーナー部には、上記ルーフウェザース
トリップ部の第１シール部と第２シール部の間に侵入し
た雨水を上記コーナー部のシール部の中空部に導く排水
路を設けると共に、シール部の車室側の側壁には、シー
ル部の内面から外面に開口する中子抜き穴が設けられて
いるウェザーストリップにおいて、上記中子抜き穴を、
シール部の内面側の開口部の下端に対して外面側の開口
部の下端が上方に位置するように下面を傾斜状に形成す
ることにより、上記排水路からシール部の中空部に導か
れてきた雨水が中子抜き穴の下面の傾斜によって車室内
へ流出することを防止した。
フウェザーストリップ部と、フロントウェザーストリッ
プ部と、上記ルーフウェザーストリップ部とフロントウ
ェザーストリップ部との間に配置されたコーナー部を備
えていて、上記コーナー部には、上記ルーフウェザース
トリップ部の第１シール部と第２シール部の間に侵入し
た雨水を上記コーナー部のシール部の中空部に導く排水
路を設けると共に、シール部の車室側の側壁には、シー
ル部の内面から外面に開口する中子抜き穴が設けられて
いるウェザーストリップにおいて、上記中子抜き穴を、
シール部の内面側の開口部の下端に対して外面側の開口
部の下端が上方に位置するように下面を傾斜状に形成す
ることにより、上記排水路からシール部の中空部に導か
れてきた雨水が中子抜き穴の下面の傾斜によって車室内
へ流出することを防止した。
【００１３】請求項２の発明は、下面と同様にシール部
の内面側の開口部の上端に対して外面側の開口部の上端
が上方に位置するように上面を傾斜状に形成することに
より、上記中子抜き穴の上面の傾斜によって雨水の中子
抜き穴の上面への回り込みによる雨水の車室内への流出
を防止でき、排水性が一段と向上するようにした。
の内面側の開口部の上端に対して外面側の開口部の上端
が上方に位置するように上面を傾斜状に形成することに
より、上記中子抜き穴の上面の傾斜によって雨水の中子
抜き穴の上面への回り込みによる雨水の車室内への流出
を防止でき、排水性が一段と向上するようにした。
【００１４】請求項３の発明は、上記中子抜き穴のシー
ル部の内面側の開口部の上端に対して、外面側の開口部
の下端が上方に位置するように形成することにより、中
子抜き穴のシール部の内面側の開口部よりも外面側の開
口部の全体が上方に位置するようにして、下方の内面側
の開口部からそれよりも上方の外面側の開口部に雨水が
流れることのないようにして、雨水の車室内への流出を
防止した。
ル部の内面側の開口部の上端に対して、外面側の開口部
の下端が上方に位置するように形成することにより、中
子抜き穴のシール部の内面側の開口部よりも外面側の開
口部の全体が上方に位置するようにして、下方の内面側
の開口部からそれよりも上方の外面側の開口部に雨水が
流れることのないようにして、雨水の車室内への流出を
防止した。
【００１５】請求項４の発明は、上記中子抜き穴の内面
側の開口部の上端部に、中子抜き穴の上面に雨水が回り
込むのを防止するリップ部を設けることにより、上記排
水路から中空状のシール部の内面を伝わって、上記内面
側の開口部に流れてきた雨水が、中子抜き穴の上面に回
り込むのを上記リップ部によって更に確実に防止するこ
とができるようにした。
側の開口部の上端部に、中子抜き穴の上面に雨水が回り
込むのを防止するリップ部を設けることにより、上記排
水路から中空状のシール部の内面を伝わって、上記内面
側の開口部に流れてきた雨水が、中子抜き穴の上面に回
り込むのを上記リップ部によって更に確実に防止するこ
とができるようにした。
【００１６】
【発明の実施の形態】図５は、本発明の第１実施例を示
すもので、図２のＡ−Ａ断面の要部を拡大した断面図で
ある。本発明のウェザーストリップ１において、中子抜
き穴５は、シール部４ｅの内面側の開口部５ａの下端５
ｂに対して外面側の開口部５ｃの下端５ｄが上方に位置
するようになっている。換言すれば、上記中子抜き穴５
の下面５ｅはカーラインｃｌに対して、所定の傾斜角度
θ2の車室内方向に向けて上り勾配になるように形成さ
れている。また、中子抜き穴５の上面側も同様にシール
部の内面側の開口部５ａの上端５ｆに対して、外面側の
開口部５ｃの上端５ｇが上方に位置するようになってい
る。同様に換言すれば、上記中子抜き穴５の上面５ｈ
は、カーラインｃｌに対して、所定の傾斜角度θ3の車
室内方向に向けて上り勾配になるように形成されてい
る。
すもので、図２のＡ−Ａ断面の要部を拡大した断面図で
ある。本発明のウェザーストリップ１において、中子抜
き穴５は、シール部４ｅの内面側の開口部５ａの下端５
ｂに対して外面側の開口部５ｃの下端５ｄが上方に位置
するようになっている。換言すれば、上記中子抜き穴５
の下面５ｅはカーラインｃｌに対して、所定の傾斜角度
θ2の車室内方向に向けて上り勾配になるように形成さ
れている。また、中子抜き穴５の上面側も同様にシール
部の内面側の開口部５ａの上端５ｆに対して、外面側の
開口部５ｃの上端５ｇが上方に位置するようになってい
る。同様に換言すれば、上記中子抜き穴５の上面５ｈ
は、カーラインｃｌに対して、所定の傾斜角度θ3の車
室内方向に向けて上り勾配になるように形成されてい
る。
【００１７】従って、コーナー部４の排水路４ｄからシ
ール部４ｅの中空部４ｇに導かれてきた雨水Ｒが、上記
中子抜き穴５の下面５ｅに当たった場合でも、上記雨水
Ｒは、中子抜き穴５の下面５ｅの傾斜によって、上記中
空部４ｇ側に戻されて、車室内に流出するのを阻止され
るのである。
ール部４ｅの中空部４ｇに導かれてきた雨水Ｒが、上記
中子抜き穴５の下面５ｅに当たった場合でも、上記雨水
Ｒは、中子抜き穴５の下面５ｅの傾斜によって、上記中
空部４ｇ側に戻されて、車室内に流出するのを阻止され
るのである。
【００１８】また、雨水Ｒが中子抜き穴５の上面５ｈを
回り込もうとした場合でも、雨水Ｒは中子抜き穴５の上
面５ｈの傾斜によって、中空部４ｇ側に戻されて、車室
内へ流出するのを阻止されるのである。
回り込もうとした場合でも、雨水Ｒは中子抜き穴５の上
面５ｈの傾斜によって、中空部４ｇ側に戻されて、車室
内へ流出するのを阻止されるのである。
【００１９】図６は、本発明の第２実施例を示すもので
あり、第１実施例に対し上記中子抜き穴５の内面側の開
口部５ａの上端５ｆに下方に向けてリップ部６を設けた
ものである。このリップ部６により中子抜き穴５の上面
５ｈへの雨水Ｒの回り込みを更に防止することができ、
より確実に車室内に流出するのを阻止できるのである。
あり、第１実施例に対し上記中子抜き穴５の内面側の開
口部５ａの上端５ｆに下方に向けてリップ部６を設けた
ものである。このリップ部６により中子抜き穴５の上面
５ｈへの雨水Ｒの回り込みを更に防止することができ、
より確実に車室内に流出するのを阻止できるのである。
【００２０】図７は、本発明の第３実施例を示すもので
ある。この実施例では、第１実施例に対し中子抜き穴５
の内面側の開口部５ａの上端５ｆに対して、外面側の開
口部５ｃの下端５ｄが上方に位置するように形成した。
従って、中子抜き穴５の内面側の開口部５ａに対して、
外面側の開口部５ｃの全体が上方に位置した状態になる
ので、雨水Ｒが下方の内面側の開口部５ａから流入し
て、上方の外面側の開口部５ｃから流出することはなく
なる。
ある。この実施例では、第１実施例に対し中子抜き穴５
の内面側の開口部５ａの上端５ｆに対して、外面側の開
口部５ｃの下端５ｄが上方に位置するように形成した。
従って、中子抜き穴５の内面側の開口部５ａに対して、
外面側の開口部５ｃの全体が上方に位置した状態になる
ので、雨水Ｒが下方の内面側の開口部５ａから流入し
て、上方の外面側の開口部５ｃから流出することはなく
なる。
【００２１】なお、本発明のウェザーストリップ１は、
中子抜き穴５以外の構成は、図２に示した従来例と略同
じであり、ルーフウェザーストリップ部２と、フロント
ウェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ
部２と、フロントウェザーストリップ部３の間に配置さ
れたコーナー部４とを備えている。
中子抜き穴５以外の構成は、図２に示した従来例と略同
じであり、ルーフウェザーストリップ部２と、フロント
ウェザーストリップ部３と、ルーフウェザーストリップ
部２と、フロントウェザーストリップ部３の間に配置さ
れたコーナー部４とを備えている。
【００２２】そして、上記ルーフウェザーストリップ部
２には開閉ハッチ２ａが圧接することになる第１のシー
ル部２ｂと、第２のシール部２ｃが設けられていて、こ
れら第１シール部２ｂと第２シール部２ｃの間には溝部
２ｄが設けられている。そしてルーフ２ｅのフランジに
固定される。更に、上記フロントウェザーストリップ部
３にはドアガラス３ａが圧接することになる中空状のシ
ール部３ｂと取付基部３ｃ及びカバーリップ３ｄが設け
られていて、フロントピラーサイドモール部３ｅを兼ね
たリテーナ３ｆに抱持されるようにしてボディサイド３
ｇに固定される。
２には開閉ハッチ２ａが圧接することになる第１のシー
ル部２ｂと、第２のシール部２ｃが設けられていて、こ
れら第１シール部２ｂと第２シール部２ｃの間には溝部
２ｄが設けられている。そしてルーフ２ｅのフランジに
固定される。更に、上記フロントウェザーストリップ部
３にはドアガラス３ａが圧接することになる中空状のシ
ール部３ｂと取付基部３ｃ及びカバーリップ３ｄが設け
られていて、フロントピラーサイドモール部３ｅを兼ね
たリテーナ３ｆに抱持されるようにしてボディサイド３
ｇに固定される。
【００２３】また、上記コーナー部４はルーフウェザー
ストリップ部２の延長部４ａとフロントウェザーストリ
ップ部３の延長部４ｂ及びそれぞれをつないだ変化部４
ｃで構成され、接合線４ｉ，４ｊをもって上記ルーフウ
ェザーストリップ部２及びフロントウェザーストリップ
部３と連続するように、金型成形により一体に成形型さ
れている。そして、ルーフウェザーストリップ溝部２ｄ
に第１シール部２ｂと開閉ハッチ２ａの間をかいくぐっ
て侵入してきた雨水Ｒをシール部４ｅの中空部４ｇに流
すための排水路４ｄを変化部４ｃ内部に有している。
ストリップ部２の延長部４ａとフロントウェザーストリ
ップ部３の延長部４ｂ及びそれぞれをつないだ変化部４
ｃで構成され、接合線４ｉ，４ｊをもって上記ルーフウ
ェザーストリップ部２及びフロントウェザーストリップ
部３と連続するように、金型成形により一体に成形型さ
れている。そして、ルーフウェザーストリップ溝部２ｄ
に第１シール部２ｂと開閉ハッチ２ａの間をかいくぐっ
て侵入してきた雨水Ｒをシール部４ｅの中空部４ｇに流
すための排水路４ｄを変化部４ｃ内部に有している。
【００２４】そして、上記コーナー部４のシール部４ｅ
の中空部４ｇに流した雨水Ｒは上記フロントウェザース
トリップ３のシール部３ｂの中空部３ｈに導かれ、該中
空部３ｈを介して車室外に排出されるようになってい
る。また、図面に示す実施例では、本発明のウェザース
トリップ１をフロントウィンド側に使用した場合を示し
たが、リアウィンド側に使用してもよい。
の中空部４ｇに流した雨水Ｒは上記フロントウェザース
トリップ３のシール部３ｂの中空部３ｈに導かれ、該中
空部３ｈを介して車室外に排出されるようになってい
る。また、図面に示す実施例では、本発明のウェザース
トリップ１をフロントウィンド側に使用した場合を示し
たが、リアウィンド側に使用してもよい。
【００２５】
【発明の効果】本発明のウェザーストリップには、次に
述べるような効果がある。 （１）請求項１のウェザーストリップは、ルーフウェザ
ーストリップ部の第１、第２シール部間の溝部及びコー
ナー部の排水路を介してコーナー部の中空状のシール部
内に導かれてきた雨水が、中子抜き穴から車室内に流出
するのを、中子抜き穴の傾斜方向を従来と逆方向にし、
中子抜き穴の中空状のシール部の内面側の開口部の下端
よりも外面側の開口部の下端を上方に位置させるという
極めて簡単な構成で、上記コーナー部の中空状のシール
部内に流入してきた雨水が車室内に流出するのを確実に
防止することができる。 （２）請求項２のウェザーストリップは、上記中子抜き
穴のシール部の内面側の開口部の上端に対して外面側の
開口部の上端を上方に位置させるという構成で、上記雨
水が中子抜き穴の上面への回り込むのを防止でき、排水
性が一段と向上する。 （３）請求項３の発明は、中子抜き穴５の内面側の開口
部５ａに対して、外面側の開口部５ｃの全体が上方に位
置するので、雨水Ｒが下方の内面側の開口部５ａから流
入して、上方の外面側の開口部５ｃから流出するという
ような自然法則に反して、雨水が車室内に流出すること
は略完全に阻止することができる。 （４）請求項４の発明は、上記中子抜き穴の内面側の開
口部の上端部に、中子抜き穴の上面に雨水が回り込むの
を防止するリップ部を設けたので、上記排水路から中空
状の第１シール部の内面を伝わって、上記内面側の開口
部に流れてきた雨水が、中子抜き穴の上面に回り込むの
を防止することができ、排水性が更に向上する。
述べるような効果がある。 （１）請求項１のウェザーストリップは、ルーフウェザ
ーストリップ部の第１、第２シール部間の溝部及びコー
ナー部の排水路を介してコーナー部の中空状のシール部
内に導かれてきた雨水が、中子抜き穴から車室内に流出
するのを、中子抜き穴の傾斜方向を従来と逆方向にし、
中子抜き穴の中空状のシール部の内面側の開口部の下端
よりも外面側の開口部の下端を上方に位置させるという
極めて簡単な構成で、上記コーナー部の中空状のシール
部内に流入してきた雨水が車室内に流出するのを確実に
防止することができる。 （２）請求項２のウェザーストリップは、上記中子抜き
穴のシール部の内面側の開口部の上端に対して外面側の
開口部の上端を上方に位置させるという構成で、上記雨
水が中子抜き穴の上面への回り込むのを防止でき、排水
性が一段と向上する。 （３）請求項３の発明は、中子抜き穴５の内面側の開口
部５ａに対して、外面側の開口部５ｃの全体が上方に位
置するので、雨水Ｒが下方の内面側の開口部５ａから流
入して、上方の外面側の開口部５ｃから流出するという
ような自然法則に反して、雨水が車室内に流出すること
は略完全に阻止することができる。 （４）請求項４の発明は、上記中子抜き穴の内面側の開
口部の上端部に、中子抜き穴の上面に雨水が回り込むの
を防止するリップ部を設けたので、上記排水路から中空
状の第１シール部の内面を伝わって、上記内面側の開口
部に流れてきた雨水が、中子抜き穴の上面に回り込むの
を防止することができ、排水性が更に向上する。
【図１】ウェザーストリップの使用状態を示す斜視図。
【図２】ウェザーストリップの要部の斜視図。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図。
【図４】要部の拡大断面図。
【図５】本発明のウェザーストリップの第１実施例の要
部の拡大断面図。
部の拡大断面図。
【図６】本発明のウェザーストリップの第２実施例の要
部の拡大断面図。
部の拡大断面図。
【図７】本発明のウェザーストリップの第３実施例の要
部の拡大断面図。
部の拡大断面図。
【図８】図１のＢ−Ｂ断面図。
【図９】図１のＣ−Ｃ断面図。
１…ウェザーストリップ、２…ルーフウェザーストリッ
プ部、２ａ…開閉ハッチ、２ｂ…第１シール部、２ｃ…
第２シール部、２ｄ…溝部、３…フロントウェザースト
リップ部、３ａ…ドアガラス、３ｂ…シール部、４…コ
ーナー部、４ｅ…シール部、４ｄ…排水路、５…中子抜
き穴、５ａ…内面側の開口部、５ｂ…内面側の開口部の
下端、５ｃ…外面側の開口部、５ｄ…外面側の開口部の
下端、５ｅ…中子抜き穴の下面、５ｆ…内面側の開口部
の上端、５ｇ…外面側の開口部の上端、５ｈ…中子抜き
穴の上面、６…雨水の回り込み防止用のリップ部。
プ部、２ａ…開閉ハッチ、２ｂ…第１シール部、２ｃ…
第２シール部、２ｄ…溝部、３…フロントウェザースト
リップ部、３ａ…ドアガラス、３ｂ…シール部、４…コ
ーナー部、４ｅ…シール部、４ｄ…排水路、５…中子抜
き穴、５ａ…内面側の開口部、５ｂ…内面側の開口部の
下端、５ｃ…外面側の開口部、５ｄ…外面側の開口部の
下端、５ｅ…中子抜き穴の下面、５ｆ…内面側の開口部
の上端、５ｇ…外面側の開口部の上端、５ｈ…中子抜き
穴の上面、６…雨水の回り込み防止用のリップ部。
Claims (4)
- 【請求項１】 ルーフ側のルーフウェザーストリップ部
と、ピラー側のフロントウェザーストリップ部と、上記
ルーフウェザーストリップ部とフロントウェザーストリ
ップ部との間に配置されたコーナー部とを備え、 上記コーナー部には、上記ルーフウェザーストリップ部
の第１シール部と第２シール部の間に侵入した雨水をコ
ーナー部の中空部に導く排水路を設けると共に、コーナ
ー部のシール部の車室側の側壁には、該シール部の内面
から外面に開口する中子抜き穴が設けられているウェザ
ーストリップにおいて、 上記中子抜き穴は、シール部の内面側の開口部の下端に
対して外面側の開口部の下端が上方に位置するように、
中子抜き穴の下面が上り勾配の傾斜状に形成されている
ことを特徴とするウェザーストリップ。 - 【請求項２】 上記中子抜き穴は、シール部の内面側の
開口部の上端に対して外面側の開口部の上端が上方に位
置するように、中子抜き穴の上面が上り勾配の傾斜状に
形成されていることを特徴とする請求項１に記載のウェ
ザーストリップ。 - 【請求項３】 上記中子抜き穴のシール部の内面側の開
口部の上端に対して、外面側の開口部の下端が上方に位
置するように形成されていることを特徴とする請求項２
に記載のウェザーストリップ。 - 【請求項４】 上記中子抜き穴の内面側の開口部の上端
には、リップ部が設けられていることを特徴とする請求
項１，２または３に記載のウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000224748A JP2002036973A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | ウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000224748A JP2002036973A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | ウェザーストリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002036973A true JP2002036973A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18718650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000224748A Pending JP2002036973A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | ウェザーストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002036973A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010047194A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップの型成形部 |
| JP2016141274A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 西川ゴム工業株式会社 | 非固定式ルーフのシール構造 |
| CN107618456A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-23 | 安徽省地坤汽车天窗科技有限公司 | 一种车身密封条 |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000224748A patent/JP2002036973A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010047194A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップの型成形部 |
| JP2016141274A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 西川ゴム工業株式会社 | 非固定式ルーフのシール構造 |
| CN107618456A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-23 | 安徽省地坤汽车天窗科技有限公司 | 一种车身密封条 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040513 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060222 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |