JP2002036107A - オンラインロール研削方法およびオンラインロール研削装置 - Google Patents

オンラインロール研削方法およびオンラインロール研削装置

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JP2002036107A JP2000230716A JP2000230716A JP2002036107A JP 2002036107 A JP2002036107 A JP 2002036107A JP 2000230716 A JP2000230716 A JP 2000230716A JP 2000230716 A JP2000230716 A JP 2000230716A JP 2002036107 A JP2002036107 A JP 2002036107A
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隆 鴨志田
Yusuke Iwao
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石とロール表面間のギャップの変化を最小
にすることで研削時間をほぼ一定にし、研削可能時間内
に研削を終了することで未研削部分をなくす。 【解決手段】 作業ロール1組み替え後の1回目の研削
動作においては、上位コンピュータからの初期データを
用いて砥石待機位置を演算・位置決めして砥石部17の
研削を行う。その後圧延作業で作業ロール1にガタが生
じる2回目以降の研削動作においては、前回研削時に測
定した押し付け位置を用いて、砥石部17と作業ロール
1表面間のギャップの変化が最小になるように砥石待機
位置を演算して位置決めすることで各研削動作に要する
総時間をほぼ一定にする。したがって研削可能時間内で
研削を終了することにより、未研削部分をなくし、製品
品質の低下及び生産性の低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機中の作業ロ
ールの表面を作業ロールの回転中に研削することのでき
るオンラインロール研削方法およびオンラインロール研
削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、圧延機の作業ロールは、板を
圧延することで圧延部分のみが摩耗し、非圧延部分との
段差が生じるため、圧延のスケジュールを幅が広い圧延
材から幅の狭い圧延材にするという制約付きの圧延方式
が取られていた。また、このように段差が形成すること
と、圧延により作業ロール表面の粗さが変化することに
よる製品品質への影響を考慮して作業ロールの寿命が決
められている。そしてこの決められた作業ロールの寿命
により、同じ作業ロールを使用した場合の圧延可能な圧
延材の本数が制限されていた。
【0003】そこで従来より特許第2708351号公
報に記載されているようなオンラインロール研削装置が
提案されている。これは上記のように幅が広い圧延材か
ら幅が狭い圧延材にするという制約付きの圧延方式の制
約をなくしてスケジュールフリー圧延を行い、また圧延
部分と非圧延部分の作業ロール段差の形成を防止して作
業ロール表面の粗さを一定にすることで作業ロールの寿
命を延ばすことを可能とし、それにより圧延できる圧延
材の本数を増やして作業ロールの原単位を減らすこと
等、省エネルギー、製品品質の改善、生産性の向上を目
的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特許第2708351
号公報の記載の技術のような、オンラインロール研削装
置で作業ロールを研削する場合、前回の圧延材料が尻抜
けをした後から次回の圧延材料がかみ込むまでの間に、
ロール全長にわたってロールを研削する使用方法があ
る。この場合、この材料間の時間は圧延生産性に大きく
影響を与えるため必要最小限に制限されており、その結
果オンラインロール研削装置を用いて研削できる時間
(研削可能時間)も制限される。
【0005】ところで、オンラインロール研削装置によ
るロール研削では、作業ロールを研削していないときに
は、ロール表面と砥石が接触してロール表面を傷付けた
り砥石を破損することのないように、砥石表面とロール
表面の間に接触を回避できる程度の隙間を設ける必要が
あり、そのためロール研削終了後はロール表面からその
隙間だけ離れた砥石待機位置に砥石を移動させる制御技
術が必要となる。
【0006】通常、オンラインロール研削装置における
砥石待機位置までの砥石の移動制御は、オンライン研削
装置の制御装置の上位コンピュータから上下作業ロール
のギャップデータとバックアップロールの上面位置デー
タを受け取り、それらに基づいて前記制御装置内で待機
位置を演算し、砥石を移動制御して位置決めを行ってい
る。
【0007】また、ロール研削を開始するときは、モー
タによって砥石を砥石待機位置からロール表面まで移動
させ押し付ける必要があるが、その移動速度は、砥石が
ロール表面に接触する際に破損することのないよう低め
の速度に設定してある。
【0008】しかしながら、実操業中の上下作業ロール
のギャップ及びバックアップロール上面位置は圧延機内
のガタ、特に、圧延機が初めから持っているガタ及び圧
延作業を繰り返すことによる圧延ロールのチョック部ラ
イナーの摩耗に起因するガタにより変化する。このガタ
は、圧延作業を繰り返すことで少しずつ累積増加する。
【0009】ここで、オンラインロール研削装置は上記
のように作業ロールの延命によって圧延できる圧延材の
本数が大きく増加することから、ガタの累積増加も大き
い。オンラインロール研削による作業ロール表面の1回
当たりの研削代は、数ミクロン程度であり、その影響は
無視できるが、圧延作業を繰り返すことによるガタの累
積増加は無視できない。その結果、上位コンピュータで
計算した待機位置は実際の作業ロールの表面位置からお
よそ10mm程度ずれ、前述した低速の移動速度で砥石
を移動して作業ロールに押し付けを行った場合には研削
開始時間に数秒のズレを生じるものとなっていた。
【0010】砥石待機位置とロール表面間のギャップが
大きくなる方向に砥石待機位置がズレるとその分だけ研
削開始時間が遅れ、そのため研削可能時間内に研削が終
了出来ずに未研削部が残ることになってしまい、その結
果、製品品質の低下や製品として使用できずに生産性が
低下するといった弊害が起こることになる。
【0011】本発明の目的は、砥石とロール表面間のギ
ャップの変化が最小になるよう制御することで研削時間
をほぼ一定にし、それにより研削可能時間内に研削を終
了することで未研削部分をなくして製品品質の低下及び
生産性の低下を防止するオンラインロール研削方法およ
びオンラインロール研削装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、作業ロールに面して配置され、作
業ロールの回転中にその表面を研削する少なくとも1つ
の砥石装置と、砥石装置を作業ロールの軸方向に沿って
横移動させる横移動装置とを備え、砥石装置は砥石部
と、この砥石部を回転駆動する砥石回転装置と、前記砥
石部を作業ロールに対し砥石待機位置から作業ロール上
の押し付け位置まで又はその反対方向に移動させる押し
付け移動装置とを有するオンラインロール研削装置を用
いて、ロール組替えをするまでの間に作業ロールに対し
複数回の研削を行うオンラインロール研削方法におい
て、複数回の研削のうち2回目以降の研削開始前におけ
る砥石待機位置を、前回の研削終了時における砥石部の
押し付け位置に基づき設定し、砥石待機位置と作業ロー
ル表面間のギャップの変化を最小にするものとする。
【0013】これにより、ガタの影響による2回目以降
の研削の作業時間をほぼ一定にすることができ、それに
より研削可能時間内に研削を終了することで未研削部分
をなくして製品品質の低下及び生産性の低下を防止する
ことが可能となる。
【0014】(2)また上記目的を達成するために、本
発明は、作業ロールに面して配置され、作業ロールの回
転中にその表面を研削する少なくとも1つの砥石装置
と、砥石装置を作業ロールの軸方向に沿って横移動させ
る横移動装置とを備え、砥石装置は砥石部と、この砥石
部を回転駆動する砥石回転装置と、前記砥石部を作業ロ
ールに対し砥石待機位置から作業ロール上の押し付け位
置まで又はその反対方向に移動させる押し付け移動装置
とを有するオンラインロール研削装置を用いて、ロール
組替えをするまでの間に作業ロールに対し複数回の研削
を行うオンラインロール研削方法において、複数回の研
削のうち1回目の研削開始前における砥石待機位置を作
業ロールの初期位置データから演算にて設定し、2回目
以降の研削開始前における砥石待機位置を、前回の研削
終了時における砥石部の押し付け位置に基づき設定し、
砥石待機位置と作業ロール表面間のギャップの変化を最
小にするものとする。
【0015】これにより、作業ロール組替え直後におけ
る砥石待機位置の演算及び位置決めを適切に行うことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を参
照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態にあるオンライ
ンロール研削装置を備えた圧延機の主要部縦断面図であ
って、研削開始前の砥石待機位置を示す図である。
【0018】図1において、本実施形態に関わる圧延機
は、圧延材Sを延伸する一対の上下作業ロール1a、1
bと、作業ロール1a、1bを支持する一対の上下バッ
クアップロール3a、3bを操作側及び駆動側のハウジ
ング4に保持させた4段圧延機である。圧延機入側には
入側ガイド5が配置され、圧延材Sの作業ロール1a、
1bへのガイドを行う。
【0019】このような圧延機に本実施形態のオンライ
ンロール研削装置が設けられている。オンラインロール
研削装置は、上作業ロール1a用の左右2つの砥石装置
2a、2b(図3参照。以下、左右共通の説明では
「2」で代表する)と下作業ロール1b用の2つの砥石
装置2c、2d(同様に「2」で代表する)とを有して
いる。
【0020】上作業ロール1a用の砥石装置2a、2b
は上作業ロール1aの操作側端部及び駆動側端部に対応
してそれぞれ設けられ(図3参照)、下作業ロール1b
用の砥石装置2c、2dも同様に下作業ロール1bの操
作側端部及び駆動側端部に対応して設けられており、研
削開始前の状態において全ての砥石装置2は図1に示す
ようにそれぞれ作業ロール1a、1bの表面から距離G
だけ離れた砥石待機位置に位置している。
【0021】図2は、本実施形態のオンラインロール研
削装置のシステム構成図である。この図において、砥石
装置2は、作業ロール1を研削する円盤状の砥石部1
7、この砥石部17を回転駆動する砥石回転装置20、
作業ロール1に砥石部17を押し付ける砥石押し付け移
動装置11を有している。また、オンラインロール研削
装置は、砥石装置2を作業ロール1の軸方向に移動させ
る砥石横移動装置14を備えている。
【0022】砥石回転装置20は、回転モータ21と砥
石回転軸18及びベルト24とを有し、砥石回転軸18
はボディ26上に回転自在に支承され、ボディ26はケ
ース50に対し移動可能に支持されている。このように
砥石回転軸18は軸方向に移動可能にされ、かつ、ベル
ト24を介して回転モータ21に連動して回転駆動され
る。また、砥石回転軸18の一端側には砥石部17が、
反砥石側には砥石部17と作業ロール1間の押付力を測
定するロードセル19が設置され、ロードセル19はボ
ディ26に固定され、砥石回転軸18は砥石部17の押
付力をロードセル19に伝達できる支持構造となってい
る。
【0023】砥石押し付け移動装置11は、押し付けモ
ータ12と、押し付けモータ12の回転によってボディ
ー26と共に砥石部17、砥石回転軸18及びロードセ
ル19を作業ロール1の接離方向に移動させるバックラ
ッシュレスタイプの予圧式ボールねじ25と、押し付け
移動量として押し付けモータ12の回転角度を検出する
エンコーダ13とを有している。
【0024】砥石横移動装置14は、砥石装置2のケー
ス50に設置したトラバースモータ15と、トラバース
モータ15に取り付けられ横移動量としてその回転数を
検出するエンコーダ16と、トラバースモータ15の回
転軸に装着されたピニオン27と、作業ロール1の軸方
向と平行にピニオン27と噛み合うよう設置されたラッ
ク28とを有している。トラバースモータ15が回転す
ると、ピニオン27とラック28の噛み合いにより砥石
装置2は作業ロール1の軸方向に移動する。
【0025】砥石押し付け移動装置11の押し付けモー
タ12及び砥石回転装置21の回転モータ21それぞれ
押し付けモータ制御装置23a、回転モータ制御装置2
3bにより制御される。砥石横移動装置14のトラバー
スモータ15はトラバースモータ制御装置23cにより
制御される。
【0026】また、ロードセル19、押し付け移動量検
出用のエンコーダ13、横移動量検出用のエンコーダ1
6の検出信号は情報処理装置22に送られ、情報処理装
置22はそれらの検出信号を処理し、処理した結果の信
号を各モータの制御装置23a、23b、23cに送
り、押し付けモータ12、回転モータ21、トラバース
モータ15を制御する。
【0027】情報処理装置22、押し付けモータ制御装
置23a及び回転モータ制御装置23bは、研削開始前
における砥石待機位置を適切に設定し砥石待機位置と作
業ロール表面間のギャップの変化を最小にするよう制御
する制御手段の機能も有している(後述)。
【0028】以上のように構成した本実施形態のオンラ
インロール研削装置の作動を図3を用いて以下に説明す
る。図3はこの研削動作中における砥石装置2の移動の
様子を、上側の作業ロール1aにおける砥石装置2a、
2bを例に取り説明する図である。砥石装置2a、2b
はそれぞれ1本の作業ロール1aの半分の長さの研削を
受け持つよう設置されている。
【0029】はじめに研削動作開始前においては図3
(a)に示すように2つの砥石装置2a、2bは作業ロ
ール1a表面から距離Gだけ離れた研削待機位置に位置
しており、研削動作が開始すると回転を始めた砥石部1
7は砥石待機位置から作業ロール1a表面に向かって押
し出され、距離Gが0になって作業ロール1a表面に接
触した時点で研削状態となる。その後図3(b)に示す
ようにロール軸方向に移動しながら所定の位置を研削
し、作業ロール1aが全長にわたって研削された時点
(2つの砥石装置2a、2bがそれぞれ作業ロール1a
の半分の長さだけ移動した時点)で研削が終了し、それ
と共に砥石部17は図3(c)に示すように作業ロール
1a表面から距離Gだけ離れた位置を次回の研削動作前
の砥石待機位置として位置決め移動する。
【0030】そして次回の研削動作においては、図3
(c)、図3(b)、図3(a)といった前回と逆の順
路で砥石装置2a、2bが移動して研削動作を行う。こ
のように研削装置2a、2bは研削動作を繰り返すごと
に作業ロール1aの軸方向を往来して往復移動する。
【0031】図4は、本実施形態のオンラインロール研
削装置において作業ロール1が新しく組み替えるたびに
繰り返される本発明のオンラインロール研削方法の処理
手順のフローチャートであり、この図により上記の研削
動作と砥石待機位置の変化の関係を説明する。
【0032】まず、圧延機のロール組み替えを行うと、
圧延前の初期位置データとして、圧延機を制御するコン
ピュータ(以下、圧延制御装置という)により、上下作
業ロール1a、1bのギャップデータとバックアップロ
ール3の上面位置が測定算出される(ステップ10
0)。
【0033】次に、情報処理装置22は圧延制御装置か
ら上下作業ロール1a、1bのギャップデータとバック
アップロール3の上面位置を受け取り、これらに基づい
て作業ロール1表面から距離Gだけ離れた砥石待機位置
の演算を行う(ステップ101)。演算終了後、情報処
理装置22は演算結果を押し付けモータ制御装置23a
に出力してその制御により砥石部17を砥石待機位置に
位置決めする(ステップ102)。そして圧延機におい
てはこの時点で圧延作業が行われる。
【0034】次に、圧延作業が終了して研削動作に入る
時点で回転モータ制御装置23bの制御により砥石部1
7が回転を開始し、押し付けモータ制御装置23aの制
御により砥石部17を押し付けモータ12で押し付け移
動させる(ステップ103)。そしてロードセル19に
より押し付け力を検出した時点で押し付け移動を止め、
トラバースモータ制御装置23cの制御により砥石装置
2をトラバースモータ15で横移動させ、作業ロール1
表面の研削を開始する(ステップ104)。
【0035】なお、この横移動途中で作業ロール1表面
の径が細くなっている箇所においては砥石部17と作業
ロール1表面とが離れることのないよう、常にロードセ
ル19が十分な押し付け力を検出するまで砥石部17は
押し付け移動されるよう制御されており、このため常に
砥石部17と作業ロール1表面とは十分な接触が確保さ
れることになる。
【0036】また研削が行われている間は、ロールプロ
ファイル算出のために押し付け移動量検出用のエンコー
ダ13を介して測定している砥石部17の押し付け位置
を常に記録しておく(ステップ105)。このとき作業
ロール1は圧延作業の度に増加するガタにより位置が少
しずつズレるものの、常に圧延材の尻抜け方向に安定的
に位置しているため作業ロール1自体が振動することは
なく、安定した押し付け位置の記録が可能となってい
る。
【0037】そして横移動量検出用のエンコーダ16を
介して常に測定している砥石部17の横移動量が規定量
(本実施形態の場合、2つの砥石装置2a、2bの設置
間隔である作業ロール1aの半分の長さ)に達した時点
で研削が終了し(ステップ106)、情報処理装置22
が上記ステップ105で測定した押し付け位置を用いて
次の砥石待機位置の演算を行う(ステップ107)。演
算終了後、押し付け移動量検出用のエンコーダ13を介
して砥石部17の位置を測定しながら、押し付けモータ
制御装置23aの制御により砥石部17を押し付けモー
タ12で砥石待機位置へ位置決めする(ステップ10
8)。
【0038】以上のステップ103からステップ108
までの行程によって、作業ロール1を新しく組み替えた
後の1回目の研削動作が行われることになる。そして圧
延機においてはこの時点で2回目の圧延作業が行われ
る。
【0039】その後、圧延作業が終了して2回目の研削
動作に入る時点で砥石部17が回転を開始し、砥石部1
7を押し付け移動させ(ステップ109)、押し付け力
を検出した時点で押し付け移動を止めた後に研削装置2
を横行させ、作業ロール1表面の研削を開始する(ステ
ップ110)。
【0040】研削を開始すると、ロールプロファイル算
出のために測定している砥石部17の押し付け位置を記
録しておく(ステップ111)。
【0041】そして研削が終了し(ステップ112)、
上記ステップ115で測定した押し付け位置を用いて次
回の砥石待機位置の演算を行う(ステップ107に戻
る)。演算終了後、砥石待機位置へ位置決めを行う(ス
テップ108)。
【0042】以上のステップ109からステップ11
2、さらにステップ107に戻ってステップ108まで
の行程によって、作業ロール1を新しく組み替えた後の
2回目の研削動作が行われたことになる。そして圧延機
においてはこの時点で3回目の圧延作業が行われる。
【0043】このようにして次回3回目以降の研削にお
いても2回目と同様な演算、手順で研削動作が繰り返さ
れることになる。そして次に新しく作業ロール1が組み
替えられた時点(ステップ113)で上記1回目の研削
動作の手順に戻る(ステップ100に戻る)。
【0044】以上のように、前回研削時に測定した押し
付け位置に基づいて次回の砥石待機位置の演算・位置決
めを行うといった手順・演算方法を繰り返すことで、圧
延作業のたびにロール軸受部のガタが増加して砥石部1
7と作業ロール1表面間のギャップが大きくなったとし
ても、圧延作業1回当たりに生じる砥石部17と作業ロ
ール1表面間のギャップの増加量はわずかであるため、
各回の研削動作全体に要する総時間にあまり影響を与え
ない程度にギャップの変化を最小に保つことが可能とな
る。
【0045】つまり具体的には、作業ロール1組み替え
後の1回目の研削動作においては上位コンピュータから
の値を用いて、2回目以降の研削動作においては前回研
削時に測定した押し付け位置を用いて、砥石部17と作
業ロール1表面間のギャップの変化が最小となるように
砥石待機位置を演算して位置決めすることで、各回の研
削動作に要する総時間をほぼ一定にし、研削可能時間内
で研削を終了することにより、未研削部分をなくし、製
品品質の低下及び生産性の低下を防止することができ
る。
【0046】以下、本発明のオンラインロール研削装置
における図3(a)から図3(c)までの研削動作にお
いて、具体的に数値を仮定してその作用効果を確認す
る。
【0047】前の材料が圧延を終了してから次の圧延が
開始するまでの時間(オンラインロール研削可能時間)
を150(s)、オンラインロール研削装置横移動速度
Tvを10(mm/s)、砥石押し付け移動速度Pvを
1(mm/s)、砥石回転準備時間Rtを10(s)、
オンラインロール研削装置の研削範囲Lを2000(m
m)、また圧延時のロールたわみ等によって作業ロール
1表面と砥石部17が接触することのないよう研削待機
位置を20(mm)とすると、砥石部17と作業ロール
1表面間のギャップGは、20(mm)となる。そして
1回の圧延作業により生じる作業ロール1のガタはわず
かなものであり、上述した本発明の研削方法によれば各
回の研削動作開始時におけるこのギャップGの変化は最
小に維持されることになる。よって、常に砥石部17が
作業ロール1表面に接触するまでの砥石部17の移動時
間Ptは、 Pt=G/Pv=20(mm)/1(mm/s)=20
(s) となる。
【0048】また、オンラインロール研削装置は図3に
示すように通常1スタンドに2台設置されているため、
1回の研削にかかる研削範囲は半分になり、研削にかか
る時間Ktについては Kt=(L/2)/Tv=(2000(mm)/2)/
10(mm/s)=100(s) となる。
【0049】以上より研削準備から研削終了までにかか
る総時間Ttは、 Tt=Rt+Pt+Kt+Pt=10+20+100+
20=150(s) となり、オンラインロール研削可能時間150(s)以
内で研削が終了する。
【0050】しかしながら上記本発明に従わずに従来の
研削方法を用いた場合には、圧延を繰り返した結果、砥
石部17と作業ロール1表面のギャップGが圧延機内の
ガタにより累積して10(mm)開いたとすると、砥石
部17が作業ロール1表面に接触するまでの、および作
業ロール1表面から次回の砥石待機位置まで離反するま
での砥石部17の移動時間Ptは10(s)多くなり、
研削総時間Ttは170(s)となる。これでは、オン
ラインロール研削可能時間内で研削が終了できず未研削
部分ができてしまう。未研削部分を上記仮定値で逆算す
ると、研削範囲1000(mm)中200(mm)の割
合で1本の作業ロール1中に2箇所できてしまう。未研
削部分のある作業ロール1は、ロール表面の表面粗度に
差が生じるため、この作業ロール1で圧延すると圧延材
に模様として転写してしまい、製品にならない場合があ
る。
【0051】よって本発明においては、研削待機位置を
固定せず、各回の研削動作の度に研削終了時のロール研
削位置を基準としてそこからの距離を決めて次回の研削
待機位置とすることで、砥石部17と作業ロール1表面
のギャップGの変化を最小量(1回分のギャップの増加
量)に維持することが可能となり、それによりオンライ
ンロール研削可能時間内で研削を終了させることがで
き、製品品質の低下及び生産性の低下を防止することが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
累積増加するロール軸受部のガタから影響を受けやすい
2回目以降の研削の作業時間をほぼ一定にすることがで
き、それにより研削可能時間内に研削を終了することで
未研削部分をなくして製品品質の低下及び生産性の低下
を防止することが可能となる。
【0053】また本発明によれば、作業ロール組替え直
後における砥石待機位置の演算及び位置決めを適切に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にあるオンラインロール研削
装置を備えた圧延機の主要部縦断面図である。
【図2】オンラインロール研削装置のシステム構成図で
ある。
【図3】研削動作中における砥石装置の移動の様子を説
明する図である。
【図4】作業ロールが新しく組み替えられる度に繰り返
される作動全体のフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b 作業ロール 2a、2b、2c、2d 砥石装置 3a、3b バックアップロール 4 ハウジング 5 入側ガイド 11 砥石押し付け移動装置 12 押し付けモータ 13 押し付け移動量検出用のエンコーダ 14 砥石横移動装置 15 トラバースモータ 16 横移動量検出用のエンコーダ 17 砥石 18 砥石回転軸 19 ロードセル 20 砥石回転装置 21 回転モータ 22 情報処理装置 23a 押し付けモータ制御装置 23b 回転モータ制御装置 23c トラバースモータ制御装置 24 ベルト 25 予圧式ボールねじ 26 ボディ 27 ピニオン 28 ラック G 距離 S 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨志田 隆 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立事業所内 (72)発明者 岩尾 雄介 大分県大分市大字西ノ州一番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 3C034 AA02 AA13 DD12 3C043 AC17 CC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業ロールに面して配置され、前記作業ロ
    ールの回転中にその表面を研削する少なくとも1つの砥
    石装置と、前記砥石装置を前記作業ロールの軸方向に沿
    って横移動させる横移動装置とを備え、前記砥石装置は
    砥石部と、この砥石部を回転駆動する砥石回転装置と、
    前記砥石部を前記作業ロールに対し砥石待機位置から前
    記作業ロール上の押し付け位置まで又はその反対方向に
    移動させる押し付け移動装置とを有するオンラインロー
    ル研削装置を用いて、ロール組替えをするまでの間に前
    記作業ロールに対し複数回の研削を行うオンラインロー
    ル研削方法において、 前記複数回の研削のうち2回目以降の研削開始前におけ
    る前記砥石待機位置を、前回の研削終了時における前記
    砥石部の押し付け位置に基づき設定し、前記砥石待機位
    置と前記作業ロール表面間のギャップの変化を最小にす
    ることを特徴とするオンラインロール研削方法。
  2. 【請求項2】作業ロールに面して配置され、前記作業ロ
    ールの回転中にその表面を研削する少なくとも1つの砥
    石装置と、前記砥石装置を前記作業ロールの軸方向に沿
    って横移動させる横移動装置とを備え、前記砥石装置は
    砥石部と、この砥石部を回転駆動する砥石回転装置と、
    前記砥石部を前記作業ロールに対し砥石待機位置から前
    記作業ロール上の押し付け位置まで又はその反対方向に
    移動させる押し付け移動装置とを有するオンラインロー
    ル研削装置を用いて、ロール組替えをするまでの間に前
    記作業ロールに対し複数回の研削を行うオンラインロー
    ル研削方法において、 前記複数回の研削のうち1回目の研削開始前における前
    記砥石待機位置を前記作業ロールの初期位置データから
    演算にて設定し、2回目以降の研削開始前における前記
    砥石待機位置を、前回の研削終了時における前記砥石部
    の押し付け位置に基づき設定し、前記砥石待機位置と前
    記作業ロール表面間のギャップの変化を最小にすること
    を特徴とするオンラインロール研削方法。
  3. 【請求項3】作業ロールに面して配置され、前記作業ロ
    ールの回転中にその表面を研削する少なくとも1つの砥
    石装置と、前記砥石装置を前記作業ロールの軸方向に沿
    って横移動させる横移動装置とを備え、前記砥石装置は
    砥石部と、この砥石部を回転駆動する砥石回転装置と、
    前記砥石部を前記作業ロールに対し砥石待機位置から前
    記作業ロール上の押し付け位置まで又はその反対方向に
    移動させる押し付け移動装置とを有し、ロール組替えを
    するまでの間に前記作業ロールに対し複数回の研削を行
    うオンラインロール研削装置において、 前記複数回の研削のうち2回目以降の研削開始前におけ
    る前記砥石待機位置を、前回の研削終了時における前記
    砥石部の押し付け位置に基づき設定し、前記砥石待機位
    置と前記作業ロール表面間のギャップの変化を最小にす
    るよう制御する制御手段を備えることを特徴とするオン
    ラインロール研削装置。
  4. 【請求項4】作業ロールに面して配置され、前記作業ロ
    ールの回転中にその表面を研削する少なくとも1つの砥
    石装置と、前記砥石装置を前記作業ロールの軸方向に沿
    って横移動させる横移動装置とを備え、前記砥石装置は
    砥石部と、この砥石部を回転駆動する砥石回転装置と、
    前記砥石部を前記作業ロールに対し砥石待機位置から前
    記作業ロール上の押し付け位置まで又はその反対方向に
    移動させる押し付け移動装置とを有し、ロール組替えを
    するまでの間に前記作業ロールに対し複数回の研削を行
    うオンラインロール研削装置において、 前記複数回の研削のうち1回目の研削開始前における前
    記砥石待機位置を前記作業ロールの初期位置データから
    演算にて設定し、2回目以降の研削開始前における前記
    砥石待機位置を、前回の研削終了時における前記砥石部
    の押し付け位置に基づき設定し、前記砥石待機位置と前
    記作業ロール表面間のギャップの変化を最小にするよう
    制御する制御手段を備えることを特徴とするオンライン
    ロール研削装置。
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