JP2022143596A - 圧延ロールの研磨方法および研磨装置 - Google Patents
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Abstract
Description
〔1〕軸回転させた圧延ロールに砥石が回転しながら接触し、前記圧延ロールの幅方向に移動しつつ研磨を施す圧延ロールの研磨方法であって、前記砥石の移動方向の後方または前方に配置した粗度計により前記圧延ロール幅方向の表面粗度の測定を行うことを特徴とする圧延ロールの研磨方法。
〔2〕〔1〕において、前記粗度計を前記砥石と共に移動させつつ、前記粗度計の粗度波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算し、当該演算した表面粗度を用いて研磨条件の補正を行うことを特徴とする圧延ロールの研磨方法。
〔3〕〔1〕または〔2〕において、前記粗度計は、振動計を具備することを特徴とする圧延ロールの研磨方法。
〔4〕〔3〕において、前記振動計により前記粗度計の振動波形を測定し、前記粗度波形から前記振動波形を除去した波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算し、当該演算した表面粗度を用いて研磨条件の補正を行うことを特徴とする圧延ロールの研磨方法。
〔5〕〔2〕ないし〔4〕のいずれか一つにおいて、さらに、前記研磨条件の補正が、砥石の移動速度、砥石の周速度、圧延ロールの周速度および砥石の押付け負荷電流のうちの少なくとも一つの補正を行うことを特徴とする圧延ロールの研磨方法。
〔6〕前記圧延ロールおよび前記砥石を回転させる手段と前記砥石を前記圧延ロールと接触させて圧延ロール幅方向に移動させる手段とを有する圧延ロールの研磨装置であって、前記砥石の移動方向の後方または前方に配置した前記圧延ロールの幅方向の表面粗度の測定を行う粗度計を備えることを特徴とする圧延ロールの研磨装置。
〔7〕〔6〕において、前記粗度計が前記砥石と共に移動する手段と、前記粗度計で測定した粗度波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算する手段と、前記演算した表面粗度を用いて研磨条件を補正する手段とを具備することを特徴とする圧延ロールの研磨装置。
〔8〕〔6〕または〔7〕において、前記粗度計は、さらに、振動計を具備することを特徴とする圧延ロールの研磨装置。
〔9〕〔8〕において、前記振動計により前記粗度計の振動波形を測定する手段と、前記粗度波形から前記振動波形を除去した波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算する手段と、前記演算した表面粗度を用いて研磨条件を補正する手段とを具備することを特徴とする圧延ロールの研磨装置。
〔10〕〔7〕ないし〔9〕のいずれか一つにおいて、さらに、前記研磨条件を補正する手段が、砥石の移動速度、砥石の周速度、圧延ロールの周速度および砥石の押付け負荷電流のうちの少なくとも一つを補正する手段であることを特徴とする圧延ロールの研磨装置。
本発明に用いる圧延ロールの研磨装置を図1に示す。圧延ロール7は、軸受け台5、5’に支持され、ロール軸方向の一方の端を主軸台6に、もう一方の端を芯押し台4に保持されている。ロール7を研磨する砥石3は、砥石台1に取り付けられており、その砥石台1にはロール軸方向に砥石3を移動する砥石移動手段(図示せず)と砥石3の回転手段(図示せず)が備えられている。砥石3は、円盤状であり、回転軸はロール7の回転軸と平行である。そして、研磨は、ロール7と砥石3を回転させながら砥石台1をロール軸方向に移動することで行われる。
表面粗度の測定方式としては、接触式もしくは、レーザーなどの光学式の非接触式のどちらも適用可能であり、測定精度の観点からは、接触式の粗度計を用いることが好ましい。
さらに、粗度測定精度を向上させるため、粗度計2に振動計8を取り付けて、粗度計2自体の振動をモニターし、振動波形を測定し、粗度計2により測定された前述の粗度波形からこの振動波形を除去した波形に基づいて表面粗度を演算する。その演算結果から砥石移動速度の補正を行い、その補正量に基づき砥石3の移動速度を変更して研磨を実行することにより、より高い精度で表面粗度が測定でき、表面粗度のばらつきがさらに小さい圧延ロール7が得られる。
本発明によれば、研磨中に圧延ロールの表面粗度を測定できるため、その測定結果から研磨条件を補正することができ、所定の表面粗度及びロール軸方向に均一な表面粗度を得ることができる。研磨中のロールの表面粗度は、回転砥石と同様にロール軸方向に移動しながら測定する。測定する粗度が所定の粗度となるように研磨条件を補正することで、所定の粗度を満たすことができる。
まず、目標とする表面粗度を設定する。その設定した表面粗度よりも測定した表面粗度が高ければ低くなるように補正する。また、設定よりも測定した表面粗度が低ければ高くするように補正する。
砥石の周速度:反比例、圧延ロールの周速度:反比例、砥石の押付け負荷電流:比例。
本発明例の方法は、図2に示す補正演算手段を備えた図1に示す研磨装置により圧延ロールの研磨を実施した。
図1に示す研磨装置に、冷間圧延用のロールをセットし、砥石3を左側(軸受け台5’から5の方向)に移動しながら研磨を開始した。
本発明例1と同様に圧延ロールの研磨を実施したが、研磨開始後、砥石台1に設けた粗度計2により粗度波形を測定し、表面粗度を演算して求めた上に、さらに、粗度計2に取り付けた振動計8(ミツトヨ製 V405-BT)により粗度計2の振動波形を測定し、粗度波形から振動波形を除去した波形から表面粗度を演算した。その演算結果から砥石移動速度の補正量を演算し、移動速度を修正しながら研磨を進めた。
これに対し、比較例として、上記本発明例と同じ研磨装置を用い、粗度計に基づく砥石移動速度の補正を行わない従来の方法で研磨を実施したところ、目標とする表面粗度からのずれが発生し、表面粗度が幅方向で不均一な場合があった。(Raのばらつきは、σ=0.13であった。)そして、この比較例の場合には、再研磨が必要であり、再研磨の発生率は、3.3%であった。
2 粗度計
3 砥石
4 芯押し台
5、5' 軸受け台
6 主軸台
7 圧延ロール(ロール)
8 振動計
Claims (10)
- 軸回転させた圧延ロールに砥石が回転しながら接触し、前記圧延ロールの幅方向に移動しつつ研磨を施す圧延ロールの研磨方法であって、
前記砥石の移動方向の後方または前方に配置した粗度計により前記圧延ロール幅方向の表面粗度の測定を行うことを特徴とする圧延ロールの研磨方法。 - 前記粗度計を前記砥石と共に移動させつつ、前記粗度計の粗度波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算し、当該演算した表面粗度を用いて研磨条件の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の圧延ロールの研磨方法。
- 前記粗度計は、振動計を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の圧延ロールの研磨方法。
- 前記振動計により前記粗度計の振動波形を測定し、前記粗度波形から前記振動波形を除去した波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算し、当該演算した表面粗度を用いて研磨条件の補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の圧延ロールの研磨方法。
- さらに、前記研磨条件の補正が、砥石の移動速度、砥石の周速度、圧延ロールの周速度および砥石の押付け負荷電流のうちの少なくとも一つの補正を行うことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の圧延ロールの研磨方法。
- 前記圧延ロールおよび前記砥石を回転させる手段と前記砥石を前記圧延ロールと接触させて圧延ロール幅方向に移動させる手段とを有する圧延ロールの研磨装置であって、
前記砥石の移動方向の後方または前方に配置した前記圧延ロールの幅方向の表面粗度の測定を行う粗度計を備えることを特徴とする圧延ロールの研磨装置。 - 前記粗度計が前記砥石と共に移動する手段と、前記粗度計で測定した粗度波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算する手段と、前記演算した表面粗度を用いて研磨条件を補正する手段とを具備することを特徴とする請求項6に記載の圧延ロールの研磨装置。
- 前記粗度計は、さらに、振動計を具備することを特徴とする請求項6または7に記載の圧延ロールの研磨装置。
- 前記振動計により前記粗度計の振動波形を測定する手段と、前記粗度波形から前記振動波形を除去した波形に基づき前記圧延ロールの表面粗度を演算する手段と、前記演算した表面粗度を用いて研磨条件を補正する手段とを具備することを特徴とする請求項8に記載の圧延ロールの研磨装置。
- さらに、前記研磨条件を補正する手段が、砥石の移動速度、砥石の周速度、圧延ロールの周速度および砥石の押付け負荷電流のうちの少なくとも一つを補正する手段であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の圧延ロールの研磨装置。
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